Justin Bamforth + Jimmy Church : MIB 事例を語る(1of2)
前置 き+コメント
情報源の動画は長大なのでふたつに分割して NotebookLM で整理した。以下はその前半部分。
Justin Bamforth は有名な「ナイアガラの滝付近のホテルに出現した MIB 事件」を語っているが、この事件は捏造と判明している筈(*1)。
番組司会者である Jimmy Church の MIB 遭遇体験も仲間や視聴者によるいたずらの可能性が高い。アメリカ人は、この手のいたずらが大好き(*2)なので彼のような有名人はターゲットにされやすい。
(*1)
カナダのホテルで撮影された MIB の映像 → ホテル従業員の仕業と判明
(*2)
その具体例。John Keel が仲間に仕掛けたいたずら事例が下。
Daniel Drasin : 幽霊と知らずに対面し、握手もした ⇒ この謎を解く
要旨
メン・イン・ブラックのディアスポラ
この音声コンテンツの書き起こしは、ジミー・チャーチがホストを務めるポッドキャスト「Fade to Black」のエピソードからの抜粋であり、ジャスティン・バムフォースをゲストに迎えてメン・イン・ブラック(MIB)について議論しています。
二人は、MIBの起源、彼らの行動、そして彼らとの個人的な遭遇を含む、この謎めいた存在の「ディアスポラ」(離散)を中心に会話を進めています。
バムフォース氏は、MIBをステレオタイプ的な政府関係者だけでなく、「奇妙な人々との遭遇」と捉えるべきだと主張し、機械的な動きや不自然な話し方、そして不気味な臭いを伴う目撃談など、非人間的な特徴を持つ事例を紹介しています。
チャーチ氏は、自身が遭遇したとされる「国勢調査員」と名乗る集団との体験を語り、MIB現象の複雑さと、それに伴う政府の隠蔽工作やUFO/UAP事件との関連性について考察しています。
目次
- 前置き+コメント
- 要旨
- メン・イン・ブラック(MIB)現象に関するブリーフィング
- インシデント報告書:メン・イン・ブラック(MIB)との遭遇事例に関する分析
- Jimmy Church の MIB 体験
- MIB の非自然的な特徴と行動
- シェーン・ソヴァーの事例(ナイアガラの滝)
- MIB と現象の関連性
- 情報源
- 文字起こし(話者識別)
メン・イン・ブラック(MIB)現象に関するブリーフィング
エグゼクティブ・サマリー
このブリーフィングは、ポッドキャスト「Fade to Black」のエピソード「メン・イン・ブラックのディアスポラ」における議論を総合的に分析したものである。主な論点は、UFO目撃者や超常現象の体験者の前に現れる謎の存在「メン・イン・ブラック」(MIB)の多面的な性質に関するものである。専門家のジャスティン・バンフォース氏は、MIBは単一の組織ではなく、少なくとも2つ の異なる類型が存在するという仮説を提示している。一つは政府機関に所属する人間、もう一つはロボットのような不自然な挙動を示す非人間的な存在である。
後者の非人間的存在は、機械的な動き、唇の動きと音声のずれ、極端な肌の色、不快な体臭といった特異な特徴によって識別される。これらの遭遇は、単なる脅迫や情報統制に留まらず、時間や空間の歪み、あるいは超次元的な性質を示唆している。シェーン・ソヴァール事件(ナイアガラの滝ホテル監視映像)やアンドリュー・ケリー事件などの具体的な事例は、MIBがUFO目撃やポルターガイスト現象といった他の異常現象と密接に関連していることを示している。
また、デイビッド・グラッシュ氏の内部告発やラスベガスでの「裏庭の宇宙人」事件といった最近の出来事との比較を通じて、この現象が現代のUAP(未確認異常現象)言説の中でいかに複雑な位置を占めているかが浮き彫りにされた。結論として、MIB現象は従来の「黒服の男」というステレオタイプを超え、「ストレンジ・ピープル(奇妙な人々)との遭遇」として、より広範な異常現象の文脈で捉えるべきであることが示唆されている。
1. メン・イン・ブラック(MIB)の起源と現代的解釈
歴史的背景
メン・イン・ブラック(MIB)現象が一般的に知られるようになったのは、ロズウェル事件以降の「UFO学の黄金時代」である。特にUFO研究家であったアルバート・ベンダーの事例は、現代で知られるステレオタイプなMIB像の原点とされている。しかし、この現象は特定の時代に限定されるものではなく、1956年のドキュメンタリー映画『UFO』で描かれた空軍や国防総省の一般市民への対応にもMIB的な要素が見られるように、その起源はさらに遡る可能性が指摘されている。
現代の定義:「ストレンジ・ピープル」との遭遇
ジャスティン・バンフォース氏は、現代において報告される事例は、古典的な「黒いスーツと帽子」というステレオタイプに必ずしも当てはまらないと指摘する。そのため、彼はこの現象をより広義に「ストレンジ・ピープル(奇妙な人々)との遭遇」と呼ぶことを提唱している。これは、正体が人間であるかどうかも不明な、高度に異常な存在との相互作用を包括的に捉えるための概念である。
2. MIBの2つの類型に関する仮説
バンフォース氏は、MIBを一元的な組織や存在として捉えるのではなく、少なくとも2つの異なる類型が存在する可能性を提示している。
- 政府機関のエージェント: ある種の組織を代表する、人間である政府職員。彼らは情報統制や目撃者の監視を目的としている可能性がある。
- 非人間的な存在: より不可解で、人間とは思えない相互作用を行う存在。バンフォース氏が主に関心を寄せているのはこちらの類型であり、彼らは人間や政府エージェントの行動を模倣しているように見えるが、その模倣が不完全であるために不自然さが際立つ。彼らは「完璧であろうと努めすぎるあまり、かえって不完全に映る」と分析されている。
3. 非人間的存在の特異な特徴
目撃証言から一貫して報告される非人間的なMIBの身体的・行動的特徴は以下の通りである。
| カテゴリ | 詳細な特徴 |
|---|---|
| 身体的動作 | ・機械的でロボットのようなぎこちない動き。 ・極端に直立した姿勢、または不自然な角度で前かがみになる。 ・足が地面に触れていないかのように滑るように歩く(フローティング)。 ・サンダルに靴下といった、状況に全くそぐわない履物。 |
| 発話と音声 | ・機械的で単調なモノトーンの声。 ・強いリバー ブ(反響)がかかっているかのような音声。 ・唇の動きと実際の音声がずれている( плохо吹き替えられた外国映画のよう)。 ・アンドリュー・ケリー事件では、その音声を「水中で金属製のはしごを動かした時のような、反響を伴う機械的なきしみ音」と表現された。 |
| 外見と服装 | ・極端に青白い、あるいは極端に日焼けした肌の色。 ・体に合っていない衣服(きつすぎる、またはだぶだぶすぎる)。 ・ゲイリー・マドックス事件では、「耳がなく、涙滴型の目をした」人物が報告された。 ・ラスベガス事件では「大きな口」が報告されたが、これは従来のエイリアン・グレイの報告とは全く異なる特徴である。 |
| その他の感覚 | ・不快な臭い。アンドリュー・ケリー事件では「シナモンを振りかけた腐った卵のような臭い」と証言されており、これは悪魔的な現象で報告される硫黄臭との関連性が示唆される。 |
| 行動様式 | ・通常、グループのうち1人だけが話し、他のメンバーは一切言葉を発しない。 ・国勢調査員や郵便局員など、公的機関の職員を装うことがある。 |
4. 主要な事例研究
ポッドキャストでは、MIB現象の多様性と奇妙さを具体的に示す複数の事例が詳細に議論された。
ジミー・チャーチの個人的体験:国勢調査員を名 乗る訪問者
ポッドキャストの司会者であるジミー・チャーチ自身の体験。
- 第一日: 自宅の呼び鈴が鳴り、国勢調査局員を名乗る灰色のスーツの女性が立っていた。彼女はチャーチがラジオの司会者であることを知っていた。チャーチは不審に思い、ドアを閉めた。
- 第二日: 同じ女性が、フットボール選手のように大柄な3人の男を伴って再び現れた。
- 不審な点:
- チャーチの住居はゲート付きコミュニティであり、部外者の訪問は稀である。
- 当時、国勢調査は行われていなかった。近隣住民への聞き取りでも、調査員の訪問は確認されなかった。
- 彼らが乗っていた車は、警察車両によく似たクラウン・ビクトリアだった。
- 考察: この事例は、作家ジョン・キールが著書で指摘した「MIBが国勢調査員を装う」という手口と一致している。
シェーン・ソヴァール事件:ナイアガラの滝ホテル監視映像
広く知られるようになったホテルのロビーを歩く2人のMIBの監視カメラ映像には、複雑な背景が存在する。
- 前駆事象: 2008年、オンタリオ州ナイアガラの滝にあるホテルの支配人だったシェーン・ソヴァールは、UFO目撃を複数回経験。その後、自宅でポルターガイスト現象が多発する。これは、ソヴァールの家に現れた「15年前に死亡したはずの」家の元所有者と名乗る奇妙な老人との遭遇の直後から始まった。
- MIBの訪問: 2009年の母の日、ソヴァールが仕事を休んだ日に、2人組のMIBが彼の職場であるホテルを訪れた。彼らはソヴァールの所在を尋ね、UFO体験について同僚に質問した。従業員の一人は、彼らが「心を読むようだった」と証言し、非常に怯えていた。
- 映像の詳細:
- 2人の男は双子のように酷似していた。
- 彼らが乗ってきた車は、駐車場の係員でさえメーカーやモデルを特定できない、黒塗りの特徴的な車両だった。
- 監視カメラの映像には、彼らがホテルに入る姿は記録されているが、立ち去る姿は記録されていない。
アンドリュー・ケリー事件:音声の遅延と脅迫
オンタリオ州ミシサガ在住のアンドリュー・ケリーが経験した事例。
- 背景: ケリーと家族がUFOを撮影した翌日、彼は2人組の男に遭遇した。
- 脅迫: 男のうち1人が「昨夜あなたが見たものは何でもない。この テープを処分するよう忠告する。さもなければ深刻な結果になるだろう」と脅迫した。
- 特異な特徴: 証言によると、男の唇の動きと音声にはわずかな遅延があった。また、声にはリバーブがかかり、「水中のような」機械的な音質で、腐った卵とシナモンが混じったような不快な臭いがした。
ゲイリー・マドックス事件:スコットランド高地での平和的な遭遇
すべてのMIB遭遇が脅迫的であるわけではないことを示す事例。
- 遭遇: 2013年、ゲイリー・マドックスがスコットランド高地をハイキング中、60代から70代に見える男に驚異的な速さで追い抜かれた。男は疲れた様子を一切見せず、穏やかな表情を浮かべていた。
- 外見: 男はハイキングに不適切なサンダルに靴下という格好で、まるで地面を滑るように移動していた。最も奇妙な点は、マドックスが「彼には耳がなく、滑らかな頭と涙滴型の目をしていた」と証言していることである。
- 感覚: 脅威や不快感はなく、むしろ「平和的な」感覚を覚えたという。この事例は、MIB現象が時間や次元のずれ(タイムスリップや並行世界の交差)である可能性を示唆している。