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George Knapp 講演(1990s) : ロシアの UFO 研究事情の調査結果

· 229 min read

前置き

この動画については過去記事でも取り上げたが、今回は AI で整理した。

Las Vegas で開催された "International UFO Congress & FILM Festival" での講演。ソ連が崩壊した直後にロシアを取材した結果を語っている。1990年代の講演。

要旨

AI

ソ連UFO研究の深層

この講演の転載は、ジャーナリストである‌‌ジョージ・ナップ‌‌氏がソ連(ロシア)のUFOプログラムと調査に関する経験と調査結果を詳細に説明するものです。

ナップ氏は、アメリカ政府がUFOについて沈黙を守っているのに対し、ロシア政府(および軍事・科学コミュニティ)がUFOの現象を長期間にわたり真剣に研究してきたという‌‌仮説を検証するためにロシアへの旅‌‌を企てました。

彼は、退役した軍事大佐や高名な科学者など、‌‌ソ連時代の秘密のUFO研究に関わった主要人物‌‌と接触し、彼らの証言や機密文書の一部を入手することに成功しました。

これらの情報には、‌‌ロズウェル事件へのソ連の関心‌‌、宇宙飛行士による遭遇、UFOが核ミサイルを制御したとされる事件、そしてUFO技術を‌‌ステルスやSDI兵器開発に利用しようとする意図‌‌などが含まれています。

ナップ氏の調査は、アメリカのUFO研究者が長年疑ってきた、‌‌政府によるUFO情報の隠蔽‌‌が、ロシアの情報を通じて間接的に確認されたと結論付けています。

目次

  1. 前置き
  2. 要旨
  3. ソ連のUFO計画:調査、機密、そして啓示
    1. エグゼクティブ・サマリー
    2. 1. 調査の背景と目的
    3. 2. ソ連国防省の公式UFO調査計画
    4. 3. UFO技術と軍事応用
    5. 4. 初期のUFO研究とロズウェル事件
    6. 5. 科学界の関与と物理的証拠の研究
    7. 6. 宇宙飛行士による目撃と機密文書
    8. 7. 結論と米ソの比較
  4. 調査報告書:冷戦下のソ連におけるUFO研究の全貌
    1. 1. 序論:鉄のカーテンの向こう側のUFO研究
    2. 2. 冷戦初期の関心:ロズウェル事件とスターリンの反応
    3. 3. 公式研究の黎明期と科学者たちの苦悩
    4. 4. ソ連国防省による大規模調査:ソコロフ大佐の極秘プロジェクト
    5. 5. UFO技術とソ連の軍事応用:SDI計画との関連
    6. 6. 重要事件の分析:ヴォロネジ着陸事件(1989年)
    7. 7. 物理的証拠の探求:着陸地点の科学的分析
    8. 8. 宇宙空間での遭遇:ソ連宇宙飛行士の目撃証言
    9. 9. 総括と西側(米国)との比較考察
  5. ジョージ・ナップ氏の講演録:旧ソ連UFO調査プログラムの真相
    1. 2.0 ソ連国防省による公式UFO調査
    2. 3.0 科学的アプローチと物的証拠の分析
    3. 4.0 歴史的視点と米ソ間の認識の差異
    4. 5.0 総括と結論
  6. クレムリンのXファイル:ソ連の極秘UFO調査、驚愕の真相
    1. 1. 崩壊する帝国への潜入:あるジャーナリストの賭け
    2. 2. 国防省の極秘指令:国全体が「UFO監視網」と化した10年間
    3. 3. スターウォーズ計画と異星人の兵器
    4. 4. ロズウェルの秘密:スターリンは何を知っていたか?
    5. 5. 地上に残された「硬い証拠」:UFO着陸点の科学
    6. 結論:自由のパラドックス
  7. ソ連UFO研究のパイオニアたち:鉄のカーテンの裏側の証言
    1. 導入:封印された歴史の扉を開く
    2. 1. 西側への扉を開いたキーパーソン
    3. 2. 国防省の極秘調査を率いた人物
    4. 3. UFO技術と「スターウォーズ計画」
    5. 4. ソ連UFO研究の歴史的証人
    6. 5. 現場の科学者たち:物理的証拠の探求
    7. 結論:鉄のカーテンが明らかにしたもの
  8. ロシア調査の背景と目的(George Knapp)
    1. ソ連UFO研究のより大きな文脈
    2. George Knapp氏によるロシア調査の背景と動機
    3. ロシア(ソ連)調査の背景と目的
  9. ソ連/ロシア における公的 UFO 研究
    1. 1. 公的研究の前提:「UFOは現実である」
    2. 2. 国防省による大規模な情報収集と軍事研究
    3. 3. 科学アカデミーによる正式な調査
    4. 4. 政治的変革による公開
    5. 結論
  10. UFO 技術の応用(SDI/ステルス)
    1. 1. ステルス技術(Stealth Technology)への応用
    2. 2. SDI(戦略防衛構想)/ビーム兵器への応用
    3. 3. UFO技術が持つ脅威の認識
  11. ロシアの宇宙・軍事歴史的見解
    1. 1. ソ連最高指導層のUFOに関する歴史的認識(1940年代)
    2. 2. 宇宙飛行士によるUFO遭遇の歴史
    3. 3. 軍事史におけるUFOの脅威と対応
    4. 4. 軍事技術応用への歴史的関心(SDI/ステルス)
  12. UFO 着陸地の科学的調査
    1. 1. ヴェルラモフ教授による着陸地の物理的・化学的特性の調査
    2. 2. シミコフ博士による土壌生物の専門調査
    3. 3. 研究の意義
  13. 米国とロシアの比較
    1. 1. 公的な姿勢と情報の現実性に関する比較
    2. 2. 情報公開と秘密保持の比較
    3. 3. 研究の目的と動機の比較
    4. 4. 科学的アプローチの比較
    5. 5. 自由な社会に関する皮肉な結論
  14. 情報源
  15. 文字起こし(話者識別)

ソ連のUFO計画:調査、機密、そして啓示

AI

エグゼクティブ・サマリー

ジャーナリストのジョージ・ナップ氏による講演の記録は、1990年代初頭のロシアにおけるUFO研究の実態を明らかにするための調査活動を詳述している。ナップ氏のチームは、ロシアの政治的混乱と開放性を好機と捉え、西側ではこれまで知られていなかった情報源に接触することに成功した。調査の結果、ソビエト連邦の国防省および科学アカデミーが、長年にわたりUFO現象に対して国家的レベルで体系的かつ極秘の調査を行っていたことが判明した。

主な調査結果は以下の通りである:

  1. 国防省の公式調査: ボリス・ソコロフ退役大佐の主導で、1980年から10年間にわたり、ソ連軍全体を「巨大なUFO傍受拠点」とする大規模なデータ収集プロジェクトが実施された。この調査では、UFOが国家安全保障上の脅威となりうること、またその技術(ステルス性など)が軍事応用の可能性があると認識されていた。
  2. 軍事技術への応用: ソ連のSDI(戦略防衛構想)計画の主任科学者の一人であるロミリー・アヴラメンコ博士は、UFOが実在し、そのデータがプラズマビーム兵器の研究に組み込まれていたと証言した。
  3. ロズウェル事件に関するソ連の見解: ソ連の宇宙計画の父、セルゲイ・コロリョフは、1948年にスターリンに対し、ロズウェル事件の物体は地球上のどの国のものでもないと報告していた。これはソ連指導部が早くからUFOの地球外起源を認識していたことを示唆する。
  4. 科学的な物理的証拠: ロシアの科学者たちは、UFO着陸地点とされる場所で詳細な物理的・生物学的分析を行っていた。土壌中の元素濃度の異常、微生物の消滅、植物の化学組成の変化、さらには時間の流れの歪みといった測定可能な効果が文書化されている。
  5. 情報公開に関する米ソの対比: ナップ氏は、民主化途上のロシアがUFO情報に対して驚くほどオープンである一方、米国政府は依然として否定と隠蔽を続けているという皮肉を指摘し、真の情報の自由について問いかけている。

本ブリーフィングは、これらの証言と発見を基に、ソ連におけるUFO研究の深さと深刻さを体系的にまとめたものである。

1. 調査の背景と目的

ジャーナリストのジョージ・ナップ氏は、長年にわたりUFO現象を追跡してきた。調査の基本的な仮説は、「もしアメリカ政府が国家安全保障を理由にUFO情報を蓄積しているのなら、ロシアも同様のことをしている可能性が高い」というものであった。ソビエト連邦崩壊後のグラスノスチ(情報公開)とペレストロイカ(改革)の波は、この仮説を検証するためのまたとない機会を提供した。

  • 目的: 米国政府がUFOに関する情報を公開する可能性が低い中、ロシアの新たな開放性を利用して、ソ連が蓄積したUFOファイルにアクセスすること。これにより、間接的にアメリカのUFOに関する知識についてさえも、ロシアから学ぶことができるかもしれないという期待があった。
  • 協力者: 調査の成功は、ソ連議会の国家安全保障顧問であった物理学者ニコライ・カプラノフ氏の協力なくしては不可能であった。カプラノフ氏は当初UFOに懐疑的であったが、高官たちへの聞き取り調査を進めるうちに、この現象が本物であると確信するようになった。彼の持つ科学界、軍、政界における人脈が、西側のジャーナリストには通常アクセス不可能な情報源への扉を開いた。
  • 調査方針: 調査チームは、西側メディアに既に登場したことのある人物ではなく、これまで知られていなかった「新たな情報の層」を掘り起こすことを目指した。この方針が、国防省の元高官や現役の科学者といった重要な情報源との接触を可能にした。

2. ソ連国防省の公式UFO調査計画

調査で明らかになった最も重要な事実の一つは、ソ連国防省が主導した長期的かつ包括的なUFOデータ収集プログラムの存在である。この計画は、ボリス・ソコロフ退役大佐によって指揮されていた。

2.1. 10年間の全国規模調査

1980年、ソ連国防省は全軍部隊(陸軍、海軍、空軍)に対し、UFOの目撃情報をすべて徹底的に調査し、ソコロフ大佐のオフィスに報告するよう命じた。この命令により、「ソ連全土が巨大なUFO傍受拠点と化した」とソコロフ氏は語る。

  • 調査期間: 1980年から10年間。
  • 収集データ: 数千件に及ぶ報告書が収集され、そのうち数百件の最重要事例が分厚いファイルにまとめられた。
  • 調査理由:
    1. UFOの予測不可能な動きと急激なコース変更。
    2. UFOの驚異的な速度。
    3. 視認できるがレーダーに映らない、あるいはレーダーに映るが視認できないという矛盾。

2.2. 軍事的脅威と技術的関心

ソ連軍はUFOを単なる奇妙な現象としてではなく、潜在的な脅威および技術獲得の対象として捉えていた。

  • 軍事応用: 「UFOの秘密を解明できれば、速度、素材、視認性(ステルス性)の面で仮想敵国に対する競争に勝つことができる」と考えられていた。これは、UFO技術をリバースエンジニアリングして独自のステルス技術を開発しようとする意図があったことを示唆する。
  • パイロットとの遭遇事例:
    • パイロットがUFOを追跡し、撃墜せよとの命令が出された事例が40件あった。
    • UFOを攻撃しようとすると、UFOは加速して逃げ去った。
    • 3件の事例では、UFOを追跡したパイロットが操縦不能に陥り墜落、うち2名が死亡した。
    • これらの事件後、命令は「UFOを発見したらコースを変更し、退避せよ」と改められた。
  • ICBM基地での事件: 1983年10月5日、ウクライナのICBM(大陸間弾道ミサイル)基地でUFOが観測された際、基地の制御パネルがひとりでに点灯し、ミサイル発射準備が整ったという驚くべき報告がなされた。ソコロフ氏らの見解では、これはUFOがミサイルの発射コードを起動させたことを示唆している。

2.3. 現在進行中の調査「スレッド3」

ソコロフ氏によれば、国防省によるUFO調査は規模を縮小しながらも継続されている。現在のプロジェクト名は「スレッド3(Thread 3)」と呼ばれている。

  • 機密文書の入手: ナップ氏のチームは、この「スレッド3」計画に関連する複数の機密文書を入手することに成功した。
  • 文書の内容:
    • ロシア軍がUFOの仕組みと技術の再現に焦点を当てていることが明記されている。
    • 米国のUFO研究(MJ-12文書など)を監視していることが示されている。
    • ソ連の宇宙飛行士によるUFO遭遇の詳細な記録が含まれている。

3. UFO技術と軍事応用

ソ連のSDI計画(対衛星兵器開発計画)の主任科学者の一人、ロミリー・アヴラメンコ博士は、UFOの存在とその技術が兵器開発に影響を与えたことを明確に証言した。

  • UFOの実在性: アヴラメンコ博士は「私や同僚にとって、UFOが実在するかどうかはもはや疑問ですらない」と断言。1959年には既に高性能レーダーで地球周回軌道上のUFOを複数観測しており、その技術は現代のレベルを遥かに超えていたと述べた。
  • 兵器開発への応用: 「UFOに関する情報は、我々のスターウォーズ計画で使われるプラズマビーム兵器の製造に役立っている」と証言。彼はこれを「エイリアンの兵器」と呼んだ。
  • レーダーからの除外: 博士は、米ソ双方の防衛コンピューターが、現在ではUFOやその他の異常物体を「除外する」ようにプログラムされていると指摘。これが、政府が「UFOは探知していない」と公言できる理由かもしれないと示唆した。

4. 初期のUFO研究とロズウェル事件

ソ連のUFOへの関心は、冷戦初期にまで遡る。モスクワ航空研究所のヴァレリー・ブディコフ博士は、ソ連ロケット開発の父であるセルゲイ・コロリョフから直接聞いた話として、以下の事実を明らかにした。

  • スターリンへの報告: 1948年、ロズウェル事件とマンテル大尉死亡事件の後、コロリョフはクレムリンに召喚され、スターリンからUFOに関する見解を求められた。
  • コロリョフの結論: 西側の資料やソ連国内の報告書を検討したコロリョフは、スターリンに次のように報告した。
    1. この現象は実在する。
    2. 我が国にとって危険なものではないように見える。
    3. 米国や他のどの国で製造されたものでもない。
  • ソ連の見解: この証言は、ソ連指導部が1940年代の時点でロズウェル事件の物体が地球外のものであり、米国政府の「気象観測気球」という説明を信じていなかったことを示している。ブディコフ博士はまた、「米空軍と海軍が膨大なUFO資料を極秘に保有していることを我々は知っている」と述べた。

5. 科学界の関与と物理的証拠の研究

ソ連では、軍だけでなく、科学アカデミーや個人の科学者たちもUFO現象を真剣に研究し、物理的な証拠を収集・分析していた。

5.1. ロシア科学アカデミーの調査

自らを「友好的な懐疑論者」と称する科学者ユーリ・プラトフ氏によれば、ロシア科学アカデミーは1970年代から公式にUFO研究を行っている。

  • 研究体制: 10の異なる研究機関が関与し、数千件のケースファイルが蓄積された。
  • 結論: 90%以上は地球上の現象で説明可能だが、説明不能な事例も多数存在し、地球外生命体による来訪の可能性は真剣に研究すべき重要なテーマであると認めている。
  • 特異な事例: 凍結した湖にUFOが着陸し、同心円状の巨大な氷のサークルを残した事例(ロシア版クロップサークル)は、説明不能なケースとして挙げられた。

5.2. UFO着陸地点の詳細分析

レム・ヴァルラモフ教授とユーリ・シミコフ博士は、UFO着陸地点とされる場所で30年近くにわたり物理的・生物学的影響を調査してきた。

調査項目発見された現象
植物の変化サークル内の植物は、リンと炭素の含有量が20~30%高く、成長速度が遅かった。
土壌の化学組成分光分析の結果、サークル内の土壌では20種類の元素が外部の20~60倍の濃度で検出された(鉛は14倍、チタンは8.5倍など)。
生物学的影響サークル内で人間の心拍数と血流が60%上昇。昆虫は異常な行動を示し、一部は死亡した。
時間の歪みサークル内に2時間置かれた機械式および水晶式の時計は、外部の時計よりも時間が速く進んだ。
微生物の消滅政府の生物学者シミコフ博士によると、着陸地点の土壌では単細胞生物が完全に消滅していた。殺されたのではなく、「まるで強制的に立ち去らされたかのように」いなくなっていた。
未知の物質2つの異なる着陸地点から、生命の構成要素を含む未知の小さな球体(シミコフ博士は「宇宙の精子」と表現)が発見された。米国の研究所でも正体は特定できなかった。
外来生物シベリアの着陸地点の土壌から、本来メキシコにしか生息しないはずの微小な虫が発見された。

これらの発見は、UFO現象が測定可能で具体的な物理的痕跡を残すことを示しており、科学的研究の対象となりうることを強く示唆している。

6. 宇宙飛行士による目撃と機密文書

入手した機密文書「スレッド3」には、ソ連の宇宙飛行士によるUFO遭遇記録も含まれていた。

  • ユーリ・ガガーリン: 人類初の宇宙飛行士であるガガーリンはUFOに遭遇し、「UFOは実在し、信じられない速度で飛行する。許可が下りればもっと話せるのだが」と語ったとされる。
  • ゲルマン・チトフ: 2人目の宇宙飛行士チトフは、自身の宇宙カプセルの周りを舞うUFOの小艦隊をフィルムカメラで撮影したとされる。
  • 米国の宇宙計画に関する情報: 文書には、米国の宇宙飛行士が月面で見たものに関する情報や、NASAのファイルからその情報が削除された経緯についての記述も含まれていた。ソ連側の分析では、「米国は月へ戻らないように言われた」と結論づけられている。

7. 結論と米ソの比較

ジョージ・ナップ氏のロシア調査は、ソ連が最高レベルでUFOを研究し、その現実性を認識していたことを明らかにした。彼らはロズウェル事件が地球外の乗り物によるものだと信じ、自国の宇宙飛行士や軍がUFOと遭遇した事実を認め、その技術を軍事転用しようとさえしていた。

ナップ氏は最後に、この状況が示す痛烈な皮肉を強調する。民主主義を必死に守ろうとしているロシアが、このテーマについて自国民や世界に対してオープンな姿勢を見せているのに対し、自由の国であるはずのアメリカでは、政府による否定、隠蔽、脅迫が続いている。この対比は、「どちらの社会が本当に自由なのか」という根源的な問いを我々に投げかけている。

調査報告書:冷戦下のソ連におけるUFO研究の全貌

AI

1. 序論:鉄のカーテンの向こう側のUFO研究

本報告書は、ソ連崩壊後にジャーナリストのジョージ・ナップ氏が収集した、旧ソ連の軍・科学関係者による複数の一次証言と機密解除文書を基に、これまで未解明であったソ連のUFO研究プログラムを分析するものである。ソ連崩壊後の情報公開は、これまで「鉄のカーテン」の向こう側に固く閉ざされていた公式および非公式なUFO研究の深さと体系性を初めて白日の下に晒した。この歴史的転換点により、断片的な情報しか伝わってこなかったソ連のUFO遭遇事件や政府の対応について、当事者たちの証言から再構築することが可能となった。

本報告書の目的は、ソ連政府および軍がUFO現象に対して抱いていた深刻な関心を多角的に分析することにある。そのアプローチは、単なる目撃情報の収集に留まらず、軍事的脅威の評価、最先端技術の応用研究、そして物理的証拠の科学的分析にまで及んでいた。本報告書では、ソ連の取り組みが西側、特に米国におけるUFO研究とどのように並行し、またどのような点で独自性を持っていたのかを比較考察する。これまで西側の視点からのみ語られがちであったUFOの歴史に、ソ連というもう一つの超大国の視点を加えることで、この現象の全地球的な重要性を浮き彫りにする。

ソビエト指導部がこの未知の現象に初めて公式な関心を寄せたのは、驚くべきことに、冷戦が本格化する以前の1940年代にまで遡る。

2. 冷戦初期の関心:ロズウェル事件とスターリンの反応

ソ連のUFOに対する関心は、単なる民間の憶測や噂から始まったのではない。その起源は、国家最高指導者であるヨシフ・スターリン自らが主導した、極秘の情報収集と戦略的分析にあった。この事実は、UFO問題が当初からソ連にとって国家安全保障上の重要課題として認識されていたことを裏付けている。

ソ連の宇宙開発計画の父として知られるセルゲイ・コロリョフの腹心であったヴァレリー・ブディコフ博士の証言によれば、1948年、コロリョフはクレムリンに召喚され、スターリンと直接面会した。これは米国ニューメキシコ州でのロズウェル事件と、米空軍パイロットであったマンテル大尉の死亡事件の後であった。スターリンは、西側の雑誌記事、ソ連国内のUFO報告、そして米国内の特殊ルートから得た諜報情報など、膨大な資料をコロリョフに提示し、専門家としての見解を求めた。コロリョフは資料をその場で分析し、スターリンに以下の結論を報告した。

  • 現象の実在性: 「この現象は本物である」
  • 脅威度の評価: 「我が国にとって危険なものとは思われない」
  • 発生源の特定: 「米国や他のどの国で製造されたものでもない」
  • 将来の展望: 「いずれ更なる研究が必要になる時が来る」

スターリンは、他の専門家たちも同様の見解であると述べ、コロリョフの分析を了承したという。このスターリンとコロリョフの対話は、極めて重要な意味を持つ。ソ連指導部は冷戦初期の段階で、ロズウェル事件を単なる気象観測気球の墜落とは見なさず、「地球上のいかなる国にも属さない未知の乗り物」の墜落事件として認識していたのである。この初期分析は、UFOを「当面は直接的脅威ではないが、将来的に研究すべき高度な技術の現れ」と位置づけ、その後のソ連におけるUFO研究の基本的な方向性を決定づける原型となった。

3. 公式研究の黎明期と科学者たちの苦悩

1950年代から70年代にかけて、ソ連におけるUFO研究は奇妙な二重性を帯びていた。公には、UFOのような非マルクス主義的なテーマの研究は共産党イデオロギーに反するとされ、研究者は迫害の対象となった。一方で、水面下では軍やKGB(国家保安委員会)が、まさにその研究者たちの知見を熱心に求めていたのである。この矛盾は、国家がUFO現象に対して抱いていた深刻な関心と、それを公に認めることのできないイデオロギー上の制約との間で引き裂かれていた、当時のソ連指導部が直面していたジレンマを浮き彫りにしている。

物理学者のフェリックス・ジーゲルやユーリ・フォーミン、そして前述のヴァレリー・ブディコフといった初期の研究者たちは、多大な困難に直面した。彼らはUFOに関する講演や執筆活動を理由に共産党から激しく非難され、フォーミンは博士号の取得を妨害されるなど、社会的に「ノン・パーソン(非人間)」として扱われるほどの迫害を受けた。しかし、彼らは信念を曲げず、研究を継続した。

驚くべきことに、彼らが公的に迫害されていたまさにその時期に、KGBや国防省の関係者に対してUFOに関する秘密のブリーフィングを行うよう要請されていた。この事実は、ソ連政府がUFO問題を単なる疑似科学として片付けるのではなく、安全保障に関わる重要な情報源と見なしていたことを明確に示唆するものである。

この水面下での関心は、やがてより組織的な取り組みへと発展する。ソ連のUFO研究に対して懐疑的な立場を取る科学者でさえ、その存在を認めざるを得なかった。地球磁気研究所のユーリ・プラトフ博士の証言によれば、1970年代からソ連科学アカデミー内で公式なUFO研究が開始され、10もの異なる研究機関が関与する大規模な調査へと繋がっていったのである。

4. ソ連国防省による大規模調査:ソコロフ大佐の極秘プロジェクト

1980年、ソ連国防省は、国家の威信をかけた前例のない規模のUFO調査プロジェクトを開始した。この調査は10年間にわたり、ソ連の広大な軍事組織全体を動員するものであった。ナップ氏の言葉を借りれば、この命令は「ソ連全土を一つの巨大なUFOリスニングポストに変えた」のである。これは、UFO現象が単なる好奇の対象ではなく、国家安全保障上の喫緊の課題として扱われていたことの動かぬ証拠と言える。

この極秘プロジェクトの指揮を任されたのが、1978年にこの特異な任務を与えられた、退役大佐のボリス・ソコロフ氏である。彼の指揮の下、1980年に国防省から全軍に通達が発せられた。彼は軍の技術応用を専門とするエリート将校であり、UFO目撃情報を一元的に収集・分析するという任務を与えられた。国防省から陸・海・空軍の全部隊に対し、あらゆる未確認飛行物体の目撃情報を例外なくソコロフ大佐の部署に報告するよう厳命が下されたのである。

4.1 プロジェクトの背景と目的

この国家規模の調査が開始された直接的な引き金は、1970年代後半にフィンランド国境付近で発生した、複数の壮大なUFO目撃事件であった。これらの事件を受け、軍指導部は現象の体系的な解明が不可欠であると判断した。ソコロフ大佐の証言によれば、軍がUFO研究に乗り出した理由は、主に以下の3つの軍事的に看過できない特性にあった。

  • 予測不可能な機動性: 物理法則を無視するかのような、急激な方向転換や停止。
  • 圧倒的な速度: 当時のいかなる航空機をも遥かに凌駕する飛行速度。
  • 探知不能性: 目視では確認できるのにレーダーには映らない、あるいはその逆という、探知システムを無力化する特性。

軍の目的は、単なるデータ収集ではなかった。彼らはUFOの持つこれらの特性の秘密を解明し、「速度、素材、視認性(ステルス性)」といった分野で応用することで、仮想敵国に対する決定的な技術的優位性を確立しようと目論んでいたのである。これは、UFO研究が防衛技術開発と直結していたという戦略的意図を示唆している。

4.2 軍との遭遇事件

10年間の調査期間中、ソ連軍はUFOとの深刻な遭遇を数多く経験した。これらは単なる目撃に留まらず、直接的な交戦や、核兵器システムへの干渉といった、国家の根幹を揺るがしかねない重大なインシデントを含んでいた。

  • 戦闘機パイロットとの遭遇: 当初、パイロットにはUFOを追跡し、撃墜せよとの命令が下されていた。記録によれば、少なくとも40件の交戦事例が存在する。しかし、UFOは戦闘機が追跡を試みると驚異的な速度で加速し、その結果、ソ連側は3機の戦闘機が制御不能に陥り墜落、パイロット2名が死亡するという悲劇に見舞われた。この事態を受け、軍は命令を180度転換。「UFOに遭遇した際はコースを変更し、速やかに離脱せよ」という新たな指令が全部隊に通達された。これは、UFOが持つ技術がソ連軍の能力を遥かに上回っており、交戦が極めて危険であるという軍事的な結論であった。
  • ウクライナICBM基地事件(1983年10月4日): ソコロフ大佐が証言した中でも最も衝撃的な事件である。ウクライナに位置する大陸間弾道ミサイル(ICBM)基地の上空にUFOが出現した際、基地の発射管制室のパネルが突如作動し、核ミサイルの発射準備が完了したことを示すランプが点灯した。数十人の将校がこの異常事態を目撃した。重要なのは、この作動がソ連軍司令部からの命令によるものではなかったという点である。調査にあたったソコロフ大佐らは、UFOがミサイルの発射システムに直接干渉し、それを意図的に作動させたと結論付けた。

これらの直接的脅威は、ソ連軍指導部に対し、UFOを単に防御すべき対象としてだけでなく、その圧倒的技術を理解し、模倣し、ひいては自国の兵器体系に応用するための研究を最優先課題とすることを確信させた。

5. UFO技術とソ連の軍事応用:SDI計画との関連

ソ連のUFO研究は、現象の記録と分析に留まるものではなかった。彼らはUFOが示す驚異的な技術を解明し、自国の最先端軍事技術開発に応用することを真剣に目指していた。この動きは、当時のロナルド・レーガン米大統領が推進していた「戦略防衛構想(SDI)」、通称「スター・ウォーズ計画」と密接に関連していた。

ソ連の対衛星兵器開発の第一人者であり、最高レベルの機密情報にアクセスできたロミリー・アヴラメンコ博士は、ソ連の防衛関係者にとってUFOの存在は「疑う余地のない事実」であったと断言している。彼の証言は、ソ連がUFO技術をどのように捉え、利用しようとしていたかを具体的に示している。

  • 1959年のレーダー観測: 博士によれば、ソ連が1959年に新型の長距離レーダーを導入した際、地球の大気圏を出入りする数十機の未確認物体を観測した。これらの物体は、当時の、そして現代の技術レベルをも遥かに超える性能を示していたという。
  • SDIへの応用: UFOに関する情報、特にその飛行原理や防御システムに関するデータは、ソ連版SDI計画におけるプラズマビーム兵器の開発に直接利用された。アヴラメンコ博士は、これを「エイリアンの兵器」と呼んでいたと証言している。
  • 防衛コンピューターのプログラム: 博士は、現在の米ソ双方の防衛コンピューターは、UFOやその他の異常な飛行物体を意図的に「除外」するようプログラムされている可能性があると指摘した。これにより、両国の政府は公式に「UFOは探知されていない」と主張できるという。

アヴラメンコ博士はインタビュー中、UFOの速度と機動性に匹敵しうる唯一の存在として「ネバダで飛行している米国のオーロラ」であると口を滑らせた。この発言は、ソ連のインテリジェンスがUFOの性能を分析する中で、米国の極秘偵察機計画(ブラックプロジェクト)の存在を特定し、両者を比較していたことを示唆する極めて重要な情報である。

博士の証言は、ソ連がUFOの技術的模倣を国家的な戦略目標として掲げていたことを裏付けている。UFOのステルス性を自国の戦闘機開発に応用しようとしたソコロフ大佐の証言と合わせると、冷戦下の両陣営が、水面下で未知の技術をめぐる熾烈な開発競争を繰り広げていた可能性が浮かび上がる。この構図は、米国のエリア51やステルス計画に関する長年の疑惑と、奇妙なシンメトリーを成している。

6. 重要事件の分析:ヴォロネジ着陸事件(1989年)

1989年、ゴルバチョフ書記長によるグラスノスチ(情報公開)とペレストロイカ(改革)の時代に、ソ連中部の都市ヴォロネジで発生したUFO着陸事件は、世界的な注目を集めた。この事件は、ソ連国内のUFOへの関心を爆発させると同時に、西側主要メディアによる情報の歪曲という、UFO問題に常に付きまとう課題を浮き彫りにした象徴的な事例である。

ソ連の国営タス通信は、「巨大なエイリアンとロボットが公園に着陸し、歩き回った後に去っていった」と、異例の公式報道を行った。この報道は直ちに世界中に配信されたが、ニューヨーク・タイムズやCBSニュースといった西側の主要メディアの反応は、総じて嘲笑的であった。彼らは目撃者が子供ばかりであると強調し、信憑性のない話として片付けた。

しかし、著名なフランスの科学者でありUFO研究家でもあるジャック・ヴァレ氏が現地で実施した独自の調査は、西側メディアの報道とは全く異なる事件の実像を明らかにした。ヴァレ氏の調査によって判明した事実は以下の通りである。

  • 目撃者の多様性: 目撃者はメディアが報じたような子供たちだけではなく、18歳から19歳の若者を含む、総勢1000人以上にのぼった。
  • 物理的証拠の存在: 着陸したとされる現場には、実際に物理的な痕跡が残されていた。
  • 関連事件の発生: タス通信が報じた事件以外にも、ヴォロネジ市内では複数のUFO事件が発生していた。例えば、UFOが原子力発電所近くに滞空し、そこから放たれたビームがアスファルトを溶かしたといった、より深刻な事件も目撃されていたが、これらは西側では全く報道されなかった。

ヴォロネジ事件は、ソ連におけるUFO情報の扱いの複雑さを示す好例である。一方で政府は公式に事件を報じ、国内の関心を煽ったが、他方で西側メディアはその情報を矮小化し、真剣な調査を怠った。この事件は、信頼できる情報源からの報告でさえ、メディアのフィルターを通しては容易に歪められてしまうという現実を突きつけている。したがってヴォロネジ事件は、物理的な痕跡を伴う複数の目撃者が存在する信憑性の高い事案が、メディアによる嘲笑を通じていかに無力化されうるかを示す、情報管理および世論操作の典型例として分析されるべきである。

7. 物理的証拠の探求:着陸地点の科学的分析

ソ連のUFO研究は、目撃証言や軍事報告だけに依存していたわけではない。一部の献身的な科学者たちは、UFO現象を憶測の領域から引き離し、測定可能な物理的証拠に基づいて解明しようと、地道な科学的分析を長年にわたり続けていた。特に、モスクワ工科大学のレム・ヴァルラモフ教授と、政府機関の生物学者であるユーリ・シミコフ博士の研究は、UFOが着陸地点の環境に具体的かつ測定可能な影響を与えることを示している。

表1:レム・ヴァルラモフ教授による着陸地点の物理的・生物学的影響分析

分析項目発見内容
植物の変化サークル内の植物は、リンと炭素の含有量が20~30%増加し、成長速度が遅くなった。
土壌の変化40の元素を分光分析した結果、サークル内では20の元素が外部の20~60倍の濃度で検出された(例:鉛14倍、チタン8.5倍)。
人体への影響サークル内では心拍数と血流が60%上昇した。
時間の歪み同期させた機械式および水晶式の時計をサークル内外に設置した結果、2時間後、内部の時計の進みが速くなった。

表2:ユーリ・シミコフ博士による着陸地点の微生物学的・物質的分析

分析項目発見内容
微生物学的影響UFO着陸地点の土壌では、単細胞生物が完全に消失していた(死滅ではなく、何らかの力で強制的に移動させられたと推測)。
昆虫への影響着陸地点に置かれたハエは狂乱状態になり、一部の地点では死亡した。蚊はサークルの外にはいるが、中には入れなかった。
未知の物質複数の着陸地点で、生命の構成要素を含み、水に入れると種子のように開く未知の微小な球体(「宇宙の精子」と表現)を発見した。
外来種の存在シベリアの2つの着陸地点で、メキシコ原産の微小な蠕虫が発見された。

これらの詳細な科学的研究は、UFO現象が単なる幻覚や誤認ではなく、着陸地点の生態系や物理法則にまで影響を及ぼす、測定可能で具体的な物理的痕跡を残す現象であることを強力に示唆している。彼らの研究は、UFOが地球環境に与える影響を科学的に検証する道筋を示した。

8. 宇宙空間での遭遇:ソ連宇宙飛行士の目撃証言

ソ連のUFO研究の対象は、地上や大気圏内だけに留まらなかった。ソ連国防省がまとめた極秘文書「スレッド3(Thread 3)」には、ソ連の宇宙飛行士(コスモノート)たちが宇宙空間でUFOに遭遇したという、衝撃的な記録が詳細に記されていた。これは、UFO問題が地球規模、さらには太陽系規模の現象であるというソ連側の認識を示すものである。

国防省の文書に記録されている主要な証言は以下の通りである。

  • ユーリ・ガガーリン: 人類初の宇宙飛行士であるガガーリンは、「UFOは実在し、信じられないほどの速度で飛行する。もし許可が下りるのであれば、私が見たものについてもっと詳しく話せるのだが」と語ったと記録されている。
  • ゲルマン・チトフ: ソ連で2番目に宇宙へ行ったチトフは、自身の宇宙カプセルの周囲を編隊を組んで飛行するUFOの小隊を、フィルムカメラで撮影したとされる。

さらにソ連は、自国の事例だけでなく、米国の宇宙計画におけるUFO遭遇についても極秘に情報を収集・分析していた。文書によれば、ソ連側は米国の宇宙飛行士が月面で「何か」を目撃し、その情報がNASAの公式ファイルから意図的に削除されたと確信していた。そして、彼ら独自の分析として、米国がアポロ計画以降、有人月面探査を再開しないのは、月面で遭遇した何者かによって「二度と戻ってくるなと言われたからだ」と考えていたことが記されている。

これらの宇宙空間での目撃証言と分析は、ソ連の指導部と軍がUFO現象を地球外に起源を持つ可能性のある、極めて高度な知性の活動として捉えていたことを示唆している。彼らの視点は、地上での軍事的脅威という認識を超え、人類と宇宙との関係を根底から問い直すレベルにまで達していた可能性がある。

9. 総括と西側(米国)との比較考察

本報告書で詳述した数々の証言と文書は、冷戦下のソビエト連邦がUFO現象に対し、断片的ではない、長期的かつ体系的な国家レベルでの関与を行っていた事実を明らかにしている。それは、最高指導者の個人的な関心から始まり、軍と科学アカデミーを巻き込んだ国家規模の調査へと発展し、最先端の軍事技術開発にまで繋がる、深く多層的な取り組みであった。

ソ連のUFO研究から導き出される結論は、以下の通り要約できる。

  • 国家レベルの関与: 政府と軍の最高レベルにおいて、少なくとも1940年代からソ連崩壊まで、一貫してUFO研究が継続されていた。
  • ロズウェル事件の認識: 1947年のロズウェル事件を、気象観測気球ではなく地球外起源の乗り物の墜落と早期から認識していた。
  • 軍事的脅威と技術的関心: UFOを直接的な軍事的脅威と見なす一方、その驚異的な技術をステルス技術やSDI計画に応用するため、積極的に研究していた。
  • 物理的証拠の存在: 科学者たちはUFO着陸地点などで、土壌や植物の化学組成の変化、時間の歪み、未知の物質など、測定可能な物理的・生物学的証拠を多数収集・分析していた。
  • 宇宙空間での遭遇: 自国の宇宙飛行士が宇宙空間でUFOに遭遇した事実を記録し、米国の宇宙飛行士も同様の経験をしたと確信していた。

ジャーナリストのジョージ・ナップ氏が最後に投げかけた問いは、この問題の本質を鋭く突いている。民主主義への移行に苦しみながらも、ロシアはUFOに関する機密情報を世界に向けて公開し始めた。一方で、「現代民主主義の揺りかご」であり「世界で最も自由な国」を標榜するアメリカでは、政府はUFO情報に関して依然として否定と隠蔽を続けているように見える。

この皮肉な対比は、私たちに根源的な問いを突きつける。国家の安全保障と国民の知る権利が衝突するこの領域において、真に開かれた社会とは何か。ソ連という旧敵国から明らかにされつつある事実は、UFO問題が単なる超常現象の謎解きではなく、民主主義と情報公開のあり方を問う、現代社会の試金石であることを示している。最終的に、どちらの社会が真に自由であったのか、歴史がその答えを出すことになるだろう。

ジョージ・ナップ氏の講演録:旧ソ連UFO調査プログラムの真相

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1.0 調査の背景と目的

ジャーナリスト、ジョージ・ナップ氏が主導した旧ソ連のUFO調査は、冷戦終結後のロシアにおける政治的混乱という特異な状況を、情報収集の好機と捉えた戦略的なジャーナリズム活動として評価される。長年にわたり国家安全保障を盾にUFO情報を秘匿し続ける米国政府の姿勢とは対照的に、変革期のロシアならば、その閉ざされた扉が一時的に開く可能性があるとナップ氏は判断した。この逆転の発想こそが、西側では知り得なかった大国の機密情報にアクセスするという、本調査の独自性と戦略的価値を際立たせている。

調査の動機と具体的な準備過程は、以下の通り要約される。

  • 仮説: 米国政府がUFO情報を国家機密として蓄積しているならば、対抗する超大国であったソ連も、同様の機密情報を保有しているはずであるという論理的推論。
  • 好機: グラスノスチ(情報公開)とペレストロイカ(改革)がもたらしたロシアの「新たな自由」は、これまで固く閉ざされていたソ連時代の機密情報にアクセスできる、唯一無二の機会であるとの判断。
  • 協力者: ロシアの物理学者であり、ソ連議会の国家安全保障顧問でもあったニコライ・カプラノフ氏との協力関係を構築。同氏の高レベルな人脈を通じて、通常は西側ジャーナリストが接触不可能な軍や科学界の元高官へのアクセスが実現した。
  • 調査方針: 西側で既に知られている情報源や著名なUFO研究者を意図的に避け、未公開の証言や文書といった、全く新しい情報層を発掘することに焦点を絞るという明確な方針が立てられた。

本調査は、単なる未確認飛行物体の追跡ではなく、大国の安全保障の中枢に存在した国家機密を解明しようとする、体系的かつ緻密なジャーナリズム活動であった。その結果、ソ連国防省が主導した公式UFO調査プログラムという、驚くべき国家プロジェクトの存在が明らかになる。

2.0 ソ連国防省による公式UFO調査

ナップ氏の調査によって、ソ連のUFOへの関与が単なる憶測や散発的なものではなく、国防省が直接指揮する長期的かつ包括的な国家プロジェクトであったことが判明した。このプログラムは、国家の安全保障を脅かす可能性のある未知の現象を監視し、その背後にある先進技術を解明・獲得することで、軍事的優位性を確保するという明確な戦略的意図を持って推進されていた。

プログラムの概要

ソ連国防省が主導した公式UFO調査プログラムの枠組みは、以下の通りである。

  • 指揮官: 著名な軍人の家系出身である元赤軍大佐、ボリス・ソコロフ氏が1978年よりプロジェクトの指揮を執った。
  • 指令: 1980年、ソ連国防省は陸・海・空軍を含む全軍部隊に対し、全てのUFO目撃情報を徹底的に調査し、その完全な報告書をソコロフ氏のオフィスに集約するよう命じる公式指令を発出した。
  • 規模と期間: この指令により、ソ連の広大な領土全体が事実上の「巨大なUFO監視拠点」と化した。この国家規模のデータ収集は、10年間にわたって継続的に実施された。

戦略的動機と目的

ソコロフ大佐の証言によれば、軍がこの大規模な調査に乗り出した理由は、UFOが示す3つの特異な性能にあった。これらは、当時のいかなる兵器体系をも凌駕するものであり、その技術を解明・応用できれば、敵対国に対して圧倒的な軍事的優位性を確立できると考えられていた。

  1. 予測不可能な機動性: 物理法則を無視するかのような、急激な方向転換や角度変更能力。
  2. 驚異的な速度: 当時の航空機では追随不可能な、極めて高い飛行速度。
  3. ステルス性: 目視では確認できるにもかかわらずレーダーには映らない、あるいはその逆の現象。これは、敵の防空網を無力化する究極のステルス技術開発に繋がる可能性を秘めていた。

重大インシデントの記録

収集された数千の報告の中には、国家の安全保障を直接的に揺るがす重大なインシデントが含まれていた。

  • パイロットとの交戦: 当初、ソ連空軍パイロットにはUFOを追跡し撃墜する命令が与えられており、実際に40件の空中交戦が発生した。しかし、UFOが驚異的な加速を見せた際に、追跡していた戦闘機のパイロットが機体の制御を失い墜落する事態が3件発生し、うち2名のパイロットが死亡した。この結果、命令は「UFO遭遇時は進路を変更し、速やかに退避せよ」という内容に全面的に変更された。これは、UFOがソ連の最新鋭戦闘機をも上回る性能を持つ、極めて危険な対象であると軍が公式に認識したことを示す。さらに、これらの空中での遭遇に加え、地上部隊がUFOに対して発砲した事例も数十件報告されている。
  • 核ミサイル基地での事件: 1983年10月5日、ウクライナに位置する大陸間弾道ミサイル(ICBM)基地の上空でUFOが観測された際、基地のコントロールパネルにおいて、外部からの指令なしにミサイルの発射準備シーケンスが自動的に作動するという異常事態が発生した。ソコロフ氏をはじめとする調査チームは、この危険な事象がUFOによって引き起こされたものと推定している。このインシデントが示唆するのは、第三者勢力が超大国の核兵器の指揮統制システムを掌握し、偶発的な世界紛争を引き起こすか、あるいはその核抑止力を無力化しうるという、極めて重大な脆弱性である。

ソコロフ大佐が提供したインテリジェンスは、ソ連国内の活動に留まらない。彼は、米国が地球上のUFO活動を監視するため、秘密裏に30ヶ所の追跡基地を建設・運用していると証言した。この情報は、米国もまたソ連と同様、あるいはそれ以上にUFO現象を国家安全保障上の重要課題として扱っていることを示唆している。

これらの軍事記録は、ソ連がUFOを単なる「未確認飛行物体」ではなく、自国の核戦力さえも無力化あるいは掌握しうる、高度な技術を持つ国家安全保障上の直接的な脅威として認識していたことを明確に示している。この認識こそが、次章で詳述する多角的な科学的調査へと繋がる強力な動機となった。

3.0 科学的アプローチと物的証拠の分析

ソ連のUFO研究は、軍事的な監視活動に限定されるものではなかった。その本質は、宇宙開発、物理学、生物学といった多様な分野のトップ科学者を動員し、UFOの技術原理を解明し、自国の兵器開発や科学技術に応用しようとする、体系的かつ野心的な国家科学プロジェクトにあった。このアプローチは、UFO現象を単なる目撃情報としてではなく、分析可能な物理的対象として捉えるソ連科学界の真摯な姿勢を物語っている。

先端兵器研究との関連

ソ連版スターウォーズ計画(SDI)ともいえる対衛星兵器プログラムの主任科学者の一人であったロミリー・アブラメンコ氏の証言は、UFO研究と兵器開発の直接的な関連性を示唆している。彼は、UFOから得られた情報や技術的知見が、実際にプラズマビーム兵器などの先進的な指向性エネルギー兵器の研究開発に組み込まれていたと断言した。これは、UFO技術の模倣が、単なる構想ではなく、国家の最先端防衛研究の一環として具体的に進められていたことを示す重要な証言である。

宇宙飛行士による目撃証言

「スレッド3」というコードネームで現在も進行中とされる調査文書からは、ソ連の宇宙開発の最初期から宇宙飛行士がUFOに遭遇していた事実が明らかになった。

  • 人類初の宇宙飛行士であるユーリ・ガガーリンは、宇宙空間でUFOに遭遇した後、「UFOは実在し、信じられないほどの速度で飛行する」と証言したと記録されている。
  • ソ連で2番目の宇宙飛行士となったチトフは、自身の宇宙カプセルの周囲を飛行するUFOの編隊に遭遇し、その様子をフィルムカメラで撮影したと報告されている。
  • さらにこの機密文書には、米国のアポロ計画に関するソ連側の分析も含まれていた。それによると、ロシア国防省は、米国が月面に再訪しない理由は「何者かによって月へ戻らないよう警告されたため」であると結論付けている。これは、UFO現象が地政学的な宇宙開発競争に直接影響を与えていた可能性を示唆する、極めて重大なインテリジェンスである。

着陸地点における物理的証拠の分析

ソ連の科学者たちは、UFOが着陸したとされる地点で採取された物的証拠に対して、長年にわたり詳細な科学的分析を行っていた。特に以下の二人の研究成果は、UFOが測定可能な物理的痕跡を残すことを示している。

科学者名主要な分析結果
レム・ヴァルラモフ教授30年近くにわたりUFO着陸地点の物理的特性を研究。以下の特異な現象を観測した。
  • 化学的変化: 植物・土壌のリン・炭素が20-30%増加。鉛(14倍)、チタン(8.5倍)など20種の元素が高濃度化。
  • 生理学的影響: 地点内で人間の心拍数が60%上昇。
  • 物理的影響: 機械式・水晶式時計の進みが加速する「時間の歪み」を観測。
ユーリ・シミコフ博士政府所属の生物学者。着陸地点の土壌を分析した結果、単細胞生物が完全に消滅している(死滅ではなく、いなくなっている)という特異な現象を発見。また、生命の構成要素を含む未知の微小な球体(「宇宙の精子」と形容)や、シベリアの着陸地点からメキシコ原産の微小な虫が発見されるなど、地球の生態系では説明のつかない証拠を複数確認した。

これらの科学的分析は、UFO現象が客観的に測定可能で、再現性のある物理的・化学的・生物学的影響を環境に残すことを証明している。これは、ソ連の科学界がこのテーマに対し、極めて真剣かつ実証的なアプローチで取り組んでいた動かぬ証拠であり、次章で探る米国との歴史的・政治的な認識の差を理解する上で重要な基盤となる。

4.0 歴史的視点と米ソ間の認識の差異

ソ連のUFOに対する深い関心は、冷戦後期に始まったものではなく、その起源は1947年の米国におけるロズウェル事件にまで遡る。重要なのは、ソ連が米国の公式発表(墜落したのは気象観測気球であるという説明)を鵜呑みにせず、独自の諜報活動と最高レベルの科学的分析を通じて、事件の真相に迫ろうとしていた点である。この戦略的視点は、UFO問題を地政学的な文脈で捉えるソ連指導部の姿勢を浮き彫りにしている。

ロズウェル事件に対するソ連の初期評価

ソ連の宇宙開発の父と称されるセルゲイ・コロリョフ氏の腹心であったヴァレリー・ブディコフ博士は、コロリョフ氏から直接聞いた話として、ロズウェル事件直後のソ連指導部の動向を次のように証言している。

  • 1948年: スターリンはコロリョフをクレムリンに召喚。
  • 情報提示: スターリンは、ロズウェル事件に関する西側の記事、ソ連国内のUFO報告書、そして米国内の特殊ルートから得た諜報情報など、集められた全ての資料をコロリョフに提示し、専門的見解を求めた。
  • コロリョフの結論: 資料を検討したコロリョフは、「この現象は本物である。そして、米国や他のいかなる国で製造されたものでもない。いずれ本格的な研究が必要になるだろう」と結論付けた。この結論は、ソ連指導部がロズウェル事件を地球外起源のテクノロジーによるものと、極めて早い段階で断定していたことを明確に示している。
  • スターリンの同意: スターリンは、その結論が他の専門家たちの意見とも一致していると述べ、コロリョフの見解を是認した。

情報公開における米ソの対照的な姿勢

UFO情報に関する政府の姿勢は、米国とソ連(およびその後のロシア)で著しく対照的であった。

  • 米国の姿勢: ナップ氏が指摘するように、米国政府はUFO情報に関して一貫して「ごまかし、虚偽の否定、隠蔽」を続け、目撃者や研究者に対しては「脅迫や監視」といった手段を用いてきたと認識されている。徹底した情報統制と秘密主義がその特徴である。
  • ソ連/ロシアの姿勢:
    • 1989年の軍事専門誌『ソ連軍事レビュー』において、軍幹部が「UFOの誤認による米ソ間の偶発的な核戦争を避けるため」に、両国間でのUFO情報交換を公式に提唱。
    • ゴルバチョフ大統領は、レーガン大統領の「地球外からの脅威」に関する発言に応じ、そのような事態が発生した際には米ソが協力して地球防衛にあたる可能性を示唆。
    • ナップ氏の調査に対し、元軍高官や政府の科学者たちが、現在も進行中であるものを含め、国家が関与するUFO研究の存在を公に認め、情報を提供した。

この情報公開の非対称性は、国家の透明性に関する根本的な問いを提起するだけでなく、UFOというテーマが、体制の自由度を測る予期せぬリトマス試験紙として機能していることを示唆している。ナップ氏が最後に投げかけた問いは、この文脈において極めて重い意味を持つ:

「どちらの社会が真に自由で、どちらがそうでないのか」

5.0 総括と結論

ジョージ・ナップ氏によるロシアでの調査は、これまで西側世界で長らく憶測の域を出なかったソ連のUFO研究に関する多くの事柄を、当事者である元政府高官やトップ科学者たちの直接証言によって裏付けたという点で、極めて大きな意義を持つ。ナップ氏の調査によって得られたインテリジェンスは、UFO現象が超大国の安全保障と科学技術の最前線で、いかに真剣に取り扱われていたかを明確に示唆するものである。

本調査から導き出される重要な結論は、以下の5点に集約される。

  1. 国家レベルでの公式調査の存在: ソ連は、国防省や科学アカデミーといった政府および科学界の最高レベルで、UFOに関する長期的かつ包括的な調査研究を国家プロジェクトとして実施していた。
  2. ロズウェル事件のET起源説: ソ連の情報機関および指導部は、1940年代の時点で米国のロズウェル事件を地球外生命体の乗り物の墜落であると結論付けており、米国の公式発表を全く信用していなかった。
  3. 軍事・宇宙開発との密接な関連: ソ連の軍事基地(特に核ミサイル基地)はUFOによる干渉を経験しており、その技術をステルス兵器やSDI研究に応用しようと試みていた。宇宙飛行士もUFOに遭遇しており、ソ連国防省は「米国が月面に再訪しないのは、何者かに警告されたため」と分析していた。さらに、米国がUFOを追跡する秘密の世界的ネットワークを運用しているとのインテリジェンスも保有していた。
  4. 科学的に検証可能な物的証拠: UFOの着陸地点では、土壌や植物の化学組成の変化、物理法則の異常、特異な生物学的痕跡など、科学的に測定・分析可能な物的証拠が豊富に存在することが、ソ連の科学者たちによって確認されていた。
  5. 進行中の研究と情報公開: ロシアでは、トップシークレット扱いのUFO研究が現在も継続中であり、かつての敵国であった西側のジャーナリストに対し、その情報の一部を公開する用意があることが示された。

結論として、ジョージ・ナップ氏の調査結果は、UFO問題が単なる大衆文化の産物やオカルトではなく、大国間の国家安全保障、先端技術開発競争、そして政府の情報公開のあり方を根本から問う、極めて重要な地政学的・科学的課題であることを明確に示している。ロシアが示した限定的ながらも前例のない透明性は、今なお続く米国の秘密主義との対比を際立たせ、この問題のさらなる探求の必要性を強く示唆するものである。

クレムリンのXファイル:ソ連の極秘UFO調査、驚愕の真相

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冷戦時代、アメリカがUFOの存在を隠蔽していたとされる一方、その最大のライバルであるソビエト連邦では、一体何が起きていたのでしょうか? 「自由の国」アメリカが固く口を閉ざす中、皮肉にも、崩壊しつつあった共産主義の帝国から、驚くべき真実が漏れ出し始めました。ジャーナリストのジョージ・ナップ氏が1990年代に、時に命の危険を冒しながら入手したソ連の元政府高官やトップ科学者たちの衝撃的な証言は、単なる噂話ではありません。この記事は、彼らが明かした国家の威信をかけた組織的かつ極秘のUFO調査の全貌、その最も衝撃的な物語を解き明かすものです。

1. 崩壊する帝国への潜入:あるジャーナリストの賭け

1990年代初頭、ナップ氏が降り立ったモスクワは混沌の渦中にありました。日常的に暴動やデモが起こり、爆破事件さえ発生する、いつ絶対的な混乱に陥ってもおかしくない危険な場所でした。しかし、この混乱こそが、彼にとって千載一遇のチャンスだったのです。

ナップ氏の仮説はシンプルかつ大胆なものでした。「アメリカ政府が国家安全保障を理由にUFO情報を秘匿しているなら、ソ連も同じことをしているはずだ。そして、新しく生まれた自由があれば、彼らの方が口を開くかもしれない」。この賭けを成功させるため、ナップ氏のチームはソ連議会の国家安全保障アドバイザーであったニコライ・カプラノフ氏にモスクワでのオフィスと活動資金を提供し、「発掘」を依頼しました。この協力関係が、通常であれば西側のジャーナリストが絶対に接触できない軍や科学界の最高レベルの人物たちへの扉を開く、極めて重要な鍵となったのです。カプラノフ氏の協力によって開かれた最初の扉の先には、ソ連国防省が組織した、国家規模のUFO調査計画の責任者が待っていました。

2. 国防省の極秘指令:国全体が「UFO監視網」と化した10年間

ナップ氏が対面したのは、元ソ連軍大佐のボリス・ソコロフ氏。彼は、1980年に始まったソ連国防省主導のUFO調査プログラムの責任者でした。このプログラムの核心にあったのが、「国防省指令」と呼ばれる驚くべき命令です。

この指令は、ソ連軍の全部隊(陸軍、海軍、空軍)に対し、すべてのUFO目撃情報を徹底的に調査し、その完全な報告書をソコロフ氏の部署に集約するよう命じたものでした。ソコロフ氏の言葉を借りれば、この指令によって「ソ連全土が巨大なUFO監視基地になった」のです。10年間にわたる調査で数千もの報告書が集まり、ソコロフ氏はその中から特に重要な数百件を極秘ファイルにまとめていました。彼が明らかにした調査結果は、戦慄すべきものでした。

  • 戦闘機パイロットへの撃墜命令と悲劇 当初、ソ連軍パイロットはUFOに遭遇した場合、追跡し撃墜するよう命じられていました。しかし、約40回もの交戦において、UFOは常に驚異的な速度で飛び去り、ソ連の戦闘機は全く歯が立ちませんでした。それどころか、UFOを追跡した3つの別々のケースでパイロットが制御を失って墜落し、2名が死亡するという惨事が発生。この結果を受け、命令は「UFOに遭遇したら進路を変えて退避せよ」という内容に180度変更されたのです。
  • 核ミサイル基地での戦慄の事件 1983年10月4日、ウクライナのICBM(大陸間弾道ミサイル)基地の上空にUFOが出現し、4時間にわたって留まりました。翌5日、ソコロフ大佐が現地調査を命じられましたが、その間に基地の司令室で信じられない出来事が起こります。誰の操作もなしに、コントロールパネルのランプが点灯し、核ミサイルの発射準備が自動的に開始されたのです。この事件は、UFOが核兵器システムを外部からコントロールした可能性を示唆するだけでなく、1975年にアメリカの5つの核ミサイル基地上空にUFOが現れ、ミサイルの発射コードが変更されたとされる事件と不気味なまでに酷似しており、世界的な現象であることを物語っています。
  • UFO技術のリバースエンジニアリング ソ連軍がこれほどまでにUFOを真剣に調査した最大の動機は、軍事利用でした。彼らはUFOの持つ「予測不可能な動き」「驚異的な速度」、そして「レーダーに映らない不可視性(ステルス性)」の秘密を解明し、自国の兵器開発に応用しようとしていたのです。

ソ連のUFO調査は地上部隊だけにとどまりませんでした。国防省の機密文書によれば、宇宙空間での遭遇も初代コスモノート(宇宙飛行士)から報告されていました。人類初の宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリンは、「UFOは実在し、信じられない速度で飛ぶ」と証言し、許可が下りればさらに詳しく話すと語ったと記録されています。二人目の宇宙飛行士ゲルマン・チトフに至っては、自身の宇宙カプセルの周りを踊るように飛行するUFOの小艦隊をフィルムに収めていたのです。現在も続くこの調査は「スレッド3」というコードネームで呼ばれており、軍事的な遭遇だけでなく、ソ連のトップ科学者たちがUFOの技術をより具体的に兵器開発へ応用しようとしていた事実へと繋がっていきます。

3. スターウォーズ計画と異星人の兵器

ソ連版スターウォーズ計画(SDI)とも呼ばれる対衛星兵器プログラム。その主任科学者の一人であり、最高レベルの機密情報にアクセスできた人物が、ロミリー・アブラメンコ博士です。彼の証言は、単刀直入かつ衝撃的でした。

「UFOが実在するかどうかなど、私や同僚にとっては議論の余地もありません。UFOに関する情報は、我々がスターウォーズ計画で使うプラズマビーム兵器を製造するのに役立っています。我々はそれを『異星人の兵器』と呼んでいます」

さらに博士は、自身が1959年の時点で既にレーダーでUFOを観測していたと明かしました。当時、地球を周回する人工衛星は数えるほどしかありませんでしたが、それとは別に「現代の技術でも再現不可能な性能を持つ乗り物」が何十機も地球の大気圏を出入りするのを捉えていたというのです。ソ連のUFOへの関心は冷戦時代に始まったものではありませんでした。その起源は、UFO史最大の謎、ロズウェル事件にまで遡ります。

4. ロズウェルの秘密:スターリンは何を知っていたか?

ソ連の宇宙開発の父と呼ばれたセルゲイ・コロリョフ。彼の部下であったヴァレリー・ブディコフ博士は、歴史の闇に埋もれていた驚くべき逸話を語りました。

1948年、アメリカのニューメキシコ州で起きたロズウェル事件や、ケンタッキー州でUFOを追跡したトーマス・マンテル大尉が墜落死した事件の後、コロリョフはクレムリンに呼び出されます。彼の前に座っていたのは、独裁者ヨシフ・スターリンその人でした。スターリンは、諜報機関が入手したロズウェル事件に関する西側の雑誌や報告書をテーブルに広げ、ソ連最高のロケット科学者であるコロリョフに意見を求めたのです。

資料を検討したコロリョフがスターリンに伝えた結論は、歴史を揺るがすものでした。

「この現象は本物です。我が国にとって危険なものには見えません。アメリカや他のどの国で製造されたものでもありません。いずれ、さらなる研究が必要になる時が来るでしょう」

この証言は、ソ連の最高指導部が、アメリカ政府が「気象観測気球」と発表した事件を全く信じておらず、40年代の時点で既に「ロズウェル事件は地球外の乗り物によるもの」と結論づけていたことを強く示唆しています。政府や軍の機密情報だけでなく、ロシアの科学者たちは地上に残されたUFOの物理的な証拠からも、驚くべき事実を突き止めていました。

5. 地上に残された「硬い証拠」:UFO着陸点の科学

ソ連では、軍や政府とは別に、科学者たちがUFO着陸とされる場所の物理的証拠を30年近くにわたって研究していました。その中心人物が、レム・ヴァーラモフ教授とユーリ・シミコフ博士です。彼らが着陸地点で発見した異常現象は、現代科学の常識を覆すものでした。

科学者発見された異常現象それが意味すること
レム・ヴァーラモフ教授着陸サークル内の植物はリンと炭素が20-30%多く、土壌の鉛は14倍、チタンは8.5倍に濃縮。サークル内部では時計の進みが速くなった。未知のエネルギーが物質の組成や物理法則(時間の流れ)にまで影響を及ぼしている可能性。
ユーリ・シミコフ博士着陸地点の土壌から微生物が完全に消滅。シベリアの2つの異なる着陸地点から、メキシコ原産の微小なミミズや、「宇宙の精子」とも呼べる未知の極小球体を発見。UFOが土壌を殺菌、あるいは生命体を強制的に移動させる未知のフィールドを放出している可能性。地球外の物質や生命体が持ち込まれた可能性。

結論:自由のパラドックス

鉄のカーテンの向こう側で繰り広げられていたのは、国家ぐるみでのUFO現象との対峙でした。国防省が主導し、国全体を監視網とする大規模な情報収集。戦闘機や核ミサイル基地での命がけの遭遇。ステルスやビーム兵器開発への技術応用という野心。そしてスターリンの時代から把握されていたロズウェルの真相と、地上に残された不可解な物理的証拠の分析。これらの事実は、ジャーナリストのジョージ・ナップ氏が最後に投げかけた、深く皮肉な問いへと繋がります。

「民主主義のために戦っているロシアが、この重大なテーマについて世界に心を開いている。一方で、『自由の国』であるはずのアメリカは、国民に対して隠蔽と否定を続けている。真に自由な社会とは、一体どちらなのだろうか?」

鉄のカーテンの向こう側で明らかにされた真実は、私たちが知る世界のほんの一部に過ぎないのかもしれません。あなたはこの物語をどう受け止めますか?

ソ連UFO研究のパイオニアたち:鉄のカーテンの裏側の証言

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導入:封印された歴史の扉を開く

何十年もの間、ソビエト連邦によるUFOに関する公式な研究は、西側世界にとって完全な謎に包まれていました。鉄のカーテンの向こう側で、国家が何を把握し、何を考えていたのか、その真相は厚い秘密のベールに覆われていたのです。

この文書は、1990年代に行われた画期的な講演で明らかにされた証言に基づき、ソ連の極秘研究の中心にいた主要な科学者、軍将校、そして研究者たちを紹介します。彼ら一人ひとりの役割と功績を理解することで、ソ連という超大国が、いかに真剣かつ高いレベルでUFO現象と向き合っていたかという、巨大な歴史のパズルを解き明かすことができるでしょう。

1. 西側への扉を開いたキーパーソン

1.1. ニコライ・カプラノフ:物理学者兼、国家安全保障アドバイザー

ニコライ・カプラノフ氏は、ソ連議会の国家安全保障アドバイザーを務める物理学者でした。当初、彼はUFO現象に対して懐疑的でしたが、西側のジャーナリストたちのために、その高いレベルの人脈を駆使して数々の重要な会談をセッティングしました。彼の協力がなければ、ソ連UFO研究という閉ざされた世界への扉が開かれることはなかったでしょう。彼は、この調査全体の鍵を握る、最初の案内人となったのです。

カプラノフ氏の貢献
  • 人脈の提供 (Providing Contacts): 彼は、通常であれば西側ジャーナリストが絶対に接触できない軍関係者や科学者たちとの面会を実現させました。
  • 信念の変化 (Shift in Belief): 調査を通じて高官や機密資料に触れるうち、この現象は無視できない本物の事実であると確信するに至りました。

カプラノフ氏が最初に引き合わせてくれた人物こそ、ソ連国防省による公式調査の責任者でした。

2. 国防省の極秘調査を率いた人物

2.1. ボリス・ソコロフ:退役大佐

ボリス・ソコロフ氏は、輝かしい軍人一家に生まれた元ソ連赤軍大佐です。彼は1978年から10年間にわたり、ソ連国防省の命令で実施されたUFOに関する包括的な極秘調査を指揮するという、極めて重要な役割を担いました。彼の証言は、ソ連軍が国家レベルでUFOにどう対峙していたかを明らかにしています。

ソコロフ大佐が明らかにした国防省調査の核心
  1. 全ソ連軍を動員した情報収集 (USSR-Wide Data Collection) 1980年、国防省は全軍に対してある驚くべき命令を下しました。それは、ソ連の広大な軍事組織全体を「巨大なUFO監視網」へと変えるものでした。この命令により、陸海空すべての部隊は、未確認飛行物体に関するあらゆる目撃情報を徹底的に調査し、その報告書をすべてソコロフ大佐の部署に集約することが義務付けられました。
  2. UFOへの軍事的対応と脅威認識 (Military Response and Threat Perception) 当初、パイロットにはUFOを追跡し撃墜せよとの命令が下されていました。しかし、40回に及ぶ空中での交戦の結果、3機の戦闘機が墜落し、2名のパイロットが死亡する事態に至ります。これに加え、地上部隊がUFOに発砲した事例も数十件発生しました。事態を重く見た軍は、命令を「UFOに遭遇した際は、進路を変更し速やかに離脱せよ」という内容に改めました。さらに、UFOがICBM(大陸間弾道ミサイル)基地のミサイル発射コードを起動させたという、国家の安全保障を揺るがす深刻な事件も発生しました。
  3. 技術獲得という目的 (The Goal of Acquiring Technology) この大規模な調査の最大の目的の一つは、UFOの驚異的な技術(推進システム、素材、不可視性など)を解明し、軍事的優位性を獲得することでした。特に、自国の「ステルス技術」を開発するためのヒントを得ようとしていたのです。

1983年10月5日、私はウクライナのICBM基地へ即時向かうよう命じられた。基地司令官から参謀総長へ緊急報告があったからだ。10月4日の午後4時から8時にかけて、基地はUFOを観測。それと同時に、コントロールパネルのランプが点灯し、ICBMの発射準備を命じるコードが有効化された。何十人もの将校がこの光景を目撃した。

ソコロフ大佐が主導した軍の情報収集は、やがてUFO技術のより高度な科学的応用へと繋がっていきます。

3. UFO技術と「スターウォーズ計画」

3.1. ロミリー・アブラメンコ:対衛星兵器の科学者

ロミリー・アブラメンコ博士は、ソ連版「スターウォーズ計画(SDI)」、すなわち対衛星兵器開発プログラムの中心的な科学者であり、最高レベルの国家機密情報にアクセスできるエリートでした。彼は、UFO技術がすでに国家の防衛戦略に組み込まれているという衝撃的な事実を明かしました。

主張 (Assertion)詳細 (Details)
UFOの現実は自明「私や同僚にとって、UFOが実在するかはもはや疑問ですらない」と断言。1959年にはすでにレーダーでUFOを観測していたと証言。
防衛システムへの応用UFOに関する情報が、プラズマビーム兵器のようなSDI(スターウォーズ)兵器の研究開発に組み込まれていると明言。
レーダーからのUFOの除外現在の米ソ双方の防衛コンピューターは、未確認物体を意図的に「除外する(weed out)」ようにプログラムされていると指摘。

アブラメンコ博士が語る現代の軍事研究から、我々の視線は、ソ連がこの問題に興味を持つようになった歴史的な原点へと移ります。

4. ソ連UFO研究の歴史的証人

4.1. ヴァレリー・ブーダコフ:モスクワ航空研究所の博士

ヴァレリー・ブーダコフ博士は、「ソ連ロケット開発の父」セルゲイ・コロリョフの薫陶を受けた人物です。彼の証言は、ソ連指導部のUFOへの関心が1940年代のロズウェル事件にまで遡ることを示す、極めて重要な歴史的証拠となりました。

コロリョフは私にこう語った。1948年、彼はクレムリンに呼ばれ、スターリンに会った。ニューメキシコでの事件(ロズウェル事件)の後だ。スターリンはコロリョフを部屋に案内し、そこには西側の定期刊行物、書籍、ソ連国内のUFO報告、そして米国からの特別ルートによる情報など、すべての資料がテーブルに広げられていた。スターリンは、ロズウェルに関する資料についてコロリョフの意見を求めた。コロリョフは資料を研究した後、スターリンにこう答えた。「この現象は本物です。我が国にとって危険には見えません。そして、米国や他のどの国で製造されたものでもありません」と。

ブーダコフ博士の証言から以下の点が明らかになりました。

  • ソ連指導部はロズウェル事件を地球製ではないと早くから結論付けていた。
  • ソ連はUFOが真剣な研究対象であると1940年代にすでに認識していた。
  • ブーダコフ自身もKGBや国防関係者に対し、UFOに関する極秘ブリーフィングを多数行っていた。

政府や軍の高いレベルでの関心だけでなく、現場では科学者たちによる物理的な証拠の探求も精力的に行われていました。

5. 現場の科学者たち:物理的証拠の探求

軍の公式調査とは別に、献身的な科学者グループがUFOが残した物理的証拠について、独立した厳密な研究を行っていました。ここでは、その中でも特に重要な3人の人物、プラトフ、ヴァルラモフ、シムコフを紹介します。

5.1. ユーリ・プラトフ:”友好的な懐疑論者”

ユーリ・プラトフ博士は、ロシアを代表する「友好的な懐疑論者」というユニークな立場にいました。彼は、目撃情報の90%以上は通常現象で説明できると考える一方で、残りの説明不可能な事例については科学的な調査を強く支持していました。彼はソ連科学アカデミーの公式調査にも関与し、凍結した湖にUFOが残したとされる巨大な氷のサークルに関する調査ファイルを共有してくれました。

5.2. レム・ヴァルラモフ:UFO着陸地点の専門家

レム・ヴァルラモフ教授は、約30年間にわたりUFOの着陸跡とされる場所の分析を専門としてきました。彼の調査は、着陸地点で驚くべき物理的・化学的変化が起きていることを明らかにしました。

  • 土壌と植物の変化: 着陸サークル内の土壌からは20種類の元素が通常の20〜60倍の濃度で検出され、特に鉛は14倍、チタンは8.5倍という異常値を示しました。また、サークル内の植物はリンと炭素の含有量が20〜30%増加していました。
  • 物理法則への影響: サークル内では、人間の心拍数や血流が60%上昇し、機械式や水晶式の時計の進みが速くなるなど、時間や物理法則そのものに影響が出ていることが観測されました。

5.3. ユーリ・シムコフ:政府の生物学者

ユーリ・シムコフ博士は、着陸地点の土壌に含まれる微生物を分析するという、非常に特殊な分野を専門とする政府の生物学者でした。彼の発見は、奇妙で不可解なものばかりでした。

  1. 微生物の消失: 着陸地点の土壌から、単細胞生物が完全に消滅していました。死骸が残っているわけではなく、まるで強制的に追い出されたかのように、忽然と姿を消しているのです。
  2. 謎の球体「宇宙の精子」: 2つの異なる場所で、生命の構成要素を含む未知の微小な球体を発見。彼はこれを冗談めかして「宇宙の精子かもしれない」と呼びました。
  3. 場違いな生物: シベリアの着陸地点の土壌から、本来メキシコにしか生息しないはずの微小な蠕虫(ぜんちゅう)が発見されました。

現場の科学者たちの地道な研究は、UFO現象が物理的な痕跡を残す、測定可能で再現性のある事象であることを示唆しています。

結論:鉄のカーテンが明らかにしたもの

これらの重要人物たちの証言を総合すると、一つの明確な結論が浮かび上がります。ソビエト連邦は、その軍、科学、そして政治の最高レベルにおいて、UFO現象を極めて真剣に受け止めていたということです。彼らは何十年にもわたってこの現象を研究し、それが地球外からもたらされた本物の技術であり、国家安全保障の観点から調査する価値があると結論付けていました。

皮肉なことに、1990年代のロシアは、自国民と世界に対してこの問題についてオープンな姿勢を見せました。一方で、講演者が指摘するように、「自由の国」アメリカでは、UFOに関する否定、隠蔽、そして情報操作が続けられています。

この事実は、私たちに重い問いを投げかけます。真に自由な社会とは、一体どちらなのでしょうか。

ロシア調査の背景と目的(George Knapp)

AI

ご提示いただいた情報源は、ソ連のUFO研究とUFOの現実性というより大きな文脈の中で、‌‌ジョージ・ナップ氏がロシアでの調査を追求した背景と、ロシア側がUFO研究を行った目的‌‌について詳細に説明しています。

以下に、ソースに基づいてロシア調査の背景と目的を包括的に説明します。


ソ連UFO研究のより大きな文脈

ソース全体を通して一貫しているのは、ロシアの科学界および軍関係者において、‌‌UFOが現実の現象であるという認識‌‌が確立されていたという点です。

  • 著名な科学者や軍関係者にとって、UFOの現実性(UFOが実在するかどうか)は「もはや議論の余地さえない」問題でした。
  • 初期の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンもUFOに遭遇しており、「UFOは実在し、信じられない速度で飛行する」と述べていたと、国防省の文書に記されています。
  • ソ連は、アメリカが長年ロズウェル事件について国民に提供してきた「気象観測気球」という説明を信じておらず、UFOは米国やその他の国で製造されたものではないと結論付けていました。

この「UFOは現実である」という認識こそが、ロシアにおける大規模な研究の土台となっています。

George Knapp氏によるロシア調査の背景と動機

ジョージ・ナップ氏が率いるチームがロシアへの調査旅行を計画・実行した背景には、主にアメリカ政府のUFO情報公開に対する失望と、ロシアの政治的変化への期待がありました。

  1. ‌情報の非公開への対抗:‌

    • ナップ氏らは、米国政府機関、軍関係者、一部の軍事請負業者が、UFOやエイリアンの存在について国民に認める以上の情報を知っていると長年推測していました。
    • ‌「アメリカ政府がUFO情報と秘密を国家安全保障上の理由で長年備蓄してきたならば、ロシア人も同じことをした可能性が高い」‌‌という仮説を立てました。
    • 米国政府がUFOについて「包み隠さず公表」する可能性が低いと判断したため、新しい自由が広がりつつあるロシアならば情報公開を期待できると考えました。
    • 皮肉な結果として、「アメリカがUFOについて何を知っているか」をアメリカ人から学ぶよりも、ロシア人から学ぶことになるかもしれない、という希望がありました。
  2. ‌歴史的な機会の活用:‌

    • 調査は、ロシアの社会が大きな混乱(暴動、デモ、爆弾事件、弾劾の脅威)に見舞われている時期(訪問した10日間ずっと)に行われましたが、ジャーナリストにとっては歴史の展開を目撃できる「最高の時期」でした。
    • グラスノストとペレストロイカによって、「いつでも消されるかもしれない」新しい自由がロシア中で広がりつつある今こそ、仮説を検証する‌‌「おそらく唯一の時」‌‌であると判断されました。
  3. ‌新たな情報の発見:‌

    • ナップ氏らは、西側で既に知られている情報源(プロのUFO研究家やメディアに出た人物)を避け、‌‌「情報の新しい層を発掘し、明白なものを超える」‌‌ことを目指しました。
    • この目的を達成するために、国防省顧問であったニコライ・カプラノフ氏の支援を受け、西側諸国にはアクセスできない、隠された階層のUFO研究者、科学者、および軍関係者との接触に成功しました。

ロシア(ソ連)調査の背景と目的

ソ連政府および軍がUFOの研究を長期間にわたって大規模に行った目的は、主に‌‌国家安全保障、軍事技術の獲得、そして未知の現象への対処‌‌にありました。

1. 軍事技術の取得(ステルス技術とSDI)

  • ‌技術競争の優位性:‌‌ 軍は、UFOの秘密(予測不可能な動き、急激な進路変更、速度、レーダーに映らない現象)が解明されれば、「速度、素材、視界(ステルス)」の点で敵対国に対する競争に勝利できると考えました。
  • ‌ステルス機の開発:‌‌ ロシアは、UFOの研究を‌‌ステルス技術‌‌に取り入れる意図を持っていました。
  • ‌SDI(戦略防衛構想)への組み込み:‌‌ ロシアの対衛星兵器プログラム(「スター・ウォーズ」またはSDIのロシア版)の上級科学者であるロミリー・アブラメンコ博士は、UFOに関する情報がSDI兵器の研究に組み込まれてきたことを明確に断言しました。彼は、UFO情報が「スター・ウォーズ」用の‌‌プラズマビーム‌‌の製造に役立っていると述べ、それを「エイリアンの兵器」と呼びました。
  • ‌技術の複製:‌‌ ロシア人は、UFOがどのように機能しているかを理解し、その技術を‌‌複製すること‌‌に焦点を当てていました。

2. 国家防衛と脅威への対処

  • ‌大規模な監視体制の確立:‌‌ 1980年、ソ連国防省は、ソコロフ大佐の指示のもと、軍の全ユニット(陸海空軍すべて)に対し、すべてのUFO目撃情報、遭遇、説明のつかない航空物体について徹底的に調査し、報告書をソコロフ大佐の部隊に集約するよう命令を出しました。ソコロフ大佐は、この命令により「ソ連邦全体が巨大なUFO傍受局に変貌した」と述べています。
  • ‌核兵器への関与:‌‌ 1983年10月4日、ウクライナのICBM基地でUFOが観測された際、制御盤にICBMの発射準備命令が届き、発射コードがミサイルを有効化した事件がありました。ソコロフ大佐ら調査員は、‌‌UFOが何らかの形でそれを実行した‌‌と推定しました。
  • ‌武力行使の禁止:‌‌ パイロットはUFOを脅威と認識し、当初はUFOを追跡して撃墜する命令(40件のエピソード)が出されていましたが、その結果、パイロットは制御を失って墜落し、2人が死亡したため、命令は‌‌「UFOを見たら進路を変えて退避せよ」‌‌に変更されました。これはUFOが「報復のための強力な能力」を持っている可能性があるためであり、挑発を避けるための措置でした。

3. 純粋な科学的探求

  • 一部の科学者は、より根本的な疑問を追求していました。たとえば、教授であるレム・ヴェルラモフ氏は、UFO研究の主たる目的は「宇宙知性体と接触すること」ではなく、‌‌「宇宙の仕組みを理解すること」‌‌であると述べています。
  • 彼の研究グループは、‌‌「他の世界や次元が存在するか」「それらの世界で私たちの物理法則が通用するか」「その知性体と接触できるか」‌‌という3つの質問に答えることを目指していました。
  • 彼らの研究は、UFO着陸地点の植物や土壌の物理的・化学的変化を測定するなど、厳密な科学的手法で行われていました。

これらの目的により、ソ連は国防省主導の長期かつ包括的なデータ収集活動を行い(ソコロフ大佐の研究は約10年間続いた)、その結果、UFOに関する膨大な情報が蓄積されました。現在も国防省によるUFO研究は、規模は縮小されているものの「スレッド3」という名称で継続されています。


‌例え話による補足:‌

ソ連のUFO調査の背景と目的は、まるで‌‌冷戦下の国境沿いの巨大な兵器庫‌‌に似ています。隣国(アメリカ)が秘密の兵器(UFO技術)を隠していると知っていれば、自分たちもそれを模倣し、軍事的な脅威から自国を守るための究極の防御策(SDIやステルス技術)を開発しようとするのは自然なことです。彼らにとってUFO研究は、単なるSF的な探求ではなく、国家の存亡に関わる‌‌技術開発競争‌‌そのものだったと言えます。

ソ連/ロシア における公的 UFO 研究

AI

ソ連のUFO研究とUFOの現実性というより大きな文脈において、これらの情報源は、ソ連/ロシアにおける‌‌公的なUFO研究‌‌が、極めて真剣かつ広範囲にわたって行われてきた事実と、それが西側諸国の研究とは異なり、‌‌UFOが実在する‌‌という前提に基づいて行われてきたことを示しています。

ソ連/ロシアにおける公的UFO研究は、大きく分けて‌‌軍事・国家安全保障上の研究‌‌と‌‌科学アカデミーによる正式な研究‌‌の二つの柱があり、冷戦の終結(グラスノストとペレストロイカ)までは、そのほとんどが秘密裏に行われていました。

1. 公的研究の前提:「UFOは現実である」

ロシアの最高レベルの政府および科学コミュニティにおいて、UFOを研究する際の最も重要な前提は、‌‌UFOが実在する現象である‌‌という認識でした。

  • 著名な科学者や軍関係者にとって、UFOの現実性は「もはや議論の余地さえない」問題でした。
  • ソ連は、アメリカがロズウェル事件について提供した「気象観測気球」の説明を信じておらず、UFOはアメリカや他の国で製造されたものではないと結論付けていました。
  • ソコロフ大佐やアブラメンコ博士といった軍関係者は、UFOが地球外から来ている、あるいは惑星間を移動している可能性を、調査の前提として受け入れていました。

2. 国防省による大規模な情報収集と軍事研究

公的な研究努力の中で、最も包括的かつ長期にわたったのは、国防省主導による軍事的なデータ収集でした。

体系的なデータ収集

  • 1980年、ソ連国防省(Ministry of Defense)は、‌‌全ソ連軍(陸海空軍すべて)の全ユニット‌‌に対し、あらゆるUFO目撃情報、遭遇、説明のつかない空中物体を完全に調査し、その報告書をボリス・ソコロフ大佐の部隊に集約するよう命令を出しました。
  • ソコロフ大佐によれば、この命令は「ソ連邦全体を巨大なUFO傍受局に変貌させた」ことになります。
  • この研究は丸10年間続き、ソコロフ氏は「この規模のデータ収集活動は、どこでも二度と再現されることはないだろう」と述べています。
  • この研究の目的は、‌‌軍事的な競争に勝つため‌‌(速度、素材、不可視性/ステルスの観点から)にUFOの秘密を解明し、その技術を複製することでした。

継続的な研究

  • ソコロフ氏によると、国防省によるUFOの調査は現在も小規模ながら継続されており、その名称は‌‌「スレッド3(Thread 3)」‌‌と呼ばれています。
  • 機密文書には、UFOの現実性に対する「進行中の、高レベルで、極めて真剣な関心」が示されています。
  • この継続的な研究の焦点は、「UFOがどのように機能しているか、そして‌‌その技術をどのように複製できるか‌‌」に集中しています。
  • ロシアの対衛星兵器プログラム(SDI)の上級科学者であるロミリー・アブラメンコ博士は、UFOに関する情報が、ロシアのSDI兵器研究、特に‌‌プラズマビーム‌‌の製造に組み込まれていることを明言しました。

3. 科学アカデミーによる正式な調査

公的UFO研究のもう一つの柱は、アカデミア(学術界)で行われていました。

  • ロシアの‌‌科学アカデミー‌‌は、1970年代からUFOに関する正式な研究を実施してきました。
  • アカデミー内の10の異なる研究機関が関与し、写真や図面を含む‌‌数千のケースファイル‌‌が編集されました。
  • 科学コミュニティ内には、UFO現象が研究に値するトピックであるという総意があります。

厳密な科学的手法

ソ連の科学者たちは、UFO着陸地点の物理的な痕跡を厳密に調査しました。

  • ‌レム・ヴェルラモフ教授‌‌の研究グループは、UFO着陸地点を30年近く専門的に研究し、植物や土壌の化学的組成の違い、および時間計測への影響を測定しました。
    • サークル内の植物は、リンや炭素の含有量が20~30%増加し、成長速度が遅くなりました。
    • 土壌中の元素(鉛、チタンなど)の濃度が、外部と比較して20~60倍高くなっていることが文書化されました。
    • 着陸地点内部では、機械式および水晶式の時計の同期が失われ、‌‌時間の経過が速くなる‌‌現象が確認されました。
  • 政府の生物学者である‌‌ユーリ・シミコフ博士‌‌は、UFO着陸地点の土壌中の単細胞生物を専門的に調査しました。
    • 着陸地点の土壌には微生物が存在しない(死んでいるわけではなく、強制的に移動させられたかのようにいなくなる)ことを発見しました。
    • 彼はまた、着陸地点から‌‌「宇宙の精子(cosmic sperm)」‌‌と冗談交じりに呼ばれる、起源不明の小さな色付きの球体を発見し、持ち帰られたこの物質は、アメリカの研究所でも正体が特定できていません。

4. 政治的変革による公開

ソ連の公的UFO研究の多くは長年秘密裏に行われていましたが、政治的変化(グラスノストとペレストロイカ)により、情報が表面化しました。

  • 以前は共産主義政府が不認可としていたため、UFOについて公に語ることは許されませんでしたが、裏では軍関係者への極秘レクチャーが行われていました。
  • 1989年、ソ連の公式ニュースエージェンシーTASSがヴォロネジでのエイリアン着陸疑惑を報道したことは、長らく抑圧されていたUFOへの関心を解き放つきっかけとなりました。
  • ジョージ・ナップ氏がロシアを訪れた時期は、この新たな自由が広がる「唯一の時」であり、米国政府が公開しない情報をロシアから学ぶ機会となりました。

結論

情報源が示唆しているのは、ソ連/ロシアにおける公的UFO研究は、アメリカ政府が行ってきたとされる曖昧な研究とは異なり、‌‌UFOを実在する技術的、あるいは地球外の脅威(または機会)と見なし‌‌、その本質を理解し、可能であればその技術を国家防衛や軍事優位性のために‌‌模倣・組み込む‌‌ことを目的とした、長期にわたる真剣な取り組みであったということです。

これは、アメリカがUFOに関する情報を国民に隠蔽し続けているのに対し、ロシア側が混乱の中でもこのテーマにオープン性を示したことが、「どの社会が真に自由であるのか」という皮肉な疑問を投げかけている、と結論づけられています。


ソ連の公的UFO研究は、まるで冷戦下の研究者が、未知の敵の設計図が落ちているのを見つけ、「これは単なる絵ではなく、最先端の技術が含まれているに違いない」と確信し、国の資源を投じて、その設計図を理解し、複製し、自国のミサイルやステルス機に組み込もうとする‌‌必死のエンジニアリング・プロジェクト‌‌だったと言えます。研究の動機は、好奇心ではなく、技術的優位性の獲得と国家の生存でした。

UFO 技術の応用(SDI/ステルス)

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ソ連のUFO研究とUFOの現実性というより大きな文脈において、これらのソースが‌‌UFO技術の応用(SDI/ステルス)‌‌について述べている核心は、ソ連の軍部と科学者がUFOを単なる現象としてではなく、‌‌国家安全保障上の脅威および軍事技術獲得の機会‌‌として捉え、その技術を自国の最先端兵器開発計画に意図的に組み込もうとしていた、という点にあります。

ロシアにおけるUFO研究は、‌‌UFOは実在する‌‌という揺るぎない前提(フォアゴーン・コンクルージョン)に基づいて行われており、その目的は、その秘密を解明し、技術的な優位性を確保することにありました。

以下に、ソースに基づいたUFO技術の応用に関する具体的な説明を詳述します。

1. ステルス技術(Stealth Technology)への応用

ソ連の国防省が大規模なUFOデータ収集(ソコロフ大佐の調査)を行った主要な動機の一つは、UFOの特性を分析し、自国の軍事技術に組み込むことでした。

  • ‌軍事競争に勝つため:‌‌ 軍は、UFOの秘密が解明されれば、‌‌「速度、素材、および不可視性(visibility)」‌‌の観点から、敵対国に対する競争に勝利できると考えました。
  • ‌ステルス機開発への意図:‌‌ ソコロフ大佐が述べた軍事研究の目的の一つは、UFOの特性を分析し、‌‌「自前のステルス機を製造すること(To build their own stealth)」‌‌でした。
  • ‌米ソの類似性:‌‌ ソースは、アメリカのステルスプログラム(エリア51やボブ・ラザー氏に関する疑惑)にもエイリアン技術が組み込まれているという主張があることに触れつつ、ソコロフ大佐の証言により、‌‌ソ連においては「少なくともそれを達成することが彼らの意図であった」‌‌ことが確認されました。

UFOの具体的な軍事的な魅力は、‌‌予測不可能な動き‌‌や‌‌急速な進路変更‌‌に加え、‌‌目視では確認できるのにレーダーに映らない‌‌、あるいは‌‌レーダーには映るのに目視できない‌‌といった現象が挙げられていました。これらの特性は、そのまま次世代の戦闘機や偵察機の開発目標となっていました。

2. SDI(戦略防衛構想)/ビーム兵器への応用

ソ連の公的研究は、UFOに関する情報が、自国のミサイル防衛システムや兵器開発に直接組み込まれたことを明確に示しています。

  • ‌主要な科学者の証言:‌‌ ロシアの‌‌対衛星兵器プログラム‌‌(ソ連版スター・ウォーズまたはSDI)の上級科学者であった‌‌ロミリー・アブラメンコ博士‌‌は、UFOが現実のものであり、その情報が‌‌SDI兵器の研究に組み込まれてきた‌‌ことを「断固として」述べました。
  • ‌具体的な技術:プラズマビーム兵器:‌‌ アブラメンコ博士は、UFOに関する情報が、‌‌プラズマビーム‌‌の製造に役立っていると説明しました。彼はインタビュー中に、剃刀の刃に穴を開ける卓上モデルのプラズマビーム兵器を実演しました。
  • ‌エイリアンの兵器:‌‌ アブラメンコ博士は、このUFO情報から製造されたプラズマビームを‌‌「エイリアンの兵器(The weapons of the aliens)」‌‌と呼んでいました。
  • ‌軍事目的の継続:‌‌ アブラメンコ博士とソコロフ大佐は、ロシアにおけるUFOの軍事研究が今も続行中であることを伝えています。この継続的な研究(「スレッド3」と呼ばれる)の焦点は、「UFOがどのように機能しているか、そして‌‌その技術をいかに複製できるか‌‌」に集中しています。

3. UFO技術が持つ脅威の認識

UFO技術の応用は、単に自国を強化するためだけでなく、UFOが核兵器システムに干渉する‌‌脅威‌‌への対処でもありました。

  • ‌核兵器への関与:‌‌ 1983年10月にウクライナのICBM基地でUFOが観測された際、‌‌UFOが何らかの方法でミサイルの発射準備命令を有効化し、発射コードを起動させた‌‌とソコロフ大佐らは推定しました。
  • ‌防御と退避:‌‌ パイロットはUFOを撃墜しようと試みたものの、逆に墜落事故を招いたため、命令が‌‌「UFOを見たら進路を変えて退避せよ」‌‌に変更されました。これは、UFOが「報復のための強力な能力」を持っている可能性があり、‌‌挑発を避ける‌‌ためでした。

これらの情報から、ソ連の公的UFO研究は、UFOの存在を前提とし、その高度な技術(ステルス性、高速機動性、エネルギー兵器など)を国家の軍事防衛システム(SDI/対衛星兵器)や、敵に対する優位性を確保するための兵器(ステルス機)に積極的に取り込もうとする、極めて実利的かつ真剣な取り組みであったことがわかります。


ソ連がUFO技術をSDIやステルスに応用しようとした試みは、まるで、極限の技術競争下にある企業が、他社が所有する‌‌「未来の製品サンプル」‌‌を回収し、それを分解して分析し、「これは自社の次のフラッグシップモデル(ステルス機)やセキュリティーシステム(SDI)に組み込むことができる」と判断し、資源を投じてリバースエンジニアリングを行う‌‌極秘の工業スパイ活動‌‌のようなものです。彼らにとってUFOは、軍事技術の未来を左右する、具体的な技術情報源だったのです。

ロシアの宇宙・軍事歴史的見解

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ソ連のUFO研究とUFOの現実性というより大きな文脈において、これらの情報源は、ロシアの‌‌宇宙・軍事歴史的見解‌‌が、UFO現象を当初から国家の安全保障と技術的優位性の問題として捉え、‌‌UFOは地球外の実在物である‌‌という認識を最高レベルで共有していたことを示しています。

特に、ソ連の宇宙開発の父や最高指導者がこの現象に深く関与していたという点は、歴史的な見解を決定づけています。

1. ソ連最高指導層のUFOに関する歴史的認識(1940年代)

ソ連のUFOに対する見解は、冷戦の始まりと宇宙開発競争が本格化する以前、‌‌1940年代‌‌にはすでに確立されていました。

  • ‌スターリンによる最高機密ブリーフィング:‌‌ 1948年、ソ連のロケット工学の父であり、宇宙計画の創設者である‌‌セルゲイ・コロリョフ氏‌‌が、クレムリンにいる‌‌ヨシフ・スターリン‌‌に招かれました。
  • ‌ロズウェル事件の評価:‌‌ スターリンはコロリョフ氏を、米国からの特別ルートの情報、ソ連国内のUFO報告、西側の定期刊行物などの資料が広げられた部屋に連れて行き、‌‌ロズウェル事件‌‌に関する意見を求めました。
  • ‌結論:現象は現実であり、外国製ではない:‌‌ コロリョフ氏は、現象は‌‌現実‌‌であること、そしてUFOが「米国やその他の国で製造されたものではない」と結論付けました。この結論は、‌‌ソ連がアメリカ政府の「気象観測気球」という説明を信じていなかった‌‌ことを示しています。スターリンは、他の専門家も同様の意見を共有しているとコロリョフ氏に伝えました。
  • ‌初期の機密保持:‌‌ 当時すでに、スターリンは「最も興味深い資料は秘密にされるだろう」と述べており、公の言論とは別に、UFOに関する情報が最高レベルで厳重に管理されていた歴史的経緯を物語っています。

2. 宇宙飛行士によるUFO遭遇の歴史

ソ連の宇宙開発初期の英雄たち自身がUFO遭遇の証人であるという見解が、国防省の文書に記録されています。

  • ‌ユーリ・ガガーリン(人類初の宇宙飛行士):‌‌ 国防省の文書によれば、ガガーリンはUFOに遭遇しており、「UFOは実在し、信じられない速度で飛行する」と述べていたと引用されています。
  • ‌コスモノート・チトフ(二人目の宇宙飛行士):‌‌ チトフはカメラを持参し、カプセルの周りを飛び回る小型のUFO編隊を撮影しました。
  • ‌アメリカのデータ分析:‌‌ ロシアの文書(スレッド3)には、アメリカ人宇宙飛行士が宇宙で遭遇したUFOに関する情報も含まれており、特にアメリカの宇宙飛行士が月面で目撃したとされる出来事や、NASAのファイルから情報が削除された経緯に言及しています。ロシア側は、この情報が実際に起こったことだと信じており、‌‌アメリカが月へ戻らない理由を、UFOによって戻らないよう指示されたからだと考えています‌‌。

3. 軍事史におけるUFOの脅威と対応

ソ連の軍事史において、UFOは単なる未確認物体ではなく、‌‌「報復能力」‌‌を持つ潜在的な敵対勢力として位置づけられてきました。

  • ‌大規模な監視体制の歴史:‌‌ 1980年、ソ連国防省は、軍事的な優位性を得るために、全軍に対してUFO目撃情報の徹底的な調査と報告を命じる歴史的な命令を出しました。
  • ‌戦闘命令と撤回:‌‌ パイロットには当初、UFOを追跡して撃墜する命令が出されていましたが(40件のエピソード)。UFOが速度を上げたり、パイロットがコントロールを失い墜落・死亡する事故が3件発生したため、命令は‌‌「UFOを見たら進路を変えて退避せよ」‌‌へと変更されました。
  • ‌武力行使禁止の原則:‌‌ 1991年においても、ロシア空軍司令官はUFOを挑発しないよう指示しており、「‌‌報復のための恐るべき能力‌‌を持っているかもしれないものに、なぜ発砲するのか」と述べました。
  • ‌核兵器への干渉の歴史的事件:‌‌ 1983年10月、ウクライナのICBM基地でUFOが観測された際、ミサイル発射の準備命令が制御盤に届き、発射コードがミサイルを有効化しました。ロシアの軍事調査員は、‌‌UFOが何らかの方法でこれを実行した‌‌と推定しました。これは、UFOが国家の核兵器を制御する能力を持つという歴史的な見解を確立しました。

4. 軍事技術応用への歴史的関心(SDI/ステルス)

ロシアの軍事史におけるUFO研究の目的は、常に‌‌技術の複製と組み込み‌‌にありました。

  • ‌技術的競争優位:‌‌ 軍はUFOの秘密(速度、素材、ステルス性)を解明することで、敵対国に対する競争に勝利できると考え、‌‌独自のステルス機を製造する‌‌ことを目的としていました。
  • ‌SDIへの組み込み:‌‌ ロシアの対衛星兵器プログラム(SDI)の上級科学者たちは、UFOに関する情報が、自国の‌‌プラズマビーム兵器‌‌の研究に組み込まれていると明言しました。
  • ‌進行中の研究:‌‌ 軍事研究は規模を縮小しながらも、現在も‌‌「スレッド3(Thread 3)」‌‌という名称で継続されており、UFO技術の複製に焦点を当てていることが文書で示されています。

ロシアの宇宙・軍事史の見解は、UFO現象を長年にわたる‌‌国家的な事実‌‌として扱い、冷戦期を通じて、そのテクノロジーを解析し、自国の防御と攻撃能力(SDI、ステルス)に組み込むための戦略的な取り組みを継続してきた、という歴史的姿勢を明確に示しています。

UFO 着陸地の科学的調査

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ソ連のUFO研究とUFOの現実性というより大きな文脈において、これらの情報源は、ソ連/ロシアにおける‌‌UFO着陸地の科学的調査‌‌が、極めて長期的、体系的、かつ厳密な科学的手法に基づいて行われてきたことを示しています。これは、UFO現象が物理的な影響を残す「現実の出来事」であるという前提に基づいています。

この公的な研究は、主にレム・ヴェルラモフ教授とユーリ・シミコフ博士という二人の主要な科学者によって推進され、物質的な証拠の収集と分析に焦点を当てていました。

1. ヴェルラモフ教授による着陸地の物理的・化学的特性の調査

モスクワ工科大学の教授であり、ロシアのUFO学者組合の会長であるレム・ヴェルラモフ氏は、約30年近くにわたり、モスクワ近郊を含むロシア各地のUFO着陸地を専門的に研究してきました。

彼の研究グループは、UFO着陸地の物理的特性を測定することで、‌‌「宇宙がどのように機能するかを理解すること」‌‌を主な目的としていました。

物質的な変化の文書化

  • ‌植物の変化:‌‌ 着陸地点のサークル内にある植物は、外側の植物と比較して‌‌リンと炭素の含有量が20%から30%増加‌‌しており、‌‌成長速度が遅く‌‌なっていました。
  • ‌土壌の化学的変化:‌‌ ヴェルラモフ氏らは分光測定法を用いて土壌中の40の元素を調査し、そのうち20の元素がサークル内で外側よりも‌‌20倍から60倍も高い濃度‌‌で発見されました。
    • 鉛 (Lead) は14倍。
    • チタン (Titanium) は8.5倍。
    • コバルト、バリウム、亜鉛は3倍から4倍の濃度で発見されました。
  • ‌アスファルトの溶解:‌‌ ヴォロネジでは、原子力発電所の近くで浮遊していた物体から出たビームが‌‌アスファルトを溶かした‌‌事例があり、この物理的な証拠が研究の対象となっています。

物理現象と時間の変化

  • ‌時間の加速:‌‌ 着陸地点のエネルギーが時間の測定に影響を与えるか調べる実験が行われました。同期された機械式および水晶式の時計を着陸地点の内部と外部に設置したところ、‌‌2時間後には内部の時間が加速し‌‌、時計が同期しなくなりました。
  • ‌生物学的影響:‌‌ サークル内では、人間の心拍数と血流が‌‌60%増加‌‌するという物理的および心理的な影響も文書化されました。
  • ‌現象の持続性:‌‌ ヴェルラモフ氏や他の科学者によると、彼らが測定したこれらの影響は、UFOが着陸した後、‌‌数年間‌‌にわたって検出可能であったとされています。

2. シミコフ博士による土壌生物の専門調査

政府の生物学者であるユーリ・シミコフ博士は、UFO着陸地点の土壌中の‌‌単細胞生物(微生物)‌‌を専門的に測定しました。

微生物の異常な不在

  • シミコフ博士は、過去数十年にわたり調査した着陸地点の土壌から、‌‌微生物が全く存在しない‌‌ことを発見しました。
  • 着陸地点の数インチ外側では土壌に微細な生命が豊富に存在しているのに対し、内部は‌‌不毛‌‌であり、微生物が死んでいるのではなく、‌‌強制的にそこを去らされた‌‌かのように「いなくなっている」と博士は述べています。
  • 昆虫を使った実験では、ハエは狂乱し、蚊は着陸地点の内側には見られませんでした。

謎の物体「コズミック・スパーム」の発見

  • シミコフ博士は、何百マイルも離れ、数年隔てた2つの着陸地点の土壌から、‌‌起源不明の小さな色付きの球体‌‌を発見しました。彼は冗談交じりにこれを‌‌「宇宙の精子(cosmic sperm)」‌‌と呼びました。
  • これらの球体は生命の構成要素をすべて含み、水に入れると種子の鞘のように開く特性を持っていました。
  • ロシア国内の誰もこの物体の正体を特定できず、アメリカの研究所に持ち込まれて分析された結果、植物や動物の排出物、あるいは微生物ではないと結論付けられ、‌‌未だに正体不明‌‌の物質となっています。

異例の生物学的痕跡

  • シミコフ博士はまた、シベリアのUFO着陸地点で‌‌メキシコ原産‌‌の微小なワームを発見しました。これらのワームはロシアでは自然には生息しない種類です。

3. 研究の意義

これらの科学的な着陸地調査の結果は、UFO現象に対するロシアの公的な見解を裏付けるものです。

  • 彼らの研究は、UFOに関する「証拠とデータ」があり、‌‌「未知のものを調査しながら、優れた科学を実践すること」が可能である‌‌ことを証明していると論じられています。
  • ヴェルラモフ教授は、主要な研究目的は「宇宙知性体と接触すること」ではなく、‌‌「宇宙の仕組みを理解すること」‌‌であり、‌‌「他の世界や次元が存在するか」「それらの世界で私たちの物理法則が通用するか」「その知性体と接触できるか」‌‌という疑問に答えることだと述べています。

このソ連/ロシアの科学的調査は、UFOが単なる視覚的な誤認ではなく、‌‌環境に永続的な痕跡を残す物理現象‌‌であるという歴史的な見解を裏付ける決定的な要素となっています。


ソ連の科学者による着陸地の調査は、まるで犯罪現場を緻密に調査する鑑識チームのようです。彼らは目撃者の証言だけでなく、土壌の化学組成、植物の成長、時間の流れさえも詳細に測定し、「犯罪者」(UFO)が残した指紋や足跡を科学的に解析しようとしました。彼らが発見した時間のゆがみや、地球上に存在しないはずの物質は、従来の物理学の枠を超えた「犯行手口」が存在することを示唆しています。

米国とロシアの比較

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ソ連のUFO研究とUFOの現実性というより大きな文脈において、これらの情報源は、‌‌米国とロシア(ソ連)のUFO現象に対する公的な姿勢、研究の動機、そして情報公開の度合い‌‌に関して、いくつかの重要な比較点と鋭い皮肉を提示しています。

特にジョージ・ナップ氏は、グラスノストとペレストロイカ後のロシアの開放性が、アメリカ政府の長年にわたる情報非公開の姿勢と対照的であると強調しています。

1. 公的な姿勢と情報の現実性に関する比較

ロシア(ソ連)と米国は、UFOの現実性について正反対の公的な姿勢をとっていました。

  • ‌ロシア(ソ連)の歴史的認識:‌‌ ソ連は、1940年代のロズウェル事件の時点から、UFO現象を‌‌現実のもの‌‌として認識していました。ソ連の専門家は、UFOがアメリカや他の国で製造されたものではないと結論付けていました。今日に至るまで、ロシアの軍関係者や科学者にとって、UFOの現実性は「もはや議論の余地さえない」問題です。
  • ‌米国の公的な立場:‌‌ 米国政府は、長年にわたりロズウェル事件について「気象観測気球」という説明を国民に提供し続けてきました。ナップ氏は、アメリカの宇宙飛行士が宇宙でUFOに遭遇しても、そのほとんどが口を閉ざしていると述べています。また、米政府は宇宙でUFOやその他の異常な物体を検出しないと「平然と嘘をつくことができる」としています。

2. 情報公開と秘密保持の比較

ナップ氏がロシアへ調査に行った最大の動機は、情報公開に対する両国の姿勢の違いにありました。

  • ‌米国の秘密保持(想定):‌‌ ナップ氏は、米国の政府機関、軍関係者、軍事請負業者がUFOやエイリアンの存在について、国民に「認める以上の情報」を知っていると長年推測されてきたと述べています。そして、「わが国政府がUFOについて包み隠さず公表する可能性はますます低い」と考えていました。
  • ‌ロシアの新たな開放性(期待):‌‌ ナップ氏のチームは、「アメリカ政府がUFO情報と秘密を国家安全保障上の理由で長年備蓄してきたならば、ロシア人も同じことをした可能性が高い」という仮説に基づいていました。しかし、グラスノストとペレストロイカによって新たな自由が広がるロシアであれば、情報公開が期待できると考えられました。
  • ‌調査結果の皮肉:‌‌ 調査の「皮肉な結果」として、ナップ氏らは‌‌アメリカがUFOについて何を知っているか‌‌を、‌‌アメリカ人から学ぶよりも、ロシア人から学ぶことになるかもしれない‌‌という希望を抱いていました。
  • ‌情報公開と非難:‌‌ ロシアでは、軍の元関係者や政府の科学者が、長年にわたる秘密のUFO研究への関与を認めることが「許される」ようになりました。一方、アメリカでは、ロシアから出てくるUFO情報(内容がまだ分からないうちから)を信用しないよう努める「アーチ・デバンカー(Phil Klass)」や「ジュニア・デバンカー(James Oberg)」によって、情報そのものが信用を失墜させられようとしていました。

3. 研究の目的と動機の比較

両国の軍事・科学研究の動機には類似性がありつつも、情報源はロシアの取り組みの実用性と真剣さを際立たせています。

  • ‌技術複製への関心:‌‌ 米ソ両国は、UFO技術の軍事応用に関心を抱いていました。
    • ‌ロシア:‌‌ 国防省は、UFOの秘密を解明し、「速度、素材、ステルス(不可視性)」の観点から敵対国に勝利するために、‌‌「独自のステルス機を製造する」‌‌ことを意図していました。また、UFO情報がロシアのSDI(戦略防衛構想)やプラズマビーム兵器の研究に組み込まれてきました。
    • ‌米国(疑惑):‌‌ 米国のステルスプログラムにもエイリアン技術が組み込まれているという疑惑が、ネバダのエリア51やボブ・ラザー氏に関する話を通じて存在します。また、UFOと米国のスター・ウォーズ(SDI)プログラムとの関連も示唆されていました。
  • ‌核兵器への関与:‌‌ 両国でUFOが核兵器システムに干渉したとされる類似の歴史的事件がありました。
    • ‌ロシア:‌‌ 1983年にICBM基地でUFOが観測された際、‌‌UFOがミサイルの発射準備命令を有効化し、発射コードを起動させた‌‌と推定されました。
    • ‌米国:‌‌ 1975年、カナダ国境沿いの5つのアメリカの核基地でUFOが訪れ、‌‌ミサイルの発射コードを変更した‌‌と報じられています。

4. 科学的アプローチの比較

UFO現象を科学的に扱う姿勢には、大きな違いがありました。

  • ‌ロシアの真剣な科学:‌‌ ロシアの科学アカデミーでは1970年代から正式なUFO研究が行われ、10の異なる機関が関与し、数千のケースファイルが編纂されました。レム・ヴェルラモフ教授やユーリ・シミコフ博士らは、UFO着陸地を数十年にわたり調査し、‌‌土壌や植物の化学的変化、時間の経過の加速、微生物の消失‌‌など、厳密な科学的データ(物理的な証拠)を収集しました。
  • ‌米国の「バックボーンの欠如」:‌‌ ナップ氏は、ほとんどのアメリカの科学者がUFOを研究しないという現状は、「研究するものが何もない」と主張するデバンカー(懐疑論者)に武器を与えるためであると指摘しています。ナップ氏は、ロシアの探査は、そのような立場が「道徳的にも科学的にも破綻している」ことを証明したと考え、「あまりに多くのアメリカの科学者が持っていない‌‌「バックボーン(背骨/勇気)」‌‌が必要だ」と結論付けています。

5. 自由な社会に関する皮肉な結論

ナップ氏は講演の最後で、この米ロの対照的な姿勢について、最も痛烈な皮肉を述べています。

  • ‌ロシア:‌‌ 民主主義にしがみつき、資本主義を掴もうと奮闘しているロシアが、UFOというテーマに関して自国民と世界に対して‌‌オープンである勇気‌‌を持っています。
  • ‌アメリカ:‌‌ 現代民主主義の発祥地であり、地球上で最も自由な国であるはずのアメリカでは、UFOに関して依然として‌‌ごまかし、虚偽の否定、隠蔽、目撃者や研究者に対する威圧やスパイ行為‌‌が行われています。

ナップ氏は、この比較を通じて、「結局のところ、‌‌どちらの社会が真に自由で、どちらがそうでないのか‌‌という、一つの不穏な疑問が残る」と締めくくっています。

情報源

講演動画(52:12)

Inside Soviet’s UFO Program: Orders, Incidents, and Coverups | George Knapp

https://www.youtube.com/watch?v=ZHzylFRvric

5,000 views 2025-11-08 Disclosure & Secret Space Programs

Coast to Coast AM - Cold War insiders speak: a nationwide Soviet UFO reporting order, pilots who chased unknowns, an ICBM console that armed itself, cosmonaut encounters, and weapons research inspired by what they saw. Knapp’s Russian files redraw the map of UFO history. Disclaimer: Enjoy these vintage shows from the 1990s onward — featuring real researchers, authentic voices, and truly intriguing stories from the golden age of UFO and paranormal investigation. While the video quality may not meet today’s standards, the insights, passion, and originality of these pioneers remain timeless. We hope you’ll appreciate the content for its historical and investigative value.

文字起こし(話者識別)

展開

(以下は "Inside Soviet’s UFO Program: Orders, Incidents, and Coverups | George Knapp" と題された 1990年代の講演動画の文字起こしhです。話者識別済み。)

[George Knapp] : The printed schedule for this program billed me as a Las Vegas UFO researcher, and in a sense I guess that's right. I still prefer to think of myself as a journalist, a journalist who just happens to be interested in UFO stories. I think there's a difference, although I'm probably the only person that recognizes the distinction. It's a real glamorous life, let me tell you. Certainly many of the other speakers who are here could regale you with their own stories. (00:00:32)

[George Knapp] : For the past few years, this speaker and a few of the others who are represented here at this conference have been chasing this whacked-out, off-the-wall, nutso notion, a ridiculous, unprovable, tabloid-inspired fantasy about so-called alien intelligence that may or may not be intruding on all of our lives. We've been raked over the coals in the press, vilified by the skeptics, we've had our own sanity questioned by friends and even family, and for the most part have sacrificed any kind of semblance of a normal life in order to pursue a boneheaded, irrational, completely discredited flight of fancy which no serious person could possibly entertain. (00:01:10)

[George Knapp] : UFOs. Now in my own UFO travels in the past year, I've had a plane struck by lightning three different times, I had a man in the seat next to me keel over dead, I've lost more luggage than Samsonite ever made, and have downed a heap and helping of nitrate-laced, well-aged, airport lounge hot dogs. What a person will do for the romantic pursuit of dead cows, stumped plants, faded documents, radioactive dirt, and elusive lights in the sky. And if I didn't collect air sickness bags, I'm not sure it would all be worth it. (00:01:48)

[George Knapp] : Our trip to Russia certainly qualify as the culmination of a frustrating pursuit being followed by so many people all over the world. I have another all-purpose word that I use to describe this Russian experience that we had, and that word is wonderful. By no means is this travel for the timid, but the Russians, with the sole exception of a few bad apple cops that we ran into, were warm and open and hospitable. They opened their homes to us, they shared information with us, as well as a shooter of vodka or two, and they helped make this excursion one of the most enlightening experiences of my life. (00:02:25)

[George Knapp] : This is all the more amazing considering the tremendous turmoil which was underway for the full 10 days of our visit. Riots and demonstrations on a daily basis, bombings, impeachment threats, troops on the move in Moscow itself, and a distinct potential for absolute chaos. For a journalist, it was the ultimate time to be there, whether you're chasing UFO documents or not, to be able to watch history unfolding, especially since we had no idea how the about UFOs. That sounds odd, but it's true. (00:03:02)

[George Knapp] : For many years, as you well know, it's been assumed or suspected by researchers in this country that U.S. government agencies, military officials, and certain military contractors know a lot more about UFOs, the alien presence, the real structure of the universe, than they would ever admit to you and I. It only makes sense then that a great power like the U.S. would study UFOs, collect the data, analyze it, try to figure out what it all means. Some U.S. documents, which you have probably read, at least a few of you, prove beyond much doubt that this really is the case, but the details, as always, remain sketchy, and it's a near certainty that the government has a lot more information about UFOs than you or I do. (00:03:43)

[George Knapp] : Our idea was, if the American government had stockpiled UFO information and secrets over the years for national security reasons or whatever reasons, chances are the Russians had done the same thing. Since it appears increasingly unlikely that our own government is ever going to open up and come clean on what it knows about UFOs, our hope was that Russia might. The ironic result would be we might end up learning more about what America knows about UFOs from the Russians than we would ever learn from the Americans, if you follow me. Considering the new freedoms, which were bursting out all over in Russia, and which might be snuffed out at any moment, it seemed like the right time, perhaps the only time, to go and to test our hypothesis. (00:04:24)

[George Knapp] : We knew from the writings of people like Jacques Vallée and Dr. Richard Haynes, Bruce McAbee, that there were solid indications that large-scale, long-term UFO studies had been conducted in Russia. The trick, though, was to get something solid to seek out the first-hand witnesses, officials, and scientists and to bring home the bacon. This trip was financed by the company I work for, Altamira Communications, based here in Las Vegas, with the intention that we would go over there, produce a documentary about what we found, documentary program for television or release to the home video market. We have since decided to produce, as Bob was alluding to in the introduction, we have since decided to produce a series of documentaries, 10 in all that we have planned now, perhaps more, that we hope will be the soup to nuts of UFOs, the most comprehensive series ever produced. (00:05:14)

[George Knapp] : The Russian program will be one of those documentaries, but in addition, we've already produced the first three, and we have a segment on the Russian, our Russian adventure in this introductory program, and I wanted to share with you that segment, about 10 minutes long, so you get an idea, an overview of what we're going to be speaking about tonight, if we could roll the first tape. But what do Russians know about UFOs? It was assumed by Western ufologists that the Soviets were experiencing the same type of UFO encounters as the rest of the world, but isolated incidents were all outsiders heard about. (00:05:49)

[George Knapp] : As tensions cooled and dialogue began between the East and the West, the UFO issue was publicly breached. In a 1989 issue of the magazine Soviet Military Review, Russian military leaders argued in favor of an ongoing exchange of UFO information with the West. In the view of the authors, without such an exchange, a UFO might one day accidentally trigger a nuclear exchange between the superpowers, on the assumption that the UFO was an enemy missile. The article acknowledged that UFOs were tracked by the defense systems of the USSR, and implied that the same must be true in the U.S. Shortly thereafter, Soviet President Mikhail Gorbachev, in response to repeated statements by then President Ronald Reagan, told Western reporters that he agreed with Reagan, if the world were ever threatened by outside powers, our two nations would stand side by side in the defense of Earth. Reagan alluded to this potential threat in five separate public speeches, including an address to the United Nations. In November 1989, Soviet attitudes on UFOs became abundantly clear. (00:07:00)

[George Knapp] : The official news agency TASS reported on the alleged landing of an alien ship in the city of Voronezh, a 10-hour train ride north of Moscow. According to TASS, tall aliens and a robot exited the spaceship, walked around the park, and then left. The story was reported in the New York Times, Wall Street Journal, and on network news. None of these major media outlets had their own reporters on the scene, so most chose the approach they normally take with UFO stories. (00:07:29)

[news narator] : Earlier tonight, the CBS Evening News with Dan Rather included a report about the alleged alien landing at Voronezh. Rather, Riley commented on the Soviet claims about 10-foot tall aliens walking around a Russian park. The CBS newsman added, don't believe everything you read in TASS. (00:07:48)

[George Knapp] : Within days, the Voronezh story assumed almost surreal proportions. American headlines chortled about pinhead aliens. Follow-up stories claimed that the only witnesses to the landing were young children. And because the tall aliens described were different from the usual short, bug-eyed variety Americans hear about, it was smugly assumed the Russians must be wrong. So much superfluous information was added to media accounts that it took only a few days to generally discredit the entire event. Prominent astrophysicist Jacques Vallée was one of few Westerners to personally investigate the case by meeting with Russian sources firsthand. (00:08:27)

[Jacques Vallee] : In Voronezh, there were many cases. Not just the case that made the newspapers. Not just the case that was reported by TASS with the school students. The witnesses were not just kids. They were 18, 19-year-old kids. Very articulate. And obviously they had seen something. There were physical traces there. But there were many other cases. There are over a thousand witnesses in all in the city of Voronezh. Voronezh is a large city. (00:08:54)

[Jacques Vallee] : It's over a million people. What they showed me was, you know, the film and the physical evidence. They told me about the cases in which, for example, an object hovered near a nuclear power plant in Voronezh and a beam from that object melted the asphalt there. And that's what they are studying now. (00:09:10)

[George Knapp] : The story Americans read was much different from what the witnesses say happened at Voronezh. Inside the USSR, the incident helped unleash a long pent-up interest in the UFO topic. An interest that, by decree, had been dormant until Glasnost and Perestroika. Suddenly, Russians were flocking to newsstands to buy the same sort of UFO tabloids that Americans buy, filled with lurid, sensational stories about nasty aliens and their dubious intentions. At the same time, UFO organizations, including respected scientists and military officials, were free to openly discuss UFO cases and issues. (00:09:48)

[George Knapp] : But still, little was made public about what the Soviet government might know. Russian physicist Nikolai Kapranov, a national security advisor to the Soviet parliament, spent months making the crucial contacts with sources who would not otherwise be available to Westerners, and who almost certainly would never have been accessible to Western journalists. Kapranov had heard rumblings about UFO studies over the years, but he was far from being a believer. That is, until he started asking questions of people in high places. (00:10:19)

[SPEAKER_04] : More and more, I started to think that this is something for real. And there are facts, and I've seen some materials, one can't, you know, just drop. What I learned about the UFO is that they're certainly for real, and that the UFO is one fragment of a very diversive and strong phenomenon. Military people are looking at that very seriously. (00:10:44)

[George Knapp] : With Kapranov's assistance, our team succeeded in making contact with a previously hidden echelon of UFO researchers, dedicated scientists who had pursued their interest in alien visitors during the darkest days of communism, and whose findings have never before seen the light of day. A government biologist who analyzes soil samples from UFO landing sites. A Moscow professor who has secretly directed a discreet organization of high-level scientists and military personnel interested in UFOs. An author and physicist who began studying UFOs in the 50s and who became a non-person when he refused to quit talking and writing about the subject. (00:11:25)

[George Knapp] : An engineer in the Russian SDI program who asserts the Soviet military long ago determined that UFOs were interplanetary and who says UFO data has been incorporated into Russian beam weapon research. And a shadowy man who currently heads the ongoing Ministry of Defense study of UFOs and aliens. This man is Boris Sokolov, a retired Russian colonel from a distinguished military family. In 1978, Sokolov was given what seemed like an unusual assignment. Orders were handed down from the Ministry of Defense to every unit in the vast Soviet military empire. (00:12:03)

[George Knapp] : Every UFO sighting was to be fully investigated. All of these reports were to be funneled to Sokolov's command for analysis. (00:12:11)

[SPEAKER_04] : First, an order was given to those pilots to chase the UFO and to shoot it. There were 40 episodes like this. (00:12:25)

[George Knapp] : Hundreds of Sokolov's most intriguing cases were compiled into this thick volume. Although much of the data is still being evaluated, it appears the Russians accumulated a mammoth amount of information about UFOs. The assumption that these craft were from somewhere else, perhaps outer space, became a foregone conclusion. The importance of these revelations is difficult to overstate. In Russia, of all places, a country still experimenting with democracy, it is now permissible for former military men and government scientists to admit a long-standing involvement in clandestine UFO research. We're going to go into some further details about some of the highlights that you just saw there. (00:13:07)

[George Knapp] : It took us about seven months to set things up for this trip, and it would not have been possible, as we mentioned, without the help of Nikolai Kopranov, the man you just met in that video. It was just kind of a chance meeting that made this possible. In 1991, Nikolai came to the United States to lecture on disarmament issues at various national labs and at universities, including UNLV for a time period. One of the people who was instrumental in bringing him to the United States is Nevada Congressman Jim Bilbrey, who was a client of Altamira, the company I worked for. (00:13:40)

[George Knapp] : So it was possible for me to meet with Nikolai just as he was preparing to return to Moscow. He, of course, had these high-level contacts in scientific, military, and political circles, and I really couldn't wait to talk to him about UFOs. But unfortunately, when we had our first initial meeting, he said he really wasn't very interested and had never really given a much thought at all. But then, almost casually, he started rattling off the names of his friends who he had discussed this issue with at one time or another, people who had read secret files or attended secret briefings, KGB types, high-ranking officers, scientists. (00:14:15)

[George Knapp] : I asked him if he thought he could dig up hard information. He agreed to try. Altamira set Nikolai up with an office in Moscow, still open, provided him with a monthly stipend, and told him to start digging. And by late January of this year, we felt we had enough waiting for us to justify the trip. My colleagues were Brian Gresh, who was with me at KLAS-TV, a journalist, and our photographer, Brian Blackburn, who is here in the audience today, packed our bags and got ready to go. Nikolai had been given one basic guideline for this trip. (00:14:46)

[George Knapp] : We didn't want to go after those sources of information who were already known in the West. Nobody who had already appeared on hard copy or current affair, no professional ufologist, no one who was known here at all. It's nothing, not that we had anything against those people, but we simply were hoping to uncover a new layer of information, to go beyond the obvious. And as it turned out, this little choice was the key for us that unlocked many, many doors. You can roll that first tape that you had up there. (00:15:13)

[George Knapp] : And perhaps the most important door that was opened for us is the one which led into the modest apartment of this man, to start from Boris Sokolov, a retired Red Army colonel from a very distinguished military family. His grandfather was one of the czars, personal guard. Excuse me, his father was highly decorated during the Great War. Anyway, Colonel Sokolov was one of an elite handful of military officers charged with adapting industrial technologies to military purposes for the Ministry of Defense. His area of concentration was radio waves and radio astronomy. (00:15:49)

[George Knapp] : As we will learn, the Soviet military had long been monitoring UFO activity, but some spectacular sightings in the late 70s on the Russian-Finnish border had prompted more direct action to find out all they could about this phenomenon. In 1980, this amazing order was sent out by the Soviet Ministry of Defense. The order was issued to every military unit in this vast Soviet military empire, Army, Navy, Air Force, everyone. In Sokolov's words, this order transformed the entire USSR into one gigantic UFO listening post. (00:16:22)

[George Knapp] : Simply put, the order stated that every UFO sighting, every UFO encounter, every unexplained aerial object, ball of light, or odd craft was to be fully investigated. Witnesses interrogated, evidence assembled, and a complete report was to be funneled at once to Sokolov's office. Thousands of reports poured in because the study lasted a full 10 years, and Sokolov is undoubtedly correct in stating that a collection effort of this magnitude can probably never be duplicated anywhere. Here is Colonel Sokolov speaking about the highlights from those reports and why this study was undertaken in the first place. (00:16:58)

[SPEAKER_02] : Reasons. One, because of the unpredictable movement of the UFOs, the quick changes in course angles. Two, because of the velocity of the UFO movements. And three, because UFOs observed visually could not be seen on radar, and those seen on radar could not always be seen visually. The military thought that if the secrets of the UFOs could be discovered, they would be able to win the competition against our prospective enemies in terms of velocity, materials, and visibility. Stealth. To build their own stealth. (00:17:38)

[SPEAKER_02] : Pilots recognized UFOs as a threat to them. There were 40 episodes in which they shot at UFOs. An order was given to pilots to chase UFOs and shoot at them. But when the pilots tried, the UFOs speeded up. In three cases, the pilots would lose control and crash. Two of the pilots died. After that, pilots received a new order. When they see a UFO, change course and get out. All the pilots agreed. (00:18:06)

[SPEAKER_02] : October 5th, 1983, I was ordered to immediately go to the Ukraine to an ICBM base. The reason for the urgency was a report from the base commander to the chief of the general staff. On October 4th, from 4 to 8 p.m., the base observed a UFO. At the same time, on the control panel, they received an order to prepare the launch of the ICBMs. The lights lit up and the launch codes enabled the missiles. Dozens of officers witnessed this. (00:18:36)

[George Knapp] : That's an amazing story, that last little bit there. The key point is that the Russians did not order the arming of their own missiles. The presumption by Sokolov and the other people who went to investigate was that the UFO somehow did it. This is reminiscent of 1975 here in the United States, where UFOs visited five American nuclear bases along the Canadian border. And reportedly, at least the story that was reported in the Washington Post, according to official Air Force documents, changed the launch codes of our missiles, trying to send us some sort of a message. A couple of other points to make about Colonel Sokolov. He said, in addition to the 40 pilot encounters, there were dozens of incidents in which ground forces fired on UFOs, in which UFOs caused military auto and plane engines to stall, knocked out radios, radars, telephones, clipped the wings of planes, and immobilized personnel. (00:19:30)

[George Knapp] : We also know from other published reports that the standing order not to fire on UFOs is still in effect. In 1991, the Russian air commander put it this way, why fire on something that may possess, quote, formidable capacities for retaliation? In other words, UFOs could probably kick our butt, why provoke them? Colonel Sokolov also added somewhat cryptically that the Ministry of Defense study of UFOs is still going on, although on a lesser scale, and that, quote, unlike the one in the United States, his study was passive. The Russians were not actively seeking out UFOs. If they saw them, they'd file a report. (00:20:07)

[George Knapp] : He said that was different from the approach that the American military was taking. And he told us that the U.S. military had secretly built 30 tracking stations to keep track of UFO activity all around the planet, something that I think you and I are unfamiliar with. He also admits that all of the UFO reports he received first went to the KGB attachments, which are part of every military unit in Russia, and that some of the more sensitive reports probably never got to his desk at all. Of the thousands of reports compiled during that 10-year period, Sokolov culled what he considered to be several hundred of the best, put them into that document, that big binder there, and amazingly, we were able to talk him into selling those to us. (00:20:56)

[George Knapp] : Most of those reports are being analyzed right now and interpreted, and we'll keep you posted on what other secrets the files may reveal in the future. I don't want to exaggerate the significance of what these things are. Many of the reports that we have had interpreted already are kind of standard UFO events, ones that you and I are familiar with. A saucer appears, a car engine dies, witnesses are frightened. The real significance of what was going on with Sokolov is that the Ministry of Defense was conducting this long-term comprehensive effort to collect UFO data, not ufologists, but the official Russian government. (00:21:30)

[George Knapp] : The idea that Russians were studying UFOs in order to learn stealth technology, which you just heard, was all the more intriguing to me because of allegations concerning our own stealth program, allegations which have a direct bearing on stories we've heard about Nevada's Area 51 and Bob Lazar. Several researchers have claimed that some alien technology may have been incorporated into stealth designs. As Sokolov indicates for us, this was certainly the case in the USSR, at least it was their intention to accomplish this. Various sources have also suggested there may be a connection between UFOs and the American Star Wars program, and we were fortunate enough to find some support for that suggestion in Moscow. Through our contacts in the Russian Academy of Natural Sciences, we were allowed to interview the man you saw there, Romily Avramenko. He was, and perhaps still is, one of the chief scientists working on Russia's anti-satellite weapons program, their version of Star Wars or SDI. He had the highest possible security clearances, so high that for much of his life he hasn't even been able to use his real name. (00:22:32)

[George Knapp] : And if he wanted to publish something on a scientific topic, he had to use an alias. Dr. Avramenko told us, in no uncertain terms, that UFOs are real, that we and the Russians have known they're real for decades, and that the information has been incorporated into SDI weapons research. He even demonstrated a tabletop model of a plasma beam weapon for us, if we can roll this tape. We walked into this interview, couldn't figure out what this blue plastic thing was, some kind of Russian version of a Vegematic or something. (00:23:03)

[George Knapp] : In a couple of minutes though, after he puts this razor blade on there, he shows it to us. A plasma beam weapon that just, in essence, that quickly burned a hole in that razor blade. And although that's not all that particularly impressive, this thing isn't plugged into it. Sitting there on the table. (00:23:25)

[SPEAKER_02] : The first time I saw UFOs was in 1959. I saw it with radar as it was orbiting Earth. In 1959, the first good radars were made. We could see several thousand kilometers. We could see what was happening around the Earth. At the time, satellites were easily countable, but we also saw vehicles whose technical characteristics we can't match even now. We saw tens of these in 1959, entering and leaving Earth's atmosphere. Surely the existence of these UFOs caused problems for the U.S. defense system. (00:24:07)

[SPEAKER_02] : You were faced with separating aggressive vehicles from the unknowns. Are aliens and UFOs real? For me and my colleagues, that isn't even a question. I know this government has many programs on this. The information about UFOs helps us manufacture plasma beams for use in our Star Wars. The weapons of the aliens, we call them. (00:24:28)

[George Knapp] : Dr. Abramenko made a couple of other startling pronouncements for us. He said that defense computers these days, on both sides, have now been programmed to, in essence, weed out UFOs or other anomalous objects. They don't even register anymore. And to separate the unknowns from Earth-made objects, which, you know, if you think about it, that might help explain how our government can lie to us with a straight face that it never detects any UFOs in space. Dr. Abramenko also made a slip during our conversations and said that the only thing which can approach the speed and maneuverability of UFOs is the American Aurora, which is being flown in Nevada. When pressed about this, he kind of hemmed and hawed a little bit and said, well, my information is from public sources and I don't know anything about it. (00:25:13)

[George Knapp] : Both Sokolov and Abramenko have told us that military studies of UFOs are still underway in Russia. And with the help of Nikolai Kopranov, we met with the man who's currently in charge of the ongoing study. By agreement, we are not using his name at this point. You saw a brief shot of him in that snappy outfit standing in the alleyway with a hat on. But we had several enlightening meetings with this guy. And in addition to the files we obtained from Colonel Sokolov, we managed to get some copies of some still classified documents through the good offices of this man from the Ministry of Defense. One of these days, I'll tell you how we managed to get these documents out of Russia. But since we hope to go back there sometime, maybe we'll keep that story for until we get everything we need from out of there. (00:25:59)

[George Knapp] : What these documents reveal, though, is an ongoing, high-level, dead serious interest in UFOs by the Russian military. In the documents, there are numerous references to American ufology. And it's clear that they are monitoring developments here and around the world. References to things like MJ-12 in these documents. Not to say that MJ-12 was a real organization, but at least that the Russians were monitoring our interest in it and our interest in those documents. And they were aware of the issue. (00:26:26)

[George Knapp] : Even more clear, though, is what they would consider to be the question of UFO reality. It's really not even a matter of discussion for them anymore. Yes, many UFOs are misidentifications, but the Russians at this very day are concentrating and focusing on how UFOs work and how they can duplicate the technology. The name of this ongoing study is Thread 3. One enlightening section of the papers that we obtained contained a detailed account of UFO sightings by Soviet cosmonauts. You know, we have often wondered just what Americans have seen when they've been up in space. (00:26:59)

[George Knapp] : A lot of reports about astronauts who have seen different things or encountered UFOs in space. But for the most part, our astronauts won't talk about it. I know I wrote to virtually all of them and never got a single response. Russian space encounters with UFOs were reported from the very beginning, according to Ministry of Defense documents. Yuri Gagarin, the first man in space, had a UFO encounter. In the documents, he's quoted as saying that UFOs are real, they fly at incredible speeds, and that he would tell more about what he had seen if he was given permission to do so. (00:27:30)

[George Knapp] : To my knowledge, he never was. The second Russian in space, a man named cosmonaut Titov, took along a film camera and photographed a small fleet of UFOs as they danced around and under and in front of his capsule, according to these documents. Again, I saw one frame of this film, and I'll tell you, it's very intriguing. Also in the classified documents, thread three, information about American UFO encounters in space, including several references to things that were supposedly, reportedly seen on the moon by our astronauts, and how this information was removed from NASA's files. The Russians, how they got this information, I'm not sure. (00:28:08)

[George Knapp] : I guess Russian spies, whatever. But they did their own analysis of the American data. They think it really happened. They think the reason we haven't been back to the moon is because we were told not to go back. That's what it says. One other note about this ongoing study, thread three, a UFO safari into Siberia had been planned for this fall, and we were the only Westerners and the only journalists who were invited to go along. Unfortunately, for financial reasons, that safari into this area, a high concentration of UFO activity, was canceled. (00:28:39)

[George Knapp] : But the Ministry of Defense hopes they'll have the money to do it next year, and if they do, we hope to go along then. We know that the Russians are studying UFOs now, and we know that they've studied the subject at least since the late 70s, but how far back does it go, and what can it tell us about U.S. knowledge of UFOs? There is one man in Russia who can answer these questions, one man who's been around long enough, who knew the right people, who has seen the right information. His name is Valery Budikov. Dr. Budikov has been mentioned in a couple of articles here in the West. Most of those references have been based on an interview that he gave to a Russian-language newspaper, but to my knowledge, no Western journalist has ever interviewed him, at least not on videotape, and I am pleased to share with you, for essentially the first time anywhere, some of what Dr. Budikov had to say. (00:29:24)

[George Knapp] : First, here's the scenario. One of the biggest questions in UFO research here and around the world centers on crashed saucers. Have any crashed? Did we or someone else recover them? Was Roswell for real? It's been assumed for a long time that if the Roswell incident, for lack of a better term, was real, then the Russians might have known about it, because after all, in 1947, New Mexico was a hotbed of Russian spies. The state was a center for atomic bomb research and rocket programs, and certainly was a major focus of Joe Stalin's impressive espionage efforts. (00:29:57)

[George Knapp] : In the late 1950s, Dr. Budikov was at the prestigious Moscow Aviation Institute, where the Sputnik and the Russian space program were born. He fell under the wing of a man named Sergei Korolov, and I know it's kind of tough to keep up with all these names. It's tough enough for me. Sergei Korolov is the father of Soviet rocketry, the founder of the Russian space program. Budikov developed an interest in the topic of UFOs, apparently from an unidentified American who was also at this institute, and he began lecturing on the subject. This came to the attention of the great Korolov, who, instead of chastising Dr. Budikov, chose to confide in him. (00:30:33)

[George Knapp] : And as it turns out, the Russians knew that something had crashed near Roswell, and their interest in the subject went right to the top. Here's what Dr. Budikov had to tell us about the Roswell incident. (00:30:44)

[SPEAKER_02] : Korolov told me that in 1948, he was invited to the Kremlin to see Stalin. This was after the events in New Mexico and after the death of Captain Mantel. Stalin brought Korolov into a room where all the materials were spread on a table. Western periodicals, books, articles, UFO reports from the Soviet Union, information from special channels in the U.S. Stalin wanted to know what did Korolov think about the material concerning Roswell and UFOs. Korolov asked to take the materials home to study them and was told, no, he had to work there. (00:31:26)

[SPEAKER_02] : When Korolov finished the work, Stalin asked him again his opinion. Korolov said, the phenomenon is real. They do not appear to be dangerous to our country. They are not manufactured in the States or any other country. And the time will come when it must be further studied. Stalin thanked him and said, the same opinion was shared by other specialists. We know that the U.S. Air Force possesses plenty of material about UFOs. We know the U.S. Navy also has plenty of material. (00:31:59)

[SPEAKER_02] : We know about special orders given to keep all of the materials secret. When curious people ask for the materials, they are told they're not there. For the near future, the most interesting materials will be kept secret. The owners of the material don't let it out. Thank you. (00:32:17)

[George Knapp] : Does this guy look like Karl Malden or what? What can we glean from this? A couple of things. It seems apparent that even back in the 1940s, the Soviets were not buying this weather balloon explanation that Americans have been fed in all these years by our government for Roswell. It wasn't made in the U.S. or any other country. That was their conclusion. And they recognized that UFOs deserve serious study, even back then. In fact, Dr. Budikov was given part of this task by his mentor, Korolov. He traveled around the U.S.S.R. to archives and observatories and collected a huge amount of UFO data, much of which he still possesses. (00:32:54)

[George Knapp] : Dr. Budikov says he and other top scientists, including a man named Felix Siegel, who's considered the founder of Russian ufology, were asked to give these numerous high-level briefings about UFOs to KGB, defense officials at Atomic and other secret research institutes. Many of these briefings were being given to people at a time when it was not permissible legally for people like Dr. Budikov or the other scientists to speak publicly about UFOs, because the communists frowned on them. As you heard, Dr. Budikov is certain that the U.S. possesses vast amounts of UFO material, specifically the Air Force and the Navy, that you and I have never been allowed to see. (00:33:33)

[George Knapp] : To me, it is amazing and somewhat disheartening, but probably not unexpected, that American UFOs skeptics would already be striving to discredit any information which might come out of Russia, even though they don't even know yet what that information might be. In recent months, I have seen arch debunker Phil Klass make these little mentions in his newsletter, suggesting we can't trust anything that comes out of Russia about UFOs. And in a recent issue of Omni magazine, junior debunker James Oberg gave this blanket condemnation of information that comes out of Russia. He said, researchers over there are even crazier than they are over here. (00:34:10)

[George Knapp] : Which, you know, just with the wave of his hand, he slanders an entire nation and throws out all this information, even though he hasn't seen what it is yet. I think such statements from from people like this say a lot more about the people that are coming from Russia. They would have dismissed this out of hand, any and all information without even knowing what the source is. And it can't be true, therefore it isn't, seems to be their attitude. (00:34:34)

[George Knapp] : American debunkers, as you know, have provided air cover for those scientists who simply do not want to study UFOs. By poo-pooing the entire subject for so long without the benefit of much research, they give ammunition to these scientists who want to claim that they don't study UFOs because there isn't anything to study. No evidence. Well, our Russian expedition, I think, proved beyond any doubt that such a position is morally and scientifically bankrupt. Now, I kind of grew up with the same attitude about skepticism that the people in Missouri have. (00:35:08)

[George Knapp] : The attitude is, show me. You know, it's a healthy attitude to have, one that demands proof before an opinion should be changed. Nothing wrong with that. But the term skeptic, I think, has been stolen and twisted and distorted. And to the debunkers, it doesn't mean, show me anymore. It means, you can show me to your blue in the face and I'm not going to believe you no matter what you've got. In Russia, as in Missouri, this sort of attitude, I think, is viewed as being bad for science. (00:35:32)

[George Knapp] : I had the opportunity to meet with Russia's premier UFO skeptic, a scientist named Yuri Platov. He works at something called the Institute for Terrestrial Magnetism, blah, blah, blah, blah, blah. I don't know if you know much about the Russians, but they have these long titles for everything. I mean, they could call a liquor store the National Academy of Liquid Spirits and Terrestrial Mirth and on and on. And liver dysfunction of the Russian people. (00:35:58)

[George Knapp] : Anyway, Dr. Platov at this Institute of Terrestrial Magnetism, dot, dot, dot, told us about the history of official UFO studies in Russia. He said, their National Academy of Sciences has been having conducting formal studies by UFOs since the 1970s. He said that 10 different institutions within the Academy were involved in these studies, that thousands of case files were compiled along with photos and drawings, and that there is general agreement in their scientific community that the topic is worthy of study. We can run the next little snippet of video here. (00:36:31)

[George Knapp] : Dr. Platov describes himself as something contrary to what Phil Klass and people like that are like. He describes himself as a friendly skeptic. By that, he agrees that well over 90% of the UFOs that are cataloged by the Academy are probably explainable by terrestrial means, a figure I think that most American researchers would also embrace. That's Dr. Platov there. And that in order to identify a new phenomenon, Platov says, one must proceed by identifying that which is not new. However, he fully admits that many cases that he has studied in the Academy have studied are simply not explainable. (00:37:06)

[George Knapp] : He does not rule out the possibility of extraterrestrial visitation, and in fact says it is of primary importance that that particular theory be studied. Some of the photos and drawings he has are quite good. One case in particular has been reported previously in the MUFON Journal. You saw a brief snippet of it in the first clip from our documentary of a giant ice circle. The witnesses say that a UFO landed, bright UFO landed on this frozen lake, sat there for 10-15 minutes, was watched by several people, took off, and left behind this large circular formation, these series of concentric circles just sort of burned or cut into the ice. It's sort of a Russian version of a crop circle, cold hard evidence. (00:37:54)

[George Knapp] : As far as Dr. Klatov is concerned, as far as Dr. Klatov is concerned, this case remains unexplained. He can't dismiss it away. And he also told me something that we have not heard about Russia, that the classic crop formations that we've seen in England and sometimes here in the U.S. have been reported all over Russia in woods and fields and crops and things of that nature. He did not have the files on those cases, but we hope to be able to get those at some future date. (00:38:28)

[George Knapp] : Klatov was generous enough to turn over to us several dozen case studies accumulated by the National Academy of Sciences, including some photographs, and I also hope to share some of those with you in the future. He sums up his attitude by saying this, science should be interested in pursuing the unexplained. The prospect of ET life is very important to everyone on this planet, but that we must follow the evidence where it leads and not allow our research to be clouded by preconceived ideas, whether they're pro or con. And that's the attitude of a true scientist. (00:38:58)

[George Knapp] : That's my feeling of what a true skeptic should be as well. Long before the official Russian academies began their formal studies of UFOs, the subject was already a fascination for several credible private researchers and scientists in Russia who recognized that contrary to the opinions held by their American counterparts, there was and is plenty of evidence which can be scientifically studied if anyone wants to take the time to do it. I mentioned the name of Felix Ziegle, another man, Yuri Fomin. He started lecturing about UFO issues in the 1950s in Russia. His talks became far more popular than the meetings of the Communist Party, and whether it's jealousy or fear or whatever, the Communists ordered Fomin and Ziegle and others to tone it down and to renounce their own work on UFOs. Both refused. (00:39:45)

[George Knapp] : Both, as you'll recall, at the same time were being asked to give behind-the-scenes briefings to Russian military folks. Fomin was openly attacked in prompto. He had his life turned upside down. He was then a candidate for a Ph.D. in physics. That rug was pulled out from under him. But he never gave up, even though he became, in essence, a non-person in Russia. He never gave up his studies. And contrary to some reports that I've read over here, he is alive and well, and we had a nice meeting with him. (00:40:11)

[George Knapp] : He was a funny-looking elderly gentleman with the red phone that you saw in that video. Ziegle, on the other hand, did not fare so well. He died, and a lot of people say it was at least in part because of the constant harassment he suffered at the hands of the state. Now, at the same time, these men were being publicly persecuted, as I mentioned. They were being asked to deliver these lectures behind the scenes, along with Dr. Budikov and another man, Professor Rem Verlamov, another of the founders of Russian ufology. I know these names are getting to you. (00:40:41)

[George Knapp] : Currently, Dr. Verlamov teaches at the Moscow Institute of Technology. He's the president of a Russian ufologist union. Like Dr. Budikov, he agreed to talk to us primarily because we chose not to interview some of these rival organizations or publicity seekers, which Verlamov and others consider to be basically dishonest. Verlamov has specialized for nearly 30 years in the study of alleged UFO landing sites in Russia, including 10 that are in the direct vicinity of Moscow, and he has documented numerous impressive physical characteristics of such sites. We're going to hear from him now. (00:41:16)

[SPEAKER_02] : The main thrust of our work is not to contact the space intellect, but to understand how the universe works. We wanted to answer three questions. One, do other worlds and dimensions exist? We have measured 22 physical constants to suggest the answer is yes. Two, do our laws of physics exist in those worlds? No, they don't, and the differences can be documented. Three, can we contact this other intelligence? The answer is yes, but we must be careful. (00:41:52)

[SPEAKER_02] : We discovered many measurable characteristics within the landing sites. The plants inside these circles or impressions were greatly changed. Plants which were inside the circles contained 20 to 30 percent more phosphorus and carbon, and they grew at a slower rate. We studied 40 elements in the soil through spectrography. 20 of those elements were found in concentrations 20 to 60 times higher inside the circles than outside. Lead was found to be 14 times as concentrated. Titanium, 8.5 times. (00:42:30)

[SPEAKER_02] : Cobalt, barium, and zinc, 3 to 4 times. We also documented physical and psychological effects. Inside the circle, heart rates and blood flow were 60 percent higher. Our testing equipment also was affected at times. We conducted an experiment to see if the measurement of time might be affected by the energy inside the landing sites. We used both mechanical and crystal time pieces which were synchronized, then placed both inside and outside of the sites. What we found were that after two hours inside the landing sites, time speeded up. (00:43:10)

[SPEAKER_02] : The time pieces were no longer synchronized. (00:43:13)

[George Knapp] : That's some fairly amazing results there. Chemical composition of plants and soil is different inside the circle as opposed to outside. Changes inside the UFO landing sites such as time being affected according to these voluminous experiments and they've been doing them for 20-30 years. Verlamov had a lot of fascinating stories to relate to us. He said he was able to, in addition, he was able to obtain a sample of what has been known in ufology over the years as angel hair. This UFO flies over, leaves this filmy kind of stuff that falls to the ground and analyzed it. (00:43:48)

[George Knapp] : I don't have the results of his chemical analysis, but I don't recall him telling us that it was anything amazing. He also said that there have been at least six attempts to make these pre-arranged contacts with alien intelligences, as outrageous as that might sound, and that these contacts, at least to some degree, have been successful. It's somewhat reminiscent of the work being done here in the United States by Dr. Steven Greer and his group. And Dr. Greer, I guess, will be here later in the week to speak to you. (00:44:13)

[George Knapp] : Verlamov certainly is not alone in his study of UFO landing sites. What's more, he and other scientists say the effects that he claims to have measured can be detected for years after the thing supposedly sets down at these landing sites, so that the studies can go on and on. They fade after several years, but the studies can go on year after year. One of his most trusted colleagues is a man who is not known at all outside of Russia. His name is Dr. Yuri Simikov, a government biologist employed at yet another of those long-winded government institutes. (00:44:45)

[George Knapp] : He has recognized some really amazing phenomena inside alleged UFO sites. He specializes in measuring single-cell organisms in soil, and what he's found at the landing sites that he studied over the last couple of years, of the last couple of decades, excuse me, is that there are none. No bugs in the dirt where UFOs set down. Two inches outside the landing site, the soil could be teeming with microscopic life. Inside, nothing. (00:45:11)

[George Knapp] : It's gone. He told us that they're not necessarily dead, it's simply barren. And by carefully sampling the soil at these sites, Simikov is able to determine the shape of whatever it was that landed. As some of these things, if you'll roll the tape here now, some of these shapes that he has surmised how they figures out what they look like, some of them are simply round, many of them are spiral, they get pretty outrageous in their designs as you'll see. And even more intriguing is this little discovery made by Dr. Simikov at two alleged landing sites, hundreds of miles apart and years removed from each other. (00:45:52)

[George Knapp] : What he found in the soil were these tiny colorful balls of unknown origin. Neither Dr. Simikov or anyone else in Russia, any of his colleagues, could figure out what the heck these things are. He says they contained all the building blocks of life, that when placed inside water they open up like seed pods, and he joked in his terms that they might be something like cosmic sperm. (00:46:15)

[SPEAKER_02] : And here is Dr. Simikov discussing... ...simply leave the sites. They disappear. They don't die. It's as if they were forced to leave the sites. We also experimented with insects. Insects have different receptors than we do. I suspect insects can feel fields not known to us or fields that are slightly varied. When we placed flies in a dish and put the dish over the landing site, the flies went wild, buzzing and flying around. The balls, I can't find any evidence of their existence in any printed material. (00:46:51)

[SPEAKER_02] : They may be formed as a result of transmutation when oxygen was transformed into sodium under the influence of the UFO, or maybe they are containers to carry life from one planet to another. Still the objects are not known. One more thing, at the spots where I found the balls, the flies we used in our experiments not only went wild, but were killed, and mosquitoes could be found outside the landing site, but not inside. (00:47:21)

[George Knapp] : Although Dr. Simikov did not have much of this material that you just saw there, he gave some of it to us in hopes that American scientists might be able to figure out what the heck it is. I will tell you that smuggling cosmic sperm through Russian and American customs is no small feat, but suffice to say we did manage to bring some back. In fact, this is it. This is about three quarters of the world's supply of this stuff here in China. There are no signs yet that it's going to sprout into an alien or something by the end of the conference, which is too bad because that would make a heck of a visual aid for this presentation. (00:47:59)

[George Knapp] : We had some help when we got back. Dr. Jack Kasher may be known to some of you. He speaks at some UFO conferences. He's worked with NASA as a consultant, University of Nebraska physicist. He helped us locate a highly reputable lab which specializes in plant pathology and microorganisms. A team of experts at this lab examined and tested these little balls. Their conclusion, they don't know what it is either. They had theorized that the balls might be some sort of an excretion from plants or animals, but they subsequently ruled that out. (00:48:32)

[George Knapp] : The material, as far as they can tell, is not microbial at all. In other words, if it is a cosmic seed, it's unlike any kind of other seed that they've seen, although they aren't entirely sure because some of the material has been handled so it could be contaminated. One other guess they had, they said the material appeared to be similar in composition to glass, at least on a surface level, and suggested we contact some chemists or someone familiar with how glass balls can form in the soil. That's where it stands now. (00:49:02)

[George Knapp] : We're pursuing some other avenues to get this stuff analyzed. The bottom line, though, is that this material remains unidentified at this point. A few other quick points about Dr. Simikov's work. He has no explanation for why these single-cell organisms disappear from the soil at alleged UFO landing sites. He says the organisms have no natural enemies. There is no explanation for why they would just simply leave. Nothing else makes them run away, which seems to be what they are doing. (00:49:29)

[George Knapp] : They're not killed in the soil. They're not dead. They're just gone. As a rule, the landing sites he has tested, he said, display no measurable radioactivity, as some sites here have. One other interesting finding from two UFO landing sites in Siberia, Dr. Simikov found microscopic worms in the soil at these sites. The odd thing is that these particular worms are native to Mexico, not Siberia. They don't occur naturally in Russia at all. (00:49:56)

[George Knapp] : It's as if a UFO had a craving for Mexican foods, sat down in Guadalajara, then zipped over to Siberia, and sat down and contaminated the soil. Very strange. The experiences of Dr. Simikov and Dr. Verlamov, I think, make it clear that there is evidence and data to study related to UFOs, contrary to what most American scientists say. It is possible to practice good science while investigating the unknown, but it requires a certain something that far too many American scientists just don't seem to have, and that's backbone. So what do we learn? (00:50:30)

[George Knapp] : What do we learn here in this Russian safari? We learn that the Russians have studied UFOs at their various highest levels of government and scientific communities. We know that they believe the Roswell crash involved an extraterrestrial vehicle. We know that their cosmonauts have encountered UFOs and that they believe our astronauts have done the same. We know their military bases have been visited by UFOs, that weapons have been incapacitated, and that they believe UFOs can control our nuclear weapons. We know they studied UFOs with the intention of incorporating the research into stealth and SDI. And we know that top-secret UFO studies are still underway there. (00:51:13)

[George Knapp] : In short, most of the stuff that we have long suspected about our own government and its involvement with UFOs was confirmed for us by the Russians. And it really makes you stop and think. Here are these Russians struggling to hang on to democracy. I mean, grabbing on to capitalism and hanging on by their fingernails, and they have the courage to be open on this topic with their own people and with the world. And in America, supposedly the cradle of modern democracy, the freest country on earth, where we the people supposedly call the shots in our government, in America we still get the runaround when it comes to UFOs, the false denials and the cover-ups and the intimidation and the spying on the witnesses and the researchers. (00:51:53)

[George Knapp] : And it really leaves us, you know, with one disturbing question at the end, which society is truly free and which one is not. Thank you very much. (00:52:02)

(2025-11-08)