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Caison Best(元・米軍特殊部隊の将校) : 巨大な UFO を仲間と目撃 ⇒ この正体を推測する

· 約68分

前置き

とても信頼できる人物(+その仲間)の目撃報告。目撃内容も興味深いが、その目撃報告を受けた AARO という政府機関の実態がよくわかる証言になっている。AI で整理した。

末尾でこの UFO の正体を推測する。

切り出し静止画

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要旨

AI

軍情報将校が見たUAPの報告

この YouTube の情報源は、‌‌元米陸軍特殊部隊の情報将校‌‌であったケース・ベスト氏へのインタビューの文字起こしを抜粋したものです。

ベスト氏は、2022年2月に‌‌コロラド州のシャイアン・マウンテン複合施設‌‌上空で、巨大で静止した‌‌楕円形の未確認異常現象(UAP)‌‌を目撃した際の詳細を語っています。さらに、彼はこの目撃情報を国防総省の‌‌UAP調査機関であるAARO(全領域異常解決局)‌‌に報告したものの、その対応が‌‌非専門的で不誠実‌‌であったと感じた経緯を説明しています。

現在、彼は退役後、‌‌アメリカ安全宇宙局(ASA)‌‌と協力し、他の目撃者の報告を分析しており、‌‌連邦捜査局(FBI)‌‌がこのUAP事象を‌‌真剣に調査している‌‌ことを示唆しています。

目次

  1. 前置き
  2. 切り出し静止画
  3. 要旨
  4. UAP(未確認異常現象)に関するブリーフィング:ケース・ベスト氏の目撃証言と制度的対応の分析
    1. エグゼクティブ・サマリー
    2. 証言者:ケース・ベスト氏の経歴
    3. シャイアンマウンテン上空でのUAP目撃証言
    4. 制度的対応の比較分析
    5. Americans for Safe Aerospace (ASA)の役割と収集されたデータ
    6. 主要な結論と国家安全保障への影響
  5. 元米陸軍情報将校が目撃したUAP:シャイアン・マウンテン上空に現れた「結晶質のジャガイモ」の謎
    1. 1. 目撃者の肖像:ケイス・ベストとは何者か
    2. 2. 運命の日:2022年2月15日の目撃体験
    3. 3. 2つの政府機関、2つの異なる対応
    4. 4. 世界観の変化と新たな使命
    5. 結論:一個人の体験が示す、より大きな謎
  6. Caison Best の背景
    1. Kase Best氏の軍歴と資格
    2. 目撃における軍歴の重要性
    3. UAP報告システムへの関与
  7. UAP目撃事件(2022-02-15)
    1. 1. 目撃の状況と発生日時
    2. 2. 目撃された物体の特徴(UAP)
    3. 3. 目撃者の専門知識と初期の反応
    4. 4. 報告後の経験との関連
  8. UAP現象に関する洞察
    1. 1. UAP現象の広範な性質と多様性
    2. 2. 驚異的な技術的進歩(Breakthrough Technology)
    3. 3. 公式機関(AARO)の機能不全とFBIの対応
    4. 4. 国家安全保障上の懸念
  9. 情報源
  10. この UFO の正体を推測する

UAP(未確認異常現象)に関するブリーフィング:ケース・ベスト氏の目撃証言と制度的対応の分析

AI

エグゼクティブ・サマリー

本文書は、元米陸軍特殊部隊の情報将校であるケース・ベスト氏が提供したUAP(未確認異常現象)に関する詳細な証言、およびその後の政府機関の対応について分析したものである。2022年2月15日、ベスト氏は他の4名の情報担当者と共に、コロラド州のシャイアンマウンテン宇宙軍基地上空に滞空する、巨大で技術的に高度な楕円形の物体を目撃した。この物体は、既知のいかなる航空機とも異なる特異な特徴を示し、最終的に瞬時に消失した。

この重大な国家安全保障上の事案に対し、国防総省のUAP調査機関であるAARO(全領域異常解決室)の対応は、著しく非専門的かつ軽視的であった。数ヶ月の遅延の後、AAROは不適切な形式の電子メールで応答し、最終的には観測された現象を監視気球(PTIDS)である可能性を示唆するという、信憑性に欠ける説明を提示した。

対照的に、FBI(連邦捜査局)は本件を真摯に受け止め、専門的な聞き取り調査やスケッチアーティストの動員、他の目撃者への聴取など、本格的な調査を実施した。この対応の差は、政府内部におけるUAP事案への取り組み方の不一致を浮き彫りにしている。

さらに、ベスト氏が協力する民間非営利団体「Americans for Safe Aerospace(ASA)」は、AAROのような公式チャネルへの報告を躊躇する軍人やパイロットにとって重要な受け皿となっている。ASAに寄せられた数百件の報告は、全米で多様かつ高度なUAPが継続的に観測されていることを示唆しており、本件が孤立した事案ではないことを裏付けている。これらの現象は、明白な国家安全保障上の懸念事項であり、より厳格で透明性のある調査が不可欠である。

証言者:ケース・ベスト氏の経歴

ケース・ベスト氏は、卓越した経歴を持つ元米陸軍大尉である。同氏の経歴は、その証言の信頼性を裏付けるものである。

  • 学歴: 2016年、ウェストポイント(米陸軍士官学校)卒業。男子テニスチームのキャプテンを務める。最近、MIT(マサチューセッツ工科大学)のMBAプログラムを修了。
  • 軍歴:
    • 歩兵将校として任官。
    • 陸軍レンジャー、空挺、空中強襲、宇宙士官候補生の資格を取得。
    • 第82空挺師団で小隊長および中隊副隊長を務める。
    • 2019年にアフガニスタンで戦闘歩兵として従軍。
    • 2020年にアフガニスタンの特殊作戦タスクフォースに配属され、将来作戦将校として陸軍特殊部隊の全戦闘作戦の調整を担当。
    • 第10特殊部隊グループの情報将校に転身し、軍事情報分遣隊の司令官として65名の情報担当者を指揮。
    • 目撃当時は、欧州特殊作戦タスクフォースの上級情報将校(SIO)として、欧州における陸軍特殊部隊の全諜報活動を管理。
  • 現在の活動: 軍を退役後、ライアン・グレーブス氏が設立したUAPに関する世界最大の会員制組織「Americans for Safe Aerospace(ASA)」に緊密に協力し、目撃者報告プログラムを主導している。

シャイアンマウンテン上空でのUAP目撃証言

目撃の状況

  • 日付: 2022年2月15日
  • 場所: コロラド州フォート・カーソン。米国の最重要かつ厳重な軍事施設の一つであるシャイアンマウンテン宇宙軍基地に隣接。
  • 時間: 午前10時45分頃。
  • 目撃者: ケース・ベスト氏および、彼の指揮下にあった他の4名の情報担当者(うち2名は画像地理空間情報(GEOINT)分析の専門家)。
  • 背景: ロシアによるウクライナ侵攻の約1週間前。ベスト氏とチームは、侵攻が差し迫っていることに関する緊急の情報ブリーフィングに向かう途中であった。

物体の詳細な特徴

丘の頂上に到達した際、チームはシャイアンマウンテン上空に既に静止していた物体を視認した。天候は雲一つない完璧な晴天であった。

項目詳細
形状巨大で完全な楕円形。
大きさ約6マイル(約9.6km)離れた距離からの推定で、長さ300フィート(約91m)以上、高さ150フィート(約46m)以上。
高度シャイアンマウンテン山頂のアンテナ群の上空、約500フィート(約152m)に滞空。
外観全体が「真珠光沢」または「白色セラミック」のような色合い。不規則な形状だが均一な面積を持つ多数の五角形パネルで構成されていた。パネルは立体的な地形で、「山と谷」のような起伏を形成していた。
動き物体の重心は空間の一点に固定されているかのように完全に静止。しかし、物体の表面を構成するパネルは、静かな水面に小石を落とした時のように、さざ波のように動いていた。
推進・音目に見える推進システムは一切なく、完全に無音であった。
消失少なくとも30秒間の観測の後、物体は瞬時にその場から消失した。フェードアウトしたり、高速で飛び去ったりするのではなく、「ある瞬間にそこにあり、次の瞬間には完全に消えていた」。

AAROによる呼称

後日、AAROはこの物体を「Crystalline Potato(結晶質のジャガイモ)」と呼称していたことが判明した。

制度的対応の比較分析

AARO(全領域異常解決室)の対応

目撃から約1年後、ベスト氏はASAのライアン・グレーブス氏の助言を受け、国防総省の公式UAP調査機関であるAAROに報告を行った。しかし、その対応は極めて非専門的であった。

  1. 初期応答の遅延と非専門性: 報告から1~2ヶ月後、AAROからの返信は「thx- a so thanks arrow」という、大文字使用や文法が不正確で、タイプミスを含む短いものだった。ベスト氏はこれを「衝撃的なほど非専門的」と評価している。
  2. 不十分な聞き取り: さらに数ヶ月後、LinkedIn経由でAARO職員から連絡があり、約15分間の電話聴取が行われたが、インタビュアーは明らかに訓練を受けていない人物だった。
  3. 軽視的な結論: その後、AAROはベスト氏に対し、PTIDS(持続的脅威検出システム)と呼ばれる監視気球の写真を送り、「あなた方が観測したものはこれではないか」と尋ねてきた。
  4. ベスト氏の反論: ベスト氏と彼のチームは、PTIDSを数百回も見た経験があり、目撃した物体はPTIDSとは以下の点で明確に異なると結論付けている。
  • 大きさ: 物体はPTIDS(全長約115~125フィート)よりも著しく大きかった。
  • 外観: パネル構造や表面の動きなど、外観が全く異なる。
  • 挙動: PTIDSは瞬時に消失することは不可能である。
  1. 調査の不備: AAROは、ベスト氏と共に物体を目撃した他の4名の証人(特に2名のGEOINT専門家を含む)に聞き取りを行う努力を一切しなかった。

ベスト氏はこの一連の対応を「不誠実なまでに軽視的」であり、「AAROが誠実に活動していないという印象を受けた」と述べている。

FBI(連邦捜査局)の対応

AAROの対応に失望した後、ベスト氏はASAを介してFBIに接触した。FBIの対応はAAROとは「天と地ほどの差」があった。

  • 専門的アプローチ: FBIは迅速に反応し、ベスト氏を現地オフィスに招いて公式な聞き取り調査を実施した。
  • 徹底した調査: 聞き取りには、目撃した物体の詳細な再現を試みるため、スケッチアーティストが同席した。
  • 追加証人への聴取: FBIは、ベスト氏の同僚である証人のうち、少なくとも1名(GEOINT専門家)にも聞き取り調査を行った。
  • 正当な管轄権: FBIが本件を調査するのは、米国内の国家安全保障上重要な施設を防護することがその任務(チャーター)の一部であるため、正当な行為である。

ベスト氏は、FBIがこの目撃情報を真剣に受け止め、調査していると確信している。

Americans for Safe Aerospace (ASA)の役割と収集されたデータ

ASAの機能

ASAは、UAP事案に関する信頼できる第三者報告機関として機能している。

  • 安全な報告窓口: 軍や航空業界の専門家が、キャリアへの悪影響(スティグマ)を恐れることなく、目撃情報を報告できる安全な環境を提供している。
  • 専門家による運営: 元軍人パイロットであるライアン・グレーブス氏が設立し、ベスト氏のような元軍人が運営に関わることで、報告者のプライバシーと情報の機密性を最優先に扱っている。
  • ギャップの補完: AAROのような公式チャネルが機能不全に陥っている現状において、ASAは重要な情報収集のギャップを埋める役割を果たしている。

ASAに報告されたUAPの傾向と事例

ベスト氏がASAのデータベースを分析したところ、数百件に及ぶ「 profound(意味深い)」な報告が存在し、全米で複数の異なる現象が同時に発生している可能性が示唆された。以下はその代表的な事例である。

事例分類目撃情報特徴
1. 含有された光球日付: 2025年7月12日
場所: ニューハンプシャー州フックセット
目撃者: 民間人2名
直径約1mの透明な球体の中に、バスケットボール大の「凝縮された太陽」のようなルビーレッドの光球が収められていた。推進装置は見えず、無音。
2. 不定形の光の塊日付: 2025年2月2日、7月9日
場所: ミネソタ州ミネアポリス近郊
目撃者: 法執行官3名
視覚スペクトル全域の色を発しながら、急速に形を変える不定形の光とエネルギーの塊。長時間滞空した後、約5秒で40マイル(約64km)を移動するという驚異的な加速性能を示した。
3. 高速で機動するオーブ日付: 過去18ヶ月間に数十回
場所: 米国本土上空
目撃者: 40年の経験を持つベテラン民間航空機長
巨大な「レーストラック」状のルートを極超音速で飛行するオーブを多数目撃。ある事例では、オーブがデルタ航空737便に対し「ダイブ爆撃」のような動きを見せ、機体の直下をかすめて元のオーブに戻るという危険な接近も観測された。

これらの報告は、一般に「ニュージャージーのドローン」として知られる現象が特定の地域に限定されず、全米規模で現在も継続していることを示している。

主要な結論と国家安全保障への影響

報告に対するスティグマと制度的障壁

UAPの目撃報告には、特に軍の航空コミュニティにおいて、依然として強いスティグマが存在する。NORAD司令官による報告義務命令が出されたにもかかわらず、その文書自体が機密システム内で見つけにくい場所に埋もれており、制度的な報告体制が十分に機能していない。多くの目撃者は、AAROが「誠実に活動していない」と感じており、公式チャネルへの報告をためらう一因となっている。

国家安全保障上の懸念

ベスト氏は、自身の目撃経験とASAでの活動を通じて得た知見から、以下の点を強調している。

  • 明白な国家安全保障上の脅威: 未知の物体が、米国の最重要軍事施設上空を自由に飛行できるという事実は、それ自体が重大な国家安全保障上の問題である。
  • 高度な技術: 目撃された物体は「衝撃的なほど」高度な技術を示しており、「美しく設計されているが、ほとんど理解不能」なレベルにある。
  • 情報収集の必要性: これらの物体の正体や意図が何であれ、まず情報を収集し、何が起きているのかを正確に把握することが、国家安全保障の観点から不可欠である。

ベスト氏は、AAROの現在の姿勢が「fox guarding the hen house(鶏小屋を守るキツネ)」、すなわち国防総省が自己防衛のために真相究明を妨げている可能性があるとの見解を示している。同氏は議会での証言にも意欲を示しており、この問題の重要性を訴え続けている。

元米陸軍情報将校が目撃したUAP:シャイアン・マウンテン上空に現れた「結晶質のジャガイモ」の謎

AI

2022年2月15日、ロシアによるウクライナ侵攻が目前に迫る緊迫の中、元陸軍特殊部隊の情報将校ケイス・ベスト氏は、アメリカで最も厳重に警備された軍事施設、シャイアン・マウンテンの上空で常識を覆す物体に遭遇した。白昼堂々、彼と4人の同僚が見たのは、推進装置も音もなく完全に静止した巨大な楕円形の物体だった。これは単なる奇妙なUAP(未確認異常現象)の目撃談ではない。これは、高度な訓練を受けたエリート軍人の世界観を根底から揺るがし、彼を国家安全保障の新たな領域へと導いた、個人的な変革の物語である。

この証言の重みを理解するには、まずケイス・ベストという人物の経歴を検証する必要がある。彼の専門知識は、この目撃証言に比類なき信頼性を与えている。

1. 目撃者の肖像:ケイス・ベストとは何者か

ケイス・ベスト氏の証言がなぜこれほどまでに重要視されるのか、その理由は彼の経歴にある。彼は単なる一般市民ではなく、国家の安全保障を担うべく、高度な訓練を受けた専門家である。

  • 学歴: 2016年ウェストポイント(米陸軍士官学校)卒業。
  • 軍歴: 歩兵将校としてキャリアを開始し、陸軍レンジャー資格を取得。第82空挺師団に所属し、2019年にはアフガニスタンでの戦闘を経験。
  • 特殊部隊: 第10特殊部隊グループの情報将校に転身。65名の情報部隊員を率いる軍事情報分遣隊の司令官を務める。
  • 目撃当時の役職: 欧州特殊作戦タスクフォースの上級情報将校(SIO)として、ヨーロッパにおける全陸軍特殊部隊の情報活動を統括。
  • 除隊後の経歴: マサチューセッツ工科大学(MIT)でMBA(経営学修士)を取得。

UAPへの先入観

この目撃体験以前、ベスト氏はUAPというトピックにほとんど関心がなかった。彼は「子供の頃に『古代の宇宙人』を数話見た程度」で、この主題は「全くレーダーに映っていなかった」と語っている。この事実は、彼の証言が先入観や期待に基づいたものではなく、純粋な観察から生まれたものであることを示している。

これほどまでに輝かしい経歴を持つ情報専門家チームが、一体何を、どのように目撃したのか。その日の出来事は、驚くべき詳細に満ちている。

2. 運命の日:2022年2月15日の目撃体験

緊迫した状況と重要な目撃者

目撃当日は、ロシアによるウクライナ侵攻の約1週間前という、地政学的に極めて緊迫した時期だった。ベスト氏が所属する第10特殊部隊グループは欧州を担当しており、部隊内には差し迫った危機に対する緊張が走っていた。

目撃現場はコロラド州フォート・カーソン基地内で、NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)のかつての中枢であったシャイアン・マウンテン複合施設のすぐ近く、ベスト氏の言葉を借りれば「アメリカで最も重要かつ安全な施設トップ5に入る」場所の上空だった。彼と共に物体を目撃したのは4人の同僚であり、そのうちの2人は「空を飛ぶもの全てを識別する」訓練を受けた地理空間情報(GEOINT)分析の専門家だった。この事実が、目撃の信頼性を劇的に高めている。

目撃した物体の詳細

5人の情報専門家が目撃した物体の特徴は、以下の通りである。

  • 形状と大きさ: 長さ300フィート(約91メートル)以上と推定される巨大な楕円形。
  • 色と質感: 表面は真珠の母貝や白いセラミックのよう。不規則な五角形のパネルで覆われていた。
  • 動き: 空間の一点に固定されたかのように「衝撃的なほど」完全に静止。
  • 表面の変化: 物体自体は静止しているにもかかわらず、表面のパネルは「静かな池に小石を落とした時のように」さざ波のように動いていた。
  • 推進装置と音: 目に見える推進装置や翼、エンジン音は一切なく、完全な無音だった。
  • ニックネーム: この報告を受けた国防総省のAARO(全領域異常解決室)は、後にこの物体に「結晶質のジャガイモ」(The Crystalline Potato)というニックネームを付けた。しかし、ベスト氏自身は「水晶でできているようには見えなかった」と述べ、その呼称に違和感を示している。

異常な消失と報告の遅れ

約30秒間、5人が呆然と見つめる中、物体は高速で飛び去るのではなく、「ある瞬間にはそこにあり、次の瞬間には完全に消えていた」。彼らは即座に周囲の空を見渡したが、物体は「どこにも見当たらなかった」。

驚くべきことに、彼らはこの重大な事案をすぐには報告しなかった。その理由は二つある。第一に、彼らはウクライナ情勢に関する緊急の諜報ブリーフィングに向かう途中であり、国家的な危機が目前に迫っていた。第二に、ベスト氏は「アメリカのどの施設よりも空域が管理されているはずのシャイアン・マウンテンなのだから、誰かが状況を把握しているはずだ」と、組織の能力を信頼していた。この心理的な背景が、彼らの初期対応を物語っている。

その物体は謎のまま消えたが、ベスト氏の物語はここから始まる。彼の証言に対する政府機関の対応は、驚くほど対照的なものだった。

3. 2つの政府機関、2つの異なる対応

AAROへの報告と失望

目撃から1年以上が経過した2023年5月から6月にかけて、ベスト氏は国防総省のUAP調査機関であるAAROへ正式に報告を行った。しかし、その対応は彼が「衝撃的なほど非専門的」と感じるものだった。数ヶ月の沈黙の後、誤字脱字のある短いメールで返信があり、その後行われた電話聞き取りはわずか15分で終了した。

最終的にAAROは、監視気球(PTID)の写真を見せ、「あなたが見たのはこれではないか」と結論付けようとした。これに対し、ベスト氏は配備中や国境付近で監視気球を「数百回」も見ており、全くの別物であると断言。GEOINT分析官を含む5人の専門家による報告に対し、あまりにも見当違いな結論を提示されたことに、彼は「彼らが誠実に行動しているとは思えなかった」と深い失望を表明した。

FBIの真摯な対応:国家安全保障事案としての捜査

AAROの対応とは対照的に、FBI(連邦捜査局)はこの事案を極めて深刻に受け止めた。ベスト氏が語るように、その対応は「夜と昼ほどの違い」があった。FBIがこの問題を重視したのは、彼らの任務が米国内の国家安全保障施設を防護し、対諜報活動を行うことにあるからだ。つまりFBIは、この目撃を単なるUAP案件としてではなく、正体不明の存在による米国の最重要機密領域への侵入という、潜在的な敵対行為として捜査を開始したのである。

機関対応ベスト氏の印象
AARO(国防総省)事務的で非専門的。数ヶ月後の短い返信、15分の電話聞き取り、見当違いの結論の提示。「誠実に行動していない」「がっかりした」
FBI迅速かつ専門的。正式な事情聴取を実施し、スケッチアーティストを動員。他の目撃者への聞き取りも実行。「夜と昼ほどの違い」「非常に真剣に受け止めている」

この一連の出来事は、ベスト氏個人の世界観を根底から覆し、彼に新たな使命感を与えることになった。

4. 世界観の変化と新たな使命

内面的な影響:「洞窟の住人とiPhone」

この目撃体験は、ベスト氏にとって「謙虚になる経験」だった。彼はその衝撃を、「洞窟の住人が初めてiPhoneを見るようなもの」という比喩で表現する。高度な教育を受け、世界の仕組みを理解していると自負していた彼にとって、既存の知識では到底理解不能な、しかし明らかに「美しく設計された」テクノロジーの存在を目の当たりにしたことは、自身の知性の限界を痛感させる出来事だった。

ASAへの参加:新たな使命

この現実離れしたテクノロジーの目撃体験こそが、AAROの官僚的で無関心な対応を許し難いものにした。ベスト氏は、他の目撃者が自分と同じように軽んじられることがないよう、行動を起こすことを決意する。彼は、元海軍戦闘機パイロットのライアン・グレイブス氏が設立した民間の非営利団体「Americans for Safe Aerospace (ASA)」に参加し、目撃者報告プログラムの責任者となった。

ASAは、軍人やパイロットが安心してUAPの目撃情報を報告できる信頼性の高い窓口として機能している。ベスト氏は自身の情報将校としての分析能力と、AAROやFBIとのやり取りで得た教訓を活かし、他の目撃者が安心して報告できる環境作りと、集まった情報の厳格な分析に貢献している。

彼の体験は、UAP報告における「スティグマ(偏見)」や、公式な報告システムの機能不全という、より大きな問題を浮き彫りにしている。

ケイス・ベスト氏の個人的な体験は、氷山の一角に過ぎない。彼の証言は、私たちが直面しているより広範な謎の本質と、それに対する制度的対応の欠陥を物語っている。

結論:一個人の体験が示す、より大きな謎

ケイス・ベスト氏の証言は、単なる一つのUAP目撃談にとどまらず、国家安全保障に関わる深刻な問題を私たちに突きつけている。

  1. 信頼性: 高度な訓練を受けた5人の軍事専門家(うち2人は航空宇宙物体の識別が専門)が、説明不能な物体を白昼堂々、至近距離から目撃したという事実。
  2. 制度的問題: 国防総省の公式調査機関(AARO)が、これほど重大な証言を非専門的に扱い、事実上黙殺したこと。これは、報告システムそのものが機能不全に陥っている可能性を示唆する。
  3. 安全保障上の危機: 正体不明の巨大な物体が、NORADや宇宙軍の拠点が集まる国家で最も厳重に警備された空域を、検知・迎撃されることなく自由に飛行していたという事実。これは看過できない国家安全保障上の綻びである。

ケイス・ベスト氏の勇気ある証言は、奇妙な物語ではない。それは、国家の防衛諜報機関が自らの裏庭で起きた異常事態を把握できず、公式調査機関が信頼できる内部からの報告にさえ耳を傾けないという、深刻な矛盾を暴き出すケーススタディなのだ。この制度的失敗が意味するものを、我々は真剣に問わなければならない。

Caison Best の背景

AI

Kase Best氏の軍歴は、彼が目撃した未確認の異常現象(UAP)に関する証言の信頼性と、その後のUAP報告システムに対する彼の批判を理解するための重要な文脈を提供しています。

Kase Best氏の軍歴と資格

Kase Best氏は、米陸軍において高度な訓練を受け、重要な役職を歴任した人物です。

  • ‌初期のキャリアと資格:‌‌ 彼は2016年に‌‌ウェストポイント‌‌を卒業し、歩兵士官として任官されました。彼は‌‌アーミーレンジャー‌‌、空挺、エアアサルト、スペースカドレの資格を持っています。
  • ‌戦闘および特殊作戦:‌‌ 第82空挺師団で小隊長および中隊副官を務め、2019年にはアフガニスタンで戦闘歩兵として従事しました。2020年にはアフガニスタンで特殊作戦タスクフォースに配属され、‌‌全陸軍特殊部隊の戦闘作戦を調整する将来作戦士官‌‌という重要な役割を果たしました。
  • ‌情報(インテリジェンス)の専門家:‌‌ その後、第10特殊部隊グループの‌‌情報士官‌‌に転身しました。UAPを目撃した2022年2月当時、彼は大隊の‌‌軍事情報分遣隊の指揮官‌‌として65名の情報担当者を統括していました。さらにその後、欧州特殊作戦タスクフォースの‌‌上級情報士官(SIO)‌‌として、欧州における全陸軍特殊部隊の情報活動を管理しました。
  • ‌機密情報へのアクセス:‌‌ 彼は以前、TS(トップシークレット)レベルや機密レベルの情報にアクセスできる高い機密保持許可を持っていました。

目撃における軍歴の重要性

彼の軍歴は、目撃の状況と彼らの証言の信頼性に直結しています。

  1. ‌信頼できる目撃者としての地位:‌‌ Kase Best氏は、戦闘経験や特殊部隊の情報士官としての訓練を通じて、冷静な分析と観察を行う能力がある‌‌「高度に資格を持つ(highly credentialed)」‌‌専門家として見なされています。彼は自身の目撃体験について、「私が今まで思い描くことさえできなかったものとは似ても似つかない」と述べており、その経験は彼にとって謙虚にならざるを得ないものであったと語っています。
  2. ‌専門的な支援:‌‌ 彼は必ずしも航空情報監視の専門的な教育を受けていたわけではありませんが、一緒にいた5人のうち2人は‌‌「ジオインテル(地理情報)分析官」‌‌であり、空を飛ぶあらゆるものを識別するために数ヶ月間の訓練を受けていました。これらの専門家の存在は、彼らが目撃した「巨大で、完全に静止した、楕円形の物体」がドローンや気球のような既存の航空機ではないという確信を裏付けるものとなりました。彼らはPTID(係留監視気球)を数百回見た経験があり、目撃された物体がそれらよりも遥かに大きく、一瞬で消失した点 から、アノマラスな(特異な)現象であると結論付けています。
  3. ‌敏感な場所とタイミング:‌‌ 目撃は、米国で最も重要かつ安全な施設の一つである‌‌シャイアン・マウンテン・スペースフォース基地コンプレックス‌‌上空で発生しました。目撃が発生したのは、ロシアによるウクライナ侵攻が差し迫っており、彼の部隊が非常に忙しくなる直前という、‌‌地政学的に極めて重要な時期‌‌でした。この状況は、彼らが直後にUAPの報告を行うよりも、差し迫った軍事的な懸念に対処することを優先した理由の一部となっています。

UAP報告システムへの関与

軍を離れた後、Kase Best氏は元軍人が設立したUAP組織であるAmericans for Safe Aerospace (ASA)と協力し、ボランティアとして活動しています。

  • ‌ASAでの役割:‌‌ 彼は現在、ASAの‌‌目撃者報告プログラム‌‌を運営しています。
  • ‌専門知識の活用:‌‌ 彼の特殊部隊の情報士官としての背景(分析の理解)と、自身がAARO(国防総省のUAP調査機関)やFBIへの報告プロセスを経験したことで、‌‌プロフェッショナルな目撃者‌‌の心情や課題を理解する「謙虚さと共感」を持ってASAの活動に貢献しています。
  • ‌信頼できる報告経路の提供:‌‌ 彼の軍歴と誠実さにより、ASAは、特に国家安全保障上の懸念を持つ元・現役の軍人が、プライバシーを尊重し、真剣に受け止められる環境で報告できるギャップを埋める存在となっています。
  • ‌公的機関への批判:‌‌ 彼は、自身がAAROに報告した際の対応が「非常に専門的ではない(shockingly unprofessional)」ものであり、彼らが意図的に報告を無視しているように感じたため、「善意に基づいて行動していない(not acting in good faith)」という印象を受けたと述べています。この経験が、彼がASAで活動する動機の一つとなっています。

UAP目撃事件(2022-02-15)

AI

Kase Best氏のUAP目撃事件(2022年2月15日)は、彼の軍歴とその後の報告経験の文脈において、‌‌その異常性、発生場所の重要性、そして目撃者たちの専門性‌‌という点で非常に重要な意味を持っています。

以下に、ソースがこの目撃事件について述べている主要な点を詳述します。

1. 目撃の状況と発生日時

  • ‌日付と時刻:‌‌ 事件は‌‌2022年2月15日‌‌に発生しました。時刻は午前10時45分から10時40分頃、彼と他の4人の情報担当者が、大隊のSKIF(機密情報隔離施設)からグループ本部のSKIFに向かって歩いていた時でした。
  • ‌場所の重要性:‌‌ 目撃場所は、コロラドスプリングスの‌‌シャイアン・マウンテン・スペースフォース基地コンプレックス‌‌のすぐ隣でした。この施設は、米国で‌‌最も重要かつ安全な軍事施設トップ5‌‌の一つと見なされています。物体はシャイアン・マウンテン上空、具体的にはアンテナアレイの真上あたりに静止していました。
  • ‌地政学的タイミング:‌‌ この事件は、ロシアによるウクライナ侵攻が差し迫っており、彼の部隊(第10特殊部隊グループ)が欧州作戦地域を担当していたため、‌‌地政学的に非常に重要な時期‌‌に発生しました。

2. 目撃された物体の特徴(UAP)

Best氏および他の4人の情報担当者が目撃した物体は、既知の航空機や現象とはかけ離れた特徴を持っていました。

  • ‌形状と大きさ:‌‌ それは‌‌巨大で、完全に静止した楕円形(massive, perfectly still elliptical object)‌‌の物体でした。彼は、長さが‌‌少なくとも300フィート(約91メートル)‌‌、高さが‌‌約150フィート(約46メートル)‌‌と推定しています(これは不確実性が最も高い側面であると断りつつ)。
  • ‌静止性:‌‌ 物体の静止性は‌‌「衝撃的(shocking)」‌‌であり、まるで‌‌「空間内の固定点に結びつけられているかのよう」‌‌でした。
  • ‌外観(パネルと色):‌‌ 物体は、‌‌均一なパネル‌‌で構成されており、それらはすべて不規則な形状の‌‌五角形‌‌に見えました。色は‌‌真珠層(mother of pearl)‌‌または‌‌白いセラミック‌‌のようで、コロラドの晴れた青い空の下、太陽に照らされて光り、パネルが動くように見えました。AARO(国防総省のUAP調査機関)がこの物体に付けたニックネームは‌‌「結晶性ポテト(crystalline potato)」‌‌でした。
  • ‌パネルの動き:‌‌ 物体自体は完全に静止していましたが、それを構成するパネルは、まるで静かな池に小石を落とした時の波紋のように、物体全体にわたって‌‌波打つように(rippling)‌‌見えました。
  • ‌沈黙:‌‌ 物体からは‌‌全く音がしませんでした‌‌。
  • ‌消失の様子:‌‌ 観測は、物体が‌‌瞬時かつ完全に消失する‌‌ことで終わりました。彼らは、それが高速で飛び去るのを見たり、点滅したり、シューッと消えるのを見たりしたわけではなく、‌‌一瞬前にはそこにあり、次の瞬間には完全に消えていた‌‌のです。これは、通常の係留監視気球(PTID)が降下するのに数分かかるのとは対照的です。

3. 目撃者の専門知識と初期の反応

目撃者たちの軍歴と訓練は、彼らの観察の信頼性を高めています。

  • ‌資格と専門性:‌‌ Best氏自身は特殊部隊の情報士官であり、同行した5人のうち2人は、空を飛ぶあらゆるものを識別するために訓練を受けた‌‌「地理情報(Geo Intel)分析官」‌‌でした。彼らは、何百回もPTIDを見てきた経験があり、目撃した物体がそれではないと確信しています。
  • ‌初期の対応:‌‌ 5人全員が物体を確認し、ショックを受け、30秒間以上見つめていました。彼らはブリーフィングに向かう途中であり、機密施設間を移動していたため、‌‌携帯電話を持っていませんでした‌‌。
  • ‌報告の遅れ:‌‌ 彼らは、非常に重要なブリーフィング(ウクライナ情勢に関連)に向かっていたため、目撃直後には上官に報告しませんでした。Best氏は当時、「ノルアド(NORAD)と関連付けられているシャイアン・マウンテンのような場所なら、空域は管理されているはずだ。誰かが何が起こっているかを知っているだろう」と考えました。

4. 報告後の経験との関連

この目撃事件の異常性にもかかわらず、その後の報告プロセスは極めて専門性に欠けるものでした。

  • ‌AAROへの報告と却下:‌‌ Best氏は目撃から1年後にAARO(国防総省のUAP調査機関)に報告し、目撃の詳細と作成したパワーポイントを提出しました。しかし、AAROからの回答は「非常に専門的でない(shockingly unprofessional)」ものであり、タイプミスを含むものでした。最終的にAAROは、目撃された物体が‌‌係留監視気球(PTID)‌‌であった可能性を示唆する画像をメールで送りつけましたが、Best氏は、その物体がPTIDよりも遥かに大きく、瞬時に消失したことから、この結論を‌‌「不誠実で(disingenuously)」「一蹴する(dismissive)」‌‌ものであるとして拒否しました。
  • ‌FBIによる対応:‌‌ 対照的に、FBIはBest氏の目撃を「真剣に受け止めている(absolutely taking it seriously)」ようで、正式なデブリーフィング(詳細聴取)やスケッチアーティストの派遣を実施し、彼の同僚のGeo Intel専門家とも話をしました。FBIは、国土内の国家安全保障サイトへの侵入を調査する権限を持つため、この事件を管轄しています。

この事件は、高度な資格を持つ情報将校が、米国の最も機密性の高い場所の上空で、‌‌説明のつかない巨大で静止した技術‌‌を目撃したという事実と、それに対する国防総省の公式機関(AARO)の対応の落差を明確に示しています。

UAP現象に関する洞察

AI

Kase Best氏のUAP目撃とその後の報告経験という大きな文脈において、彼がAmericans for Safe Aerospace(ASA)での活動を通じて得たKase Best氏のUAP目撃とその後の報告経験という大きな文脈において、彼がAmericans for Safe Aerospace(ASA)での活動を通じて得たUAP現象に関する洞察は、この現象の‌‌広範な性質、技術的な高度さ、そして公式な報告システムの機能不全‌‌を浮き彫りにしています。

Best氏は現在、ASAの‌‌目撃者報告プログラム‌‌を運営しており、この役割を通じて、自身の経験を超えたUAP現象に関する包括的な知見を得ています。

1. UAP現象の広範な性質と多様性

Best氏がASAのデータベースを分析した結果、UAP現象は単一のタイプではなく、‌‌複数の異質な現象‌‌が同時に発生している可能性が非常に高いという結論に至っています。

  • ‌報告の量と質:‌‌ Best氏がデータベースにアクセスした際、すでに‌‌数百件‌‌の報告が蓄積されており、その多くは訓練された観察者(trained observers)による‌‌非常に明確な観察結果‌‌であり、しばしばメディア(映像など)が添付されていました。
  • ‌地理的な広がり:‌‌ 現象は特定の地域(例:ニュージャージー州)に限定されず、‌‌アメリカ合衆国本土全体‌‌、そしてヨーロッパやイギリスの一部でも発生しています。
  • ‌現象の多様性:‌
    • ‌オーブ型:‌‌ ‌‌凝縮された太陽‌‌のような‌‌ルビーレッド‌‌やオレンジ、または鮮やかな白色の‌‌光とエネルギーを放出する球体‌‌が報告されています。これらはしばしば、目撃者が「ニュージャジーのドローン」と呼ぶ状況に関連するUAPの主要なカテゴリの一つです。
    • ‌アモルファスな光の塊:‌‌ あるケースでは、警察官が‌‌不定形で急速に変化する光とエネルギーの塊‌‌を目撃しており、これは視覚スペクトル全体に色を放出していました。
    • ‌複数オブジェクトの関与:‌‌ 商業パイロットは、‌‌複数のオブジェクト‌‌が‌‌メインのオーブの周りを飛行‌‌しているのを一貫して観察していると報告しています。

2. 驚異的な技術的進歩(Breakthrough Technology)

ASAに寄せられた報告は、観察された技術が‌‌既存の航空機の能力を遥かに超えている‌‌ことを示しています。

  • ‌驚異的な速度と機動性:‌
    • ミネアポリス地域の警察官が目撃した物体は、ヘリコプターが接近した後、‌‌5秒間‌‌で‌‌約40マイル(約64km)‌‌を移動し、その後再び長時間静止しました。これは、‌‌時速数万キロメートル‌‌に相当する速度です。
    • 商業パイロットは、オーブが‌‌極端な速度‌‌で巨大な‌‌レーストラックのような経路‌‌を機動するのを見ています。また、小さなオーブが大型機に向かって‌‌急降下(dive bomb)‌‌し、極端に接近した後、‌‌「魚釣り針のように急旋回して(fish hooked)」‌‌元の大型オーブに戻る事例も報告されています。
  • ‌推進手段の欠如と沈黙:‌‌ 報告されたこれらの物体は、‌‌プロペラ、タービン、ジェット推進の兆候‌‌を全く示さず、‌‌完全に無音‌‌であるとされています。
  • ‌工学的な複雑性:‌‌ Best氏自身が目撃したシャイアン・マウンテン上空の物体は、‌‌「非常に工学的に設計された(very much engineered)」‌‌ものであり、そのパネルのパターンや波打ち方が‌‌理解不能‌‌であったと述べています。彼は、この物体を‌‌「非常に高度なブレークスルー技術(highly advanced breakthrough technology)」‌‌と定義しています。

3. 公式機関(AARO)の機能不全とFBIの対応

Best氏がASAで活動する背景には、彼自身のAARO(全領域異常解決局)への報告が‌‌「不誠実で(disingenuously)」「一蹴する(dismissive)」‌‌ものであったという経験があります。ASAは、この公式報告システムの「ギャップを埋める」ことを目的としています。

  • ‌AAROへの不信感:‌‌ Best氏の報告を含め、軍の目撃者たちがAAROに報告する‌‌インセンティブが存在しない‌‌とASAは考えています。その結果、軍関係の目撃者でASAに報告する人々のうち、AAROにも報告している人は‌‌非常に少ない‌‌とされています。
  • ‌FBIの真剣な対応:‌‌ 一方で、FBIは国家安全保障上の懸念を持つ組織として、Best氏の目撃や、ミネアポリスの法執行官の報告を‌‌「真剣に受け止めている」‌‌ことが確認されています。FBIは、正式なデブリーフィング(詳細聴取)やスケッチアーティストの派遣を行いました。FBIが調査するのは、‌‌合衆国本土内の国家安全保障サイトを保護する‌‌という彼らの任務の一部であるため、UAPの調査は自然な活動であるとBest氏は指摘しています。
  • ‌軍事官僚制の課題:‌‌ Best氏は、軍事官僚制の上層部では、UAPのような現象について‌‌「理解していない」と認めることを避ける‌‌インセンティブ構造が存在する可能性を示唆しています。これが、UAPの真相究明に対する‌‌好奇心の欠如‌‌につながっているのではないか、と懸念しています。

4. 国家安全保障上の懸念

ASAの洞察に基づき、Best氏はUAP現象を‌‌重大な国家安全保障上の懸念‌‌と見なしています。

  • 物体がシャイアン・マウンテンのような最も機密性の高い軍事施設の上空を飛行する意図は不明ですが、‌‌「巨大な物体がシャイアン・マウンテン・スペースフォース基地の上空を飛行することは想定されていない」‌‌という点で、重大な安全保障上の侵入であったことは間違いありません。
  • Best氏は、UAPの起源についていかなる評価も下していませんが、その‌‌技術的な進歩の示威‌‌は‌‌「計り知れない(profound)」‌‌ものであり、何が起こっているのかを特定しようとしないことは、情報収集の観点からも問題であると強調しています。

情報源

動画(1:05:35)

Former senior intelligence officer finds UAP by Colorado defense bunker | Reality Check

https://www.youtube.com/watch?v=74ud-5Ld48Y

846,200 views 2025/09/03

In this episode of "Reality Check," Ross Coulthart sits down with former Army Senior Intelligence Officer Caison Best. In early 2022, Best was on his way to an intelligence meeting near the Cheyenne Mountain Complex in Colorado when a UAP revealed itself to him and his teammates. Coulthart and Best discuss what this UAP could've been, AARO's unprofessionalism when Best reached out to share his report and Ryan Graves' special assistance.

この UFO の正体を推測する

以下の目撃証言、

外観 : 全体が「真珠光沢」または「白色セラミック」のような色合い。不規則な形状だが均一な面積を持つ多数の五角形パネルで構成されていた。パネルは立体的な地形で、「山と谷」のような起伏を形成していた。

動き : 体の重心は空間の一点に固定されているかのように完全に静止。しかし、物体の表面を構成するパネルは、静かな水面に小石を落とした時のように、さざ波のように動いていた。

推進・音 : 目に見える推進システムは一切なく、完全に無音であった。

消失 : 少なくとも30秒間の観測の後、物体は瞬時にその場から消失した。フェードアウトしたり、高速で飛び去ったりするのではなく、「ある瞬間にそこにあり、次の瞬間には完全に消えていた」。

からすると、小さなk orb ではなく、より 大きく密集した 「大気中の発光現象」だと判断する。

  • 「不規則な形状」
  • 「物体の表面を構成するパネルは、...さざ波のように動いていた」、
  • 「完全に無音」

がそれを裏付けている。この UFO は orb と同様にエネルギー的な励起状態にあるゆえに、不安定なので僅かな周囲の電界の変化で

  • 「次の瞬間には完全に消え」

となった。

(2025-10-07)