1980, Rendlesham 事件 : Larry Warren の証言と疑惑 ⇒ この謎を推測する
前置き+推測
情報源の動画を AI で整理した。
Peter Robbins は Larry Warren を捏造者だと批判しているが、私は Larry Warren は現場の EMF 異常で一時的な意識障害となり、UFO と ET そしてそれらと対面する軍幹部のシーンの幻覚を見たのだと判断する。彼はこの時、記憶障害も併発しており記憶が欠落している。
この事件では Jim Penniston と John Burroughs が、地表に降りてきた三角形型 UFO に一緒に間近でに対面した。だが、Penniston しか UFO に触れておらず、Burroughs は UFO を見ていない。このように一緒に行動していても証言内容が大きく食い違っている。これも意識障害による幻覚であることを示している。
関連
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要旨
レンドルシャム事件の証言と疑惑
この音声記録は、1980年のレンドルシャムの森事件に関する議論を収録しており、特に事件の「最初の内部告発者」とされるラリー・ウォーレンの証言の信頼性に焦点を当てています。司会者のライアン・スプラグとスザンヌは、ウォーレン氏が最近出演したドキュメンタリー『ケーブル・グリーン』をきっかけに、彼の長年にわたる証言の変遷と、それに伴う論争を詳しく取り上げています。特に、ウォーレン氏が1994年に現場で語った詳細な証言と、後のインタビューでの証言の矛盾が指摘されており、共著者ピーター・ロビンスがウォーレン氏の過去の不正行為(偽造など)を理由に、共著本を絶版にした経緯が説明されています。この議論は、多数の目撃者がいるにもかかわらず、事件の証言が一貫しないUFO調査における証言の信憑性の問題と、目撃者間のエゴがもたらす複雑さを浮き彫りにしています。
目次
- 前置き+推測
- 要旨
- 事件の概要
- レンドルシャムの森の幻:一人の目撃者が語った光と影の物語
- レンドルシャムの森事件における証言の信憑性に関するブリーフィング
- レンドルシャムの森UFO事件:証言はなぜ食い違うのか? 主要人物から紐解く謎
- Larry Warren の主張(第3夜の目撃者)
- Larry Warren の信頼性と論争
- 情報源
- 文字起こし(話者識別)
事件の概要
1. レンドルシャム事件の一般的な概要
この事件は、1980年12月の3夜連続で発生しました。場所は、RAF WoodbridgeとBentwatersという2つの合同軍事基地の間に位置するレンドルシャムの森です。
事件の主要な特徴:
- 物体: 伝えられるところによると、宇宙機(クラフト)が森の中に着陸しました。
- 目撃情報: 60人以上の軍人が目撃者となり、数人が実際にその物体に触れたと述べています。
- レーダーと音声記録: レーダーで追跡された現象があり、当時の副基地司令官であったチャールズ・ホルト大佐が、出来事をリアルタイムで記録した実際の録音テープが存在します。
- ホルト大佐の記録: ホルト大佐と彼の部下たちは、空に浮かぶ楕円形の点滅する物体(大きな目のように見える)を目撃しており、その物体は地上に向かってレーザー精度の光線を発射していました。
- 核兵器の関連: 後に、これらの光線が核バンカーの方向に向かっていたことが判明します。当時、米国は条約に完全に違反して、秘密裏に核兵器を基地に保管していました。このUFO事件は、冷戦下のこうした隠れた状況の中で発生しました。
- 物語の進化: 当初は森の中で見られた単なる光であった話が、長年にわたる証言の進化の結果、現在では2人がクラフトに触れ、1人が心にダウンロードを受け取るという話にまでなっています。
2. ラリー・ウォーレン氏による事件の概要(第三夜/ケーブル・グリーン)
ラリー・ウォーレン氏は、1980年のレンドルシャム事件で最初に名乗り出た「内部告発者 (whistleblower)」とされています。彼は当時、警備隊の航空兵(security airman)であり、後にピーター・ロビンズ氏と共著でベストセラーとなった本『Left at East Gate』を出版しました。彼の証言は、特にホルト大佐が現場に出ていた第三夜の出来事(12月27日から28日の夜)に焦点を当てています。
ウォーレン氏の証言は、他の主要な目撃者(ペニストン、バラウズら)が遭遇したとされる第一夜の出来事とは完全に独立したアカウントであると彼は強調しています。
ケーブル・グリーンでの具体的な出来事の概要(1994年の証言に基づく):
- 最初の物体(ミスト): ウォーレン氏がケーブル・グリーンと呼ばれる現場に到着した際、そこには警備警察官が多数いました。彼は、地上に高さ約1フィート、幅約50フィートの透明な円形の光(ミスト)が自己発光しているのを目撃しました。これは浮遊しているのではなく、地面にあったと述べています。
- 2番目の物体(クラフト): 別の小さな赤い光が空から素早く弧を描いて下降し、地上約20フィートで停止しました。それはアメリ カンバスケットボールほどのサイズで、自己発光していました。その光が爆発し、光がミストのあった場所に降り注いだ後、ミストの代わりに固形の機械が出現しました。
- 着陸したクラフトの詳細: その機械は底辺の幅が約30フィートあり、鋭い角度で約25フィートの高さまで立ち上がっていました。デルタ状の付属物がありましたが、着陸装置かは不明でした。窓やマーキング、国籍を示すものは一切ありませんでした。
- (注:後のインタビューでは、この物体を「三角形の物体」で幅は約20フィート、上部が丸みを帯びており、赤みがかった琥珀色の光があり、「雪のように白い」と表現しています。)
- 存在/エンティティ(Beings/Entities): クラフトの側面から光が一塊となって移動し、3つの個別の(円形ではなく)光の円柱に分裂した後、光を弱めました。その光の中には、目、顔の特徴、明るい衣服のようなものがはっきりと見えましたが、脚などの下肢は半透明で青みがかった金色の光に覆われていて判別できませんでした。これらの存在は、物理的には小さいものでしたが、ウォーレン氏は後に「幽霊のようだった」と表現し、「ビッグアイ(大きな目)」を持つ人間ではないもの(non-humans)だったと述べています。
- 軍の活動: 現場には、空軍の写真ラボや広報のカメラ(大きな動画カメラと小さなビデオカメラ)が設置され、多くの人員がいました。災害対策要 員がガイガーカウンターを持って物体の周りを動いており、英国の警官2名を含む警備隊が物体を囲んでいました。ウォーレン氏らは武装解除された状態で、物体に近づくよう命令されました。
- ユニークな主張: ウォーレン氏は、彼が見たクラフトやエンティティ、そして軍がこれらを撮影していたという主張をした唯一の人物です。
3. ウォーレン氏の証言をめぐる論争の文脈
ウォーレン氏の証言は、その詳細さと独自性から、大きな論争の中心となっています。
- 証言の詳細性: 1994年の証言は「本物のように見え」、彼が当時の出来事を追体験しているかのように感じられましたが、物事が「あまりにも詳細すぎる」ことが問題視されることもあります。
- 証言の矛盾: 1994年当時と現在の証言の間には、特にエンティティの形状について、「円柱状(cylindrical)」から「泡(bubble)」へと表現が変わるなど、食い違いが生じています。
- ホルト大佐との関係: ウォーレン氏は、ホルト大佐が彼のいた場所にはいなかったが、現場の出来事は知っていたはずだと主張しています。
- 詐欺行為の発覚: 共著者であったピーター・ロビンズ氏は、ウォーレン氏がレンドルシャム事件とは無関係の分野で、ロックンロールの記念品の偽造や詐欺行為を行っていたことを発見しました。
- 本の出版停止: この発覚を受け、ロビンズ氏はウォーレン氏と決別し、彼らの英国ベストセラーであった書籍『Left at East Gate』を出版停止にするという大きな決断を下しました。ロビンズ氏によれば、この本はウォーレン氏に誤解させられた部分があり、「誇張、作り話、半分の真実、真実が散りばめられていた」ため、評判が大きく損なわれたとしています。
- ユニークすぎる主張: ウォーレン氏は、誰も報告していない、森の中で存在を見たこと、人々がビデオカメラを設置してすべてを記録していたこと、そして彼自身が地下に連行され薬物を投与された(そして脅迫された)ことなど、極めて特異な詳細を主張しており、これらの情報はすべて彼一人の証言に頼っている状況です。
- 最近の変化: かつてウォーレン氏との関わりを拒否していた別の目撃者(スティーブ・ロンガロ氏)が、最近になって、その夜に彼がそこにいたのを見たと証言を翻しています。
このように、資料はレンドルシャム事件が軍事基地間で発生した実在のUFO事件であり、ホルト大佐の記録もあることを示しつつ、ラリー・ウォーレン氏の証言が提供する具体的な概要(着陸したクラフト、エンティティの目撃、軍による撮影)は、他の証言から独立しており、彼の過去の欺瞞行為のために信憑性が大きく問われている文脈にあることを示唆しています。
レンドルシャムの森の幻:一人の目撃者が語った光と影の物語
序章:伝説の始まり
1980年12月、凍てつくようなイギリスの夜。サフォーク州に広がるレンドルシャムの森で、世界を揺るがすことになる不可解な出来事が、三夜連続で起きた。舞台となったのは、RAFウッドブリッジとRAFベントウォーターズという、二つの米英軍事基地に挟まれた不気味なほどの静寂に包まれた森である。
これは単なる噂話ではない。60人以上の軍関係者が目撃し、基地の副司令官であったチャールズ・ホルト大佐自らが現場で録音した緊迫の音声テープまで存在する、史上最も有名なUFO事件の一つだ。レーザーのような光線が核兵器庫に照射されたという証言もあり、その謎は今なお多くの研究者を惹きつけてやまない。
しかし、この物語は事件の全貌を解明するものではない。私たちが追うのは、ラリー・ウォーレンという一人の人物の物語である。彼は、この事件について最初に名乗り出た「内部告発者」として一躍時の人となり、その鮮烈な証言で世界に衝撃を与えた。だが、なぜ彼の物語は、時と共にその輝きを失っていったのか。
これは、真実と虚構の森に迷い込んだ、一人の目撃者の光と影を描く人間ドラマだ。彼の物語は、1994年に撮影された一本の映像から始まる。
第1章:鮮烈な記憶 ― 1994年の証言
1994年3月、冷たい風が吹き抜ける野原、ケイプル・グリーン。ラリー・ウォーレンは、14年前の記憶が刻み込まれたその場所に、後に共著者となるピーター・ロビンスと共に再び立っていた。そこで回されたカメラの前で、彼はまるで昨日のことのように、あの夜の出来事を語り始める。
彼の記憶は、恐ろしいほどに鮮明だった。
あたりは警備兵だらけだったという。黄色く照らされた一本の 木を目印に、彼らが進んだ先の野原の中央には、奇妙な現象が起きていた。地面から高さ約30cm、直径約15mにわたって光る円盤が広がっていた。それは「固まった霧」としか言いようのない、奇妙な代物だった。地面に密着していながら、時折その向こうに緑の草が透けて見えたという。
兵士たちが固唾をのんで見守る中、森の木々の上空にバスケットボール大の赤い光が出現する。光は猛烈なスピードで野原の上空へ移動すると、ピタリと静止。次の瞬間、それは「爆発」し、まばゆい光のシャワーが、地面の霧に向かって降り注いだ。
光が収まった後、霧があった場所には、信じがたい光景が広がっていた。
「そこには固体の…『機械』としか言えないものがありました。底辺の幅が約9m、高さが約7.6mの鋭角な形で、デルタ翼のような付属物が見えました。窓も、国の紋章も、何の印もありませんでした」
そして、彼の証言の中で最も衝撃的な場面が訪れる。物体から分離した光が、三つの存在へと姿を変えたのだ。
「光は三つの独立した光の円筒に分かれました。その光の中には、目や顔の特徴、明るい色の服がはっきりと見えました。下半身はよく見えませんでしたが…彼らは半透明でした」
この1994年の映像を見た専門家たちは、「本物のように感じた」「彼は真実を語っているように見える」と舌を巻いた。彼の詳細かつ具体的な証言は、揺るぎない説得力を持っているように思われた。それは、トラウマを再体験する者の、揺るぎない確信に満ちた物語だった。
だが、確信は真実と同義ではない。そして、これから年月を重ねる中で、その完璧だったはずの記憶に、や がて亀裂が入り始めることになる。
第2章:揺らぎ始める物語 ― 証言の不一致
歳月は、記憶を曖昧にするだけでなく、時に物語そのものを変容させる。ウォーレン氏が近年、ジャーナリストのロス・クルサード氏のインタビューで事件について語った際、その変化は誰の目にも明らかだった。
インタビュー中、彼はクルサード氏の質問に直接答えることを避け、むしろ自分を中傷した人々への恨み節を堰を切ったように語り始めた。「あの男は私の家族を誹謗した」「UFO研究家のお茶会連中が…」。彼の言葉は止まらず、クルサード氏はついに「言葉の嘔吐(word vomit)だ」と遮らざるを得なかった。これは単なる記憶の混濁ではなく、意図的な論点のすり替えのようにも見えた。
そして、彼が語る事件の核心部分には、1994年の証言と看過できない矛盾が生じていたのだ。
| 比較項目 | 1994年の証言(ケイプル・グリーンにて) | 近年の証言(ロス・クルサードとの対談にて) |
|---|---|---|
| 存在の形状 | 「3つの独立した光の円筒」 | 「泡(bubble)のようだった」 |
| 存在の顔 | 「目、顔の特徴がはっきりと見えた」 | 「ホイットニー・ストリーバーの著書『コミュニオン』の表紙のような、大きなアーモンド型の目を持つ顔」 |
「光の円筒」は「泡」に変わり、はっきりと見えたはずの顔は、有名なSF小説の表紙に描かれたエイリアンの顔へと変わっていた。
しかし、矛盾はこれだけではなかった。ウォーレン氏の物語は、このインタビューでさらに壮大なものへと変貌を遂げる。彼が目撃したとされる物体や存在は、ホルト大佐たちが森の別の場所で同時に遭遇していた現象とは「全く別の出来事」であり、完全に独立した遭遇だったと主張し始めたのだ。これは単なる記憶の変容ではない。事件の構図そのものを覆す、新たな物語の誕生だった。
物語の根幹を揺るがす重大な矛盾は、彼の証言の信憑性に、初めて大きな疑問符を投げかけた。
そして、この揺らぎは、かつて彼の最も強力な擁護者であった人物との間に、決定的な亀裂を生むことになります。
第3章:共著者の訣別 ― ベストセラーの絶版
ピーター・ロビンス氏。著名なUFO研究者である彼は、ウォーレン氏の物語に魅了され、9年という歳月を費やして一冊の本を書き上げた。こうして生まれた『Left at East Gate』は英国で大ベストセラーとなり、ロビンス氏のキャリアの頂点ともいえる仕事になった。彼は、ウォーレン氏の最も忠実な協力者であり、彼の物語を心から信じていた。
しかし、その信頼は徐々に崩れ始める。
ウォーレン氏の話と食い違う証言をする関係者が次々と現れ、さらに衝撃的な事実が発覚する。ウォーレン氏が過去20年以上にわたり、ロックンロールの記念品(サインなど)を偽造して生計を立てていたというのだ。長年のパートナーが、全く別の分野で「偽造のプロ」であったという事実は、ロビンス氏にとって耐えがたいものだった。
彼は自ら調査を重ね、苦渋の決断を下す。
自らの手で、自らのベストセラーを葬り去る。
ロビンス氏は、共著に「誇張、作り話、半分の真実」が含まれていることを公に認め、出版社に直接働きかけて、ベストセラーとなっていた『Left at East Gate』を絶版にしたのだ。それは、研究者としての誠実さを守るための、痛みを伴う決断だった。
彼は、その苦渋をこう語る。
「私が決して会うことのない何千人もの人々が、あの本をノンフィクションとして真剣に受け止めてくれたことを思うと…。私は文字通り、謝罪しなければならなかった」
ヒーローと見なされた内部告発者は、なぜこのような事態を招いたのでしょうか。その背景には、彼の隠された動機がありました。
終章:真実の森の中で
ラリー・ウォーレン氏を長年、最も近くで見てきたピーター・ロビンス氏は、彼の動機を次のように推測している。
「彼は有名になりたかったのです。世間の注目を浴びる人物になりたかった。その目的を達成するための『手段』が、たまたまUFO事件だったのではないでしょうか」
事件の真相は、今も深い霧の中にある。ウォーレン氏が当時、空軍兵として基地にいたことは事実かもしれない。しかし、彼が語る物語の中で最もドラマチックな部分、つまり、
- エイリアンとの遭遇
- 基地の地下施設での尋問
といった体験は、彼たった一人の証言にしか基づいていない。他の誰も、それを裏付けてはいないのだ。
では、私たちはこの物語をどう受け止めればよいのだろうか。ある専門家はこう結論づけている。 「真実は、完全な嘘と完全な真実の『真ん中のどこか』にあるのかもしれない」
ラリー・ウォーレンの物語は、センセーショナルな証言に熱狂する前に、立ち止まって考えることの重要性を教えてくれる。レンドルシャムの森の物語が私たちに残した最大の教訓は、非常にシンプルで、そして最も重要なこの一言に集約されるだろう。
「情報源をよく吟味すること(Consider the source)」
何が真実かを見極めることの難しさこそが、この事件が現代に投げかける、もう一つの謎なのである。
レンドルシャムの森事件における証言の信憑性に関するブリーフィング
エグゼクティブ・サマリー
本文書は、1980年に発生したレンドルシャムの森UAP事件における主要な目撃者の一人、ラリー・ウォーレン氏の証言を巡る複雑な状況と信憑性の問題を分析するものである。ウォーレン氏は事件の「最初の内部告発者」として知られ、その証言はベストセラー書籍『Left at East Gate』の基盤となった。
しかし、彼の証言には経年による重大な矛盾が存在する。1994年の映像では、彼は霧状の物体が物理的な航空機に変容し、半透明の存在を目撃したと詳細かつ真に迫る様子で語っている。一方、最近のインタビューでは、彼の態度は防衛的かつ支離滅裂であり、目撃したとされる存在の描写も「『コミュニオン』の表紙のようなエイリアン」へと変化している。
さらに深刻なのは、彼の長年の共同執筆者であったピーター・ロビンス氏が、ウォーレン氏による欺瞞 とロック記念品の偽造といった詐欺行為を発見したとして、彼との関係を完全に断絶したことである。この結果、二人の共著は絶版となった。他の主要な目撃者もウォーレン氏の現場への立ち会いや証言内容に異議を唱えているが、最近になって別の目撃者が彼の存在を肯定するなど、状況は錯綜している。
結論として、ラリー・ウォーレン氏の証言はレンドルシャムの森事件の最も異質で注目すべき側面を構成する一方で、その信憑性は証言内容の変遷、共同研究者からの告発、そして他の目撃者との食い違いによって著しく損なわれている。彼の主張を評価する際には、これらの背景を考慮し、最大限の注意を払う必要がある。
はじめに:レンドルシャムの森事件の概要
1980年12月の3夜にわたり、英国のRAFウッドブリッジとベントウォーターズという2つの合同軍事基地の間にあるレンドルシャムの森で、一連の未確認飛行物体(UAP)関連事象が発生した。
- 目撃者と証拠: 60人以上の軍関係者がこの事象を目撃したとされ、中には物体に触れたと証言する者もいる。
- 公式記録: 当時の基地副司令官チャールズ・ホルト大佐によって録音された音声テープが存在し、レーダーによる追跡記録もあるとされる。
- ホルト大佐の目撃証言: 音声テープには、ホルト大佐と彼の部下たちが、巨大な目玉のように点滅する楕 円形の物体が、地上に向けてレーザーのような精密な光線を照射する様子を描写している。
- 核兵器との関連: 光線が照射された先は核貯蔵庫であり、当時、米国は条約に反して密かに基地内に核兵器を配備していた。この事実は事件の機密性を高める要因となった。
主要人物:ラリー・ウォーレン
ラリー・ウォーレン氏は、当時基地に勤務していた保安警備兵であり、この事件について公に証言した「最初の内部告発者」とされている。
- 著書『Left at East Gate』: UFO研究者ピーター・ロビンス氏との共著で、英国でベストセラーとなった。この本でウォーレン氏の証言は広く知られることになった。
- 証言の核心: 彼の主張は、事件の3日目の夜に「ケープル・グリーン」と呼ばれる開けた場所で、航空機が着陸し、非人間的存在との遭遇があったというものである。この主張は、他のどの目撃者の証言にも見られない特異な内容を含んでいる。
矛盾する証言:1994年と現代の比較分析
ウォーレン氏の証言の信憑性を評価する上で最も重要なのは、数十年の時を経てその内容と態度が大きく変化している点である。
1994年の証言(イースト・ミッドランズUFO研究協会による映像)
書籍が出版される2年前の1994年3月に撮影されたこの映像で、ウォーレン氏は事件現場であるケープル・グリーンをピーター・ロビンス氏らと共に訪れ、詳細な証言を行っている。
- 最初の物体: 地上に存在する、自己発光する透明な「固まった霧」のような円形の光であったと描写。高さは約1フィート(約30cm)で、浮遊はしていなかった。
- 現場の状況: 周囲には多数の保安警備隊、基地の写真班(動画・静止画カメラを設置)、ガイガーカウンターを持つ災害対策班、そして2人の英国警察官がいたとされる。
- 物体の変容: 小さな赤い光が上空から急速に降下して爆発し、その光が「霧」に降り注ぐと、霧は固体的な機械へと姿を変えた。
- 航空機の詳細:
- 形状:底辺約30フィート(約9m)、高さ約25フィート(約7.6m)の鋭角な形状で、デルタ翼のような付属物があった。
- 特徴:窓やマーキング、国籍を示す旗などは一切なく、直視するのが困難なほどだった。
- 存在(エンティティ)の出現:
- 一本の光が物体の側面から現れ、3つの独立した光の円筒に分裂した。
- 光の内部には、目、顔の特徴、明るい色の衣 服をまとった存在が半透明に見えた。下半身は不明瞭だった。
- これらの存在は地面から浮いており、物理的な三次元の形状は持っていなかった。
- 当時の評価: この証言は非常に詳細であり、映像を見たライアン・スプレーグ氏とスザンヌ氏の両名は、彼が実際に体験を追体験しているかのような「本物らしさ」を感じたと述べている。
近年の証言(ロス・クルサードによるインタビュー)
新作ドキュメンタリー『Caple Green』に関連して行われたインタビューで、ウォーレン氏の態度と証言内容は1994年のものと著しく異なっていた。
- 態度: 非常に防衛的で、自身への批判者(特にホルト大佐)に対する不満を「言葉の嘔吐(word vomit)」と表現されるほどにまくし立てた。インタビュアーのロス・クルサード氏は、彼を制止し、目撃した内容を具体的に説明するよう何度も促す必要があった。
- 航空機の描写: 三角形で、大きさは約20フィート(約6m)。頂点は丸みを帯び、赤みがかった琥珀色の光があった。これは、他の目撃者が報告した航空機とは「完全に別のもの」であると主張した。
- 存在(エンティティ)の描写:
- 「泡のようなもの」が航空機の表面から分離して現れたと説明。
- その姿を「幽霊のよう」「フレンドリーでないキャ スパー」と表現。
- インタビュアーの誘導的な質問に対し、ホイットリー・ストリーバーの著書『コミュニオン』の表紙に描かれたエイリアンのような、大きくつり上がったアーモンド型の目を持つ顔だったと述べた。
主な矛盾点
| 項目 | 1994年の証言 | 近年の証言 |
|---|---|---|
| 態度 | 落ち着いており、詳細に追体験している様子 | 防衛的、攻撃的、支離滅裂 |
| 航空機の形状 | 鋭角な形状でデルタ翼状の付属物 | 三角形で頂点は丸みを帯びている |
| 存在の出現方法 | 一本の光が3つの光の円筒に分裂 | 航空機から「泡」が分離 |
| 存在の姿 | 半透明の光の円筒内に人型の特徴が見える | 「幽霊」のよう。「コミュニオン」のエイリアン顔 |
| 事件の文脈 | ホルト大佐らが見た事象の一部 | ホルト大佐らが見た事象とは全く別の事象 |
| 独自性 | 唯一の主張は変わらないが、物語の枠組みが変化 | 自身の目撃体験の独自性をより強調 |