Sarito Carroll の告発 : Rajneesh (Osho) は悪性のナルシスト
· 約49分
要旨
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和を乱す狂気のオショウ・ラジニーシ・カルトの秘匿された実態
この情報源は、「Cult Expert - Dr. Steven Hassan」というYouTubeチャンネルにアップロードされた動画の書き起こしの一部であり、オショウ・ラジニーシ・カルトの生存者であるサリト・キャロル氏とのポッドキャスト対談を収録しています。
この対談では、Netflixのドキュメンタリー「ワイルド・ワイルド・カントリー」がこのカルトの実態を正確に描けていなかったこと、特にトラウマ、洗脳、マインドコントロールといった側面が無視されたことが強調されています。
キャロル氏は、幼少期にカルトに参加した自身の体験と、性的虐待やネグレクトがカルト内で常態化していた実情について詳しく語り、カルト指導 者バグワン・シュリー・ラジニーシを「悪性ナルシシスト」と見なしています。彼女は、自身の回顧録『In the Shadow of Enlightenment』を通じて、カルトの犠牲者たちへの支援と意識向上の必要性を訴えています。
目次
全体俯瞰
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要約報告書:オショ・ラジニーシ・カルトの実態と生存者の証言
エグゼクティブ・サマリー
本報告書は、バグワン・シュリ・ラジニーシ(オショ)が率いたカルト教団の実態について、元メンバーであるサリト・キャロルの証言を中心に分析したものである。主な結論は以下の通りである。
- Netflixドキュメンタリーの歪曲: Netflixで配信された『ワイルド・ワイルド・カントリー』は、カルトの危険性を過小評価し、内部で行われていた児童虐待、心理的支配、組織的犯罪といった深刻な問題を省略した、極めて歪んだ内容である。このドキュメンタリーは現役信者を中心に構成されており、被害者の視点が完全に欠落している。
- 児童虐待とネグレクト: 教団内では「子供に自由を与える」という哲学のもと、教育や構造が意図的に排除され、深刻なネグレクト(育児放棄)が横行した。サリト・キャロルは9歳で入信し、学校教育を受けずに10歳で飲酒を始め、12歳で成人男性に性的虐待を受けた。このような性的虐待や搾取は、他の多くの 子供たちにとっても常態化していた。
- 巧妙な心理的支配: ラジニーシは「汝は汝自身の現実を創造する」といった教えを用い、性的虐待を含むあらゆるトラウマを被害者自身の責任に転嫁させた。性的行為を拒否することは「エゴ」と非難され、信者は自己の健全な判断力を抑圧するよう仕向けられた。盗聴や密告が常態化し、信者は常に監視されているという恐怖の中に置かれた。
- 指導者の本質と組織犯罪: 指導者ラジニーシは「悪性のナルシシスト」と評され、信者が1日12~16時間の労働奉仕に従事する一方で、自身は96台のロールスロイスを所有するなど、極度の富を独占した。教団は、選挙妨害を目的としたバイオテロ(サルモネラ菌散布)、対立者の殺害未遂、脱税、薬物密輸など、数多くの組織的犯罪行為に関与した。
- 生存者の長期的トラウマ: 16歳で教団を脱退したキャロルは、教育や社会的スキルの欠如から社会復帰に多大な困難を経験した。30年にわたるセラピーを経てもなお、他者への不信感や、元信者による「スピリチュアル・バイパシング(精神性を盾にした問題の矮小化)」によって引き起こされる精神的苦痛に悩まされている。現在のオショ国際財団は、過去の組織との関係を否定し、被害者への補償を一切拒否している。