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David Jacobs : Hybrid による地球乗っ取り計画

· 約115分

前置き

これは過去記事、

David Jacobs : ET の地球乗っ取り計画

の後編に相当。

コメント

解明すべきは、

  • Hybrid による地球乗っ取り計画や
  • ET の意図

などではなく、

  • abductee/contactee が 幻覚/妄想 を体験する機序

なのだが、David Jacobs を含め、UFO abduction 研究者は皆、「体験者の証言」を真に受けている。つまり、

  • 体験者の精神は正常で、かつ捏造していない ⇒ 真実に違いない

と UFO 研究者は誰もが錯覚している。だが、証言時の体験者の精神がどれほど正常でも、体験時の精神が正常だったということにはならない。

同じことは、精神世界/宗教業界 における 悟り/神秘体験/超越体験 にも当てはまる。キリスト教やイスラム、仏教の研究者は無数にいる。精神世界業界にも有象無象の研究者が溢れている。だが、彼らは皆、

  • 体験者の精神は正常で、かつ捏造していない ⇒ 真実に違いない

と短絡的に錯覚している。さらには

  • その超越的真実こそ、垣間見た<真の実在>であり、日常世界はまやかしだ

と思い込んでしまっている。こうやって「虚構と真実を真逆に入れ替える作業」に彼らは生涯、没頭し続けている。それほど、彼らはこの日常世界を嫌悪し、日常世界からの脱獄を夢見ている。

坐禅も瞑想も、密教的修行も、DMT 摂取の psychonaut も、魔術行為も、Bigfoot 探求も、オカルト探求も、UFO 探求もみなその牢獄から脱出する鍵を必死に探し回る行為の変奏曲でしかない。

彼らは日常世界を裏返して理想世界とし、それを彼岸に投影して虚構世界を構築している。その虚構世界に固執すればするほど、この日常世界が耐え難い牢獄となる。つまり、自ら作り出した虚構の牢獄に閉じこもり、その虚構の牢獄から脱しようと足掻くことで、その牢獄をより堅固にしてしまっている。

日常世界に対する嫌悪が理想世界の夢を生み出し、その生み出した理想世界という虚構が、今度は日常世界をより過酷な牢獄に変える。その牢獄に対する嫌悪が更に強まり…という悪循環が生まれる。

逆説的だが、鍵など最初から存在しない…これが鍵。