Yvonne Smith : abductee への退行催眠を語る
要旨
UFO拉致と失われた記憶
この音声クリップは、Coast to Coast AMのホストであるライアン・レッカーと、長年にわたりUFOによる拉致の経験を扱う催眠療法士イヴォンヌ・スミスとの間のインタビューを収録しています。
スミス氏は、自身が遭遇した人々が抱える「失われた時間」の現象、つまり人生における時間の欠落や、催眠療法を通じて潜在意識から回収される抑圧された記憶について説明しています。
彼女は、拉致の被害者が経験する身体検査の類似点や、世界各地で異星人の描写や宇宙船の内部について驚くほど共通する証言があるこ とを強調しています。
また、この分野の著名人との仕事や、自身のサポート組織であるCEROについても言及し、電子機器への影響やインプラントなどの物理的証拠についても触れています。
目次
- 要旨
- UFO拉致現象と失われた記憶:イヴォンヌ・スミス氏によるブリーフィング
- 事例報告書:UFO拉致体験後のトラーマ治療における催眠療法の適用 — イヴォンヌ・スミスの実践事例より
- UFO拉致の謎:催眠療法士が解き明かす「失われた時間」と驚くべき共通体験
- 専門家との協力
- abduction 体験の共通点
- UFO の内部と検査の描写
- 電子機器への影響
- 情報源
- 文字起こし(話者識別)
UFO拉致現象と失われた記憶:イヴォンヌ・スミス氏によるブリーフィング
要旨
本ブリーフィングは、UFOによる拉致(アブダクション)現象を専門とする催眠療法士イヴォンヌ・スミス氏の34年以上にわたる研究と臨床経験をまとめたものである。スミス氏によれば、拉致体験の最も顕著な兆候は、数時間に及ぶ記憶の欠落、すなわち「ミッシング・タイム」である。氏は退行催眠療法を用いて、通常は意識下にあるトラウマ的な記憶が保存されている潜在意識にアクセスし、クライアントが体験を「再体験」する手助けを行う。
特筆すべきは、互いに面識のない世界中の何千人ものクライアントから、驚くほど一貫した証言が得られている点である。これには、宇宙船内部の描写、行われる身体的検査の内容、そして拉致を行うエイリアンの姿などが含まれる。この現象は一度きりの出来事ではなく、多くの場合、幼少期に始まり生涯にわたって繰り返され、世代を超えて家族内で発生する傾向がある。本稿では、スミス氏のアプローチ、拉致体験の共通パターン、物理的証拠の可能性、そしてこの現象が個人に与える影響について、詳細な分析を提供する。
1. イヴォンヌ・スミス氏の専門性とアプローチ
催眠療法士としての34年の経験
イヴォンヌ・スミス氏は、34年間にわたりUFO拉致体験者の支援に特化してきた催眠療法士(hypnotherapist)である。キャリアの初期には、この分野のパイオニアであるバド・ホプキンス氏、ジョン・マック博士、デビッド・ジェイコブス博士らと協力し、彼らから指導を受けた。これまでに数千人のクライアントと協力し、膨大な数の退行催眠セッションを行ってきた。また、拉致体験者への支援を目的としたサポートグループ「CERO(Close Encounter Resource Organization)」を33年前に設立している。
退行催眠療法の手法
スミス氏のアプローチは、クライアントを深いリラクゼーション状態に導き、潜在意識(subconscious mind)にアクセスすることに重点を置いている。彼女の説明によれば、人の精神力(mind power)の80%は潜在意識が占めており、トラウマ的な体験の記憶はここに保存されている。
- 意識の構造: 意識(conscious mind)が精神力の約20%を占めるのに対し、潜在意識は80%を占める。両者の間には、物事を疑い、否定する「批判的領域(critical area of mind)」が存在する。
- 記憶へのアクセス: 退行催眠は、この批判的領域を一時的に脇に置くことで、潜在意識に直接アクセスし、封印された記憶を引き出すことを可能にする。
- 記憶のブロック: 潜在意識は、交通事故や虐待、戦争体験などのトラウマから個人を守るために記憶をブロックする。拉致体験も同様にブロックされるが、エイリアン自身も記憶をブロックする処置を施しているとスミス氏は考えている。
- 再体験の重要性: 退行催眠中、クライアントは単に記憶を思い出すのではなく、感情や身体的感覚を伴って体験を「再体験」する。この強い感情的反応が、ポップカルチャーなどから得た情報を基にした作り話との決定的な違いとなる。
クライアントの動機と背景
スミス氏のもとを訪れるクライアントには共通の背景がある。
- 長年の苦悩: 幼少期から断片的な記憶に悩まされ、数十年経ってから真実を知るために訪れるケースが多い。
- 最後の砦: 伝統的なセラピストや心理学者、精神科医のもとで治療や投薬を試みた後、解決しない部分を抱えて最後にスミス氏を頼ってくる。近年では、従来のセラピストから紹介されるケースも増えている。
- 単純な解決への願望: 多くのクライアントは、「自分は狂っていると診断してほしい」と口にする。そうすれば薬物治療や入院で問題が解決すると考えるからである。しかし、スミス氏は、本当に精神的な問題を抱えている人は自覚がないことが多いと指摘し、彼らが正気であることを保証する。
2. 拉致体験の共通パターンと特徴
「失われた時間」(ミッシング・タイム)現象
拉致体験の最も明白な兆候の一つ。当事者は1時間から数時間の記憶を完全に失っており、何が起こったのか全く説明できない。例えば、午後2時に帰宅するはずが、午後5時近くになっていたりする。この説明不能な時間の空白が、当事者を長年にわたって苦しめる ことになる。
典型的な拉致シナリオ
何千ものケースから、非常に似通った拉致シナリオが報告されている。
- 路上での遭遇: 車で高速道路や一般道を走行中、前方に点滅する光を目撃する。当初は交通事故現場だと思い、救急隊員のような人影も見える。しかし、その場を通り過ぎて帰宅すると、予定より2時間も遅れていることに気づく。退行催眠を行うと、点滅する光はUFOであり、救急隊員に見えたのはエイリアンだったことが明らかになる。
- 寝室からの拉致: 最も一般的なケースで、夜中に自宅の寝室から連れ去られる。体験の始まりは、青白い光が部屋に差し込み、体が麻痺して目しか動かせなくなる感覚を伴うことが多い。体験の終わりには、ベッドに「落とされた」または「叩きつけられた」ような感覚で意識が戻る。
生涯にわたる、世代を超えた体験
UFOによる拉致は、一度きりの出来事であることは極めて稀である。
- 生涯にわたる追跡: 多くの場合、体験は4歳から6歳頃の幼少期に始まり、人生を通じて断続的に繰り返される。
- 世代間の連鎖: 拉致は家族内で発生する傾向が強く、世代を超えて受け継 がれる。スミス氏が扱ったケースでは、祖父母、両親、子供、そして孫の代まで体験が続いている家族もいる。エイリアンは特定の家系を研究対象としていると考えられる。
世界的な現象
拉致現象は特定の「ホットスポット」や人里離れた地域に限定されない。ニューヨークのマンハッタンのような大都市でも発生しており(バド・ホプキンスが調査したリンダ・コルティリ事件など)、これは世界中で報告される普遍的な現象である。スミス氏は現在、Zoomを通じて米国内外のクライアントとセッションを行っているが、国や文化が違えども、報告される体験内容には驚くほどの一貫性が見られる。
3. 宇宙船内部と「実験」に関する証言
クライアントは、互いに情報交換をしていないにもかかわらず、宇宙船の内部やそこで行われる処置について、酷似した描写をする。
宇宙船内部の描写
- 環境: 家具などがほとんどない、非常に殺風景で広大な部屋。
- 床: 滑らかでガラスのような感触。
- 通路: しばしば狭く、湾曲した廊下を通って移動させられる。エイリアンが前後に付き添う。
- 検査室: 病院のように非常に清潔で臨床的な雰囲気の部屋に連れて行かれ、手術の準備をされているような不安を感じる。
身体的検査と処置
- 検査台: 獣医の診察台を思わせる、非常に冷たい金属製のテーブルに横たえられる。
- 器具: 長い針のような、名称不明の器具が頻繁に使用される。
- 頭部への処置: 特に90年代初頭の報告で顕著だったのが頭部への処置である。針状の器具を耳、頭頂部、後頭部(頭蓋骨と脊椎の接合部)に挿入されるという証言が多数存在する。
4. 証言の信憑性と物理的証拠
スミス氏は、拉致体験が現実のものであることを裏付ける複数の根拠を挙げている。
ケース間の一貫性
最大の根拠は、居住地も年齢も異なる無関係な人々が、細部に至るまで同じ内容を語る点にある。例えば、スミス氏のあるクライ アントが「ドラキュラのような高い襟のついた黒いマントを着た背の高いエイリアン」について語った際、当初は奇妙に思ったが、後にジョン・マック博士やバド・ホプキンス氏に確認したところ、彼らも同様のケースを複数抱えていることが判明した。
ポップカルチャーの影響の否定
映画や本の影響ではないかと疑う声に対し、スミス氏は退行催眠中のクライアントの反応を挙げる。彼らは恐怖で叫び、ソファから逃げ出そうとするなど、明らかにトラウマを再体験している。これは単に物語を模倣しているだけでは起こりえない、深い感情的・身体的反応である。
物理的証拠
- インプラント: スミス氏の同僚であった故ロジャー・リア博士は、被拉致者の体から約17〜19個のインプラントを外科的に摘出した。スミス氏もいくつかの手術に立ち会っている。しかし、インプラントを摘出すると、再び拉致されて新しいものを埋め込まれるため、痛みなどの問題がない限りは摘出を推奨していない。
- 身体的痕跡: 被拉致者が、寝る前にはなかったはずの奇妙な痣や傷跡が体についている状態で目覚めることは一般的である。スミス氏自身も同様の体験をしている。
5. エイリアンの目的と被拉致者のその後
エイリアンのアジェンダ
スミス氏の見解では、エイリアンは明確な目的(アジェンダ)を持って行動している。
- 研究対象としての人類: 彼らは人類を研究しており、特に特定の家系を追跡調査している。
- 人間とは異なる倫理観: 彼らの行動は人間の道徳観や倫理観では測れない。「あなたを傷つけるつもりはないが、これをしなければならない」とテレパシーで伝えることがあるが、その行動は被拉致者の同意を得ていない。
被拉致者に及ぼす影響
拉致体験は、当事者の心身に長期的な影響を及ぼす。
- PTSD症状: 体験のトラウマにより、多くの被拉致者が心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状に苦しむ。
- 電化製品への影響: 被拉致者はしばしば電化製品に異常な影響を与える。腕時計が頻繁に止まる、コンピューターが故障する、空港の金属探知機 に必ず引っかかる、などの現象が報告されている。番組中にも、スミス氏との接続が複数回切れる技術的な問題が発生し、この種の話題を扱う際に頻発する現象だと彼女は述べた。
6. 番組での質疑応答ハイライト
番組の後半では、視聴者からの電話による質疑応答が行われ、多様な体験が語られた。
| 質問者 | 居住地 | 質問・体験の概要 |
|---|---|---|
| Sean | ワシントン州 | 幼少期の原因不明の鼻血、拉致後に枕が屋根の上にあった体験、後頭部への針の挿入とヒエログリフのような情報の「ダウンロード」を経験。 |
| Lonnie | ミシガン州 | 祖父と父が共有した拉致体験の記憶が、年月と共に(特に祖父において)薄れていったことについて質問。スミス氏は、記憶が薄れる前に退行催眠を受けることの重要性を指摘。 |
| Jim | カリフォルニア州 | 幼少期に、ホピ族の神に似た、金色の円筒形で巨大な目を持つ存在を2度目撃したと報告。スミス氏はこの描写を聞いたことがないと述べた。 |
| James | カリフォルニア州 | 兄弟と釣り中にUFOに遭遇し時間を失った。後の瞑想で、エイリアンが植物を研究している様子を見せられたと語った。 |
| アラスカ在住の女性 | アラスカ州 | 自身がRhマイナスの血液型であること、電子機器が苦手であることと拉致体験との関連性を質問。スミス氏は、被拉致者が電子機器に影響を与えることは非常によくあると回答。 |