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1977-09-02 : Fort Benning 陸軍駐屯地での大規模な UFO/abduction 事件

· 約150分

前置き

Fort Benning 陸軍駐屯地(*1)で起きた UFO/abduction 事件に関する(証言を元にした)解説動画を AI で整理した。

(*1) Fort Benning 陸軍駐屯地 とは

(via DeepL)

フォート・ベニング(2023年から2025年までは旧フォート・ムーア)は、ジョージア州コロンバスにあるアメリカ陸軍の駐屯地である。ジョージア州とアラバマ州との州境に位置するフォート・ベニングは、12万人以上の現役軍人、家族、予備役兵士、退職者、文民職員を日々支援している。戦力投射プラットフォームとして、フォートベニングは指定された任務のために、戦闘態勢の部隊を空路、鉄道、高速道路で配備することができる。フォートベニングは、アメリカ陸軍機動センター・オブ・エクセレンス、アメリカ陸軍機甲学校、アメリカ陸軍歩兵学校の本拠地である、 Western Hemisphere Institute for Security Cooperation(旧称:School of the Americas)、第75レンジャー連隊、第1治安部隊支援旅団、およびその他の入居部隊。

1918年にキャンプ・ベニングとして設立され、アメリカ南北戦争のヘンリー・L・ベニング連合軍将軍にちなんで命名された、歩兵の本拠地である。[] 1922年にキャンプ・ベニングはフォート・ベニングとなった。2005年、2005年基地再編・閉鎖委員会(BRAC)の決定により、多くの学校や施設を統合し、さまざまな「センター・オブ・エクセレンス」を設立するため、マヌーバ・センター・オブ・エクセレンスに生まれ変わった。[2] [2]

2023年5月、南部連合に関連する名称の撤廃の一環として、ベニング砦はハル・ムーア将軍とその妻ジュリア・コンプトン・ムーアにちなんでムーア砦と改名された。2025年3月、国防長官はムーア基地の名前をフォート・ベニングに戻すよう命じた。基地名は現在、フレッド・G・ベニング伍長に敬意を表している。彼は1918年、第一次世界大戦中にフランスで米軍とともに行動し、その並外れた英雄的行為により殊勲十字章を授与された。

ref: https://en.wikipedia.org/wiki/Fort_Benning

要旨 : フォートベニング事件:UFOと兵士の記憶

AI

この文書は、‌‌フォートベニング事件‌‌として知られる1977年9月2日のUFO遭遇の疑惑に関する‌‌詳細な概要‌‌を提供しています。

この説明は、‌‌ジョン・バスケス‌‌と‌‌ジェームズ・ノートン‌‌という2人の元兵士の‌‌記憶回復‌‌を中心に展開しており、彼らは催眠療法を通じて、大規模な誘拐事件や宇宙人との‌‌銃撃戦‌‌を経験したと主張しています。また、文書は軍事基地付近でのUFO目撃の‌‌歴史的パターン‌‌に触れ、‌‌ティクタク遭遇‌‌などの他の有名な事例も引用しています。

さらに、懐疑論者の視点として、バスケスの主張を裏付ける公式記録が‌‌不足‌‌していることや、出来事の‌‌別の説明‌‌(例えば、麻疹による幻覚や‌‌MKウルトラ‌‌のような軍事実験の可能性)にも言及しています。

最終的に、フォートベニング事件が‌‌エイリアンとの接触‌‌の証拠なのか、それとも‌‌隠蔽された人間の実験‌‌なのかという疑問を提示しています。

目次

  1. 前置き
  2. 要旨 : フォートベニング事件:UFOと兵士の記憶
  3. 全体俯瞰 : フォートベニング事件:UFO遭遇と隠蔽疑惑の概要
    1. エグゼクティブ・サマリー
    2. 1. 事件の背景:軍事施設とUFOの関連性
    3. 2. フォートベニング事件の核心:二人の兵士の証言
    4. 3. 証拠と矛盾点
    5. 4. 事件に関する代替仮説
    6. 5. 結論と未解決の謎
  4. フォートベニング事件(1977年)に関する包括的インシデント報告書
    1. 1.0 序論:事件の概要と歴史的背景
    2. 2.0 目撃者証言①:ジョン・バスケス二等兵の記憶
    3. 3.0 目撃者証言②:ジェームズ・ノートン曹長の記憶
    4. 4.0 証言の比較分析と矛盾点
    5. 5.0 懐疑的見解と代替仮説
    6. 6.0 結論:未解決の謎
  5. John Vasquez の証言
    1. 1. 証言の始まりと記憶の回復
    2. 2. 主張される出来事の詳細(1977年9月2日)
    3. 3. 事件の文脈における証言の評価
    4. 4. 隠蔽の主張
  6. James Norton の証言(2011年)
    1. 1. 証言の登場と、バスケス氏の主張の裏付け
    2. 2. 事件の性質:集団誘拐から大規模な交戦へ
    3. 3. 戦闘後の状況と軍の隠蔽工作の主張
    4. 4. ノートン氏の証言の重要性と信憑性
  7. Fort Benning 駐屯地の背景
    1. 1. 米陸軍の「バックボーン」としてのフォートベニング
    2. 2. UFO現象との歴史的な関連性
    3. 3. 事件の文脈における基地の意義
  8. 超常現象・UFO 説(信奉者)
    1. 1. 事件の性質:地球外生命体との大規模な交戦と誘拐
    2. 2. 証言の詳細と他のUFO事例との一致
    3. 3. 軍事基地へのUFOの関心と歴史的背景
    4. 4. 論争点:政府による隠蔽工作の主張
  9. UFO 現象との関連性
    1. 1. 軍事基地とUFO遭遇の世界的パターンとの一致
    2. 2. 証言内容が他のUFO誘拐事件の特徴と一致
    3. 3. UFOとの軍事的な交戦という極端な主張
  10. 懐疑論と代替説明
    1. 1. 証言の信頼性への疑問と記録の欠如
    2. 2. 現実的な代替説明
    3. 3. 公的な文書に関する論争
  11. 政府の対応と隠蔽
    1. 1. 証拠隠滅の即時実行の主張
    2. 2. 記録の操作と公的文書の否定
    3. 3. 証人への威嚇と沈黙の強要
    4. 4. 組織的な記憶の抑制と記録の欠如
  12. 主要関係者
    1. 1. 主要証言者と関係者
    2. 結論:証言と謎
  13. 情報源
  14. 文字起こし

全体俯瞰 : フォートベニング事件:UFO遭遇と隠蔽疑惑の概要

AI

エグゼクティブ・サマリー

本文書は、1977年9月2日にジョージア州の米陸軍基地フォートベニングで発生したとされるUFO遭遇事件、通称「フォートベニング事件」に関する情報を統合したものである。この事件は、元兵士ジョン・バスケスとジェームズ・ノートン曹長長の2人の証言に基づいている。彼らは、催眠療法を通じて回復したとされる記憶を元に、同夜に地球外生命体との接触、大規模な兵士の誘拐、さらには戦闘行為があったと主張している。

バスケスは、約1300人の新兵が整列中に謎の光に遭遇し、混乱状態に陥った後、自身を含む多くの兵士が拉致され、未知の存在による身体検査を受けたと証言している。一方、ノートンは、国防長官が視察する中でUFOとの銃撃戦が発生し、UFOを撃墜したものの自身も負傷し、その後、軍による徹底した証拠隠滅作業を目撃したと述べている。

これらの証言は、記憶喪失、奇妙な身体的症状、時間の不一致といった、他のUFO拉致事件と共通する要素を多く含んでいる。しかし、物的証拠は乏しく、バスケスがフォートベニングに勤務していたという公式記録は見つかっていない。事件の真相については、麻疹の流行による集団幻覚、極秘の軍事実験(MKウルトラのような)、あるいは証言者による捏造など、複数の代替仮説が提唱されている。公式な記録が存在しないこと自体が、政府による隠蔽工作の証拠であると主張する者もおり、事件は未解決のままUFO研究における最も不可解な事例の一つとして語り継がれている。

1. 事件の背景:軍事施設とUFOの関連性

UFOの目撃情報は、世界中の軍事施設周辺で頻繁に報告される傾向がある。この現象は、地球外生命体が人類の軍事能力を評価しようとしている可能性を示唆するものとして、UFO研究家の間で注目されている。

  • 代表的な事例:
    • チックタック事件 (2004年): 米海軍空母ニミッツのパイロットたちが、物理法則を無視した動きをする白い長方形の物体に遭遇。この遭遇は赤外線カメラと海軍レーダーによって記録された。
    • ゴーファスト/ジンバル事件 (2015年): 米海軍空母ルーズベルトのパイロットたちが、高速で移動する複数の飛行物体を目撃し、赤外線ターゲティングシステムで撮影した。
    • レンドルシャムの森事件 (英国): 核ミサイル格納庫の近くでUFOが目撃された。
    • マルムストローム空軍基地事件 (モンタナ州): UFOが核ミサイルシステムを無力化したとされる報告がある。
  • フォートベニング基地の特殊性:
    • 1918年に設立された米陸軍の中核的施設であり、第75レンジャー連隊などのエリート部隊が駐留する。
    • 基地とその周辺地域は、歴史的にUFOの目撃情報が多発する地域であり、特に1949年から1952年にかけての「バルドスタ目撃事件」などが知られている。

2. フォートベニング事件の核心:二人の兵士の証言

この事件の核心は、ジョン・バスケスとジェームズ・ノートンという二人の元兵士の証言にある。両者とも、事件後10年以上にわたって記憶を失っていたが、悪夢に悩まされた末に催眠療法を受け、1977年9月2日の夜の出来事を思い出したと主張している。

2.1. ジョン・バスケスの証言

バスケスは1990年代初頭にUFO国際会議で自らの体験を語り始めた。彼の証言は、作家のグラハム・バードセルによって詳細に記録された。

項目詳細
発生日時1977年9月2日 午後7時30分頃
場所フォートベニング基地の広場
関係者第15歩兵連隊第1大隊の兵士約1300名(アルファ、ブラボー、チャーリー、デルタ中隊)
状況新兵歓迎式典のための夜間パレード
出来事の時系列:
  1. 最初の兆候: バスケスは夜空に一旦停止し、逆行する奇妙な光を目撃する。
  2. 光の接近: 式典が始まろうとした時、近くの森からコンクリートパイプの中を風が通り抜けるような激しい音と共に、トラックのヘッドライトのような強い光が現れ、広場に接近した。
  3. 混乱と麻痺: 光が木々のラインに達すると、辺りは真昼のように明るくなり、兵士たちはパニックに陥った。ある者は逃げ出し、ある者はトランス状態のようにその場に凍りつき、またある者は立ったまま眠っているように見えた。
  4. 意識喪失と覚醒: バスケスは意識を失い、気づくと広場で下半身が麻痺した状態だった。周囲では兵士たちが逃げ惑い、数百人が演台の後ろで凍りついた大尉のように静止していた。
  5. 救出と隠蔽: 同僚のアレンに助けられて動けるようになり、建物の下に隠れた。そこにいた軍曹が兵士を統制しようとしたが、小さな光球に撃たれて意識を失った。
  6. テレパシーと拉致: 基地全体が白い光に包まれ、バスケスは「大丈夫、怖がるな。出てきなさい」という金属的な声を頭の中で聞いた。光の中へ歩み出ると、何かに肩と背中を打たれ、再び意識を失った。
  7. 身体検査の記憶: 次に気づいた時、バスケスは上昇していた。目を閉じるよう命令され、その後、板の上に横たわる自分と、意識不明のまま並ぶ他の兵士たちのビジョンを見た。2体の存在が検査を行っている様子や、地球が破壊される映像、水銀のように溶ける人間の顔のイメージが断片的に蘇った。
  8. 帰還と後遺症: 再び意識が戻ると、バスケスは広場の整列に戻っていたが、周囲の兵士は別人になっていた。多くの兵士がめまいや吐き気を訴え、式典は中止された。自室に戻ると、シャツのボタンが半分外れ、ズボンは緩み、ブーツの紐が間違って結ばれていた。ズボンの中には奇妙な糊状のペーストが付着していた。
  9. 時間の不一致: 兵舎の兵士たちの腕時計は、午後7時40分、午前3時30分、午前4時45分と、それぞれ全く異なる時刻を示していた。
  10. 記憶の喪失: 事件後、バスケスは激しい筋肉の痙攣で軍病院に入院し、その後ドイツへ転属された。事件に関する記憶は、1980年代に悪夢を見始めるまで完全に失われていた。

2.2. ジェームズ・ノートン曹長長の証言

2011年、当時予備役だったジェームズ・ノートン曹長長が名乗り出た。彼の記憶も催眠療法によって回復したもので、バスケスの証言と一致する点も多いが、より戦闘的な内容となっている。

項目詳細
発生日時1977年9月2日夜
場所フォートベニング基地の射撃場
状況国防長官が視察する中での射撃訓練
出来事の概要:
  1. UFOの出現: 訓練中、空に3つの光球(オーブ)が出現。さらに3つの光球が低空で現れ、射撃場を高速でかすめて飛行し、兵士たちは混乱に陥った。
  2. 戦闘の発生: 光球は兵士たちに光線やオーブを発射し始め、兵士たちも応戦した。基地のヘリコプターが少なくとも1機爆発炎上し、負傷者が出た。
  3. UFOの撃墜: ノートンは国防長官らを守りながら応戦。兵士が発射したロケット推進擲弾(RPG)の1つが光球に命中し、それを撃墜した。
  4. 負傷と意識喪失: ノートンは光線に撃たれ、制服を貫通するほどの激痛を感じた後、意識を失った。
  5. 証拠隠滅: 意識を取り戻すと戦闘は終わっており、所属不明の軍関係者が現場を封鎖し、証拠の回収作業を行っていた。
  6. 回収物の目撃: ノートンは、墜落した2機のUFO(白く長方形)と、その残骸を積み込んでいる2機の所属不明機をローソン飛行場で目撃した。
  7. 後遺症: 事件後、ノートンは少なくとも2日間、氷水に浸さなければならないほどの高熱に浮かされた。
  8. その後の遭遇: ノートンは1986年にも、基地外の火災現場で地面から掘り出される長方形のUFOを目撃したと主張している。

3. 証拠と矛盾点

この事件の信憑性を巡っては、肯定派と懐疑派の間で意見が分かれている。物的証拠が極めて乏しいことが、議論を複雑にしている。

  • 肯定的な証拠・状況証拠:
    • 証言の詳細性: バスケスの証言は、強烈な光、記憶喪失、身体的変位、非人間的存在との遭遇、精神的交信、奇妙なビジョンなど、他のUFO拉致事件で報告される典型的な特徴と酷似している。
    • ノートンの存在: ジェームズ・ノートンという人物は実在し、1973年から1996年まで曹長長として勤務していたことが確認されている。現役軍人がキャリアを危険に晒してまで証言した点は重要視される。
    • 公式文書の存在?: バスケスは情報公開請求により、事件当時に基地で米空軍と統合攻撃兵器システム(JAWS)の実験が行われたことを示す文書を入手したと主張。しかし、その後、統合参謀本部は情報を誤りと訂正し、文書の返還を求めたとされる。
  • 否定的な証拠・矛盾点:
    • 公式記録の欠如: サンディエゴ選出の下院議員を含む独立した調査によっても、ジョン・バスケスがフォートベニングに勤務していたという公式記録は一切発見されていない。
    • 麻疹の流行: 事件当時に基地で麻疹が流行したという新聞記事が存在するが、これを裏付ける軍の公式記録はない。
    • ノートンの信憑性: ノートンに関する情報公開請求は行われておらず、彼の詳細な軍歴は不明である。また、インタビュー時の彼の南部訛りが、ニュージャージー州出身とされる人物像と一致しないため、偽名の使用や別人によるなりすましの可能性も指摘されている。
    • 物的証拠の不在: 証言以外に、事件を裏付ける物的証拠は公には一切存在しない。

4. 事件に関する代替仮説

地球外生命体の介入以外の可能性として、以下の3つの仮説が提唱されている。

  1. 麻疹による幻覚説: 事件当時に基地で流行していたとされる麻疹にバスケスが感染し、40℃に達することもある高熱によって鮮明な幻覚(幻視、幻聴、幻触)を体験した可能性。バスケス自身が事件後に体調不良で入院したと証言している点がこの説を補強する。
  2. 軍事実験説: CIAが秘密裏に行ったマインドコントロール計画「MKウルトラ」のように、軍が兵士を対象にLSDなどの強力な薬物を用いた実験を行った可能性。薬物の影響であれば、兵士たちが凍りついたり、パニックに陥ったりした状況を説明できる。また、記憶を消去する薬物が併用された可能性も考えられる。
  3. 捏造説: バスケスが注目を集めるために事件を捏造し、後にノートンを名乗る別の人物がラジオに出演するために話に乗じたという説。バスケスの証言が、他のUFO事件の典型的なパターンと「あまりにもよく一致しすぎている」点が、懐疑派から指摘されている。

5. 結論と未解決の謎

フォートベニング事件は、証言の詳細さと物的証拠の欠如という大きな矛盾を抱えている。ジョン・バスケスとジェームズ・ノートンの回復された記憶が真実であれば、米軍は地球外生命体と接触し、交戦しただけでなく、その技術の一部を回収したことになる。そして、この歴史上最も重要な出来事を隠蔽するために、情報操作と関係者への脅迫を行っていることになる。

一方で、これが幻覚や捏造である可能性も否定できない。しかし、もし捏造であれば、なぜ軍はバスケスの軍歴に関する記録について曖昧な態度をとり続けるのかという疑問が残る。

事件を取り巻く「沈黙」そのものが、最も雄弁な手がかりなのかもしれない。軍の失敗した実験の残響なのか、あるいは地球外からの来訪者の痕跡なのか、1977年9月2日の夜にフォートベニングで何が起こったのか、その真相は依然として謎に包まれている。

フォートベニング事件(1977年)に関する包括的インシデント報告書

AI

1.0 序論:事件の概要と歴史的背景

1977年にジョージア州フォートベニング陸軍基地で発生したとされる事件は、米軍兵士が関与した最大規模かつ最も不可解なUFO遭遇事件の一つとして知られている。本報告書は、この事件に関する二人の主要な目撃者、ジョン・バスケス二等兵とジェームズ・ノートン曹長の証言を詳細に分析し、その共通点と重大な矛盾点を明らかにすることを目的とする。軍事施設近辺で頻発する未確認航空現象(UAP)の文脈において、フォートベニング事件の分析は、UAPとの交戦プロトコルの潜在的可能性や、非従来型の事象に対する軍人の脆弱性を理解する上で、戦略的に重要である。

1.1. UFOと軍事施設の関係性

数十年にわたり、世界中のUFO目撃情報には、軍事基地の近辺で発生するという一貫したパターンが見られる。レーダー技師から戦闘機パイロットに至るまで、最も信頼性の高い遭遇記録の多くは、一般市民ではなく、高度な訓練を受けた軍関係者によってもたらされている。UFO研究家の多くは、この傾向を論理的だと捉えている。もし地球外生命体が我々の惑星を評価しようとしているのであれば、たとえその意図が平和的であっても、人類の軍事能力に関する詳細な知識を得ることは不可欠であろう。

この見解を裏付けるとされる近年の事例には、以下のようなものが含まれる。

  • チックタック事件(2004年): 空母ニミッツのパイロットたちが、既知の物理法則を完全に無視する動きを見せる白い長方形の物体に遭遇した事件。この相互作用は赤外線カメラで撮影されただけでなく、海軍のレーダーでも確認された。
  • ゴー・ファスト/ジンバル事件(2015年): 空母ルーズベルトのパイロットたちが、複数の高速で移動する空中物体を目撃し、赤外線ターゲティングシステムで記録した事件。
  • レンドルシャムの森事件(英国): 核兵器が配備されていた空軍基地付近で発生した著名なUFO着陸事件。
  • マルムストロム空軍基地事件(モンタナ州): UFOが核ミサイルサイロ上空に出現し、兵器システムを一時的に無効化したとされる事件。

これらの事例は、未確認航空現象が人類の最も危険な技術に対して強い関心を示している可能性を示唆している。

1.2. 事件の舞台:フォートベニング陸軍基地

ジョージア州とアラバマ州の州境に位置するフォートベニングは、1918年の設立以来、米陸軍の屋台骨として機能してきた主要な訓練拠点である。歩兵学校や第75レンジャー連隊などのエリート部隊の本拠地として、現代の軍事訓練における一大拠点であり続けている。

このアメリカ南部の特定地域は、歴史上最もよく記録されたUFO遭遇事件のいくつかがあった場所でもある。興味深いことに、これらの多くは基地の建設後に発生し、その周辺数時間のドライブ圏内で起こる傾向があった。例えば、近隣のジョージア州バルドスタでは1949年から1952年にかけて、町の上空を浮遊する明るい光や赤みがかった物体に関する多数の報告がなされた。また、1948年にはアラバマ州モンゴメリー上空で、2人のパイロットが自分たちの機体と並走して飛ぶ明るい物体を目撃している。これらの歴史的文脈は、1977年の事件が孤立したものではなく、長年にわたる地域的な現象の一部である可能性を示唆している。

軍とUFOの相互作用というこの確立された文脈が、1977年9月2日に2人の兵士によってなされた驚くべき主張の舞台を設定したのである。

2.0 目撃者証言①:ジョン・バスケス二等兵の記憶

ジョン・バスケスは、フォートベニング事件を初めて公に語った目撃者である。彼の証言は、事件から10年以上経ってから悪夢に悩まされ、催眠療法を通じて回復された記憶に基づいている。その内容は、約1,300人の米軍兵士が関与した集団拉致という、事件の核心となる物語を形成している。彼の詳細な記憶を検証することは、この不可解な事件を理解する上で不可欠である。

2.1. 事件発生:1977年9月2日夜

バスケスの記憶によれば、事件は以下の時系列で展開した。

  • 午後7時30分頃: 第1大隊の新兵約1,300人が、夜間パレードのために野外で整列していた。これは、大尉による訓練開始の演説が行われる歓迎式典であった。
  • 初期目撃: 整列して待機中、バスケスは空に微かな光が移動しているのに気づいた。当初は人工衛星かと思われたが、その光は停止し、反転してから再び進み去るという異常な動きを見せた。
  • 異常現象の開始: 大尉が演台に上がろうとした瞬間、バスケスは「コンクリート管の中を風が通り抜けるような強烈な風の音」を耳にした。音のする方を見ると、近くの森から強い光が現れ、周囲を真昼のように明るく照らし出した。
  • 混乱状態: 突如、部隊は混乱に陥った。兵士たちの一部は隊列から逃げ惑い、他の者たちは立ったまま硬直した。バスケスが目の前の兵士を確認すると、彼は直立したまま眠りに落ちていた。他の硬直した兵士たちは、一部はまるでトランス状態にあるかのように頭をうなだれ、また一部は目が飛び出し、顎が不自然に緩んだまま立っていた。周囲では「兵士たちが叫び、よろめき、互いに衝突し合う」光景が広がっていた。
  • 意識喪失と麻痺: その直後、バスケス自身も意識を失った。意識が戻った時、彼はまだ野外にいたが、下半身が麻痺して動けなくなっていた。仲間の兵士アレンが彼を引っ張り起こすと、再び動けるようになった。
  • さらなる異常事態: 隠れ場所を探す途中、バスケスは中隊の曹長が建物から現れるのを目撃した。しかし、曹長が兵士たちに命令を下そうとした瞬間、小さな光球が彼を撃ち、意識不明にさせた。その後、バスケスは精神に直接響く金属的な声で「大丈夫だ、恐れるな」と語りかけられるのを聞いた。

2.2. 拉致と幻覚的記憶

金属的な声に導かれるように隠れ場所から出たバスケスは、再び意識を失った。次に彼が認識したのは、体が上方へ引き上げられる感覚だった。テレパシーで女性の声が「覚えているか?」と問いかけると、彼の頭の中に幻覚的なビジョンが流れ込んできた。催眠下で回復されたこれらの記憶は断片的だが、強烈なイメージを含んでいる。

  • 彼は、意識不明か麻痺状態にある他の多くの兵士たちと共に、台の上に寝かされていた。
  • 数台離れたテーブルで、2体の未知の生命体が何らかの検査を行っているのを見た。
  • 「眠りなさい」という別の声が頭の中に響いた後、夢のようなビジョンを見た。それは、地球が破壊されるイメージや、人間の顔が液体水銀のように溶けていく光景だった。

2.3. 事件後の混乱と身体的影響

バスケスが次に目覚めた時、彼は1,300人の仲間と共に再び整列していた。しかし、状況は明らかに異常だった。周囲の兵士たちはめまいや吐き気を訴え、数名が嘔吐した。混乱した大尉は演説を中止し、部隊を解散させた。

兵舎に戻ったバスケスは、自身の服装に奇妙な点があることに気づいた。シャツのボタンは半分外れ、ズボンは留められておらず、ブーツの紐は正しく結ばれていなかった。さらに、ズボンの中には糊のようなペースト状の物質が付着していた。

最も不可解だったのは時刻の食い違いである。兵舎の兵士たちが腕時計を確認すると、ある者の時計は午後7時40分を、別の者は午前3時30分を、そしてバスケス自身の時計は午前4時45分を示していた。しかし、誰もが心身ともに疲弊しており、その矛盾を議論する気力はなかった。数週間後、バスケスは激しい筋肉の痙攣に襲われて陸軍病院に入院し、その後まもなくドイツへ転属となった。

バスケスの証言は10年以上にわたり唯一のものであった。しかしその後、彼の話を部分的に裏付けると同時に、根本的な矛盾を提示する、より高位の兵士による第二の証言が現れることになる。

3.0 目撃者証言②:ジェームズ・ノートン曹長の記憶

事件から30年以上が経過した2011年、ジェームズ・ノートンと名乗る人物が公の場に現れた。事件当時、現役の上級下士官であったとされる彼の証言は、この事件に全く異なる側面を加え、受動的な集団拉致の物語を、米軍と地球外存在との能動的な戦闘へと劇的に書き換えるものであった。特筆すべきは、彼が最初に証言を行った当時、まだ陸軍予備役として現役であり、その長いキャリアを危険に晒してまで公の場に出たという点である。

3.1. 別の視点:射撃場での戦闘

ノートンの記憶によれば、事件の状況はバスケスの証言とは大きく異なっていた。

  • 状況設定: 事件が起きたのはパレード場ではなく、射撃訓練が行われていた射撃場だった。その訓練は、基地を視察に訪れていた国防長官に披露するためのものであった。
  • 戦闘の開始: 訓練中、兵士たちが空に奇妙な光を目撃し始めた。ノートンが上空を見ると、高高度を飛行する3つの光球が確認できた。その直後、さらに低い高度を飛ぶ別の3つの光球が出現し、射撃場を高速で通過した。この行動に対し、武装した兵士たちを脅威と見なしたのか、光球は兵士たちに向けて光線や光球を発射し始め、戦闘が勃発した。
  • 軍事交戦: 兵士たちは小火器で応戦。ノートンは基地のヘリコプターが1機爆発炎上し、兵士たちが火傷やその他の負傷で倒れるのを目撃した。彼は国防長官を防護しつつ、自らも応戦した。その際、兵士たちが発射したロケット推進擲弾(RPG)の1つが光球に命中し、それを撃墜したという。

3.2. 事件後の隠蔽工作と身体的影響

ノートンは光線の一つに撃たれて意識を失った。彼が意識を取り戻したとき、戦闘はすでに終結していた。彼の記憶にある事件後の状況は、高度な隠蔽工作の存在を示唆している。

  • 証拠隠滅: 現場では、身元不明の軍関係者が多数活動しており、遭遇の証拠をすべて消去しようとしていた。
  • 墜落機の回収: ノートンは、墜落した卵型の白いUFOが少なくとも2機あったと記憶している。それらの残骸は、近くのローソン飛行場に駐機していた無標識の航空機に積み込まれていた。
  • 身体的影響: 事件後、ノートンは少なくとも2日間、高熱で重病に陥った。体温を下げるため、一日に何度も氷水に浸けられる必要があったという。

ノートンの証言は、事件が単なる目撃や拉致ではなく、直接的な軍事交戦であり、かつ高レベルの隠蔽工作が行われた可能性を示唆している。これにより、バスケスが確立した物語は根本的に複雑化し、両者の証言の直接比較が不可欠となった。

4.0 証言の比較分析と矛盾点

第二の目撃者であるノートンの出現は、1977年9月2日の夜にフォートベニングで何らかの異常事態が発生したという主張に、ある程度の信憑性を与える。しかし、バスケスとノートンの証言間に存在する著しい相違点の分析は、事件の真相を究明する上で不可欠である。本セクションでは、物語の一貫性を評価するため、両者の証言の一致点と相違点を詳細に分析する。

4.1. 共通点と相互補強点

両者の証言は、物語の核心部分で大きく食い違う一方で、以下の重要な要素を共有している。これらの共通点は、二人が独立して同じ出来事(あるいはその記憶の断片)を経験した可能性を示唆している。

  • 日付: 両者とも、事件が1977年9月2日に発生したと証言している。
  • 事象のきっかけ: いずれの証言も、空に出現した明るい光または光球が異常事態の始まりであったと述べている。
  • 記憶の喪失: 両者とも、事件発生期間を含む1977年9月の大部分について、重大な記憶の欠落を報告している。
  • 記憶の回復方法: どちらも、失われた記憶を回復するために催眠療法を用いている。
  • 後遺症: 事件後、数年経ってから原因不明の悪夢や、バスケスの場合は体調不良(筋肉の痙攣)に悩まされたと主張している。

4.2. 重大な矛盾点

これらの共通点にもかかわらず、両者の証言には物語の根幹を揺るがす決定的な矛盾が存在する。以下の表は、その主な相違点をまとめたものである。

要素 (Element)ジョン・バスケス (John Vasquez)ジェームズ・ノートン (James Norton)
場所パレード場射撃場
事件の性質集団拉致・麻痺軍事交戦・戦闘
部隊の反応麻痺・硬直・混乱組織的な応戦
上級関係者硬直した大尉避難する国防長官

これらの重大な矛盾点は、物理的証拠の完全な欠如と相まって、懐疑的な視点と代替仮説の検討を不可避にするものである。

5.0 懐疑的見解と代替仮説

「異常な主張には異常な証拠が必要である」という科学的原則に照らし合わせると、フォートベニング事件にはその決定的な証拠が欠けている。公式記録、物的証拠、そして何よりも他の目撃者が存在しない。物理的証拠が皆無である現状において、いかなる厳密な分析も、既知の心理学的・歴史的前例に根差した非地球外仮説の検討を必須とする。主に3つの代替仮説が検証に値する。

5.1. 証拠と信憑性の欠如

両者の証言には、信憑性を問うべき複数の問題点が存在する。

  • ジョン・バスケス: 独立した研究者による調査では、バスケスが軍に所属していた記録は確認されたものの、フォートベニング基地にジョン・バスケスという兵士が勤務した記録は一切存在しないことが判明している。この事実は、彼の証言の根幹を揺るがす。
  • ジェームズ・ノートン: 彼の経歴には矛盾が見られる。インタビューでは南部訛りで話しているが、彼の経歴とされる人物はニュージャージー出身である。また、彼は最初の証言後、ほとんど沈黙を保っている。
  • 矛盾する公式文書: バスケスは1997年、当該基地で「米空軍と統合攻撃兵器システムの実験」が行われたことを確認する文書を受け取ったと主張している。しかしその直後、統合参謀本部の委員会がその情報は誤りであると述べ、文書の返却を求めたという。この出来事は、極秘の軍事実験があった可能性と、高レベルの隠蔽工作が行われた可能性の両方を示唆する、事件の謎の中心的な柱である。
  • 他の目撃者の不在: 事件には1,300人もの兵士が関与したとされているにもかかわらず、バスケスとノートン以外に名乗り出た者は一人もいない。これは、地球外仮説の信憑性に対する最も挑戦的な障害である。

5.2. 代替仮説

これらの懐疑的な点を踏まえ、以下の3つの代替仮説が提唱されている。

  1. 病気に起因する幻覚: バスケス自身が発見したとされる報告によれば、事件当時、基地でははしかの流行があった可能性がある。はしかに伴う高熱(時に40℃に達する)は、鮮明な視覚・聴覚・触覚の幻覚を引き起こすことが知られている。バスケスが事件後に体調不良を訴え、入院した事実は、彼の体験が実際には高熱による悪夢や幻覚であった可能性を示唆している。
  2. 極秘の軍事実験: 米軍が自国の兵士を実験対象とした歴史は、MKウルトラ計画(CIAによるマインドコントロール実験)などの前例によって証明されている。強力な幻覚剤(LSDなど)を兵士に投与する大規模な実験が行われたとすれば、バスケスが描写した奇妙な行動(硬直、混乱、恐怖反応)や、両者が報告している記憶喪失を説明できる可能性がある。この実験の一環として、一種の「被験者回収」シナリオが演じられた可能性も否定できない。
  3. 完全な捏造: 最も単純な懐疑的見解は、これが完全な作り話であるというものだ。バスケスが注目を集めるために話を捏造し、後にノートン(あるいは彼を名乗る人物)がラジオ出演の機会を得るためにその話に便乗したという可能性である。

これらの代替仮説もまた証明されてはいない。しかし、それらは地球外生命体との遭遇という仮説よりも、報告された奇妙な体験に対して、より従来型の説明を提供するものである。

6.0 結論:未解決の謎

フォートベニング事件は、その劇的な内容と証拠の欠如という矛盾により、現代UFO研究において最も魅力的でありながら、最も苛立たしい事例の一つであり続けている。この最終セクションでは、矛盾する証言と懐疑的な批評を総合し、事件の位置づけに関する最終的な分析を提供する。

6.1. 分析の要約

本事件が抱える中心的なジレンマは、以下の二つの対立する要素に集約される。

  • 詳細だが矛盾に満たした2つの目撃証言: 共に催眠療法によって回復され、異常な体験を詳細に語るが、その内容(拉致か戦闘か)は根本的に異なっている。
  • 検証可能な物理的・記録的証拠の完全な欠如: 1,300人以上が関与したとされる大規模な事件にもかかわらず、物的証拠、公式記録、そして第三者の目撃者が一切存在しない。

6.2. 未解決の疑問と最終的考察

結局のところ、フォートベニング事件は一連の未解決の疑問を我々に突きつける。これは真の地球外生命体との遭遇だったのか? 兵士をモルモットにした非人道的な秘密軍事実験だったのか? 病気が引き起こした幻覚が誤解されたものなのか? あるいは、注目を求める個人によって巧妙に仕組まれたデマだったのか?

確固たる答えは存在しない。しかし、この事件を取り巻く沈黙そのものが、最も雄弁な手がかりなのかもしれない。この沈黙は、バスケスのフォートベニング勤務記録の公式な否定、一度は発行されながらも「誤り」として回収された兵器実験文書、そして最も不可解な、1,300人もの他の目撃者たちの完全な不在といった、一連の矛盾によって際立っている。これらの不可解な空白は、事件の真相を厚いベールの向こうに隠している。

それが失敗した軍事実験の残響であれ、地球外からの何者かの痕跡であれ、フォートベニング事件は、我々の理解を超えた出来事が起こりうる可能性を突きつけ、未解決の謎の領域に留まり続けているのである。

John Vasquez の証言

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フォートベニング事件のより大きな文脈(主張される出来事)において、ジョン・バスケス(John Vasquez)の証言は、‌‌1977年9月2日に起きたとされる大規模な出来事の主要な情報源‌‌として機能しています。

バスケス氏の証言が事件の核心をどのように説明し、また、その証言がどのように論争を呼んでいるかについて、以下に詳述します。

1. 証言の始まりと記憶の回復

バスケス氏は、ベトナム戦争終結後にフォートベニングの第1歩兵デルタ中隊に配属された退役軍人です。1980年代を通して、彼は悪夢に苦しむようになり、夢が現実であるかのように感じたと主張しています。彼が見た夢には、「クレイジーな顔」や、仲間たちが整列しながら眠っているように見える光景が含まれていました。

この問題に対処するため、彼は精神科医に相談し、‌‌退行療法と催眠療法‌‌を受けました。このセッションを通じて、彼は想像を絶するような記憶を取り戻しました。彼は、1977年9月にフォートベニングで、‌‌約1,300人の米兵(第1大隊第15歩兵連隊の隊員全員)が関与する集団誘拐事件‌‌の一部であったと、見知らぬ人々に語り始めました。彼は、催眠術による記憶の回復後、軍の記録に関する情報公開請求を始めました。

2. 主張される出来事の詳細(1977年9月2日)

バスケス氏は、作家のグレアム・バーズオール氏の助けを借りて、断片的な記憶や治療記録を整理し、事件の詳細な経緯を構成しました。

  • ‌光の出現とパニック:‌‌ 1977年9月2日午後7時30分頃、新兵約1,300人が夕方の点呼のために野原に整列していた時、彼は空中に光を目撃しました。その後、コンクリートパイプを通る風のような激しい突進音と共に、近くの森に明るい光(トラックのヘッドライトのようなもの)が現れ、やがて周囲を昼間のように照らしました。
  • ‌兵士の凍結と意識喪失:‌‌ 突然、混乱が起こり、一部の兵士は逃げ出し、他の兵士はトランス状態にあるかのように頭を下げて完全に凍りつきました。バスケス氏は、目の前の兵士が立ったまま熟睡しているのを見てショックを受けました。直後、バスケス氏も意識を失いました。
  • ‌麻痺と逃走:‌‌ 意識を回復した時、彼はまだ野原にいましたが、腰から下が麻痺していました。彼は仲間であるアレンに腕を掴まれて引きずり出されたとき、再び動けるようになりました。彼らは、何百人もの兵士や壇上の隊長が、目が飛び出し顎が異常にたるんだ状態で、凍りついているのを目撃しました。
  • ‌非人間的な介入:‌‌ 隠れている間、バスケス氏らは、秩序を回復させようと叫んでいた一人の軍曹が、建物から降りてきた小さなオーブに叩きつけられ、意識を失うのを目撃しました。その後、光はさらに明るく大きくなり、基地全体が白く照らされました。
  • ‌精神感応と誘拐の記憶:‌‌ バスケス氏は、‌‌金属的で異質な声‌‌を耳ではなく‌‌心の中で‌‌聞きました。「大丈夫だ。恐れるな。出てこい」という声でした。彼が外に出ると、影のような人影が光の中で動き回っているのが見え、何かに打たれて再び意識を失いました。
  • ‌調査と時間の経過:‌‌ 次に意識を取り戻したとき、彼は持ち上げられている途中で、女性の声に「覚えているか」と尋ねられました。彼は、他の兵士たちが意識を失うか麻痺している状態で、自分が手術台のようなものの上に横たわっている光景を見ました。催眠から回復した記憶には、‌‌未知の存在による医学的検査‌‌、‌‌地球が破壊されるビジョン‌‌、そして‌‌水銀のように溶ける人間の顔‌‌などが含まれます。
  • ‌時間差と体調不良:‌‌ 彼は最終的に隊列の中で目を覚ましましたが、周囲の兵士は目眩や吐き気を催しており、彼は自分の服が乱れ、ズボンの中に奇妙な糊のようなペーストを発見しました。兵士たちの時計は、午後7時40分から午前4時45分までの間に大きな時間のずれを示していました。

バスケス氏は、この出来事の後、重度の筋肉の痙攣で軍の病院に入院し、その後ドイツに転属しています。彼は、1977年9月の丸一ヶ月間について実際の記憶がないと主張し続けています。

3. 事件の文脈における証言の評価

バスケス氏の証言は、フォートベニング事件を、‌‌地球外生命体との遭遇、軍の関心、そして政府による隠蔽工作‌‌という文脈に位置づけています。

a. 肯定論者(Believers)の見解

信奉者たちは、バスケス氏の証言が非常に詳細である点を指摘します。彼の報告には、強烈な光の現象、記憶喪失、身体の移動、非人間的な実体、直接的な精神感応、奇妙なビジョン、および未知の存在による明らかな医学的検査といった要素が含まれており、これらは他の注目度の高いUFO誘拐事件で多くの被誘拐者が説明している特徴と密接に一致しています。

b. 懐疑論者(Sceptics)の見解と代替案

懐疑論者にとって、バスケス氏の主張は、あまりにも「整合性が高すぎる」ことが問題です。彼らは、バスケス氏が混乱しているか、精神的に病んでいるか、または注目を集めようとしているだけだと主張しています。

‌記録の欠如:‌‌ 独立した調査員は、バスケス氏が軍に所属していたことは確認しているものの、‌‌フォートベニングに勤務していたという記録は発見されていません‌‌。

‌病気と幻覚:‌‌ バスケス氏は、事件後気分が悪く、病院に行ったことを覚えているため、代替的な「現実的な説明」として、彼が発見した(軍の記録では裏付けられていない)‌‌麻疹の発生‌‌の可能性が指摘されています。麻疹感染の初期症状である高熱は幻覚を引き起こす可能性があり、バスケス氏の記憶は病気中に苦しんだ熱の夢である可能性があります。

‌軍の実験:‌‌ 別の説として、彼の記憶は‌‌軍の実験や記憶抑制‌‌によるものかもしれません。兵士を強力な薬物(MKウルトラに関連するLSDなど)にさらす大規模な実験が行われた場合、彼の記憶にある「地面に横たわる人々」や「凍りついた人々」の反応を説明できる可能性があります。また、実験後に記憶を忘れさせる薬物が投与された場合、バスケス氏や後に証言したジェームズ・ノートン曹長が‌‌1977年9月の丸一ヶ月間を精神的にブロックされている‌‌理由を説明できる可能性があります。

4. 隠蔽の主張

バスケス氏は、自身の主張を裏付ける文書を集めたと主張しており、長年にわたり軍と記録を巡って争ってきたと述べています。彼は1997年に、問題の基地で米空軍と統合攻撃兵器システム(Joint Attack Weapons System)の試験が実施されたことを確認する文書を受け取ったと主張しています(これは誘導空対地弾薬を含む可能性があります)。しかし、この文書は直後に統合参謀本部パネルによって「虚偽」であるとされ、返却を求められました。

これらの状況から、バスケス氏の証言は、単なる遭遇事件としてだけでなく、‌‌政府が国民から真実を隠蔽しようとする機械の犠牲者‌‌である可能性(またはそのように見えている可能性)という、より大きな疑問を提示しています。

James Norton の証言(2011年)

AI

ご提示いただいたソースと、ジョン・バスケス氏の証言に関する前回の議論の文脈に基づき、ジェームズ・ノートン氏ご提示いただいたソースと、ジョン・バスケス氏の証言に関する前回の議論の文脈に基づき、ジェームズ・ノートン氏の証言(2011年)がフォートベニング事件の核心(主張される出来事)について何を言おうとしているのかを説明します。

ノートン氏の証言は、‌‌バスケス氏の主張に信憑性を与える「二人目の証人」‌‌として、事件の性質を「集団誘拐」から‌‌「地球外生命体との軍事的な交戦(戦闘)」‌‌へと変化させるという点で、事件の核心に大きな影響を与えています。

以下に、ノートン氏の証言が事件のより大きな文脈に与える影響を詳述します。

1. 証言の登場と、バスケス氏の主張の裏付け

2011年、バスケス氏の証言が公になってから数十年が経過した後、コマンド・サージェント・メジャー(Command Sergeant Major)であった‌‌ジェームズ・ノートン氏が名乗り出ました‌‌。

ノートン氏は、1977年当時フォートベニングの歩兵リーダーであり、問題の夜である1977年9月2日に現場にいたと主張しました。彼はバスケス氏のことは覚えていませんでしたが、‌‌彼らの体験は「ほとんど完全に鏡像のように一致している」‌‌とされています。

‌記憶の回復プロセス:‌‌ ノートン氏もまた、1980年代半ばから後半にかけて、‌‌悪夢や記憶の欠落‌‌に苦しみ始めました。彼もまた、‌‌催眠療法士‌‌を訪れ、健忘症の根源を明らかにする手助けを求めました。彼が思い出した内容は、バスケス氏の記憶と‌‌「驚くほど似ていた」‌‌一方で、「異なって」もいました。

2. 事件の性質:集団誘拐から大規模な交戦へ

バスケス氏の証言が、兵士たちが麻痺し、光に包まれ、最終的に集団で誘拐・検査された出来事として事件を捉えていたのに対し、ノートン氏の証言は、‌‌軍と地球外生命体との本格的な戦闘‌‌があったという、より衝撃的な主張を事件の文脈に追加しました。

‌ノートン氏の記憶の詳細:‌

  • ‌訓練と訪問者:‌‌ 9月2日の夜、ノートン氏と部隊は射撃訓練を行っており、国防長官がフォートベニングを訪問していたため、彼らに訓練の様子を見せていました。
  • ‌UFOの出現と敵意:‌‌ 彼らが発砲していると、何人かの兵士が空に奇妙な光を目撃しました。ノートン氏が見上げると、後に‌‌3つのオーブ‌‌が基地の上空高くを飛んでいるのを目撃しました。その後、射撃場のずっと低い位置にもさらに3つのオーブが出現しました。
  • ‌戦闘の勃発:‌‌ 低空の3つの光は、高速で射撃場をかすめ、兵士たちはカバーを求めて逃げました。オーブは武装した兵士たちを脅威と見なしたと推測され、‌‌兵士たちに向かって光線や光のオーブを発射し始めました‌‌。
  • ‌反撃と負傷:‌‌ 兵士たちはすぐに反撃しました。ノートン氏は、基地のヘリコプターが炎上するのを目撃し、近くの部隊が‌‌火傷やその他の傷を負って倒れる‌‌のを見ました。
  • ‌将校としての役割:‌‌ ノートン氏は、国防長官を守る任務を負っていたため、自身の武器を抜き、上層部を建物へ誘導しながら応戦しました。彼は、複数の‌‌ロケット推進手榴弾(RPG)‌‌が空に発射されるのを目撃し、そのうちの一つがオーブに命中し、庭に墜落しました。
  • ‌被弾と意識喪失:‌‌ ノートン氏は、その直後に光線の一つに打たれ、ユニフォームを貫通して皮膚を焦がす‌‌激しい痛み‌‌を経験した後、意識を失いました。

3. 戦闘後の状況と軍の隠蔽工作の主張

戦闘が終わり意識を回復したノートン氏は、新兵や下級兵士がほとんど解散させられた状態で、‌‌身元不明の軍関係者‌‌が庭にあふれており、‌‌遭遇の証拠を片付けようとしていた‌‌のを覚えています。

バスケス氏と同様に、この時点からの記憶は催眠によって想起されたものがほとんどであり、非常に曖昧になります。

  • ‌墜落したUFO:‌‌ 彼は少なくとも‌‌2機の墜落したUFO‌‌を目撃しており、それらは「長円形で白色」だったと述べています。
  • ‌技術の回収:‌‌ 近くのローソン飛行場には2機の無印の航空機があり、墜落した機体の残骸のほとんどがその内部に積み込まれているのを目撃しました。
  • ‌時間差と健康被害:‌‌ ノートン氏もまた、‌‌非常に体調が悪く‌‌、火傷の他に高熱があり、毎日数回氷水に浸けなければならなかったと述べています。バスケス氏と同様、ノートン氏も1977年9月の丸一ヶ月間にわたって精神的なブロック(健忘)があるようです。

4. ノートン氏の証言の重要性と信憑性

ノートン氏の証言は、フォートベニング事件の調査において特に重要視されています。

  1. ‌高位の役職:‌‌ ノートン氏は、バスケス氏や他の新兵が事件を体験した当時、‌‌遥かに高い階級の将校‌‌(コマンド・サージェント・メジャー)でした。
  2. ‌キャリアを賭した告白:‌‌ 彼は最初に証言を公表した際、‌‌陸軍予備役の現役‌‌であったため、彼の長いキャリアを危険にさらして名乗り出たことになります。
  3. ‌後の遭遇:‌‌ ノートン氏は、これが最後のUFOとの関わりではなかったと主張しており、1986年に基地外で発生した火災現場で、‌‌地面から掘り出されている長円形の錠剤型の機体‌‌を目撃したとラジオインタビューで語っています。

ノートン氏は、‌‌真実が知られること‌‌を望んでおり、自身が愛国者であり、もし脅威が存在するならば国民に知らされるべきだと主張しています。彼はまた、長年にわたり、自分を黙らせようとする‌‌政府機関員からの脅迫電話‌‌を受けていると主張しています。

しかし、ノートン氏の存在は確認されているものの、彼に関する情報公開請求の記録は知られておらず、彼の証言の信憑性を裏付ける公的な証拠は不足しています。さらに、彼のFacebookプロフィールにはエイリアンに関する言及がなく、インタビューでの濃い南部訛りが彼の出生地(ニュージャージー州)と一致しないという疑問も残されています。

結論として、ジェームズ・ノートン氏の証言は、フォートベニング事件の核心が‌‌地球外生命体と米国軍との直接的で敵対的な交戦‌‌であり、その後の‌‌政府による徹底的な隠蔽工作‌‌があったという、バスケス氏の主張の最も劇的な側面を補強するものとなっています。

Fort Benning 駐屯地の背景

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フォートベニング事件(1977年9月2日)のより大きな文脈において、これらのソースは、フォートベニング基地フォートベニング事件(1977年9月2日)のより大きな文脈において、これらのソースは、フォートベニング基地の背景を、‌‌米陸軍の重要な中枢‌‌であると同時に、‌‌UFO現象の歴史的な焦点‌‌としての役割を果たす場所として説明しています。

以下に、フォートベニング基地の歴史的・軍事的背景、およびUFOとの関連性について詳述します。

1. 米陸軍の「バックボーン」としてのフォートベニング

フォートベニング基地は、‌‌ジョージア州とアラバマ州の州境沿い‌‌に位置しています。

  • ‌設立と役割:‌‌ 1918年の設立以来、‌‌米陸軍のバックボーン(背骨/中核)‌‌として機能してきました。
  • ‌重要な施設:‌‌ この基地は、‌‌歩兵学校(Infantry School)‌‌や‌‌第75レンジャー連隊(75th Ranger Regiment)‌‌などの精鋭部隊の本拠地であり、‌‌近代的な軍事訓練の拠点‌‌であり続けています。
  • ‌規模:‌‌ 12万人以上もの現役兵、民間人、およびその家族が居住する大規模な施設です。

事件当時、ジョン・バスケス氏はフォートベニングの‌‌第1歩兵デルタ中隊‌‌に配属されており、ジェームズ・ノートン氏は‌‌歩兵リーダー‌‌を務めていました。主張される出来事(1977年9月2日)は、‌‌新兵約1,300人‌‌(第1大隊第15歩兵連隊の隊員全員)が夕方の点呼のために野原に整列している最中に発生しました。このことから、この基地が大規模な訓練と日常の軍事活動の中心地であったことがわかります。

2. UFO現象との歴史的な関連性

ソースは、フォートベニング基地とその周辺地域が、‌‌UFO遭遇の世界的パターンの一部‌‌を構成していると強調しています。

a. 軍事基地とUFOの近接性

数十年にわたり、UFO目撃情報の最も一貫したパターンの1つは、‌‌軍事基地への近接性‌‌です。UFO研究者(ufologists)の多くは、地球外生命体が地球を評価しようとしている場合、たとえ平和的な意図を持っていたとしても、‌‌米軍の能力に関する詳細な知識‌‌が必要であると考えています。

フォートベニングもこのパターンに当てはまり、世界中の他の重要な軍事施設と同様に、UFOが繰り返し出現している場所として位置づけられています。

  • イギリスのレンドルシャムの森(Rendlesham Forest)
  • モンタナ州のマームストローム空軍基地(Malmstrom Air Force Base)

UFOは、これらの場所で‌‌核ミサイルサイロ、飛行訓練センター、空軍基地‌‌の近くに繰り返し現れています。一部の報告では、UFOが‌‌兵器システムを無効化したり‌‌、‌‌停電を引き起こしたり‌‌した‌‌事例‌‌もあり、この現象の性質と、人類の最も危険な技術に対する明らかな関心が問われています。

b. フォートベニング周辺の歴史的目撃情報

フォートベニング周辺のアメリカ南部地域自体が、歴史上‌‌最も文書化されたUFO遭遇の一部‌‌の舞台となっています。

  • ‌ヴァルドスタ(ジョージア州)の目撃情報 (1949年〜1952年):‌‌ 基地の建設後、周辺地域では明るい光や赤っぽい物体が街の上空をホバリングしているという報告が多数寄せられました。
  • ‌モンゴメリー(アラバマ州)の目撃情報:‌‌ ヴァルドスタでの目撃情報の1年前に、2人のパイロットがモンゴメリー上空で明るい物体が横を飛んでいるのを目撃しましたが、軍は後にそれを隕石として却下しました。

これらの目撃情報は、UFOが軍事基地や軍事ハードウェアに対して‌‌単なる一時的な関心以上のもの‌‌を持っていることを示唆しているように見えます。

3. 事件の文脈における基地の意義

フォートベニングが単なる訓練基地ではなく、UFOの活動が歴史的に集中していた場所であるという背景は、1977年9月2日に主張される出来事が、単なる幻覚や狂言ではないかもしれないという文脈を提供しています。

もしジョン・バスケス氏とジェームズ・ノートン氏の証言が真実であれば、この基地は‌‌「高度な星間種族と米軍が交戦した」場所‌‌、あるいは‌‌「秘密裏に行われた軍事実験の場所」‌‌という、現代史上最も議論を呼ぶ出来事の中心地となります。また、ノートン氏の証言によれば、国防長官が訪問中に事件が発生したとされ、基地の重要性と軍の最高位の関心が示唆されます。

バスケス氏が1997年に、この基地で‌‌米空軍と統合攻撃兵器システム(Joint Attack Weapons System)の試験‌‌が行われたことを確認する文書を受け取ったと主張している点も、この基地が高度な兵器や技術開発に関連している可能性を示しています。

超常現象・UFO 説(信奉者)

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フォートベニング事件の解釈と論争点のより大きな文脈において、「超常現象・UFO説(信奉者)」は、この出来フォートベニング事件の解釈と論争点のより大きな文脈において、「超常現象・UFO説(信奉者)」は、この出来事を‌‌地球外生命体との接触や交戦の動かぬ証拠‌‌であると捉えており、その証言が他のUFO誘拐事件や軍事基地周辺での目撃情報と一致している点を重視しています。

この説の信奉者たちが、ジョン・バスケス氏とジェームズ・ノートン氏の証言に基づき、事件をどのように解釈し、何を論点としているのかを以下に説明します。

1. 事件の性質:地球外生命体との大規模な交戦と誘拐

信奉者たちは、フォートベニング事件が単なる目撃情報ではなく、米軍と高度な星間種族との間で実際に発生した‌‌物理的な衝突と集団誘拐‌‌であったと考えています。

  • ‌先進的な異星種族との交戦:‌‌ 少なくとも2人の人物(バスケス氏とノートン氏)が、米軍が‌‌高度な星間種族と交戦‌‌したという主張を知っているだけでなく、その衝突に‌‌参加した‌‌と主張しています。
  • ‌物理法則を超越した能力:‌‌ ノートン氏とバスケス氏の回復された記憶が正しければ、オーブが乗り物であったか、あるいは生命体そのものであったかに関わらず、それらは‌‌高速で移動‌‌し、‌‌時間と空間を制御‌‌することができました。これは、兵士たちがトランス状態にあるかのように凍りついた点や、時計に大きな時間のズレ(ディスロケーション)が生じた点によって裏付けられます。
  • ‌集団誘拐の発生:‌‌ この遭遇の間に、‌‌少なくとも1,000人もの兵士が誘拐された‌‌とされています。これはバスケス氏が主張する「約1,300人の米兵が関与する集団誘拐事件」という枠組みと一致します。

2. 証言の詳細と他のUFO事例との一致

信奉者たちは、ジョン・バスケス氏の証言が、他の高名なUFO誘拐事件で被誘拐者が語った特徴と「密接に一致している」点を、信頼性の裏付けとして素早く指摘します。

  • ‌共通する要素:‌‌ バスケス氏の証言には、‌‌強烈な光の現象‌‌、‌‌記憶喪失‌‌、‌‌身体の移動‌‌、‌‌非人間的な実体‌‌ の記述が含まれています。
  • ‌精神感応と医学的検査:‌‌ 彼は、耳ではなく‌‌心の中で聞いた金属的で異質な声‌‌(精神感応) や、‌‌未知の存在によって行われたらしい医学的検査‌‌、そして‌‌奇妙なビジョン‌‌(地球の破壊や水銀のように溶ける人間の顔) を報告しています。これらの特徴は、他の被誘拐者の報告と一致する傾向があります。
  • ‌健康への悪影響:‌‌ 誘拐は兵士たちの健康に‌‌悪影響‌‌を及ぼしたと考えられています。事件後、兵士たちは目眩や吐き気を催し、バスケス氏自身も重度の筋肉の痙攣で入院しています。ノートン氏もまた、火傷とは別に高熱に苦しんでいます。

3. 軍事基地へのUFOの関心と歴史的背景

UFO説の信奉者にとって、フォートベニングでの事件は、UFO現象の長年にわたるパターンに合致しています。

  • ‌軍事基地への集中:‌‌ 地球規模のUFO目撃パターンのうち、最も一貫しているのは、‌‌軍事基地への近接性‌‌です。UFO研究者にとって、地球外生命体が地球を評価しようとしている場合、たとえ平和的な意図であっても、‌‌米軍の能力に関する詳細な知識‌‌を持つことは不可欠であるため、これは理にかなっているとされています。
  • ‌戦略的な関心:‌‌ フォートベニングのような場所(核ミサイルサイロ、飛行訓練センター、空軍基地)の近くで、UFOが繰り返し出現していることや、‌‌兵器システムを無効化‌‌したり、‌‌停電を引き起こしたり‌‌した報告があること は、現象の性質と‌‌人類の最も危険な技術に対する明白な関心‌‌を浮き彫りにしています。

4. 論争点:政府による隠蔽工作の主張

この説の重要な論点は、事件後に政府が組織的な隠蔽を行ったという主張です。

  • ‌技術の回収と情報操作:‌‌ ノートン氏の記憶によれば、戦闘後すぐに‌‌身元不明の軍関係者‌‌が現場に殺到し、‌‌証拠の片付け‌‌を試みました。彼は少なくとも‌‌2機の墜落したUFO‌‌を目撃し、その残骸が‌‌無印の航空機‌‌に積み込まれるのを見ました。信奉者たちは、米国がこの戦闘の後に‌‌異星の技術を回収した可能性が高い‌‌と見ています。
  • ‌証人への威嚇:‌‌ ノートン氏は、長年にわたり、自分を黙らせようとする‌‌政府機関員からの脅迫電話‌‌を受けていると主張しており、これは政府が真実を隠蔽しているという証拠と見なされています。
  • ‌記録の欠如:‌‌ 証言の裏付けとなる公式な記録が、バスケス氏の文書を除いて‌‌公的には存在しない‌‌という事実は、「真実を隠蔽しようとする機械の犠牲者」であるというバスケス氏の主張を補強しています。信奉者たちは、この沈黙こそが‌‌最も雄弁な手がかり‌‌であると捉えています。

超常現象・UFO説の信奉者にとって、フォートベニング事件は、単なる未解決の謎ではなく、「異星人との接触の動かぬ証拠」であり、「現代史における最も不可解で論争の的となるUFO遭遇事件」の一つです。

UFO 現象との関連性

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フォートベニング事件(1977年9月2日)の核心とされる出来事のより大きな文脈において、ご提示いただいたソースはフォートベニング事件(1977年9月2日)の核心とされる出来事のより大きな文脈において、ご提示いただいたソースは、この事件が‌‌地球外生命体との遭遇に関する長年にわたる世界的パターンと密接に結びついている‌‌と説明しています。

UFO現象との関連性は、主に以下の3つの側面から強調されています。

1. 軍事基地とUFO遭遇の世界的パターンとの一致

数十年にわたり、UFO目撃情報において最も一貫したパターンの1つは、‌‌軍事基地への近接性‌‌です。フォートベニング基地は、ジョージア州とアラバマ州の州境沿いに位置する米陸軍の重要な訓練拠点であり、UFOとの遭遇が歴史的に集中してきた場所に位置づけられています。

  • ‌UFO研究者の解釈:‌‌ 多くのUFO研究者(ufologists)は、地球外生命体が地球を評価しようとしている場合、たとえ平和的な意図を持っていたとしても、‌‌米軍の能力に関する詳細な知識‌‌を持つことが不可欠であると考えており、これが軍事基地周辺での目撃情報を説明し得ると考えられています。
  • ‌他の事例との比較:‌‌ フォートベニングは、イギリスの‌‌レンドルシャムの森(Rendlesham Forest)‌‌やモンタナ州の‌‌マームストローム空軍基地(Malmstrom Air Force Base)‌‌など、世界中の他の重要な軍事施設と同様に、UFOが繰り返し出現している場所として言及されています。これらの場所では、UFOが‌‌核ミサイルサイロ、飛行訓練センター、空軍基地‌‌の近くに現れています。
  • ‌技術への関心:‌‌ UFOは、‌‌兵器システムを無効化したり‌‌、‌‌停電を引き起こしたり‌‌した事例も報告されており、これはUFO現象の性質と、‌‌人類の最も危険な技術‌‌に対する明らかな関心を提起しています。

フォートベニング基地自体、その建設後、周辺地域(ジョージア州ヴァルドスタやアラバマ州モンゴメリー)で‌‌明るい光や赤っぽい物体がホバリングする‌‌という多数の報告が歴史的に寄せられており、UFOが軍事基地や軍事ハードウェアに「単なる一時的な関心以上のもの」を持っている可能性を示唆しています。

2. 証言内容が他のUFO誘拐事件の特徴と一致

事件の主要な証言者であるジョン・バスケス氏とジェームズ・ノートン氏が催眠療法を通じて取り戻した記憶の内容は、他の注目度の高いUFO誘拐事件で被誘拐者が説明する特徴と「密接に一致している」点が強調されています。

  • ‌共通の体験要素:‌‌ バスケス氏の証言には、‌‌強烈な光の現象‌‌、‌‌記憶喪失‌‌、‌‌身体の移動‌‌、‌‌非人間的な実体‌‌の記述が含まれています。
  • ‌精神感応と医学的検査:‌‌ バスケス氏は、耳ではなく‌‌心の中で‌‌聞いた‌‌金属的で異質な声‌‌(精神感応)や、‌‌未知の存在によって行われたらしい医学的検査‌‌を報告しており、これらは他の被誘拐者の報告と一致する傾向があります。
  • ‌時間と空間の制御:‌‌ ノートン氏とバスケス氏の記憶が正しければ、彼らが遭遇したオーブは、‌‌高速で移動‌‌し、‌‌時間と空間を制御‌‌することができたとされています。これは、兵士たちがトランス状態にあるかのように‌‌完全に凍りついた‌‌様子 や、兵舎に戻った兵士たちの時計が‌‌大きな時間差‌‌を示していたこと(午後7時40分から午前4時45分など) によって裏付けられています。

3. UFOとの軍事的な交戦という極端な主張

フォートベニング事件の核心は、UFO現象との関連性において、史上最も劇的な主張を含んでいます。

  • ‌戦闘の発生:‌‌ 少なくともバスケス氏とノートン氏の2人は、‌‌高度な星間種族と米軍が交戦‌‌したというだけでなく、その衝突に‌‌参加した‌‌と主張しています。ノートン氏は、オーブが武装した兵士を脅威と見なしたと考え、‌‌光線や光のオーブ‌‌を発射し始め、兵士たちが‌‌火傷やその他の傷‌‌を負って倒れるのを目撃したと証言しています。
  • ‌技術の回収:‌‌ ノートン氏は、戦闘後すぐに軍関係者が現場を片付け、‌‌少なくとも2機の墜落したUFO‌‌(長円形で白色)の残骸が‌‌無印の航空機‌‌に積み込まれるのを目撃したと述べています。信奉者たちは、米国がこの戦闘後に‌‌異星の技術を回収した可能性が高い‌‌と考えており、これは政府の隠蔽工作と関連付けられています。
  • ‌集団誘拐:‌‌ この遭遇の間に、‌‌少なくとも1,000人もの兵士が集団で誘拐された‌‌というバスケス氏の主張も、UFO現象の文脈において前例のない出来事として位置づけられています。

要するに、ソースはフォートベニング事件を、単なる目撃情報としてではなく、UFOが軍事施設に関心を示す世界的パターンの究極の現れであり、‌‌米軍と地球外生命体との接触、戦闘、そしてその後の技術回収と隠蔽工作‌‌があったという文脈で捉えようとしているのです。

懐疑論と代替説明

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フォートベニング事件の解釈と論争点のより大きな文脈において、「懐疑論と代替説明」は、ジョン・バスケス氏やジェームズ・ノートン氏の主張を地球外生命体との遭遇として受け入れることを拒否し、‌‌世俗的(より地球的な)な要因や心理的要因‌‌によって説明しようとする立場を代表しています。

懐疑論者たちが提示する論点と代替説明について、以下に詳述します。

1. 証言の信頼性への疑問と記録の欠如

懐疑論者にとって、バスケス氏とノートン氏の証言が「あまりにも整合性が高すぎる」ことが、かえって問題であると指摘されています。彼らは、バスケス氏の主張が真実であるという裏付けとなる‌‌公的な記録が欠如している‌‌点を最大の論争点としています。

  • ‌信憑性の否定:‌‌ 懐疑論者は、ジョン・バスケス氏が「‌‌混乱しているか、精神的に病んでいるか、または注目を集めようとしているだけ‌‌」だと主張しています。
  • ‌軍籍の検証の困難さ:‌‌ サンディエゴ出身の米国下院議員を含む独立した調査員がバスケス氏の主張を確認しようと試みた結果、彼が軍に勤務していたという事実は確認されたものの、‌‌フォートベニングで勤務していたという記録は発見されていません‌‌。
  • ‌ノートン氏の背景の矛盾:‌‌ ジェームズ・ノートン氏の存在と軍務(1973年から1996年までコマンド・サージェント・メジャーとして)は確認されているものの、彼の服務履歴に関する情報公開請求は知られていません。さらに、彼のFacebookプロフィールにはエイリアンに関する言及がなく、彼が出身地(ニュージャージー州)と異なる‌‌濃い南部訛り‌‌でインタビューに答えている点も、懐疑的な見方を強める要因となっています。これらは、‌‌誰かが彼になりすましていた‌‌可能性や、事件全体が‌‌いたずらであった‌‌可能性、あるいは彼が‌‌偽名を使っていた‌‌可能性を示唆しています。

2. 現実的な代替説明

懐疑論者は、地球外生命体の介入という「ファンタジーな話」 ではなく、より現実的で地球的な説明によって兵士たちの体験を説明しようとしています。

A. 麻疹と高熱による幻覚説

バスケス氏自身が、事件後気分が悪くなり病院に行ったことを覚えている点や、後に彼が発見した(軍の記録では裏付けられていない)記事が、‌‌麻疹の発生‌‌があった可能性を示唆していることに注目しています。

  • ‌症状との一致:‌‌ 麻疹感染の初期症状の一つは高熱であり、時には‌‌40°C‌‌に達することもあります。このレベルの高熱に苦しむ一部の人々は‌‌幻覚‌‌に苦しむ可能性があり、これには、そこにいない人や形、色を見ることが含まれ、聴覚的・触覚的な幻覚を伴うこともあります。
  • ‌記憶の解釈:‌‌ バスケス氏が体調不良を覚え、病院に行った記憶があることから、彼の「回復された記憶」は、‌‌病気中に苦しんだ熱の夢‌‌であった可能性が代替的な現実的説明として指摘されています。

B. 軍事実験と記憶抑制説

この説は、米軍が自国の兵士を実験に使用したという過去の事例(‌‌MKウルトラ‌‌など)を根拠としています。

  • ‌薬物投与の可能性:‌‌ MKウルトラは、軍人を含む一般の人々に強力な薬物を投与したCIAの最高機密プログラムでした。懐疑論者は、大規模な‌‌LSDトリップ‌‌のような薬物が使用されたと仮定すれば、ジョン・バスケス氏が覚えている多くの出来事、例えば、「‌‌地面に横たわり、動きを封じられた人々‌‌」や「‌‌周囲に恐怖をもって反応する人々‌‌」 といった反応を説明するのに役立つと主張しています。
  • ‌健忘症の理由:‌‌ 精神的なブロックや健忘が働いていた場合、参加した部隊に後で‌‌忘れさせるための薬物‌‌が投与された可能性があります。これは、ノートン氏とバスケス氏が‌‌1977年9月の丸一ヶ月間について精神的なブロックがある‌‌ように見える理由を説明することができます。

3. 公的な文書に関する論争

バスケス氏が唯一公的に主張する証拠についても、懐疑論者にとっては論争の的です。

  • ‌JAWS試験の矛盾:‌‌ バスケス氏は1997年に、問題の基地で‌‌米空軍と統合攻撃兵器システム(Joint Attack Weapons System)の試験‌‌が実施されたことを確認する文書を受け取ったと主張しています。この試験には誘導空対地弾薬が含まれていた可能性があり、これが事件の「光」や「破壊」の一部を説明する可能性があります。
  • ‌文書の否定:‌‌ しかし、直後に‌‌統合参謀本部パネル‌‌が、その情報は‌‌虚偽‌‌であり、そのような試験はなかったと述べ、‌‌以前の文書の返却を要求‌‌しました。懐疑論者にとって、この文書の矛盾と撤回は、バスケス氏の主張を裏付ける確固たる証拠がないことを示しています。

結論として、懐疑論者は、超常現象説の信奉者たちが「異星人との接触の動かぬ証拠」 と見なすものを、‌‌虚偽の記憶、精神疾患、あるいは政府による隠蔽ではなく、単に軍事的な実験や病気による幻覚‌‌ といった「より地球的な説明」で片付けようとしているのです。

政府の対応と隠蔽

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フォートベニング事件の解釈と論争点のより大きな文脈において、これらのソースは、政府(特に米軍および関連機関)が、‌‌事件の真実を積極的に隠蔽し、情報を操作し、証人を威嚇している‌‌という強い主張を提示しています。

政府の対応と隠蔽に関する論点と証拠(主張されるもの)について、以下に詳述します。

1. 証拠隠滅の即時実行の主張

ジェームズ・ノートン氏の証言は、事件直後に軍による組織的な証拠隠滅が行われたことを示唆しています。

  • ‌現場の封鎖と清掃:‌‌ ノートン氏が意識を回復したとき、戦闘は終結しており、新兵や下級兵士はほとんど解散させられていました。現場には、‌‌身元不明の軍関係者‌‌が多数集まり、‌‌遭遇の証拠を片付けようとしていた‌‌と述べています。
  • ‌UFO残骸の回収:‌‌ ノートン氏は、少なくとも‌‌2機の墜落したUFO‌‌(長円形で白色)を目撃したと記憶しており、その残骸のほとんどが近くのローソン飛行場にいた‌‌2機の無印の航空機‌‌の内部に積み込まれているのを目撃しました。
  • ‌技術回収と情報操作:‌‌ 信奉者たちは、米国がこの戦闘の後に‌‌異星の技術を回収した可能性が高い‌‌と見ており、その後に隠蔽活動が始まったと主張しています。

2. 記録の操作と公的文書の否定

証言者たちは、事件に関する公的な軍の記録を巡って軍と長年争ってきたと主張しており、政府が真実を隠すために文書を操作した証拠があると述べています。

  • ‌JAWS試験文書の矛盾:‌‌ ジョン・バスケス氏は、1997年に情報公開請求を通じて、問題の基地で‌‌米空軍と統合攻撃兵器システム(Joint Attack Weapons System)の試験‌‌が実施されたことを確認する文書を受け取ったと主張しています。もし真実であれば、この試験には誘導空対地弾薬が含まれていた可能性があり、事件の「光」や「破壊」の一部を説明できるかもしれません。
  • ‌政府による文書の否定と回収:‌‌ しかし、その直後に、‌‌統合参謀本部パネル‌‌がこの情報が‌‌虚偽‌‌であり、そのような試験はなかったと公式に述べ、バスケス氏に対して‌‌以前の文書の返却を冷静に要求‌‌しました。この文書の否定と回収の要求は、政府が情報が公開されることを望んでいなかったという強い示唆として捉えられています。

3. 証人への威嚇と沈黙の強要

政府機関員は、証言者たちの口を封じるために威嚇行為を行っていると主張されています。

  • ‌脅迫電話:‌‌ ジェームズ・ノートン氏は、長年にわたり、自分を黙らせようとする‌‌政府機関員からの脅迫電話‌‌を何件か受け取っていると述べています。これは、政府が真実を隠蔽しようとしていることの証拠と見なされています。

4. 組織的な記憶の抑制と記録の欠如

証言者たちが記憶を失っている状態自体が、政府による積極的な隠蔽工作の結果である可能性が指摘されています。

  • ‌健忘症とブロック:‌‌ バスケス氏とノートン氏の両名とも、事件後、‌‌1977年9月の丸一ヶ月間‌‌について精神的なブロック(健忘)があるようです。
  • ‌軍事実験と記憶抑制の疑い:‌‌ 代替説明の一つとして、軍が兵士を研究に使用する(MKウルトラのような)‌‌マインドコントロール実験‌‌が行われた可能性が挙げられています。この実験の一環として、参加した部隊に‌‌記憶を忘れさせるための薬物‌‌が投与された可能性があり、これが彼らの健忘状態を説明し得るとされています。
  • ‌記録の非公開または不存在:‌‌ バスケス氏の主張を裏付ける公式な記録は、公開されていません。バスケス氏は、自身が「‌‌真実を隠そうとする機械の犠牲者‌‌」であると主張しており、‌‌彼の記録がないという沈黙‌‌そのものが「‌‌最も雄弁な手がかり‌‌」であると見なされています。

信奉者たちは、フォートベニング事件が‌‌政府が国民から真実を隠蔽しようとする機械の犠牲者‌‌である可能性(またはそのように見えている可能性)という、より大きな疑問を提示していると解釈しています。もし事件が捏造されたものだとしたら、「‌‌なぜ誰かが私たちがそれについて全く知ることを望まないように感じるのか?‌‌」という問いが残されています。

主要関係者

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フォートベニング事件:主要関係者の概要

序文:事件の核心をなす人物たち

1977年にジョージア州フォートベニングで起きたとされる謎めいた事件は、物的証拠の欠如から、その全貌が数人の主要な人物の証言によってほぼ完全に形作られています。彼らが回復した記憶や調査によってもたらされた物語は、この不可解な出来事の唯一の記録であり、その信憑性は彼らの体験と信頼性に大きく依存しています。これから紹介する人物たちは、単なる物語の登場人物ではなく、事件の信憑性を支え、同時にその矛盾に満ちた謎を深める根幹そのものであると言えるでしょう。

1. 主要証言者と関係者

フォートベニング事件の物語は、それぞれ異なる視点から出来事を体験したと主張する中心的な人物たちによって構築されています。彼らの証言がなければ、この事件は歴史の中に埋もれ、決して語られることはなかったかもしれません。ここでは、この不可解な出来事を世に知らしめた3人のキーパーソンを紹介します。

1.1. ジョン・バスケス (John Vasquez)

ジョン・バスケス氏は、フォートベニング事件の物語の基盤を形成する、回復された記憶を持つ主要な目撃者としての立場をとっています。彼の詳細な証言がなければ、この事件は公になることすらなかったでしょう。

  • 1977年当時、フォートベニングの兵士であり、約1,300人の同僚と共に集団アブダクション(誘拐)を体験したと主張しています。
  • 事件後、十数年にわたり記憶を失っていましたが、80年代に繰り返し見る悪夢に悩まされ、退行催眠療法を通じて事件の衝撃的な詳細を思い出したとされています。
  • 彼の証言は、夜空の奇妙な光、兵士たちの突然の麻痺、テレパシーによる精神的な交信、そして未知の存在による身体検査といった、UFOアブダクションの典型的な要素を数多く含んでいます。
  • しかし、彼の主張には決定的な矛盾点が存在します。独立した研究者による調査では、彼が軍に所属していた記録はあるものの、フォートベニングに勤務していたとする公式な記録は一切発見されていません。

1.2. ジェームス・ノートン (James Norton)

ジェームス・ノートン氏の証言は、バスケス氏の主張を裏付けるどころか、事件の核心に更なる謎を投げかけました。彼が語ったのは、受動的な誘拐ではなく、軍事指導者としてETと交戦したという驚くべき戦闘の記憶でした。

  • 事件当時、上級曹長(Command Sergeant Major)という高い階級にあった歩兵リーダーであり、その地位は彼の証言に専門的な重みを与えています。
  • 彼の記憶では、アブダクションではなく、基地を視察していた国防長官を守るため、地球外生命体(ET)との激しい銃撃戦が繰り広げられたとされています。これは、バスケス氏の受動的な体験とは対照的です。
  • 彼がこの話を公にした当時、まだ陸軍予備役として現役であったという事実は、自らの長いキャリアを危険に晒す行為であり、その証言の信憑性を高める一因と見なされています。
  • 一方で、彼の素性には未解決の疑問が残ります。ニュージャージー州出身であるにもかかわらず、インタビューでは濃い南部訛りで話しており、偽名を使っているか、あるいは何者かが彼になりすましている可能性が指摘されています。

1.3. グラハム・バードセル (Graham Birdsall)

UFO研究家であり作家のグラハム・バードセル氏は、バスケス氏の断片的な記憶をつなぎ合わせ、首尾一貫した物語として世に広める上で決定的な役割を果たしました。

  • 1990年代初頭に開催されたUFO国際会議でバスケス氏と出会い、彼の支離滅裂とも思える話に真剣に耳を傾けた数少ない専門家の一人でした。
  • バスケス氏への詳細なインタビューと、催眠療法の記録分析を通じて、現在知られているフォートベニング事件の時系列的な説明を初めて体系的に構築しました。
  • 彼の調査と記録がなければ、バスケス氏の個人的な体験は未整理のままとなり、公の議論の対象となることはなかった可能性が極めて高いと言えます。

結論:証言と謎

ジョン・バスケス、ジェームス・ノートン、そしてグラハム・バードセルという主要関係者の存在は、フォートベニング事件に信憑性と同時に深刻な複雑さをもたらしています。二人の証言者が語る体験談は非常に詳細で説得力がありますが、「集団アブダクション」と「ETとの銃撃戦」という、両立し得ない二つの証言が物語の核心的な矛盾を形成しています。さらに、事件そのものはもちろん、バスケス氏の基地への所属や、彼が発見したとされる麻疹の流行を裏付ける公式な軍の記録が一切存在しないという事実が、この謎を一層深めています。物的な証拠が皆無であるため、事件の解釈は地球外生命体との接触から、記録に残る軍の精神支配実験(MKウルトラなど)、あるいは基地で報告された麻疹の流行が引き起こした集団ヒステリーや高熱による幻覚まで、多岐にわたります。この「説得力のある個人的な物語」と「客観的証拠の完全な不在」という埋めがたいギャップこそが、フォートベニング事件を現代UFO史における最も魅力的で未解決なミステリーの一つとして位置づけているのです。

情報源

動画(30:45)

The Fort Benning Incident

https://www.youtube.com/watch?v=WS5Xy-jBAtw

165,800 views Sep 29, 2025

文字起こし

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(以下は "The Fort Benning Incident" と題された動画の文字起こしです。話者(narator)は一人のみです。)

For those who believe in extraterrestrials, the military is commonly seen as the first line of defence. For over a century, radio dramas, films and literature have asked, what would really happen if our military forces engaged an advanced interstellar species? At least two men claim to not only know the answer, but to have participated in just such a conflict, only to be abducted and their minds mysteriously wiped. Their tales raise an important question. Just what happened during the Fort Benning incident? (00:00:38)

For decades, one of the most consistent patterns in global UFO sightings has been their proximity to military bases. From radar operators to fighter pilots, some of the most credible encounters on record come not from civilians, but highly trained military personnel, whose stories are often backed up by radar data, sensor logs and cockpit footage. To many ufologists, this makes sense. If alien life was attempting to evaluate our planet, having in-depth knowledge of our military capabilities would be essential, even if they had peaceful intentions. This seems to explain events like the Tic-Tac encounter. (00:02:08)

It occurred in 2004 when pilots from the USS Nimitz encountered a white oblong craft, moving in such a way as to completely defy the known laws of physics. The interaction was not only captured on infrared cameras, but also confirmed by naval radar. In total, more than a dozen people watched as the object accelerated, hovered and dropped altitude at speeds no known aircraft or pilot could survive. In 2015, a similar encounter unfolded just off the east coast of the United States, when pilots from the USS Roosevelt witnessed multiple fast-moving aerial objects, which they managed to record on their infrared targeting systems. (00:02:50)

Now known as the Go Fast or Gimbal videos, the pilots and radar crews were left speechless by the unnatural ways in which the objects moved. Such encounters are often dismissed as glitches or malfunctions, but the first-hand witnesses are not so sure. Whistleblowers claim that the United States government has an entire secret archive of such encounters that they have decided to keep secret from the public. Around the world, the frequency of UFO sightings near military installations is difficult to deny. From Rendlesham Forest in the UK to Malmstrom Air Force Base in Montana, UFOs have repeatedly appeared near nuclear missile silos, flight training centres and air bases. (00:03:39)

In some cases they have reportedly disabled weapon systems or triggered power failures, raising serious questions about the nature of the phenomenon and its apparent interest in mankind's most dangerous technology. Which brings us to Fort Benning. Nestled along the border of Georgia and Alabama, Fort Benning has stood as a backbone of the United States Army since its founding in 1918. As home to elite divisions such as the Infantry School and the 75th Ranger Regiment, it remains a powerhouse of modern military training. (00:04:18)

It is also home to over 120,000 active duty soldiers, civilians and families. But for all its history, many argue that there is much more to Fort Benning and its surroundings than meets the eye. This particular part of the American South has been home to some of the most well-documented UFO encounters in history. Curiously, many of these happened after the fort's construction and tend to occur within a few hours drive of its perimeter. Take the Valdosta, Georgia sightings, which lasted from 1949 to 1952. During those years, numerous reports were filed about bright lights and reddish objects hovering over the town. (00:05:09)

One year earlier, two pilots witnessed a bright object flying alongside them over Montgomery, Alabama, only to have the military later dismiss it as a meteorite. These, along with dozens of other sightings seem to suggest that UFOs, whatever they might be, have more than a passing interest in military bases and hardware. If the stories of the Fort Benning Incident are true, that interest came to a terrifying head on the 2nd of September, 1977. In the early 90s, a man named John Vasquez showed up at the International UFO Conference in Laughlin, Nevada and began talking to the attendees. (00:05:49)

He wasn't a ufologist, but was instead hoping to get some insight into a problem he'd been dealing with. Several of the people there decided to offer him their assistance, including author Graham Birdsell. John was a veteran, having joined the National Guard in 1977 before deciding to transfer to regular army. He was assigned to Delta Company 1st Infantry at Fort Benning. For decades John had described his time in the military as quite mundane. He spent some time in Germany in the late 1970s, but with the Vietnam War over, combat missions were few and far between. (00:06:29)

But throughout the 80s, John claimed to suffer from horrible nightmares. At times he claimed they were so real that he had trouble believing they were dreams. He recalled what he described as crazy faces, and he and his fellow infantrymen standing in formation while simultaneously appearing to be asleep. After several years of this, John finally consulted a psychiatrist who recommended regression therapy and hypnosis sessions. What he remembered would prove to be far more fantastic than he could ever have imagined. John Vasquez told complete strangers that he had been part of a mass abduction event involving around 1,300 US soldiers, all members of the 1st Battalion 15th Infantry Regiment at Fort Benning in September of 1977. Though most of the listeners were intrigued, only Graham Birdsall decided to pursue the matter further. (00:07:33)

After interviewing John at length, picking through fragmented memories and therapy notes, he was able to construct the following account. At around 7.30pm on the 2nd of September 1977, the new recruits of the 1st Battalion were called to an evening parade. There were four companies in all, Alpha, Bravo, Charlie and Delta, a total of about 1,300 men standing in rows in a field. As a member of Delta Company, John Vasquez was standing near the back of the formation. It was supposed to be a welcoming ceremony, where the captain would deliver an address outlining the coming weeks of infantry training. (00:08:20)

As they waited, a soldier near John pointed to something in the sky. That's when he and several of the men in the vicinity looked up to see a faint light moving along the starfield. One of the nearby soldiers quickly dismissed it as a satellite. But John swore he saw the light stop, reverse and then continue on its way. Deciding that his eyes were playing tricks on him, John turned his attention back to the proceedings. (00:08:50)

Then, just as the captain made his way up onto the podium, Vasquez heard an intense rushing noise like wind funnelled through a concrete pipe. Instinctively he turned to see what might be causing it, and was met again with the sight of a bright light, this time in the nearby woodland. It was similar to a single headlight on a truck, and at first he thought it must have been someone driving through the trees towards them. As he watched, he could see it was moving towards the assembly, but by the time it reached the tree line, it seemed to illuminate everything in near daylight. (00:09:30)

Suddenly chaos unfolded. Some of the soldiers began running from the formation. Others froze entirely, heads bowed as if in a trance. When Vasquez leaned forward to examine the man in front of him, he was shocked to see that he was fast asleep, despite still standing upright. Then, just as abruptly, Vasquez blacked out. When he regained consciousness, he was still in the field, only he was paralysed from the waist down. Turning his upper body, he saw hundreds of soldiers fleeing, some running into the trees and others diving beneath raised buildings. (00:10:14)

A few remained standing, transfixed, or lying flat on the ground, unmoving. That's when one of John's fellow soldiers, Allen, ran up and grabbed him by the arm. As the other man pulled him from his position, he found himself suddenly able to move again. Amidst the ensuing chaos, the two recruits could see the captain frozen behind the podium, utterly still, like hundreds of other soldiers. Meanwhile, the light was still glowing intensely behind them. Those who had turned to look at the light were not asleep, but instead, just standing there, with their eyes bulging, jaws unnaturally slack. (00:10:58)

With no other option, the two men ran, dodging their stunned comrades before seeking cover under one of the cross-base buildings. There they found several other men hiding, and they frantically argued over what might be happening. It was at this point that one of the company's sergeants emerged from one of the buildings, seemingly unaffected by the paralyzing effects. Incensed, the officer began screaming at the recruits, trying to instill order. As he did, John and his friends watched a small orb descend from one of the buildings, striking the man unconscious. (00:11:38)

For several minutes, the men watched from the crawlspace as soldiers shouted, stumbled and collided with one another. Then, the light returned, this time growing brighter and larger until the entire fort seemed to be bathed in white. That's when Vasquez heard the voice. It was metallic and foreign. More importantly, he wasn't hearing it with his ears, but with his mind. It's okay. Don't be afraid. Come out. Despite his terror, John emerged from the crawlspace, stepping into the open. (00:12:19)

The light was everywhere now, and he could just barely make out shadowy figures scurrying around in the glow. That's when something struck him, first on the shoulder, then on the back, and the world went dark again. The next thing John Vasquez knew, he was being lifted upwards. His entire body was tingling and he was afraid, but the voice ordered him to keep his eyes shut. He complied. The next time it spoke, it was clearly female, and it was asking him if he remembered. (00:12:56)

The question was met with visions. John lay out on a slab next to rows of other men, all of whom were unconscious or paralysed. From this point on, John's memory consists almost entirely of vague images recovered from hypnosis. For as long as he was in the public eye, he maintained that he had no real recollection of the entire month of September 1977. Still, the memories he does have are quite compelling. (00:13:38)

He describes seeing two beings standing several tables over, performing some sort of examination, a second voice in his head telling him to go to sleep. Then John started to dream. First he saw an image of Earth being destroyed, then of a pasty white human face melting as if it was made of liquid mercury. Moments later, Vasquez awoke back in formation, surrounded by all 1,300 of his comrades. But he could see that things weren't as they should be. For starters, he was standing next to completely different soldiers, and some of the men around him were swaying as if dizzy or ill. A few vomited. (00:14:18)

Confused, the captain who had planned to deliver his speech simply dismissed the men. Back in his barracks, John got ready to turn in for the night. As he undressed, he noticed his shirt was half unbuttoned, his trousers were undone and his boots were laced incorrectly. Inside his trousers, he found a strange glue-like paste. He wasn't feeling well, and it seemed that none of his comrades were either. After dressing for bed, he sat on his bunk, staring blankly at the wall. (00:14:54)

Some of the other soldiers in his barracks were doing the same. In the corner, he saw a small group of men comparing their watches. One pointed out that his said 7.40pm, whilst another's read 3.30am. Absentmindedly, Vazquez checked his own watch to find that it showed the time as 4.45am. Still, nobody was in any mental state to argue about the discrepancy or their lapsing memories. They were all exhausted and sore. Eventually, they fell asleep. (00:15:30)

A few weeks later, John entered the army hospital, claiming he'd been having severe muscle spasms. He was treated with physical therapy and not long after, he was transferred to Germany. The bizarre incident involving his abduction completely disappeared from his mind for more than a decade, until he started having the inexplicable dreams. After consulting with his hypnotist, John began submitting freedom of information requests for army records regarding Fort Benning. In the years since, he claims to have found multiple reports of soldiers falling ill around the time of the event, with documents labelling the sickness as stemming from a measles outbreak. One such report was even published in the local newspaper. (00:16:19)

However, he could find no army records to corroborate them. It's a fantastic story, and many sceptics are quick to dismiss it as such, but in 2011, something happened that changed John Vasquez's life forever. Another soldier came forward to claim that he was not only there that night, but that he'd actually been part of a firefight against the invading extraterrestrials. In 1977, Command Sergeant Major James Norton was an infantry leader at Fort Benning, and he was in the field on the night of September 2nd. Though he has no memory of Vasquez, their experiences almost perfectly mirror each other. (00:17:07)

He too began suffering from bad dreams and missing memories in the mid to late 80s. He also visited a hypnotherapist to help him uncover the root of his amnesia. What he remembered was remarkably similar, but also different. In Norton's telling, he and a division of troops were on the firing range engaging in training, putting on a show for the Secretary of Defence who had been visiting Fort Benning for the week. As they were firing, some of the soldiers began noticing strange lights moving around in the sky. (00:17:42)

When Norton looked up, he saw what he later described as three orbs flying high over the base. Suddenly, one of the troops spotted something down range. Norton turned to see three more orbs, this time flying much lower. That's when all hell broke loose. Norton watched in shock as the three glowing lights buzzed the firing range at high speed, sending soldiers running for cover. Whether their original intention had been hostile or not, it became clear that they considered the armed soldiers to be a threat. (00:18:20)

In response, they began shooting beams and orbs of light at the men on the firing range, who quickly returned fire. Across the field, Norton saw at least one of the base's helicopters explode into flames, whilst nearby troops collapsed with burns and other wounds. Tasked with defending the Secretary of Defence, Norton drew his own weapon and began returning fire, all whilst ushering the senior leadership back towards the building. As he did so, he saw several rocket-propelled grenades launch into the sky. (00:18:55)

One of them struck an orb, sending it crashing to the ground in the yard. That's when he was struck by one of the beams. He claimed he experienced immense pain as the glowing weapon bored through his uniform, torching his skin. Then, nothing. When he finally came to again, the battle was over. The recruits and lower-ranking soldiers had largely been dismissed, and unidentified military personnel were swarming the yard, attempting to clean up any evidence of the encounter. Like John Vasquez, Norton's memory of what happened at this point becomes much more vague, with most of it being recalled via hypnosis. (00:19:41)

He remembers seeing at least two downed UFOs, which he described as oblong and white in colour. He also stated that there were two unmarked aircraft at nearby Lawson Airfield, and that most of the remnants of the craft were being loaded inside. The next thing he remembers is that he was very sick for at least two days. Norton says that aside from the burns themselves, he had a pervasive high temperature, necessitating that he be dunked in ice water several times a day. (00:20:12)

Norton's contribution to the Fort Benning case is particularly interesting for three reasons. First, he was a much higher ranking officer when the events he and Vasquez described took place. Second, he was still active in the army reserves when he first shared his story, meaning that he effectively put his long career at risk to come forward and share his account. But the third and most compelling reason is that this wasn't the last time he interacted with a UFO. In his radio interview, he talks about a fire that broke out off base in 1986. Upon arriving, he and several crews of firefighters witnessed an oblong, pill-shaped craft being dug out of the ground. (00:20:59)

For his part, Norton says he simply wants the truth to be known. He claims he is a patriot, and if there is a threat out there, the public should be made aware of it. He also says he has received a number of threatening phone calls over the years, which he believes are coming from government agents seeking to silence him. Whatever the case, the Fort Benning incident is not a fixture in modern UFO lore. What truly happened on the night of the 2nd of September, 1977? Was it a moment of contact with something not of this world, a calculated execution of a clandestine military experiment, or something else entirely? (00:21:44)

If the recovered memories belonging to James Norton and Jim Vasquez are correct, the United States military not only made contact with, but also engaged extraterrestrial weaponry. Whether the orbs were vessels or the beings themselves, they were able to move at high speeds whilst controlling both space and time, as evidenced by the frozen soldiers and the incorrect watches. Moreover, at least 1,000 men were abducted during this encounter, which seemed to have negative impacts on their health. (00:22:18)

Last but not least, the United States likely recovered alien technology after the battle, and has been engaging in a campaign of misinformation and intimidation against the soldiers who participated in the event. Believers are quick to point out that John Vasquez's account is rich in detail, including descriptions of intense light phenomena, memory loss, physical displacement, and non-human entities. He reports direct mental communication, strange visions, and an apparent medical examination conducted by unknown beings. These features align closely with what many abductees have described in other high-profile UFO cases. For sceptics, the problem is that they align too well. (00:23:09)

They claim that John is either confused, mentally ill, or seeking attention. Independent researchers, including a US congressman from San Diego, who have attempted to verify his claims, have found that whilst he did indeed serve in the military, there are no records of a John Vasquez ever serving at Fort Benning. As far as September of 1977, some claim to have found reports of a mysterious measles outbreak amongst the troops, but there are no army records to corroborate this. Yet John not only claims he was there, but that he has collected substantial documents proving it. (00:23:49)

In 1997, he received a document confirming that a US Air Force and Joint Attack Weapons System test had indeed been conducted at the base in question. If true, such an attack could have included guided air-to-ground munitions. However, shortly after, a Joint Staff panel stated that the information was false and that had been no such test, before calmly asking for the previous document to be returned. James Norton by all accounts exists and served as a command sergeant major from 1973 until 1996. Unfortunately, there have been no known Freedom of Information requests regarding his service history, and he has largely gone dark as a source. (00:24:46)

A Jim Norton matching this description has a Facebook page, but there is no mention of aliens or similar phenomena. More importantly, that James Norton was born in New Jersey, which does not explain why he had a thick southern accent in his interviews. Could someone have been impersonating him? Could the entire thing have been a prank? Or perhaps the soldier was using an alias after all? Again, a battle with aliens at a major US military base would represent the single most important event in scientific history, but the physical evidence is frustratingly elusive. (00:25:25)

Aside from Vasquez's documentation, no other official records exist, at least not publicly. Is this due to a government cover-up, or might there be another, more earthly explanation? Those who believe that John Vasquez experienced something on the night of September 2nd claim that he could have been suffering from the measles, just as the articles he discovered suggested. One of the first symptoms of a measles infection is a high fever, sometimes up to 40°C. Some people, when suffering from fevers of this magnitude, will suffer hallucinations. (00:26:03)

These frequently include seeing people, shapes, and colors that aren't there, and can be coupled with auditory and even tactile hallucinations. John clearly remembers feeling ill and even going to the hospital after the event. Could it be that he really did have the measles, and his memories are of the fever dreams he suffered during the sickness? Others point to military experimentation and memory suppression. They cite MKUltra, a top-secret CIA program that douses random people, including military members, with powerful drugs, as evidence that the US government has long used its own soldiers for research. (00:26:54)

A large-scale LSD trip would go a long way towards explaining many of the things John remembers, including people lying on the ground, frozen in place, or reacting in horror to their surroundings. If there were mind-control experiments at work, it's possible that the troops who participated were also drugged to forget. This might explain why Norton and Vasquez seem to have a mental block around the entire month of September 1977. For now, the Fort Benning incident remains a mystery. (00:27:23)

Believers see it as hard evidence of alien contact. Others suspect it was a cold, calculated human experiment on unsuspecting troops. Still others say that the entire incident was concocted by John Vasquez in a bid for attention, and that another man later claimed to be involved to get some time on the radio. What we're left with is a question no one wants to answer. If it was fabricated, why does it feel like someone doesn't want us to know about it at all? (00:27:57)

The events of Fort Benning in 1977 represent one of the most baffling and controversial alleged UFO encounters in modern history. At the heart of it lies John Vasquez, who claims he has been fighting with the army for years regarding records of his service there. Is John lying, or is he the victim of a machine intent on hiding the truth in some vague interest of protecting the public? The Fort Benning incident remains one of the most intriguing events in UFO culture. (00:28:36)

Whether it marks the site of a failed military trial or the echo of something not of this earth, the silence that surrounds it may be the most telling clue of all. (00:28:43)

(2025-10-01)