Justin Bamforth + Jimmy Church : MIB 事例を語る（2of2） ⇒ 遭遇した BEK 一家の謎を解く

November 5, 2025 · 197 min read

前置き

情報源の動画は長大なのでふたつに分割して NotebookLM で整理した。以下はその後半部分。

この中で最大の謎は、Justin Bamforth の父親と友人が出会った BEK 一家の体験だが、その正体を末尾で解く。

要旨

超常現象と現実の境界線

この文書は、ジミー・チャーチがホストを務めるポッドキャスト「Fade to Black」のエピソードからの抜粋で、‌‌超常現象研究者‌‌のジャスティン・バムフォースがゲストとして登場しています。

会話は、バムフォースの著書『The Spectrum』の‌‌タイトルと概念‌‌、および彼が超常現象の世界に入ったきっかけを中心に展開されます。バムフォースは、‌‌超常現象が個人を選ぶ‌‌という考えや、彼の両親の離婚によって引き起こされたと思われる‌‌幼少期の「お化け屋敷」体験‌‌について語ります。

また、彼は‌‌未確認飛行物体（UFO）の目撃‌‌や、それが彼の父が1968年に経験した‌‌「メン・イン・ブラック」との遭遇‌‌にどう繋がったかという話を紹介し、超常現象の様々な側面が‌‌すべて繋がっている‌‌という見解を強調します。

さらに二人は、‌‌目撃証言の信頼性‌‌に対する薬物の影響や、‌‌「スペクトラム」という用語‌‌を使って、すべてを包括する現象としての超常現象の性質について深く議論し、‌‌現象が目撃者の認識に応じて異なる形で現れる‌‌可能性を示唆しています。

前置き
要旨
ミステリーと超常現象のスペクトラム：要点ブリーフィング
超常現象における目撃証言の信頼性：心理的要因と証言者バイアスの分析
ケーススタディ分析：1968年ペンシルベニア州ヨーク郡UFO事件と高奇妙性遭遇
葉巻型UFOと黒い目の家族：1960年代、父が体験した戦慄の一夜
研究への動機/個人的な経験
1. 「超常現象のスペクトラム」の文脈における研究への動機と個人的経験
父親の UFO および「奇妙な人々」との遭遇
現象の調査と課題
『スペクトラム（The Spectrum）』の概念
現象への適切なアプローチ
個人的な経験(Bamforth の事例)
情報源
文字起こし（話者識別）
「父親と友人が出会った BEK 一家の謎」を解く
1. (*1) : 関連する過去記事のリスト
2. (*2)

ミステリーと超常現象のスペクトラム：要点ブリーフィング

エグゼクティブサマリー

このブリーフィングは、ポッドキャスト「Fade to Black」における超常現象研究家ジャスティン・バンフォース氏とホストのジミー・チャーチ氏の対話を分析したものである。対話の中心には、UFO、幽霊、未確認生物などの超常現象はすべて相互に関連し、単一の源から発現するというバンフォース氏の「スペクトラム」理論がある。この理論を裏付ける核心的な事例として、1968年に氏の父親が体験したUFO目撃事件と、それに続く「目が真っ黒な」奇妙な家族との遭遇が詳細に語られる。

本対話では、目撃者の信頼性、特に薬物やアルコールの影響を排除することの重要性が繰り返し強調される。同時に、DMTのような特定の物質が異次元へのアクセスを可能にする可能性についての議論も行われた。さらに、UFO研究は情報源の秘匿を脱し、具体的な名前やデータを共有する「透明性」の時代に入ったという点で両者の意見が一致した。最終的に、超常現象は人間の既存の言語や科学的枠組みでは捉えきれないものであり、現象そのものよりも、それが「経験者（Experiencer）」に与える影響を研究することの重要性が示唆された。

1. 超常現象の統一理論：「スペクトラム」

ジャスティン・バンフォース氏は、自身の著書のタイトルでもある「スペクトラム」という概念を提唱している。これは、一般的に別個のものとして扱われる超常現象（幽霊、UFO、ビッグフット、未確認生物など）が、実はすべて繋がっているという考え方である。

単一の源泉: すべての奇妙な現象は、物理的、多次元的、あるいは潜在意識的な「一つの場所」から発信されているとバンフォース氏は考えている。
多様な顕現: その源泉からの現象は、人間の先入観やステレオタイプに合わせて、多種多様な形や姿で現れる。現象は、人間が認識できる形をとっているだけで、その本質は見たままのものではない可能性がある。
神の顕現（Theophany）との類似: バンフォース氏はこの概念を、聖書において神が燃える柴や雲の柱など、本来の姿とは異なる形で人々の前に現れた「神の顕現」に例えている。
研究分野の協力: この相互関連性から、ゴーストハンター、UFO研究家、未確認生物研究家といった各分野の研究者は、垣根を越えて協力し、データを共有すべきだと主張している。これにより、これまで見過ごされてきたパターンや共通点が明らかになる可能性がある。

2. 核心となる証言：バンフォース氏の父のUFO遭遇体験

対話の中で最も詳細に語られたのは、1968年頃にバンフォース氏の父親がペンシルベニア州ヨーク郡で体験した一連の出来事である。

2.1. 1968年のUFO目撃

目撃状況: 父親と友人のティムは、夜8時から9時頃、丘の頂上に車を停めていたところ、丘の上から物体が上昇してくるのを目撃した。
物体の特徴: 物体は「葉巻型（cigar-shaped）」で、両端にオレンジ色と白色の2つのライトが点灯していた。ライト以外に物体の輪郭ははっきりと見えなかった。完全に無音で、ゆっくりと移動していた。
その後の行動: 強烈な恐怖に襲われた二人はその場から逃走した。翌日、現場の森を調査したが、物理的な痕跡は一切見つからなかった。

2.2. メディア報道と奇妙な家族からの接触

新聞記事: パートタイムの記者だったティムが、この体験をヨーク郡の新聞「サンデー・ニュース」に報告し、記事として掲載された。バンフォース氏は元の新聞の切り抜きを発見しており、記事には「ヨーク郡の2つの異なる地域から7人が、過去2週間で1つ以上の未確認飛行物体を目撃した」と記載されていた。
奇妙な招待: 記事が掲載された後、ティムはハノーバーに住むというある家族から「UFOに関するさらなる情報がある」という電話を受け、自宅に招待された。

2.3. 「黒い目」の家族との対面

父親とティム、そして父親のガールフレンドの3人でその家を訪れた際の状況は以下の通りである。

項目	詳細
家族構成	若く見える夫婦と10代前半の子供2人。
外見的特徴	全員が背が高く、不気味なほど互いに似ていた。黒髪で、異常に青白い肌をしていた。
最も異様な特徴	家族全員の目が、白目の部分がなく、完全に真っ黒だった。バンフォース氏の父親だけがこの点に気づき、友人たちは気づかなかったという。
提示された証拠	2、3冊の大きな写真アルバムを見せられた。中には、編隊を組むUFOの航空写真や、一部に「機密（classified）」と書かれた写真、さらに月桂冠を被った金髪の男性のようなヒューマノイド型宇宙人の写真などが含まれていた。
父親の印象	当初は手の込んだデマだと感じたが、家族の異様な目を見て、その考えは揺らいだ。

2.4. 体験の余波

友人の変化: その訪問から約1年後、友人のティムはUFO目撃体験そのものを「そんなことはなかった」と完全に否定するようになった。
父親への影響: 父親はこの体験に深く動揺しており、数十年経った今でも当時と全く同じ内容で証言を続けている。特に「奇妙な家族」と「彼らの目」が最も印象に残っていると語っている。

3. 目撃者の信頼性と研究者の透明性

対話では、超常現象の報告を評価する上での重要な要素として、目撃者の状態と研究者の姿勢が議論された。

3.1. 覚醒状態の重要性

バンフォース氏は、目撃者にインタビューする際、体験時に‌‌しらふであったかどうか（were you sober）‌‌を必ず確認すると述べている。

事例1: 友人が自宅でのポルターガイスト現象を報告したが、移動した荷物の中にマリファナがあったことが判明したため、バンフォース氏は調査を中止した。その後、友人が禁酒・禁薬すると現象は収まった。
事例2: チャーチ氏の友人が、学生時代にチャーチ氏と一緒にUFOを見たと詳細に語ったが、チャーチ氏本人には全く記憶がなかった。チャーチ氏は当時ドラッグを使用していたことを認めている。

3.2. DMTと異次元へのアクセスに関する議論

チャーチ氏は、著名なUFOドキュメンタリー監督から「昨夜、DMTを吸って宇宙人と15分間話した」という電話を受けたと語った。
この体験は監督にとって幻覚ではなく、完全にリアルなものであったという。
これを受け、チャーチ氏は、DMTのような特定の物質が異次元やパラレルワールドへのアクセスを可能にするかどうか、管理された実験室環境で科学的に研究する必要があるのではないかと提言した。

3.3. 情報公開の必要性

バンフォース氏とチャーチ氏は、UFO研究の分野が新たな段階に入ったという点で一致している。

「名前を挙げる」時代: 内部告発者デイビッド・グラッシュ氏の事例に触れ、もはや「ある情報源によると」といった曖昧な表現は通用しないと指摘。誰が、どこで、何を持っているのかを具体的に示すべきだと主張した。
バンフォース氏の姿勢: 氏は、UFOに関する体験談を公に発表する際には、情報提供者の実名を掲載する方針を明確にした。これは、偽情報や誤情報を排除し、他の研究者が追跡調査できるようにするためである。

4. 現象の本質と人間の知覚の限界

対話では、超常現象を理解しようとする際の人類が直面する根本的な問題点が浮き彫りにされた。

現象は独自のルールで作用する: バンフォース氏は、超常現象は自発的であり、我々の現実に出入りするため、科学者が求めるような「管理された環境下での再現」は不可能だと主張する。現象は、我々のルールではなく、それ自身のルールと制御下で作用する。
言語と解釈の限界: チャーチ氏は、人類は現象を正確に記述するための適切な言葉を持っていないと指摘。同じ空の発光現象を見ても、物理学者は「プラズマ」、哲学者は別の概念、宗教家はまた別の言葉で説明するように、見る人の背景によって解釈が全く異なる。
経験者（Experiencer）研究の重要性: 現象そのものを測定することが困難である以上、研究の焦点は「経験者」自身に向けるべきだとバンフォース氏は結論付けている。現象が彼らの視点やパラダイムをどのように変えたか、体験後に何が起こり続けるのかを長期的に追跡し、信頼関係を築いて話を聞くことが、パターンや共通点といった「手がかり」を見つける鍵となる。

5. ジャスティン・バンフォース氏自身の超常体験

バンフォース氏は、自身の研究の動機となった個人的な体験についても語った。

5.1. 共有された予知夢：自動車事故の予感

ケーブルテレビのコールセンターでストレスを感じていた際、突然「自分の車が当てられる」という強烈な不安感と恐怖に襲われた。
その直後、別の客が慌てて入ってきて、「駐車場であなたの車にぶつけてしまった」とバンフォース氏に話しかけた。
しかし、車種を確認すると、それはバンフォース氏の車ではなく、その場にいたもう一人の客の車だった。
彼は、この体験は単なる偶然かもしれないとしつつも、ストレスが超常現象の引き金になる可能性を示唆している。

5.2. タイムスリップ：食料品店での奇妙な出来事

ペンシルベニア州ベンセーラムの食料品店で、ある通路を歩いていると同じカップルに2度すれ違うという体験をした。カップルは彼を知っているかのような視線を向け、2度目の遭遇後、姿を消してしまった。
数年後、その食料品店の夜勤責任者だった人物から、その通路が「呪われた通路」と呼ばれ、パンが棚から飛び降りたり、姿のない声が聞こえたりするなどの怪奇現象が多発していたことを聞き、自身の体験が裏付けられた。
この出来事がタイムスリップなのか、幽霊のようなものなのかは断定できないが、特定の場所が奇妙な現象と関連していることを示している。

超常現象における目撃証言の信頼性：心理的要因と証言者バイアスの分析

1. 序論

超常現象は、長年にわたり社会的な関心を引きつけてきたテーマである。しかし、その存在を裏付ける証拠の大部分は、科学的な物証ではなく、個人の目撃証言に依存しているのが現状である。これらの証言は、体験者にとっては疑いようのない真実として語られる一方で、その性質上、本質的な主観性を内包しており、客観的な信頼性の評価には常に困難が伴う。本稿は、この目撃証言の信頼性という問題に焦点を当て、その証言が形成される過程に影響を及ぼす心理的要因と証言者バイアスについて詳細な分析を行うものである。

本研究では、ポッドキャスト「ミステリーと超常現象のスペクトラム」において、研究者ジャスティン・バンフォース（Justin Bamforth）氏によって提示された複数の事例を分析の対象とする。特に、証言者の心理的状態（ストレスや感情）、薬物やアルコールの使用がもたらす意識変容状態、そして個人的な信念や先入観といった内的要因が、知覚や記憶、そして語られる体験談の信憑性にいかなる影響を与えるかを解明する。これにより、超常現象の調査において、懐疑的かつ体系的な方法論を確立することの重要性を論じる。

本稿の目的は、超常現象そのものの真偽を断定することではない。むしろ、それを「体験した」と主張する個人の主観的な経験を、認知心理学的な視点から分析することにある。このアプローチを通じて、目撃証言という極めて人間的なデータを、より深く理解するための分析的枠組みを提供することを目指す。本稿ではまず、証言の信頼性に影響を与える様々な内的要因の分析から始める。

2. 証言に影響を与える内的要因の分析

超常現象の目撃証言を評価する際、出来事が発生した際の外的状況だけでなく、証言者自身の内部に存在する要因を考慮することが不可欠である。個人の心理状態や生理的条件は、単なる背景情報ではなく、知覚した情報を解釈し、記憶として定着させるプロセスそのものを能動的に形成する。本セクションでは、ストレス、薬物・アルコールの影響、そして個人的信念という3つの主要な内的要因が、証言の客観性をいかにして損なう可能性があるかを、具体的な事例を基に分析する。

2.1. 心理的状態：ストレスと感情の役割

強いストレスや感情的な動揺は、人間の認知プロセスに重大な影響を及ぼすことが確立されている。本事例は、急性ストレスが顕著な知覚的・解釈的バイアスを誘発し得るという心理学的原則を明確に示している。

バンフォース氏が自身の体験として語った2つの事例は、この点を実証するものである。

事例1：家庭内のストレスと「呪われた経験」バンフォース氏は、両親の離婚に伴う「非常に不快な時期」に経験した自宅での不可解な現象を、当初は「呪われた家」の出来事だと解釈していた (01:05:51)。後年、彼は家庭内のネガティブなエネルギーが「呪われた経験」の引き金になったと分析している。これは、極度の家庭内ストレスが彼の知覚を特異な現象に過敏にさせ、超常的な枠組みで解釈させた可能性を示唆している。
事例2：職場のストレスと「共有された予感」コールセンターで強いストレスと怒りを感じていた際、バンフォース氏は「自分の車が衝突される」という強烈な予感に襲われた (01:40:55 - 01:42:27)。直後、別の顧客の車が実際に衝突事故に遭う。この体験は、複数の認知バイアスによって説明可能である。第一に、ストレスによる‌‌注意バイアス（attentional bias）が彼の意識を潜在的な脅威（車の衝突）に狭め、過敏にさせた。第二に、無関係な二つの事象（彼の予感と他人の事故）の間に意味のある関連性を見出してしまうアポフェニア（apophenia）‌‌の傾向が働き、単なる偶然を予知として解釈した可能性が高い。

これらの事例は、極度のストレス環境が、個人の注意を普段は見過ごすような些細な異常に向けさせたり、無関係な事象の間に因果関係を見出させたりする心理的メカニズムの存在を裏付けている。したがって、証言を分析する際には、その体験が語られた背景にある証言者の感情的・心理的状態を慎重に評価する必要がある。

2.2. 薬物・アルコールの影響と意識変容状態

薬物やアルコールの摂取は、知覚、記憶、そして判断能力に直接的な影響を及ぼすため、その影響下でなされた目撃証言の信頼性は根本から揺らぐ。薬理学的に誘発された変性意識状態（pharmacologically induced altered states）における体験は、本人にとっては極めて鮮明で現実的に感じられることが多いが、それが客観的な現実を反映しているかどうかを検証することは極めて困難である。

ポッドキャストでは、この問題の重要性を示す複数の事例が提示されている。

証言の却下: バンフォース氏は調査方針として、「しらふではなかった」証言者の報告を「割り引かなければならない」と明確に述べている (01:19:22)。これは、調査における基本的なスクリーニング基準として、薬物の影響を排除することの重要性を認識していることを示している。
体験の消滅: ある友人が、自宅で物が勝手に動くといった超常現象を経験していたが、マリファナの使用をやめたところ、それらの現象が完全に止まった (01:23:41)。この事例は、薬物使用と超常現象体験の間に直接的な相関関係が存在する可能性を強く示唆している。
記憶の欠如: ポッドキャストの司会者であるジミー・チャーチ（Jimmy Church）氏は、友人から過去のUFO目撃体験を指摘された際、当時薬物を使用していたため、その出来事を全く記憶していなかった (01:21:20)。これは、薬物が記憶の形成と想起の双方を著しく阻害することを示す典型例である。
主観的現実の強度: ある著名な映画監督が、DMT（ジメチルトリプタミン）を使用して「ETと15分間話した」と語った事例が紹介された。本人はその体験を「100%リアル」だと確信しているが、バンフォース氏は、その体験が薬物の影響下にあったという事実ゆえに「常に疑問視されるだろう」と指摘している (01:24:47 - 01:26:37)。これは、一部の幻覚剤が‌‌物質誘発性精神病性障害（substance-induced psychosis）‌‌に類似した、極めて現実感の強い主観的体験を生み出すことを示している。

これらの事例は、意識変容状態での体験が、いかに主観的に強力な現実感を持つか、そして同時に、客観的な証拠としての価値を評価することがいかに困難であるかを浮き彫りにしている。本人が真実であると確信していることと、その証言が客観的な事実を反映していることは、全く別の問題なのである。

2.3. 個人的信念と先入観のフィルター

人間は、世界をありのままに認識しているわけではない。認知心理学が示すように、我々は常に既存の知識、文化、個人的な信念、そして期待といった認知的な「フィルター」を通して情報を解釈している。このプロセスは、曖昧で説明のつかない現象に直面した際に特に顕著に働き、目撃証言は純粋な事実の記録ではなく、個人の信念体系によって強く着色された「解釈」となる。

バンフォース氏が提唱する「スペクトラム」という概念は、この点を的確に捉えている。彼は、超常現象は「通常は我々自身の先入観やステレオタイプに合致する」形で現れる傾向があると述べており (01:33:45)、現象そのものが、観察者の解釈の枠組みに合わせてその姿を変える可能性を示唆している。

チャーチ氏が提示した「空の緑色の光」の例 (01:36:36) は、この概念を具体的に示している。この事例は、目撃証言が客観的な現象そのものよりも、証言者の‌‌認識論的枠組み（epistemological framework）‌‌をより多く明らかにすることを示唆している。

物理学者は、それを大気中のプラズマ現象や、電磁的な同位体の衝突として記述するだろう。
哲学者は、それを意識の現れや、異なる次元からの干渉として解釈するかもしれない。
宗教家や土着文化の継承者は、それを神の啓示や、精霊の顕現として語るだろう。

このように、目撃された「事実」は一つであっても、それを記述するための言語と概念体系が異なるため、結果として全く異なる「証言」が生み出される。このことは、超常現象の目撃証言が、観察された出来事そのものよりも、観察者の内的世界（信念、知識、文化）を色濃く反映している可能性が高いことを示している。証言は、客観的な現象の記録というよりも、主観的な意味づけの産物なのである。

3. 証言の変容と矛盾に関するケーススタディ：1968年のUFO目撃事件

単一の出来事に関する目撃証言であっても、時間の経過や複数の証言者の介在、さらにはメディアの報道といった外部要因によって、その内容は容易に変容し、矛盾をはらむことがある。この複雑なプロセスを具体的に検証するため、本セクションではバンフォース氏の父親が1968年に経験したUFO目撃事件をケーススタディとして取り上げ、詳細に分析する。この事例は、一個人の長期記憶の信頼性、メディアによる情報の歪曲、そして共同証言者間の証言の不一致といった、目撃証言が抱える多層的な問題を鮮明に示している。

3.1. 出来事の概要と初期証言

1968年、ペンシルベニア州ヨーク郡において、当時若者であったバンフォース氏の父親は、友人ティムと共に車で丘の上にいた際、特異な飛行物体を目撃した。夜8時から9時頃、丘の上空に一つの物体が静かに上昇してきたという。

父親による初期の証言は、以下の具体的な描写を含んでいる (01:08:12)。

形状: 「葉巻型 (cigar-shaped)」
光源: 物体の「両端に2つのライト」があり、その光によって形状が照らし出されていた。
音: 完全に「無音 (completely silent)」であった。

彼らはこの物体が森の中へ降下していくのを目撃し、強烈な恐怖を感じてその場から逃走した。この初期証言は、具体的かつ鮮明な特徴を持っており、体験の核心部分を形成している。

3.2. 記憶の信頼性とメディアによる歪曲

目撃証言は、記憶が‌‌再構成的なプロセス（reconstructive process）‌‌であるという認知心理学の基本原則を体現している。記憶は固定された記録ではなく、想起のたびに再構築され、外部情報によって影響を受ける。

この事件では、父親の直接の記憶と新聞記事の間に明確な相違が見られる。父親は一貫して物体を「葉巻型」と描写していたにもかかわらず、地元の新聞『Sunday News』は、「目撃者たちは物体を『空飛ぶ円盤 (flying saucers)』と呼んだ」と記述した (01:09:48)。これは‌‌事後情報効果（post-event information effect）‌‌の一例であり、メディアが用いた一般的でステレオタイプ的な表現が、後の記憶に影響を与え、本来の知覚を歪曲させる可能性を示唆している。

一方で、父親の記憶の信頼性については、安定性と不完全さという両側面が確認できる。バンフォース氏によれば、父親は「何年も経ってから全く同じように話す」ため、記憶の核心部分は非常に安定している (01:14:34)。しかし、父親自身も「覚えていないことは作り話はしない」と認め (01:14:58)、詳細の欠落を自覚している。これは、長期記憶が重要な要点は保持しつつも、細部が失われ、外部情報によって変容しやすい性質を持つことを示している。

3.3. 共同証言者の否認と知覚の個人差

複数の証言者が存在する場合でも、証言の一貫性が保証されるわけではない。この事件では、証言の客観性を揺るがす2つの重大な矛盾点が浮上した。

共同証言者による証言の撤回: 当初、新聞社に情報を提供したのは友人のティムであったが、彼は後にUFO目撃体験そのものを「決して起こらなかった (it never took place)」と全面的に否定し始めた (01:13:20)。この態度の変化は、複数の心理学的メカニズムによって説明可能である。社会からの嘲笑を恐れ、常識的な自己像を維持するために、異常な体験の記憶を否定する‌‌認知的不協和（cognitive dissonance）の解消。あるいは、体験のトラウマから自身を保護するための記憶の抑圧（memory repression）‌‌といった防衛機制が働いた可能性が考えられる。
極端な知覚の個人差: UFO目撃後、情報提供者の家を訪問した際、父親だけがその家族全員の目が「白目がなく完全に黒い (completely black)」と認識した (01:12:34)。しかし、同席した友人たちはそのことに気づかなかった (01:13:04)。この知覚の著しい不一致は、UFO遭遇という強烈な体験による‌‌極度のストレス下における知覚の歪み（perceptual distortion under duress）が父親にのみ生じた可能性を示唆する。あるいは、奇妙な遭遇を予期することで、実際に奇妙な特徴を知覚してしまう一種のノセボ効果（nocebo effect）‌‌も考えられる。

これらの矛盾点は、目撃証言が単純な事実の反映ではなく、社会的圧力、心理的防衛機制、そして極端な知覚の個人差といった複数の要因が複雑に絡み合った産物であることを示している。

4. 超常現象調査における方法論的考察

これまでの分析で明らかになったように、超常現象の目撃証言は、証言者の内的要因や記憶の不確実性によって大きく左右される、極めて繊細なデータである。したがって、これらの証言を扱う際には、単に物語として受け入れるのではなく、厳格な調査方法論と客観的な視点を持つことが不可欠となる。本セクションでは、信頼性の高い情報を収集し、適切に評価するための具体的なアプローチについて論じる。

4.1. 懐疑的アプローチと自然的説明の排除

超常現象調査の第一歩は、その現象が既知の自然的・人為的な原因で説明可能かどうかを徹底的に検証することである。バンフォース氏が調査哲学として掲げる原則は、このアプローチの重要性を的確に示している。

「我々は全ての自然な事象、全ての通常の事象を排除しなければならない (We have to eliminate all of the natural things. All of the normal explanations.)」(01:22:03)

安易に超常的な結論に飛びつくのではなく、誤認、錯覚、あるいは既知の物理法則で説明できる可能性を一つひとつ吟味し、排除していくプロセスこそが、調査の客観性を担保する。この懐疑的アプローチは、証言者自身にも影響を与える。父親の事例では、UFOが降下したと思われる森で物理的な証拠が何も見つからなかった際、父親自身が「これは起こらなかったのかもしれない」と考え始めたという (01:18:55)。このエピソードは、物理的証拠の有無が、体験者自身の確信度さえも左右する重要な要素であることを示している。

4.2. 証言者への聞き取りと検証可能性

証言者から正確かつ歪みのない情報を引き出すためには、慎重な聞き取り技術が求められる。バンフォース氏のアプローチは、この二面性を示している。彼は、信頼性を評価するために「しらふでしたか？ (Were you sober?)」といった直接的な質問を投げかける (01:19:13)。その一方で、彼は「判断を保留し、ただ話させる (put your judgment on hold... and just let them tell their story)」という非審判的な態度も重視する (01:47:49)。この姿勢は、証言者がプレッシャーを感じることなく自由に語ることを促し、より豊かな情報を引き出すことに繋がる。

さらに、調査の透明性と再現性を確保するためには、学術研究における検証可能性の原則を適用することが重要である。バンフォース氏は、特にUFOの分野における偽情報や誤情報をなくすため、情報源の氏名を公表し、他の研究者がその情報を追跡調査できるようにすべきだと強く主張している (01:29:41, 01:31:50)。情報をオープンにし、第三者による検証を可能にすることこそが、この分野を健全に発展させるための鍵となる。

4.3. 調査対象の転換：「現象」から「体験者」へ

超常現象の物理的な証拠を捉えることは、その性質上、極めて困難である。現象は自発的であり、実験室で再現することはできない。この現実を踏まえ、バンフォース氏は調査の焦点を根本的に転換することを提言している。

「我々が本当に研究する必要があるのは、体験そのものではなく、むしろ体験者である (it's more the experiencer that we really need to study)」(01:39:11)

この視点の転換は、証明不可能な「現象」の真偽を追い求めることから、観察可能な「体験者」の心理的・社会的変化を分析することへと調査の軸足を移すことを意味する。重要な問いは「何が起こったのか？」から、「その体験は、個人にどのような影響を与えたのか？」へとシフトする。バンフォース氏が指摘するように、このアプローチによって、体験が「どのように彼らを定義し、彼らの視点を変え、彼らのパラダイムを再形成しているのか」を理解することが可能になる (01:39:11)。

この方法論は、超常現象研究を、物理学の領域から、心理学、社会学、人類学の領域へと引き寄せるものである。現象の客観的実在を証明できなくとも、その「体験」が個人の人生観や世界観に与える深遠な影響を分析することには、大きな学術的価値が存在する。この人間中心のアプローチこそが、本稿が目指す結論へと繋がる道筋を示すものである。

5. 結論

本稿は、超常現象の目撃証言が、証言者の心理状態、生理的条件、そして認知的バイアスによって著しく影響を受ける、極めて主観的なデータであることを論証してきた。バンフォース氏の父親の事例は、記憶の再構成プロセス、事後情報効果、そして共同証言者間の矛盾といった、証言が内包する多層的な脆弱性を浮き彫りにした。これらの要因は、たとえ証言者が誠実であっても、証言の客観的信頼性を大きく損なう可能性を明確に示している。

本稿の中心的結論は、目撃証言は体験者にとっては紛れもない主観的「現実」であるが、客観的証拠としての科学的価値は限定的である、というものである。したがって、これらの証言の取り扱いには、自然的説明を徹底的に排除する懐疑的アプローチと、証言者の内的状態を考慮に入れる厳格な調査方法論が不可欠である。

最終的に、今後の超常現象研究が学術的正当性を獲得するためには、方法論的な進化が不可欠である。現象そのものの物理的証明を追求する従来のアプローチは、再現性の欠如という根本的な壁に直面している。本稿は、バンフォース氏の提言に沿い、調査の焦点を「現象」から「体験者」へと転換することが、方法論として必然的な次の一歩であると結論付ける。体験が個人の心理、世界観、そして行動にどのような変容をもたらすのかを探求することは、超常現象の真偽を超越し、人間の意識、信念形成、そして物語の本質を理解するための、より実りある学術的探求の道を開くであろう。

ケーススタディ分析：1968年ペンシルベニア州ヨーク郡UFO事件と高奇妙性遭遇

1. 序論

本ケーススタディは、1968年にペンシルベニア州ヨーク郡で発生したとされるUFO目撃事件と、それに続く特異な家族との遭遇という二つの連鎖的な出来事について、詳細な分析を行うものである。本件の分析における主要な情報源は、直接の目撃者ではなく、その息子である超常現象研究者ジャスティン・バンフォース氏がポッドキャストで語った、父から受け継がれた家族の物語である。したがって、本稿の核心的な問いは「目撃者は何を体験したか」だけでなく、「その体験は目撃者とその家族によって、どのように保存され、解釈され、伝承されてきたか」という点にある。客観的な視点から証言の信頼性、物理的証拠の欠如、関係者の心理的影響を掘り下げ、超常現象調査における証言（特に第二世代の証言）の検証が持つ課題と重要性を探求することを目的とする。まず、事件の具体的な時系列を概説することから始める。

2. 事件の概要：UFO目撃

この事件の第一段階は、夜空に現れた未確認飛行物体の目撃から始まる。このセクションでは、報告された現象に関する客観的な事実と、目撃者が即座に取った反応に焦点を当て、バンフォース氏によって語られた内容を時系列に沿って整理する。

2.1. 目撃の詳細

ジャスティン・バンフォース氏の父親とその友人によって報告されたUFO目撃の状況は、以下の通りである。

日時: 1968年頃、夜8時から9時の間
場所: ペンシルベニア州ヨーク郡のとある丘の上
目撃者: ジャスティン・バンフォース氏の父親とその友人ティム
物体の特徴: 葉巻型で、両端に点滅しないオレンジ色と白色のライトが1つずつ常時点灯していた。完全に無音であった。
物体の動き: 丘の上から静かに上昇し、森の上を通過して森の中へと降下していった。

2.2. 目撃後の行動と物理的証拠の調査

物体が森の中へ消えた直後、目撃者たちは「強烈な恐怖」に襲われ、その場からすぐに車で立ち去った。父親が車の窓を開けて無音であることを確認した行動は、彼らが単なる受動的な観察者ではなく、現象を能動的に調査しようとしたことを示唆している。

翌日、彼らは冷静さを取り戻し、何が起こったのかを確認するために再び森へ向かった。物体が降下したと思われる場所を中心に物理的な証拠を探したが、着陸痕や燃え跡といった痕跡証拠は何も発見できなかった。この物理的証拠の不在は、本件の客観的な検証を初期段階から困難にした重要な要因である。

2.3. メディアによる報道

この個人的な目撃体験が公の記録となった背景には、偶然の要素があった。

目撃者の一人であるティムは、地元ヨーク郡の新聞「サンデー・ニュース」でパートタイムの記者として働いていた。
ティムがこの体験を編集長に報告した結果、その証言は記事として掲載されることになった。
掲載された記事には、「過去2週間でヨーク郡の2つの異なる地区で7人がUFOを目撃した」という情報も含まれており、この目撃が孤立したものではなかった可能性を示唆している。

一方で、この記事には証言の解釈における重要な点が見られる。新聞は目撃された物体を「空飛ぶ円盤（flying saucers）」と表現したが、父親の証言は一貫して‌‌「葉巻型（cigar-shaped）」‌‌であった。これは典型的な「メディア・フレーミング」あるいは「物語の定型化」の一例と見なすことができる。すなわち、特異な報告（葉巻型）が、より一般的で広く認知された原型（円盤型）に合うように再形成されるプロセスを示唆している。

この新聞報道が、事件を全く新しい、より奇妙な段階へと進展させる引き金となった。

3. 奇妙な家族との遭遇

新聞報道をきっかけとして、事件は第二段階へと移行する。これは、UFO研究の分野で「高奇妙性（High Strangeness）」と呼ばれる、非現実的で検証が極めて困難な要素を伴う遭遇体験である。このセクションでは、比較的一般的なUFO目撃という現象が、いかにして特異で個人的な超常的体験へと発展したかを分析する。

3.1. 接触の経緯

新聞記事が掲載された後、目撃者の一人であるティムのもとに、ハノーバー在住と名乗る家族から「UFOに関する追加情報がある」という一本の電話が入った。この申し出を受け、ティム、バンフォース氏の父親、そして父親のガールフレンドであったケイの3人は、情報提供者の家を訪れることを決めた。これが、この事件における最も不可解な遭遇の始まりであった。

3.2. 家族の特異な特徴

父親の記憶によれば、その家族にはいくつかの顕著な身体的・行動的特徴があった。

構成員: 若く見える夫婦と、10代前半と思われる子供2人の4人家族。
外見の共通点: 家族全員が非常に背が高く、同じ黒髪で、異常に青白い肌をしていた。父親は、彼らが「不気味なほど互いに似ていた」と証言している。
住居の矛盾: これほど背の高い家族が住んでいるにもかかわらず、家自体は不自然なほど「非常に小さな家」であったと記憶されている。

3.3. 提示された「証拠」

家族は、目撃者たちに対して2種類の特異な「証拠」を提示した。父親が当初は懐疑的であったことが、その後の観察の衝撃を際立たせている。

UFOの写真: 2、3冊の大きな写真アルバムには、UFOを含む航空写真や編隊を組んで飛行するUFO群の写真が大量に収められていた。この「UFOを含む航空写真」という表現は、それが公式、おそらくは軍事的な起源を持つものであるかのような印象を強める。写真の一部には‌‌「機密（classified）」‌‌というスタンプが押されており、父親は「ペンタゴンの関係者でもなければアクセスできない情報だ」と感じた。
宇宙人の写真: ヒューマノイド型の存在を写した写真も含まれていた。特に父親が鮮明に記憶しているのは、古代ローマの皇帝が着けていたような‌‌「月桂冠」‌‌を被った金髪の男性の写真である。

ジャスティン・バンフォース氏によれば、これらの写真を見せられている間、父親はあまりの馬鹿馬鹿しさに「これは手の込んだ悪戯に違いない。からかわれているんだ」と考え始めたという。この懐疑的な精神状態が、次に起こる発見の衝撃を増幅させることになる。

3.4. 決定的な異常性の観察

この遭遇体験の中で、最も奇妙で決定的な異常性は、父親が観察した家族の身体的特徴にある。彼は、家族全員の目が‌‌「白目がなく、完全に黒い」‌‌ことに気づいた。

この観察の特異性は、同行していたティムとケイがその異常に全く気づかなかったという事実によって一層際立つ。遭遇後、父親が二人に目のことを尋ねると、彼らは「気づかなかった」と答えた。この証言の相違は、体験が個人の知覚や心理状態に強く依存する主観的なものである可能性を示唆しており、本ケーススタディにおける重要な論点となる。

この不可解な遭遇は、関係者のその後の行動と心理に大きな影響を与えることになった。

4. 総合分析

本ケーススタディの核心として、これまでに提示された事実を多角的に分析する。ここでは、証言の分岐、証拠のパラドックス、そして高奇妙性要素の解釈という3つの主要なテーマに焦点を当てる。これらの分析を通じて、UFO現象やそれに付随する高奇妙性体験の調査が直面する本質的な課題を浮き彫りにする。

4.1. 証言の分岐：一貫した記憶と完全なる否認

本件では、二人の主要な目撃者の証言が、時間の経過とともに対照的な道を辿っている。

彼の息子ジャスティン・バンフォース氏によれば、父親の語る物語は、事件から数十年が経過した現在に至るまで、細部にわたって驚くほど一貫している。父親は自らの記憶の限界を認め、その誠実な姿勢は息子のバンフォース氏が伝える次の言葉に集約されている。「いいかい、覚えていないこともある。思い出せないこともある。それをでっち上げるつもりはない。だが、これが私が覚えていることだ」。この長期にわたる証言の安定性は、彼の体験が彼自身にとって確固たる記憶であることを示している。

対照的に、もう一人の目撃者であり、新聞記事を掲載するきっかけを作ったティムは、遭遇から約1年後、UFO目撃そのものを‌‌「全くなかったことだ」‌‌と完全に否定し始めた。この否認の背後にある心理を考察すると、単なる記憶違い以上のものが示唆される。謎の家族との遭遇が持つ極度の奇妙さと検証不可能性（機密写真、黒い目など）が、ティムに深刻な認知的不協和を引き起こした可能性がある。あまりに非現実的な体験に直面した結果、彼はより「信じやすい」当初のUFO目撃も含め、出来事の全SEQUENCEを心理的に否定する方が容易だと判断したのかもしれない。その場合、新聞記事は事件の証拠ではなく、彼が逃れたいと願う共有された妄想の記録となってしまう。

4.2. 証拠のパラドックス：物理的証拠の不在と検証不可能な主観的証拠

この事件における「証拠」は、根本的なパラドックスを提示している。

第一に、UFOが目撃され、降下したとされる現場には、いかなる物理的証拠も存在しなかった。これにより、事件の立証は完全に目撃者の証言に依存する形となり、客観的な科学的検証の道を閉ざしている。

第二に、謎の家族が提示した写真アルバムという「証拠」は、その場で検証することも、後日追跡調査することも不可能な、状況証拠としても極めて脆弱なものであった。この「見せられただけの証拠」は、体験の信憑性を補強するどころか、物語全体をさらに非現実的な領域へと引き込み、客観的評価を一層困難にしている。この二つの側面は、超常現象の事例で頻繁に見られる「証拠の不在」と「検証不可能な証拠の提示」という典型的なパターンを形成している。

4.3. 高奇妙性（High Strangeness）要素の考察

背の高い家族、黒い目、機密写真、月桂冠を被った宇宙人といった要素は、UFO研究における「高奇妙性」の典型例である。これらの要素は、単純な未確認飛行物体の目撃談を、より複雑で象徴的な、神話に近い超常現象の物語へと昇華させている。

これらの要素の機能について考察することは重要である。それらは単なる奇妙な詳細ではなく、象徴的な原型として機能している可能性がある。例えば、「月桂冠」は古代の権威や神性を連想させ、「機密」文書は政府や権力機関が持つ秘密の知識を想起させる。これらのディテールは、文字通りの事実というより、体験者が現実を揺るがすような出来事を、自らの文化的なシンボルを通して理解し、意味づけしようとする試みの表れであるかもしれない。

特に、父親だけが家族の「黒い目」を認識したという点は、体験が個人の知覚や心理状態に深く根差している可能性を強く示唆している。この種の体験は、客観的な外部の出来事の記録というよりも、体験者の内面世界と不可分に結びついた、主観的な現実の現出として解釈する必要があるかもしれない。

5. 結論

本ケーススタディで分析した1968年のペンシルベニア州ヨーク郡の事件は、息子によって語り継がれた家族の物語として、超常現象調査の複雑さを浮き彫りにする。葉巻型UFOの目撃という比較的一貫性のある報告から始まりながらも、物理的証拠の完全な欠如と、検証不可能な高奇妙性要素の介入によって、客観的真実の探求は極めて困難なものとなった。

この事例は、超常現象調査において、証言の誠実さと客観的真実性を混同することの危険性を強く警告している。父親の証言の一貫性は、彼がその体験を真実として記憶していることを示唆するが、それは必ずしも出来事の客観性を保証するものではない。最も説得力のある超常現象の物語の多くは、しばしばこのような認識論的なグレーゾーンに存在し、証明も反証も不可能である。したがって、研究者の第一の責務は、性急な肯定や否定ではなく、不可能を体験した人間の経験そのものを、その複雑さ、矛盾、象徴的な豊かさを含めて、丹念に記録し分析することにある。本件は、そのための格好の事例と言えるだろう。

葉巻型UFOと黒い目の家族：1960年代、父が体験した戦慄の一夜

序章：始まりは、見慣れない一本道から

この物語は、ポッドキャストの語り手であるジャスティン・バンフォースの父が、その胸の内に今もなお生々しく刻みつけている一夜の記録である。

時は1968年、ペンシルベニア州ヨーク郡。超常現象などとは全く無縁の、ごく普通の若者であった父は、友人ティムと学校からの帰り道をドライブしていた。ありふれた日常の風景の中、父の目にふと、これまで一度も通ったことのない一本道が映った。その先には、なだらかな丘が静かに横たわっている。

「なあティム、あの道を入ってみないか？あの丘の上なら、仲間と集まってパーティーをするのにいい場所かもしれない」

若者らしい何気ない好奇心だった。二人はハンドルを切り、その未知の丘へと車を走らせた。このささやかな寄り道が、父の人生観を根底から揺るがす、戦慄の出来事の幕開けになるとは、知る由もなかった。

1. 丘の上の静かなる目撃者

丘の頂上に車を停め、眼下に広がる夜景を眺めていた二人。だが、そのありふれた若者の時間は、突如として破られた。夜8時から9時頃、何の予兆もなく、一つの物体が丘の向こうから音もなく姿を現したのだ。それは夜の闇から滲み出るように、静かに、そしてゆっくりと上昇してきた。

ヘリコプターかと思った父は、窓を開けて耳を澄ませたが、聞こえるのは風の音だけだった。その物体の姿は、およそこの世のものとは思えない。

葉巻型で、両端にオレンジ色と白色の2つのライトが付いており、その光以外に機体の輪郭はほとんど見えなかった。

点滅することなく静かに輝く光を放ちながら、物体は二人の頭上を通過し、近くの森の上空でゆっくりと降下を始めた。まるで森の中に着陸しようとしているかのようだ。その光景を目にした瞬間、父とティムは理屈では説明できない「強烈な恐怖」に全身を貫かれた。本能的な危険信号だった。二人は言葉を交わすこともなく、エンジンをかけて猛スピードでその場から逃げ出した。

しかし、恐怖が過ぎ去った後、父の心には合理的な疑念が芽生えた。翌日、彼らは再び森へ足を運んだが、そこには着陸の痕跡はおろか、何一つ物理的な証拠は見当たらなかった。「もしかしたら、あれは幻だったのかもしれない」と、父は自らの体験を疑い始めていた。その個人的な恐怖と疑念は、やがて彼らの予想を超え、地域社会を巻き込む公の出来事へと発展していくことになる。

2. 地元紙が報じた「空飛ぶ円盤」

丘の上の恐怖がまだ肌に粟立つ翌日、事態を動かしたのは友人ティムであった。彼の行動が、父の個人的な体験に客観的な信憑性を与える、重要な転換点となったのである。

パートタイムで地元の日曜ニュース紙の記者をしていたティムは、編集長に自分たちの目撃談を報告。すると、驚くべき事実が明らかになった。

ティムの行動：ティムの報告を受けた編集長はこれを記事化し、二人の体験は活字となって公に報じられた。
他の目撃証言：新聞社の調査により、この記事が掲載されるまでの過去2週間で、ヨーク郡内の2つの異なる地域から、合計7人もの人々が同様の未確認飛行物体を目撃していたことが判明した。
描写の相違点：興味深いことに、新聞は他の目撃者が「空飛ぶ円盤（flying saucers）」を見たと報じた。しかし、父が目撃したのはあくまで「葉巻型の物体」だった。この描写の食い違いは、後に彼らが遭遇する、さらに深い謎への伏線となる。

この新聞記事は単なる証拠となるだけでなく、まるで磁石のように、父たちをさらに不可解で危険な出来事の中心へと引きずり込んでいくきっかけとなった。

3. 謎の家族からの電話

新聞記事が世に出た後、ティムの元に一本の奇妙な電話がかかってきた。電話の主は、近隣の町ハノーバーに住むという、見ず知らずの家族だった。

「新聞記事を読みました。私たちは、あのUFOについてもっと情報を持っています。もしよろしければ、家に来てお話ししませんか？」

その招待はあまりに唐突で、不可解だった。しかし、UFOの正体を知りたいという好奇心は、若者たちの警戒心を上回った。父は、当時付き合っていた恋人のケイも誘い、ティムと3人でその謎めいた家族の家へ向かうことを決意する。彼らの胸には、真実への期待と、正体不明の相手に対する漠然とした不安が入り混じっていた。

彼らがこれから足を踏み入れる家は、単なる情報交換の場ではなかった。そこは、常識が歪められ、現実と非現実の境界が曖昧になる、異様な空間だったのである。

4. 奇妙な家の、ありえない秘密

夜7時から8時頃、3人は指定された家に到着した。彼らを迎えたのは、若く見える夫婦と、10代前半の子供2人。その家で彼らが体験したのは、UFOそのものよりも遥かに恐ろしい、現実離れした光景だった。

4.1 不気味なほど似通った家族

一目見た瞬間から、父は異様な違和感を覚えていた。その家族は、およそ「家族」という言葉から連想される温かみとはかけ離れた、無機質な印象を放っていた。そして、その家自体も奇妙な矛盾をはらんでいた。

全員が非常に背が高い
不気味なほど互いに容姿が似ている
同じ色の黒髪
異常に青白い肌

これほど長身の一家が、不釣り合いなほど小さな家に住んでいる。その事実が、言い知れぬ不気味さを醸し出していた。

4.2 「機密」と記されたUFO写真

家に招き入れられた3人は、ダイニングテーブルで数冊の大きな写真アルバムを見せられた。そこに収められていたのは、驚くべき写真の数々だった。アルバムには、編隊を組んで飛行するUFOの航空写真など、素人が撮影できるはずのないものが大量に収められていた。

さらに父を困惑させたのは、いくつかの写真に‌‌「classified（機密）」‌‌と記されていたことだ。国防総省の関係者でなければ目にできないであろうその文字を見て、父の心に疑念が芽生え始めた。そして一家が見せてきた次の写真は、その疑念を確信へと変えた。それは、人間に似た異星人の写真だという。中でも父が鮮明に覚えているのは、ブロンドの髪を持ち、古代ローマの皇帝が被るような月桂冠を頭に乗せた男の姿だった。

そのあまりの荒唐無稽さに、父は「これは手の込んだデマに違いない」と心の中で結論づけた。この家族は、自分たちをからかっているのだと。

4.3 戦慄の発見：黒一色の瞳

家族が見せる常軌を逸した写真の数々。父が「馬鹿げている」と半ば呆れ始めたその時、彼はその家族の最も恐ろしい特徴に気づいてしまった。それは、彼らの「目」だった。

嘲笑う気持ちで何気なく彼らの顔に視線をやった瞬間、父は息を呑んだ。一家全員の目が、白目の部分まで含めて、完全に真っ黒なのだ。光を一切反射しない、底なしの闇のような瞳。そこには、人間が持つべき感情の光は一切宿っていなかった。先程までの「デマだ」という確信は、一瞬にして氷のような恐怖へと変わった。

この戦慄の発見は、父を恐怖のどん底に突き落とした。後日、父がティムとケイにそのことを尋ねると、二人は「全く気づかなかった」と答えたという。なぜ自分だけが気づいたのか？この家族は一体何者なのか？混乱と恐怖の中で、父が唯一考えられたのは、「一刻も早くこの家から出なければならない」ということだけだった。

5. 消された記憶と、壊れた友情

謎の家での体験は、3人の関係にも深い影を落とした。家を出る際、家族はティムに「また来たければ、いつでもどうぞ」と再訪を促したが、父は二度と彼らと関わりたくないと強く心に誓っていた。

事件から約1年が過ぎた頃、ティムの態度は一変する。彼はUFOを目撃したこと、新聞に記事が載ったこと、そしてあの奇妙な家族を訪問したこと、そのすべてを‌‌「そんなことは一切なかった」‌‌と完全に否定し始めたのだ。共に恐怖を分かち合ったはずの友人の裏切りともいえる態度に、父は激しい怒りと深い孤独感を覚えた。友人の記憶はなぜ消されたのか、あるいは自ら封印したのか。ティムの不可解な豹変は、この事件が決して単純なUFO目撃談ではなかったことを物語っている。

結び：父の胸に刻まれた、色褪せない物語

ジャスティン・バンフォースが語るこの物語は、単なる過去の怪談ではない。父にとって、それは今もなお生々しく心に刻まれた真実である。

驚くべきことに、父はこの話を何十年経った今でも、細部に至るまで全く同じ内容で語り続けるという。記憶が曖昧な部分は正直に「覚えていない」と認め、決して作り話をすることはない。しかし、丘の上で見た葉巻型の物体、不気味な家族の容姿、そして何よりもあの‌‌「真っ黒な瞳」‌‌については、決して揺らぐことがないのだ。

この体験が父に与えた衝撃は計り知れない。それは友情を壊し、彼の記憶に決して消えることのない謎を刻みつけた。この物語は、我々に問いかける。あの日、あの場所で、一体何が起こったのか。そして真実とは、時に信じがたいほどの異様な姿で我々の前に現れるのかもしれないと。

研究への動機/個人的な経験

「超常現象のスペクトラム」の文脈における研究への動機と個人的経験

Justin Bamforth氏の著書『The Spectrum（スペクトラム）』は、超常現象全般を包括的に捉えるための「包括的な用語（catch-all term）」としてこの概念を用いています。氏は、UFO、幽霊（ゴースト）、ビッグフット（クリプティッド）などの異なる現象はすべて関連しており、重複し、共通点があるため、研究者は協力してデータを共有する必要があると主張しています。

このような広範な研究アプローチを追求する彼の動機は、深い個人的経験に根差しています。

1. 研究への動機：現象が人を選ぶ

Bamforth氏によると、超常現象の分野に足を踏み入れる人々の多くは、‌‌自ら選んで入るのではなく、「現象が私たちを選ぶ傾向にある」‌‌という点に聴衆は共感できるだろうと述べています。

‌‌個人的なきっかけ:‌‌ 彼自身も幼少期に、この現象によって引き込まれた一人です。
‌‌初期の経験:‌‌ 彼は、当初「お化け屋敷」だと思っていた家で育ちました。しかし、現在の知識から振り返ると、それは当時のエネルギー、特に‌‌両親の離婚という好ましくない時期‌‌に引き起こされた「憑かれた経験（haunted experience）」であり、いくらかのネガティブなエネルギーが具現化したものだったと考えています。
‌‌研究への移行:‌‌ この経験の後、彼はこの話題に非常に興味を持ち、もっと読みたい、同様の経験をした人がいるか知りたいと強く思いました。その結果、「一つのウサギの穴が別の穴につながる」ように、彼は独立した研究者および調査員となり、多くの超常現象グループと協力するようになりました。

2. 個人的な経験の詳細

Bamforth氏の研究への動機を深めた個人的経験は、彼自身の経験と、家族の経験という二つの側面から語られています。

A. 父親のUFO遭遇と「奇妙な人々」との面会 (Men in Blackの示唆)

彼の両親は超常現象に熱心ではありませんでしたが、彼らが固く信じる自身の経験を共有しました。

‌‌UFO目撃:‌‌ 父親は1960年代（およそ1968年頃）にペンシルベニア州ヨーク郡でUFOを目撃しました。それは、両端に二つのライトを持つ葉巻型（cigar-shaped）の物体で、完全に無音で丘の上に出現し、森の中へ下降していきました。その場にいた父親と友人のティムは強烈な恐怖に襲われました。
‌‌新聞記事と追跡:‌‌ この目撃談は地元の新聞（Sunday News）に掲載され、その記事をきっかけに、ヨーク郡のハノーバーに住むある家族からティムに連絡がありました。
‌‌奇妙な家族との遭遇:‌‌ 父親、ティム、そして父親のガールフレンドの3人は、情報を求めてその家族の家を訪れました。
- 家族全員（夫婦と10代の子供2人）は「不気味なほど似て」おり、‌‌非常に背が高く、同じ濃い黒髪で、異様に青白い肌‌‌をしていました。これは「奇妙な人々（strange people）」やメン・イン・ブラック（Men in Black）の共通点として認識されています。
- この家族は、父親たちに大量のUFO写真（空中写真や、中には「Classified（機密）」と書かれたものも含む）や、ヒューマノイドに似た異星人の写真を見せました。
- さらに奇妙だったのは、父親だけが気付いたことですが、‌‌家族全員の眼球が、白目の部分も含めて完全に真っ黒だった‌‌ということです。
- 後に、ティムはこのUFO経験全体を否定し、話したがらなくなりました。しかし、父親は子どもの頃のBamforth氏にこの話を詳細に語り続け、その詳細は変わっていません。

B. 自身の「共有された予感（Shared Premonitions）」とタイムスリップの可能性

Bamforth氏は、自身が経験した、簡単に否定できないいくつかの経験を「スペクトラム」の中で記録しています。

‌‌共有された予感:‌‌ ケーブル会社のコールセンターでひどくストレスを感じていた際、突如として‌‌「自分の車がぶつけられる」‌‌という圧倒的な恐怖と予感に襲われました。その直後、別の顧客が駆け込んできて、自分の車をぶつけてしまったと告げましたが、その車種はBamforth氏の車ではありませんでした。
- 彼は、この経験を通して、ストレスを感じている精神状態が、何らかの現象を「解き放ち、引き起こした」可能性があるのかと疑問を呈しており、‌‌ストレスが現象発生の不可欠な要素である‌‌ことを他の経験者とのインタビューで確認しています。この予感は彼自身のものであったが、結果として「他の誰かのためのもの」だったのかもしれないという点で奇妙だと述べています。
‌‌タイムスリップ/幽霊:‌‌ 彼は以前住んでいたベン・セイラムの地域で、他にも奇妙な体験をしていました。ある食料品店で、すれ違った夫婦が彼を知っているかのような「知っているような（knowing）」視線を投げかけてきました。彼は一旦その場を離れてから同じ通路に戻ったところ、全く同じ場所で全く同じカップルが同じ視線を送るのを目撃しました。
- 数年後、その食料品店の夜間管理者が、その特定の通路が棚からパンが飛んだり、声が聞こえたり、人が消えたりするなど、多くの超常現象が起こる「‌‌お化けの通路‌‌」として知られていることをBamforth氏に伝えました。彼は、これがタイムスリップだったのか、単なる幽霊（apparitions）の体験だったのか、どのように分類すべきか悩んでいます。

3. 「スペクトラム」の文脈における研究の方向性

これらの個人的な経験に基づき、Bamforth氏は超常現象の研究に対する哲学を展開しています。

彼は、現象は一つの場所から発していると考え、それが私たちの「先入観」や「ステレオタイプ」に合わせて異なった形、サイズ、形態をとって現れると見ています。これは、私たちがそれを認識できるように形を変えている、聖書的な「神現（theophany）」の概念に似ていると説明しています。
重要な点は、現象を測定したり、制御された環境下で再現したりすることは不可能であるため、研究の焦点を変えるべきだということです。
‌‌「スペクトラム」研究の核心:‌‌ 彼は、‌‌経験そのものよりも、経験者‌‌に焦点を当てるべきだと考えています。超常現象が「いかに経験者を定義し、彼らの視点を変え、パラダイムを再構築しているか」を追跡し、目撃者が安心して体験を共有できる関係を築くことが重要であるとしています。
また、氏は情報共有の重要性を強く主張しており、特にUFO関連のトピックについては、多くの偽情報があるため、目撃者が公に語る場合は‌‌氏名を公開して‌‌（コラボレーションのために）情報を追跡できるようにすべきだと述べています。

‌‌まとめの比喩：‌‌

Justin Bamforth氏が「超常現象のスペクトラム」という枠組みで研究する動機は、まるで‌‌様々な色調を持つオーケストラ‌‌のようです。個々の楽器（彼の幼少期の怪奇体験、父親のUFO/MIB体験、自身の予感やタイムスリップの経験）は、それぞれ異なる音色と物語を持っていますが、彼にとって、これらはすべて一つの指揮者（現象の根本的な源）によって統率された、一つの壮大な音楽（スペクトラム）の異なる現れとして響き合っているのです。彼の研究は、個々の音を聞くだけでなく、その音楽が聴衆（経験者）の心にどのような影響を与えているかを理解することを目指しています。

父親の UFO および「奇妙な人々」との遭遇

Justin Bamforth氏の考察する「超常現象のスペクトラム (The Spectrum)」のより大きな文脈において、彼の‌‌父親のUFOおよび「奇妙な人々」との遭遇‌‌は、現象が多様な形で現れながらも根底で繋がっているという彼の研究の核となる動機と論理的根拠を提供しています。

以下に、資料に基づいた父親の遭遇の詳細と、それが「スペクトラム」という概念にどのように関連付けられているかを説明します。

1. UFO目撃の詳細（1968年頃）

Bamforth氏の父親は、もともと超常現象に熱心ではありませんでしたが、この経験については固く信じ続けています。

‌‌時期と場所:‌‌ 1960年代、およそ‌‌1968年頃‌‌に、ペンシルベニア州‌‌ヨーク郡‌‌で友人のティム氏と共に遭遇しました。
‌‌目撃状況:‌‌ 夜の8時か9時頃、彼らが丘の上に車を停めていると、突如として丘の上空に物体が上昇し始めました。
‌‌物体の特徴:‌‌ 父親はそれを‌‌葉巻型（cigar-shaped）‌‌と表現しました。両端に二つのライトがあり、その光が物体の形状を照らしていました。ライトがなかったら物体そのものは見えなかっただろうと述べています。ライトは‌‌オレンジ色と白色‌‌で、脈動することなく常時点灯しており、‌‌完全に無音‌‌でした。
‌‌行動と反応:‌‌ 物体は非常にゆっくりと移動し、森の中へ下降していきました。父親とティム氏は、‌‌強烈な恐怖‌‌に襲われ、すぐにその場から逃げ去りました。
‌‌報道:‌‌ 翌日、パートタイムの記者だったティム氏が上司にこの話を伝え、目撃談は地元の‌‌Sunday News‌‌に掲載されました。記事には、同時期に同じ地域で他の7人も未確認飛行物体（UFO）を目撃していたことが記されていました。
‌‌物証の欠如:‌‌ 父親と友人は、報道前に森に戻り確認しましたが、物理的な証拠や痕跡は一切見つかりませんでした。

2. 「奇妙な人々」との遭遇 (Men in Blackの示唆)

UFO目撃に関する新聞記事が掲載された後、ティム氏は近隣のハノーバーに住むある家族から「UFOに関する情報を持っている」という電話を受けました。

‌‌訪問者:‌‌ 父親、ティム氏、そして父親のガールフレンド（ケイ）の3人が、夜間にその家族の家を訪問しました。
‌‌家族の外見:‌‌ 夫婦と10代前半の子供2人から成るその家族は、全員が‌‌「不気味なほど似て」‌‌おり、‌‌非常に背が高く、同じ濃い黒髪で、異様に青白い肌‌‌をしていました。これは、メン・イン・ブラック（MIB）や「奇妙な人々（strange people）」との遭遇でしばしば見られる共通点です。
‌‌奇妙な展示品:‌‌ 家族は父親たちをすぐにダイニングルームに通し、‌‌大量のUFO写真‌‌を見せました。中には、‌‌空中写真‌‌や「‌‌Classified（機密）‌‌」と書かれた写真もあり、父親は一般人がアクセスできる情報ではないと考えました。
‌‌ヒューマノイドの写真:‌‌ 家族はさらに、‌‌ヒューマノイド‌‌のように見える異星人の写真も見せました。父親は、金髪でシーザーが着用するような月桂冠を被った男性の写真を鮮明に覚えています。
‌‌完全に真っ黒な目:‌‌ 当初、父親はこれがいたずらやでっち上げ（hoax）ではないかと考えましたが、滞在中に‌‌さらに異様なこと‌‌に気づきました。それは、‌‌家族全員の眼球が、白目の部分も含めて完全に真っ黒だった‌‌ということです（白い部分が全くなく、黒一色だった）。
‌‌知覚の違い:‌‌ 父親が後に尋ねたところ、ティム氏とガールフレンドは誰もその黒い目に気づいていませんでした。Bamforth氏は、父親だけがこれに気づいたのは、彼が何らかの‌‌心理的な感覚（psychical sense）‌‌で現象を捉えることができたのかもしれないと推測しています。

3. その後の影響と「スペクトラム」の文脈

この経験は、Bamforth氏が超常現象の研究者になる強い動機となりました。

‌‌証言の否定:‌‌ 父親たちがその家を訪れてから約1年後、友人であったティム氏は‌‌UFOの経験全体を否定し始め‌‌、「何も起こらなかった」と言い張りました。ティム氏がその家族と再び会ったかは不明ですが、この証言の否定は父親を非常に苛立たせました。
‌‌父親の固い記憶:‌‌ Bamforth氏の父親は、この話を子供の頃の彼に語り、‌‌現在に至るまで全く同じ詳細で語り続けています‌‌。彼は、思い出せないことは作らないが、‌‌目、奇妙な家族、UFO経験‌‌ははっきりと記憶に残っていると述べています。Bamforth氏は、この経験が彼の父親を深く動揺させた（shook up）ことを強調しています。
‌‌スペクトラムとの関連:‌‌ Bamforth氏にとって、このエピソードは、UFO現象が単なる空中現象ではなく、‌‌ヒューマノイドとの遭遇や奇妙な人々‌‌といった異なる現象の領域と直接的に‌‌重複している‌‌ことを示す具体的な例です。彼は、超常現象が「一つ（の場所）」から発しており、人々の‌‌先入観やステレオタイプ‌‌に合わせて形を変えて現れると考えており、父親の体験（UFOからMIB的な遭遇へ移行）は、この多様な現象を包括的に扱う‌‌「スペクトラム」‌‌という用語の必要性を裏付けています。
‌‌研究への応用:‌‌ このような強烈な体験は、Bamforth氏が‌‌現象そのものではなく、「経験者」‌‌に焦点を当て、体験が彼らの視点やパラダイムをどのように変えたかを追跡すべきだという研究の方向性を固める根拠となっています。

現象の調査と課題

Justin Bamforth氏の提唱する「超常現象のスペクトラム (The Spectrum)」は、超常現象の多様な現れ（UFO、幽霊、クリプティッドなど）がすべて根底で繋がっているという考え方に基づいています。この包括的な文脈において、ソースは現象の‌‌調査方法‌‌と、それに伴う‌‌根本的な課題‌‌について、いくつかの重要な論点を提示しています。

1. 現象調査の哲学とアプローチ

Bamforth氏は、超常現象が単一の根源から発し、私たちの「先入観」や「ステレオタイプ」に合わせて、異なった形、サイズ、形態をとって現れていると考えています。この哲学に基づき、従来の調査方法では現象を捉えられないとし、研究の焦点を変える必要があると主張しています。

A. 共同研究とデータ共有の必要性

Bamforth氏は、超常現象の分野に携わる人々が協力することが不可欠であると強調しています。

ゴーストハンティンググループ、UFO研究者、ビッグフット（クリプティッド）研究者といった分野が‌‌「連携し、データを共有する」‌‌必要があるとしています。
現象には多くの‌‌重複と類似点‌‌があるため、協力することで「私たちが明らかにするものに驚く」可能性があると述べています。

B. 経験者への焦点移行

現象を従来の科学的手法で測定・制御することが不可能なため、調査の対象を現象そのものから‌‌経験者（experiencer）‌‌へと移行すべきだと主張しています。

重要な点は、現象が「どのように経験者を定義し、彼らの視点を変え、彼らのパラダイムを再構築しているか」を追跡することです。
Bamforth氏は、経験者が安心して体験を共有できるように、彼らと‌‌信頼関係を築く‌‌必要があると考えています。

C. パターンと類似点の探索

現象は非常に‌‌自発的‌‌に発生するものであり、制御された環境下で再現することはできないため、調査の鍵は‌‌パターン、類似点、共通点‌‌を見出すことにあると述べています。

2. 調査における根本的な課題と限界

超常現象の調査は、その現象の性質上、いくつもの深刻な課題に直面しています。

A. 測定と再現性の限界

‌‌非制御性:‌‌ この現象は「自らの条件と制御の下で作用している」ため、研究者がそれを完全に測定し、‌‌制御された環境下で再現する‌‌ことは不可能であるとBamforth氏は断言しています。
‌‌科学者のジレンマ:‌‌ 現象が私たちの現実や他の現実に織り込まれるように現れる性質を持つため、制御と再現を必要とする主流の科学者たちは「気が狂う」ことになります。

B. 言葉と認識の限界

Bamforth氏は、人類が現象を正確に描写するための‌‌適切な言葉を持っていない‌‌ことが大きな問題であると考えています。
同じ現象を見たとしても、物理学者、哲学者、宗教家など、見る人によって「まったく同じもの」を異なる言葉で表現し、説明することになります。この‌‌認識と描写の大きな違い‌‌がある中で、私たちは「本当に同じものを見ているのか」を知る術がないという課題があります。

C. 酩酊状態と精神疾患の除外（信頼性確保の課題）

現象の証言の信頼性を確保するため、調査員は目撃者に対して「通常の」説明を排除するよう努める必要があります。

‌‌飲酒・薬物の影響:‌‌ Bamforth氏は、目撃者に対して‌‌体験時にしらふであったか‌‌どうかを必ず尋ねています。もし薬物を使用していた場合、その報告は割り引かれなければならない（割引く必要がある）としています。
- 彼は、友人の体験で麻薬（パックに入ったマリファナ）が移動したという話を聞いた際、それが調査を進める上で妨げになるとして、一時的に調査を中断した例を挙げています。
‌‌精神疾患との境界線:‌‌ 精神疾患を患っている経験者が、同時に超常現象を経験しているケースもあり、‌‌「どこで線が始まり、どこで終わるのか」‌‌を見極めることが非常に困難になるという課題を指摘しています。

3. 情報の透明性と研究の課題

特にUFO関連のトピックについては、情報戦の課題が存在します。

A. 偽情報と情報源の明確化

UFOトピックにおいては‌‌「あまりにも多くの偽情報、誤情報」‌‌が出回っており、水を濁そうとする「われわれに知られていない勢力による意図」が存在するとBamforth氏は考えています。
彼は、他の研究者や調査員が情報を追跡できるように、UFOに関する話を公に共有する場合、目撃者には‌‌氏名を公表すること‌‌を求めています。
匿名の情報源（Shadowy source）や、公開を拒否する情報については、「それ以上は聞かない」という姿勢を示しており、協力するためには透明性が不可欠であると述べています。

B. 個人の守秘義務とのバランス

Bamforth氏は、UFO以外の主題については、信頼に基づいて秘密裏に共有された体験を公表しない選択肢も受け入れています。それは、彼がこれらの秘匿された話の中にも‌‌「パターンや類似点」‌‌を探しているからです。これは、現象を研究するためのデータ収集と、経験者のプライバシーを守る責任との間のバランスを示唆しています。

‌‌調査と課題についての比喩:‌‌

超常現象の調査は、まるで‌‌霧の中で編み物をしようとする‌‌ようなものです。霧（現象）は自発的かつ予測不可能に現れ（再現性がない）、しかもそれを編むための道具（適切な言葉や測定ツール）が完全には揃っていません。Bamforth氏のアプローチは、霧そのものを測定しようとするのを諦め、むしろその霧に触れた人々の服に付着した‌‌湿気のパターン（共通点や経験者の変容）‌‌を研究することで、霧の性質を理解しようと試みているのです。

『スペクトラム（The Spectrum）』の概念

Justin Bamforth氏の考察における『スペクトラム（The Spectrum）』の概念は、彼の超常現象研究の根幹をなす包括的な枠組みであり、現象の性質、調査方法、そして人間による認識の限界について説明するために用いられています。

1. 「スペクトラム」の核となる定義と起源

Bamforth氏は、‌‌『スペクトラム』‌‌を、超常現象、現象（the phenomena）、あるいは「ハイ・ストレンジネス（high strangeness）」全般を指す‌‌「包括的な用語（catch-all term）」‌‌として使用しています。

‌‌単一の根源:‌‌ 彼は、この現象が‌‌「一つの場所」から発している‌‌と考えています。その根源は、物理的、多次元的、潜在意識的、または全く異なる何かであるかもしれません。
‌‌関連性と重複:‌‌ UFO、ゴーストハンティング、ビッグフットなどのクリプティッド研究といった異なる分野は、「すべて繋がっており」「多くの重複（overlap）」「多くの類似点（similarities）」があるため、研究者は協力してデータを共有する必要がある、と彼は主張しています。

2. 現象の多様な現れと認識のメカニズム

「スペクトラム」の概念は、現象が多様な形態をとって現れる理由を説明します。

‌‌認識に合わせた変形:‌‌ 現象は、‌‌「非常に異なる形、サイズ、形態」‌‌をとって現れますが、それは真の姿を現しているわけではなく、‌‌私たちがそれを知覚できるように形を変えている‌‌可能性が高いとBamforth氏は考えています。
‌‌先入観の反映:‌‌ 現象の形態は、通常、私たち自身の‌‌「先入観（preconceived notions）」や「ステレオタイプ」‌‌に合致しており、私たちの思考を映し出す鏡のような役割を果たしているかもしれません。
‌‌神現（Theophany）との比較:‌‌ Bamforth氏は、これを聖書の‌‌「神現」‌‌の概念に例えています。これは、神がその真の本質ではなく、‌‌燃える柴‌‌、‌‌雲や火の柱‌‌、あるいは‌‌人間‌‌といった異なるものとして人間に現れたという考え方です。
‌‌トリックスター（欺瞞者）の側面:‌‌ 現象は、その真のアイデンティティを明らかにしないだけでなく、‌‌「トリックスター的な側面」‌‌も持ち、他のものとして装って現れることもあります。

3. 言葉の限界と調査への示唆

「スペクトラム」という概念は、超常現象の調査が直面する基本的な課題を浮き彫りにします。

‌‌言葉の不備:‌‌ 人類は、ET現象、幽霊、あるいは意識といったものを正確に描写するための‌‌「適切な言葉を持っていない」‌‌ため、共通の理解に至ることが困難になっています。
- Bamforth氏やChurch氏は、同じ現象を見たとしても、物理学者、哲学者、宗教家など、見る人によって「全く同じもの」を異なる言葉で表現・説明してしまうという問題があることを指摘しています。
‌‌調査の焦点:‌‌ この現象は非常に‌‌自発的‌‌であり、研究者が制御された環境下で再現したり測定したりすることは不可能であるため、「スペクトラム」を理解するためには、研究の焦点を変える必要があります。
‌‌パターンと経験者への着目:‌‌ 調査の鍵は、現象そのものではなく、この広大なスペクトラムの中で現れる‌‌「パターン、類似点、共通点」‌‌を記録することです。さらに、‌‌現象が「いかに経験者を定義し、彼らの視点を変え、彼らのパラダイムを再構築しているか」‌‌、つまり‌‌経験者自身‌‌を研究対象とすることが重要であると主張しています。

現象への適切なアプローチ

Justin Bamforth氏の提唱する「超常現象のスペクトラム (The Spectrum)」のより大きな文脈において、これらの資料は、現象を効果的に調査し、その本質を理解するために必要な‌‌適切なアプローチ‌‌について、以下の点を述べています。

1. 共同研究とデータの共有（スペクトラムの適用）

Bamforth氏の「スペクトラム」という概念は、異なる超常現象の領域がすべて繋がっているという前提に基づいています。したがって、適切なアプローチは分野間の協力が不可欠です。

‌‌連携の必要性:‌‌ ゴーストハンティンググループ、UFO研究者、ビッグフット研究者、その他のクリプティッド研究者など、異なる分野の調査員は、‌‌「協力し、データを共有する」‌‌必要があります。
‌‌理由:‌‌ それは、現象には「多くの重複」「多くの類似点」があり、「すべて繋がっている」からです。 Bamforth氏は、協力してデータを共有すれば、「私たちが明らかにするものに驚く」だろうと述べています。

2. 研究の焦点の転換：経験者への着目

現象は制御不能で自発的であるという性質から、従来の科学的アプローチでは限界があるため、研究の焦点を現象そのものから「経験者」へと転換することが適切なアプローチとされます。

‌‌測定と再現の限界:‌‌ 現象は「自らの条件と制御の下で作用している」ため、調査員は「私たちの制御下で結論的に測定し研究する」ことは‌‌決してできない‌‌だろうとしています。現象は私たちの現実や他の現実に織り込まれるように現れるため、制御と再現を必要とする主流の科学者たちは対応に苦慮します。
‌‌パターンの探索:‌‌ 現象が自発的であるため、調査の鍵は、‌‌「パターン、類似点、共通点」‌‌を見つけることにあります。
‌‌経験者こそ研究対象:‌‌ Bamforth氏は、‌‌経験そのものではなく、「経験者」‌‌を研究する必要があると強く主張しています。具体的には、現象が「いかに経験者を定義し、彼らの視点を変え、彼らのパラダイムを再構築しているか」を追跡すべきです。

3. 目撃者に対する非判断的な接し方

信頼できる情報を引き出し、経験者が心を開いてくれる関係を築くためには、特定の接し方が推奨されています。

‌‌信頼関係の構築:‌‌ 目撃者が「心を開き、何が起こっているかを共有する」のに快適に感じるような関係を確立する必要があります。
‌‌判断の保留:‌‌ 調査員は、「判断を保留し、自分の考えを脇に置き」、‌‌「黙って彼らに話をさせる」‌‌べきです。
‌‌体験の受容:‌‌ Bamforth氏は、自身が著書に個人的な体験や他者の体験を載せているが、読者に対してそれらを信じるよう求めているのではなく、‌‌「それらを受け入れ、検討する」‌‌よう求めているにすぎません。

4. 信頼性検証のための厳格な課題設定

適切な調査アプローチには、証言の信頼性を確保するための厳格な検証プロセスが含まれます。

‌‌通常の要因の排除:‌‌ 調査員は、「すべての自然なもの」「すべての通常の解釈」「現象を説明し尽くしてしまうようなすべてのもの」を‌‌排除する‌‌必要があります。
‌‌酩酊状態の確認:‌‌ 目撃者に対して、経験時に‌‌しらふ（sober）であったか‌‌どうかを常に質問するべきです。
‌‌報告の棄却:‌‌ 酩酊状態であった人々の報告は、「割り引かなければならない」としています。Bamforth氏自身の経験では、マリファナの存在が確認された友人の事例で、その側面のために調査を進めることができないと判断し、一時的に調査を中断しました。
‌‌精神疾患との境界線:‌‌ 精神疾患を患っている経験者が、同時に超常現象を経験している場合があり、「どこで線が始まり、どこで終わるのか」を見極めることは非常に困難であるという課題があります。

5. UFO分野における透明性の要求

UFOトピックにおいては、特に偽情報が多いことから、調査員や目撃者には高いレベルの透明性が求められます。

‌‌実名の公開:‌‌ UFOの話題に関して、公に体験を共有しようとする目撃者に対しては、‌‌「氏名を公表すること」‌‌をBamforth氏は求めます。
‌‌追跡可能性の確保:‌‌ これは、他の研究者や調査員が「それらの氏名、場所、位置情報についてフォローアップできる」ようにするために重要です。
‌‌匿名情報源の拒否:‌‌ Bamforth氏は、匿名の情報源や秘密にするよう求める話については、「それ以上は聞かない」というスタンスをとっており、共同研究を進めるために透明性が不可欠であると述べています。ただし、UFO以外の主題については、パターンや類似点を調べる目的で、秘密裏に共有された体験を受け入れ、公表しないこともあります。

個人的な経験(Bamforth の事例)

Justin Bamforth氏の提唱する‌‌「超常現象のスペクトラム (The Spectrum)」‌‌は、すべての超常現象が単一の根源から発しているという考え方に基づいています。氏自身の個人的な経験は、この研究への動機そのものであり、現象がどれほど多様で、かつ個人的な要素に結びついているかを実証する基盤となっています。

以下に、Bamforth氏が自ら経験した事例と、それが「スペクトラム」の文脈で何を意味するかを説明します。

1. 研究の動機となった幼少期の経験

Bamforth氏は、超常現象の分野に携わる人々は‌‌「現象が私たちを選ぶ傾向がある」‌‌という点に聴衆は共感できるだろうと述べています。彼自身も幼少期に現象に引き込まれました。

‌‌「憑かれた家」:‌‌ 彼は、自身が「お化け屋敷」だと思っていた家で育ちました。
‌‌エネルギーとの関連:‌‌ 現在の知識から振り返ると、それは単なるお化け屋敷ではなく、当時の環境、特に‌‌両親の離婚という好ましくない時期‌‌に引き起こされた「憑かれた経験（haunted experience）」であったと考えています。彼は、両親の離婚によって生じたネガティブなエネルギーが具現化（manifest）するのを助長した可能性があると推測しています。
‌‌研究への移行:‌‌ この経験の後、彼はこの話題に非常に興味を持ち、もっと読みたい、同様の経験をした人がいるか知りたいと強く思いました。その結果、「一つのウサギの穴が別の穴につながる」ように、彼は独立した研究者および調査員となり、多くの超常現象グループと協力するようになりました。

2. 「簡単に否定できない」個人的な事例

Bamforth氏は、自身が経験した、‌‌「簡単に否定できない」‌‌いくつかの経験を『スペクトラム』の中で記録しています。

A. 共有された予感（Shared Premonitions）の事例

彼は、予知的な性質を持つ、奇妙な体験をしています。

‌‌強烈な予感:‌‌ ケーブル会社のコールセンターでケーブルボックスの返却を巡ってひどく‌‌ストレス‌‌を感じていた際、突然、‌‌自分の車がぶつけられる‌‌という圧倒的な‌‌恐怖と予感‌‌に襲われました。
‌‌現象の発生と転移:‌‌ その直後、別の顧客が慌てて施設に駆け込んできて、自分の車をぶつけてしまったと告げました。その顧客は真っ先にBamforth氏に目を合わせ、駐車場に停めてあるか尋ね、彼の車（特定の車種や色）にぶつけたと謝罪しました。
‌‌予感の誤認:‌‌ しかし、ぶつけられたのは‌‌Bamforth氏の車ではありませんでした‌‌。それは、近くにいた別の顧客の車でした。
‌‌「スペクトラム」との関連:‌‌ 彼は、ストレスを感じている精神状態が、何らかの現象を「解き放ち、引き起こした」可能性があるのかと疑問を呈しています。この経験は、‌‌ストレスが現象発生の不可欠な要素である‌‌ことを、他の経験者へのインタビューで確認しているという点でも重要です。また、この予感が自分に向けられたものだと思ったら、実は「他の誰かのためのもの」だったという点で、現象の不可解な側面を示しています。

B. タイムスリップ/幽霊の事例（お化けの通路）

彼は、ペンシルベニア州ベン・セイラムの地域で、他にも時間や空間の奇妙な体験をしています。

‌‌奇妙なカップル:‌‌ 彼は食料品店で、ある夫婦とすれ違いました。彼らは‌‌Bamforth氏を知っているかのような「知っているような（knowing）」視線‌‌を投げかけました。
‌‌現象の繰り返し:‌‌ 彼はいったんその場を離れてから同じ通路（パンと牛乳の通路）に戻ったところ、‌‌全く同じカップル‌‌が‌‌全く同じ場所‌‌で、‌‌全く同じ視線‌‌を送るのを目撃しました。彼は彼らを追いましたが、見失ってしまいました。
‌‌場所の特異性:‌‌ 数年後、その食料品店の夜間管理者が、その特定の通路が、‌‌棚からパンが飛んだり、声が聞こえたり、人が消えたりする‌‌など、多くの超常現象が起こる「‌‌お化けの通路‌‌」として知られていることをBamforth氏に伝えました。
‌‌「スペクトラム」との関連:‌‌ この経験は、彼が‌‌タイムスリップ‌‌だったのか、単なる‌‌幽霊（apparitions）‌‌だったのか、どのように分類すべきか悩む事例です。これは、私たちが現象を記述するための‌‌適切な言葉を持っていない‌‌という「スペクトラム」の課題を反映しています。彼は、この夫婦は普通の人に見えたが、彼らが投げかけた「知っているような」視線が異常だったことを強調しています。

3. 研究哲学への影響

これらの個人的な経験を通じて、Bamforth氏は超常現象を理解するためのアプローチを確立しました。

彼は、これらの個人的な話を本に載せていますが、読者に‌‌それらを信じるよう求めているのではなく、単に「受け入れ、検討する」‌‌よう求めています。
彼の経験は、現象のパターンと類似点を追跡し、現象そのものではなく‌‌「経験者」‌‌を研究することの重要性、そして現象が個人の精神状態や認識に深く関わっているという「スペクトラム」の広範な性質を理解する鍵となっています。

情報源

動画(1:57:58)

Ep. 1827 Justin Bamforth： The Men in Black

www.youtube.com/watch?v=jdeHSEq1Vmg

文字起こし（話者識別）

展開

[Jimmy Church] : Fade to Black. I'm your host, Jimmy Church. Tonight, our guest is Justin Bamforth. And we're talking about the Men in Black. And what I would like to do, Justin, is I want to talk about the book, The Spectrum. And of course, the title of the book is something that we need to dive into. But before we get there, what led you here? Did you have a twisted aunt or uncle? Did you have your own sighting as a kid? (01:05:17)

[Jimmy Church] : Did something happen growing up? Everybody's got their own reason, their own personal experience. (01:05:23)

[Justin Bamforth] : Yeah, I think a lot of your listeners can certainly relate to this, you know, that the phenomenon that we don't choose to get into this. The phenomenon tends to choose us. And a lot of times, there is that personal experience. And it's that lifetime of experiences that kind of brings us in. And we can't really get out of it. And that's what happened to me at an early age. I grew up in what I thought was a haunted house. (01:05:51)

[Justin Bamforth] : But looking back on it now, with the knowledge that I have now, or the foolishness, whatever. I think it was more of a haunted experience that was kind of triggered by maybe the energy that was going on at that time. My parents were going through a divorce. It was not a really pleasant time. And I think that kind of kicked up some rather negative energy to kind of manifest. And that's kind of what we experienced. (01:06:19)

[Justin Bamforth] : But after that, I was really interested in the topic. I wanted to read more about it. Find out if there are other people who had similar experiences. And I found out that there was. And it's just, you know, one rabbit hole leads to another. I started connecting with other paranormal groups. Started learning the ropes. I never formally joined a group. I've always been an independent researcher and investigator. But I've collaborated with a lot of other teams. (01:06:44)

[Justin Bamforth] : And I've learned a lot from them as well. And I think that's kind of how we have to approach this topic. Is not just, you know, ghost hunting groups, UFO people, Bigfoot people, or cryptid researchers. It's all connected. There's all this overlap. There's all of these similarities. And I think we just kind of have to join forces, really. And just share that data. And I think we'd be surprised at what we uncover. (01:07:08)

[Jimmy Church] : What were your parents like? (01:07:10)

[Justin Bamforth] : So they always, you know, they weren't really into this. They didn't talk about it. They weren't, you know, ghost chasers or UFO watchers. But they did have their own experiences that they stuck to. You know, when I would ask about them, they would share some of these. And one of those was a UFO sighting that my dad had in the 60s. And he even had a strange people encounter after that. (01:07:36)

[Jimmy Church] : What happened? (01:07:37)

[Justin Bamforth] : So this was, let's see, I think this was about 1968, roughly, late 60s, up in York County, Pennsylvania. And he was with a friend of his named Tim. And they're coming back from school. And my dad sees this road that he had never been to before. And he tells Tim, hey, can you just pull off this road? Let's go up this hill. Let's see if this would be a good place that some of our friends can kind of meet at and have a party, right? (01:08:11)

[SPEAKER_03] : Right. (01:08:12)

[Justin Bamforth] : So they park at the top of this hill. And then out of nowhere, this is about 8 o'clock, 9 o'clock at night, a object starts rising up above the hill. My dad described it as a cigar-shaped object with two lights on either end. And you couldn't really make it out except for those lights. It illuminated the shape. And they see this object come up over the hill, completely silent. He rolls down the window. (01:08:39)

[Justin Bamforth] : And he's like, yo, Tim, check this out. Like, this is, what is this? At first, he thought that it was like a helicopter, but there's no sound. And then they see this object go up over the woods and go down into the woods. At that point, my dad and his friend are filled with such intense fear that they just high-tailed it out of there. And the next day, I think it was, Tim, who was a part-time reporter for the Sunday News up there in York County, he told his boss, who was the editor of the paper. And his boss goes, okay, yeah, let's print this story. (01:09:12)

[Justin Bamforth] : And they start doing some digging around. They find out that there are other UFO sightings in that same region around that same time. And I found the original newspaper clipping. And it was really interesting to see my dad's name there and see his testimony and Tim's testimony and some of these other reports. I think the headline was, yeah, it was seven people from two different sections of York County have reported seeing one or more unidentified flying objects in the past two weeks, according to information supplied to the Sunday News. The people call the objects they saw flying saucers. (01:09:48)

[Justin Bamforth] : My dad did not call it a flying saucer. He said it was cigar-shaped. So after this story printed, then Tim gets a phone call from a family in Hanover, which is right there in that general vicinity. And the family said, hey, we have more information about this UFO. Would you like to come over to our house and we can talk to you about it? So Tim calls my dad up and my dad goes, yeah, sure. Is it okay if I bring my girlfriend, Kay? And so all three of them go there to this random family's house. (01:10:19)

[Justin Bamforth] : You know, today we would not do that, right? But it's a different time back then. So they show up at this house and it's about seven or eight at night. And they're greeted by a husband and a wife who my dad said look quite young. And they're two kids in their early teens. Now, the family did introduce themselves by name, but he doesn't remember. But he just remembers that they all looked eerily similar to one another. (01:10:44)

[Justin Bamforth] : They were all very tall with the same dark colored black hair and unusually pale skin. So here we go. Another commonality with the looking alike and the pale skin, right? And he said that this family, you know, they quickly brought him into the room. And it was a very small house, which is strange if they're tall people. But they go to the dining room table. And the family then, the kids go away and it's just the husband and wife. And they're showing my dad and Tim and my dad's girlfriend all these UFO photos. (01:11:16)

[Justin Bamforth] : But he said that there were like two or three big photo albums. And my dad described it as a lot of just UFOs, but aerial photography of UFOs. And he said like, you know, there are lots of these pictures, groups of UFOs and formations or different formations. And he said some of them said classified, which my dad thought was really odd. And at that time he thought, okay, nobody would have access to this information unless you were like with the Pentagon or something, right? So he asked the family this and he said that they gave him some excuse and whatever. (01:11:52)

[Justin Bamforth] : And he was, okay, whatever. And then he began thinking like, this is just so bizarre. And then the family starts showing him pictures of alien beings, which look like humanoids. And my dad said that he remembered seeing a photo of a man that he remembers quite vividly. He said it looked like a man with blonde hair and he had kind of like a laurel wreath, similar to like what Caesar wore. And the family gave more background as to who this alien was, but he doesn't remember that. (01:12:21)

[Justin Bamforth] : And he just thought it was so absurd and he began to think, okay, this must be like a hoax. These guys are, you know, pulling my chain, whatever. But the more time he sat in the house, he began to notice something even more unusual. (01:12:31)

[Jimmy Church] : What was more unusual than that? (01:12:34)

[Justin Bamforth] : He said that the family, they had completely black eyes. And I asked my dad, I said, what do you mean, just like the color of their eyes? And he says, no, no, the entire whites, you know, like how we have whites in our eyes, completely black. And he said that there was, they're just solid black, no whites whatsoever. And apparently he was the only one who picked up on this too, because he asked his friends afterwards. He said, hey, didn't you notice that their eyes were like the same and all completely black? (01:13:04)

[Justin Bamforth] : And they said, no, we hadn't noticed. And I wonder if, you know, was this some aspect that maybe he picked up? I don't know, dare I say it on like a psychical sense. Maybe he had some, he was in tune with something. (01:13:17)

[Jimmy Church] : I don't know, but it was meant to see it. (01:13:20)

[Justin Bamforth] : Yeah, it freaked him out. So they only spent like an hour at the house. And as they were leaving, the family said to Tim, hey, if you ever want to come back, we can show you more things, whatever. And my dad didn't want to have anything else to do with it. He's not sure if Tim went back and visited the family again. But about a year or so later, he said that Tim began to deny and discount the whole UFO experience. He just said it never took place. (01:13:46)

[Justin Bamforth] : And my dad, that really ticked off my dad, because he was like, look, we saw it. And you know, I'm going to back you up with this. We even, you printed this story. He told the, you know, the Sunday news. We met the family. And he just never wanted to talk about it. You know, my dad's friend. (01:14:02)

[Jimmy Church] : Wow. And have you ever met Tim? No. (01:14:10)

[Justin Bamforth] : No. That's one of my missions that I'm still doing. You know, this story, my dad told me when I was a kid. And I went up to the hill with him when I was a kid, and I took photos of the region. And in one of the recent presentations that I gave, I show these photos. And I post it up on YouTube if anybody wants to watch it. But it's a really profound experience. (01:14:34)

[Justin Bamforth] : It's one that I could tell shook up my dad. He tells it the exact same way now as he did back then. But, you know, I've given him some additional things to think about. You know, again, involving the men in black or strange people angle. And it's really interesting. And I really grilled my dad about some of these details. And he just, he stuck with it. He's like, look, there are some things that I don't remember. (01:14:58)

[Justin Bamforth] : I don't recall. I'm not going to make them up. But this is what I do remember. And these are the things that stood out. And it was the eyes, the strange family, and the UFO experience. (01:15:06)

[Jimmy Church] : Yeah. And I love the cigar description. If I read or hear about another cigar sighting, I think I'm just going to go out and crash my car. Because I haven't seen one. You know, I've seen everything. I've seen plasma. I've seen flying saucers and black triangles. Well, I haven't seen a black triangle. I photographed one and didn't know it was a black triangle until after I developed the picture. You're too young to remember, but we used to have this thing called film, right? (01:15:43)

[Justin Bamforth] : Yes, I know what film is. (01:15:45)

[Jimmy Church] : We actually put it in the camera. And you could take four flash pictures before you were... Anyway, so after the film was developed and I looked at the picture, I just wish... I mean, it did some remarkable things in the sky, but it was just a black dot, right? I couldn't see until the picture was developed. But I have never seen a cigar shape. And so when I hear cigar shaped, it's a black pen, right? And this is... you know what I mean? (01:16:27)

[Jimmy Church] : This is what I picture the UFO, right? Or are they seeing a saucer from the side? Or because to say cigar, cigar is saying that they're watching this go across the sky and they can see the shape is a tube, right? And I've never seen that. But it sounds like with your father, when he's saying that, you know, cigar shape, we are picturing... I want to ask you about this. (01:17:04)

[SPEAKER_04] : Sure. (01:17:04)

[Jimmy Church] : That is a very important point. When we hear cigar shape, at least for me, I'm picturing this side view. But are the witnesses seeing this, right? (01:17:22)

[Justin Bamforth] : Yeah. (01:17:22)

[Jimmy Church] : You know, an angle. You know, maybe they're seeing it like this, where you're now looking at the 3D aspect of it, and that's why they are describing it as a cigar. They're not necessarily looking at... Right. Here's a quarter, the side view of a quarter, right? Okay. Well, the quarter is shaped like this, but if you're looking at it like this, what would you describe that as? Well, it was a straight line. (01:17:53)

[Jimmy Church] : You know what I mean? (01:17:54)

[Justin Bamforth] : Yeah, I totally know what you mean. And that's a good point. That very well may be the case. (01:17:57)

[Jimmy Church] : Yeah, I've never... so with your father, did he tell you what view he was seeing? (01:18:06)

[Justin Bamforth] : Because this was at night, that's how he described it to me. He said that it was just... it was a cigar shape. There were two lights on either end of it. And again, he couldn't make out the true definition of the object. So maybe it was just that one side, right? But if it wasn't for those lights, I don't think he would have been able to see anything at all. So... but he said those lights were just so bright. (01:18:30)

[Justin Bamforth] : And it was... I think it was an orange and a white light. But he said it was just... the lights were illuminated on just both sides. There was no pulsating. It was just constantly lit. And it was moving very, very slowly too. So in fact, he got the impression that it was going to land in the woods. And the next... he and his friends went back out to the woods, you know, before the story was printed in the news. And they checked it out. (01:18:55)

[Justin Bamforth] : And there was no physical evidence, no trace evidence. And he began to think, okay, maybe this didn't happen, you know? Because he was expecting to find something out there. (01:19:05)

[Jimmy Church] : I don't know, 1968, they had really good drugs back then. Not like the stuff that we've got now. (01:19:13)

[Justin Bamforth] : Yeah, no, that was... look, that was one of the questions that I always ask any witness. I say... I ask them, all right, were you sober when you had this experience? (01:19:21)

[Jimmy Church] : Right, right, right, right. (01:19:22)

[Justin Bamforth] : And I've had people who weren't sober. And I have to discount those reports because, again, you know, drugs are a heck of a thing, right? (01:19:30)

[Jimmy Church] : They are a heck of a thing. They are... I have never been... let me think about this. I've never been high during a UFO sighting. I'm pretty confident in saying that. And I've had a little drink or two, but I've never been high. I had... this is a classic example of what we're talking about. Again, I'll make this very brief. One of my friends from junior high and high school, his name is Javier, Javier Cedeno. And this was down in Central America. This is in Panama. This is in another country. (01:20:16)

[Jimmy Church] : But he was the drummer in our high school band, right? A great drummer. Still, he's in bands today. He lives here in Southern California. So, he comes over to my house. And, you know, Jason Martell from Ancient Aliens, right? So, Jason is there. We're having dinner. Jason, he had a friend with him. And there was about, I don't know, maybe eight or ten of us. And we're sitting having dinner. (01:20:47)

[Jimmy Church] : And Javier says this. And, Justin, I'm not making up any of this. He goes, so, Jimmy, remember that UFO we saw when we were kids? I go, what? He goes, remember? So, we were all out. We were out at the spot that... And I said, yeah, okay. We had the spot that we all went to at a party. I was 15 years old. He goes, and you saw it first. You pointed up and you went, look, man, it's a flying saucer. (01:21:20)

[Jimmy Church] : I said, what? He goes, yeah. And then we all freaked out. And it was this thing with the ring of lights and the flying saucer in the sky. I go, dude, what are you talking about? I don't remember that. Jimmy, you point. And he tells the whole story. And, Justin, I don't remember a thing. But, I was high. I guarantee you, I was. I was. But, yeah, yeah. I don't... (01:21:53)

[Jimmy Church] : He tells it in such detail. And imitates me really well. But, you know... (01:22:03)

[Justin Bamforth] : Yeah, you have to... I mean, look. We have to eliminate all of the natural things. All of the normal explanations. All of these things that could explain this stuff away. We have to consider that maybe that was a trip that you were on. That you saw this. (01:22:24)

[Jimmy Church] : Yeah, sure. (01:22:25)

[Justin Bamforth] : I was actually just talking with a friend of mine who specializes in demonology and negative cases. And she was saying that it gets really tough to tell sometimes, especially when you're dealing with mental illness. Because there are some cases where the experiencer is suffering from mental illness, but they are also experiencing paranormal phenomena at the same time. And you have to... it's really tough to tell. Okay, where does that line begin? (01:22:54)

[Justin Bamforth] : Where does it end? I mean, it's... But, what I do is, you know, when I'm interviewing witnesses, I always ask them that question. You know, were you sober during this experience? And I remember sometimes, you know, there was this... a good friend of mine. He was actually telling me about what he had experienced in his home. And he said, you know, certain objects were moving by themselves. And he would wake up the next day and they would be at a different part of the house. (01:23:19)

[Justin Bamforth] : And eventually, you know, I'm taking notes and everything. And then we got to the part of the discussion where I said, okay, hey... You know, what was in, you know, one of these packages that suddenly moved from your front porch to your kitchen stove? And he said, I don't want to talk about that. And I'm like, okay. Because I'm thinking maybe, is there like a haunted relic in there? Is there some sort of antique object? (01:23:41)

[Justin Bamforth] : No, it was a pack of weed. And I then put the notepad down. And, you know, we joke about this now. But I said, look, buddy. I said, I cannot proceed forward because of that aspect, you know? Maybe you were having experiences. But I said, why don't you just try being sober for a little bit? See if that changes things. See if the experiences die down. And sure enough, it did. (01:24:05)

[Jimmy Church] : So... Yeah. And I'll tell you, we really need to talk about the spectrum. Okay? So... But there's another crazy aspect to drugs and alternate reality and ET. And I'm not going to say his name. But there is a director of UFO documentaries that's at the tippy top. Okay? All right? So, use your imagination. He calls me up. I get the phone call. It's a few years ago. He goes, Jimmy. And I go, hey, man. (01:24:47)

[Jimmy Church] : What's going on, man? He goes, last night, I smoked DMT and talked to aliens. I go, you what? Oh, boy. He goes, man, and they're real. I said, what did you do? He said, 15 minutes. 15 minutes. I sat and I think he said three. Two, for sure. Three. Three gray aliens, ETs, he sat and talked to and went to this other dimension. And I go, look, man, I almost said his name. I won't do that. (01:25:32)

[Jimmy Church] : One day, I'll have him tell the story. I'll let him do it. Anyway, I said, what do you think? He goes, man, it's real. I said, well, what do you mean? Well, the ET part is real. But the DMT access to a parallel world is 100% real. You go to another place. And I said, man, you know I love you. I do. And I respect you. What are you telling me? (01:26:03)

[Jimmy Church] : He said, Jimmy, I'm telling you, I talked to aliens last night for 15 minutes. Now, isn't that interesting? You know, coming from somebody who is, right, stuck cold sober, all of those things, very pragmatic, very black and white, great researcher, great filmmaker, the best of the best. And a very, very serious cat is telling me this. And it was important for him to... Can you imagine making that phone call? (01:26:37)

[Justin Bamforth] : Yeah. And look, maybe he did have the experience, but it will always be questioned now because of the environment, right? And because of that choice. I mean, in this field, we struggle just to get, you know, people to take this seriously. I mean... (01:26:55)

[Jimmy Church] : Well, but that's not my point, Justin. Of course, I understand where you're going with this. What I am suggesting here is that maybe scientifically, in a controlled setting, in a laboratory setting, scientifically, we need to research actually what is going on here. That if the experience is real to the person having the experience, maybe there is something else going on. And we are accessing that. I'm not talking about psilocybin. I'm not talking about LSD. I'm not talking about acid or... (01:27:33)

[Jimmy Church] : Man, I sound so old saying those words. But I'm not talking about any of that mushrooms. That's not what I'm talking about. That's recreational, whatever. We're talking about DMT here. This is something completely different. DMT is produced naturally in our bodies, you know, and there may be something going on. But to this person that made the phone call to me, this experience was real. This wasn't like, hi, I hallucinated on acid last night. (01:28:10)

[Jimmy Church] : I saw flying elephants, you know. No, that's not what I'm talking about here. (01:28:14)

[Justin Bamforth] : Yeah, and maybe more research needs to be done on it, for sure. I mean, you know, because your friend's experience is not unlike so many others who have tried that and who have unlocked some sort of dimension. Let me tell you something. (01:28:28)

[Jimmy Church] : You know this guy. And here, you see the private chat? (01:28:36)

[Justin Bamforth] : Yeah. (01:28:36)

[Jimmy Church] : Okay, you ready? (01:28:37)

[Justin Bamforth] : Sure. (01:28:38)

[Jimmy Church] : Okay. Read that. (01:28:43)

[Justin Bamforth] : Okay, gotcha. See, now you're going to drive your listeners crazy because it's almost like we're doing like a Stephen Greer session here. (01:28:51)

[Jimmy Church] : I know, I know, I know. But now that you know, that pretty trippy comment, pretty trippy story, isn't it? (01:28:57)

[Justin Bamforth] : Yeah, yeah, and yeah, that is pretty wild. I mean, that's... (01:29:02)

[Jimmy Church] : Yeah, so I'll let him know that I told you. Just keep that on the down low. You're the first person I'm told. (01:29:09)

[Justin Bamforth] : We'll redact that out in the final release of this video. (01:29:12)

[Jimmy Church] : I've already deleted the comment. Actually, can I do that? Hold on, let's see. Hold on. Oh, I can't. There's no way to delete it. (01:29:22)

[Justin Bamforth] : While you're trying to figure that out, I just want to put a disclaimer to your audience out there. You know, I hate it when people always sit on things and they say like, hey, I've got something really cool to show you, but I can't tell you. (01:29:34)

[Jimmy Church] : I know, I know. I hate it too. Hate's a strong word, but man, that bothers me when I hear that from researchers. (01:29:41)

[Justin Bamforth] : And I will say this, especially when it comes to the UFO topic. If somebody's going to come to me with their story, I'm going to print their full name when it comes to the UFO topic. Because there's so much misinformation, disinformation. I mean, there is, yes, there is an agenda from forces unbeknownst to us that are trying to muddy the waters. And I think it's important for other researchers and investigators to be able to follow up on those names, those places, those locations, so we can, again... (01:30:12)

[Jimmy Church] : We have... that's the point we are at now, Justin. And I was speaking with Richard Dolan about this on Monday. I'm not name dropping. I'm saying it because Richard's done a lot of very important work, okay, and a lot of research. And so have I. And we are now at the point where let's... now we name names, right? So we've got right now at this point with David Grush, to your point, David Grush says we have flying saucers. Okay. Who has them? (01:30:55)

[Jimmy Church] : Is it Lockheed Skunk Works? Is it Raytheon? Right? Is it... are they at Wright Patterson? You know, where are they? Start naming... who told you this? (01:31:07)

[Justin Bamforth] : Yeah. He's in a different position though, right? Because if he starts naming some of these things, he could go to jail, right? (01:31:13)

[Jimmy Church] : No, he's got the whistleblower. He's protected now. I think... (01:31:18)

[Justin Bamforth] : Good point. (01:31:18)

[Jimmy Church] : Yeah, he's protected. I think that what I'm suggesting here, and I'm agreeing with you, that now, I mean, it's all out in the open. (01:31:34)

[SPEAKER_04] : Yeah. (01:31:34)

[Jimmy Church] : There is no reason to say, well, I've got a source that says in two weeks this... you know what? Who's the source of what's going to happen in two weeks? (01:31:44)

[Justin Bamforth] : You got it. (01:31:45)

[Jimmy Church] : That's where we're at now. I couldn't agree with you more. I'm just... I'm done with it. (01:31:50)

[Justin Bamforth] : Yeah. That's just... because it's important, you know, to collaborate. It's important to share this stuff. Like, we're not going to get anywhere if we're going to be protecting things. And I'm telling people out there who are listening to this broadcast, if you're going to share a story with me, and you want me to put it out there publicly, I'm sorry, I'm printing your name. Like, if you're going to be a shadowy source or just say don't tell me, then don't tell me your story, you know? (01:32:13)

[Jimmy Church] : Yeah, well, like all of the experiences with Men in Black tonight, you know, with Shane and Gary, you named names, you know, and went straight there. Before we... I can't believe what a great conversation. And I really look forward to the next time that you're on the show. We've got way too many things to talk about that we haven't gotten to tonight. But I do want to talk about the spectrum, the title of your book, because just the title suggests so many things. So let's... can we start with the title before we talk about the book? (01:32:56)

[Justin Bamforth] : Yeah, absolutely. You know, the spectrum, I use it as kind of like a catch-all term for the paranormal, you know, the phenomena, whatever we want to call it, right? It seems to be emanating from what I think is one place, whether it's physical, multidimensional, subconscious, something completely different entirely. And I think it comes across in certain aspects, right? Wildly different shapes, sizes, forms, right? And it usually fits our own preconceived notions, our own stereotypes, that it can reflect our mirror, you know, our thinking. And I've often begun to wonder if maybe the phenomenon, that's what I tend to refer to it as, if it's not truly what it appears to be, it's just taking on these different forms so that we can perceive it. (01:33:45)

[Justin Bamforth] : Sort of like the concept of like theophany, right? Or like, you know, in the... I'm going to use it from a Christian Bible perspective because that's my background, right? Is like, you know, God appeared to humans, not in his true essence. He appeared as different things, right? Like a burning bush, a pillar of cloud, or fire, you know, or storm, even like human form, if you want to say, you know, Jesus Christ, right? But like, but also look at like how Jesus spoke to his disciples, right? (01:34:13)

[Justin Bamforth] : He never gave them the true answer. He spoke in parables, right? So I wonder if maybe the mysteries or the things that we consider mysteries come across in the same way. They don't reveal their true identity. And there's also the trickster aspect too, right? You know, things pose as other things. So I use that term, the spectrum, when I'm referring to all of this high strangeness. (01:34:39)

[Jimmy Church] : I think one of the problems is that we're not as smart as we think we are. And we haven't... we think we're smart and we are. We've come a long way, right? We have. The thought of, you know, 150 years ago, if you were going to try to describe a microwave oven to somebody, a product, a device that is in every home in the United States, every one, right? There are 380, 400 million microwave ovens, at least in the United States. Describe that to somebody 150 years ago, right? (01:35:34)

[Jimmy Church] : Okay. So yeah, we've come a long way, but we also are really dumb. We don't have the right words to describe what we need to describe. (01:35:50)

[Justin Bamforth] : You got it. (01:35:52)

[Jimmy Church] : We don't have the right words. We don't have... we don't understand the E.T. phenomenon or ghosts or life after death. We don't even know what consciousness is. We know we have it, right? And the word consciousness is probably not the right word for what it actually really is. So when you say the spectrum, that is a great way to put it, right? Where it's just a blanket thing. There is so much going on underneath that umbrella, right? (01:36:24)

[Justin Bamforth] : Yeah, there is. And to your point, you know, we're all trying to prove it, right? That's what society is trying to do is proving that it exists, but we're not even asking the right questions. So how can we even be able to accept the answers? (01:36:36)

[Jimmy Church] : Well, if we're dealing with something that appears as a green light in the sky, pops up, goes across, and then disappears, depending on who sees it, you've got a different word that will be describing that event. Right? That's it. That's it. That's it. You got a physicist, you've got a plasma, right? An atmospheric disturbance, some electromagnetic collision of isotopes. Whatever. You've got a philosopher, you've got something else. You've got somebody from a deep indigenous culture, aboriginal, American, you know, somebody religious, right? (01:37:41)

[Jimmy Church] : All different words describing the exact same thing. (01:37:49)

Right? (01:37:50)

[Jimmy Church] : So how is it possible? It's not. It's not. We don't have the right words to describe the phenomenon. (01:37:57)

[Justin Bamforth] : Yeah, it's almost like, you know, when you taste something, right? You know, what may taste salty to me may not be salty to you. You know, what may be sweet to the next person may not be sweet to us. You know, so it's like, how do we know, even if our perceptions are wildly different, our descriptions are wildly different, how do we know that we're truly even seeing the same thing? You know, this happens a lot on paranormal investigations, when you'll have an event take place, and one investigator may see like an orb of light, another person standing right next to them may not see anything, but may hear something audibly. (01:38:31)

[Justin Bamforth] : And the third person may not see anything at all, but will have a sensation, or maybe like a psychic moment. The phenomenon, it is operating under its terms, with its controls. We are, I don't think we're ever going to be able to conclusively measure it and study it under our controls, because that's not how it operates. It weaves in and out of our reality, some other reality, and that drives mainstream scientists bonkers, because they need to control it, they need to reproduce it under those controlled environments. You can't. (01:39:11)

[Justin Bamforth] : This is a very spontaneous phenomenon. It just happens, takes place. But there are some patterns, and I think that is where the keys lie. When we note those patterns, those similarities, those commonalities, I think those are the clues. And I think it's not necessarily the experience, but I think it's more the experiencer that we really need to study. How is this defining them? How is it changing their perspectives? How is it reshaping their paradigms? (01:39:36)

[Justin Bamforth] : We need to really be tracking these witnesses and experiencing them, and establishing a relationship to where they can feel comfortable opening up to us and sharing what is happening long after the experience subsides. (01:39:48)

[Jimmy Church] : Have you had your own sighting yourself? (01:39:51)

[Justin Bamforth] : Yeah, I've certainly had some experiences that I can't easily dismiss. I chronicled some of them in the spectrum. (01:39:58)

[Jimmy Church] : Give me an example. I want to know where your mind is coming from. (01:40:03)

[Justin Bamforth] : Yeah, sure. So there's an aspect that I wrote about in there called shared premonitions. And I think this is a really profound aspect. I try to write about things that people don't always talk about or cover. And here's an example. I was at a local cable provider's call center. And I won't name which this is, but a lot of people in the East Coast can certainly identify with this. (01:40:25)

[Jimmy Church] : Was it spectrum? (01:40:28)

[Justin Bamforth] : No, good one. No, no, it wasn't actually. But I was trying to return a cable box for this TV. I was renting a house or apartment rather at this time. And the apartment was telling me you didn't need to return it. The cable company was saying you did need to return it, whatever. I was stressed out. I found myself on the phone with one representative telling me one thing. And I'm at the call center face-to-face with the person. (01:40:55)

[Justin Bamforth] : They're telling me a totally different thing. So I decided to stay there in the hopes that it could eventually be sorted out. So as I'm in the call center on the phone, another customer had entered the facility to pick up their cable box. So I stepped off to the side, let him go ahead. I'm in the waiting room, and I'm really ticked off. I'm filled with stress. And suddenly I was hit with this different feeling, this overwhelming sense of dread, of fear, feeling that my car specifically was about to get hit. (01:41:29)

[Justin Bamforth] : Now, why did that thought pop into my head? I don't know, but it was just overwhelming. And I thought to myself, well, I started thinking about my car. I parked it in a safe spot. It's not busy. There's plenty of room. I always try to park in a safe spot away from the road. And then in that moment, some other customer bust into the call center, and he looked around frantically at myself and at the other person that was there, and he locked eyes straight with me. And he said, are you parked out in a lot? (01:42:01)

[Justin Bamforth] : Because I'm so sorry, but I totally hit your car. And I'm thinking, are you kidding me? This is exactly what I did not need to have happen to me. And I forget what he said precisely, but he said something like, you're the black Chevy, right? Or he identified some other color and make a model. It was a car that wasn't my car. And at that moment, I was instantly relieved. I'm thinking, no, I'm sorry, it's not me. (01:42:27)

[Justin Bamforth] : It was the other person's car. He had overheard that. And now he's like, wait, that's my car. And he runs out with the guy, and that's it. That was the experience. But it always... I was 100% sure that my car was going to be hit. And I wonder if it was my mindset being stressed out that somehow unlocked something and triggered something. And as I'm interviewing other experiencers about totally different things, I've noticed that stress plays an integral part into this phenomenon happening. So again, what is it? (01:43:02)

[Justin Bamforth] : What caused it? I don't know. Was it a coincidence? Yeah, possibly. But then I started talking with other people, and they've also had similar experiences where they swear it was them who's going to have this moment, this premonition, but it's not. It's meant for someone else. So it's really, really strange. Wow. (01:43:21)

[Jimmy Church] : Okay. I got a similar story. (01:43:24)

[Justin Bamforth] : Okay. Excellent. (01:43:25)

[Jimmy Church] : Very similar. So I meet the credit manager at a furniture store chain. I'm 18. I've got my first apartment, my first car. It's a Mustang, 66 Mustang. I have no furniture in my apartment. I have a mattress. I meet the credit manager at this furniture store. He says, Jimmy, come on down. I'll approve you. I said, okay. So I pull up, giant warehouse, huge, huge furniture store, giant parking lot. Pull up my car. (01:44:11)

[Jimmy Church] : I drive through... this parking lot's empty. And I drive up to the entrance and I park my black Mustang and get out, shut the door, walk into the store. And I pick out a couch, pick out coffee tables, some end tables, a couple of lamps, fill out the thing. He goes, okay, man, we'll deliver this to your house tonight. I said, cool. And he goes, walk around the store for a little bit and we'll page you. And I said, okay. (01:44:52)

[Jimmy Church] : All right. So I'm walking around the store and I hear this. Will the owner of a black Mustang, please come to the front of the store. I got a black Mustang. I wonder if that's me. Will the owner of a black Mustang... and I went, okay, well, okay. So now I walked to the front of the store. There's a lady standing there in a fur coat. Why'd you park where you did? (01:45:29)

[Jimmy Church] : I said, what are you talking about? Why'd you park? And we walked outside. My car rolled backwards about a quarter of a mile out of its parking spot, turned, rolled down the hill backwards and backed into this lady's Cadillac. Probably at about 30 miles an hour by the time it got to the bottom of the parking. And so she worked at the store. She parked her Cadillac in the last parking spot at the end of the... so it would never get scratched. She told me the whole story. (01:46:14)

[Jimmy Church] : Oh, she was mad. And I'm looking out of every... my car could have rolled past hers and into traffic, into the street, done anything. No, it could have gone in any direction. Could have hit a tree. No, it rolled straight into her car. And now, moral to the story, right? My car wasn't in gear. Moral to the story, I didn't put on the emergency brake. Moral to the story, all of these things. (01:46:42)

[Jimmy Church] : And it all happened. Now, did I have a premonition? No. But it's a funny story about a car getting hit in a parking lot. So... and I paid for that for like the next three years. Oh, man. That was just painful. True story. I'm going to put that in my book. I forgot about that story. I'm going to put that one in my book. (01:47:06)

[Justin Bamforth] : See, now, I thought you would have said that the woman had a premonition that her car was about to get hit. (01:47:11)

[Jimmy Church] : Yeah, yeah. You know, see, now I can't change the story later. When you read it in the book and it turns into a premonition, you'll know I'm full of crap. (01:47:21)

[Justin Bamforth] : Yeah, and look, you know, I put a lot of stories in the book that are personal experiences. I put a lot of stories in the book that are other people's personal experiences. I don't ask people to believe them. I just ask people to accept them and consider them. You know, they weren't there to prove that the story took place. But they also weren't there to disprove it either. And I think that's how we have to approach witnesses. (01:47:49)

[Justin Bamforth] : And that's how witnesses begin to feel comfortable sharing their stories. When you put your judgment on hold, you put your ideas off to the side, and just let them tell their story. Just shut up and let them tell their story. And people will share that. So, that's what I've done. (01:48:10)

[Jimmy Church] : In your experience, you know, the car accident, deja vu, whatever you want to call it, right? There's no question that you thought of it before it happened. (01:48:29)

[Justin Bamforth] : I did. (01:48:30)

[Jimmy Church] : And now we have to look at what that means to reality. Did you have a glimpse of the future? Was somebody speaking to you from the future? Was there some type of just natural entanglement going on? And you just got caught in the crossfire of some universal Wi-Fi signal, you know? Whatever. Time slip, time travel? Did time stop for a moment? All of these things are possible answers, but the experience itself is an impossibility. Right? People will say that's impossible. (01:49:21)

[Jimmy Church] : There's no way. You can't have... premonition is for new-agey woo-woo, you know what I mean? Crystal. That's not reality. Michael Shermer, right? President of the Skeptic Society, has got a million explanations for this. I don't agree with any of them. But for you, it's a demonstration of something. What do you think it was? (01:49:49)

[Justin Bamforth] : Well, it's interesting because I think it's the location. Because in this particular area, this was Ben Salem, Pennsylvania, where I used to live. I had a lot of strange experiences. In this, I don't know, maybe a couple mile radius. And one of those, you know, that cable customer service center, that was right down the street from a grocery store. And I had another experience in that grocery store, which kind of plays into time slips. And this was after I had started a new job in Ben Salem. You know, you get introduced to a lot of people. (01:50:25)

[Justin Bamforth] : You don't remember names, you remember faces, right? And it was my first day on the job. I left, or maybe my first week on the job. I left one day. And as I'm coming home, I stop off at the grocery store. And I'm going down the, you know, the frozen food aisle. And I go around to the next corner, which was the bread and milk aisle. And I saw this couple there as they're passing by me. (01:50:50)

[Justin Bamforth] : And they gave me a look like they knew me. And I thought to myself, okay, you know, whatever. They didn't... I didn't know them, but they seemed like they knew me. Anyway, so it was enough to where it actually distracted me from getting what I needed to in that aisle. So I went back down the frozen food aisle. And I rounded the corner. And I went back down that bread and milk aisle. And sure enough, I saw the exact same couple at the exact same spot. (01:51:18)

[Justin Bamforth] : And I passed by them again. They gave me the exact same look. Okay, now it's getting weird. That distracted me tremendously. And I remember glancing back over my shoulder. And I saw them go around the corner from where I just came. So I thought, okay, I'm going to cut them off, right? I'm going to go back down the frozen aisle. I'm going to see them, right? I don't see them. (01:51:42)

[Justin Bamforth] : I go down the bread and milk aisle. Don't see them. I went all around the store looking for this couple. Did not see them. Here's why that was interesting. It wasn't until... I put that in the book. It wasn't until years later a friend of mine says, Hey, I have a friend who is one of the night shift supervisors at that same grocery store. And he had some strange experiences happen there while he was on shift. (01:52:04)

[Justin Bamforth] : So I said, okay, put me in touch with this guy. I'd love to interview him. Turns out, to make a long story short, that specific aisle has had a lot of paranormal experiences. From bread flying off the shelves, disembodied voices. Other people have seen these people that just vanish. They call that aisle the haunted aisle. And this guy had no knowledge of my experience. He didn't even know about my book. And I thought, okay, there we go. (01:52:32)

[Justin Bamforth] : There's confirmation right there. So did I see... did I have a time slip? That's what I thought it was. Maybe it was really just a paranormal... more of like an apparition type experience. I don't know. How do you categorize this? (01:52:44)

[Jimmy Church] : Well, you know, when you hear things like a Civil War battle ghost, right? You hear about things like that. And old Victorian clothing and... or you hear descriptions of this. And I think it's too easy to just... like going back to what I said. We don't have the right words to use, right? So we just say, ah, it's a ghost. You saw a ghost. Or, you know what? Maybe it has something to do with time. (01:53:28)

[Jimmy Church] : You are just visiting a moment in time. Maybe they can see you and they're thinking some tripped out stuff. (01:53:38)

[Justin Bamforth] : Well, that's the thing. The way that they stared at me, they gave me that impression like they knew me. This is just a random couple. And they were just dressed normally. There was nothing unusual about them. They didn't stand out in any way. They just looked normal, like normal people. But I remember that look. It was kind of like a smile, like a knowing. You know somebody, but I don't know how to describe it, going back to our whole point. But that's what happened. (01:54:09)

[Justin Bamforth] : That's what took place. I'm not asking people to believe it. I'm just asking people to consider it. It's an interesting area. (01:54:16)

[Jimmy Church] : It's a great conversation tonight. And we've got three websites for you, of course, at JustinBaddenForth.com, NormalParanormal.org, and Terrasignals.com. Where's the easiest place for people to go and check out your stuff? (01:54:37)

[Justin Bamforth] : Yeah, so Terrasignals.com, that's a podcast I just got up and running, where I'm talking about this sort of stuff. I'm interviewing people about their experiences. So it just got released. Normal Paranormal, that's probably my main site when it comes to this research. I have a contact form on there. I'd love it if some of your listeners sent me a message, share some of your experiences. (01:54:58)

[Jimmy Church] : And you're going to use their name. (01:55:02)

[Justin Bamforth] : Well... (01:55:04)

[Jimmy Church] : I'm just kidding, just kidding, Justin. Are you working on a new book? (01:55:09)

[Justin Bamforth] : I am working on a new book. And going back to the name thing, I just want to clarify. When it comes to the UFO subject, there have been other experiences that people have shared with me over the years in confidence. And I have not published those stories. I have not shared them in my talks and lectures. That's fine. If you want to share those experiences and you'd rather me not publicize it, that's fine too. Because I'm also looking for those patterns, those similarities. (01:55:34)

[Justin Bamforth] : And I'm working on another book. Yes, it's a work in progress. So stay tuned. (01:55:41)

[Jimmy Church] : There you go. Justin, fantastic conversation tonight. And I want to talk more about time and science the next time that you're on. Thank you so much, my friend. Great conversation. Again, all of Justin's links are below, over on our website, and throughout social media. Justin Bamforth. Be safe out there, man. Great night. (01:56:04)

[Justin Bamforth] : All right, take care. (01:56:05)

「父親と友人が出会った BEK 一家の謎」を解く

簡単。父親と友人が UFO （＝その正体は orb/大気中の発光現象）を目撃したのは事実だろう。当時、その地域での同様の事件を報じた新聞記事もあるようなので。

だが、「父親と友人が出会った BEK 一家」は、この事件に深い印象を受けた父親が、

見た夢 or
無自覚で生み出した偽の記憶

だと判断できる。なぜなら、

同席しているにもかかわらず、その父親以外は、一家の異様な目（白目の無い目）に気づいていない。
父親の友人がその体験を否定した。
その一家が実在しているのであれば、父親とその友人以外の UFO 関係者（例：MUFON）にも連絡している筈。なぜ、父親以外には全く知られていないのか？

なお、同様の事例は無数にある(*1)し、私自身も体験している(*1)。

(*1) : 関連する過去記事のリスト

敷地の林の中で、映画の "Star Wars" に登場する stormtrooper を目撃した ⇒ この謎を推測

この世界によく似た別世界から来たという女性（途中） (2012-03-15)

エレベータに乗ったら、未来都市の情景が見える階に至った。 (2018-07-04)

UFO を目撃直後、水晶地帯に至ったが、そこは存在しない場所だった。 (2018-05-29)

存在しない筈の酒場で仲間と一緒にリンゴ酒を飲んだ　（途中：その1） (2015-04-20)

存在しない筈のレストランでデートの夕食をした　（途中：その1） (2016-02-21)

Duncan Roads：バスで移動中の一行が存在しない筈の豪華なホテルを目撃した (2017-04-20)

山中で並行世界に迷い込んだカップルの証言 (2018-03-22)

幼女と子守が両親の眼前で行方不明に。数時間後に忽然と出現。退行催眠にかけたら… （途中：その1） (2018-06-30)

船内で行方不明になった乗組員が行方不明中に体験した不可思議な世界（途中：その1） (2018-03-05)

1905年、スペイン：少女が abduction され、30年後に当時の年齢のまま戻ってきた (2016-12-28)

Jacques Vallee : 20分ほど行方不明になっていた人物の髭が 2週間分も伸びていた (2016-08-01)

Rick Strassman：DMT で体験する世界は（脳の産物ではなく）実在するようだ　（＋追加2） (2017-06-09)

MIB を連想させる不気味な男から聞かされた話。 (2018-08-10)

フィリップ・K・ディックの神秘体験とその検証（＋追加） (2018-08-04)

1954年、東京：存在しない国籍のパスポートを持った男が謎の消失　（途中：その1） (2017-11-13)

Darryl Anka ： Bashar が告げたグレイの正体とアブダクションの目的（＋追加） (2016-12-09)

精神世界にはびこる新手のヨタ話：Mandela 効果　（全体） (2016-05-09)

Robert Guffey：一部の超常現象は光学迷彩的な秘密兵器を用いた米軍の秘密作戦だ　（途中：その1） (2016-10-03)

退行催眠：過去世で ET/植物/月だったのを思い出した（途中：その2） (2016-12-11)

1968年、ハワイの著名病院：歩行不能の患者が行方不明。忽然と戻って UFO に乗ったと証言。（途中：その1） (2018-07-02)

John Vivanco：謎の行方不明事件：見つかった幼児の証言、「洞窟、ロボットの祖母」 (2018-06-26)

David Paulides：通話中に突然、謎の行方不明となった事例は多い。（途中：その2） (2018-06-20)

母親が消失、後に出現。携帯電話の通話記録も謎。 (2018-07-07)

David Paulides ：携帯電話機で通話中に行方不明となった事例（全体） (2016-07-26)

David Paulides ：不可解な行方不明者が残した不気味な音声メール　（途中：その1） (2016-07-18)

(*2)

Mandel 効果ではないが、私にも似たような経験がいくつかある。一つだけ取り上げると…

学生の頃、ある大きな自然公園に何度も訪れたことがある。その自然公園は山の上にあり、当時頻繁に通っていた主要道路沿いから横に逸れて長い坂道を登った先にあった。今でもその自然公園の素晴らしい情景がありありと甦るし、帰り道にその坂道の上から見下ろした広々とした光景も懐かしい。

後年になってたまたまその地域を通りがかった時、ついでにその自然公園を再訪して見ようと思いたち、寄ってみた。すると、その自然公園に至る坂道が全く見当たらなかった。付近の古い店舗などで聞いてみたが、誰も自然公園なんてこのあたりに無いという。信じ難い思いで呆然とした。

どうやら、この自然公園は「いつも夢に出てくる馴染み場所」の一つだったようだ。幼いころは「いつも夢に出てくる馴染みの場所」が幾つもあって、長じるに連れてそれらの馴染みの場所の夢は全く見なくなった。なので学生の頃に何度も訪れた筈の自然公園は現実世界だと無条件に思い込んでいた（特に疑う理由も無かったし）。だが、この自然公園も「いつも夢に出てくる馴染み場所」だったようだ。

ついでに若干、似た事例を過去記事から。

存在しない筈のレストランでデートの夕食をした　（途中：その1）
ref: SMiles Lewis : 夢の共有体験は多数、報告されている。私自身も体験した

(2025-11-05)

前置き​

要旨​

目次​

ミステリーと超常現象のスペクトラム：要点ブリーフィング​

エグゼクティブサマリー​

1. 超常現象の統一理論：「スペクトラム」​

2. 核心となる証言：バンフォース氏の父のUFO遭遇体験​

2.1. 1968年のUFO目撃​

2.2. メディア報道と奇妙な家族からの接触​

2.3. 「黒い目」の家族との対面​

2.4. 体験の余波​

3. 目撃者の信頼性と研究者の透明性​

3.1. 覚醒状態の重要性​

3.2. DMTと異次元へのアクセスに関する議論​

3.3. 情報公開の必要性​

4. 現象の本質と人間の知覚の限界​

5. ジャスティン・バンフォース氏自身の超常体験​

5.1. 共有された予知夢：自動車事故の予感​

5.2. タイムスリップ：食料品店での奇妙な出来事​

超常現象における目撃証言の信頼性：心理的要因と証言者バイアスの分析​

1. 序論​

2. 証言に影響を与える内的要因の分析​

2.1. 心理的状態：ストレスと感情の役割​

2.2. 薬物・アルコールの影響と意識変容状態​

2.3. 個人的信念と先入観のフィルター​

3. 証言の変容と矛盾に関するケーススタディ：1968年のUFO目撃事件​

3.1. 出来事の概要と初期証言​

3.2. 記憶の信頼性とメディアによる歪曲​

3.3. 共同証言者の否認と知覚の個人差​

4. 超常現象調査における方法論的考察​

4.1. 懐疑的アプローチと自然的説明の排除​

4.2. 証言者への聞き取りと検証可能性​

4.3. 調査対象の転換：「現象」から「体験者」へ​

5. 結論​

ケーススタディ分析：1968年ペンシルベニア州ヨーク郡UFO事件と高奇妙性遭遇​

1. 序論​

2. 事件の概要：UFO目撃​

2.1. 目撃の詳細​

2.2. 目撃後の行動と物理的証拠の調査​

2.3. メディアによる報道​

3. 奇妙な家族との遭遇​

3.1. 接触の経緯​

3.2. 家族の特異な特徴​

3.3. 提示された「証拠」​

3.4. 決定的な異常性の観察​

4. 総合分析​

4.1. 証言の分岐：一貫した記憶と完全なる否認​

4.2. 証拠のパラドックス：物理的証拠の不在と検証不可能な主観的証拠​

4.3. 高奇妙性（High Strangeness）要素の考察​

5. 結論​

葉巻型UFOと黒い目の家族：1960年代、父が体験した戦慄の一夜​

序章：始まりは、見慣れない一本道から​

1. 丘の上の静かなる目撃者​

2. 地元紙が報じた「空飛ぶ円盤」​

3. 謎の家族からの電話​

4. 奇妙な家の、ありえない秘密​

4.1 不気味なほど似通った家族​

4.2 「機密」と記されたUFO写真​

4.3 戦慄の発見：黒一色の瞳​

5. 消された記憶と、壊れた友情​

結び：父の胸に刻まれた、色褪せない物語​

研究への動機/個人的な経験​

「超常現象のスペクトラム」の文脈における研究への動機と個人的経験​

1. 研究への動機：現象が人を選ぶ​

2. 個人的な経験の詳細​

A. 父親のUFO遭遇と「奇妙な人々」との面会 (Men in Blackの示唆)​

B. 自身の「共有された予感（Shared Premonitions）」とタイムスリップの可能性​

3. 「スペクトラム」の文脈における研究の方向性​

父親の UFO および「奇妙な人々」との遭遇​

1. UFO目撃の詳細（1968年頃）​

2. 「奇妙な人々」との遭遇 (Men in Blackの示唆)​

3. その後の影響と「スペクトラム」の文脈​

現象の調査と課題​

1. 現象調査の哲学とアプローチ​

A. 共同研究とデータ共有の必要性​

B. 経験者への焦点移行​

C. パターンと類似点の探索​

2. 調査における根本的な課題と限界​

A. 測定と再現性の限界​

B. 言葉と認識の限界​

前置き

要旨

目次

ミステリーと超常現象のスペクトラム：要点ブリーフィング

エグゼクティブサマリー

1. 超常現象の統一理論：「スペクトラム」

2. 核心となる証言：バンフォース氏の父のUFO遭遇体験

2.1. 1968年のUFO目撃

2.2. メディア報道と奇妙な家族からの接触

2.3. 「黒い目」の家族との対面

2.4. 体験の余波

3. 目撃者の信頼性と研究者の透明性

3.1. 覚醒状態の重要性

3.2. DMTと異次元へのアクセスに関する議論

3.3. 情報公開の必要性

4. 現象の本質と人間の知覚の限界

5. ジャスティン・バンフォース氏自身の超常体験

5.1. 共有された予知夢：自動車事故の予感

5.2. タイムスリップ：食料品店での奇妙な出来事

超常現象における目撃証言の信頼性：心理的要因と証言者バイアスの分析

1. 序論

2. 証言に影響を与える内的要因の分析

2.1. 心理的状態：ストレスと感情の役割

2.2. 薬物・アルコールの影響と意識変容状態

2.3. 個人的信念と先入観のフィルター

3. 証言の変容と矛盾に関するケーススタディ：1968年のUFO目撃事件

3.1. 出来事の概要と初期証言

3.2. 記憶の信頼性とメディアによる歪曲

3.3. 共同証言者の否認と知覚の個人差

4. 超常現象調査における方法論的考察

4.1. 懐疑的アプローチと自然的説明の排除

4.2. 証言者への聞き取りと検証可能性

4.3. 調査対象の転換：「現象」から「体験者」へ

5. 結論

ケーススタディ分析：1968年ペンシルベニア州ヨーク郡UFO事件と高奇妙性遭遇

1. 序論

2. 事件の概要：UFO目撃

2.1. 目撃の詳細

2.2. 目撃後の行動と物理的証拠の調査

2.3. メディアによる報道

3. 奇妙な家族との遭遇

3.1. 接触の経緯

3.2. 家族の特異な特徴

3.3. 提示された「証拠」

3.4. 決定的な異常性の観察

4. 総合分析

4.1. 証言の分岐：一貫した記憶と完全なる否認

4.2. 証拠のパラドックス：物理的証拠の不在と検証不可能な主観的証拠

4.3. 高奇妙性（High Strangeness）要素の考察

5. 結論

葉巻型UFOと黒い目の家族：1960年代、父が体験した戦慄の一夜

序章：始まりは、見慣れない一本道から

1. 丘の上の静かなる目撃者

2. 地元紙が報じた「空飛ぶ円盤」

3. 謎の家族からの電話

4. 奇妙な家の、ありえない秘密

4.1 不気味なほど似通った家族

4.2 「機密」と記されたUFO写真

4.3 戦慄の発見：黒一色の瞳

5. 消された記憶と、壊れた友情

結び：父の胸に刻まれた、色褪せない物語

研究への動機/個人的な経験

「超常現象のスペクトラム」の文脈における研究への動機と個人的経験

1. 研究への動機：現象が人を選ぶ

2. 個人的な経験の詳細

A. 父親のUFO遭遇と「奇妙な人々」との面会 (Men in Blackの示唆)

B. 自身の「共有された予感（Shared Premonitions）」とタイムスリップの可能性

3. 「スペクトラム」の文脈における研究の方向性

父親の UFO および「奇妙な人々」との遭遇

1. UFO目撃の詳細（1968年頃）

2. 「奇妙な人々」との遭遇 (Men in Blackの示唆)

3. その後の影響と「スペクトラム」の文脈

現象の調査と課題

1. 現象調査の哲学とアプローチ

A. 共同研究とデータ共有の必要性

B. 経験者への焦点移行

C. パターンと類似点の探索

2. 調査における根本的な課題と限界

A. 測定と再現性の限界

B. 言葉と認識の限界