Emanuel Swedenborg の見てきた霊界
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前置き+コメント
Brian Scott によるタイトルの趣旨の解説動画を AI(NotebookLM) で整理した。
Swedenborg の主張については、
John E. Mack の異星人による誘拐に関する見解 (2012-07-06)
仙童寅吉の宇宙旅行 (2013-12-04)
Robert Bigelow : Emanuel Swedenborg の精神世界に関する業績を称賛 (2021-11-15)
で私の判断を述べた。要するに Swedenborg はシャーマンや Psychonauts(*1) と同様に、異界(天国など)の幻覚を体験(*2)した。どこかに実在する世界を訪れたわけでは無い。臨死体験(NDE)も体外離脱体験(OBE)も同じ構図。
(*1)
Andrew Gallimore : DMT は「高次元の知性体と通信するための技術」だ (2026-01-19)
(*2)
書籍や Web ではほとんど 見かけないが、誰でも無料で合法的かつ比較的簡単に幻覚を見る伝統的な方法がある。
それは 48時間以上(時間は個人差があり年齢にもよる)、起き続けて睡眠をとらないこと。猛烈な睡魔が襲ってくるが、それに耐えていると目覚めたまま「ごく短時間の夢」を見るようになる(マイクロ・スリープ)。つまり目覚めたまま幻覚を見る段階に至る。これが幻覚の入口。
その段階を超えると次に意識に変調をきたし、本格的な幻覚モードに突入する。慣れるとこの「幻覚モード」の幻覚をある程度操ることができるようになる(=期待する神秘体験がある程度まで可能になる)が、誰でもできるわけではなく適性が必要。
当然、問題もある。この方法を繰り返したり、深入りすると(個人差もあるが)脳に回復不能の損傷が生じる可能性があること。つまり、極めて危険。私は勧めない。もっとも大半の人間はマイクロ・スリープの段階で脱落するから、それが安全装置にはなっている。
昔からの密教の修行などでは、この方法や類似の技法が用いられている。それゆえ、時折 修行者の中に精神に異常をきたして精神科医の元に連れてこられたり、発狂者も生じている。
繰り返すが、私は勧めない。この方法で見る初期段階での幻覚には若干の物珍しさがあるだけで何の価値もない。深入りすると脳に回復不能のダメージを負うリスクが生じる。
LSD や DMT だと、もっとお手軽に幻覚が体験できるが、その体験は「神秘」でも「超越」でもない。意識の認知機能を 歪曲/変調 させているだけ。喩えると「極端に歪んだ鏡の部屋」に入って驚くようなもの。所詮は子供だましだが、Terrence McKenna やその信奉者らは「内的世界の冒険者」だの psychonauts だのと自称している(いた)。
ref: Bigfoot 遭遇体験の再現ドラマ集 (2024-12-09)
要旨
Swedenborg は、科学者から霊能者へ転身し、死後の世界(霊界、天国、地獄)を詳細に記しました。死後、人は自身の支配的愛に基づき、天国か地獄へ引き寄せられます。現世での道徳的・市民的生活を通じ、他者への愛を育むことが霊的成長の鍵となります。
目次
- 前置き+コメント
- 要旨
- Emanuel Swedenborg :霊界、天国、地獄への探求に関する概要
- 【テーマ別解説集】 Swedenborg が明かす「霊界の仕組み」と「真の生き方」
- 基礎概念解説書:死後の世界の構造と魂の変容プロセス
- Emanuel Swedenborg における「合理的理性から直感的洞察への変容」:知識・記憶・人格形成の構造的考察
- プロフェッショナルな誠実さの再定義: Swedenborg の「支配的な愛」に基づく倫理指針レポート
- Emanuel Swedenborg?
- 死後の世界(精霊界)
- 人間の本質
- 死後の 3つの状態
- 記憶と審判
- 天国への道
- 関連する概念
- 情報源
Emanuel Swedenborg :霊界、天国、地獄への探求に関する概要
エグゼクティブ・サマリー
本資料は、18世紀の科学者であり神秘主義者でもあった Emanuel Swedenborg (1688-1772)の思想と、彼が著書『天界と地獄』で詳述した死後の世界に関する洞察をまとめたものである。 Swedenborg の核心的な主張は、人間は本質的に「霊(スピリット)」であり、肉体 は自然界で活動するための道具に過ぎないという点にある。
死後の世界は、天国と地獄の間に位置する「霊界(World of Spirits)」から始まり、個々人の内面的な「統括的な愛(Ruling Love)」に従って、最終的な行き先が決定される。 Swedenborg によれば、天国への道は世俗を拒絶することではなく、現世の義務を果たしながら神聖な法則に基づき誠実に生きることによって開かれる。本報告書は、死のプロセス、霊的記憶の不可逆性、そして霊界における三つの状態について詳細に解説する。
1. Emanuel Swedenborg の背景と遍歴
Swedenborg は、その生涯において科学者から神秘主義者へと劇的な転身を遂げた人物である。
- 多才な知識人: スウェーデン出身の科学者、発明家、哲学者、そしてキリスト教神学者。初期のキャリアでは科学分野で多大な功績を残した。
- 霊的覚醒: 1741年から1753年にかけて、夢やビジョンを通じて霊的段階に入り、「主(主イエス・キリスト)」からキリスト教を改革するための「天の教義」を記すよう任命されたと主張した。
- 霊的視力: 彼は自分の「霊の眼」が開かれたことで、天国や地獄を自由に訪れ、天使や霊、悪魔と対話できるようになったと述べている。
- 客観的な証拠: 遠方の火災を察知したり、亡くなった王族の秘密を言い当てたりするなど、彼の主張を裏付けるような超心理学的な出来事が当時いくつか記録されている。
2. 人間の本質:肉体と霊
Swedenborg の哲学において、人間の定義は通常の物質的観点とは根本的に異なる。
- 霊としての人間: 思考し、感情を持つのは肉体ではなく「霊(または魂)」である。肉体は物質界で機能するために付加された、生命のない道具に過ぎない。
- 死の定義: 肺の呼吸と心臓の拍動が止まったとき、霊が肉体から分離される。これを一般に「死」と呼ぶが、 Swedenborg はこれを「復活」であり「生命の継続」であると定義する。
- 覚醒のプロセス: 死後、霊は一時的に肉体にとどまるが、主によって導き出され、霊界へと目覚めさせられる。この際、天使が寄り添い、故人の思考をケアし、自然的な思考から霊的な思考へと移行させる補助を行う。
3. 霊界の構造と「統括的な愛」
死後、すべての人はまず「霊界」と呼ばれる中間領域に集まる。ここは天国でも地獄でもなく、準備と選別のための場所である。
霊界の特徴
- 滞在期間: 数日から数週間、長い場合は30年まで。個人の内面(本音)と外面(建前)の不一致の度合いによって期間が異なる。
- 統括的な愛 (Ruling Love): 人間は死後、その人が現世で最も愛していたもの(善、あるいは悪)そのものになる。この「愛」が磁石のように、その人をふさわしいコミュニティ(天国または地獄)へと引き寄せる。
死後の三つの状態
霊界に到着した霊は、以下のプロセスを経て最終的な目的地へ向かう。
| 状態 | 名称 | 内容 |
|---|---|---|
| 第一の状態 | 外面的な関心の状態 | 現世での生活とほぼ変わらない状態。友人や親族と再会し、道徳的・市民的な振る舞いを維持する。 |
| 第二の状態 | 内面的な関心の状態 | 外面の仮面が剥がれ、本性が露呈する。善い人はより賢明になり、悪を愛した人は狂気と悪行に耽る。 |
| 第三の状態 | 教育・準備の状態 | 天国へ向かう者のための教育段階。天使から知恵と善について学び、天国のコミュニティへ入る準備を行う。 |
4. 記憶の保存と「生命の書」
Swedenborg は、人間のすべての行動、思考、意図は消去されることなく記録されると 主張している。
- 内的な記憶: 霊的な記憶(内面的な記憶)には、赤ん坊の頃からのすべての経験、隠れた犯罪、善行、思考、感情が刻まれている。
- 暴露: 審判の際、隠し事は不可能である。欺瞞、窃盗、不倫などの行為は、当時の意図や感情とともに、まるで目の前で起きているかのように再現される。
- 生命の書: 聖書に登場する「生命の書」とは、人間の脳と体全体に刻み込まれた、その人の全生涯の記録そのものである。
5. 天国への道:日常生活の中の霊性
Swedenborg は、天国へ行くために世俗を捨てる必要はないと強調する。
- 世俗での活動: 修道院のような隠遁生活や、過度な敬虔さだけの生活は天国へは通じない。真の霊的生活は、現世の仕事や義務を誠実かつ公正に果たす中で形成される。
- 誠実さの源泉: 単に法律や評判のために正直に振る舞う(外的動機)のではなく、それが神の法であり善であるからという理由で正直に振る舞う(内的動機)ことが重要である。
- 容易な道: 天国への生活は思われているほど難しくはない。不誠実な誘惑に駆られた際、「これは神の戒めに反するからやめよう」と考える習慣をつけるだけで、主の導きによって内面が開かれ、悪が取り除かれていく。
6. 補足的考察:他思想との関連性
提供された資料内では、 Swedenborg の思想と他の哲学的・精神的枠組みとの共通点についても言及されている。
- ネヴィル・ゴダード: ゴダードが引用するウィリアム・ブレイクは、 Swedenborg から強い影響を受けていた。
- 一なるものの法則 (Law of One): 「他者への奉仕」が51%を超えると次の意識レベル(密度の転換)へ進めるという概念は、 Swedenborg の「善への愛」と天国への移行に近い。
- カルロス・カスタネダ: 過去の記憶を再体験して解放する「回想(Recapitulation)」の技法は、死後に記憶の束縛から逃れるための手段としての共通項が見出される。
結論
Emanuel Swedenborg の記述によれば、死後の運命は「審判」という外部からの宣告によって決まるのではなく、人間がその生涯を通じて自らの内に築き上げた「愛」の質によって決定される。天国とは、他者への愛と有用な活動を喜びとする人々のコミュニティであり、地獄とは、自己愛と支配欲に囚われた人々の集まりである。したがって、現世における誠実な生き方こそが、死後の幸福を形作る唯一の基盤となる。
【テーマ別解説集】 Swedenborg が明かす「霊界の仕組み」と「真の生き方」
「死」という未知の扉の向こう側に、一体何が待っているのでしょうか。18世紀の偉大な科学者であり、霊的探求者でもあった Emanuel Swedenborg は、その目で見、体験した驚くべき真実を遺してくれました。
親愛なる学習者の皆さん、安心してください。死とは決して生命の終わりではありません。それは古い衣を脱ぎ捨て、より自由で、より本質的な世界へと引っ越す「世界の移動」に過ぎないのです。本書では、彼の膨大な記録から、私たちが輝かしい未来を迎えるための知恵を紐解いていきましょう。
1. 序論:死とは「世界の移動」である
Swedenborg によれば、人が肉体の機能を停止した直後に足を踏み入れるのは、天国でも地獄でもない、その中間に位置する「霊界(World of Spirits)」という場所です。
ここは、すべての死者が最初に集められ、自らの本質を吟味され、次の世界への準備を整える「待機場所」のようなものです。滞在期間は数日から、長くても30年ほど。この霊界において、人は「三つの状態(外的、内的、教授)」を経て、自らが最も相応しい場所へと進んでいきます。
死とは、肉体という道具が精神の呼吸と拍動に応答できなくなったときに起こる、霊体の解放です。では、私たちが今この瞬間も肉体の内側に宿している「霊的な体」の秘密について、詳しく見ていきましょう。
2. 霊体と肉体:思考と呼吸を結ぶ「見えない絆」
人間にとっての本質は「霊体」であり、肉体は霊界という生命の源から送られるエネルギーを、この物理世界で使うための「器」に過ぎません。私たちの生命維持装置である呼吸と心拍は、霊的な機能と密接に対応(照応)しています。
「思考」と「呼吸(肺)」のつながり 思考は霊的な呼吸そ のものです。肉体の肺が止まっても、霊体としての呼吸は継続し、私たちの知恵と理解を支え続けます。
「情愛(愛)」と「心拍(心臓)」のつながり 情愛や意志は、肉体の心臓の鼓動に対応しています。私たちの内側にある「愛」こそが霊体の本質的な熱源であり、生命の核なのです。
肉体が冷たくなっても、天使たちが私たちの霊体の目から「覆い」を優しく巻き戻し、霊的な光を見せてくれるとき、私たちは真に目覚めます。その際、天使の存在によって「死体さえも甘く香るような、芳しい香り」が漂い、悪しき霊が近づくのを防いでくれるのです。
| 身体機能 | 対応する精神的要素 | 霊的な意味 |
|---|---|---|
| 呼吸(肺) | 思考・理解 | 霊的呼吸の継続。知恵を形作る活動。 |
| 心拍(心臓) | 情愛・愛 | 命の本質的な熱源。天国との絆。 |
霊体が解放されると、人は「ありのままの自分」を露呈させるプロセスへと入ります。それが次の章で語る、記憶の再現です。
3. 「内なる記憶」:刻まれる人生の記録(生命の書)
Swedenborg は、記憶には二つの層があることを明かしました。世俗的な知識である「外的な記憶」と、人生のあらゆる意図と行動が刻まれた「内的な記憶」です 。この内的な記憶こそが、聖書で言われる「生命の書」の正体であり、脳だけでなく指先に至るまで「霊体の全身」に刻み込まれています。
霊界の「第二の状態(内的な状態)」に入ると、隠し事は一切不可能になります。出典には、驚くべき再現の様子が記されています。
- 毒殺者の審判: 生前に隣人を毒殺した者が、死後に「足元に溝が開き、墓から出てきた被害者に叫ばれる」という形で罪を突きつけられた。当時の会話、毒を盛った時の思考がすべて再現され、本人は否定できなくなった。
- 日記の読み上げ: 贈収賄を行っていた者の記憶が、あたかも「生前につけていた日記をページごとに読み上げられる」かのように、金額、場所、意図に至るまで詳細に公開された。
- 不誠実の露呈: 他人の目を盗んで行った誹謗中傷や、密かな不倫、詐欺行為が、当時の感情とともに、映画を見ているかのように鮮明に再現される。
このプロセスは罰ではなく、「似た愛を持つ者同士が結びつき、無関心な者が離れる(相互認識)」ための浄化です。自分と似た本質を持つコミュニティを見つけるために、人はその内面を隠せなくなるのです。
4. 支配的な愛:死後に現れる「真実の姿」
霊界に入った直後の「第一の状態(外的な状態)」では、まだ地上にいた頃の顔をしていますが、時間が経つにつれて劇的な変化が訪れます。その人が生涯を通じて育んできた「支配的な愛」が、そのまま外見へと現れるのです。
- 天国的な愛を持つ者: 他者への誠実さと神への愛を持って生きた人は、内面の美しさが全身から溢れ出します。彼らは輝くように美しく、若々しい天使の姿へと変化していきます。特に「第三天国」の天使たちの美しさは、地上のいかなる画家も描くことができないほど光り輝き、生命に満ちていると言います。
- 利己的な愛に固執する者: 自分勝手な欲望や憎しみを愛した人は、その醜い内面が顔を覆います。彼らの姿は暗く、歪み、見るに堪えない醜い怪物のような姿へと変貌してしまいます。
霊界では「思っていること」と「見かけ」が一致します。では、私たちが「美しい姿」として永遠を生きるために、今できることは何でしょうか。
5. 天国への道:世俗の中での「誠実な暮らし」
「天国に行くには、世俗を離れて祈り続ける隠者のような生活が必要だ」という考えは、大きな誤解です。 Swedenborg は、真の霊的生活は「日常の職務」の中にこそあると説きました。
彼は十戒を以下の三つに分類し、その実践を説いています。
- 霊的な法(最初の3つ): 神を認め、敬うこと。
- 市民の法(次の4つ): 社会の一員として誠実であること。
- 道徳の法(最後の3つ): 自らの内面(意図)を清く保つこと。
ここで重要なのは、「なぜその法を守るか」という動機です。「単に評判を気にして、あるいは法律が怖いから」守るだけの「自然な人間」は、内面では復讐心や不誠実さに燃えています。しかし、「神の法だから」という理由で誠実に生きる「霊的な人間」は、内なる心が天国に向かって開かれます。
特別な修行は必要ありません。ビジネスや家庭、地域社会という「世俗」の中で、誠実かつ公正に振る舞うこと。その一歩一歩が、あなたを天使へと作り変えていくのです。
6. 結論:今日から始める「永遠」への準備
私たちが学んできた「霊体」「記憶」「支配的な愛」の教えは、すべて一つの希望へとつながっています。それは、あなたの今この瞬間の選択が、未来のあなたの姿を決めるということです。
[!IMPORTANT] 「天国への道は、人が考えているほど難しくはない」
誘惑に駆られたとき、「これは神の教えに反する、不誠実なことだ」と一瞬立ち止まる。その小さな習慣が、あなたを天国のコミュニティへと結びつけます。難しく考えすぎる必要はありません。今の生活を愛し、目の前の職務に真心を込めて取り組んでください。
自分の内面を整えることは、そのまま輝かしい未来を築くこと。あなたが今日、誰かに向けた誠実な微笑みや、正直な仕事が、そのまま永遠の世界でのあなたの「美しさ」となります。自信を持って、愛と誠実の道を歩んでいきましょう。