夢と体外離脱(OBE)における人物の実在性(リアリティ)
長文の記事に埋もれているのでタイトル・レベルに 格上げしておく。
コメント
Samanth Lee Treasure は
現実の定義の再考: 夢、OBE、睡眠麻痺における人物のリアリティは、私たちが「現実」と呼ぶものの定義を根本的に問い直します。特に、OBE中の「現実の内容と幻覚の内容を区別することの難しさ」は、この問題を浮き彫りにします。
意識の非局所性と多層性: 意識が脳の外に存在する情報場として機能し、脳がそれに同調するという仮説は、これらの共有された、あるいは「他者」として体験される人物の存在を説明するかもしれません。
自己の多面的な性質: 「大きな魂」と「小さな魂」の概念、ドッペルゲンガー、カコデーモン、影の自己といったアイデアは、自己が単一のまとまった存在ではなく、複数の側面を持ち、それらが異なる意識状態において異なる形で現れる可能性を示唆しています。
とのべ、Anthony Peake も同調している(からこそゲストに呼んだ)が、彼らも迷宮に入り込んでいるようだ。
それが誇張や捏造でないとして、Samanth Lee Treasure の取り上げた事例は、遠隔視と共鳴認知 でほぼ全て説明が可能。遠隔視と共鳴認知のどちらも無数の状況証拠が蓄積されて いるが、そのメカニズムは不明。
遠隔視と共鳴認知は、「複雑化し高度に絡み合ったた情報系(量子統計系)」のレベルで創発する未知現象 X (=情報そのものがもつ未知の特質の高度な顕れ)が共通の基盤となっていると予想する。
つまり、「魂や意識といった主体的存在のもつ超常的能力」などではなく、情報そのものがごくごく微弱に共鳴し、情報系が複雑化することで遠隔視や共鳴認知という形で X が顕現しているのではないか。喩えると「レーザーの励起による誘導放射によって微弱な共鳴が極端に増幅される現象」に似ている。
たぶん、量子系の entanglement やフェルミ統計におけるパウリの排他律もその X が派生した顕著な顕れであるように思える。
要約すると、いわゆる超常現象ではなく、全ては自然現象に帰着する。
(2025-09-01)