UFO/ET/abduction/DMT/synchronicity…を扱った動画
前置き
過去記事(*1) で取り上げた動画が消されていた。そこで同じ動画を探し、AI で整理した。
(*1)展開
・27:30 John E. Mack が Carl Sagan を批判。アブダクションついてろくに調べもせずにデタラメな批判をしていると。
・50:00 あたりから。DMT 体験で出現する存在の話題
・54:00 DMT 体験に関する Rick Strassman の講演。
・Terence Makenna の話
・1:09:30 あたり。Stanislav Grof の synchronicity に関する話。
・1:17:40 あたり。Jacques Vallee の話。
・1:30:00 あたり。Robert Anton Wilson による Fatima の事件。
・1:39:30 あたりから。
・Nick Redfern の説。チベットのヨーギ、Thod Pa(トーパ)
・1:42:30 あたり。エレメンタル
ref: UFO/ET/アブダクション/DMT/シンクロニシティ…を扱った動画(途中:その1) (2014-09-15)
要旨
UFOと異星人拉致現象の探究
この文章は、未確認飛行物体(UFO)と地球外生命体による誘拐(エイリアン・アブダクション)という現象の複雑な性質を探るビデオの転載からの抜粋です。
複数の専門家、ジャーナリスト、経験者が、UFO現象の起源、性質、そして人類への影響について議論しています。議論の焦点は、これらの現象が地球外からの物理的な訪問者なのか、それとも心理的・神話的な現れ、あるいは意識の作用によって生じたものなのかという点に置かれています。
さらに、この現象が心理的な健康、社会的な現実、そして科学的な知識体系に与える影響や、集合的無意識や多次元的な現実といったより深い概念との関連性についても検証されています。
目次
全体俯瞰
UFOと異星人による拉致現象に関するブリーフィング文書
要旨
本ブリーフィング文書は、UFO(未確認飛行物体)および異星人による拉致(アブダクション)現象に関する多様な視点、理論、証言を総合的に分析したものである。第二次世界大戦後から現代に至るまで、この現象は一貫した説明がなされないまま、科学、政府、個人の信念体系に挑戦し続けている。
最重要の結論は以下の通りである:
- 現象の多層性:
UFOおよび拉致現象は、単一の仮説(例:地球外生命体の物理的来訪)では説明が困難な、多岐にわたる側面を持つ。その解釈は、物理的実在から心理的投影、異次元からの干渉、さらにはそれらの複雑な相互作用にまで及ぶ。
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体験報告の一貫性: 拉致体験者とされる人々の報告には、文化的背景や個人的経歴に関わらず、驚くべき一貫性が見られる。光による麻痺、浮遊体験、宇宙船内部の描写、特定の異星人(「グレイ」タイプなど)との遭遇、身体的検査、テレパシーによるコミュニケーションといった要素が繰り返し語られる。精神医学的評価では、これらの体験者は精神的に健全であることが多いと指摘されている。
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知覚と現実の役割: 現象の解釈は、観察者の文化的・技術的背景や言語体系に大きく影響される。19世紀の「飛行船」騒動や、ホイットリー・ストリーバーが自身の体験を断定しない姿勢は、我々が「現実」をどのように構築し、未知のものを既知のカテゴリーに当てはめて理解しようとするかを示している。
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心理学的・神話学的解釈: カール・ユングの分析は、UFOを「現代の神話」と位置づけ、集合的無意識の元型的な投影であると論じた。円盤の形状は全体性(マンダラ)の象徴とされ、この現象は合理主義に傾倒した現代文化に対し、直感的・女性的側面を補う機能を果たしているとされる。妖精、エルフ、悪魔といった歴史上の超自然的存在との類似性も指摘されている。
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意識と現実の探求: DMT(ジメチルトリプタミン)を用いた科学的研究では、被験者の約半数が「異星人」との接触を報告しており、これは意識が通常は知覚できない外部の現実にアクセスする可能性を示唆する。UFO現象は、意識が物質世界の副産物ではなく、宇宙の根源的な側面であるという考えを探求する契機となる。
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現象の「機能」: UFOが「何であるか」という問いよりも、「我々に何をしているか」という問いの方が重要であるとする視点がある。この現象は、既存の科学への信頼を揺るがし、我々の世界観に挑戦し、意識の進化を促す一種の「教育システム」または触媒として機能している可能性がある。
結論として、UFOと拉致現象は、我々の現実認識の限界を露呈させる鏡であり、物理科学、心理学、神話学、そして言語の探求を促す、現代における最も重要な元型的体験の一つであると言える。確固たる答えがないこと自体が、この現象の本質的な特徴であり、探求を続ける知的挑戦を我々に提示している。
1. UFO現象の定義と認識
1.1. 歴史的背景と用語の問題
- 起源: 現代のUFO目撃の波は、第二次世界大戦直後の1947年6月24日、パイロットのケネス・アーノルドが「空飛ぶ円盤」のような物体を目撃したことに始まるとされる。以来、世界中で何千もの同様の目撃報告がなされてきた。
- 用語の曖昧さ: 「UFO(未確認飛行物体)」という用語は、即座に「リトル・グリーン・メン」の乗った空飛ぶ円盤を想起させるため、誤解を生みやすい。専門家は「異常空中現象(unusual aerial sightings)」といったより中立的な表現を好む傾向にある。目撃されるものは必ずしも「物体(object)」ではなく、気象現象や湿地ガス、雷光などである可能性も含まれる。
- 本質的な意味: 言葉の本来の意味は、単に「未確認」であるということであり、その正体を突き止める努力が必要であることを示唆している。
1.2. 政府の関与と隠蔽の動機
- 政府の関心: ニューヨーク・タイムズの元調査報道記者ハワード・ブルームによれば、米国政府は公式な否定にもかかわらず、地球外生命体の可能性に強い関心を持ち、年間5000万ドルもの資金を諜報活動のための秘密予算(covert budget)から投じている可能性がある。
- 隠蔽の理由: 政府による隠蔽は、「何を知っているか」ではなく「何を知らないか」を隠すためであるという見解がある。政府は、自らの管理下にない現象が存在することに対する無知と、それに対するある種の恐れを認めることを恥じているとされる。政府が国民よりも混乱しており、状況をコントロールできていないと認める可能性は極めて低い。
2. 拉致(アブダクション)体験の共通性
ハーバード大学の精神科医ジョン・マックなどの研究者が指摘するように、拉致体験者の報告には驚くほどの一貫性が見られる。
2.1. 体験の典型的な流れ
- 光の出現: 体験は多くの場合、強力な青白い光の出現から始まる。この光には身体を麻痺させ、物理的に人間を動かす力があるとされる。
- 浮遊と移動: 体験者は自室の壁や窓を通り抜け、空中を浮遊して外部の飛行物体(クラフト)へと運ばれる。
- クラフト内部: 内部は丸みを帯びた壁や複雑な計器パネルが特徴として一様に描写される。
- 身体的検査: テーブルの上で、異星人による様々な身体検査や処置が行われる。これには卵子や精子の採取、ハイブリッドな存在の創造といった目的が語られることもある。
2.2. 遭遇する存在の描写
体験者が遭遇する存在は多様であるが、いくつかの類型が繰り返し報告されている。
- グレイ: 最も典型的なタイプ。身長は人間の胸あたりまでで、灰色がかった皮膚、洋ナシ型の頭、大きなアーモンド形の黒い目を持つ。鼻や唇はほとんどなく、口は一本の線のように見える。
- その他の存在: 人間と協力している場合もあるとされるほか、爬虫類様、昆虫様(カマキリ様)、あるいはサメ肌のような存在も報告されている。
2.3. コミュニ ケーションと動機
- テレパシー: コミュニケーションは主にテレパシーで行われる。体験者もテレパシーで応答することができる。
- 異星人の動機: 彼らがなぜ来るのかという問いに対し、体験者を通じて語られる動機は「我々を気にかけている(we care)」というものである。彼らは人類をモルモットとして扱っているのではなく、人類の幸福に関心があるとしている。
- 公に姿を現さない理由: なぜホワイトハウスの庭に着陸しないのかという問いに対し、体験者は「社会がまだその準備ができていないからではないか」と推測している。
2.4. 精神医学的見地
- 精神状態: ジョン・マックやその他の研究者によれば、体験者の多くは心理テストにおいて精神的に健全であり、平均以上の知能を持つことが示されている。彼らの体験を説明できるような既存の精神疾患は見当たらない。
- 体験の現実性: 研究者は「何が起きたか」を断定することはできないが、体験者にとってそれは完全に現実であり、精神疾患の産物ではないと結論付けている。体験によって精神的に不安定になることはあっても、精神疾患が体験を生み出しているわけではない。
- 睡眠麻痺仮説の否定: ニューヨーク・タイムズなどが提唱した睡眠麻痺仮説は、体験者が眠っていない状況で起こるという事実を見過ごしていると批判されている。
3. 現実、言語、知覚の役割
UFO現象の解釈は、我々が現実をどのように認識し、言語で分類するかに深く依存している。
3.1. 言語とカテゴリーによる現実の構築
- 観察の限界: 「我々は観察するものしか見ることができず、言語にカテゴリーがあるものしか観察できない」という考え方が提示されている。
- オックスフォード英語辞典の逸話: 辞典の主要な貢献者の一人であったマイナー医師は、アイルランド人に迫害されているという妄想を持つ精神病患者であった。彼の妄想は、当時の建築様式(天井裏の這い進むスペース)に影響されていたが、ライト兄弟が飛行機を発明すると、彼の妄想も進化し、アイルランド人が飛行機で彼を誘拐するという内容に変化した。これは、その時代の技術や概念が個人の「現実」をいかに形成するかを示す寓話である。
- 19世紀の飛行船: 19世紀末の飛行船騒動を調査したジェローム・クラークによれば、当時の目撃報告の多くは現代のUFOに酷似していたが、当時の人々はそれを自分たちの時代の技術(気球 など)の枠内でしか認識できなかった。これは、我々の知覚能力が文化や技術の発展によって制約されることを示唆している。
3.2. ホイットリー・ストリーバーの不確実性
作家のホイットリー・ストリーバーは、自身の体験を『コミュニオン』で詳述したが、それが地球外生命体による拉致であったとは決して断定していない。
- 開かれた問い: 彼は自分の身に何が起こったのか、今でも分からないとしている。彼の著作は、特定の結論に固執せず、考えられるあらゆる理論(地球外生命体、心理現象、異次元の存在など)を探求する姿勢を貫いている。
- 「訪問者(The Visitors)」という用語: 彼は「ET」や「エイリアン」といった言葉を避け、意図的に「訪問者」という、より中立的な用語を使用する。これは、現象を特定のカテゴリーに押し込めることへの抵抗を示している。
- 表面的な物語の奥: 彼は、拉致体験で語られる「医療処置」などの物語が表面的なものであり、その下に隠された本当の物語がある可能性を示唆している。
4. 心理学的・神話学的解釈
UFO現象を、人間の内的世界や 神話との関連で読み解こうとするアプローチも強力である。
4.1. カール・ユングのUFO論
スイスの心理学者カール・ユングは、UFOを「空に見られるものの現代神話」と位置づけ、心理学的に分析した。
- 全体性の象徴: 円盤の形状は、人間の全体性を象徴する「マンダラ」と関連付けられる。これは、分断された現代人が無意識的に完全性や統合を渇望していることの現れとされる。
- 集合的無意識の投影: UFOは、我々の集合的無意識から投影された元型的なイメージである可能性がある。それは、意識と無意識、物理的世界と精神的世界が出会う領域に存在する。
- 補償機能: 科学と合理主義が支配的な現代文化において、UFOは失われた直感的、神秘的、女性的な側面を補う「補償機能」を持つ。それは、家父長的な支配者社会から、よりバランスの取れたパートナーシップ社会への移行を促す象徴とも解釈される。
- 影(シャドウ)の統合: キリスト教文化が抑圧してきた「影」の側面が、UFO現象を通じて現れている可能性も指摘されている。そのため、この現象は救済的な希望と破壊的な恐怖の両方の側面を持つ。
4.2. 歴史的・民間伝承との連続性
研究者のジャック・ヴァレは、UFO現象が全く新しいものではなく、古代から続く民間伝承の現代版であると主張している。
- 妖精・エルフ・悪魔: 妖精、エルフ、ジン、悪魔といった存在に関する伝承と、現代の異星人遭遇譚には著しい類似点が見られる。気まぐれで、人を混乱させ、時に悪意を見せる行動パターンは共通している。
- 聖母マリアの出現: ファティマの奇跡のような宗教的顕現も、UFO目撃報告と多くの共通点(太陽より明るい光、空からの音楽など)を持つ。
- 文化のレンズ: オールド・ハグ(老婆の妖怪)やサキュバスといった存在も、異星人による侵略者も、同じ根源的な現象が異なる文化のレンズを通して解釈されたものである可能性がある。知性的だが必ずしも地球外ではない存在が、常に我々と共にいたことを示唆している。
5. 意識と代替現実の探求
UFO現象は、我々の標準的な物理モデルを超えた、意識や現実の性質そのものについての問いを投げかける。
5.1. DMT研究と異次元アクセス
- リック・ストラスマンの研究: 1990年から1995年にかけて、医師リック・ストラスマンは、強力な幻覚剤DMTの臨床研究を実施した。60人のボ ランティア被験者のうち約半数が、「生命体」「存在」「エイリアン」と表現されるものとの接触を報告した。
- 体験の性質: 被験者が体験した世界は「現実よりもリアル」と表現され、多くの場合、自我や観察能力は維持されたまま、知的生命体との相互作用的な体験が報告された。これは、神秘的な合一体験とは異なる性質を持つ。
- 二つのモデル:
- 神経神学モデル: 脳がこれらの現象を生成しているとする考え方。
- 受容体モデル: DMTによって脳の「受信」特性が変化し、通常は知覚できない外部の現実(暗黒物質、並行宇宙など)を知覚できるようになるという考え方。
5.2. トゥルパと顕現した思考形態
- チベット仏教の伝統: 高度に熟練した修行者は、強力な集中力と視覚化によって、精神内に存在を創り出し、それを物質世界に顕現させることができるとされる。これを「トゥルパ」と呼ぶ。
- UFOへの応用: この考え方をUFO現象に応用し、目撃者自身あるいはその周辺の誰かが、無意識のうちに自らの精神力を使って現象を呼び起こしているのではないかという仮説がある。現象の背後にある何かが、人間の精神を「道具」として利用し、自らを可視化している可能性がある。