John Alexander : 「医学的な死亡状態」でも意識が機能している事例
長文の記事に埋もれているので、タイトル・レベルに格上げしておく。
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こういった事例は幾つも報告されており、それを根拠して
- 「医学的な死亡状態」でも意識が機能している事例がある
- しかも、その状態で「あの世」や現実世界(手術室や別の部屋など)の状況を認知していた。時には未来の出来事を認知した。
- そしてその現実世界の認知が正しいことが後に判明した事例が少なからずある
- それゆえに、意識は脳の外部に実在している
- しかも、意識は時空間を超越している
と主張する医学者も(少数派だが)幾人もいる。
こういった主張については下の過去記事(*1)で私の見解を説明した。
(*1)
臨死体験(NDE)が幻覚ではない証拠として、
- 当人が見聞きできない筈の「死の瀬戸際で見た」情景(事故の状況、手術室の様子)を語り、
- それが後に現実と一致していた事例が無数に報告されていること
が挙げられている。これについて否定派の論駁はどれも無理があり、説得力に欠ける。一言で言えばあまりに凡庸。つまり否定派は「科学的世界観モデル」がモデルではなく世界の真実の姿そのものだと盲信しているため、陳腐で凡庸なことしか考えられなくなってる。
否定派の諸氏は、誰もが透徹した知性と天才的頭脳の持ち主で、我々のような野卑な凡人とはかけ離れた高貴な方々揃いだが、先述の盲信が思考をきつく束縛しており、まことに惜しまれる。
閑話休題、本題にもどって…。誰もが、全ての臨死体験は、今まさに事故や重病で死の瀬戸際にいる人間が
- (a) 「リアルタイムに」、この世とあの世の狭間で実体験したことだ とか、
- (b) 「リアルタイムに」、見た幻覚だ
と無条件に思い込んでいるが、たぶん「リアルタイム」は少数で、大部分は
・(c) 病院の寝台の上で、昏睡状態から回復する途上で見た幻覚に、ごく稀に ESP (遠隔視)成分が混じりこんだもの
だと私は判断する。遠隔視が時間を遡った情景を認知したという実験的証拠は幾つも報告されており、それを否定する具体的な反証データはみかけないので、一応の仮説レベルとして採用できる筈。
つまり、事故や重病で死の瀬戸際だった時の自分の情景を、時間を遡って遠隔視したから、倒れた自分の姿を空中から俯瞰する視点で目撃することになった。それゆえに、
- 当人が見聞きできない筈の「死の瀬戸際で見た」情景(事故の状況、手術室の様子)を語り、
- それが後に現実と一致していた事例が無数に報告されていること
という状況が生じた。
では、なぜ臨死体験で ESP が作動するのか? それは、脳が正常に機能していない状態だったゆえに、脳のバグと しての ESP 機能が作動しえたのではないか。私は ESP を超越した能力だとは見なさず、バグだと判断している。
ref: ❏ 臨死体験 (NDE) 中に gray 型 ET に会った (2024-06-28)
この過去記事の時点では
- ESP は「脳のバグ」
と見なしていたが、現在は「脳が生み出した」バグではなく、
- 情報そのものが持つ「共鳴認知」的特質が、大規模情報系(∋脳)において ESP といった形で稀に顕現する(=創出される)ことがあるのだ
…という方向へ変化した。それが最近の過去記事(下)。
遠隔視と共鳴認知は、「複雑化し高度に絡み合ったた情報系(量子統計系)」のレベルで創発する未知現象 X (=情報そのものがもつ未知の特質の高度な顕れ)が共通の基盤となっていると予想する。
つまり、「魂や意識といった主体的存在のもつ超常的能力」などではなく、情報そのものがごくごく微弱に共鳴し、情報系が複雑化することで遠隔視や共鳴認知という形で X が顕現しているのではないか。喩えると「レーザーの励起による誘導放射によって微弱な共鳴が極端に増幅される現象」に似ている。
たぶん、量子系の entanglement やフェルミ統計におけるパウリの排他律もその X が派生した顕著な顕れであるように思える。
要約すると、いわゆる超常現象ではなく、全ては自然現象に帰着する。
(2025-09-04)