ET (The Amoco alien) 写真広告の謎
前置き
上の写真は UFO ファンなら見覚えがあるはず。この写真の由来と議論を取り上げた短い動画を AI(=NotebookLM) で整理したが、その裏取りはしていない。Amico なのか Amoco なのか、はたまた AI の hallucination なのか…を調べるほどのネタでもないし。
- 1992年の Bob Oechsler の講演
- 1991年の Bill Cooper の講演
- 1997年の Bill Cooper の講演
の順になっているので混乱しやすい。
コメント
この写真も ET 解剖動画と似た構図。広告主の Bill Cooper への説明が何度も食い違っているのは、野暮な UFO 研究者をからかったのか、意図的に UFO 業界に疑念を湧き上がらせて、宣伝効果を煽るため。
そもそも、わざわざ逆光で ET を撮影している時点で、捏造の意図が露呈している。手を挙げて挨拶している姿を真正面から鮮明に捉えた写真が逆光での撮影でした…なんてオカシイだろw
Bill Cooper が首筋の産毛を本物の証拠だとしているが、意図的に産毛を見せつけるための逆光撮影だったとなぜ気づかぬのか。目の隅の光も同じ。意図的に細部を見せつけている。
Bill Cooper は当時の SFX(特殊効果)技術 からしてありえないというが、動画のそれと静止画(=この写真)のそれを比較すること自体に無理がある。
なお、音声解説で最初に取り上げられている航空専門誌に広告が掲載された日付の違いについては、この広告が異なった日付で複数回、掲載されたことで説明がつく。広告が話題になったとなれば、使い回すのはごく普通の宣伝戦略。
目次
- 前置き
- コメント
- 要旨
- 音声解説
- 静止画
- 概要
- Amico 広告の概要
- 広告の成功と波紋
- Bob Oechsler の分析
- Bill Cooper の調査と疑問
- 時系列
- 主要関係者
- 情報源
- 文字起こし(話者識別)
要旨
エイリアン写真広告の謎
これらの資料は、Amico社の広告に掲載された謎の異星人のような写真に関する2つの講演を記録したものです。
Bob Oechslerは、この写真が同社の歴史上最も成功した広告となり、航空宇宙エンジニアだけでなくUFO研究家の注目も集めた、精巧に作られた10インチのモデルであると説明しています。しかし、Bill Cooperは、Amico社がこの写真について矛盾した説明をしたと主張し、写真は詳細な肌の質感、目元の潤い、そして首筋の髪の毛まで描写されており、これは単なるモデルでは再現できないと力説しています。
Cooperは、この写真が生きた生命体である可能性を示唆し、企業がこの広告にモデルではないものを掲載した動機に疑問を投げかけています。
音声解説
静止画
概要
詳細ブリーフィング資料:エイリアン写真広告の謎
概要
本ブリーフィング資料は、1988年および1989年に "Aviation Week & Space Technology" 誌に掲載されたAmoco Performance Productsの広告に登場したエイリアンのような生物の写真に関する、Bob OechslerとBill Cooperの講演動画からの抜粋をレビューする。
この写真は、当初は単なる広告の一部と見なされていたものの、その異常なほどのリアルさから、UFO研究家の間で大きな議論と憶測を呼んだ。本資料では、両氏の分析と主張を詳細に検討し、主なテーマ、重要なアイデア、および事実を引用とともに提示する。
主要テーマと重要なアイデア/事実
1. 広告の背景と意図
- 広告主と媒体: Amoco Performance Productsが"Aviation Week & Space Technology"誌に広告を掲載した。
- 掲載時期: Bob Oechslerによると1989年5月29日号。Bill Cooperは1988年11月21日号にも言及している。
- 広告の目的: Thornell Advanced Compositesの宣伝。Oechslerは「Technology so advanced it will help answer some big questions. (非常に進んだ技術は、いくつかの大きな疑問に答えるのに役立つだろう)」というキャッチコピーに言及している。また、「The attainable unknown. With our ongoing research and evolution of design, the mysteries of space will, in time, be revealed. We can help, and so on and so forth. (達成可能な未知。我々の継続的な研究とデザインの進化により、宇宙の謎はやがて解き明かされるだろう。我々は手助けできる、等々)」と記されている。
- ターゲット層: 航空宇宙エンジニア。
2. 写真の信憑性に関するAmoco側の説明の変遷と矛盾
Amocoは、この写真の被写体について一貫性のない、矛盾した説明を繰り返している。
- 初期の説明(Bob Oechsler): Amocoは、この写真は「10インチのモデル、バスト」であり、「専門的に照明され、広告のために撮影された」と説明した。Oechslerは「It was that good. Fact is, it was a 10-inch model, a bust, that they had made and professionally lit and photographed for the ad. (それほど素晴らしい出来だった。実際は、彼らが作り、プロが照明を当てて広告用に撮影した10インチのモデル、バストだったのだ)」と述べている。
- Bill Cooperへの説明の変遷: CooperがAmocoに問い合わせた際、彼らは複数の異なる説明をした。
- 「9フィートのブロンズ像」
- 「12フィートのブロンズ像」
- 「9インチの粘土像」
- 別の機会には「12インチの高さの像をアーティストに作らせた」
Cooperはこれらの矛盾した説明に対し、「When we pressed for more information and became literally obnoxious on the phone, not accepting what they were telling us and wanting to see the original artwork, they refused and hung up on us. (さらなる情報を求めて、彼らが言っていることを受け入れず、オリジナルのアートワークを見たいと電話で文字通りしつこく問い詰めたところ、彼らは拒否し、電話を切った)」と述べている。
3. 写真の驚異的なリアルさに関するBill Cooperの主張
Bill Cooperは、写真の細部を徹底的に分析し、Amocoの説明する「モデル」や「像」ではあり得ないほどのリアルさがあると主張している。
- 髪の毛の存在: Cooperは特に首筋に生えている微細な髪の毛に注目している。彼は「On the side of the neck, there's hair growing. (首の横には、毛が生えている)」と指摘し、聴衆にも「You can see hair. Ever seen the hair on a baby's butt? Real fine, silky hair. Almost microscopic. Go up there and look. It's on his neck. (髪が見えるだろう。赤ちゃんの尻に生えている毛を見たことがあるか?本当に細くて、絹のような毛だ。ほとんど顕微鏡レベルだ。近づいて見てみろ。首にある。このものの首に、同じ毛が)」と促している。彼は、「hair don't grow on the necks of statues. (像の首に毛は生えない)」と断言してい る。
- 目の詳細: 「You can see the moisture in the eye and the incredibly small detail in the texture of the skin and whatever this is and in the eye. (目には湿気があり、皮膚の質感や何であれ、そして目の中には信じられないほど小さな細部がある)」と述べ、「Look at the moisture in the eye. Look at the little folds around the eye. (目の湿気を見てみろ。目の周りの小さな皺を見てみろ)」と強調している。
- 皮膚と唇の質感: 「Look at the detail in the skin, the lips. Look at the creases on the neck. (皮膚の細部、唇を見てみろ。首のしわを見てみろ)」と述べ、非常に精巧な作りであることを示唆している。
- 鼻の内部: 「Look at the moisture in the mucus inside the nose. (鼻の中の粘液の湿気を見てみろ)」と、生命体特有の生理的な細部にまで言及している。
- モデルでは再現困難なレベル: Cooperは「This is not a 12 inch high model of anything. Whatever this is, is much more complicated than any model. (これは12インチの高さの何かのモデルではない。これが何であれ、どんなモデルよりもはるかに複雑だ)」と結論づけている。彼は、「You think an artist could produce hair like that on a 12-inch eye model? No, they lied to us. (アーティストが12インチの目のモデルにあのような毛を再現できると思うか?いや、彼らは我々に嘘をついたのだ)」と、アーティストによる作成の可能性を否定している。
4. 広告の異常な成功とUFO研究への波及
- 広告の成功: Bob Oechslerによると、この広告はAmico社の「史上最も成功した広告」となった。「ironically enough, this ad became the single most successful advertisement in their entire corporate history. (皮肉なことに、この広告は彼らの企業史上、単一の広告として最も成功した)」
- UFO研究家への影響: 広告は航空宇宙エンジニアだけでなく、「every ufologist in the world practically saw this, and it got spread around quite a bit. (世界のほとんどすべてのUFO研究家がこれを見て、かなり広まった)」とOechslerは述べている。
5. Bill Cooperの推測と陰謀論的示唆
Cooperは、Amoco側の説明の矛盾と写真の異常なリアルさから、さらに踏み込んだ推測を行っている。
- 生命体である可能性: 「If I had to make a bet, folks, I would bet that this is something they created in the laboratory and it's alive. (もし賭けをするなら、皆さん、これは彼らが研究所で作り出したもので、生きているものだと私は賭けるだろう)」と述べている。彼は「I don't think, in 1988, they could make anything this realistic that wasn't. (1988年に、これほどリアルなものを、生きているものではないのに作れたとは思えない)」と自身の見解を補強している。
- 遺伝子研究とクローン技術: Cooperは、この写真が政府や秘密機関による遺伝子研究、クローン作成、および「人類が知る生命とは異なる生命の創造」の証拠である可能性を示唆している。「I am telling you that they have genetic laboratories across this country where they are experimenting on cloning and on creating life different from life as we know it. (私は、この国中に、クローン作成や、我々が知る生命とは異なる生命の創造を実験している遺伝子研究所があるとあなたに言っているのだ)」
- 家畜の切断との関連性: 彼は、国内で頻発する謎の家畜切断事件、特に牛の目が取り去られる事例に言及し、写真の目が「牛の目」に似ている可能性を示唆している。「Does that look like a human eye? No. Does it look like a cow's eye? It sure looks like a cow's eye to me. (人間の目に見えるか?いや。牛の目に見えるか?私には確かに牛の目に見える)」
結論
Amoco Performance Productsのエイリアン写真広告は、Bob Oechslerが指摘するように、非常に精巧な「10インチモデル」として制作された可能性が高い。しかし、Bill Cooperの徹底的な分析とAmoco側の説明の矛盾は、この写真が単なるモデル以上の何かであるという疑念を強く抱かせた。
Cooperは、写真の驚くべき細部(微細な毛、目の湿気、皮膚の質感など)が、当時の技術でモデルとして再現できるレベルをはるかに超えていると主張し、最終的にはこれが「研究所で作成された生きた生物」である可能性を示唆している。
この広告は、意図せずしてUFO研究コミュニティに大きな波紋を広げ、その信憑性を巡る議論は現在も続いている。この事例は、情報源の信頼性、視覚情報の解釈、そして一般企業広告がいかに陰謀論的推測へと発展し得るかを示す興味深いケーススタディとなっている。Cooperの主張は確固たる証拠に基づいたものではないが、彼の細部へのこだわりと、Amocoの説明に対する不信感は、この写真が単なる広告以上の意味を持つ可能性を示唆している。
Amico 広告の概要
「エイリアン写真広告の謎」のより大きな文脈において、これらのソースはAmico(またはAmoco)広告の概要について以下の点を説明しています。
Amico(Amoco)広告の概要
- 広告主と製品: この広告は、Bob Oechsler氏によると、Amico Performance ProductsのThornell Advanced Compositesのため のものでした。しかし、Bill Cooper氏は一貫してAmocoの広告として言及しており、1997年の講演ではAmocoの石油に関する広告と関連付けていました。
- 掲載誌と時期:
- Bob Oechsler氏は、この広告がAviation Week and Space Technology誌の1989年5月29日号に掲載されたと述べています。
- Bill Cooper氏は、1997年の講演で、1988年11月21日号のAviation Week and Space Technology誌にAmocoの石油広告が掲載され、その対向ページに「可愛い小人」の画像があったと説明しています。
- ターゲット層: 広告は航空宇宙エンジニア向けでした。
- 広告のメッセージ:
- 「Technology so advanced it will help answer some big questions」(非常に進んだ技術は、いくつかの大きな疑問に答えるのに役立つだろう)。
- 「The attainable unknown. With our ongoing research and evolution of design, the mysteries of space will, in time, be revealed. We can help」(達成可能な未知。我々の継続的な研究とデザインの進化により、宇宙の謎はやがて解明されるだろう。我々がお手伝いできる)といった表現が使われていました。
- 画像の描写: 広告の画像は、「本物の生き物」のように見える非常に精巧なものでした。Bill Cooper氏はこれを「この可愛い小人」と呼んでいます。
- 商業的成功: 皮肉なことに、この広告はAmico(Amoco)の企業史上、最も成功した広 告となりました。ポスターも作られるほどでした。航空宇宙エンジニアだけでなく、世界中のUFO研究家の注目も集め、広く拡散されました。
画像の正体に関する主張と謎
-
Amico(Amoco)側の説明の変遷:
- Bob Oechsler氏の1992年の講演では、Amicoがこの画像を10インチのモデル(胸像)をプロが照明し撮影したものだと説明していたと述べています。
- Bill Cooper氏がAmico(Amoco)に問い合わせたところ、彼らは当初、9フィートのブロンズ像、次に12フィートのブロンズ像、そして9インチの粘土像と、複数の異なる説明をしたとされています。1997年の講演では、12インチの高さの像をアーティストに作らせたと説明されたと述べています。
- Cooper氏がさらに情報を求めて問い詰めた際、彼らは拒否し、電話を切ったとされています。
-
Bill Cooper氏による反論と詳細な分析:
- Cooper氏は、この写真がブロンズ像でも粘土像でもないと断言しています。
- 彼は写真を再撮影し、再照明し、拡大し、オリジナルのネガから8x10インチのコピーを入手するなど、広範な分析を行いました。
- 彼は、この画像がモデルではないことを示す