Jason Reza Jorjani Ph.D : ナチスの UFO 技術、VRIL、Thule 協会、19世紀末の謎の飛行船、NIMSA…等々を語る

2025年10月2日 · 約161分

前置き

「UFO and ナチス」に絡んだ、いわゆる陰謀論的な話題が網羅的に取り上げられている。

Jason Reza Jorjani Ph.D のこの動画での話題は、事実とその事実を元に大きく膨らませた憶測が渾然一体となって混じり合っている。

それゆえ、技術開発や科学研究の現場を知らないと（＝肌感覚でわかっていないと）、あらぬ妄想―― Tesla の技術が、反重力装置が、Fhiladelphia 実験が、Montauk 計画が、Looking Glass が、タイムマシンが、TR-3B が、火星基地が、SSP が、太陽系艦隊が…等々が既に実用化されているのだ ――に突っ走ることとなる。

つまり、具体的な科学的根拠がごっそり欠落しているので、この動画で語られている憶測部分を真に受けるべきではない。とはいえ、こういう SF 的な捉え方（＝ Richad Dolan の Breakaway Civilization という主張）ですら「UFO 界隈では半ば常識化している」ということを理解するのも重要。

要旨

離脱文明の概念とナチスの遺産

この資料は、Jeffrey Mishlove博士が司会を務め、Jason Reza Jorjani博士をゲストに招いた「The Breakaway Civilization with Jason Reza Jorjani」と題された動画の文字起こしの一部です。二人は、UFO現象を説明するためにUFO研究家のRichard Dolanが提唱した‌‌ブレイクアウェイ文明‌‌という概念について議論しています。

Jorjani博士は、この文明は米国の‌‌軍産複合体‌‌内の科学的・技術的ブレークスルーによって形成され、‌‌ナチスドイツの残党‌‌やファシストのイデオロギーに深く関わっている可能性があると示唆しています。

彼らは、H.G. Wellsの小説、第二次世界大戦後のナチス科学者の統合（‌‌ペーパークリップ作戦‌‌）、そしてJames Bondや『ツイン・ピークス』のような‌‌大衆文化‌‌における関連する暗示に至るまで、この概念の歴史的・文化的ルーツを探っています。

Mishlove博士は、Jorjani博士のキャリアが彼が批判するファシストの組織と関連付けられた‌‌中傷的告発‌‌によって損なわれたと指摘し、議論を締めくくっています。

前置き
要旨
全体俯瞰
影の同盟：ナチスの遺産と戦後アメリカの誕生
ホワイトペーパー：影の帝国――20世紀の歴史を形成した秘密結社、金融ネットワーク、そしてナチスの遺産
エーテル・ヴリル (Vril) の概念
資金調達と産業支援
1. 1. 戦前のナチスへの資金提供と大西洋横断の繋がり
2. 2. 戦後のナチス複合体の「収穫」とディープ・ステートへの組み込み
情報機関の融合
ナチスの影響が組み込まれた構造
NIMSA（Airship Pursuit and Exploration Project Office）との繋がり
ナチスの先端技術プロジェクト
情報源
文字起こし（話者識別）

全体俯瞰

離脱文明の謎とナチスの遺産：ジェイソン・レザ・ジョルジャニ博士によるブリーフィング

要旨

ジェイソン・レザ・ジョルジャニ博士が提唱する中心的なテーマは、主流社会と並行して、高度な技術力を持つ秘密の「離脱文明」が存在するというものである。この文明はナチスのイデオロギーと人材に深く根ざしており、UFO現象の大部分を説明しうる可能性を秘めている。

その起源は19世紀のプロイセン・ナショナリズムに遡り、J.P.モルガンやロックフェラー家といったアメリカのコーポラティストからの資金援助を受けていたとされる。第二次世界大戦後、この文明は「ペーパークリップ作戦」によってアメリカに流入したナチスの科学者や、CIA設立時に統合されたナチスの諜報機関（ゲーレン機関）によって、その能力を飛躍的に増大させた。

ジョルジャニ博士の核心的な主張は、1947年のUFO目撃多発事件が、戦後も生き延びたナチスの国際的ネットワークによる巧妙な心理戦争であったという点にある。この作戦の目的は、アメリカを欺いて、説明責任を負わない強力な軍産複合体を設立させ、その内部からこの組織を掌握することにあった。結果として、ファシスト的エートスを持つこの離脱文明は、アメリカ政府の民主的統制から完全に独立して活動しており、世界、特にアメリカ合衆国にとって長期的な脅威となっていると結論づけられる。

1. 「離脱文明」の概念

「離脱文明（Breakaway Civilization）」という用語は、UFO研究家のリチャード・ドーランによって提唱された。この概念は、主流社会とは隔絶されたエリート集団が、独自の文明を築いている可能性を示唆するものである。

提唱者と定義: リチャード・ドーランは、著書『UFOと国家安全保障体制』の中でこの用語を提唱した。軍産複合体の「ブラック・ワールド（秘密プロジェクトの世界）」で活動するエリートたちが、公には知られていない科学的・技術的ブレークスルーを達成した結果、主流文化とは根本的に異なる文化と世界観を持つに至った状態を指す。
技術的・経済的自立: この文明は、独自の科学理論と技術的進歩に基づき、公の経済や産業から相対的に独立した経済・産業基盤を確立している。当初は主流経済に寄生していたが、現在ではかなりの程度、自律的な構造を持つに至っている。
UFO現象との関連: ドーランは、離脱文明をUFO現象の一部を説明するための代替理論として提示している。すべてのUFOが地球外生命体に由来するわけではなく、少なくとも一部は、この秘密の軍産複合体、あるいはもはや「文明」と呼ぶべき存在によって製造された、先進的な航空宇宙機である可能性を指摘している。近年、米海軍が公式に認めた「チックタックUFO」のような未確認飛行物体も、海軍の上層部すら知らない機密プロジェクトで製造されたものである可能性がある。

2. 歴史的・文学的先行事例

離脱文明のアイデアは、UFO時代以前から、哲学や文学作品の中で繰り返し探求されてきたテーマである。これらの作品は、秘密のエリート集団が世界から隔絶された場所でユートピアや新世界秩序を築くというビジョンを描いている。

作品名/プロジェクト名	著者/製作者	年代	概要
新アトランティス (New Atlantis)	フランシス・ベーコン	1620年代	太平洋の隠された島で、科学的・哲学的エリートたちが文明を築く。偽の身分で使者を世界中に派遣し、各国の科学的発見や技術革新を収集・統合し、さらなる進歩の基盤とする。超高層ビルや潜水艦などの未来技術が予見されている。
来るべき世界の形 (The Shape of Things to Come)	H・G・ウェルズ	1933年	第二次世界大戦を予見し、各国の軍隊に所属する科学者や技術者が自国から離反し、地下都市を建設。文明が崩壊するのを待ってから、先進的な航空機で地上に再出現し、惑星全体を征服して科学的原理に基づくユートピア「新世界秩序」を確立する。
来るべき種族の力、ヴリル (Vril, The Power of the Coming Race)	エドワード・ブルワー＝リットン	1800年代	「ヴリル」と呼ばれるエーテル・エネルギーを操る地下文明を描いたSF小説。この概念は、後にナチ党の母体となった「トゥーレ協会」に多大な影響を与えた。
オルタナティブ3 (Alternative Three)	英国のテレビ番組	1970年代	破滅的な気候変動から人類を救うため、各国のエリート科学者たちが火星への移住計画を秘密裏に進めているという内容の、ドキュメンタリー風の番組。一種の社会実験として、機密情報が意図的にリークされた可能性も指摘されている。
ジェームズ・ボンドシリーズ	イアン・フレミング	20世紀中盤	作中に登場する国際的犯罪組織「スペクター」は、米ソ冷戦の陰で活動する第三勢力として描かれる。これは、戦後のファシスト国際組織「ODESSA」をフィクション化したものだとジョルジャニ博士は分析している。

3. 起源：プロイセンのナショナリズムとアメリカの資本

離脱文明の思想的・技術的基盤は、19世紀のプロイセン（ドイツ）のナショナリストたちと、彼らを支援したアメリカの金融資本家との連携に遡る。

ドイツ人によるアメリカ大陸植民: 19世紀、統一ドイツ帝国の成立を目指すプロイセンのナショナリストたちは、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル南部など、南米に広大な植民地を築いた。
秘密航空工学グループ「NIMSA」: 1800年代後半、カリフォルニア州ソノラで、プロイセンが支援する航空工学者たちのグループ「NIMSA」（ドイツ語で「飛行船追跡探査計画局」の意）が活動していた。チャールズ・デルショーというドイツ系移民が、彼らが開発した先進的な飛行船（「アロー」と呼ばれた）の技術図面を残している。
1896-97年の飛行船目撃事件: テキサス州を中心にアメリカ南部で目撃が多発した飛行船は、NIMSAが開発した機体であった可能性が高い。目撃談によると、パイロットたちはニューヨークの投資家から資金援助を受けていると語っていた。
J.P.モルガンとニコラ・テスラ: このニューヨークの投資家こそ、金融王J.P.モルガンであったとされる。モルガンはNIMSAに資金を提供する一方、ニコラ・テスラの「世界ワイヤレスシステム（フリーエネルギー）」プロジェクトにも出資していた。ジョルジャニ博士は、モルガンがテスラの技術特許を買い取り、NIMSAのような特定のグループが独占できるように一般社会から秘匿したと推測している。
アメリカ資本によるファシズム支援: J.P.モルガンは、ロックフェラー家や後のCIA長官アレン・ダレスと共に、ナチス・ドイツやファシスト・イタリアなど、ヨーロッパにおけるファシズムの台頭に資金を提供した。ヘンリー・フォードや、ジョージ・H・W・ブッシュの父であるプレスコット・ブッシュも、ナチスの主要な支援者であった。また、ロックフェラー大学などが推進したアメリカの優生学プログラムは、ナチスの人種政策のモデルとなった。

4. ナチスの遺産：技術、人材、諜報機関の浸透

第二次世界大戦後、ナチス・ドイツが開発した最先端技術、優秀な人材、そして諜報ネットワークは解体されることなく、アメリカの国家安全保障体制の根幹に移植された。これが離脱文明を飛躍的に発展させる決定的な要因となった。

先進技術:
- クロノス計画と「釣鐘（Die Glocke）」: ハンス・カムラーの指揮下で、無限のエネルギー源（ゼロポイント・エネルギー）を開発する試み。水銀・トリウム同位体を充填した釣鐘型の装置で、時空に影響を及ぼすほどのエネルギーを発生させたとされる。
- 円盤型航空機の開発: ヴィクトル・シャウベルガーなどの航空工学者が、高速飛行時に翼の周りに発生する空気抵抗（境界層）を吸引する問題を解決するため、翼のない円盤型の機体を考案。最終的な目標は、この円盤型機体に「釣鐘」の動力源を融合させることだった。
人材の移転:
- ペーパークリップ作戦: ヴェルナー・フォン・ブラウンをはじめとする数千人のナチス科学者がアメリカに渡り、軍産複合体の中核を担った。
- NASAとアポロ計画: NASAの初代長官となったフォン・ブラウンは、元ナチスの同僚たちでアポロ計画の主要ポストを固めた。彼は親衛隊（SS）の少佐であり、民間人への攻撃用ロケットを奴隷労働で製造していた人物である。
諜報機関の形成:
- 1947年国家安全保障法: CIAの設立を定めたこの法律は、アメリカの憲法体制を根本的に変容させたとされる。
- CIAとゲーレン機関: CIAは、アメリカの戦時情報機関OSSと、ラインハルト・ゲーレン将軍が率いた東欧のナチス諜報ネットワーク「ゲーレン機関」が合併して設立された。これにより、外国の組織体がアメリカの「ディープステート」の構造に埋め込まれることになった。

5. UFO現象：ナチス残党による心理戦争

ジョルジャニ博士は、1947年に始まったUFO現象の波は、自然発生的なものではなく、アメリカを内部から蝕むための高度な心理作戦であったと主張する。

1947年のUFO目撃多発とフランコ政権: 1947年、スペインのフランコ総統がアメリカに向けて「円盤型のロケット」を発射しているというニュースが報じられた。この作戦は、ナチスの特殊作戦・心理戦の専門家であったオットー・スコルツェニーが指揮していたとされる。
ロズウェル事件の再解釈:
- 回収された技術: ロズウェルで回収されたとされる残骸（ケブラー、ナイトビジョン、レーザーなど）は、地球外文明の産物というより、1944-45年当時のナチス・ドイツの最先端研究と一致する。
- 隠蔽工作の多重構造: 「気象観測気球」という公式発表だけでなく、「エイリアンの宇宙船墜落」という話自体が、より深刻な真実を隠すためのカバー・ストーリーである可能性が指摘される。その真実とは、「敗北したはずのナチスの残党が、アメリカ唯一の核兵器基地の上空を自由に飛行できるほどの技術力を保持している」という、当時のアメリカ国民にとって受け入れがたい事実である。
「ヒュドラ」戦略: この心理作戦は、二つの頭を持つ怪物ヒュドラのように、アメリカを内外から同時に攻撃した。
1. 内部から: ペーパークリップ作戦やCIA設立を通じて、ナチスの人材と思想をアメリカの深層国家に浸透させる。
2. 外部から: UFOという「地球外の脅威」を演出し、国家安全保障の名の下に、民主的統制の及ばない巨大な軍産複合体をアメリカ自身に作らせる。

この戦略の結果、ナチスのエートスを受け継ぐ勢力が、アメリカの軍事・諜報機関の中枢を掌握するに至ったと分析される。

6. 戦後のナチス国際ネットワーク：「ODESSA」

戦後、ナチス党員は世界中に逃亡し、秘密の国際ネットワークを形成した。これが離脱文明の物理的・財政的基盤となった。

ODESSAと「蜘蛛（Die Spinne）」: 元SS（親衛隊）将校の組織で、「ODESSA」または「蜘蛛（Die Spinne）」として知られる。
逃亡先: 彼らの主要な逃亡先は、19世紀からドイツ人植民地が築かれていたアルゼンチンのバリローチェなどの南米諸国や、エジプト、イラン、パレスチナといったイスラム世界であった。
マーティン・ボーマンとイアン・フレミング: ナチスの財政責任者であったマルティン・ボーマンは、公式には死亡したとされたが、実際には南米に逃亡したとされる。英国の諜報員であったイアン・フレミング（ジェームズ・ボンドの作者）が、彼の逃亡に関与していた可能性がある。フレミングが小説で描いた組織「スペクター」は、このODESSAをモデルにしていると考えられる。

7. 現代文化における暗示

離脱文明とナチスの遺産というテーマは、現代のポップカルチャー、特にカルト的な人気を誇る映像作品の中で、暗示的に描かれている。

デヴィッド・リンチの『ツイン・ピークス』:
- 「ブラック・ロッジ」の赤と黒の稲妻模様の床は、ナチスの色彩設計とSSの稲妻シンボルを想起させる。
- 第3シーズンには、「クロノス計画」の「釣鐘」そっくりの装置が登場する。
- 主人公が見つけ出すローラ・パーマーは、「オデッサ」という名の町に偽の身分で住んでいる。
Netflixの『ストレンジャー・シングス』:
- 異次元からの侵略者「マインド・フレイヤー」は、巨大な蜘蛛（Die Spinne）の姿で描かれる。
- ある登場人物は、この侵略を「パラレルワールドからのナチスの侵略」に例える。
- 物語の背景には、軍産複合体が秘密の実験によって異次元への扉を開き、脅威を招き入れているという構図がある。

これらの作品は、水面下で進行するファシスト勢力による世界侵略の物語を、一般大衆が受け入れやすい形に「薄めて」語っているのではないかと、ジョルジャニ博士は示唆している。

影の同盟：ナチスの遺産と戦後アメリカの誕生

序章：終わらざる戦争

第二次世界大戦の終結は、降伏文書への署名をもって、歴史の教科書の一章を閉じました。しかし、公式記録の裏で語られる物語では、それはナチスの影響力が完全に消え去ったことを意味しませんでした。むしろ、その遺産は形を変え、勝者であるアメリカ合衆国の心臓部に深く、そして静かに移植されることになったというのです。

この物語は、一般に知られている歴史に挑戦する、ある衝撃的な説を解き明かします。その鍵となるのが、「ペーパークリップ作戦」と「CIAの設立」。これらは単なる戦後処理ではなく、ナチスの科学者や諜報員をアメリカの国家構造に組み込むための、壮大な計画だったと、この説は主張します。

これから語られるのは、倫理的な妥協と戦略的判断が交錯する中で、アメリカの軍産複合体と諜報機関がいかにしてナチスの遺産を吸収し、今日の我々が知る姿へと変貌を遂げていったのか。その隠された歴史を追う旅です。

1. プロローグ：大西洋に架かる蜘蛛の糸

この説によれば、第二次世界大戦が始まるずっと以前から、アメリカの有力者とドイツの国家主義者たちの間には、大西洋を越えた協力関係が密かに築かれていました。この繋がりこそが、戦後の「取引」の土台となったのです。

1.1. プロイセンの野望とアメリカの資本

1800年代、統一ドイツ帝国を目指すプロイセンの国家主義者たちは、ヨーロッパに留まらず、アルゼンチンやブラジルといった南米、さらには北米にまで及ぶ植民地化計画を進めていました。

この野心的な動きを資金面で支えていたのが、ニューヨークの投資家J.P.モルガンであったと指摘されています。彼の支援を受けたとされる「NIMSA」と呼ばれるプロイセン系の航空技術者グループは、驚くべきことに、19世紀後半のカリフォルニア州ソノラで、当時の常識を覆すような先進的な飛行船を開発していたという記録が残されています。

1.2. 企業が育てたファシズム

J.P.モルガン、ジョン・ロックフェラー、そして後のCIA長官アレン・ダレスといったアメリカの資本家たちが、ナチス・ドイツとファシスト・イタリアの台頭に深く関与していた、という主張は、この説の核心をなすものです。

アメリカ企業とナチス政権の協力関係の深さは、以下の具体例からも明らかだと研究者たちは指摘します。

フォード社: 第二次世界大戦が始まった後でさえ、ヒトラーのために戦車を製造し続けていました。
IBM社: ドイツの子会社を通じて、強制収容所の効率的な管理を可能にするパンチカード技術を提供していました。
ロックフェラー大学: ヒトラーが模範としたアメリカの優生学プログラムを研究・支援していました。事実、ナチスの優生学法は、アメリカの各州で既に施行されていた法律をモデルに作られたのです。

1.3. 移行の文章

このように、戦前から築かれていたアメリカ資本とドイツの野望の結びつきは、ナチスが開発した恐るべき秘密技術を、戦後アメリカが渇望する下地となったのです。

2. 第三帝国の遺産：時空を歪めるベル

敗戦が色濃くなる中、ナチス・ドイツは科学の常識を遥かに超えた、驚異的な秘密技術の開発に没頭していたと言われています。それは単なる兵器開発ではなく、物理法則そのものを支配しようとする試みでした。

2.1. 「ヴリル」とクロノス計画

この説が注目するのは、ナチス党の母体となった秘密結社「トゥーレ協会」です。彼らは「ヴリル」と呼ばれるエーテルエネルギー、すなわち宇宙に満ちる無限のエネルギー源の探求に魅了されていました。

この探求は、ハンス・カムラー親衛隊大将の指揮下で進められた「クロノス計画」へと繋がったとされます。計画の究極の目的は、時空を歪めるほどの無限のエネルギー源、ゼロポイント・エネルギーを実用化することでした。

その中心にあったのが、「ベル（Die Glocke）」と呼ばれる釣鐘型の装置です。ある研究者たちが再現したその構造と原理は、驚くべきものでした。

内部には、逆回転する2つのドラムが設置されている。
ドラムは、水銀とトリウムの同位体を混合した液体で満たされている。
稼働時、この液体は量子レベルで「錬金術的な変容」を遂げ、制御されたブラックホールのような超質量の渦を生成する。

2.2. 空飛ぶ円盤の原型

ナチスの先進技術は、動力源だけに留まりませんでした。航空技術者ヴィクトール・シャウベルガーは、高速飛行時に発生する空気抵抗をなくすため、翼を廃し、機体全体で空気を吸い込む円盤型の機体を考案したと言われています。これが、後に世界中で目撃される「空飛ぶ円盤」の原型となった可能性があるのです。

この説における最終的な結論はこうです。ナチスの目標は、「ベル」の動力源とこの円盤型の機体を融合させ、ロケット推進ではない画期的な飛行物体を完成させることだったのではないか、と。

2.3. 移行の文章

ナチスが手にしたこれらの超技術は、敗戦と共に失われたわけではありませんでした。むしろ、それは新たな取引の切り札として、勝者であるアメリカへと渡ることになります。

3. ペーパークリップ作戦：悪魔との取引

ソビエト連邦との冷戦が迫る中、アメリカは技術的優位性を確保するため、なりふり構わぬ手段に打って出ます。それが、ナチスの科学者を組織的に受け入れた「ペーパークリップ作戦」でした。

3.1. 敵から国賓へ

「ペーパークリップ作戦」とは、単にロケット科学者だけでなく、化学、物理学、医学など、あらゆる分野のナチス・ドイツの科学者数千人をアメリカに「輸入」する極秘計画でした。

この作戦の最も象徴的な人物が、ヴェルナー・フォン・ブラウンです。彼の経歴は、アメリカが犯した倫理的妥協を如実に物語っています。

ナチス・ドイツ時代	アメリカ時代
親衛隊（SS）の少佐	NASAの責任者
山岳内部で奴隷労働を使い、民間人攻撃用ロケットを開発	アポロ計画を主導し、人類を月へ送る
戦争犯罪の責任者	元ナチスの同僚たちで計画チームを構成

3.2. 隠された過去

作戦名の「ペーパークリップ」は、その隠蔽工作に由来します。CIAの前身組織は、科学者たちのナチスとしての戦争犯罪や党員としての過去を抹消し、偽の経歴書を作成しました。そして、その偽造書類の束にペーパークリップを留めて、入国審査を通過させたのです。

この作戦は、技術的優位性を得るという目的のために、戦争犯罪人さえも受け入れるという、アメリカの倫理的な大妥協でした。私たちは自問しなければなりません。目的のためならば、手段は本当に正当化されるのでしょうか？

3.3. 移行の文章

科学技術だけでなく、アメリカの「目」と「耳」である諜報機関もまた、ナチスの遺産によって根底から作り変えられていきました。

4. CIAの誕生：諜報網に巣食う蜘蛛

アメリカの諜報活動の中枢、CIAの設立にも、ナチスの影が深く落ちていると、この説は主張します。その誕生の経緯は、アメリカの国家構造そのものを揺るがすものでした。

4.1. 国家安全保障法とゲーレン機関

1947年に制定された国家安全保障法は、アメリカの憲法体制を根本から変えるものでした。この法律によって、大統領の直接指揮下にあり、議会の監視が及びにくい巨大な権力機関、CIAが創設されたのです。

そして、その設立の核心には衝撃的な事実が隠されていると指摘されています。CIAは、アメリカの戦時情報機関OSSと、ラインハルト・ゲーレン将軍が率いた東欧のナチススパイ網「ゲーレン機関」が合流して設立されたというのです。

これが事実ならば、それは単なる協力関係ではありませんでした。「外国の組織が、アメリカの国家構造の奥深くに埋め込まれた」ことを意味します。この出来事が、後に「ディープ・ステート（国家内国家）」と呼ばれる、政府のコントロールを超えた権力構造の核となった可能性があるのです。

4.2. 影の支配者たち

CIA設立に関わった人物たちの背景は、この繋がりをさらに裏付けているように見えます。

アレン・ダレス: 戦前にナチスへの資金提供に関わっていた彼が、CIA長官に就任しました。
ジョージ・H・W・ブッシュ: 彼の父プレスコット・ブッシュもまた、ヒトラーの資金提供者の一人でした。そして息子である彼も、後にCIA長官の座に就いています。

4.3. 移行の文章

こうしてアメリカの内部に深く根を張ったナチスの遺産は、巧妙な心理戦を通じて、戦後の世界秩序そのものを操ろうと動き始めます。

5. 1947年：ハイドラの襲撃

ナチスの科学技術と諜報網の統合は、アメリカ社会に長期的な影響を及ぼしました。特に1947年に起きた一連の出来事は、巧妙に仕組まれた心理作戦であったという、驚くべき仮説が存在します。

5.1. UFO騒動：仕組まれた恐怖

1947年、アメリカで突如として「空飛ぶ円盤」の目撃情報が多発します。この説によれば、この騒動はナチスの特殊作戦の専門家オットー・スコルツェニーが、ファシスト政権下のスペインから仕掛けた壮大な心理戦争でした。

その目的は、巧妙な3段階のロジックでアメリカを内部から変質させることだったとされます。

恐怖の醸成: 未知の飛行物体（UFO）という「外部の脅威」を演出し、アメリカ政府と軍にパニックを引き起こす。
権力の集中: この脅威に対抗するためという大義名分のもと、国民の支持を得て、軍産複合体へ強大な権限を与える「国家安全保障法」を成立させる。
内部からの支配: すでにナチスの人材が浸透している軍産複合体・諜報機関が、民主的コントロールの及ばない絶大な権力を手に入れる。

それはまさに、アメリカを内部と外部、二つの方向から同時に攻撃する「双頭の獣、ヒュドラ」のような戦略だったのです。

5.2. ロズウェル事件の真相

1947年の象徴、ロズウェル事件。回収された残骸は地球外生命体のものではなく、ナチスの残党が開発した先進的な航空機だったという説があります。「エイリアンの乗り物」という話は、より衝撃的な真実を隠すためのカバーストーリーだというのです。

その根拠は、回収されたとされる技術にあります。ケブラー、ナイトビジョン、レーザー、そしてベルクロ。これらは1940年代のアメリカではSFの世界のものでしたが、1944-45年時点のナチス・ドイツの最先端研究と完全に一致するのです。

そして最も重要な点は、ロズウェル陸軍飛行場が当時、地球上で唯一、核兵器を保有する施設だったことです。この事実は、事件を単なる墜落事故から、ナチスの残党による戦略的な監視活動へと、その意味を劇的に変えてしまいます。

「敗北したはずのナチスが、アメリカ唯一の核兵器基地を監視できる超技術を保持している」――この不都合な真実を隠すため、「エイリアンの墜落」という壮大な物語が必要だったのかもしれません。

5.3. アイゼンハワーの警告

この危険な権力の台頭を、誰よりも早く察知していた人物がいました。ドワイト・アイゼンハワー大統領です。彼は1961年の退任演説で、アメリカ国民に次のような有名な警告を残しました。

「我々は、軍産複合体による不当な影響力の獲得を、それが意図されたものであろうとなかろうと、警戒しなければならない。」

この警告は、本物語で解き明かしてきた、ナチスの遺産を吸収して肥大化し、もはや国民のコントロールが及ばなくなった影の権力の台頭を指していたのだと、この説は結論付けています。

結論：歴史の裏に潜むもの

戦後アメリカの目覚ましい技術的達成――アポロ計画や現代社会を支える数々の発明――は、輝かしい成功譚の裏で、ナチスの科学者や諜報員の貢献、すなわち「悪魔との取引」の上に成り立っていた。これが、今回探求してきた説の根幹です。

このナチスの遺産の統合が、アメリカ国内に、民主主義の原則とは相容れない「ディープ・ステート」や、社会から乖離した独自の技術を持つ「離脱文明」とも呼べる、強力で秘密主義的な権力構造を生み出したと、この説は警鐘を鳴らします。

もし、この説に一片の真実でも含まれているとしたら、私たちは問わなければなりません。第二次世界大戦で、本当に勝利したのは誰だったのか？そして、世界で最も強力な国家を、今、影から支配している遺産とは一体何なのか？歴史の公式記録の裏には、しばしば不都合な真実が隠されています。現代を動かす力の起源を理解するためには、その影の部分にこそ、光を当てることが不可欠なのです。

ホワイトペーパー：影の帝国――20世紀の歴史を形成した秘密結社、金融ネットワーク、そしてナチスの遺産

序論：隠された歴史の再検証

20世紀の歴史は、一般的に民主主義と全体主義、あるいは資本主義と共産主義という二項対立の物語として語られる。しかし、この通説的な見方は、水面下で進行していた、より複雑で深遠な権力構造を見過ごしている。本稿は、UFO研究から生まれた「離脱文明（Breakaway Civilization）」という概念を分析のレンズとして用い、一見すると無関係に見える数々の歴史的出来事――19世紀の飛行船騒動から第二次世界大戦、冷戦下の諜報活動、そして現代のUFO現象に至るまで――の背後に潜む、驚くべき連続性を白日の下に晒すものである。

本稿の中心的な仮説は、19世紀プロイセンの国家主義にその源流を持ち、ナチス・ドイツで技術的・組織的な頂点に達した秘密結社、国際金融家、そして諜報機関のネットワークが、第二次世界大戦後も消滅することなく、むしろ勝者であるアメリカの国家構造の深層部に浸透し、世界の地政学と技術開発に継続的な影響を及ぼしてきたというものだ。これは、私たちが知る歴史の裏側に、もう一つの「影の帝国」が存在する可能性を断定的に示唆するものである。

1. 「離脱文明」：隠された歴史を理解するための理論的枠組み

このセクションでは、「離脱文明」という概念を詳しく検討する。この概念は、単なるSF的な空想ではなく、公には語られない歴史の深層を読み解き、隠された権力構造を可視化するための強力な分析ツールとなり得る。その定義と知的系譜をたどることで、歴史の断片をつなぎ合わせるための理論的枠組みを構築する。

1.1. 概念の定義：離脱文明とは何か

「離脱文明」という用語は、UFO研究家のリチャード・ドーランによって提唱された。彼の理論によれば、これは単にUFOの存在を隠蔽する政府機関というレベルを超えた、より大規模で自律的な存在を指す。その主な特徴は以下の通りである。

起源: その起源は、アメリカの軍産複合体内で秘密裏に進められてきた「ブラック・プロジェクト」に求められる。当初は国家安全保障を目的としていたこれらの計画は、やがて公的な管理を逸脱し、自己増殖を始めたのだ。
特徴: 公共の文化や一般に受け入れられている科学的常識とは著しく異なる世界観と、飛躍的に進歩した独自の科学技術を保有するエリート集団である。彼らの技術力は、公のレベルを数十年、あるいはそれ以上先行している可能性がある。
自律性: 当初は既存の国家経済に寄生していたが、その先進技術を用いて次第に独立した経済・産業基盤を確立し、国家のコントロールからも離脱しつつあると考えられる。

1.2. 歴史的・文学的先例

エリート集団が一般社会から分離し、独自の文明を築くというアイデアは、決して現代に始まったものではない。その思想的源流は、数世紀前の文学や秘密結社の思想にまで遡ることができる。

フランシス・ベーコンの『ニュー・アトランティス』 (1620年代): このユートピア小説では、太平洋上の秘密の島で科学的・哲学的エリートたちが「ソロモンの館」を中心に文明を築く姿が描かれている。特筆すべきは、著者ベーコン自身が、後の英国王立協会の前身とされる秘密結社「インヴィジブル・カレッジ」のメンバーであった点だ。
H・G・ウェルズの『世界はこうなる』 (1933年): SFの父として知られるウェルズは、この小説で、来たるべき世界大戦による文明崩壊を予見した。物語の中で、各国の科学者や技術者たちは自国から離反し、バグダッドの地下に潜伏して秘密都市を建設。先進的な航空機を開発し、世界が荒廃しきった後に再浮上して地球を統一する。
『新世界秩序』への接続: ウェルズは後に、この構想をノンフィクション作品『新世界秩序（The New World Order）』で提示した。興味深いことに、この「新世界秩序」という言葉は、後にアドルフ・ヒトラーからジョージ・H・W・ブッシュに至るまで、様々な政治的文脈で世界の指導者たちによって使用されることになる。

これらの先例が示すように、エリート集団が世界から分離して独自の社会を形成するという思想には長い歴史的背景がある。それは、次のセクションで探求する、現実に存在した国際的ネットワークの思想的土壌となったのである。

2. ネットワークの創生：プロイセンの国家主義とアメリカの資本

本稿の核心的な論証の一つは、20世紀のファシズムの台頭が、その数十年前、19世紀に形成された大西洋をまたぐ強力なつながりなしには考えられない、という点にある。このセクションでは、プロイセンの国家主義的野心とアメリカの金融資本が、いかにして結びつき、後の時代の地政学を動かす「影の帝国」の土台を築いたのかを分析する。

2.1. プロイセンの野望とアメリカ大陸への植民

19世紀、プロイセンを拠点とする国家主義者たちは、統一ドイツ帝国の創設と海外植民地の獲得という壮大なビジョンを抱いていた。1800年代を通じて、彼らはアルゼンチン、パラグアイ、そしてブラジル南部といった南米の広大な地域に植民地を築き、ドイツ系移民のコミュニティを形成していった。この動きは、後の時代にナチス残党の逃避先として機能する下地を作ることになる。

2.2. 初期の先進技術開発：NIMSAの飛行船プロジェクト

このプロイセンの野心は、最先端の技術開発にも注力していた。その一例が、プロイセンの支援を受けた航空技術者グループ「NIMSA」（ドイツ語の「航空船追跡探査計画局」の頭字語）である。チャールズ・デルショーというドイツ系アメリカ人の証言によれば、彼はカリフォルニア州ソノラで、この組織の先進的な飛行船の設計に関わっていた。事実、これらの飛行船と思われる物体は、1860年代から80年代にかけて南米で、そして1896年から97年にかけてテキサス州を中心にアメリカ南部で「謎の飛行船フラップ」として大規模に目撃されている。デルショーの設計図が示唆するのは、これらの飛行船がツェッペリンのようなガス気球ではなく、未知の、おそらくは「電気重力的」な技術で飛行していた可能性である。

2.3. 金融の結節点：ニューヨークの投資家たち

この野心的な秘密プロジェクトの背後には、ニューヨークの強力な金融資本の存在があった。プロイセンの国家主義者たちとアメリカの投資家の間には、密接な協力関係が築かれていたのである。

金融家/企業	プロイセン国家主義者/ナチスとの関連
J.P.モルガン	NIMSAの飛行船プロジェクトへの資金提供者。ニコラ・テスラの「世界ワイヤレスシステム」の特許を買収しフリーエネルギー技術を封印した可能性。後にロックフェラー、アレン・ダレスと共にナチズムの台頭に資金提供。
ジョン・ロックフェラー	石油利権の保護のため、テスラの技術に脅威を感じていた。ナチズムへの資金提供者であり、優生学プログラムの主要な支援者でもあった。

このように19世紀後半には、プロイセンの軍事・技術的野心とアメリカの金融資本が融合した、強力な大西洋横断の軍産金融複合体が形成されていた。このネットワークこそが、次の時代にヨーロッパでファシズムという形で結実するための準備を整えたのである。

3. 第三帝国の台頭：大西洋を越えた共同プロジェクト

ナチス・ドイツの台頭は、単なる一国の国内問題として片付けてはならない。本稿が提示する最も衝撃的な仮説は、それがアメリカの強力な金融・産業エリート層による資金的、イデオロギー的、そして技術的支援を受けた、大西洋をまたぐ国際的な共同プロジェクトであったというものだ。この視点なくして、第一次世界大戦で敗北したドイツが、わずか10年で世界を脅かす軍事大国へと変貌を遂げた謎は解けない。

3.1. イデオロギーの基盤：トゥーレ協会と「ヴリル」の力

ナチ党のイデオロギー的な揺りかごとなったのは、オカルト的な秘密結社であった。

エドワード・ブルワー＝リットン: 彼の小説『来たるべき種族』は、地底の超人種が万能の生命エネルギー「ヴリル」を操る物語であり、ドイツの神秘主義者たちに大きな影響を与えた。
トゥーレ協会: この小説に触発されたルドルフ・フォン・ゼボッテンドルフ男爵は、1917年に秘密結社「トゥーレ協会」を設立。この組織は、後の国家社会主義ドイツ労働者党（ナチ党）の母体となった。彼らの真の目的は、ヴリルという神秘的なエネルギーを手に入れることにあったとされる。

3.2. アメリカの資金提供者たち

1920年代の経済的破綻からナチス・ドイツが奇跡的な復興を遂げ、大規模な再軍備を可能にした背景には、アメリカからの莫大な資金援助があった。その中心にいたのが、J.P.モルガン、ジョン・ロックフェラー、そして後の大統領の父であるプレスコット・ブッシュといった金融エリートたちである。彼らは共産主義の防波堤として、また巨大なビジネスチャンスとしてファシズムの台頭を積極的に支援した。

3.3. 企業の協力と優生学思想の影響

支援は金融面に留まらなかった。アメリカの主要企業とイデオロギーもまた、ナチスの体制構築に深く関与した。

企業の協力: ヘンリー・フォードは戦時中もヒトラーのために戦車を製造し、IBMのドイツ子会社デホマクは強制収容所管理のためのパンチカード技術を開発した。
優生学の影響: アドルフ・ヒトラーはアメリカの優生学プログラムを公然と称賛し、それをモデルにナチスの人種政策を構築した。当時、ロックフェラー大学などが優生学研究の中心地であり、超人を生み出すという思想は、大西洋を越えたエリート層に共有されたイデオロギーだったのである。

これらの事実は、第三帝国が孤立した狂気の産物ではなく、強力な大西洋横断エリートネットワークが生み出した一つの到達点であったことを示唆している。第三帝国の軍事的敗北は、このネットワークの終わりではなく、その活動形態が変化する転換点に過ぎなかった。次の作戦段階は、はるかに陰湿なものであった。すなわち、征服者の制度そのものを内側から植民地化することである。

4. 戦後の遺産：アメリカ深層国家への浸透

第二次世界大戦の終結は、ナチスのイデオロギーと影響力の終わりを意味しなかった。むしろそれは、彼らの科学技術、諜報能力、そして人材が、戦勝国であるアメリカの国家構造の根幹に戦略的に埋め込まれるという、より巧妙な段階への移行であった。これは、アメリカの主要な戦略的機構に対する、成功した敵対的買収に他ならない。

4.1. ペーパークリップ作戦：ナチス科学者の戦略的移入

「ペーパークリップ作戦」は、アメリカがナチスの科学者や技術者を大量に受け入れた秘密計画である。最も象徴的な事例は、SS（親衛隊）少佐であり、奴隷労働を用いてV2ロケットを開発したヴェルナー・フォン・ブラウンである。彼は戦後、NASAの長官に就任し、元ナチスの同僚たちで固められたチームと共にアポロ計画を主導した。

4.2. CIAの誕生：ナチス諜報機関との融合

CIAの創設構造そのものが、戦略的な浸透工作の産物であった。公式にはOSS（戦略情報局）の後継組織とされているが、その実態は、ラインハルト・ゲーレン将軍率いるナチスの東欧スパイ網「ゲーレン機関」との事実上の合併であり、アメリカの諜報機関の中枢に、ナチスのDNAが組み込まれた瞬間であった。

4.3. 1947年の心理作戦：UFO現象の政治利用

奇しくもCIAが創設された1947年、アメリカ全土でUFOの目撃情報が多発した。これは単なる偶然ではなく、高度に計算された心理作戦であった可能性が高い。

脅威の創出: 当時、ファシスト政権下のスペインから、ナチスの特殊作戦専門家オットー・スコルツェニーの関与のもと、「円盤型のロケット」がアメリカに向けて発射されているという報道があった。
目的: この正体不明の「外部からの脅威」は、アメリカ国内に危機感を煽り、国家安全保障法を成立させるための口実として利用された。この法律は、軍産複合体と新設された諜報機関に、憲法上の制約を超えた絶大な権力を与えるものであった。
皮肉な結果: この権力集中によって強化された組織の内部には、ペーパークリップ作戦やゲーレン機関を通じて、すでに多数のナチス関係者が深く浸透していた。つまり、外部の脅威を演出することで、内部に潜む勢力が権力を掌握するという、二重の策略が実行されたのである。

4.4. ロズウェル事件の再解釈

この文脈の中で、1947年のロズウェル事件も再評価されねばならない。回収物の分析に関わったフィリップ・コーソ大佐は、その残骸からケブラー繊維、暗視装置、レーザー、ヴェルクロ（マジックテープ）、そして「息を吹きかけると反対側でそれを感じられるほど微細な穴の開いた金属」といった技術がもたらされたと証言した。これらの技術は、ナチス・ドイツの最先端研究レベルとは驚くほど一致する。円盤という形状自体、高速飛行時に翼周りに生じる「境界層の吸い込み」という空力学的問題を解決するためにドイツで考案された、実用的な設計だったのである。

したがって、「異星人の乗り物の墜落」という物語自体が、二次的なカバーストーリーである可能性が極めて高い。隠蔽すべき第一の真実とは、異星人との接触ではなく、ナチス残党がアメリカの最も機密性の高い核兵器施設の上空を自由に侵犯できるほどの先進技術を保持しているという、国家の威信を揺るがす衝撃的な事実だったのである。

これらの出来事を通じて、アメリカの「深層国家」の内部に、本来の国益とは異なる目的とイデオロギーを持つ「外国の存在」が深く埋め込まれた。この影の勢力は、冷戦という新たな時代を、自らの目的のために巧みに利用していくことになる。

5. 冷戦下の影のネットワークとその先

戦後の世界は、アメリカとソ連という二大超大国の対立によって規定されていた、というのが通説だ。しかし、この二極対立の影で、第三の勢力、すなわち国境を持たない国際的なファシストネットワークが暗躍していた可能性を無視することはできない。

5.1. ODESSAと「スペクター」：現実とフィクションの交錯

戦後、ナチス残党を世界中へ逃亡させるための秘密ネットワークが存在した。「元SS隊員組織」の頭文字をとったODESSA、別名‌‌「蜘蛛（ディ・シュピネ）」である。英国の諜報員であったイアン・フレミングは、自身のジェームズ・ボンドシリーズに登場する国際犯罪組織「スペクター」のモデルとして、このナチス国際ネットワークを知っていた可能性が極めて高い。驚くべきことに、フレミング自身がナチスの財務責任者マルティン・ボルマンの南米逃亡作戦に関与していたという情報が存在する。英国諜報部員がなぜナチス高官を助けたのか。その背景には、1941年のルドルフ・ヘス‌‌の英国への謎の飛行がある。ヘスは、ヒトラーとの同盟を望む30名もの英国議会の有力者と接触を試みていた。大西洋をまたぐエリート層の共感は、我々が考える以上に根深かったのだ。

5.2. 「第三の勢力」としての戦略

フレミングが小説で描いた比喩は、このネットワークの戦略を的確に表現している。彼は、アメリカとソ連をガラス瓶の中の二匹の‌‌「闘魚」に、そしてスペクター（ナチス国際ネットワーク）をそれを傍観する「猫」‌‌になぞらえた。闘魚が互いに疲弊しきったところで、猫が漁夫の利を得る――これが、彼らの冷戦下における長期的なグランドストラテジーであった。

5.3. グローバルな活動拠点

このネットワークは、第二次世界大戦の敗北後、新たな拠点を世界中に築き、影響力を行使し続けた。

南米への逃亡: 19世紀からドイツ人入植地が築かれていたアルゼンチンのバリローチェなどは、ナチス高官や科学者たちの安全な避難先となった。
イスラム世界への浸透: 彼らの活動は南米に留まらなかった。エジプトのナセル政権下でロケット開発を支援し、パレスチナの指導者と連携するなど、中東における反西側・反ソ連の勢力を支援することで、地政学的な影響力を確保した。

1991年のソ連崩壊により、このネットワークにとって最大のイデオロギー上の敵であり、同時にその存在を正当化する「便利な敵」が消滅した。彼らが次なる目標として、イスラム世界に築いた足場を利用し、新たな世界的対立、すなわち「文明の衝突」を画策している可能性は、現代を生きる我々が真剣に考察すべき課題である。

結論：離脱文明という現代への警告

本稿で展開してきた論点は、20世紀史の裏面史を描き出すものである。19世紀プロイセンの国家主義に端を発する秘密の系譜、それを支えた大西洋横断の金融ネットワーク、そしてナチス・ドイツが生み出した先進技術と諜報組織。これらが融合し、第二次世界大戦後も生き延び、勝者であるアメリカの深層国家にまでその影響を及ぼしたという仮説は、我々の歴史認識に根本的な再考を迫る。

この「離脱文明」の存在が示唆するものは、単なる過去の陰謀論ではない。それは、私たちが自明のものとして認識している民主主義や国家主権という概念が、公的な監視やコントロールの及ばない、目に見えないファシスト的エートスを持つ勢力によって、内側から侵食され、脅かされている可能性があるという、現代社会への重大な警告なのである。歴史の影に潜む帝国の遺産は、今なお私たちの未来を形作っているのかもしれない。

エーテル・ヴリル (Vril) の概念

ナチスとドイツのつながりというより大きな文脈において、エーテル・ヴリル（Vril）の概念は、ナチズムのイデオロギー的および技術的な起源と深く結びついており、特に‌‌無限のエネルギー源‌‌の追求に関係しています。

ソースがエーテル・ヴリルの概念について述べている要点は以下の通りです。

1. ヴリルの定義と起源

ヴリルは、1800年代におけるエーテル・エネルギーを指す用語の一つでした。

‌‌文学的起源:‌‌ ヴリルという言葉は、エドワード・ブルワー＝リットンのカルト的な人気を誇るSF小説『来たるべき人種（Vril, The Power of the Coming Race）』に由来しています。
‌‌古代の離脱文明:‌‌ オカルティストでもあったブルワー＝リットンは、このエーテル・エネルギー、すなわちヴリルを中心に組織された‌‌地下文明‌‌（本質的には古代の離脱文明）を描写しました。
‌‌代替物理学:‌‌ ヴリルの概念の根底にあるエーテルの考え方は、ニコラ・テスラが開発していた「ワールド・ワイヤレス・システム」が、主流の物理学では信用されていない‌‌動的なエーテル‌‌という代替物理学の概念に基づいていたことに関連しています。

2. ナチスの揺りかごとしてのヴリルとトゥーレ協会

ヴリルの概念は、ドイツにおける国家社会主義運動の核心的な動機付けの一つであったとされています。

‌‌トゥーレ協会の創設:‌‌ ヴリル、そしてヴリルを中心に組織された社会という考え方は、1917年にドイツで‌‌トゥーレ協会（Thule Society）‌‌を創設した‌‌ルドルフ・フォン・ゼボッテンドルフ男爵‌‌にインスピレーションを与えました。
‌‌ナチ党の誕生:‌‌ トゥーレ協会は、‌‌ドイツ国民社会主義労働者党‌‌（ナチ党）の‌‌揺りかご‌‌となりました。
‌‌表向きの目的と真の目的:‌‌ 貴族であったゼボッテンドルフ男爵らは、ドイツにおける共産主義の台頭を恐れ、その社会政治的な防波堤としてナチ党を設立しました。しかし、彼らが‌‌真に追求していたのは、ヴリル、すなわちこのエーテル・エネルギー‌‌でした。

3. ドイツによるヴリル/エーテル技術の追求

エーテル・エネルギーへのアクセスというトゥーレ協会の真の関心は、ナチス・ドイツが推進した高度な技術プロジェクトによって説明されます。

‌‌クロノス・プロジェクト（Project Kronos）:‌‌ 1940年代初頭、ハンス・カムラーの指揮の下、プラハ郊外のシンクタンクで「クロノス・プロジェクト」と呼ばれる計画が立ち上げられました。
‌‌無限エネルギーの探求:‌‌ このプロジェクトは、本質的にエーテルを活用し、それを実用的な目的に利用することで、‌‌無制限のエネルギー源‌‌にアクセスしようとする試みでした。
‌‌「ベル」の技術:‌‌ クロノス・プロジェクトでは、「ベル」（The Bell）と呼ばれる鐘形の装置が用いられました。内部には水銀-トリウム同位体が充填された2つの逆回転ドラムがあり、交流で稼働し、周期的に直流で衝撃が与えられました。この装置は、ゼロポイント・エネルギーとして知られるものを引き出す、エネルギー出力が入力よりも大きい発電所のような役割を果たすことを意図していました。
‌‌ナチスのUFOへの関連:‌‌ このベルを動力源として、ドイツの航空技術で考案された円盤形の機体（吸入スロットを持つウィングのない設計）と融合させ、‌‌ゼロポイント・エネルギー駆動の空飛ぶ円盤‌‌を作り出すことが研究の最終的な目標であったと示唆されています。SS特殊作戦・心理戦部長であったオットー・スコルツェニーは、1944年後半にプラハ近郊の施設でベル駆動の空飛ぶ円盤の飛行を目撃したと考えられています。

したがって、ソースの文脈では、ヴリルは単なるオカルト的な概念に留まらず、ナチス・ドイツが軍事的・技術的な優位性を確立し、‌‌最終的には軍産複合体の形で生き残って離脱文明を形成する‌‌ための、極秘の技術的基盤（無限のエネルギー源としてのエーテル活用）を提供する役割を果たしたと説明されています。

資金調達と産業支援

ナチスとドイツのつながり、そして戦後のナチスとディープ・ステートのより大きな文脈において、これらのソースは‌‌アメリカの企業家エリートとドイツの超国家主義者との長年にわたる資金調達と産業支援の繋がり‌‌が、ナチス・ドイツの軍事・産業複合体を構築し、最終的に「離脱文明」としてアメリカの深層構造（ディープ・ステート）に組み込まれたことを示唆しています。

資金調達と産業支援に関する主な論点は以下の通りです。

1. 戦前のナチスへの資金提供と大西洋横断の繋がり

ドイツが1920年代初頭の壊滅的な経済状態から、わずか10年後に軍事大国へと変貌を遂げたのは、アメリカの企業家による大規模な支援があったためだと説明されています。

‌‌金融界の支援者:‌‌
- ニューヨークの投資銀行家‌‌J.P.モルガン‌‌は、プロイセンを拠点とするドイツの超国家主義者グループ（NIMSA、飛行船追跡・探査プロジェクト室）と結びつきがあり、彼らの飛行船事業の‌‌資金提供者‌‌でした。モルガンはドイツの超国家主義者と‌‌長年にわたる関与‌‌を持っていました。
- モルガンは後に、‌‌ジョン・ロックフェラー‌‌や将来のCIA長官となる‌‌アレン・ダレス‌‌と共に事業を行い、‌‌ナチス・ドイツとファシスト・イタリアにおけるファシズムの台頭への資金提供‌‌に責任を負いました。
- ‌‌プレスコット・ブッシュ‌‌（ジョージ・H・W・ブッシュの父）は、ドイツ系アメリカ人協会（German American Bund）のような組織からの資金をナチスに流す役割を担ったビジネスマンであり、ヨーロッパにおけるファシズム台頭へのアメリカからの支援を集中・提供しました。
- ‌‌カーライル家やアスター家‌‌といった富裕層も、ナチスの優生学プログラムのモデルとなったアメリカの優生学プログラムの主要な支援者でした。
‌‌産業界の支援と技術移転:‌‌
- ‌‌フォード‌‌は、戦争が始まってからもヒトラーのために戦車を製造していました。
- ‌‌IBM‌‌も関与しており、そのドイツ子会社であるダホマッグ（Dahomag）は、ドイツが強制収容所を管理できるようにするパンチカードコンピューター技術を開発しました。この子会社は、ドイツ敗北後に残骸を回収した際、アメリカの親会社よりも‌‌技術的に進んでいた‌‌ことが判明しています。
‌‌技術の隠蔽と制御:‌‌
- 石油王であったロックフェラーは、石油ベースの非再生可能エネルギーシステムを収益化しようとしており、‌‌ニコラ・テスラの自由エネルギーシステム‌‌（ワールド・ワイヤレス）を脅威と見なしていました。
- モルガンは、テスラへの投資を通じてそのシステムの特許を買い取り、‌‌埋もれさせる‌‌ことで、その技術がNIMSAの超国家主義者グループによって独占的に制御されることを可能にしたと考えられています。
これらの繋がりにより、19世紀後半から発達した軍事、産業、科学にわたる‌‌大西洋をまたいだ枢軸‌‌が、1940年代のドイツ軍産複合体を生み出しました。

2. 戦後のナチス複合体の「収穫」とディープ・ステートへの組み込み

第二次世界大戦終結後、アメリカはナチスの産業・技術基盤をそのまま「収穫」し、それを自国の深層構造に組み込みました。

‌‌ペーパークリップ作戦（Operation Paperclip）:‌‌
- 米国は1945年に、フォン・ブラウンを含む数千人のナチス高官や科学者をアメリカに輸入し、‌‌ナチスの軍産複合体‌‌を収穫しました。
- これらの移入されたナチス科学者は、NASAの責任者となったフォン・ブラウンを含め、アポロ計画の上層部の大多数を占めていました。
- この移入の程度は、アイゼンハワー大統領が退任演説で警告した‌‌軍産複合体の不当な権力掌握‌‌の憂慮を説明する一因であるとされています。
‌‌情報機関の統合:‌‌
- 1947年の国家安全保障法によって創設されたCIAは、戦時のアメリカ情報機関OSSと、ラインハルト・ゲーレン将軍が率いる東ヨーロッパの‌‌ナチススパイネットワーク（ゲーレン機関）‌‌との‌‌合併‌‌によって文字通り構成されました。
- このプロセスによって、‌‌外国の組織（ナチスのネットワーク）‌‌がアメリカの深層構造（ディープ・ステート）に組み込まれることになりました。
‌‌戦後の金融マスターマインド:‌‌
- ナチス・ドイツの最高財務責任者であった‌‌マーティン・ボーマン‌‌は、戦後も生存が偽装され、1970年代にアルゼンチンの‌‌チェース・マンハッタン銀行‌‌を通じて小切手を切っていたとされています。彼は戦後の域外ファシスト国際組織の‌‌金融マスターマインド‌‌であったと見られています。
‌‌独立した産業基盤の確立:‌‌
- 離脱文明は、初期段階では既存の経済と産業に寄生していましたが、その技術的進歩により、ある程度‌‌自律的な産業経済構造‌‌を発展させることができました。
- ロズウェルで回収された技術（ケブラー、暗視装置、レーザーなど、1944-45年のナチス研究の最先端と一致する技術）は、フィリップ・コルソ大佐によって‌‌リバースエンジニアリングされ、アメリカの様々な産業に配分されました‌‌。

要するに、ソースは、ナチスの先端技術プロジェクトと、それを推進するファシスト的なエートスが、戦前からアメリカの企業エリートからの資金と産業支援によって支えられ、戦後にはその軍産複合体全体がアメリカ政府の核心構造に移植され、‌‌ディープ・ステート内における独立した技術・産業複合体（離脱文明）‌‌の基盤となったと論じています。

情報機関の融合

ナチスの回収（1945年以降）というより大きな文脈において、これらのソースは、‌‌アメリカの情報機関がナチスのスパイネットワークと文字通り「融合」‌‌することで創設され、これにより‌‌外国の組織がアメリカの深層構造（ディープ・ステート）に組み込まれた‌‌ことを強調しています。

情報機関の融合についてソースが述べている要点は以下の通りです。

1. CIA創設におけるナチス諜報機関の役割

アメリカの主要な情報機関であるCIAは、戦時中のアメリカの情報機関とナチスのスパイネットワークとの‌‌合併‌‌によって構成されました。

‌‌国家安全保障法（1947年）:‌‌ 1947年の国家安全保障法は、アメリカ共和国を変容させ、その憲法構造を危険にさらした重要な出来事として強調されています。この法律の結果として、‌‌CIA（中央情報局）‌‌が創設されました。
‌‌OSSとの合併:‌‌ CIAは、戦時中のアメリカの情報機関であるOSS（Office of Strategic Services）と、‌‌ラインハルト・ゲーレン将軍‌‌が率いるナチスの諜報ネットワークである‌‌ゲーレン機関（Galen organization）‌‌との合併から文字通り構成されました。
‌‌東ヨーロッパのスパイネットワーク:‌‌ ゲーレン機関は、ソ連がベルリンに向けて進軍する際、ナチス・ドイツが支配していた東ヨーロッパの地域に存在したナチスのスパイネットワークでした。
‌‌丸ごとの移植:‌‌ このナチスのネットワーク全体が、‌‌「ロック、ストック、アンド・バレル」（丸ごとすべて）‌‌米国に輸入され、CIAの創設時における構成要素となりました。

2. ディープ・ステートへの外国勢力の組み込み

この情報機関の融合の結果、アメリカの深層構造（ディープ・ステート）に「外国の組織」が埋め込まれました。

‌‌ディープ・ステートへの埋め込み:‌‌ ナチスの情報ネットワークとの相乗効果を通じてCIAが開発されたことで、「‌‌外国の組織が、今日のディープ・ステートと呼ばれるアメリカの深層構造に埋め込まれた‌‌」と述べられています。
‌‌資金提供者との繋がり:‌‌ 初代CIA長官の一人である‌‌ジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ‌‌の父親である‌‌プレスコット・ブッシュ‌‌は、かつてアメリカにおけるヒトラーの主要な資金提供者の一人でした。
‌‌ファシストの遺産:‌‌ このようにして設立された情報・軍産複合体は、最終的に「‌‌ファシストのエートス‌‌」（ファシスト的倫理）によって動機づけられた「‌‌離脱文明‌‌」を生み出し、それはもはや民主的なアメリカ政府の統制下にはないと見なされています。

3. UFO現象と心理戦への利用

情報機関へのナチスの組み込みは、戦後のUFO現象と心理戦の文脈でさらに複雑化します。

‌‌円盤型ロケットの心理戦:‌‌ ナチスの特殊作戦・心理戦部長であった‌‌オットー・スコルツェニー‌‌は、‌‌ベル駆動の空飛ぶ円盤‌‌の飛行を目撃したと考えられており、この兵器をアメリカに対する‌‌心理戦‌‌に利用するという考えを持っていました。
‌‌UFOヒステリーの利用:‌‌ 1947年のUFOの波は、1947年の国家安全保障法が可決される‌‌触媒‌‌となったと考えられています。このUFOのヒステリーは、軍産複合体への権力集中を可能にするための「‌‌罠‌‌」として機能した可能性があります。これは、すでに多数のナチス高官が軍産複合体の土台に組み込まれていた後に仕掛けられました。
‌‌オデッサ（ODESSA）の参照:‌‌ スコルツェニーが関与した戦後のファシスト国際組織は、元SS将校の組織（Organization of Former SS Officers）である‌‌オデッサ‌‌（ODESSA、または「スパイダー」Die Spinner）として言及されています。CIAを構成する情報融合の背景には、この域外ファシスト国際組織の存在があります。

したがって、ソースは、アメリカの情報機関の「融合」は、単なる人的資源の獲得ではなく、ナチス・ドイツの持つ‌‌超国家主義的なイデオロギー、技術、そしてスパイネットワーク‌‌が、アメリカの国家安全保障構造の中枢に‌‌侵入・寄生‌‌し、その後の「ディープ・ステート」の形成と、ファシスト的動機を持つ「離脱文明」の出現を可能にした決定的な瞬間であったと主張しています。

ナチスの影響が組み込まれた構造

「離脱文明の動機と現状」というより大きな文脈において、これらのソースがナチスの影響が組み込まれた構造について述べているのは、‌‌アメリカのディープ・ステート（深層構造）‌‌が、第二次世界大戦終結時にナチス・ドイツの軍事、情報、技術複合体を丸ごと取り込むことによって、‌‌ファシスト的倫理‌‌に動機づけられた「‌‌外国の組織‌‌」と化し、民主的統制外で運営されるに至ったという点です。

1. 情報機関の中核構造への組み込み

ナチスの影響が組み込まれた最も決定的な構造は、アメリカの情報機関の創設プロセスそのものです。

‌‌CIAの創設と融合:‌‌ 1947年の国家安全保障法によって創設されたCIA（中央情報局）は、戦時中のアメリカの情報機関であるOSS（戦略情報局）と、‌‌ラインハルト・ゲーレン将軍‌‌が率いた東ヨーロッパの‌‌ナチススパイネットワーク（ゲーレン機関）‌‌との‌‌合併‌‌から‌‌文字通り構成されました‌‌。
‌‌「外国の組織」の埋め込み:‌‌ この融合の結果、このナチスのネットワーク全体が「丸ごとすべて」米国に輸入され、‌‌「外国の組織」‌‌が、今日ディープ・ステートと呼ばれる‌‌アメリカの深層構造‌‌に埋め込まれることになりました。
‌‌ファシストの遺産:‌‌ このように設立された情報複合体は、最終的に「‌‌ファシストのエートス‌‌」によって動機づけられた離脱文明を生み出すことになり、もはやアメリカ政府の民主的統制下にはないと見なされています。

2. 軍事・科学・産業複合体の「収穫」

ナチスの技術的優位性は、‌‌ペーパークリップ作戦（Operation Paperclip）‌‌を通じて、アメリカの軍産複合体の中枢に移植されました。

‌‌ナチス複合体の輸入:‌‌ 米国は、フォン・ブラウンを含む数千人のナチス高官や科学者を米国に輸入し、「‌‌ナチスの軍産複合体‌‌」を収穫しました。
‌‌アポロ計画の上層部:‌‌ これらの移入されたナチス科学者は、フォン・ブラウン自身がSS少佐でありながらNASAの責任者に就任したことを含め、‌‌アポロ計画の上層部の大多数‌‌を占めました。
‌‌アイゼンハワーの警告:‌‌ このようなナチスの技術・人的資源の大量輸入は、アイゼンハワー大統領が退任演説で警告した‌‌軍産複合体による不当な権力掌握‌‌の憂慮を説明する一因であるとソースは示唆しています。

3. 金融と産業の支援基盤

ナチスの複合体は、戦前からアメリカの企業エリートによる長年にわたる資金提供と産業支援という強固な大西洋をまたいだ枢軸の上に成り立っていました。

‌‌大西洋をまたいだ枢軸:‌‌ 19世紀後半にドイツの超国家主義者がアメリカ大陸で展開していた高度な航空機プロジェクト（NIMSA）は、ニューヨークの投資家‌‌J.P.モルガン‌‌によって資金提供されていました。このモルガンやジョン・ロックフェラー、アレン・ダレスは後に、‌‌ナチス・ドイツにおけるファシズムの台頭に資金を提供‌‌する役割を担いました。
‌‌産業界の協力:‌‌ フォードは戦争開始後もヒトラーのために戦車を製造し、IBMの子会社は強制収容所管理のための技術を開発するなど、アメリカの主要企業がドイツの産業と連携していました。
‌‌技術の継続性:‌‌ この大西洋をまたいだ軍事、産業、科学の枢軸こそが、1940年代のドイツ軍産複合体を生み出し、その成果が1945年以降、アメリカによって「収穫」されました。

4. 離脱文明としての現状と動機

ナチスの影響が組み込まれた構造の現状と動機は、超国家主義的で非民主的なものです。

‌‌独立した運営:‌‌ 組み込まれたナチスの技術的進歩（ゼロポイント・エネルギー駆動の空飛ぶ円盤の技術など）は、この複合体が初期の寄生段階を脱し、‌‌自律的な産業経済構造‌‌を発展させることを可能にしました。
‌‌ファシスト的な政治的動機:‌‌ この複合体は、外部からのエイリアンの脅威のふりをして（UFO心理戦）アメリカに対する‌‌心理戦‌‌を展開し、‌‌ファシスト的政治ビジョン‌‌を追求している可能性があります。
‌‌非アメリカ的統制:‌‌ 最終的にこの高度に機密化され、深く地下に潜った複合体は、合法的な意味でアメリカ的とは言えず、‌‌アメリカ政府の民主的な統制下にはありません‌‌。これは、ソ連という共通の敵が崩壊した後、アメリカを破滅的な紛争（イスラム世界との戦争など）に巻き込む存在となっています。

NIMSA（Airship Pursuit and Exploration Project Office）との繋がり

ナチスとドイツのつながりというより大きな文脈において、‌‌NIMSA（Airship Pursuit and Exploration Project Office）‌‌は、国家社会主義がヨーロッパで台頭する以前の‌‌19世紀後半‌‌に、ドイツの超国家主義者が‌‌高度な技術的基盤と財政支援をアメリカ大陸で確立した‌‌という、重要な前史的な要素として説明されています。

NIMSAに関するソースの主張と、それがナチスの文脈にどのように関連するかは以下の通りです。

1. NIMSAの定義とドイツの植民地化の試み

NIMSAは、ドイツ語の頭字語で「‌‌Airship Pursuit and Exploration Project Office（飛行船追跡・探査プロジェクト室）‌‌」と訳されています。

‌‌ドイツの起源:‌‌ NIMSAは、1800年代後半にテキサスにいたドイツ系アメリカ人チャールズ・デルショーによって言及されました。彼は、カリフォルニア州ソノラで、‌‌プロイセンの支援を受けた航空技術者グループ‌‌と共に働いていました。
‌‌アメリカ大陸での活動:‌‌ このグループは、統一ドイツ国家を熱望し、アメリカ大陸に植民地を持つことを望んでいた‌‌プロイセンを拠点とするドイツの国家主義者‌‌の一部でした。彼らは1800年代にアルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ブラジル南部、メキシコに至るまで広範な植民地領土を発展させていました。
‌‌「狩り」の目的:‌‌ NIMSAという名称に含まれるドイツ語のJagdflugzeug（追跡探査/狩りの飛行）は、彼らが南米の資源を採掘し、領土を「狩る」（支配する）という目的を象徴しています。この「狩場」は、後に1945年以降のナチスにとって‌‌都合の良い逃亡先‌‌となりました。

2. 高度な技術の追求

NIMSAが開発していた技術は、当時の主流技術を遥かに超えたものであり、後のナチス・ドイツの極秘プロジェクトと関連付けられています。

‌‌非在来型技術:‌‌ デルショーの製図が示す通り、彼らが製造していた「矢」（彼らが航空機を呼んだ名称）は、ツェッペリンや初期の飛行船、気球の類ではなく、「‌‌何らかの電気重力技術‌‌」で飛行していたことが明らかです。
‌‌エーテル物理学との関連:‌‌ この技術は、ニコラ・テスラが開発していたワールド・ワイヤレス・システムの基礎にあった、現代物理学で信頼されていない「‌‌動的なエーテル‌‌」という代替物理学の概念に基づいていた可能性があります。
‌‌ナチス技術との連続性:‌‌ ヴリル（エーテル・エネルギー）を追求するトゥーレ協会から生まれたナチ党のプロジェクト、特に無制限のエネルギー源へのアクセスを試みた「‌‌クロノス・プロジェクト（ベル）‌‌」は、アメリカ大陸のNIMSAが19世紀後半から追求していたプロジェクトの‌‌延長線上にある‌‌と見なされています。

3. ファシズム台頭への財政的つながり

NIMSAの資金調達は、後のナチズムの台頭を支えたアメリカの企業エリートと直接結びついていました。

‌‌J.P.モルガンの関与:‌‌ NIMSAへの資金提供元は、ニューヨークの投資家によって賄われていると農民に伝えられていました。実際、ニューヨークの投資銀行家‌‌J.P.モルガン‌‌が、このドイツの超国家主義者のグループ（NIMSA）と結びついており、‌‌出資者‌‌であったとされています。
‌‌ナチスへの資金提供:‌‌ J.P.モルガンは、後にジョン・ロックフェラー、そして将来のCIA長官アレン・ダレスと共に事業を行い、‌‌ナチス・ドイツとファシスト・イタリアにおけるファシズムの台頭に資金を提供‌‌する役割を担いました。
‌‌超国家主義者との長年の関与:‌‌ モルガンは、19世紀後半のプロイセンの国家主義者とのつながりを含め、「‌‌ドイツの超国家主義者との長年にわたる関与‌‌」を持っていました。

ソースは、NIMSAが、ナチズムという「ファシスト・プロジェクト」がヨーロッパで具体化する以前から、‌‌プロイセンの国家主義者‌‌によってアメリカ大陸から技術的・財政的に支援され、後にナチス・ドイツの軍事・産業・技術複合体の形成へと繋がる‌‌大西洋をまたいだ枢軸（transatlantic nexus）‌‌の一部であったことを示唆しています。

ナチスの先端技術プロジェクト

ナチスとドイツのつながりというより大きな文脈において、ソースはナチスの先端技術プロジェクトを、‌‌無限のエネルギー源を追求する隠されたオカルト的動機‌‌に根ざし、最終的に戦後の「‌‌離脱文明‌‌」の形成に繋がった、大西洋をまたいだ技術・産業複合体の延長線上にあるものとして描写しています。

これらのソースがナチスの先端技術プロジェクトについて述べている要点は、主に「クロノス・プロジェクト（Project Kronos）」とその応用、そして戦後のUFO現象との関連に集中しています。

1. イデオロギー的・技術的起源

ナチスの先端技術の追求は、オカルト的なエーテル・エネルギーの概念である‌‌ヴリル（Vril）‌‌に深く結びついています。

‌‌ヴリルへの関心:‌‌ ナチ党の揺りかごとなったトゥーレ協会は、表向きは共産主義に対する社会政治的な防波堤として設立されましたが、彼らが‌‌真に追求していたのはヴリル、すなわちエーテル・エネルギー‌‌でした。
‌‌エネルギー源の継続性:‌‌ このエーテルを活用しようとする試みは、19世紀後半にプロイセン国家主義者がアメリカ大陸で展開した、電気重力技術を持つ「‌‌NIMSA‌‌」（Airship Pursuit and Exploration Project Office）のプロジェクトの‌‌延長線上にある‌‌と見なされています。
‌‌資金調達の枢軸:‌‌ ナチスの技術的・軍事的な台頭を可能にした急速な経済回復は、J.P.モルガン、ジョン・ロックフェラー、アレン・ダレスといったアメリカの企業家たちによる、ドイツの超国家主義者への長年にわたる資金提供によって支えられていました。この「‌‌大西洋をまたいだ枢軸‌‌」が、1940年代のドイツの軍産複合体を生み出したのです。

2. クロノス・プロジェクトと「ベル」（The Bell）

ナチスが追求した中核的な先端技術は、ヴリル/エーテル・エネルギーを実用化するための「クロノス・プロジェクト」です。

‌‌プロジェクトの目的:‌‌ クロノス・プロジェクトは、1940年代初頭にハンス・カムラーの指揮の下、プラハ郊外のシンクタンクで立ち上げられました。その目的は、エーテルを活用し、‌‌無制限のエネルギー源‌‌にアクセスすることでした。
‌‌「ベル」の設計と機能:‌‌ プロジェクトで使用された装置は、‌‌鐘形‌‌をしており、「‌‌ベル‌‌」（The Bell）と呼ばれていました。内部には水銀-トリウム同位体が充填された2つの逆回転ドラムがあり、交流で稼働させ、定期的に直流で衝撃が与えられました。
‌‌ゼロポイント・エネルギー:‌‌ この装置は、量子レベルで血清を変換し、制御されたブラックホールのような渦を生み出すことで、‌‌ゼロポイント・エネルギー‌‌として知られるものを引き出す発電所のような役割を果たすことを意図していました。理論上、出力されるエネルギーは入力されるエネルギーよりも大きかったとされています。
‌‌時空間への影響:‌‌ このエーテル・エネルギーを採取する試みは、時空間のせん断（shearing of space-time）を引き起こし、プロジェクト名「クロノス」（時間を司る神）が示唆するように、時間にも影響を及ぼす可能性が示されています。

3. 先端航空機とUFO現象

クロノス・プロジェクトの研究成果は、高度な航空技術と融合され、戦後のUFO現象の根源である可能性が示唆されています。

‌‌円盤型機体の設計:‌‌ ドイツの航空技術では、‌‌境界層吸引‌‌という工学的な問題を解決するために、‌‌翼のない円盤型‌‌の革新的な機体設計（ビクター・シャウバーガーによる）が考案されました。これは、機体の周囲に生じる空気抵抗を、機体全体にあるスロットから吸引することで、究極の機動性を提供するものでした。
‌‌「ベル」と円盤の融合:‌‌ この研究の最終的な目標は、ベルを動力源として、この円盤型機体（フライングソーサー）と融合させ、‌‌ゼロポイント・エネルギー駆動の空飛ぶ円盤‌‌を作り出すことでした。
‌‌目撃情報:‌‌ SS特殊作戦・心理戦部長であったオットー・スコルツェニーは、1944年後半にプラハ近郊の施設で、‌‌ベル駆動の空飛ぶ円盤の飛行‌‌を目撃したと考えられています。
‌‌ロズウェル事件との関連:‌‌ 1947年のロズウェルで回収され、フィリップ・コルソ大佐によってリバースエンジニアリングされたとされる技術（ケブラー、暗視装置、レーザー、穴あき金属、ベルクロ）は、数千年進んだ異星文明の技術というよりも、‌‌1944年から1945年のナチス・ドイツにおける研究の最先端と一致する‌‌ものでした。このことから、ロズウェルに墜落したものが、崩壊したナチス・ドイツから逃れた科学者グループによって製造された高度な航空機であった可能性が示唆されています。

4. 離脱文明としての遺産

ナチスの先端技術は、戦後、アメリカの「ディープ・ステート」内部に移植され、‌‌ファシスト的倫理‌‌に基づいた離脱文明の基盤となりました。

‌‌ペーパークリップ作戦:‌‌ アメリカは、フォン・ブラウンを含む数千人のナチス高官や科学者を輸入し、「‌‌ナチスの軍産複合体‌‌」を収穫しました。
‌‌軍産複合体の憂慮:‌‌ アイゼンハワー大統領が退任演説で警告した軍産複合体の不当な権力掌握は、このナチスの技術・情報ネットワークの組み込みによって複雑化した結果であると見られています。
‌‌心理戦としての利用:‌‌ 1947年のUFOの波は、フランコのスペイン（生き残ったファシスト政権）がアメリカに向けて発射した‌‌円盤型ロケット‌‌に関連している可能性があり、ナチスの心理戦の首謀者であったスコルツェニーは、この兵器をアメリカに対する心理戦に利用しようと考えていたとされています。このヒステリーは、軍産複合体への権力集中を可能にするための「‌‌罠‌‌」であった可能性があります。

このように、ソースはナチスの先端技術プロジェクトを、‌‌国家を超えた超国家主義的なエリート‌‌が、エーテル・エネルギーを追求し、高度な航空機を開発し、その成果を戦後も隠蔽された形で存続させるために利用した、長期的なファシスト的計画の一部であったと説明しています。

情報源

動画(1:05:09)

The Breakaway Civilization with Jason Reza Jorjani

https://www.youtube.com/watch?v=chs3rIvH5Ow

36,100 views Sep 30, 2025

文字起こし（話者識別）

展開

（以下は、"The Breakaway Civilization with Jason Reza Jorjani" と題された動画の文字起こしです。話者は Jason Reza Jorjani PhD で、聞き手は Jeffrey Mishlove PhD です。）

[Jeffrey Mishlove] : Hello and welcome. I'm Jeffrey Mishlove. Today, we are going to explore an unusual topic, an idea of a breakaway civilization. I think viewers will know this is a little bit strange for me, I'll admit. I'm a bit uncomfortable with the topic. But, my guest is Dr. Jason Reza Georgiani, my good friend, a brilliant philosopher and scholar. When he wants to speak about a subject that I'm a little bit hesitant to get into, I'm willing to listen because I trust his integrity, I trust his scholarship. (00:02:25)

[Jeffrey Mishlove] : Jason is a philosopher and author of several books, including Prometheus and Atlas, World State of Emergency, Novel Folklore, Lovers of Sophia, and Iranian Leviathan. Welcome, Jason. (00:02:44)

[Jason Reza Jorjani] : Thank you very much, Jeffrey. And I agree with you that this is a very challenging subject to discuss. It's very complex, very controversial, but we'll endeavor to make sure that the discussion isn't too convoluted. (00:02:58)

[Jeffrey Mishlove] : And of course, it goes against what most people think of as common sense. (00:03:03)

[Jason Reza Jorjani] : More than that. I think that, see, it has deeply disturbing sociopolitical implications. And I think for that reason, people have been guided to not think about this subject and to develop a subconscious resistance to it. So, you know, it will be a task to break through that and to explore this very complex material. (00:03:28)

[Jeffrey Mishlove] : Well, let's begin with defining just exactly what we mean by a breakaway civilization. (00:03:35)

[Jason Reza Jorjani] : Well, the ufologist Richard Dolan has coined this term. He wrote a series of books called UFOs and the National Security State. And from the title of that book series alone, you can see that what he's getting at is the possibility that the UFO phenomenon is somehow connected to the US military industrial complex, not just in terms of the latter covering up the UFO phenomenon, but potentially fielding the UFO phenomenon. So, Dolan speculates that it's possible certain scientific and technological breakthroughs have led to a culture so different from the public culture amongst elites operating in the black world, that this culture could really be properly characterized as a breakaway civilization. (00:04:34)

[Jason Reza Jorjani] : In other words, that scientific theories have been developed and technological breakthroughs have taken place inside the covert world of the military industrial complex, which have led to a worldview so radically different from that which is publicly accepted, that the people operating in terms of this worldview, who've internalized it and who are pursuing projects on the basis of it, really live in an alternate civilization and one that's forked off of our own. And their technological advancements have also allowed them to develop a relatively independent economic and industrial base. (00:05:15)

[Jason Reza Jorjani] : So that although in its initial stages, this breakaway civilization was parasitic on our economy and industry, it has to some extent been able to develop an autonomous industrial economic structure. That's, in a nutshell, the concept of the breakaway civilization and Dolan proposes it as an alternative theory for the UFO phenomenon, not necessarily claiming that all UFOs are explainable in these terms, not necessarily asserting that there are no alien civilizations contacting the earth, but that at least some subset of UFOs are advanced aerospace vehicles that are being manufactured by what at this point is not just a covert military industrial complex, but an entire civilization that is operating from underground, as it were. (00:06:16)

[Jeffrey Mishlove] : Well, we now know for a certainty that the US Navy has acknowledged sightings in the last decade of vehicles tracked on radar, spotted by pilots, captured on video that far exceed the technological capabilities of the Navy, Army and Air Force as it presently is constituted. (00:06:42)

[Jason Reza Jorjani] : Yes, of course. I mean, the evidence for UFOs is overwhelming. And frankly, it has been for decades. But the question is, why the secrecy? Is it because an alien presence on this planet is being covered up? Or is it because highly classified and compartmentalized projects inside the US military industrial complex are actually developing these technologies, and some of what's being seen by the Navy, these tic-tac UFOs and so forth, might actually be manufactured by deep black projects that the captains or admirals that are interacting with these craft have no idea about because they're not cleared classification-wise to have access to those projects. (00:07:28)

[Jeffrey Mishlove] : I know I happened to listen to an audio tape of Manly Palmer Hall, who is known as a metaphysical writer and a historian of secret societies, discussing UFOs. I think the tape probably goes back to the 1960s. And at that time, he declared that he felt that they were part of some sort of a secret project of the US government. (00:07:55)

[Jason Reza Jorjani] : Well, there's been discussion for a long time about a secret space program. And in fact, in the 1970s, there was this British television program, television movie called Alternative Three, which purported to be a science news report. It's similar to the style in which Orson Welles' War of the Worlds broadcast was done, where it was mistaken by many people as a news cast and caused widespread panic. This Alternative Three was produced in a way to emulate a news investigation. (00:08:36)

[Jason Reza Jorjani] : And it was an investigation of disappearing scientists. These scientists from all different fields with various technical expertise were going missing across the planet. And there was this news team trying to figure out, you know, where these people are disappearing to and why. And they come to the conclusion that after interviewing Apollo astronauts, whose lives are wrecked to become alcoholics who confessed to them, after one too many drinks that they went up to the moon and saw that they weren't the first ones there. And that was really demoralizing them. (00:09:09)

[Jason Reza Jorjani] : They were gagged by the US military into not discussing their experiences on the moon. After conducting these kinds of interviews and pursuing leads at the universities of these scientists that have gone missing, they arrive at the conclusion that a techno-scientific elite projected that a catastrophic climate change would take place on the Earth and that as a consequence of that, in order to prepare for that, they needed to start seeding human civilization on Mars. So they have recruited all of these missing scientists to work on bases at Mars that started to be set up there by both the Americans and the Russians when they conducted a joint landing on Mars as early as the 1960s. And they show the footage of that and so on and so forth. (00:09:59)

[Jason Reza Jorjani] : And some people have suggested that this Alternative 3, April Fool's Gag, it aired on April Fool's Day, was actually a kind of sociological experiment where, you know, certain bits of classified information were leaked out through it and fictionalized to test the public reaction to this kind of scenario, to the idea that elites in various governments, particularly scientifically-minded people, technocrats, would develop a breakaway civilization, ostensibly for the sake of maximizing the chances of human survival of some catastrophe in the future. (00:10:43)

[Jeffrey Mishlove] : Well, the idea of a breakaway civilization, independent of UFO technology, actually goes back for centuries. (00:10:53)

[Jason Reza Jorjani] : It does. It does go back for centuries. But before we jump centuries back, I think it's worthy of note that before Alternative 3, in the early 20th century, in 1933, I believe, H.G. Wells came out with The Shape of Things to Come, a novel that a few years later was developed into a big-budget Hollywood film, one of these epic early Hollywood films, Things to Come, 1936. And in The Shape of Things to Come, the novel, and Things to Come, the film, there is also a vision presented of a breakaway civilization. (00:11:31)

[Jason Reza Jorjani] : The idea is, H.G. Wells foresees that there's going to be another world war, and he envisions a group of scientifically-minded people with great technical expertise, technological innovators, in the armies on all sides, in the armies and air forces in particular, on all sides of this war, defecting from their respective nations, and absconding to some place, it turns out, in the story, it's Baghdad, where they organize the foundations of a breakaway civilization, and they literally go underground, they start building these underground cities, where they manufacture advanced aeronautical craft. (00:12:17)

[Jason Reza Jorjani] : And they wait while human civilization collapses into ruins, and society reverts to savagery and barbarism, and the Earth is being ruled by a bunch of petty tyrants and, you know, feudal warlords. And then they reemerge from underground, and these airmen conquer the entire planet and reorganize society on a planetary scale into a utopia governed on the basis of scientific principles. And later H.G. Wells would present this idea in a non-fictional context in his book, The New World Order, which is where that term was coined, a term that later was used by everyone from Adolf Hitler to George H.W. Bush. So, The New World Order is the vision of a scientifically governed utopian society. (00:13:14)

[Jason Reza Jorjani] : But the first time it was presented was in the context of this novel that envisioned a breakaway civilization, hiding away for a certain period of time, and allowing society to degenerate so that it could then come back and conquer a ruined planet, rise up from out of the ruins, and reorganize society globally. (00:13:36)

[Jeffrey Mishlove] : Can most utopian novels refer not to a whole civilization, but just to, you know, a tiny community like a commune or Walden 2? (00:13:47)

[Jason Reza Jorjani] : Well, as you were saying, one example of that is Francis Bacon's New Atlantis. And this idea does go back hundreds of years. So, one example of the type of utopian novel you're talking about is Francis Bacon's New Atlantis in the 1620s, where you have a vision of a breakaway civilization, a group of scientific philosophical elites, much like the Guardians in Plato's Republic, who set up a civilization on a hidden island in the Pacific Ocean. And they send out emissaries under false identities to collect all of the scientific discoveries and technological breakthroughs of various countries and bring them back to this island, where they are reverse engineered and synthesized and used as the basis for further innovation. (00:14:44)

[Jason Reza Jorjani] : And the entire island is governed in accordance with, you know, a scientific mentality, hell-bent on progress. And, you know, there are these amazing visions, considering the book was written in the 1620s, of skyscraper cities, refrigeration, telephone lines, submarines, in this utopia that has concealed its existence from the rest of the world. And that is one of the earliest visions of the breakaway civilization. And it's worthy of note that the man who set forth that vision was a member of the Invisible College, which would later become the Royal Society of Britain, but which has roots in the Invisibles or the Illuminati. (00:15:30)

[Jeffrey Mishlove] : So, what we're talking about here is kind of a merger going back to the 17th century of hermetic ideas, esoteric thinking, which was to a large degree the basis of the Invisible College. Many scholars think of the early Rosicrucians who were involved in this as a continuation of hermetic thinking that goes back probably to ancient Egypt, a merger of that with sort of a futuristic scientific vision. (00:16:03)

[Jason Reza Jorjani] : Exactly. (00:16:03)

[Jeffrey Mishlove] : And also, I suppose you have to add Enlightenment philosophy, the idea that science and rationalism can rule the world. (00:16:12)

[Jason Reza Jorjani] : Yeah, Adam Weishaupt founded the Bavarian Illuminati in 1776, the year of the American Revolution, and in some ways the apex of the Enlightenment, and, you know, was presenting himself as a champion of the Enlightenment. And this was, of course, during the Prussian Empire, the Second German Reich. And what a lot of people, I think, are not familiar with is that, I mean, everyone's aware of the British colonization of the Americas, the French attempt to colonize the Americas in the Louisiana Territory, and in Quebec, the Spaniard attempt to colonize America, Mexico and the southwestern territories that we're in right now, and Portuguese and Brazil, you know, the Portuguese states of America. But few people think of the German attempt to colonize the Americas, although it was extensive, and it began in that period when Adam Weishaupt was founding the Bavarian Order of the Illuminati in Bavaria. During the Second Reich, during the Prussian Empire, there was a group of Prussian-based German nationalists who wanted to create for the first time a unified Germany, because such didn't exist. (00:17:28)

[Jason Reza Jorjani] : In that period, the German people were divided between Prussia and the Austro-Hungarian Empire, and then a few other entities. And they had this vision for a unified German Reich that would colonize the Americas, that would have colonies overseas. And in the 1800s, they developed extensive colonial territories in Argentina, Paraguay, Bolivia, southern Brazil, all the way up into Mexico. And in fact, in the United States, a large number of German immigrants entered the country at that time, to the point where when we declared war on Germany in the 30s, a fourth of the the population of the United States was of German ancestry. (00:18:11)

[Jeffrey Mishlove] : Well, I grew up in Wisconsin, so I'm very well aware of the predominance of people of German ancestry in the upper Midwest. (00:18:19)

[Jason Reza Jorjani] : Right. So now, it's not any shocker that you had, you know, these large numbers of German migrants in the United States. But it is shocking to hear accounts from from Charles Delshow, who was a German-American in Texas in the late 1800s, that he was working with a group of Prussian-backed aeronautical engineers in Sonora, California, to design airships, which were seen flying in Chile and in Venezuela in the 18... beginning, I think, in the 1860s and through the 1880s. And then these airships were witnessed by many people in an 1896-1897 flap in the southern United States, particularly in Texas. (00:19:12)

[Jeffrey Mishlove] : It's well known in UFO lore. Jacques Vallée, for example, writes about it and talks about it quite a bit, but usually not in the context that these were potentially some sort of earthbound technology that existed at the time. (00:19:31)

[Jason Reza Jorjani] : Right. Well, the accounts from the airship flap in 1897 are that, you know, these guys would land on farms. And they were people. They were, you know, human pilots dressed fairly normally. And they would ask to be resupplied certain basic goods that they needed. And in exchange, they would sometimes offer to take the farmers on rides with them. One Texan farmer was offered a ride to South America and back at an unbelievable speed. Another farmer, who was astounded by this contraption and asked who had produced it, was told that it was being funded by New York investors and that the company manufacturing these airships would soon be publicly declared on the New York Stock Exchange. This is interesting because J.P. Morgan, a New York investor, investment banker, has been tied to these Prussian nationalists, to this group of German nationalists building airships. (00:20:34)

[Jason Reza Jorjani] : Delshow called them NIMSA, an acronym that translates from German as Airship Pursuit and Exploration Project Office. And J.P. Morgan was the New York-based investor in this group. And J.P. Morgan also later engaged in a business venture with John Rockefeller and Alan Dulles that was responsible for funding the rise of fascism in Europe, both in Nazi Germany and in fascist Italy. So, J.P. Morgan had a long-standing involvement with German ultra-nationalists. And he seems to have been the funder of this airship venture, which is interesting considering the fact that J.P. Morgan was also the principal financier of Nikola Tesla's World Wireless Project. And when you look at the concept drawings that Tesla did for World Wireless, there are these airships crossing the skies, powered by his free energy system. (00:21:50)

[Jason Reza Jorjani] : Now, I mentioned that Morgan went into business with Rockefeller, and the two of them, together with future CIA director Alan Dulles, were funding the rise of Nazism in Germany. Rockefeller was also one of the early oil magnates, so Rockefeller was intent on developing this petroleum-based, non-renewable energy platform that could really be capitalized on. And a free energy system of the kind that Tesla was developing, World Wireless, would have been a serious threat to that. So, it appears that Morgan bought the patents for this, that his investment in Tesla was for the sake of buying the patents to this system and burying it, so that it could be exclusively controlled by these NIMSA folks. (00:22:38)

[Jason Reza Jorjani] : And someone who wants to really look into the subject should read Walter Bosley's books, formerly worked with the Air Force Office of Special Investigations, and has done extensive research on Delshow and NIMSA, and the connections to Morgan and New York investors, and so on. (00:22:56)

[Jeffrey Mishlove] : You mentioned Delshow several times as a key person. Do you have any more information about his background? Who is he? (00:23:05)

[Jason Reza Jorjani] : Well, he was a German immigrant who evidently was hired or enlisted by the Sonora Arrow Club to do technical drawings of the arrows, this is what they called them, the arrows that they were building. And these drawings, they're really peculiar and interesting. It's clear these things are not zeppelins, they are not early airships, they're not balloons of any kind. They are, you know, flying with some kind of electro-gravitic technology that we don't understand. Which is interesting insofar as it connects to Tesla's idea that there is an ether. (00:23:50)

[Jason Reza Jorjani] : I mean, Tesla's world wireless system has been dismissed by many mainstream engineers because it's based on an alternative physics concept of a dynamic ether. And, you know, it may be that whoever was designing these airships was working based on the same alternative physics model. (00:24:10)

[Jeffrey Mishlove] : And the notion of ether is pretty much discredited in modern theoretical physics today. But for benefit of viewers, I did do an interview with biophysicist Dr. Beverly Rubick, suggesting that we really need to revive the concept of ether, or to say that it's already been revived in other forms. I'm going to link to that video now for people who might want to pursue that lead. (00:24:37)

[Jason Reza Jorjani] : Well, in the 1800s, one of the terms for this etheric energy was Vril, which comes from a popular, or at least sub-culturally popular cult classic sci-fi novel by Edward Bulwer-Lytton called Vril, The Power of the Coming Race. (00:24:56)

[Jeffrey Mishlove] : Bulwer-Lytton was an occultist. He also wrote the classic novel, The Last Days of Pompeii. (00:25:04)

[Jason Reza Jorjani] : And Bulwer-Lytton described this subterranean civilization, essentially an ancient breakaway civilization, that was organized around this energy, this etheric energy. And this idea of Vril, and of a society organized around Vril, was the inspiration to Baron Rudolf von Subbotendorf when he founded the Thule Society in Germany in 1917. And the Thule Society in Germany was the cradle for the German National Socialist Workers' Party. It was set up as a political action front against the rise of communism in Germany. These aristocrats, like Baron Subbotendorf, feared, for obvious reasons, the rise of communism in Germany. After all, Germany was the ideological cradle of communism. (00:26:01)

[Jason Reza Jorjani] : And so they feared the rise of communism, and they set up the German National Socialist Workers' Party as a kind of barricade against that on a socio-political level. But what they were really after was Vril, was this etheric energy. And so that makes a lot more sense out of a project called Kronos, Project Kronos, that was set up in a think tank on the outskirts of Prague, under the direction of Hans Kammler, in the early 1940s. And it was an attempt to access an unlimited source of energy, to tap essentially the ether, and use it for practical purposes. (00:26:47)

[Jeffrey Mishlove] : I might mention again, parenthetically, that we've discussed this project Kronos in a prior interview on time travel. There's a connection there. (00:26:57)

[Jason Reza Jorjani] : Right. I mean, the name of the project suggests that, you know, even if this was an attempt to tap etheric energy, that the shearing of space-time that takes place when the zero-point energy vortex is opened, also affects time. Because space and time are a unified matrix. And so you had this bell-shaped device, with two counter-rotating drums inside of it, filled with mercury-thorium isotope, and running on alternating current, and periodically shocked by direct current. And the idea is that the electromagnetic stresses that the serum was subjected to, would result in a kind of alchemical transformation of this serum, on a quantum level, into a vortex, into a supermassive, sort of like a controlled black hole. (00:27:54)

[Jason Reza Jorjani] : And that the energy generated from this could be tapped, so that it was like a power plant. And the energy coming out of it was greater than the energy being put into it. So it is, you know, what people have described in the UFO field as zero-point energy. I mean, Nick Cook wrote a whole book on the quest for zero-point energy, and he does discuss the bell prominently. But, you know, where this is relevant is that it seems to be an extension of the kind of projects that were being pursued much earlier, as early as the late 19th century, by NIMSA in America, in the Americas, both North and South. So, you know, when you look at the business connections, not just between Morgan and Rockefeller and the Reich, but also between, you know, Ford and German industry. (00:28:47)

[Jason Reza Jorjani] : Ford was building tanks for Hitler even after the war began. When you look at, you know, IBM and its development of the punch card computer technology that allowed Germans to manage the concentration camps, the fact that the German subsidiary of IBM, Dahomag, was even more advanced than the American IBM parent corporation, as it turned out when they went in to salvage the wreckage of that company after the defeat of the Germans. You start to see how the fascist project in Europe, especially on the military-industrial-technological level, was fielded from out of the Americas, after the Americas were colonized by Prussian nationalists, either formally or informally. (00:29:34)

[Jason Reza Jorjani] : Because obviously, you got a bunch of Prussian nationalists working on aeronautical research in California, they're working in the sovereign territory of the United States. But they're a private corporate entity that is developing technology in North America, and that has connections to corporatists in New York, which in turn wind up funding the rise of fascism in Europe. (00:29:54)

[Jeffrey Mishlove] : I've often puzzled how Germany transformed itself from a total economic basket case in the early 1920s, where people had to fill a wheelbarrow full of cash just to buy a loaf of bread, to an economic military powerhouse 10 years later. (00:30:14)

[Jason Reza Jorjani] : Yeah, well, they were funded from here. And they were funded from here by corporatists, sympathetic to Prussian nationalism. And, you know, this also included the Carlyles, and the Astors, who were major backers of the eugenics programs in the United States. Adolf Hitler idolized the American eugenics program and thought that Germany was falling behind America in the quest to create a master race. The idea of using eugenics to engineer a superman of the future is an American idea. I mean, this wasn't because of our constitutional structure, this wasn't done on a federal level. (00:30:53)

[Jason Reza Jorjani] : Various states had different laws regarding eugenics. And these state laws in the US were the model used by the Nazis for their eugenics program. So you had people like the Carlyles, the Astors, Rockefeller himself, as backers of eugenics. And as people who inspired the eugenics programs in Europe, Rockefeller University in New York was one of the early eugenics research institutions. So my point is that you had a transplantation, there was a transatlantic nexus, that's military, industrial, and scientific, developing as early as the late 19th century, and ultimately yielding the German military-industrial complex of the 1940s. And then that was harvested in 1945 by the United States. So, you know, Operation Paperclip imported thousands of German scientists from various fields, not just rocket science, into the United States. People as prominent as Wernher von Braun, who was made the head of NASA and took us to the moon, ultimately. (00:32:07)

[Jason Reza Jorjani] : You know, the majority of the scientists at the upper echelon of the Apollo program were former Nazis, and high-ranking Nazis, like Kurt Davis, for example. It wasn't just von Braun. He staffed his planning group for the Apollo program with his former Nazi colleagues. And the man himself, von Braun, wasn't your average card-carrying member of the party. He was an SS major responsible for building rockets inside mountains using slave labor to drop on civilian populations. This is the man we brought to the United States and allowed to run NASA and take us to the moon. (00:32:44)

[Jason Reza Jorjani] : So, when you see that degree of import and harvesting of the Nazi military-industrial complex, you can start to see what President Eisenhower was worried about and what he was trying to warn the American people about in his farewell address, when he talked about the unwarranted seizure of power by the military-industrial complex. And the unfortunate thing is that it's not just the military-industrial complex, it's also our intelligence apparatus. The National Security Act of 1947, which, going back to Richard Dolan and his UFOs in the national security state, Dolan places a lot of emphasis on the National Security Act of 1947 and how it transformed the American republic and compromised our constitutional system. (00:33:28)

[Jason Reza Jorjani] : That act resulted in the creation of the CIA, okay? And the Central Intelligence Agency was literally constituted from out of a merger between the OSS, the wartime American intelligence, and the Galen organization, a Nazi spy network in Eastern Europe run by General Reinhard Galen. As the Soviets were advancing toward Berlin, these territories that for some time during the war were held by Nazi Germany in Eastern Europe, were home to a network of Nazi spies directed by General Galen. And this entire network was imported lock, stock and barrel into the United States and co-constituted the CIA at its foundation. (00:34:16)

[Jason Reza Jorjani] : So that ultimately, you know, you have CIA directors like George Herbert Walker Bush, whose father Prescott Bush was one of Hitler's chief financiers in America. (00:34:26)

[Jeffrey Mishlove] : Now, in addition to that, I have to trust that this information is accurate. You know, we haven't reviewed all of your sources. As I recall, Prescott Bush was a senator. (00:34:40)

[Jason Reza Jorjani] : Yes, but he was also a businessman who was responsible for funneling funding from organizations like the German American Bund to the Nazis, to basically, you know, concentrating and funneling support from America for the rise of fascism in Europe. (00:35:01)

[Jeffrey Mishlove] : Well, I know there was a lot of support in the United States for the Nazi regime prior to the onset of America entering the war. As I say, I grew up in Wisconsin, there was strong German presence in Milwaukee, and very much in support of Germany at that time. And then we have Henry Ford, who had written books, anti-Semitic books himself. And you pointed out to me earlier that he actually had a swastika symbol in one of the early emblems of the Ford Motor Company. (00:35:37)

[Jason Reza Jorjani] : In that connection, let me also remark before I go on that, you know, J.P. Morgan developed a logo for Chase Bank, which at least to my eyes is a stylized swastika, especially when you consider the connections that he had both to the Prussian nationalists in the late 19th century, and then how he, together with Rockefeller and future CIA director Alan Dulles, funded the rise of Nazi Germany. So, and you know, Chase is a German word, meaning the hunt. (00:36:10)

[Jason Reza Jorjani] : And, you know, swastikas were used as symbols of good fortune in hunts. So, at any rate... (00:36:17)

[Jeffrey Mishlove] : And also Nimza, as you pointed out to me earlier, has that idea of hunting and pursuing. (00:36:23)

[Jason Reza Jorjani] : Yeah, the first letter in Nimza, which is, I mean, the second letter in Nimza, which is pronounced in German as a Y sound, but is written with a J, Jagdflugzeug. Jagdflugzeug means hunting, flying, literally. I mean, it idiomatically translates as pursuit exploration, but it means hunting, flying. And so they're on a hunt in South America, a hunt for resources, to mine South America of its resources, and to hunt territory, to grab hunting ground. Okay. And this is the hunting ground that post 1945, they conveniently escaped to. (00:37:06)

[Jason Reza Jorjani] : So, you know, people who, you know, study the Nazi relocation to places like Bariloche in Argentina in the late 1940s, tend not to consider the fact that this entire area was colonized by the Germans in the late 19th century. They bought 15,000 acres of land in Bariloche around 1900. The peak of their colonization of Latin America was in the late 19th century, in the 1880s, 1890s. So my point is this, with respect to the idea of a breakaway civilization, that when Operation Paperclip imported thousands of hardcore Nazis into the United States, and intelligent ones in every scientific field, and when the CIA, our principal intelligence agency, was developed through a synergy with a Nazi-German intelligence network in Eastern Europe, a foreign entity embedded itself into the deep structure of the United States, something which today is referred to as the Deep State. And so when you suggest, as someone like Richard Nolan has, Richard Dolan has, that black projects may be the source of UFOs, that the military industrial complex of the United States may be responsible for the UFO phenomenon, you have to really ask yourself whether that's the United States or whether it's American in any coherent sense. (00:38:33)

[Jason Reza Jorjani] : I think what happened here was a complex psychological warfare operation. And I want to add another piece of the puzzle here that has to do with the first sightings of flying saucers in 1947, which I think was frankly the catalyst for the National Security Act of 1947. And a lot of UFO researchers agree with that, that the wave of UFOs in 1947 is what ultimately allowed the National Security Act to be passed and, you know, the constitutional structure of the United States to be fundamentally compromised. So in 1947, there were these news reports about Franco launching saucer, quote, saucer shaped rockets, unquote, over the Atlantic Ocean toward the United States. Franco in Spain. The fascist leader of Spain. So even after the defeat of Nazi Germany and fascist Italy, there was a surviving fascist government in Europe, Franco's government, you know, which is also a Spanish speaking government, like, I mean, it's, you know, the mother country of Argentina, which was the other main relocation site for Nazis. So Otto Skorzeny was the chief of special operations and psychological warfare in Nazi Germany. He's the guy that Hitler sent to extract Mussolini from the prison that the Allies were holding him in after they defeated the Italian fascists. (00:39:59)

[Jason Reza Jorjani] : And Otto Skorzeny was on the scene when Franco was launching these saucers toward America. Or he was rather, Franco was on the scene observing and Skorzeny was directing the operation. And people who've researched, like Joseph Farrell, who's most extensively researched the Bell, Project Kronos, believe that, him and also Nick Cook, believe that Skorzeny witnessed the flight of a Bell-powered flying saucer in the facility outside Prague in late 1944. And that Skorzeny was possessed, being a mastermind of psychological warfare, was possessed with the idea of using this weapon in a psychological war against the United States. And so it's a distinct possibility that the hysteria created at high levels of the United States government, particularly within the military, overflying saucers, which then led to an undemocratic conceding of power to the military-industrial complex, was a way to ensnare the United States after having already inserted all of these high-ranking Nazis into the foundational level of this military-industrial complex. (00:41:21)

[Jason Reza Jorjani] : It's a kind of a double-headed beast, a kind of Hydra, that is attacking America from two directions, both from the inside, through the Nazis that have been imported, and from the outside, through an apparent alien threat, resulting in the creation of this highly classified, deeply underground military-industrial intelligence complex, which eventually yields a breakaway civilization, but one that's motivated by a fascist ethos, and one that can't in any legitimate way be described as American, and certainly isn't under the democratic control of the American government. (00:42:01)

[Jeffrey Mishlove] : So you're suggesting that possibly the flying saucers first reported around Mount Rainier in 1947 in the United States, that led to this whole big UFO flap, might have been related to these vehicles that Franco was launching. (00:42:18)

[Jason Reza Jorjani] : Well, and I'll tell you why. Because the saucer airframe was arrived at in German aeronautical technology as a result of a very practical engineering problem, which is called the suctioning of the boundary layer. A pocket of air develops around the wings of an aircraft flying at high speed, and this air resistance impedes maneuverability. So they would build slots into aircraft to try to suction this air off of the wings, and help increase maneuverability in dogfights and so forth. And eventually, Victor Schauberger came up with an innovative airframe design with suction slots all around it, an airframe with no wings, that would be disc-shaped, and that would suck in the boundary layer of air in all directions through these vents, and provide ultimate maneuverability. (00:43:15)

[Jason Reza Jorjani] : And people have researched this, have suggested that the flying saucer, which initially was rocket-powered, they had a set of circularly placed rockets underneath these airframes in the early prototypes. But the suggestion is that the end result of this research trajectory was to fuse the bell as a power source with this saucer airframe, and create the flying saucer. (00:43:44)

[Jeffrey Mishlove] : Something related to zero-point energy rather than rockets. (00:43:47)

[Jason Reza Jorjani] : Exactly. And Corso, in the day after Roswell, describes the technology, Colonel Philip Corso, who was the head of the foreign technology division of the Pentagon responsible for reverse engineering technology seized from foreign powers, he describes the wreckage recovered from Roswell, the kind of technology that was retrieved and reverse engineered and farmed out to various U.S. industries. And people familiar with the German advanced research, like Joseph Farrell, who've looked at Corso's descriptions of this technology, have pointed out that none of this stuff seems particularly alien. You have things like Kevlar, I mean this is what Corso describes, Kevlar, night vision, lasers, metal that's perforated so that you can blow through the metal and feel your breath on your hand on the other side of the metal. (00:44:48)

[Jason Reza Jorjani] : And all of these kinds of technologies were science fictional in America and everywhere else in the world in the 1940s, but they were the edge of German research in 1944-45. Night vision was being fielded experimentally by the German military in 1944, so was Kevlar, and a lot of these Velcro also was apparently discovered in the wreckage in Roswell. These are not the kind of technologies you expect from some alien civilization thousands of years ahead of us, but they are technologies consistent with the state of the art in Nazi Germany. And so it is possible that the reason that Roswell was that, you know, there are multiple layers to the cover story of Roswell. Of course, the weather balloon story, the Project Mogul story, but it's possible that the alien crash story is also a cover story. (00:45:41)

[Jason Reza Jorjani] : You know, it's a little strange that they would even have announced that they captured a flying saucer in the first place before then covering it up, right? And one possible explanation for this is that in 1945 at the... well, in 1947, a few years after the war's end in 45, it would be devastating to admit to the American people that some incredibly competent group of scientists and engineers had escaped the collapse of Nazi Germany and were operating from out of Argentina or who knows where else with a capability of launching these advanced aircraft into the sovereign airspace of the United States. And it's worthy of note that Roswell at that time, Roswell Army Air Base was the only facility on the planet housing nuclear weapons. (00:46:32)

[Jason Reza Jorjani] : So this was an incredibly sensitive American military facility that may have been being surveilled by this, you know, extraterritorial survival of the Reich, this incipient breakaway civilization. (00:46:44)

[Jeffrey Mishlove] : I guess another element of this whole story is the work of Dr. Stephen Greer and his Disclosure Project. (00:46:51)

[Jason Reza Jorjani] : Yeah, I mean, there are certain... there are certain testimonies that Greer amassed in the Disclosure Project from people working in industry and various branches of the military that support the idea that there's a breakaway civilization. You know, you've had statements from people like Ben Rich, the former... I mean, the CEO of Lockheed shortly before his death to the effect that we already have the technology to go to the stars to bring ET back home, but it'll never be released. And you have a variety of people who participated in the Disclosure Project offer testimony that they worked on reverse engineering, some kind of very advanced technology that they presumed was alien. (00:47:36)

[Jason Reza Jorjani] : But who knows what the source actually was, whether these were things that were being retrieved from a breakaway civilization, or whether they were simply being tested by a breakaway civilization. And the technicians working on the projects were led to believe that they were dealing with alien artifacts. (00:47:54)

[Jeffrey Mishlove] : Well, I think another piece of the puzzle, which is really worth getting into, are all of the very, very popular novels of Ian Fleming. I'm talking about the James Bond series, where you really have quite a lot of detail about, you know, these stateless, powerful, secret organizations engaged in international intrigue. (00:48:20)

[Jason Reza Jorjani] : Ian Fleming was a British intelligence agent who was involved in the evacuation of Martin Borman, the chief financial mind of Nazi Germany, from out of Germany, after his death was faked three times. There are three separate accounts of how this man died. But he was writing checks in his own name through Chase Manhattan Bank in Argentina in the 1970s, and appears to have been the financial mastermind of this extraterritorial post-war fascist international. And Ian Fleming, in his Bond novels, describes a shadowy cabal called Spectre that is a third power in the world, besides the United States and the Soviet Union. And in fact, this, you know, the metaphor is given that the United States and the Soviet Union are like fighting fish. (00:49:23)

[Jason Reza Jorjani] : And Spectre is like a cat, waiting for them to tire themselves out, for one to eat the other, and for the one that's won to be exhausted, so that the cat can then devour the remaining fighting fish. And it's a metaphor for the relationship between the extraterritorial fascist international, Spectre is, and its relationship to the United States and the Soviet Union. And so what you have to wonder is, you know, the extent to which, now at this point, the third generation of these fascists imported into the United States, the extent to which they will remain loyal in any way to America, now that they've defeated the Soviet Union. There was a convenience alliance between them and the American government that imported them, so long as these Nazis got to take apart their greatest enemy, the rival who they considered more serious ideologically than the Western capitalists, namely the Russian communists. (00:50:21)

[Jason Reza Jorjani] : And the Soviet Union collapsed in 1991. And lo and behold, a decade later, you know, our military industrial intelligence complex has entangled us in this war in the Islamic world, this catastrophic ideological conflict, which poses a grave threat to the survival of the United States if it's allowed to continue for a very long time. (00:50:49)

[Jeffrey Mishlove] : You're talking about a clash of civilizations. (00:50:52)

[Jason Reza Jorjani] : I'm talking about a clash of civilizations that to some extent may have been engineered because, you know, the Nazis didn't only go to South America in 1945, they also embedded themselves across the Islamic world. They were building rockets for Gamal Nasser in Egypt, and they were, you know, in cahoots with the Mufti of Palestine, and were operating in Iran, you know, associated with far-right Iranian nationalists in the late 1940s. There was an organization of former SS officers, the acronym in German is ODESSA, it translates to Organization of Former SS Officers, which has also been referred to as Die Spinner, or the Spider. And this is, I think, the organization that Ian Fleming fictionally depicted as Spectre in the Bond novels, and he knew of it because he was involved with the evacuation of Martin Borman to South America. Now there's another thing that needs to be mentioned in that connection. (00:51:54)

[Jason Reza Jorjani] : I mean, why would a British intelligence agent be involved in evacuating such a high-level Nazi? There were really wealthy and influential Britons aligned with Nazi Germany. In 1941, Rudolf Hess, who was one of the closest confidants of Adolf Hitler, and who also, not incidentally, was involved in the German Antarctic expedition of 1938. Rudolf Hess made a kind of... he took an unauthorized flight into Britain, unauthorized, I mean, from the British perspective, violated British airspace, and came and landed in Britain and was taken into custody in an attempt to secure a peace between Britain and Germany. This was one of the many attempts by the Germans to secure an alliance with the British Empire and prevent a war, at least a war with the British. And Hess was taken into custody, and it came out after he was interrogated and ultimately imprisoned, that he was there attempting to contact 30 members of the British Parliament, high-ranking members of the British Parliament, who wanted not just a détente, but an alliance with Hitler. And so, this makes some sense out of why a member of British intelligence would be sent to evacuate Martin Bormann to Latin America, because there were very high-level sympathizers in Britain, as well as in the United States. (00:53:25)

[Jeffrey Mishlove] : And it's well known now that the former king of England, who had abdicated his throne, was also a Nazi sympathizer. (00:53:33)

[Jason Reza Jorjani] : Indeed, indeed. But my point is that, you know, when you go back to H.G. Wells and the vision for the New World, the first politician to take H.G. Wells' phrase, the New World Order, and to use it in a political speech was Adolf Hitler. And my suggestion is that when you go back to H.G. Wells and the British vision for this scientifically managed global socialist society, socialist society, and you look at, you know, Alternative 3, which may have been a social experiment on the part of British intelligence, this kind of Orson Welles-style television broadcast, it's possible that to this day, there is a component of the breakaway civilization in Britain, as there is in the military-industrial complex of the United States, that is actually pursuing a fascist political vision. (00:54:29)

[Jason Reza Jorjani] : One that goes back, you know, to the 19th... if not, you know, if not to the late 19th century, at least to the early 20th century. (00:54:39)

[Jeffrey Mishlove] : Well, this is a very complex story, Jason, but I think you've certainly articulated many of the pieces of it quite well, and I'm sure there are many more we haven't even gotten to yet. (00:54:51)

[Jason Reza Jorjani] : Yeah, but, you know, I think we've given enough references for people to, you know, follow the leads for themselves and see what they think of the research that's been done on this subject. You know, just in conclusion, I might mention that there have been some allusions to this in popular culture, and I would refer viewers particularly to David Lynch's Twin Peaks television series, and to the more recent Netflix series Stranger Things. I think that the producers of Stranger Things, and also David Lynch, are aware of this narrative and have made certain occult references to it in their work, in the narratives that they've woven in these series. (00:55:40)

[Jason Reza Jorjani] : Like, for example, the black and white lightning bolt pattern and the red curtains in the Black Lodge are evocative of the color schema and the symbolism of Nazi Germany, the lightning bolt symbols of the SS. (00:55:56)

[Jeffrey Mishlove] : You're talking about the Black Lodge and the Twin Peaks series. (00:55:59)

[Jason Reza Jorjani] : The Black Lodge and the Twin Peaks series. I think the right arm that's cut off of Bob, the demonic villain in the Twin Peaks series, is a reference to the fascist salute. The bell appears in the third season of Twin Peaks on another world, next to this giant who's a mysterious figure that appears throughout the original two seasons of Twin Peaks. In the third season, you have this very bizarre room on another world where the giant is next to a bell, something that looks just like the device developed in Project Kronos. And David Bowie's voice is emerging from out of this bell at one point, and Bowie, for a brief period in the 1970s, identified as a fascist. (00:56:46)

[Jason Reza Jorjani] : Finally, Laura Palmer, in the third season of Twin Peaks, is found by Agent Cooper, the protagonist of the series, in a town called Odessa. And she doesn't remember who she is. She seems to have a false identity, just like the false identities manufactured for the paperclip scientists. Paperclip was a term coined on the basis of these dossiers, the fake dossiers the CIA created to hide the Nazi pasts of these relocated German scientists. And so Laura Palmer seems not to know who she is. (00:57:22)

[Jason Reza Jorjani] : She has a false history and a false identity, and she's in this town, Odessa. I think this is a reference to Odessa the Spider, the organization of former SS officers. At any rate, the spider also features in Stranger Things, in the Stranger Things television series. The mind-flayer, spectral creature that's trying to take over the small American town of Hawkins, Indiana, is depicted as a giant spider with lightning bolts crossing the red sky in the background of this creature as it looms over the town. And at one point, one of the kids who are the protagonists of this series described the attempt of this mind-flayer to possess the denizens of Hawkins as akin to invasion of Nazis from a parallel universe. (00:58:20)

[Jason Reza Jorjani] : And, you know, there's also a reference in the series to needing to water down a narrative when it's too disturbing for the public to be able to swallow. There's a conspiracy theorist character in the series who's obsessed with Russian infiltration of America, and at one point he gives a lecture to some of the adolescents who are the main characters in the series about how, you know, when the public can't handle a shocking discovery about, you know, the unethical activities of the government, the operations of the black world, you need to water it down into a narrative that's consumable. (00:58:58)

[Jason Reza Jorjani] : And I think that the Duffer brothers who produced this series have done exactly that. They have a sense of what's really going on in the military-industrial complex. The military-industrial complex is really the boogeyman of the series. They have a lab on the outskirts of Hawkins, and they're trying to penetrate into the dimension that this spider is coming from out of. But by doing so, they're actually opening the channel for it to take over from underground. So there are these references in Twin Peaks and Stranger Things and in other popular cultural works, the recent television adaptation of Philip K. Dick's Man in the High Castle, to the idea that there is a hidden fascist power that's attempting to colonize our world, that has formed a breakaway civilization which is waiting to rise up over the ruins of our known civilizations. (00:59:48)

[Jeffrey Mishlove] : Well, I think there's an irony here that relates to you personally, Jason. You've been publicly accused of being a genocidal maniac Nazi in an article that was published on the New York Times website that pretty much destroyed your academic career or even any possibility of having an academic career. Now, we've just spent the last hour or so talking about the dangers of a fascist and Nazi influence in some sort of an underground breakaway civilization. I suspect that perhaps the very people that you're critiquing right now have made an effort to destroy you as a credible spokesperson. (01:00:43)

[Jason Reza Jorjani] : I think that that's a very interesting suggestion. And you know, I've written an entire essay on this subject in my anthology, Lovers of Sophia. It could almost be a book. It's a very long essay called Black Sunrise about a fascist breakaway civilization. And the question your viewers should consider is, if I were sympathetic to the goals of such an organization, would I expose in such depth and detail what their objectives are and what their history of their covert operations are? So, you know, viewers should take a look at that essay, Black Sunrise and Lovers of Sophia, because it involves ideas and a narrative that I will be revisiting in my future writing. (01:01:26)

[Jeffrey Mishlove] : Well, Jason Reza Jorjani, once again, I have to say I'm amazed by the breadth of your scholarship and your erudition. I don't know what to make of this entirely. I have to say, as your close friend, I kind of regard it as speculative. I haven't been able to verify fact by fact. That would take many, many hours of research. But as I've indicated when I introduced you, I trust your credibility. And I urge the viewers to do that. (01:02:00)

[Jeffrey Mishlove] : I also want to urge viewers to take a look at the comments section under this video, where we're going to link to a GoFundMe page. As I mentioned, your academic career or even prospects for having an academic career have been totally destroyed by people who made a vicious effort to defame you and apparently succeeded in doing that. You want to continue to write and to publish and to be a public spokesperson for very important ideas that you've been exploring. I regard you as one of the most brilliant scholars I've ever known. (01:02:42)

[Jeffrey Mishlove] : So, what's important for you right now is to have a public base of support. So, I want to encourage our viewers to contribute generously to the GoFundMe page so that you can continue the important work that you're doing. And once again, I want to thank you for being with me, Jason. And I'm very heartened that while you're here in Albuquerque, we still have a few more interviews to do. (01:03:09)

[Jason Reza Jorjani] : Thank you, Jeffrey, for taking the risk of putting this information out there so that viewers can follow the leads themselves and assess the evidence for this, you know, in their own time and weigh the implications of it in their own consciences. (01:03:25)

[Jeffrey Mishlove] : And thank you for being with us. (01:03:29)

(2025-10-02)

前置き​

要旨​

目次​

全体俯瞰​

要旨​

1. 「離脱文明」の概念​

2. 歴史的・文学的先行事例​

3. 起源：プロイセンのナショナリズムとアメリカの資本​

4. ナチスの遺産：技術、人材、諜報機関の浸透​

5. UFO現象：ナチス残党による心理戦争​

6. 戦後のナチス国際ネットワーク：「ODESSA」​

7. 現代文化における暗示​

影の同盟：ナチスの遺産と戦後アメリカの誕生​

序章：終わらざる戦争​

1. プロローグ：大西洋に架かる蜘蛛の糸​

1.1. プロイセンの野望とアメリカの資本​

1.2. 企業が育てたファシズム​

1.3. 移行の文章​

2. 第三帝国の遺産：時空を歪めるベル​

2.1. 「ヴリル」とクロノス計画​

2.2. 空飛ぶ円盤の原型​

2.3. 移行の文章​

3. ペーパークリップ作戦：悪魔との取引​

3.1. 敵から国賓へ​

3.2. 隠された過去​

3.3. 移行の文章​

4. CIAの誕生：諜報網に巣食う蜘蛛​

4.1. 国家安全保障法とゲーレン機関​

4.2. 影の支配者たち​

4.3. 移行の文章​

5. 1947年：ハイドラの襲撃​

5.1. UFO騒動：仕組まれた恐怖​

5.2. ロズウェル事件の真相​

5.3. アイゼンハワーの警告​

結論：歴史の裏に潜むもの​

ホワイトペーパー：影の帝国――20世紀の歴史を形成した秘密結社、金融ネットワーク、そしてナチスの遺産​

序論：隠された歴史の再検証​

1. 「離脱文明」：隠された歴史を理解するための理論的枠組み​

1.1. 概念の定義：離脱文明とは何か​

1.2. 歴史的・文学的先例​

2. ネットワークの創生：プロイセンの国家主義とアメリカの資本​

2.1. プロイセンの野望とアメリカ大陸への植民​

2.2. 初期の先進技術開発：NIMSAの飛行船プロジェクト​

2.3. 金融の結節点：ニューヨークの投資家たち​

3. 第三帝国の台頭：大西洋を越えた共同プロジェクト​

3.1. イデオロギーの基盤：トゥーレ協会と「ヴリル」の力​

3.2. アメリカの資金提供者たち​

3.3. 企業の協力と優生学思想の影響​

4. 戦後の遺産：アメリカ深層国家への浸透​

4.1. ペーパークリップ作戦：ナチス科学者の戦略的移入​

4.2. CIAの誕生：ナチス諜報機関との融合​

4.3. 1947年の心理作戦：UFO現象の政治利用​

4.4. ロズウェル事件の再解釈​

5. 冷戦下の影のネットワークとその先​

5.1. ODESSAと「スペクター」：現実とフィクションの交錯​

5.2. 「第三の勢力」としての戦略​

結論：離脱文明という現代への警告​

エーテル・ヴリル (Vril) の概念​

1. ヴリルの定義と起源​

2. ナチスの揺りかごとしてのヴリルとトゥーレ協会​

3. ドイツによるヴリル/エーテル技術の追求​

資金調達と産業支援​

1. 戦前のナチスへの資金提供と大西洋横断の繋がり​

2. 戦後のナチス複合体の「収穫」とディープ・ステートへの組み込み​

情報機関の融合​

1. CIA創設におけるナチス諜報機関の役割​

2. ディープ・ステートへの外国勢力の組み込み​

3. UFO現象と心理戦への利用​

ナチスの影響が組み込まれた構造​

1. 情報機関の中核構造への組み込み​

2. 軍事・科学・産業複合体の「収穫」​

3. 金融と産業の支援基盤​

4. 離脱文明としての現状と動機​

NIMSA（Airship Pursuit and Exploration Project Office）との繋がり​

1. NIMSAの定義とドイツの植民地化の試み​

2. 高度な技術の追求​

3. ファシズム台頭への財政的つながり​

ナチスの先端技術プロジェクト​

1. イデオロギー的・技術的起源​

2. クロノス・プロジェクトと「ベル」（The Bell）​

前置き

要旨

目次