John Alexander の講演(2022-11-20)
前置き
この動画は過去記事で取り上げたが、今回は AI(=NoteBookLM) で整理した。AI の特性上、章ごとの話題が重複している。
彼のこの講演は話題が多いため、以下の章も多く(48章)、全体を通して読める分量ではなくなっている。
このサイトもいずれ書庫になるので分量の多さは欠点ではない。(AI 時代となったので)要約は簡単に得られる。だが、一旦欠落してしまった情報を増やすことは AI にもできない。
AI が生成した解説動画
要旨
UFOと意識:謎と複雑性
提供された文章は、ジョン・アレクサンダー氏による「UFO、UAP、謎と複雑性」と題された講演の記録です。
彼はUFOや未確認航空現象(UAP)に関する自身の長年の調査と経験について語り、政府の関与の複雑性やUFO現象の多様性について触れています。アレクサンダー氏は、UFOの存在を確信しており、その現象が物理的な現実を持つという圧倒的な証拠があると主張しています。
また、意識がこれらの現象の主要な構成要素であるという自身の見解や、地球外生命体仮説に対する懐疑的な姿勢も表明しています。講演では、ロズウェル事件、イランでのUFO遭遇、ミサイル基地でのUFO、複数の目撃証言があるケースなど、具体的なUFO関連の事例が数多く紹介され、政府や科学界の反応についても論じられています。
さらに、臨死体験(NDE)やシャーマンとの交流、心霊手術、サイコキネシスといった超常現象との関連性にも言及し、これらの現象が統合された全体像を形成しているという考えを示しています。
目次
- 前置き
- AI が生成した解説動画
- 要旨
- 概要
- John Alexader とは
- UFO/UAP 現象の複雑性
- 矛盾 : 無能とされる政府が UFO に関してだけは全知と信じられている
- コンドン報告書について
- 政府が関与しない理由
- UFO/UAP の技術的特徴
- UFO/UAP 主要事例
- 「医学的な死亡状態」でも意識が機能している事例
- NDE: 現実よりも現実的
- NDE 事例: パム・レイノルズ
- NDE 事例: Eben Alexander
- NDE 事例: Mary Neal
- NDE 事例: 盲目
- NDE 事例: 子どもの NDE
- NDE 事例: 後遺症
- NDE 事例: 癒し能力の獲得
- NDE 事例: 共有体験
- PMC(死後コミュニケーション):娘
- PMC(死後コミュニケーション):アン・ゲイズマン
- PMC(死後コミュニケーション):チコ・ザビエル
- 将軍の前で起きた PK 事例
- アヤワスカの体験(目に見えない領域への入り口)
- シャーマニズム
- シベリアのシャーマンとの体験で目撃した「テクタイトの出現」
- モンゴルでの新品の硬貨の出現を目撃
- ブードゥー教の火を扱う儀式でビデオ撮影した異常現象
- ジョン・オブ・ゴッドのヒーリング(肉体的な手術)
- ウェイン・ダイアーのサイキック手術体験
- 霊的世界と現実の境界が曖昧
- Chris Bledsoe 事件
- MJ-12が実際に存在したが、UFOとは無関係だった
- Roswell 事件: 実際には存在したが米国の極秘技術
- 「知覚を持つ非人間」との交流は歴史を通じて存在してきた
- 多用なタイプの訪問者の謎
- 幽霊など他の現象との関連
- 予知的知覚現象 (precognitive sentient phenomena)
- 悪戯者(trickster) の概念
- 「UAP/ETの残骸や遺体」は存在しない
- ロシアでも「UFO 情報開示」が既になされた
- 「 脱真実」の時代における課題
- 時系列
- 主要関係者
- 情報源
- 文字起こし(話者識別)
概要
詳細ブリーフィング資料:UFO、UAP、謎と複雑性(ジョン・アレクサンダー講演より)
1. 講演者と背景
ジョン・アレクサンダー氏は、長年にわたり多岐にわたる分野で活動してきた人物であり、Army Materiel Commandでの勤務経験、Skinwalker RanchやTear in the Skyへの 出演など、UFO/UAP現象への深い関心と関与が紹介されています。彼は、死後の世界、PK(念力)、UMA(未確認生物)といった幅広いテーマに関心を持ち、国際臨死体験研究協会の会長を務めた経験もあります。彼の立場は、「UFOが存在する」という確固たる信念に基づいています。
2. 主要テーマと重要アイデア
本講演の主要テーマは、UFO/UAP現象の「複雑性」であり、その性質、政府の対応、そして広範な意識現象との関連性について掘り下げられています。
2.1. UFO/UAP現象の複雑性
アレクサンダー氏は、UFO/UAPの多様性が問題の一部であると指摘しています。
- 多様性: 「小さな光の玉から、数マイルにわたる固体の乗り物、そしてその中間にあるあらゆるものがある」と述べ、現象が単一のカテゴリーに収まらないことを強調しています。
- 物理的証拠: 1947年以来、「物理的な現実を裏付ける証拠は圧倒的だ」と主張し、急速な加速、高角度旋回、ステルス性、電気妨害といった技術的特徴を挙げています。
- 目撃証言と物理的影響: 個人から非常に信頼できる情報源まで数千の目撃証言があり、数フィートから数マイルにわたる一貫性、そして多くの物 理的効果(放射線、地表のくぼみなど)が存在すると述べています。
2.2. 政府のUFO/UAPに対する認識と対応の欠如
アレクサンダー氏は、政府のUFO/UAP問題への対応について、以下の重要な点を指摘しています。
- 知識の断片化と無関心: 「ペンタゴンは何も言わない。それは大きな石の建物であり、約29,000人が住んでおり、彼らがほとんど何かに同意することはめったにない。良いニュースと悪いニュース。良いニュースは、政府が政府が何を知っているかを知らないことだ。しかし、重要な問題は、ほとんどの場合、彼らが気にしないことだ。これは全く異なることだ。」と述べ、政府機関内での情報の断片化と、多くの職員の無関心を指摘しています。
- 個人的な関心と制度的責任の乖離: 政府内に「UFOを見た」と考える人が48万人近くいるにもかかわらず、それが「公式な政府プログラム」に繋がらないことを強調しています。高官の個人的なUFO目撃体験があっても、それが政策や調査に結びつかない例を挙げています。
- 「ブルーブック」や「コンドン報告」の限界: 「コンドンは正しかった。なぜなら彼への質問は、UFOが本物であるかではなく、それが脅威であるかだったからだ。彼は脅威ではないと答えた。」しかし、科学界がこの報告を詳細な研究と見なしたことは「真実ではない」と述べ、空軍が「この問題を解消したかった」ために利用されたと示唆しています。
- 未解決の事例:
- カッスル(Cash-Landrum)事件: 2人の女性と1人の少年がUFOに遭遇し、放射線被曝による症状を訴えた深刻なケース。
- JAL貨物機事件: アラスカ上空でJAL機がUFOに遭遇。パイロットは会社を「当惑させた」として解雇された。
- イランのF-4戦闘機事件: UFOに接近したF-4の電子機器が停止し、ミサイル発射も不能になった。
- ブラジル空軍機事件: パイロットがUFOに囲まれ、空軍大臣がその事実を認めた異例のケース。
- ミサイルサイロ事件(マルムストローム基地など): UFOがミサイルサイロ上空に現れ、ミサイルが機能停止したり、逆に発射モードになったりした事例。
- ベントウォーターズ事件: 核兵器貯蔵施設上空でのUFO目撃と物理的証拠。
- SDI(戦略防衛構想)への接触: アレクサンダー氏らのグループは、宇宙監視能力を持つSDIに協力を求めたが、「予算上の理由から関与するには危険すぎる」と断られた。
- 秘密保持の正当な理由: 潜在的な敵対国に自国のセンサーシステム能力を知られたくないという「正当な分類の理由」は認めるものの、「過剰に分類されすぎている」と指摘しています。
2.3. 意識と現象の統合性
アレクサンダー氏の講演における最も重要な主張の一つは、UFO/UAP現象がより広範な意識現象と統合されているというもので す。
-
意識の中心的役割: 「これらはすべて統合されており、意識がその主要な構成要素である」と明言しています。
-
関連する現象:
- 臨死体験(NDE): 国際臨死体験研究協会の元会長として、 Pam Reynolds、Eben Alexander、Mary Nealといった具体的な事例を挙げ、死を医学的に宣告された後も意識が存在し、詳細な出来事を記憶していたことを強調しています。
- 死後のコミュニケーション(PMC): チコ・ザビエルなどの事例を挙げ、死者とのコミュニケーションが研究され、高い正確性を示していることを示唆しています。
- シャーマニズムと超常現象: 世界中のシャーマンとの仕事を通じて、テキタイトの出現やオーストラリア硬貨の消失といった不可解な現象、さらには火を扱う能力やサイキック手術といった「熱力学の法則に逆らう」現象を報告しています。
- クリス・ブレッドソー事件: UFOとの遭遇後、長年のクローン病が治癒した事例を挙げ、彼の「彼らはここにいると思う」という言葉の直後にUFOが現れたという時間的関係性から、現象の信頼性を強調しています。
- プレコグニティブな知性: スキンウォーカー牧場での体験から、「現象が事件が提示される前に私たちがどう反応するかを知っているように見えた」と述べ、「前意識的で感知能力のある現象」という概念を提唱しています。
-
地球外生命体仮説への疑問: 「地球外生命体仮説に反対する」と述べ、現象の多様性や、人類史を通じて「知的ではない人間以外の存在」との相互作用が報告されてきたことから、「単純すぎる」と疑問を呈しています。
-
古代からの記録: 紀元前2400年の記録から、ギリシャ神話、ローマ神話、北欧神話、コーラン、中国、ヒンドゥー、仏教神話に至るまで、人類史のあらゆる文化でこれらの「来訪者」の記録があることを指摘しています。
-
NASAの姿勢: 最近まで「公然と敵対的」であったNASAの姿勢が変化しつつあることを示唆しています。
-
政府の優先順位: 戦争や国家債務といった「大きな問題」がある中で、UFO/UAPへの優先順位が低いことを示唆しています。
3. 政府のUFO/UAP研究の課題と今後の展望
- 資金調達の難しさ: UFO/UAP研究が政府にとって「予算的に危険すぎる」ため、公式な資金調達が難しいことを強調しています。
- ポ- スト真実の時代: 「ワクチンが効かないとさえ信じない数千万人の人々がいるポスト真実の時代に生きている」と述べ、UAPに関する情報を社会に受け入れさせることの難しさを指摘しています。
- 提案される解決策: 「ヒトゲノム計画」のようなモデルを提案し、複数の政府機関、民間団体、大学が協力し、データを共有する「統合された資金調達」の必要性を訴えています。
4. 補足情報
- MJ-12: アレクサンダー氏はMJ-12が「実在した」が「UFOとは全く関係がなかった」と述べています。
- ロズウェル事件: 「実際の出来事だった」が「我々のものだった」と述べ、それが「モグル」ではないが、ソ連の核兵器開発時期を特定するための極秘計画に関連していた可能性を示唆しています。
- マクモニーグル氏のリモートビューイング: UFO調査におけるリモートビューイングの可能性について質問された際、アレクサンダー氏は検証の難しさを指摘しています。
- コリンズ・エリート: このグループが国防総省内に実在し、UAP研究を妨害しているという考えを否定しています。
- 意識の根本的な性質: 意識を「構成要素ではなく、根本的な基盤」と捉えるマックス・プランクの言葉を引用し、科学が意識の役割を理解することの重要性を強調しています。
5. 結論
ジョン・アレクサンダー氏の講演は、UFO/UAP現象が単純な地球外生命体訪問説では説明できない多面的な「複雑性」を帯びており、政府は情報不足、無関心、そして政治的・予算的制約から、この現象に効果的に対処できていない現状を浮き彫りにしています。
彼は、これらの現象が臨死体験やシャーマニズムといった広範な意識現象と深く関連しており、意識が宇宙の根本的な基盤であるという視点から、従来の唯物論的アプローチを超えた、より統合的な研究モデル(ヒトゲノム計画のような)の必要性を強く訴えています。
John Alexader とは
講演「UFO、UAP、謎と複雑性」の文脈において、これらの資料は講演者であるジョン・アレクサンダーについて、以下のような人物として描写しています。
-
広範な経験と多様な関心を持つ人物:
- SPEAKER_00は彼を「長い間活動し、さまざまなことをしてきた人物」と紹介し、テレビ番組(スキンウォーカー牧場、Tear in the Skyなど)に出演していることに言及しています。
- また、SPEAKER_00は彼が過去に自身の勤務先である陸軍資材コマンドで働いていたことも示唆しています。
- ジョン・アレクサンダー自身は、過去に「サイキック・スパイ」や「ジェダイ・ウォリアー」と呼ばれていたことに触れています。
- 彼は「イオン」(国際臨死体験研究会)の元会長であり、世界中のシャーマンと協力し、IRVA(国際遠隔視協会)の創 設理事の一員でもありました。
- 彼は自身の「偏見」として、多くの異なるトピック、特にUFOや、ポストモーテム・コミュニケーション(死後交信)、PK(念力)、さらには未確認生物学(cryptozoology)にも関与してきたことを述べています。
- UFO現象への関心は1947年、彼が10歳の頃から始まったと語っています。
-
現象の統合性と意識の重要性を強調する哲学者:
- アレクサンダーは、臨死体験、シャーマンとの協力、IRVAなど、これらすべての現象が統合されており、意識がその重要な構成要素であるという立場を表明しています。彼はまた、マックス・プランクの言葉を引用し、意識を根本的なものとし、物質は意識に由来すると考えています。
- 彼は、量子力学と相対性理論を統一する科学が意識を主要な要素として明らかにすると考えています。
- 彼の講演のテーマは「複雑性」であり、UFOやUAPという言葉が多種多様な現象(小さな光の玉から数マイルにも及ぶ硬い機体まで)を指すため、その定義の困難さを指摘しています。
- 地球外生命体仮説(ETH)に対しては、「単純すぎる」ため反対の立場をとっています。彼は、人類史を通じて人間と知覚を持つ非人間との相互作用が報告されていることを根拠に挙げています。
- スキンウォーカー牧場での経験から、「予知能力のある知覚現象(precognitive sentient phenomena)」という概念を提唱しており、現象が事件が提示される前に私たちの反応を知っていたかのように振る舞う、つまり「 それがコントロールしている」と考えています。
-
政府のUFO/UAP調査への関与における実践者かつ批判者:
- 彼は自身が運営していた「高度理論物理学プログラム(advanced theoretical physics program)」に言及しており、これは「個人」の関心から始まったと説明しています。
- 彼はかつて、陸軍の戦術指向性エネルギーの全ポートフォリオを担当していました。
- 彼は、すべての軍種、情報機関、航空宇宙産業から参加者を集め、書面による記録を残さない(意図的に)極秘かつ無資金のUFO調査グループを組織しました。彼らが発見したものは「全く期待していなかったもの」だったと述べています。
- 彼は政府のUFOへの対応について「政府は無能であると一般に考えられているが、UFOに関しては全知であると信じられているという逆説がある」と指摘しています。
- また、政府機関はUFOに関心がなく、個人の目撃情報はあっても、それが「公式の政府プログラム」にはつながらないと述べています。
- 政府がUFO/UAP問題に関与しない正当な理由として、潜在的な恥ずかしさ、成功確率の低さ、そして「悪魔の仕業」と見なされることを挙げています。
- 彼は、ロズウェル事件は「実際の出来事」であり、「我々のもの(我々の技術)」だったと考えていますが、それは超極秘であり、ソビエト連邦が核兵器をいつ開発するかという地政学的な問題と関連していたと推測しています。また、回収された破片には「記憶のある金属」の特性があったとも 述べています。
-
具体的なUAP/UFO事例の調査と擁護者:
- 彼は、1947年以来、圧倒的な物理的証拠と何千ものバリエーションが存在すると信じています。
- 彼は、衛星がUFO/UAPを捉えていることを具体的な画像(地球に向けて降下する物体、極寒の地での熱画像)を挙げて説明しています。
- 彼の研究グループは、UFOが急速な加速、高角度の旋回、ステルス性、電気妨害といった技術を示していることを確認しています。
- 彼は、固い物体、物理的影響、目撃情報(個人から非常に信頼できる情報源まで)、長期間にわたる複数回の発生など、多くのUFO/UAPの特性について言及しています。
- 彼が「非常に重要」と考える事件には、ソリッドケース(放射線に起因すると思われる影響)、JAL便の事例(航空会社がパイロットを解雇)、イランのF-4戦闘機事件(UFOがF-4の電子機器を無効化)、ミサイル発射基地のUFO事件(ミサイルをシャットダウン)、ベントウォーターズ事件(核兵器貯蔵施設上空でのUFOと物理的証拠)などが含まれます。
- クリス・ブレッドソー事件を個人的に調査し、その正当性を確信しています。ブレッドソーがUFOの出現を予言した直後に実際にUFOが現れた経験は、彼にとって「最も興味深い」ものであり、現象が「現実」であると確信させた決定的な出来事でした。
-
意識現象と超常現象の探求者:
- 彼は臨死体験(NDE)の事例を多数紹介し、特にパン・レイノルズ(脳死状態での体外離脱と手術の詳細描写)やエベン・アレクサンダー(脳が機能していない状態での体験)などのケースを挙げています。
- 彼は、NDEを経験した子供たちや、先天性盲目の人々が体外離脱中に「視覚」を得た事例についても言及しています。
- また、死後コミュニケーション(mediumsを通じての交信)や、PK(念力)実験、シャーマンとの作業(テキタイトの出現、コインの出現)、ブードゥー教の火を扱う儀式(火傷なし)、サイキック・サージェリーといった現象にも取り組んでいます。
- 彼自身もアヤワスカの儀式に立ち会っており、それが「目に見えない領域」への入り口となり、そこに生命体が存在する可能性を示唆していると考えています。
要約すると、ジョン・アレクサンダーは、UFO/UAP現象を、意識、臨死体験、シャーマニズム、サイキック現象など、より広範な「知覚現象」の一部として統合的に捉えることを提唱する、多方面にわたる経験と知識を持つ研究者です。彼は政府のUFO問題への対応を批判しつつも、具体的な事例や自身の経験に基づいて現象の現実性とその複雑性を強調しています。
UFO/UAP 現象の複雑性
ジョン・アレクサンダーの講演「UFO、UAP、謎と複雑性」の文脈において、これらの資料はUFO/UAP現象の極めて高い複雑性を強調しており、従来の理解や単純な説明では捉えきれない多面的な性質を持っていると論じています。
以下に、UFO/UAP現象の複雑性について資料が示している主要な点を説明します。
-
現象の多様性と定義の困難さ:
- アレクサンダーは、UFOやUAPという言葉を使っても、それが何を意味するのか分からないと述べています。その理由として、「小さな光の玉から、数マイルにも及ぶ硬い機体、そしてその間のあらゆるものがある」ことを挙げています。
- 彼は、UFO/UAP現象が「何千もの、何万ものバリエーション」を持っていると指摘しており、その数と多様性自体が問題の一部であると考えています。
- このような膨大な種類が存在するため 、単一の定義や説明で全体を捉えることはできないと示唆しています。
-
意識と他の超常現象との統合:
- アレクサンダーは、UFO/UAP現象を、臨死体験(NDE)、シャーマンとの協力、遠隔視、PK(念力)、死後交信、さらには未確認生物学(cryptozoology)といった多岐にわたる知覚現象と統合されたものと捉えています。
- 彼の中心的な立場は、「これらすべては統合されており、意識がその重要な構成要素である」というものです。彼は、意識を根源的なものとし、物質は意識に由来するというマックス・プランクの言葉を引用しています。
- この視点から、UFO/UAP現象は単なる物理的な物体や地球外のテクノロジーに限定されるものではなく、より深遠な意識の領域と深く関連していると示唆されています。
-
「単純すぎる」地球外生命体仮説への反論:
- アレクサンダーは、地球外生命体仮説(ETH)に反対の立場を取っており、その理由を「単純すぎるから」と述べています。
- 彼は、人類史全体を通じて「知覚を持つ非人間との相互作用の報告」が途切れることなく存在することを根拠として挙げています。これは、神話、宗教、民間伝承など、あらゆる文化で同様の存在が語られていることからも裏付けられます。
- もし宇宙人が銀河を越えてやってきたのなら、「なぜこれほど多くの異なるタイプが現れ続けるのか」という疑問を呈しています。
-
「予知能力のある知覚現象(precognitive sentient phenomena)」としての性質:
- スキンウォーカー牧場での経験から、アレクサンダーは、この現象が「事件が私たちに提示される前に、私たちがどのように反応するかを知っているかのように見えた」と述べています。
- 彼は、この現象が「知覚があり、非常に賢い」ものであり、「それがコントロールしている」という点が最も大きな問題であると考えています。
- この概念は、UFO/UAPが単に観察される対象ではなく、人間との相互作用において予測不能な知的かつ予知的な側面を持つことを示唆しており、現象の理解を一層複雑にしています。クリス・ブレッドソーの事例では、現象がブレッドソーの予知と同時に現れたことが、彼にとって「最も興味深い」出来事であったと述べています。
-
政府や科学的アプローチの限界:
- アレクサンダーは、政府がUFO/UAP問題に対して「無関心である」と指摘しています。また、一般には政府が無能であると思われているにもかかわらず、UFOに関しては「全知であると信じられている」という逆説を挙げています。
- 彼の調査グループが発見したことは「全く期待していなかったもの」であり、政府機関はUFO/UAPに関して互いに責任を押し付け合っていたことを示しています。
- これは、従来の軍事的脅威や物理的実体としてのUFO/UAPという枠組みでは、現象の全容を理解することが困難であることを示唆しています。
-
テクノロジーと外観の変容性:
- UFO/UAPが示す技術(急速な加速、高角度の旋回、ステルス性、電気的妨害など)は確認されていますが、その形態は時代とともに変化しているようにも見えます。アレクサンダーは、「技術は私たちがいる場所よりわずかに先行している」と述べ、1800年代の飛行船の報告のように、人間の想像力や当時の技術水準に合わせて形態が変化している可能性を示唆しています。そして、ここにも「意識が役割を果たしている」と付け加えています。
これらの点から、アレクサンダーはUFO/UAP現象を、単なる未確認飛行物体や宇宙船としてではなく、意識と相互作用する、時代や文化を超えた複雑で多次元的な知覚現象として捉えるべきだと主張していることが分かります。
矛盾 : 無能とされる政府が UFO に関してだけは全知と信じられている
ジョン・アレクサンダーの講演「UFO、UAP、謎と複雑性」の文脈において、これらの資料は、UFO/UAP現象に対する政府の認識と対応の欠如というより大きな問題の中で、「無能とされる政府がUFOに関しては全知であると信じられる」という矛盾を強調しています。
アレクサンダーは、この矛盾を「逆説(oxymoron, paradox)」と表現し、その背景にある政府の実際の実態と一般の人々の認識のずれについて以下のように説明しています。
政府が「無能」とされる側面とUFOへの関心の欠如
-
一般的な政府の無能さの認識と実際の状況:
- アレクサンダーは、人々は一般的に政府を無能だと考えていると指摘します。
- 彼の言う「ペンタゴン」は「何千もの、何万ものバリエーション」を持ち、29,000人もの人々が働いており、意見が一致することはほとんどないと説明しています。このため、「政府が何を知っているのか、政府自身も知らない」という状況があり、これは「朗報でもあり、悪報でもある」と述べています。
- 彼はまた、政府は「ほとんど気にかけていない」と付け加えています。これは、様々な政府機関が異なる利害を持っているためですが、全体としては関心が低いのです。
-
UFO/UAP問題への制度的な関心の欠如と責任のなすりつけ:
- アレクサンダーのグループがUFO/UAPについて調査した際、彼らが「全く予想していなかった」ことが判明しました。多くの機関が「ああ、それはあなたがやっていると思っていました」「それはあなたの責任ではないですか?」と、責任を互いに押し付け合っていたのです。
- 彼は、個人の関心と組織としての責任は異なると強調します。たとえ政府内にUFOのようなものを見たことのある人が約48万人もいると推計されるとしても、それが直ちに「公式の政府プログラム」につながるわけではないのです。
- 実際に、高官が個人的なUFO目撃体験を持っていても、その立場を利用して何かを「実現させる」ことにはつながりませんでした。
- 予算的な観点からも、UFO/UAP研究は「危険すぎる」と見なされました。例えば、戦略的防衛構想(SDI)の責任者ですら、そのような研究に関われば「予算を削られる」と懸念していました。アレクサンダーのグループも、「資金調達に移行 できず、制度的関心を見いだせなかった」と述べています。
-
政府の優先順位と政治的リスク:
- UFO/UAP問題は、政府の優先順位において非常に低い位置にあります。アレクサンダーは、2001年から2021年までの戦争のような差し迫った問題や、国家債務の増加と比較して、UFOへの対応がどこに優先順位を置かれるのかと問いかけています。
- UFO/UAP問題に取り組むことには、「当惑させる可能性」や「悪魔の仕業」と見なされる宗教的・政治的リスクがあるため、政府機関が関与したがらない理由の一つとなっています。
UFOに関しては「全知」と信じられる矛盾
- 公衆の根強い信念:
- アレクサンダーが指摘する矛盾は、「UFOに関しては政府が全知であると信じられている」という点です。これは、政府が実際にはUFOについて無関心であったり、全体像を把握していなかったりするという彼の調査結果と明確に対立します。
- 彼は、UFOコミュニティが「開示(disclosure)」について繰り返し言及し、「イエスという答えを受け入れようとしない」状況を批判しています。これは、公衆がすでに政府がUFOについて多くのことを知っており、それを隠している という信念を強く持っていることを示唆しています。
- 「地球外由来の再設計された乗り物(Alien Re-engineered Vehicle)」や墜落したUFOの破片と遺体が存在するという説も、政府が秘密裏に高度な情報を握っているという信念を助長している可能性があります。しかし、アレクサンダーはこれを「全くのナンセンス」と断言し、もしそれが真実なら、現在のエネルギーシステムに関する根本的な理解が全く異なり、例えばガソリン価格の心配はしないはずだと述べています。
- ロズウェル事件についても、アレクサンダーはそれが「実際の出来事」であり、「我々自身のものだった」が「極秘」であったと見ていますが、それはソ連の核兵器開発に関する情報収集のためであり、UFO技術の取得のためではないと説明しています。しかし、この種の事件が政府の全知性を信じる根拠となることがあります。
この矛盾は、UFO/UAP現象の極めて高い複雑性、そしてそれを扱う上での政府の非効率性、優先順位の低さ、政治的・社会的リスク、さらには公衆の固定観念や期待が絡み合って生じていると、ジョン・アレクサンダーは示唆しているのです。
コンドン報告書について
ジョン・アレクサンダーの講演「UFO、UAP、謎と複雑性」の文脈において、これらの資料は、過去の政府プログラム/研究の事例としてコンドン報告(Condon Report)を取り上げ、その脅威ではないという結論と、報告書内の矛盾した分析について言及しています。
アレクサンダーは、コンドン報告を、プロジェクト・サイン、プロジェクト・グラッジ、プロジェクト・ブルーブック、ロバートソン委員会などといった、政府によるUFO/UAP現象の調査の歴史の中に位置づけています。彼のグループが行った調査では、政府機関がUFO/UAP問題に対して互いに責任を押し付け合っていたことが判明しており、コンドン報告もまた、その複雑な政府の対応の一環として描かれています。
コンドン報告に関する具体的な説明は以下の通りです。
-
研究の背景と資金:
- コンドン報告は、コロラド大学によるUFO研究の結果として作成されました。しかし、多くの機関は当初、この研究提案(RFP)に応じることを拒否し、コロラド大学が「引き受け ざるを得なかった」とアレクサンダーは述べています。
- 研究費用は約25万ドルで、国防総省(DoD)の基準から見れば「ランチ代」に過ぎないと指摘しています。これは、政府がこの問題に対して投入したリソースの少なさを示唆しています。
-
中心的な問いと結論:
- コンドンに与えられた問いは、「UFOが実在するかどうか」ではなく、「UFOが脅威であるかどうか」というものでした。
- コンドンは、この問いに対して「いや、脅威ではない」と結論を出しました。アレクサンダーは、この結論が「正しかった」と述べています。少なくとも既知の範囲での大規模な侵略はなかったためです。
-
矛盾した分析:
- アレクサンダーは、コンドン報告の勧告と結論が「率直に言って、矛盾している」と強調しています。コンドン自身は研究にあまり参加せず、勧告と結論を書いたとされており、報告書には「非常に興味深い」ケースがいくつか含まれているにもかかわらず、その分析とは一致しない「何も扱うべきものはない」という結論が導き出されました。これは、報告書が内部に矛盾を抱えていたことを示しています。
-
科学コミュニティと空軍の視点:
- 科学コミュニティは、コンドン報告を「集中的な研究」であると「思い込んでいた」が、それは「真実ではなかった」とアレクサンダーは述べています。多くの科学者はこの問題に関わりたがらなかったとも指摘しています。
- 空軍の視点から見れば、コンドン報告は「まさに彼らが望んでいたもの」、つまり「この問題を葬り去る」ためのものでした。空軍は「もうこれ以上この問題に対処したくなかった」のです。
このように、アレクサンダーはコンドン報告について、UFO/UAP現象が国家安全保障上の脅威ではないという特定の問いに対する結論は正しかったものの、その分析は矛盾しており、科学的な厳密さを欠いていたと評価しています。また、その目的は現象を徹底的に解明することよりも、問題を表面的に解決し、公衆の関心を鎮めることにあったと示唆していると言えるでしょう。
政府が関与しない理由
UFO/UAPに対する政府の対応というより大きな文脈において、ジョン・アレクサンダーの講演 「UFO、UAP、謎と複雑性」は、政府がこの現象に深く関与しない、あるいはできなかった多くの理由を説明しています。その根底には、政府の構造的・文化的な問題、優先順位、そして公衆の認識との大きな乖離があります。
以下に、政府がUFO/UAP問題に積極的に関与しない、またはできなかった主な理由をまとめます。
-
政府の認識と組織的無関心:
- アレクサンダーは、一般の人々が「政府は無能である」と考えている一方で、UFOに関しては「全知である」と信じているという矛盾(逆説)を指摘しています。しかし、現実には「ペンタゴン」は29,000人もの人々が働く巨大な組織であり、意見が一致することはほとんどありません。「政府は政府が何を知っているのか知らない」という状況であり、さらに「ほとんど気にかけていない」と述べています。
- 彼のグループが調査を行った際、「全く予想していなかった」ことに、多くの政府機関が「ああ、それはあなたがやっていると思っていました」「それはあなたの責任ではないですか?」と、UFO/UAP問題の責任を互いに押し付け合っていたことが明らかになりました。
-
個人的な関心と組織的責任の乖離:
- 政府内にはUFOを目撃したと考える人々が約48万人もいると推計されていますが、これが直ちに「公式の政府プログラム」には繋がりません。
- たとえ高い役職の人物(例えばある機関の長官)が個人的なUFO目撃体験を持っていても、その立場を利用してUFO研究を「実現させる」ことにはつながりませんでした。
-
予算と資源の制約、優先順位の低さ:
- 過去のUFO研究、例えばコンドン報告に割り当てられた予算は、国防総省の基準から見れば「ランチ代」に過ぎない約25万ドルでした。これは、この問題に対する政府の資金投入が極めて少なかったことを示しています。
- アレクサンダーのグループが、戦略的防衛構想(SDI)の責任者ジム・アブラムソンに資金提供を打診した際、彼は約50億ドルの予算を持っていたにもかかわらず、「危険すぎる」として関与を拒否しました。UFO/UAP研究に関われば「予算を削られる」と懸念したためです。
- 政府の優先順位において、UFO/UAP問題は非常に低い位置にあります。アレクサンダーは、2001年から2021年までの戦争、国家債務の増大といった差し迫った問題と比較して、UFOへの対応がどこに優先順位を置かれるのかと問いかけています。政府が何かにお金を費やすことは、他の何かに資金を回さないことを意味する「ゼロサムゲーム」であると説明しています。
-
政治的・社会的リスク:
- 政府がUFO/UAP問題に関与することには、「当惑させる可能性」が常に存在します。
- この問題が「悪魔の仕業」と見なされる宗教的・政治的リスクもあります。一部の議員は、UFO研究に関わることを「呪われる」「地獄に落ちる」と批判する一方で、「神の御業」と見る者もいます。
- 政治的 な不利益も考えられます。例えば、「狼男を追いかける」といった分野に資金を供給していると見なされれば、政治家は反対派の研究の標的になる可能性があります。
-
情報の過度な機密指定と公開への抵抗:
- 国家安全保障上の正当な理由として、潜在的な敵対者に自国のセンサーシステムが何を見ることができ、何を見ることができないのかを明かさないために、UFO/UAP関連情報が機密指定されることがあります。しかし、アレクサンダーは、機密指定が「はるかに、はるかに過剰」であると考えています。
- 空軍は、コンドン報告のような研究を「この問題を葬り去る」ためのものとして利用し、「もうこれ以上この問題に対処したくなかった」とされています。
これらの理由から、ジョン・アレクサンダーは、UFO/UAP現象は非常に複雑であり、政府の対応は単なる隠蔽ではなく、組織的な問題、優先順位、そして公衆の期待との摩擦の結果であると示唆しています。
UFO/UAP の技術的特徴
主要なUFO/UAP事例と証拠というより大きな文脈において、ジョン・アレクサンダーの講演「UFO、UAP、謎と複雑性」は、UFO/UAPが示す様々な技術的特徴について言及しています。これらの特徴は、既存の技術では説明が困難な、高度な能力を示唆しており、過去の多くの事件において観察されてきました。
以下に、ソースで説明されている主要な技術的特徴を挙げます。
-
多様な形態とサイズ:
- 「小さな光の玉」から「何マイルも続く巨大な硬い機体」、そしてその中間まで、非常に多様な形状や大きさで現れるとされています。
- 特定のケースでは、ジェット機2機分もの大きさの物体が報告されています(JAL機事件)。
- イギリス上空では「空母サイズの物体」が浮遊していたと報告されています(ミルト・トーレス事件)。
-
驚異的な機動性と速度:
- 「急加速、高角旋回、ステルス性」といった技術が実証されていると述べられています。
- NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)本部でも、「急加速、高Gターン」をする物体が確認されており、彼らはそれを「UFO」と呼んでいたものの、それ以上追跡しなかったとされています。
- ミルト ・トーレス事件では、物体が「マッハ500以上」の速度で瞬間的に消え去ったと計算されています。
-
電子システムへの干渉能力:
- UFO/UAPは「電気的遮断」を引き起こすことがあります。
- イラン事件では、F-4戦闘機が接近すると通信が途絶え、ミサイル発射後には全ての電子機器がシャットダウンしました。
- アメリカのミサイルサイロでは、UFOが上空を飛行すると10発のICBM(大陸間弾道ミサイル)が同時に停止し、同様にソ連のミサイルサイロではUFOの出現によりミサイルが「発射モードに入った」とされています。
-
物理的影響:
- UFO/UAPの存在は、「放射線」の発生や「地面のくぼみ」といった物理的影響を伴うことがあります。
- ベントウォーターズ事件では、地上に降りたUFOにより、地面のくぼみや放射線が確認されました。
-
レーダーおよび衛星による検出:
- 地上レーダー、空中レーダー、そして静止軌道衛星によっても検出されています。
- 非常に「冷たい環境」でも衛星によって検出され、熱画像でも異常な放射が確認されています。
-
変形能力と適応性:
- スキンウォーカー牧場の現象では、UAPが「形態を変化させ続けた」と表現されており、研究者が特定の現象を調査しようとすると、異なる現象を提示するという、「適応的」な行動が見られました。
- アレクサンダーは、UFOの多様な形状は、技術が常に人類の想像力をわずかに超える形で進化し、「変化し続け、我々を導き続ける」と示唆しています。
-
異媒体間移動(Transmedium Travel):
- UAPは「水中を出入りする」など、空気中、水中、あるいはその他の媒体間を移動する能力を持っているとされています。
これらの技術的特徴は、UFO/UAP現象が単なる誤認や既知の航空機ではないことを示唆し、政府や科学コミュニティがその性質を理解しようと試みる上での大きな課題となっています。
UFO/UAP 主要事例
主要なUFO/UAP事例と証拠というより大きな文脈において、ジョン・アレクサンダーの講演「UFO、UAP、謎と複雑 性」は、過去に発生した具体的なUFO/UAP事例について数多く言及しています。これらの事例は、UFO/UAP現象の多様な性質、驚異的な技術的特徴、そして既存の軍事・科学的理解では説明が困難な側面を浮き彫りにしています。
以下に、ソースで言及されている主要な具体的な事例を説明します。
-
JAL機事件(JAL Flight):
- この事件では、日本航空のフライトが上空で複数のレーダーシステムによって検出された物体に遭遇しました。
- 目撃された物体の中には、DC-10型機2機分もの大きさのものもあったとされています。
- この報告の後、パイロットは「会社に恥をかかせた」として日本航空から解雇されました。
-
イラン事件(Iranian Case):
- テヘラン上空でF-4戦闘機がUFOに遭遇しました。
- 戦闘機がUFOに接近すると、通信が途絶え、ミサイル(AIM-9)を発射しようとすると、全ての電子機器がシャットダウンしました。
- この事例は、UFOが電子システムに干渉する能力を持つことを示唆しており、多数の目撃者がいたとされ、当時のシャア政権下で生き延びた将軍が詳細を語っています。機密扱いはUFOそのものではなく、友邦国をスパイしていたことに起因すると述べられています。
-
ミサイルサイロ事件(Missile Silo Incident):
- アメリカのミサイルサイトでは、上空を飛行するUFOにより、10発のICBM(大陸間弾道ミサイル)が同時に停止しました。これはボブ・サラスとその乗組員が経験したもので、集中的に調査されたものの、何が起こったのかは不明とされています。
- 同様にソビエトのミサイルサイロ上空でもUFOが出現し、ミサイルが「発射モード」に入ったという事件がありました。この際、発射管制官は「第三次世界大戦が始まろうとしているのに止められない」と語ったとされます。
-
ベントウォーターズ事件(Bentwaters Case):
- この事件は「最良の事例の一つ」と評されており、イギリスのベントウォーターズ空軍基地でUFOが地上に降り立ちました。
- 現場には地面のくぼみや放射線といった物理的証拠が残されました。
- 当時、ベントウォーターズは最前線の核兵器貯蔵施設であり、UFOが貯蔵エリアにビームを照射したという話もあります。
- この事例には60人以上の目撃者がおり、証拠は時間とともに強化されています。
-
ミルト・トーレス事件(Milt Torres Case):
- トーレスがイギリス上空で未確認物体を迎撃しようとした際、「空母サイズの物体」を目撃しました。
- 彼がミサイルを発射しようとすると、その物体はマッハ500以上の速度で瞬間的に姿を消したと計算されています。
- この事例は、イギリスが報告書を公開し始めた際に公になりましたが、水中を出入りする「トランスミディアム」な性質は公開された報告書には含まれていませんでした。
-
ブラジル事件(Brazilian Case):
- ブラジル上空でパイロットがUFOに囲まれた事件で、数時間にわたり陸上と海上双方で発生しました。
- 当時の空軍大臣が「これは実際に起こったことだ」と公に認めた点が非常に珍しいとされています。
-
コンドル機事件(Condon Report-related cases):
- コンドン報告書には、非常に興味深い事例がいくつか含まれていましたが、報告書の結論はそれらの詳細な分析と矛盾していると指摘されています。
-
B-52爆撃機追跡事件(B-52 Chase Incident):
- B-52がミッション中に進路を変更し、地上に数百フィートの長さ、直径数百フィートの物体を目撃しました。
- その後、物体がB-52を追跡する様子も目撃され、多くの地上目撃者もいました。
- この事件は「ブルーブック」の記録にも残っていますが、「彼らはたぶん金星を見たのだろう」と結論付けられています。これに対しアレクサンダーは「とんでもない」と反論しています。
-
ホロマン空軍基地事件(Holloman Air Force Base):
- ビル・コールマンが多くのテープを押収した事件の一つで、ホロマンで目撃されたのは、墜落したA-12のプロトタイプでした。
- 機体はタープで覆われ、UFOの話が出回ったのは、これが米国の最も効率的なスパイ機の前身であり、その存在を隠すための意図的な情報操作だったと説明されています。
-
クリス・ブレッドソー事件(Chris Bledsoe Case):
- クリス・ブレッドソーがUFOに遭遇し、クローン病が治癒したという事例です。
- アレクサンダーは、自身もブレッドソーと共にUFOを目撃した経験があり、ブレッドソーが「彼らが来たと思う」と言った直後にUFOが現れたことから、この体験が本物であると確信しています。
-
スキンウォーカー牧場事件(Skinwalker Ranch):
- この場所では「非常に、非常に奇妙なこと」が起きており、UAPが「形態を変化させ続けた」と表現されています。
- 現象は研究者の反応を予測し、異なる現象を提示する「予知的な感覚を持つ現象(precognitive sentient phenomena)」であるとアレクサンダーは提唱しています。この現象は「制御下にある」と強調されています。
これらの事例は、UFO/UAP現象が単一の形態や行動パターンに収まらない、極めて多様で複雑な存在であることを示しています。また、多くの場合、従来の物理法則や既知の航空技術では説明できない特性を示しており、政府や軍関係者の個人的な目撃や電子機器への干渉など、多角的な証拠が存在します。
「医学的な死亡状態」でも意識が機能している事例
近死体験(NDE)というより大きな文脈において、ジョン・アレクサンダーの講演は、「死と死にゆくことの違い」を理解することが重要であると強調しています。
具体的には、ソースは以下のように説明しています。
-
死にゆくこと (Dying):
- これは、一般的に生命が終焉に向かう過程を指します。アレクサンダーは、エリザベス・キューブラー=ロスがホスピスケアをアメリカに導入し、『死ぬことと死について』で知られていることに言及しており、これは「死にゆくこと」のプロセスに関する研究を暗示しています。
-
死 (Death):
- 近死体験の文脈における「死」は、医学的に「死」と診断される状態を指します。つまり、呼吸が停止し、心臓が停止し、脳の電気活動がない(脳死)など、全ての医学的基準を満たしている状態です。
- しかし、アレクサンダーは、このような状 態にあっても、意識が機能し、体外離脱やその他の体験をする事例が多数存在することを強調しています。
この違いを説明するために、アレクサンダーは具体的な事例を挙げています。
- パム・レイノルズの事例: 脳動脈瘤の手術中に、彼女は呼吸、心臓、脳の電気活動が全て停止し、医学的には「死」の状態にありました。しかし、彼女は自分の体が手術台に横たわっているのを見下ろし、手術室の様子(使われたノコギリや不適切な音楽「ホテル・カリフォルニア」など)を詳細に描写しました。これは、医学的に死んでいても意識は機能し続けるという「死と死にゆくことの違い」の好例です。
- エベン・アレクサンダーの事例: 彼は神経外科医として25年間勤務し、脳が機能していない状態での体験が医学的に真実であるはずがないと知っていたにもかかわらず、重度の髄膜炎で昏睡状態に陥った際に脳なしで機能しているとしか思えないような核心的な体験をしました。
- 戦闘ヘリコプターの事例: コブラヘリコプターが撃墜された際、パイロットは体が燃え尽きるような重傷を負いながらも、体外離脱して自分の体を見下ろし、生存していると告げられました。
アレクサンダーは、近死体験が「分離による何らかの出来事をきっかけに起こり、知覚現実の変化や、霊的な存在や亡くなった人々との出会いを伴う」と述べ、これらの体験が「現実よりもさらに現実的である」と感じられる共通の特徴があることも指摘しています。また、近死体験は単一の期間に限定されるものではなく、継続し、個人の治癒能力や他者を癒す能力に影響を与えることも発見されています。
このように、ソースは「死にゆくこと」が生物学的なプロセスであるのに対し、「死」は意識が身体を離れて体験を続けることができる状態である可能性を示唆することで、この二つの間の重要な区別を浮き彫りにしています。
NDE: 現実よりも現実的
近死体験(NDE)のより大きな文脈において、ジョン・アレクサンダーの講演は、NDEの共通の特徴の一つとして、「現実よりも現実的」という感覚を強調しています。
この表現は、NDE体験者が経験する出来事が、通常の覚醒時の現実や夢、幻覚と比較して、極めて鮮明で、深遠で、本 物であると感じられることを指します。これは、体験者が医学的に「死」と判断される状態にありながらも、意識が身体から分離して機能し、通常ではありえない知覚や体験をすることを意味します。
この「現実よりも現実的」という特徴を説明するために、アレクサンダーは以下の具体的な事例を挙げています。
-
パム・レイノルズの事例:
- 彼女は脳動脈瘤の手術中に、呼吸、心臓、脳の電気活動がすべて停止し、医学的には「死」と定義される状態にありました。
- しかし、その間、彼女は自身の体が手術台に横たわっているのを上から見下ろし、手術室の様子を詳細に認識していました。具体的には、骨を削るために使われた「ノコギリ」の音や、流れていた音楽がイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」(彼女は歌詞が不適切だと感じた)であることなどを描写しました。
- この事例は、医学的に活動が停止した脳では知覚できないはずの情報を、意識が「現実よりも現実的に」捉えていたことを示唆しています。
-
エベン・アレクサンダーの事例:
- 彼自身は25年間神経外科医として勤務し、脳が機能しない状態での体験が医学的に真実であるはずがないと知っていたにもかかわらず、重度の髄膜炎で昏睡状態に陥った際に、「脳なしで機能している」としか思えないような核心的な体験をしました。
- この体験が彼の科学的知識と矛盾するにもかかわらず、彼にとって極めて現実的で説得力のあるものであったことが、「現実よりも現実的 」という感覚を裏付けています。
アレクサンダーは、NDEが「分離による何らかの出来事をきっかけに起こり、知覚現実の変化や、霊的な存在や亡くなった人々との出会いを伴う」と説明しており、これらの体験が共通して「現実よりもさらに現実的である」と感じられると指摘しています。さらに、NDEが単一の期間に限定されるものではなく、継続し、個人の治癒能力や他者を癒す能力に影響を与えることも発見されており、この持続的な影響も、体験の「現実性」の深さを示しています。
NDE 事例: パム・レイノルズ
近死体験(NDE)のより大きな文脈において、ソースはパム・レイノルズの事例(脳死状態での詳細な知覚)を、意識が身体的な死の状態を超えて機能し続ける可能性を示す極めて重要な証拠として挙げています。ジョン・アレクサンダーは、この事例を「死と死にゆくことの違い」を理解するための中心的なポイントとして強調しています。
パム・レイノルズの事例の主な内容は以下の通りです:
- 医学的状態: パム・レイノルズは30代の若さで脳深部の動脈瘤を患っており、50%の生存率という危険な手術を受ける必要がありました。
- 手術中の「死」の定義: 手術中、彼女の呼吸、心臓の鼓動、そして脳の電気活動は全て停止させられました。これは、医学的に「死」と定義される状態であり、全ての医学的基準を満たしていました。脳の電気活動がないことは聴診器で確認されました。
- 体外離脱と詳細な知覚: しかし、この医学的に死んだ状態にありながらも、パムは手術室の外から自分の体が手術台に横たわっているのを見下ろしていました。彼女は手術の詳細な様子を正確に描写しました。
- 音の知覚: 骨を削るための「ノコギリ」の音を聞いていたと述べています。
- 音楽の認識: 手術中に流れていたイーグルスの曲「ホテル・カリフォルニア」の歌詞「チェックインはできても、二度とチェックアウトできない」が不適切だと感じたことまで認識していました。
- 死者との出会い: 彼女は体外離脱中に亡くなった親族に会ったとも語っています。
この事例がNDEの文脈 で「現実よりも現実的」という共通の特徴と「死と死にゆくことの違い」を説明するために何を示唆しているかというと、以下の点が挙げられます。
- 意識の身体からの分離: 彼女の脳は完全に活動を停止していたにもかかわらず、意識は機能し、通常の感覚器官では捉えられないはずの情報を知覚していました。これは、意識が脳の機能に完全に依存しているわけではない可能性を示唆しています。
- 体験の鮮明さと客観性: 彼女の体験は非常に鮮明で、手術室の状況に対する詳細な描写は、単なる幻覚や夢では説明しがたい客観性を持っていました。これにより、NDEが通常の現実よりも「現実的である」という感覚の具体例となっています。
- 「死」の再定義: 彼女の事例は、医学的に「死」と判断された状態であっても、意識的な体験が続くことがあるという、「死」の概念に対するより広範な見方を提示しています。これは、生物学的な終焉である「死にゆくこと」と、意識が存続する可能性のある状態としての「死」との区別を際立たせています。
アレクサンダーは、パム・レイノルズの事例を、医学的な死の基準を満たした状態での意識の存続を示す強力な根拠として提示しており、NDEの現象学におけるその重要性を強調しています。
NDE 事例: Eben Alexander
近死体験(NDE)のより大きな文脈において、ジョン・アレクサンダーの講演は、エベン・アレクサンダーの事例(脳機能停止中の体験)を、意識が肉体的な脳の機能から独立して存在し、機能しうるという強力な証拠として紹介しています。
この事例は、特にその体験者が神経外科医であったという点で、極めて重要視されています。
エベン・アレクサンダーの事例の主な内容は以下の通りです。
- 専門家としての背景: エベン・アレクサンダーは25年間神経外科医として勤務しており、脳の機能と意識の関係について深い専門知識を持っていました。彼の専門知識は、脳が機能しない状態での知覚体験が医学的にありえないと彼自身が理解していることを意味していました。
- 体験時の医学的状態: 彼は重度の髄膜炎に罹患し、長期間にわたる昏睡状態に陥りました。この間、彼の脳は深刻なダメージを受け、事実上機能してい なかったとされています。
- 「脳なしで機能する」体験: 彼は昏睡状態中に、自身の脳が機能していないにもかかわらず、意識が機能しているとしか思えないような核心的な体験をしました。彼自身が「自分の神経生理学的な知識からすると、これは真実ではありえない」と述べるほど、その体験は彼の科学的理解と矛盾していました。
- 体験の内容: 彼は天使のような存在に出会い、神とコミュニケーションをとることが最も並外れた経験だったと語っています。興味深いことに、彼は蝶に導かれ、この体験を通して、それまで会ったことのなかった実の姉(生前に他界していた)が、このガイドであったことを後に知ることになります。
この事例がNDEの文脈で示唆する点は以下の通りです。
- 意識の脳からの独立性: 彼の事例は、意識が単なる脳の副産物ではなく、脳の活動が停止した状態でも存続し、知覚しうるという可能性を強く示唆しています。彼が自身の専門知識をもってしても説明できない体験をしたことは、その現実性を一層強調します。
- 「現実よりも現実的」という共通の特徴: 彼が経験した「脳なしで機能している」感覚や、天使のような存在との出会い、神とのコミュニケーションといった体験は、通常の現実を超越した鮮明さと真実味を伴っていたと推測されます。これは、NDEの共通の特徴である「現実よりもさらに現実的」であるという感覚の具体例となりえます。
- 死の概念への影響: エベン・アレクサンダーの事例は、医学的な「死」の定義や、死にゆくプロセスにおける意識の役割について、従来の唯物論的な見方に疑問を投げかけるものです。彼の体験は、死が意識の終わりではない可能性を示し、「死と死にゆくことの違い」というテーマに深く関連しています。
ジョン・アレクサンダーは、エベン・アレクサンダーをNDE研究における重要な人物の一人として挙げ、彼の体験が科学的かつ個人的な視点から、意識の性質に対する理解を深める上で極めて大きな意味を持つことを強調しています。
NDE 事例: Mary Neal
近死体験(NDE)のより大きな文脈において、ジョン・アレクサンダーの講演は、メアリー・ニールの事例(水没後蘇生、予知能力)を、NDEがもたらす変容的な影響と、意識 が身体的限界を超えて機能する可能性を示す顕著な例として挙げています。
メアリー・ニールの事例の主な内容は以下の通りです。
- 命の危険に瀕した状況: 彼女はカヤックに乗っている際に事故に遭い、30分以上も水中に沈んでいました。この状況下で、彼女はカヤックから抜け出そうとしましたが、膝を曲げることができないほどの怪我(太ももの骨折)を負い、最終的に意識を失いました。
- 奇跡的な救助: 彼女の体は川下で発見され、引き上げられました。注目すべきは、チリのその地域には救急車がないにもかかわらず、どこからともなく現れた2人の男性が彼女を救急車まで運び、病院に搬送されたことです。アレクサンダーはこの状況を「驚異的なケース(Phenomenal case)」と評し、彼女に直接会ったことも述べています。
- 体外離脱と知覚の変容: 水中にいた間、彼女は体外離脱を経験し、その中で時間と空間の感覚が変容したとされています。これはNDEでよく見られる「知覚現実の変化」の一つです。
- 予知能力の獲得: 彼女はNDE中に、母親として聞きたくないようなメッセージを受け取りました。それは「あなたの息子は18歳で亡くなるだろう」というものでした。実際に、その息子は18歳の誕生日に自動車事故で亡くなりました。この予知能力の獲得は、NDEの「後遺症」として、時に予知能力やサイコキネシスといった現象が現れることがあるというアレクサンダーの説明と一致しています 。
- 持続的な影響: アレクサンダーは、NDEが単一の期間に限定されるものではなく、「継続する」ものだと述べており、メアリー・ニールの予知能力もその持続的な影響の一つとして解釈できます。
この事例は、医学的に生存が極めて困難な状況下での意識の存続、通常の物理法則を超えた現象(救急車の出現)、そして体験後の予知能力の獲得といった点で、NDEの深遠さとその人生を変えるような性質を強調しています。
NDE 事例: 盲目
近死体験(NDE)のより大きな文脈において、ジョン・アレクサンダーの講演は、盲目の人々が体験中に「見る」事例を、意識が物理的な脳の機能や感覚器官から独立して機能しうるという極めて強力な証拠として紹介しています 。
この事例の主な内容は以下の通りです。
- ケン・リングの研究: ジョン・アレクサンダーは、友人のケン・リングの研究に言及しています。
- 対象者: リングは、盲目の人々を対象としました。これには、先天的に盲目で一度も視覚を持ったことがない人々や、後天的に盲目になった人々が含まれます。
- 「見る」体験: これらの盲目の人々は、体外離脱(out-of-body state)中に「見ていた」(had seeing)と報告しました。
この事例がNDEの文脈で示唆する点は、以下の通りです。
- 意識の身体からの独立性: 先天性盲目の人々が「見る」ことができるという事実は、意識が脳の視覚野や目の機能に完全に依存しているわけではないことを強く示唆しています。彼らは物理的な感覚器官なしに、視覚的な知覚を得ていることになります。これは、意識が肉体を離れても存在し、知覚能力を維持するというNDEの主要な主張を裏付けるものです。
- 意識の根本的な性質: ジョン・アレクサンダーは、「意識は構成要素ではない。それは根本的な基盤である」 と述べ、意識が物質から派生したものではなく、むしろ物質が意識から派生したものであると考えています。盲目の人が「見る」という体験は、意識が宇宙の基本的な要素であり、特定の生物学的構造に限定されないという彼の見解を支持するものです。
- 科学的理解への挑戦: この事例は、従来の神経科学 や唯物論的な科学的理解に対し、意識の性質について再考を迫るものです。脳が機能しない、または視覚野が発達していない状態で視覚的知覚が生じることは、現在の科学では容易に説明できません。
このように、盲目の人々の「見る」体験は、NDE研究において、意識の非局所性や、肉体を超えた意識の存続能力を示す最も説得力のある事例の一つとして提示されています。
NDE 事例: 子どもの NDE
近死体験(NDE)のより大きな文脈において、ジョン・アレクサンダーの講演は、前言語期(preverbal)の子供たちもNDEを経験するという事例を、意識が言語能力や発達した脳の機能に依存しない、より根源的な性質を持つという証拠として提示しています。
この事 例の主な内容は以下の通りです。
- 前言語期の子供の経験: アレクサンダーは、「非常に幼く、まだ言語を習得していない(preverbal)子供たち」がNDEを経験することを指摘しています。
- 描写の困難さ: これらの子供たちは、その体験を語るために「必要な言語スキルを習得するまで待つ必要がある」と述べています。これは、体験自体は言語獲得以前に発生しているものの、それを明確に表現するには時間がかかることを意味します。
この事例がNDEの文脈で示唆する点は以下の通りです。
- 意識の根源的な性質: 言語を話す能力がない幼い子供たちがNDEを経験するという事実は、NDEが単なる心理的な構築物や文化的に学習された概念に基づくものではないことを強く示唆しています。彼らは、複雑な思考や表現の枠組みなしに、知覚と意識が存在しうることを示していると言えます。これはジョン・アレクサンダーが「意識は構成要素ではない。それは根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」と述べている見解を裏付けるものです。
- 脳機能からの独立性: この事例は、意識が脳の成熟度や特定の神経生理学的状態に完全に依存しているわけではないという、ジョン・アレクサンダーの主要な主張と一致します。前言語期の子供の体験は、エベン・アレクサンダーの「脳なしで機能する」体験や、盲目の人がNDE中に「見る」体験と同様に、意識の身体や脳からの独立性を示すものです。
- 体験後の影響: 一般的なNDEの「後遺症」として、予知能力(precognitive)やサイコキネシス(psychokinetic)といった現象が現れることが挙げられており、子供のNDEも同様の変容的な影響をもたらす可能性があります。
このように、前言語期の子供のNDE事例は、意識の非物質性とその普遍性を強調するものであり、NDE研究において、意識の深い根源的な性質を理解する上で重要な要素として位置づけられています。
NDE 事例: 後遺症
近死体験(NDE)のより大きな文脈において、ジョン・アレクサンダーの講演は、後遺症として予知能力やサイコキネシス(特に電子機器への影響)が現れることを、NDEがもたらす深遠な変容と、意識の非物理的な性質を示す重要な証拠として 提示しています。
これらのソースから読み取れる要点は以下の通りです。
- 後遺症の具体例: アレクサンダーは、NDEを経験した人々の多くが、その後に「予知能力(precognitive)を持つようになるか、あるいはサイコキネシス(psychokinetic)的な現象、特に電子機器、敏感な電子機器の周りでそのような現象を起こすようになる」と述べています。
- 予知能力の顕著な事例: メアリー・ニールの事例が、予知能力の具体的な例として挙げられています。彼女は水没によるNDE中に、母親として聞きたくない「あなたの息子は18歳で亡くなるだろう」というメッセージを受け取り、実際にその息子は18歳の誕生日に自動車事故で亡くなりました。これは、NDEが未来の出来事に関する情報をもたらす可能性を示唆しています。
- ヒーリング能力の獲得: 予知能力やサイコキネシスだけでなく、NDEは個人の「治癒(healing)」や「他人を治癒する能力」をもたらすこともあります。アレクサンダーは、NDEの体験が「継続する(continue)」ものであり、これらの能力がその派生的な部分であると説明しています。
- 意識の継続的な変容: 当初、NDEは特定の期間にわたる個別的な出来事と考えられていましたが、アレクサンダーは「これらのことは継続する」という発見があったと指摘しています。これは、NDEが一時的な体験ではなく、個人の意識や能力に持続的な影響を与え 、その後の人生を変える可能性を持つことを意味します。
これらの後遺症は、ジョン・アレクサンダーが提唱する「意識は構成要素ではなく、根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という見解を裏付けるものです。つまり、意識は脳や肉体の機能に限定されず、それらを超えた普遍的な性質を持ち、物理的な現実と相互作用する能力があることを示唆していると言えます。
NDE 事例: 癒し能力の獲得
近死体験(NDE)のより大きな文脈において、これらのソースは、癒しの能力(自身と他者)がNDEの顕著な「後遺症」の一つとして現れることを示唆しています。
ジョン・アレクサンダーの講演における主要な点は以下の通りです。
- NDEの継続的な影響: アレクサンダーは、当初、NDEは「特定の期間にわたる個別的な出来事(discrete period of time)」だと考えられていたが、「これらのことは継続する(these things continue)」ということが発見されたと述べています。これは、NDEが一時的な体験ではなく、個人の意識や能力に持続的な変容をもたらすことを意味します。
- 癒し能力の獲得: 聴衆からの質問に対し、アレクサンダーは、NDEを経験した人が「怪我から癒され、何度も体外離脱し、非常に直感的になり、そして彼らと時間を過ごした人々を癒すようになる」という事例を「全くもってそう(Absolutely)」と肯定しています。彼は、国際近死体験研究協会(International Association of Near-Death Studies, IONS)のウェブサイトにそのような事例が多数あると述べています。
- 自身と他者への癒し: 具体的に、アレクサンダーは「個人の癒しと、癒す能力の両方」がNDEに「由来する(derived)」ものの一部であると明確に述べています。
- その他の後遺症との関連: NDEの「後遺症」としては、癒しの能力だけでなく、「予知能力(precognitive)」や「サイコキネシス(psychokinetic)的な現象、特に電子機器、敏感な電子機器の周りでそのような現象を起こすようになる」ことなども挙げられています。メアリー・ニールの事例では、溺死に近い体験の後、息子の死を予知する能力を得たことが語られています。
- 意識の根本的な性質: これらの現象、特に癒しの能力の獲得は、ジョン・アレクサンダーの「意識は構成要素ではない。それは根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という見解を裏付けるものです。つまり、意識は脳や肉体の物理的な機能に限定されず、それを超えた普遍的な性質を持ち、物理的な現実、さらには他者の身体にさえ影響を及ぼす能力があることを示唆していると言えます。
このように、ソースは、NDEが単なる心理的体験に留まらず、個人の肉体的および精神的な状態に深遠な影響を与え、さらには他者を癒す能力をもたらす、継続的で変容的な力を持つ現象であると位置づけています。
NDE 事例: 共有体験
近死体験(NDE)のより大きな文脈において、これらのソースは共有死体験(Shared Death Experience, SDE)が、複数の人々が同じような非物理的な体験を共有するという点で、意識の独立した性質を示すさらなる証拠であると提示しています。
ジョン・アレクサンダーの講演における主要な点は以下の通りです。
- 共有死体験の定義: アレクサンダーは、「複数の人が同じ体験を共有する(multiple people sharing similar experiences)」現象として共有死体験に言及しています。これは、NDEが個人的な主観的体験に限定されず、複数の観察者間で共有されうる客観的要素を持つ可能性を示唆しています。
- 事例:ジェフ・オルソンとオドリスコル医師: アレクサンダーは、具体的な例として、ジェフ・オルソンがI-15で自動車事故を起こし、妻が死亡したケースを挙げています。
- 事故後、病院でジェフ・オルソンの担当医であったオドリスコル医師は、事故で亡くなったジェフ・オルソンの妻と「話している(talking to)」と述べています。
- さらに、オドリスコル医師は「定期的に亡くなった遠隔の人々を目撃しており、彼らが体から立ち上がり、外に出る様子を実際に目撃している(periodically does see remote people who have died. He's actually watched it happen as they get up and out of their body)」とも述べられています。
この事例は、NDEの文脈で以下の点を強調しています。
- 意識の非物質性: 医師が物理的に存在しないはず の亡くなった人(ジェフ・オルソンの妻)と交流できる、あるいは死者が肉体を離れる瞬間を目撃できるという事実は、意識が脳や肉体から独立して存在し、機能しうるというジョン・アレクサンダーの「意識は構成要素ではない。それは根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という見解を強く裏付けるものです。
- 体験の客観性: 共有死体験は、NDEの主観性を超え、複数の人々が非物理的な現実を共有できる可能性を示唆します。これにより、NDEや関連現象が単なる幻覚や精神的な状態ではなく、外部の客観的な現実の一部であるという主張が強化されます。
このように、共有死体験の事例は、意識が物理的な制約を超えて存在し、コミュニケーション能力を保持し、さらには他者がその現象を知覚し、相互作用しうるという、NDE研究における意識のより広範な理解に貢献するものです。
PMC(死後コミュニケーション):娘
PMC(死後コミュニケーション):アン・ゲイズマン
近死体験(NDE)のより大きな文脈において、これらのソースは、死後コミュニケーション(Post-Mortem Communication, PMC)が予期せぬ形で現れることがあり、その事例が意識の継続性を裏付ける重要な証拠となることを示唆しています。ジョン・アレクサンダーは、特にアン・ゲイズマンの事例を挙げ、その科学 的意義を強調しています。
アン・ゲイズマンの事例に関する要点は以下の通りです。
- アン・ゲイズマンの背景: アン・ゲイズマンは、かつて統合参謀本部議長(chairman of the Joint Chiefs)の補佐官を務めていた人物です。この経歴は、彼女が通常は非常に現実的で実践的な思考を持つ環境にいたことを示唆します。
- 事前の霊的能力の欠如: アレクサンダーは、彼女が「以前には霊媒能力がなかった(No prior mediumship)」ことを特筆しています。これは、彼女が元々霊的なことに傾倒していたわけではないという点で、その後の経験の信憑性を高める要因となります。
- ステップ娘の死とコンタクト: 彼女のステップ娘が海兵隊員として任務中に死亡しました。この悲劇の後、アン・ゲイズマンは「コンタクト霊媒(contact medium)」となったと述べられています。
- 科学的観点からの重要性: アレクサンダーは、この事例が「科学的観点から非常に重要(kind of critical when you get to the scientific perspective)」であると強調しています。これは、霊媒能力が全くなかったとみられる人物が、個人的な喪失という劇的な出来事を経て、死者とのコミュニケーション能力を獲得したという事実が、偶然や既存の信念体系では説明しにくい現象であることを示唆しています。
この事例は、PMCが単なる希望的観測や幻覚ではなく、意識が肉体的な死後も存続し、他者とのコミュニケーションを可能にするというジョン・アレクサンダーの「意識は構成要素ではない。それは根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という見解を裏付けるものです。特に、霊媒能力がなかった人物がそれを発現させたという点は、意識の非物理的な性質と、それが特定の状況下でどのように顕現しうるかについての洞察を提供すると考えられています。
PMC(死後コミュニケーション):チコ・ザビエル
近死体験(NDE)のより大きな文脈において、これらのソースは、チコ・ザビエルの事例が、故人とのコミュニケーションにおける驚くべき 正確性を通じて、意識の継続性を裏付ける非常に重要な証拠であると述べています。
ジョン・アレクサンダーは、チコ・ザビエルについて以下の点を挙げています。
- 著名な人物: チコ・ザビエルは「非常に有名(very well known)」であり、「多数の本を出版(Published any number of books)」していました。
- コミュニケーションの科学的調査: 彼の能力に関して「行われた研究(a study that was done)」があったことが特筆されています。この研究では、彼が受け取った、または与えられた情報を、彼が言及していた「既知の故人(known deceased entities)」の生前の文章と比較しました。
- 驚異的な正確性: その結果、「基本的に、98%の正確性(98% accuracy)」が判明し、2%は説明できなかったとアレクサンダーは述べています。この高い一致率は、彼が故人から受け取ったとされる情報が、単なる推測や偶然では説明できないレベルであったことを示唆します。
- 法的な問題に発展: その現象の特異性を示すものとして、著作権侵害をめぐって「実際に彼を訴えた者(somebody did sue him over copyright infringement)」がいたことにも触れられています。故人の遺族が著作権の権利を主張したとのことです。
- 意識の継続性の証拠: アレクサンダーは、アン・ゲイズマンの事例と同様に、このチコ・ザビエルの事例が「科学的観点から非常に重要(kind of critical when you get to the scientific perspective)」であると強調しています。これは、故人とのコミュニケーションが極めて正確に行われたという事実が、意識が肉体の死後も存続し、明確な情報伝達能力を保持している可能性を強く示唆しているためです。このことは、アレクサンダーが提唱する「意識は構成要素ではない。それは根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という見解を裏付けるものと言えます。
この事例は、PMCが単なる希望的観測や不明瞭なメッセージではなく、詳細かつ検証可能な情報を含みうる現象であることを示しており、意識の非物理的かつ継続的な性質を理解する上で重要な意味を持つと考えられています。
将軍の前で起きた PK 事例
関連する超常現象や意識のより大きな文脈において、これらのソースは、ジョン・アレクサンダーがサイコキネシス(PK)を、彼が長年関心を抱いてきた様々な「異なるトピック」の一つとして位置づけていることを示しています。彼は、UFO、死後コミュニケーション、暗号動物学などと共にPKを挙げ、これらの現象がすべて統合されており、意識がその主要な構成要素であるという自身の見解を強調しています。
具体的に、ソースはサイコキネシス(PK)について以下の点を説明しています。
-
NDEの後遺症としてのPK:
- アレクサンダーは、近死体験(NDE)を経験した人々が、その後の影響としてサイコキネシス的な能力(PKA)を持つようになることがあると述べています。
- 特に、これらのサイコキネシス的な現象は、電子機器や敏感な電子機器の周辺で頻繁に発生すると指摘されており、これは意識が物理的な世界に影響を与える可能性を示唆しています。
- 彼は、子供のNDEに関する研究(メル・モリスの提唱する)に言及しており、幼い子供でさえ、言語能力が発達する前にNDEを経験し、その後PKのような能力を示す場合があることを示唆しています。
-
初期のPK実験の事例:
- アレクサンダーは、自身が関与した初期のPK実験について触れています。
- 「スプーン曲げ(spoon-bending thing)」のような現象を研究していた際、当時の上司であるスタッブルバイン将軍(General Stubblebine)の目の前で、ある物体が突然「ブループ(bloop)」という音を立てて変化する出来事があったと述べています。この予想外の物理的現象は将軍を驚かせ、「これについて何とかしなければならない(we've got to do something about this)」と言わせるほどでした。この事例は、PKが観察可能な物理的影響を及ぼす現象であることを強調しています。
これらの記述は、ジョン・アレクサンダーが提唱する「意識は構成要素ではない。それは根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という中心的な考え方を裏付けるものです。彼にとって、PKは、意識が単なる脳の産物ではなく、物理的な現実を超えて相互作用し、影響を与えうる独立した実体であることの証拠として捉えられています。
アヤワスカの体験(目に見えない領域への入り口)
シャーマニズムと異文化の視点というより大きな文脈において、これらのソースは、アヤワスカの体験が、通常では感知できない「目に見えない領域」への入り口として非常に重要であるというジョン・アレクサンダーの視点を説明しています。彼はこの体験を、意識の根本的な性質と、物理的現実の境界が曖昧であるという彼の中心的な考え方を裏付けるものとして位置づけています。
アヤワスカの体験に関する要点は以下の通りです。
- 目に見えない領域への入り口: ジョン・アレクサンダーは、リック・ストラスマンの研究を引用し、アヤワスカの体験によって「通常は感知できず、その存在を想像することすら難しい不可視の領域に入る」ことができると述べています。さらに驚くべきことに、これらの領域には「住人がいる傾向がある」と付け加えています。
- シャーマンとの実践: アレクサンダー自身も、アヤワスカの儀式に立ち会った経験があり、彼の妻もアヤワスカの熱心な信奉者であると述べています。彼はシャーマンたちとの交流を通じて、彼らが「霊的な世界をシームレスに行き来する」能力を持っていることに言及しており、アヤワスカはそのような世界観を体験する手段の一つとして捉えられています。
- サイコファーマコロジーだけでは説明できない: アレクサンダーは、アヤワスカに含まれるサイコアクティブな成分であるDMT(ジメチルトリプタミン)に言及しつつも、「サイコファーマコロジーだけでは、彼が目撃した現象を説明できない」と強調しています。これは、アヤワスカ体験が単なる薬物の生理学的影響を超えた、より深い現実との相互作用を伴うという彼の見解を示しています。
- 意識の根本的性質の裏付け: これらの目に見えない領域へのアクセスは、アレクサンダーの主要な主張である「意識は構成要素ではない。それは根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という考え方を補強するものです。彼はマックス・プランクの言葉を引用し、「意識を根本的なものと見なし、物質は意識から派生したものと見なす」という世界観を持っているため、アヤワスカを通じて体験される非物理的な領域が、意識の独立した、そして根本的な役割の証拠となると考えています。
- ワールドビューの違い: シャーマンたちが持つ、現実と霊的領域の間に曖昧な境界を持つワールドビューは、アレクサンダーが目撃した超常現象を理解するための重要な枠組みとなります。アヤワスカ体験は、この異なるワールドビューを直接的に体験するための手段であり、通常の「コンセンサス・リアリティ(共有された現実)」の枠を超えた理解を可能にすると考えられます。
このように、アヤワスカの体験はジョン・アレクサンダーにとって、シャーマニズムの文脈における異文化のワールドビューの具体例であり、意識が物理的現実の枠を超えて作用し、目に見えない、しかし実在する領域と相互作用することの強力な証拠として提示されています。
シャーマニズム
関連する超常現象や意識のより大きな文脈において、これらのソースは、ジョン・アレクサンダーがシャーマニズムや異文化の視点を、意識が根本的な基盤であるという彼の見解を裏付ける重要な側面として捉えていることを示しています。彼は、様々な超常現象が統合されており、意識がその主要な構成要素であると強調しており、シャーマニズムはその理解に不可欠な要素です。
シャーマニズムと異文化の視点に関する要点は以下の通りです。
- 世界中のシャーマンとの協力:
- ジョン・アレクサンダーは、自身が「世界中のシャーマンと協力してきた」と述べており、彼らの経験が近死体験(NDE)やその他の統合された現象と関連していることを示唆しています。
- 異文化における現象の普遍性:
- 彼は、人間と「知覚力のある非人間的存在との相互作用」の報告が「人類の歴史全体を通じて」存在し、様々な文化や神話(キリスト教、ギリシャ神話、ローマ神話、北欧神話、中国神話、ヒンドゥー神話、仏教神話など)に見られると指摘しています。これは、超常現象が特定の文化や時代に限定されるものではないという視点を提供します。
- シャーマンの観察と物理的な異常現象:
- シベリアのシャーマン・ボールドとの経験では、会話中に突然「テクタイト」が出現するのを目撃しました。アレクサンダーは、普段からシャーマンのパフォーマンスを見ている現地の人が「何が起こっているのかに完全に驚いていた」と述べ、これが単純なトリックではないことを示唆しています。
- モンゴル滞在中には、毎日テントを逆さまにして砂を取り除いていたにもかかわらず、ある朝、寝床の間に「真新しい50ペンスのオーストラリア硬貨」が発見されたと報告しています。これらの事例は、シャーマン的文脈で物理的な法則に反する出来事が発生し得ることを示しています。
- ヴードゥー教における熱力学法則への挑戦:
- アレクサンダーはヴードゥー教の儀式で「火を扱う」人々を観察し、彼らが「熱力学の法則に完全に逆らう」行為(火の中に立ったり座ったり、火を食べたり、炎が燃え上がってもひげが焦げ付かないなど)を見たと述べています。また、深いトランス状態の女性が両手に火薬を置かれ、着火されても微動だにしなかった事例も挙げています。
- サイキック・サージェリーと癒しのモダリティ:
- ジョン・オブ・ゴッドの「サイキック・サージェリー」の事例を挙げ、外科器具が物理的に使用され、眼球を削るような非慣習的な治療が行われることを描写しています。彼の観察によれば、これらの行為は「穏やかではない」ものの、治療を求める人々によって受け入れられています。
- 意識状態の変容と見えない領域:
- アヤワスカの儀式に言及し、リック・ストラースマンの研究を引用して、「通常感知できない見えない領域に入り込み、その存在を想像すらできない」と述べています。アレクサンダーは、サイコファーマコロジー(向精神薬理学)だけでは、彼が目撃した現象を説明できないと強調しています。
- ウンバンダの儀式と世界観の重要性:
- ブラジルのウ ンバンダの儀式では、妻が完全なトランス状態にあるときに「捨てられた存在が現れた」と報告しています。彼は、シャーマンが「シームレスに行き来する」能力を持っていることを指摘し、彼らにとっては「精神世界」とコンセンサス現実の間の区別が曖昧であり、「世界観が本当に重要」であると強調しています。
これらの事例は、ジョン・アレクサンダーが提唱する「意識は構成要素ではない。それは根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という中心的な考え方を裏付けています。異文化のシャーマニズムや精神的実践を通じて観察される現象は、意識が物理的な現実を超えて相互作用し、影響を与えうる独立した実体であることの証拠として捉えられています。
シベリアのシャーマンとの体験で目撃した「テクタイトの出現」
関連する超常現象や意識のより大きな文脈において、これらのソースは、ジョン・アレクサンダーがシベリアのシャーマンとの体験で目撃したテクタイトの出現を、意識が物理的な現実を超えて相互作用し、影響を与えることができるという彼の中心的な見解を裏付ける、極めて重要な事例として提示しています。
シベリアのシャーマンとの体験(テクタイトの出現)に関する要点は以下の通りです。
- シャーマン・ボールドとの交流:ジョン・アレクサンダーは、シベリア国境でシャーマン・ボールドと協力し、彼と話をしている際にこの現象を目撃しました。
- テクタイトの突如出現:会話中、「突如として、テクタイトらしきものが転がり出てきた」とアレクサンダーは述べています。テクタイトは比較的珍しい物質であり、現場の人々が「貧困レベル」であったことから、トリックである可能性は低いと示唆されています。
- 地元の人々の驚き:アレクサンダーらは唯一の外国人でしたが、普段からシャーマンのパフォ ーマンスを見慣れている地元の人々でさえ、「何が起こっているのかに完全に驚いていた」と述べています。この事実は、その出来事が非常に稀で、予測不能な物理的現象であったことを強調しています。
- 物理的異常現象の証拠:このテクタイトの出現は、シャーマニズムの文脈において、従来の物理法則では説明できない事象が発生しうることを示す具体的な例として挙げられています。これは、アレクサンダーがモンゴルでのテント内で新しいオーストラリア硬貨が発見された事例 や、ヴードゥー教の儀式における火を扱う行為 など、他のシャーマンや異文化での体験と並行して提示されています。
- 意識の根本的性質の裏付け:これらの現象は、アレクサンダーが提唱する「意識は構成要素ではない。それは根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という考え方 を支持するものです。彼は、シャーマニズムを通じて観察される物理的な異常現象が、意識が物理的現実と深く、そして非日常的な方法で相互作用できることの証拠であると考えています。
この事例は、ジョン・アレクサンダーにとって、異文化の精神的実践が、科学的唯物論的な世界観では捉えきれない、意識のより広範な能力と相互作用を理解するための重要な手がかりとなることを示しています。
モンゴルでの新品の硬貨の出現を目撃
関連する超常現象や意識のより大きな文脈において、これらのソースは、ジョン・アレクサンダーがモンゴルでの新品の硬貨の出現を、意識が物理的な現実に非日常的な形で影響を与えうるという彼の中心的な考え方を裏付ける具体的な事例の一つとして挙げています。彼は、様々な超常現象が統合されており、意識がその主要な構成要素であるという自身の見解を強調しています。
モンゴルのシャーマンとの体験(新品の硬貨の出現)に関する要点は以下の通りです。
- 異文化での経験:アレクサンダーは、北モンゴルの国境付近で数日間過ごしていた際の出来事としてこの事例を報告しています。
- 物理的な異常現象:
- 毎日朝、テントを逆さまにして内部の砂を取り除き、何も残っていないことを確認する習慣がありました。
- しかし、8日目の朝、彼らが寝床として使っていたパッドの間に「新品の50ペンスオーストラリア硬貨」が発見されました。
- この地域は北モンゴルの国境沿いという非常に人里離れた場所であり、外部から硬貨が持ち込まれる可能性は極めて低い状況でした。
- シャーマンの文脈との関連性:この出来事は、シベリアのシャーマン・ボールドとの会話中にテクタイトが突然出現した事例 や、ヴードゥー教の儀式で人々が熱力学の法則に逆らうように火を扱う様子 など、アレクサンダーが異文化の精神的実践で観察した従来の物理法則では説明できない現象と並べて語られています。
- 意識の根本的性質の裏付け:これらの事例は、ジョン・アレクサンダーが提唱する「意識は構成要素ではない。それは根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という中心的な考え方 を補強するものです。彼は、異文化のシャーマニズムを通じて観察されるこのような物理的な異常現象が、意識が単なる脳の産物ではなく、物理的な現実と深く相互作用し、予期せぬ影響を及ぼしうる独立した実体であることの証拠であると考えています。
ブードゥー教の火を扱う儀式でビデオ撮影した異常現象
関連する超常現象や意識のより大きな文脈において、これらのソースは、ジョン・アレクサンダーがブードゥー教の火を扱う儀式を、意識が物理的な現実の限界を超越する能力を持つこと、そして従来の科学法則では説明できない現象が異文化の精神的実践において発生しうるという彼の中心的な主張を裏付けるものとして説明しています。
ブードゥー教の火を扱う儀式(熱力学の法則に反する)に関する要点は以下の通りです。
- 熱力学の法則への挑戦:ジョン・アレクサンダーは、ブードゥー教の儀式で人々が「火を扱う」様子を目撃し、その行為が「熱力学の法則に完全に逆らっている」と述べています。
- 観察された現象の具体例:
- 儀式の参加者たちは、火の中に立ったり、座ったり、火を食べたりしました。
- アレクサンダーは、炎が激しく燃え上がっても、火を扱う人物のひげが焦げ付かない様子をビデオで記録していると述べています。
- また、深いトランス状態にある女性の両手に火薬が置かれ、着火されても「微動だにしなかった」事例も報告されています。
- 物理的異常現象としての位置づけ:これらのブードゥー教の儀式で観察された現象は、シベリアのシャーマン・ボールドとの会話中にテクタイトが突然出現した体験や、モンゴルでのテント内で新しいオーストラリア硬貨が発見された体験 と同様に、通常の物理法則では説明できない「物理的異常現象」として提示されています。
- 意識の根本的性質の裏付け:これらの観察は、アレクサンダーが提唱する「意識は構成要素ではない。それは根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という中心的な考え方を強化するものです。彼は、異文化の精神的実践、特にシャーマニズムの文脈で起こるこれらの現象が、意識が物理的な現実と深く、そして非日常的な方法で相互作用できることの証拠であると考えています。また、「サイコファーマコロジー(向精神薬理学)だけでは、彼が目撃した現象を説明できない」と強調しており、見えない領域へのアクセスが単なる薬物の影響だけで はないことを示唆しています。
このように、ブードゥー教の火を扱う儀式は、ジョン・アレクサンダーにとって、意識が物理的現実の枠組みを超えて作用し、時には科学的理解を超える現象を引き起こすという彼の世界観の重要な証拠となっています。
ジョン・オブ・ゴッドのヒーリング(肉体的な手術)
関連する超常現象や意識のより大きな文脈において、これらのソースは、ジョン・アレクサンダーが経験または議論したジョン・オブ・ゴッド(John of God)のヒーリング、特に肉体的な手術を伴う実践を、意識が物理的現実の限界を超越する能力を持つこと、そして従来の科学法則では説明できない現象が異文化の精神的実践において発生しうるという彼の中心的な主張を裏付けるものとして説明しています。
ジョン・オブ・ゴッドのヒーリング(肉体的な手術)に関する要点は以下の通りです。
- 肉体的なサイキック手術: ジョン・アレクサンダーは、ジョン・オブ・ゴッドが行う「サイキック手術(psychic surgery)」について言及しています。この実践は、「リサーチまたはサイキック手術」から「実際にそれを行うこと」にまで及び、メスのような器具を使ったり、眼球を擦ったりするといった「穏やかではない」肉体的な処置が含まれると説明されています。
- 著名人の事例: 有名なモチベーションスピーカーであるウェイン・ダイアーのケースが具体例として挙げられています。ダイアーは診断を受けてジョン・オブ・ゴッドのサイキック手術を受けましたが、手術後に「かなり気分が良い」と感じて外出を試みたところ、すぐに完全に倒れてしまったと述べられています。この事例には、オプラ・ウィンフリーも関与していたことが示唆されています。
- 治癒の不確実性とジョン・オブ・ゴッドの逮捕: アレクサンダーは、ジョン・オブ・ゴッドの治療を受けた人々の間で「なぜ治癒する人もいれば、そうでない人もいるのか」という疑問を提起しています。彼は「中には明らかに治癒する人もいる」と認めつつも、その結果に一貫性がないことを示唆しています。また、アレクサンダーは、ジョン・オブ・ゴッドが後に逮捕されたことにも言及しており、この実践が倫理的・法的な問題を抱えていた可能性を示唆しています。
- 物理的異常現象と意識の役割: これらのヒーリング実践は、シベリアのシャーマン・ボールドとの会話中にテクタイトが突然出現した体験、モンゴルでのテント内で新しいオーストラリア硬貨が発見された体験、そしてヴードゥー教の儀式で人々が熱力学の法則に逆らうように火を扱う様子 と同様に、通常の物理法則では説明できない「物理的異常現象」として提示されています。アレクサンダーは、これらの現象が、「意識は構成要素ではなく、根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という彼の中心的な考え方を強化するものであると考えています。
- 現場の観察: アレクサンダーは、ヒーリングが行われる部屋に「多くの装具やその他すべてのもの」があった写真を撮ったことに触れており、これは治療を受けようとする人々の深刻な病状と、治癒の多様な結果を反映している可能性を示唆しています。
このように、ジョン・オブ・ゴッドのヒーリングは、ジョン・アレクサンダーにとって、意識が物理的な現実の枠組みを超えて作用し、時には科学的理解を超える現象を引き起こすという彼の世界観の重要な証拠の一つとなっています。
ウェイン・ダイアーのサイキック手術体験
関連する超常現象や意識のより大きな文脈において、これらのソースは、ジョン・アレクサンダーがウェイン・ダイアーのサイキック手術体験を、意識が物理的な現実に非日常的な形で影響を与えうるという彼の中心的な考え方を裏付ける具体的な事例の一つとして挙げています。彼は、様々な超常現象が統合されており、意識がその主要な構成要素であるという自身の見解を強調しています。
ウェイン・ダイアーのサイキック手術体験に関する要点は以下の通りです。
- ジョン・オブ・ゴッドによるヒーリング: ジョン・アレクサンダーは、ジョン・ オブ・ゴッドが行う「サイキック手術」について言及しています。これは、メスのような器具を用いたり、眼球を擦ったりするなどの「穏やかではない」肉体的な処置を伴う実践です。
- ウェイン・ダイアーの事例:
- ウェイン・ダイアーは著名なモチベーションスピーカーでした。
- 彼はハワイで診断を受け、ジョン・オブ・ゴッドのサイキック手術を受けるためにアバディーンへ行きました。
- 手術後、ダイアーはベッドにいるように言われていたにもかかわらず、「かなり気分が良い」と感じて散歩に出かけましたが、「数フィート進んだところで完全に倒れてしまった」と報告されています。
- この事例には、オプラ・ウィンフリーも関与していたことが示唆されています。
- 物理的異常現象としての位置づけ: アレクサンダーは、ジョン・オブ・ゴッドのヒーリングを、シベリアのシャーマン・ボールドとの体験でテクタイトが突然出現した事例 や、モンゴルのテント内で新品の硬貨が発見された事例、ブードゥー教の儀式で人々が熱力学の法則に逆らって火を扱う様子 と並べて、従来の物理法則では説明できない現象として提示しています。
- 意識の根本的性質の裏付け: これらの事例は、ジョン・アレクサンダーが提唱する「意識は構成要素ではない。それは根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という中心的な考え方 を補強する ものです。彼は、異文化のシャーマニズムを通じて観察されるこのような物理的な異常現象が、意識が物理的な現実と深く相互作用し、予期せぬ影響を及ぼしうる独立した実体であることの証拠であると考えています。
- 治癒の不確実性: アレクサンダーは、ジョン・オブ・ゴッドの治療を受けた人々の間で「なぜ治癒する人もいれば、そうでない人もいるのか」という疑問を投げかけています。彼は「明らかに治癒する人もいる」と認めつつも、その結果に一貫性がないことを示唆しており、ダイアーの体験もこの複雑性を示しています。
- ジョン・オブ・ゴッドの逮捕: アレクサンダーは、ジョン・オブ・ゴッドが後に逮捕されたことにも触れており、この実践が倫理的・法的な問題を抱えていた可能性を示唆しています。
このように、ウェイン・ダイアーのサイキック手術体験は、ジョン・アレクサンダーにとって、意識が物理的現実の枠組みを超えて作用し、時には科学的理解を超える現象を引き起こすという彼の世界観の重要な証拠の一つとなっています。
霊的世界と現実の境界が曖昧
シャーマニズムと異文化の視点というより大きな文脈において、これらのソースは、霊的世界と現実の境界が曖昧であるというワールドビューの違いを、ジョン・アレクサンダーが提唱する「意識は構成要素ではなく、根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という考え方を裏付ける重要な要素として説明しています。彼は、異文化のシャーマンたちが持つ世界観が、私たちが通常認識する「現実」を超えた現象を理解する鍵となると強調しています。
ワールドビューの違い、特に霊的世界と現実の境界が曖昧であることに関する要点は以下の通りです。
- シャーマンの世界観: ジョン・アレクサンダーは、シャーマンたちとの交流を通じて、彼らが「霊的な世界をシームレスに行き来する」能力を持っていることに言及しています。彼らにとって、それは単なる「霊的世界」として分離されたものではなく、より統合された現実の一部であると示唆されています。アレクサンダーは、シャーマンと話していると、「コンセンサス ・リアリティ(共有された現実)について話しているのか、あるいは何について話しているのか」が困難になることがあると述べており、彼らのワールドビューが非常に異なっていることを強調しています。
- 不可視の領域へのアクセスと居住者: アレクサンダーは、「通常は感知できない、その存在を想像することすら難しい不可視の領域に入る」ことができると述べています。さらに驚くべきことに、これらの領域には「住人がいる傾向がある」と付け加えています。これは、シャーマン的世界観が、我々の知覚を超えた実在の領域を包含していることを示唆しています。
- 物理法則を超える現象との関連: シャーマンや精神的な実践の文脈でアレクサンダーが目撃した現象(例えば、シベリアのシャーマン・ボールドとの会話中にテクタイトが突然出現したこと、モンゴルのテント内で新品のオーストラリア硬貨が発見されたこと、ブードゥー教の儀式で人々が熱力学の法則に逆らって火を扱うこと、ジョン・オブ・ゴッドのサイキック手術など)は、通常の物理法則やコンセンサス・リアリティでは説明できない「物理的異常現象」として提示されています。
- 意識の根本的性質: これらの異文化からの観察は、マックス・プランクの言葉を引用してアレクサンダーが述べる「意識を根本的なものと見なし、物質は意識から派生したものと見なす」という彼の中心的な考え方を強化しています。この見解は、霊的なものと物理的なものの境界が流動的であり、意識がその統合の鍵を握っているというシャーマンのワールドビューと深く共鳴しています。また、彼は「サイコファーマコロジー(向精神薬理学)だけでは、彼が目撃した現象を説明できない」と強調し、見えない領域へのアクセスが単なる薬物の影響だけではないことを示唆しています。
- 統合された現象としての理解: アレクサンダーは、臨死体験、シャーマニズム、サイコキネシス(PK)、死後のコミュニケーションといった多様な現象が「すべて統合されており、意識がその主要な構成要素である」という見解を持っています。シャーマンのワールドビューは、これらの現象が単一の、より広範な現実の異なる側面であると理解するための枠組みを提供します。
このように、これらのソースは、シャーマンたちが持つ現実と霊的領域の間に曖昧な境界を持つワールドビューが、ジョン・アレクサンダーが探求する超常現象や意識の根本的な性質を理解する上で極めて重要であると説明しています。
Chris Bledsoe 事件
関連する超常現象と意識のより大きな文脈において、これらのソースは、クリス・ブレッドソー事件を、意識の根本的な性質と、物理的現実と「目に見えない領域」との境界が曖昧であるというジョン・アレクサンダーの主要な主張を裏付ける非常に具体的な事例として説明しています。アレクサンダーは、この事件を個人的に調査し、現象の信憑性を確信しており、彼が提唱する「予知能力を持つ知的現象(precognitive sentient phenomena)」の好例として位置づけています。
クリス・ブレッドソー事件に関する要点は以下の通りです。
-
事件の経緯とUFOとの遭遇:
- 2007年、ブレッドソーはケープフィアー川で釣りをしており、焚き火をしました。
- 彼が約20分間その場を離れた後、UFOに遭遇したとされています。
- 戻った時には夜11時になっており、火は消えかかっていました。
- 彼の息子は「不気味な這い回るもの(creepy crawlers)」に追われたと報告しています。
- ブレッドソーが自宅に戻った後、裏庭で何かを見て追いかけ、最終的に振り返ると、テレパシーで「あなたは理解していない。私たちは助けるためにここにいる(You don't understand. We're here to help.)」というメッセージを受け取ったとされています。
-
驚くべき身体的治癒:
- 遭遇の翌朝、ブレッドソーは長年患っていた重度のクローン病の薬を飲んでいないことに気づきました。
- ジョン・アレクサンダーが最近(講演時)会った際にも、ブレッドソーはそれ以来一度も薬を飲む必要がなかったと述べています。これは、超常現象の体験が身体に及ぼす影響の証拠として提示されています。
-
ジョン・アレクサンダーによる個人的な確認と「予知能力を持つ知的現象」:
- アレクサンダーは2011年10月にブレッドソーを訪問しました。
- ある夜、彼らが車にもたれかかっていると、ブレッドソーは空を見上げて「ああ、彼らが来たと思う(Oh, I think they're here.)」と言いました。
- この言葉の直後、UFOが視界に飛び込んできて飛び去るのをアレクサンダー自身が目撃しました。アレクサンダーはこれを「自分がこれまでに見た中で最も興味深い、二度目の出来事」と表現し、ブレッドソーの言葉とUFOの出現との間に「時間的な関係(temporal relationship)」があったことを強調しています。
- この出来事は、アレクサンダーが提唱する「予知能力を持つ知的現象」という概念を強く裏付けています。彼はスキンウォーカー・ランチでの経験からこの概念に至ったと述べており、現象が「事件が我々に提示される前に、我々がどのように反応するかを知っているようだった」と説明しています。ブレッドソー事件では、現象がブレッドソーの意識的な予感に反応して出現した可能 性を示唆しています。
- アレクサンダーは、「現象は何であれ、それがコントロールしている」という点が最も重要だと述べています。
-
意識の根本的性質との関連:
- アレクサンダーは、ブレッドソー事件のような経験が、彼の中心的な信念である「意識は構成要素ではない。それは根本的な基盤である(Consciousness isn't a component. It is the fundamental basis.)」という考え方を補強すると考えています。
- マックス・プランクの言葉を引用し、「意識を根本的なものと見なし、物質は意識から派生したものと見なす」という彼の世界観 に基づけば、ブレッドソーの予知とそれに続くUFOの出現は、意識が物理的現実を形作り、超常現象と相互作用する上での独立した、そして根本的な役割の証拠となります。
- ブレッドソーの身体的治癒もまた、単なる心理的な影響を超えた、意識と現実の深い相互作用を示唆しています。
-
アレクサンダーの信憑性評価:
- アレクサンダーは、懐疑的な意見があることを認識しつつも、自らの体験に基づいてブレッドソーの体験が「絶対的に本物である(absolutely real)」と信じています。彼はブレッドソーの家族についても「驚くべき(phenomenal)」と述べています。
このように、クリス・ブレッドソー事件は、ジョン・アレクサンダーにとって、UFO現象が単なる物理的な飛翔体以上の意味を持つこと、そして意識が我々の理解する現実の根幹をなし、予知能力や治癒、さらには現象の出現その ものに影響を与える可能性を示す、強力な証拠として提示されています。
MJ-12が実際に存在したが、UFOとは無関係だった
「議論と提言」というより大きな文脈において、これらのソースは、MJ-12が実際に存在したが、UFOとは無関係であったこと、そしてその極秘性について、ジョン・アレクサンダーの視点から以下のように説明しています。
ジョン・アレクサンダーは、MJ-12に関する質問に対し、次のように述べています。
- MJ-12は実在した: アレクサンダーは、MJ-12のようなグループが彼から隠されていたのか、あるいは彼が気づかなかったのかという質問に対し、「MJ-12は実在した (MJ-12 was real)」と明確に肯定しています。
- UFOとは無関係: 最も重要な点として、彼は「UFOとは全く関係がなかった (had absolutely nothing to do with UFOs)」と断言しています。これは、MJ-12がUFO関連の秘密組織であるという一般的な(しかし彼にとっては誤った)認識を否定するものです。
- 適切な人材が集められたプログラム: MJ-12は、その目的から見て「適切な人材が招集された (the right get of people)」ものであり、特定の人物がどのように関与したかを説明する必要はないと述べています。これは、そのプログラムの性質が非常に機密性の高いものであったことを示唆しています。
- 極めて秘密性の高いプログラム: アレクサンダーは、かつてこのプログラムの噂を聞き、当時の上司であるスタブルバイン将軍に尋ねたところ、「それについては議論しない (we're not going to discuss that)」と返答された経験を語っています。このことは、MJ-12が「超々極秘 (super, super secret) であり、その一部は今もそうであり続ける必要がある (parts of it still are and need to stay that way)」と強調しています。
この発言は、「議論と提言」の文脈において、UFO現象に関する政府の関与や陰謀論が錯綜する中で、アレクサンダーが自身の経験と調査に基づき、具体的な情報の真偽を区別しようとする姿勢を示しています。彼はMJ-12の実在を認めつつも、それをUFO問題とは切り離すことで、より正確な理解を促し、政府の秘密活動の複雑性について議論を展開しています。
Roswell 事件: 実際には存在したが米国の極秘技術
「議論と提言」のより大きな文脈において、これらのソースは、ジョン・アレクサンダーの視点から、ロズウェル事件が実際に存在したが、米国による極秘技術が関与していたという彼の見解を説明しています。
ジョン・アレクサンダーは、ロズウェル事件について以下の点を明確に述べています。
- 事件の現実性: アレクサンダーは、ロズウェルが「A, it was a real event (A、それは実際のできごとでした)」と断言しています。これは、事件の発生そのも のを否定する多くの懐疑的な見方とは一線を画しています。
- 米国の極秘技術: 彼は、墜落したとされる物体が「B, it was ours (B、それは私たちのものでした)」と述べており、さらに「it was super, super secret (超々極秘でした)」と強調しています。これは、ロズウェルが地球外由来の宇宙船ではなく、米国自身の極秘技術によるものであったという解釈です。彼は、それが一般的な説である「モーグル計画 (Mogul)」ではないとも指摘しています。
- 極秘の理由と背景: 墜落した物体が極秘であった理由について、アレクサンダーは当時の地政学的な状況を挙げています。彼は「私たちは核兵器を単独で所有していた時期であり、ソビエト連邦がいつ核兵器を開発するかという重要な問題がありました」と説明し、この技術が「when, trying to determine when that would happen (それがいつ起こるかを決定しようとすること)」に関係していたことを示唆しています。つまり、ソ連の核開発時期を把握するための戦略的な問題と関連していたということです。これは、国家の生存に関わる「existential strategic issues (存亡に関わる戦略的問題)」の一つだったとされています。
- 回収された物質の特性: アレクサンダーは、ロズウェルで回収されたとされる物質について言及しています。彼は「ジェシー・マルセル・ジュニアは本当に正直な人だった」と述べ、彼ともう一人の人物が目撃したとされる物質が「金属記憶合金 (metal with a memory) 」のような特性を持っていたことを示唆しています。具体的には、「It doesn't burn and all of that (燃えたりしない)」と説明しています。アレクサンダーによれば、この「物質は知られていた (The material was known)」ものの、「それを何に使っていたか (what they were using it for)」が「超々極秘 (super secret stuff)」だったと述べています。
- UFOとの関連性の否定: MJ-12の議論の文脈で、彼はもしUFOが地球外の技術で本当に飛行していたのであれば、現在の5ドルや6ドルのガソリン代を心配する必要はないだろうと示唆し、UFOの墜落回収説に懐疑的な姿勢を示しています。
これらの発言は、ジョン・アレクサンダーがUFO現象全般の複雑性を認識しつつも、具体的な事例、特にロズウェルについては、地球外生命体によるものではなく、米国の極秘軍事技術とその国家安全保障上の重要性に関連するものであると分析していることを示しています。彼は、政府の秘密主義や情報公開の課題について議論する中で、自身の経験と調査に基づいた具体的な見解を提示していると言えます。
「知覚を持つ非人間」との交流は歴史を通じて存在してきた
「議論と提言」のより大きな文脈において、ジョン・アレクサンダーは、地球外生命体(ET)との交流、あるいは「知覚を持つ非人間(sentient non-humans)」との交流は、人類の歴史全体を通じて存在してきたという考えを提示していますが、これを単純な「地球外生命体仮説 (extraterrestrial hypothesis)」として受け入れることには異議を唱えています。
彼の見解のポイントは以下の通りです。
-
「地球外生命体仮説」への反論と複雑性
- アレクサンダーは、宇宙に生命が存在する可能性を純粋な数学的観点から認めているものの、「地球外生命体仮説」は「あまりにも単純すぎる (too simple)」と述べています。
- 彼は、「人間の歴史全体を通じて、人間と知覚を持つ非人間の間で交流があったという報告が存在する (There have been reports of interaction between humans and sentient non-humans throughout the entirety of human history)」と強調しています。こ れは、交流の事実自体は否定しないものの、その性質が従来のET説とは異なると見ています。
- UFO現象に関連するとされる技術(フィル・コルソの主張など)については「全くそうではない (absolutely not)」と断言し、ET由来ではないと否定しています。
-
歴史的・文化的証拠の提示
- 彼は、紀元前2400年まで遡る「異質な存在との性交渉」についての言及から始まり、キリスト教の物語、ギリシャ神話、ローマ神話、北欧神話、リップ・ヴァン・ウィンクル、コーラン、中国神話、ヒンドゥー教神話、仏教神話など、「これらのことは人類の歴史全体とすべての文化を通じて起こってきた (these things have been going on throughout the entirety of human history and in all cultures)」ことを指摘しています。
- このことは、現象が特定の現代的なUFOの時代に限られたものではなく、人類の経験に深く根差していることを示唆しています。
-
現象の多様性と意識の役割
- アレクサンダーは、出現する現象の「非常に多くの異なる種類のものが現れ続けている (so many different types that keep appearing)」ことに疑問を呈し、もし彼らが銀河を越えてきたのであれば、なぜ地球がこのように多様な形態を持つのかと問いかけています。彼は、私たちが幽霊などの他の現象をETと「早計に名付けている (too quick to name these sorts of things)」可能性も示唆しています。
- 彼は、この現象を理解する鍵として「意識 (consciousness)」が中心的な要素であると考えています。


