Caison Best(元・米軍特殊部隊の将校) : 巨大な UFO を仲間と目撃 ⇒ この正体を推測する
前置き
とても信頼できる人物(+その仲間)の目撃報告。目撃内容も興味深いが、その目撃報告を受けた AARO という政府機関の実態がよくわかる証言になっている。AI で整理した。
切り出し静止画
要旨
軍情報将校が見たUAPの報告
この YouTube の情報源は、元米陸軍特殊部隊の情報将校であったケース・ベスト氏へのインタビューの文字起こしを抜粋したものです。
ベスト氏は、2022年2月にコロラド州のシャイアン・マウンテン複合施設上空で、巨大で静止した楕円形の未確認異常現象(UAP)を目撃した際の詳細を語っています。さらに、彼はこの目撃情報を国防総省のUAP調査機関であるAARO(全領域異常解決局)に報告したものの、その対応が非専門的で不誠実であったと感じた経緯を説明しています。
現在、彼は退役後、アメリカ安全宇宙局(ASA)と協力し、他の目撃者の報告を分析しており、連邦捜査局(FBI)がこのUAP事象を真剣に調査していることを示唆しています。
目次
- 前置き
- 切り出し静止画
- 要旨
- UAP(未確認異常現象)に関するブリーフィング:ケース・ベスト氏の目撃証言と制度的 対応の分析
- 元米陸軍情報将校が目撃したUAP:シャイアン・マウンテン上空に現れた「結晶質のジャガイモ」の謎
- Caison Best の背景
- UAP目撃事件(2022-02-15)
- UAP現象に関する洞察
- 情報源
- この UFO の正体を推測する
UAP(未確認異常現象)に関するブリーフィング:ケース・ベスト氏の目撃証言と制度的対応の分析
エグゼクティブ・サマリー
本文書は、元米陸軍特殊部隊の情報将校であるケース・ベスト氏が提供したUAP(未確認異常現象)に関する詳細な証言、およびその後の政府機関の対応について分析したものである。2022年2月15日、ベスト氏は他の4名の情報担当者と共に、コロラド州のシャイアンマウンテン宇宙軍基地上空に滞空する、巨大で技術的に高度な楕円形の物体を目撃した。この物体は、既知のいかなる航空機とも異なる特異な特徴を示し、最終的に瞬時に消失した。
この重大な国家安全保障上の事案に対し、国防総省のUAP調査機関であるAARO(全領域異常解決室)の対応は、著しく非専門的かつ軽視的であった。数ヶ月の遅延の後、AAROは不適切な形式の電子メールで応答し、最終的には観測された現象を監視気球(PTIDS)である可能性を示唆するという、信憑性に欠ける説明を提示した。
対照的に、FBI(連邦捜査局)は本件を真摯に受け止め、専門的な聞き取り調査やスケッチアーティストの動員、他の目撃者への聴取など、本格的な調査を実施した。この対応の差は、政府内部におけるUAP事案への取り組み方の不一致を浮き彫りにしている。
さらに、ベスト氏が協力する民間非営利団体「Americans for Safe Aerospace(ASA)」は、AAROのような公式チャネルへの報告を躊躇する軍人やパイロットにとって重要な受け皿となっている。ASAに寄せられた数百件の報告は、全米で多様かつ高度なUAPが継続的に観測されていることを示唆しており、本件が孤立した事案ではないことを裏付けている。これらの現象は、明白な国家安全保障上の懸念事項であり、より厳格で透明性のある調査が不可欠である。
証言者:ケース・ベスト氏の経歴
ケース・ベスト氏は、卓越した経歴を持つ元米陸軍大尉である。同氏の経歴は、その証言の信頼性を裏付けるものである。
- 学歴: 2016年、ウェストポイント(米陸軍士官学校)卒業。男子テニスチームのキャプテンを務める。最近、MIT(マサチューセッツ工科大学)のMBAプログラムを修了。
- 軍歴:
- 歩兵将校として任官。
- 陸軍レンジャー、空挺、空中強襲、宇宙士官候補生の資格を取得。
- 第82空挺師団で小隊長およ び中隊副隊長を務める。
- 2019年にアフガニスタンで戦闘歩兵として従軍。
- 2020年にアフガニスタンの特殊作戦タスクフォースに配属され、将来作戦将校として陸軍特殊部隊の全戦闘作戦の調整を担当。
- 第10特殊部隊グループの情報将校に転身し、軍事情報分遣隊の司令官として65名の情報担当者を指揮。
- 目撃当時は、欧州特殊作戦タスクフォースの上級情報将校(SIO)として、欧州における陸軍特殊部隊の全諜報活動を管理。
- 現在の活動: 軍を退役後、ライアン・グレーブス氏が設立したUAPに関する世界最大の会員制組織「Americans for Safe Aerospace(ASA)」に緊密に協力し、目撃者報告プログラムを主導している。
シャイアンマウンテン上空でのUAP目撃証言
目撃の状況
- 日付: 2022年2月15日
- 場所: コロラド州フォート・カーソン。米国の最重要かつ厳重な軍事施設の一つであるシャイアンマウンテン宇宙軍基地に隣接。
- 時間: 午前10時45分頃。
- 目撃者: ケース・ベスト氏および、彼の指揮下にあった他の4名の情報担当者(うち2名は画像地理空間情報(GEOINT)分析の専門家)。
- 背景: ロシアに よるウクライナ侵攻の約1週間前。ベスト氏とチームは、侵攻が差し迫っていることに関する緊急の情報ブリーフィングに向かう途中であった。
物体の詳細な特徴
丘の頂上に到達した際、チームはシャイアンマウンテン上空に既に静止していた物体を視認した。天候は雲一つない完璧な晴天であった。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 形状 | 巨大で完全な楕円形。 |
| 大きさ | 約6マイル(約9.6km)離れた距離からの推定で、長さ300フィート(約91m)以上、高さ150フィート(約46m)以上。 |
| 高度 | シャイアンマウンテン山頂のアンテナ群の上空、約500フィート(約152m)に滞空。 |
| 外観 | 全体が「真珠光沢」または「白色セラミック」のような色合い。不規則な形状だが均一な面積を持つ多数の五角形パネルで構成されていた。パネルは立体的な地形で、「山と谷」のような起伏を形成していた。 |
| 動き | 物体の重心は空間の一点に固定されているかのように完全に静止。しかし、物体の表面を構成するパネルは、静かな水面に小石を落とした時のように、さざ波のように動いていた。 |
| 推進・音 | 目に見える推進システムは一切なく、完全に無音であった。 |
| 消失 | 少なくとも30秒間の観測の後、物体は瞬時にその場から消失した。フェードアウトしたり、高速で飛び去ったりするのではなく、「ある瞬間にそこにあり、次の瞬間には完全に消えていた」。 |
AAROによる呼称
後日、AAROはこの物体を「Crystalline Potato(結晶質のジャガイモ)」と呼称していたことが判明した。
制度的対応の比較分析
AARO(全領域異常解決室)の対応
目撃から約1年後、ベスト氏はASAのライアン・グレーブス氏の助言を受け、国防総省の公式UAP調査機関であるAAROに報告を行った。しかし、その対応は極めて非専門的であった。
- 初期応答の遅延と非専門性: 報告から1~2ヶ月後、AAROからの返信は「thx- a so thanks arrow」という、大文字使用や文法が不正確で、タイプミスを含む短いものだった。ベスト氏はこれを「衝撃的なほど非専門的」と評価している。
- 不十分な聞き取り: さらに数ヶ月後、LinkedIn経由でAARO職員から連絡があり、約15分間の電話聴取が行われたが、インタビュアーは明らかに訓練を受けていない人物だった。
- 軽視的な結論: その後、AAROはベスト氏に対し、PTIDS(持続的脅威検出システム)と呼ばれる監視気球の写真を送り、「あなた方が観測したものはこれではないか」と尋ねてきた。
- ベスト氏の反論: ベスト氏と彼のチームは、PTIDSを数百回も見た経験があり、目撃した物体はPTIDSとは以下の点で明確に異なると結論付けている。
- 大きさ: 物体はPTIDS(全長約115~125フィート)よりも著しく大きかった。
- 外観: パネル構造や表面の動きなど、外観が全く異なる。
- 挙動: PTIDSは瞬時に消失することは不可能である。
- 調査の不備: AAROは、ベスト氏と共に物体を目撃した他の4名の証人(特に2名のGEOINT専門家を含む)に聞き取りを行う努力を一切しなかった。
ベスト氏はこの一連の対応を「不誠実なまでに軽視的」であり、「AAROが誠実に活動していないという印象を受けた」と述べている。
FBI(連邦捜査局)の対応
AAROの対応に失望した後、ベスト氏はASAを介してFBIに接触した。FBIの対応はAAROとは「天と地ほどの差」があった。
- 専門的アプローチ: FBIは迅速に反応し、ベスト氏を現地オフィスに招いて公式な聞き取り調査を実施した。
- 徹底した調査: 聞き取りには、目撃した物体の詳細な再現を試みるため、スケッチアーティストが同席した。
- 追加証人への聴取: FBIは、ベスト氏の同僚である証人のうち、少なくとも1名(GEOINT専門家)にも聞き取り調査を行った。
- 正当な 管轄権: FBIが本件を調査するのは、米国内の国家安全保障上重要な施設を防護することがその任務(チャーター)の一部であるため、正当な行為である。
ベスト氏は、FBIがこの目撃情報を真剣に受け止め、調査していると確信している。
Americans for Safe Aerospace (ASA)の役割と収集されたデータ
ASAの機能
ASAは、UAP事案に関する信頼できる第三者報告機関として機能している。
- 安全な報告窓口: 軍や航空業界の専門家が、キャリアへの悪影響(スティグマ)を恐れることなく、目撃情報を報告できる安全な環境を提供している。
- 専門家による運営: 元軍人パイロットであるライアン・グレーブス氏が設立し、ベスト氏のような元軍人が運営に関わることで、報告者のプライバシーと情報の機密性を最優先に扱っている。
- ギャップの補完: AAROのような公式チャネルが機能不全に陥っている現状において、ASAは重要な情報収集のギャップを埋める役割を果たしている。