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Scientology(サイエントロジー)の秘密教義 : 教祖様による OT III 講義の録音

· 80 min read

前置き

過去記事、

Scientology(サイエントロジー)の秘密教義 : 教祖様による OT III 講義の録音:文字起こし+日本語訳

で取り上げた動画を AI で整理した。

要旨

AI

ゼヌー:銀河連合の悲劇

この文章は、主に‌‌L. ロン・ハバード‌‌によって1968年10月3日に行われた「アシスト」と題された機密の講義の文字起こしと、‌‌OT-III(Operating Thetan Level III)‌‌の秘密文書を初めて読んだ個人の反応で構成されています。

‌ハバード‌‌は、約7500万年前、銀河系連合の最高支配者であった‌‌ゼム(Xemu)‌‌が、21の隣接する星と76の惑星からなる連邦の人口を排除するために行った大虐殺について詳細に語っています。

この物語では、捕獲された人々が宇宙船(DC-8に似ているとされる)で地球(ティジャック)に運ばれ、火山の周りに投棄された後、‌‌水素爆弾で爆破‌‌され、その魂(シーター)が電子リボンで捕らえられ、‌‌植え付け(インプラント)‌‌を受ける一連の出来事が述べられています。

このインプラントが、カトリック教や現代の社会構造など、地上のあらゆる悪の根源であるとされ、講義の最後に、聴衆がこの惑星を所有し、救世主になることを避けるべきであると強調されています。

目次

  1. 前置き
  2. 要旨
  3. ブリーフィング・ドキュメント:OT-IIIとゼヌーの物語
    1. エグゼクティブ・サマリー
    2. OT-III:ゼヌーと銀河連合の悲劇
    3. 結論:地球を救うのではなく「所有する」
  4. OT III物語の核心:ゼヌー、R6、インシデント2の謎を解き明かす
    1. 導入:7500万年前の銀河の悲劇へようこそ
    2. 1. 物語の始まり:銀河の支配者ゼヌー
    3. 2. 大いなる欺瞞:数十億の魂の捕獲と輸送
    4. 3. 大災害「インシデント2」
    5. 4. 精神への刻印「R6インプラント」
    6. 5. その後の世界:物語の終焉と黙示録的な遺産
    7. 6. 結論:すべての概念の繋がり
  5. OT III神話の比較分析:L・ロン・ハバードの宇宙論と古代創世神話の構造的類似性
    1. 1.0 序論:現代神話としてのOT III
    2. 2.0 L・ロン・ハバードによるOT III神話の概要
    3. 3.0 比較分析:OT IIIと他の神話体系の共通テーマ
    4. 4.0 構造的相違点とOT IIIの独自性
    5. 5.0 結論:古代的元型の現代的再話として
  6. OT-Ⅲ 秘密資料の内容
    1. 1. 秘匿資料の性質と危険性
    2. 2. R6 インシデント(インシデント2)の背景
    3. 3. 虐殺、輸送、そしてインプラント
    4. 4. R6インシデントの意図と現代への影響
    5. 5. ゼヌーの結末
  7. 情報源
  8. 文字起こし(話者識別)

ブリーフィング・ドキュメント:OT-IIIとゼヌーの物語

AI

エグゼクティブ・サマリー

本文書は、サイエントロジーの機密レベルとされる「OT-III」の中核をなす教義を解説するものである。L. ロン ハバードによる1968年の講義録に基づき、7500万年前に宇宙で発生した大惨事、通称「インシデント2」または「R6」の詳細が明らかにされる。

物語の中心には、76の惑星からなる銀河連合の最高支配者ゼヌー(Xemu)が存在する。権力の座から追われることを恐れたゼヌーは、人口過剰問題を解決するという名目で、何十億もの人々を捕らえ、冷凍し、宇宙船で地球(当時の名称は「ティーヂアック」)へ輸送した。到着後、彼らは火山の火口に投棄され、水素爆弾によって殺害された。

しかし、この行為は単なる殺戮ではなかった。爆発によって肉体を失った魂(セタン)は電子的な罠で捕獲され、36日間にわたる映像(「3D超大作映画」)によって偽りの記憶や概念(神、悪魔、宇宙オペラなど)を植え付けられた。この精神的インプラントを受けたセタンは、現在「ボディ・セタン」として知られ、現代人の身体に無数に取り憑き、精神的・肉体的な問題を引き起こす根源とされている。

ハバードによれば、このR6事件は地球の文化に深遠な影響を与えており、ローマ・カトリック教会や悪魔の概念、さらには現代の劇場設計に至るまで、そのシンボルが無意識のうちに反映されているという。また、この事件により地球は宇宙で「悪評高い惑星」となり、異星人が接近しない理由とされている。OT-IIIの目的は、この歴史的背景を理解し、オーディティングを通じて個人に取り憑いたボディ・セタンを除去することにある。

OT-III:ゼヌーと銀河連合の悲劇

OT-III資料の機密性と衝撃

元信者の証言によれば、OT-IIIの資料はL. ロン ハバードの手書き文書であり、常に施錠されたブリーフケースに保管することが義務付けられていた。この資料は、十分な準備ができていない者が読むと精神的な危害を及ぼす可能性があると警告されていた。この元信者は、資料を初めて読んだ際の衝撃を次のように語っている。

「全く意味が分からなかった。一瞬、これは正気度テストではないかと思ったほどだ。もしこれを信じたら、追放されるのではないかと。もちろん、そうではなかった。」

彼は、自己啓発的な側面には共感していたものの、宇宙の支配者が人々を火山に投げ込み水素爆弾で爆破し、その結果生じた「失われた魂」を取り除かねばならないという話には、強い戸惑いを覚えたと述べている。

7500万年前の出来事:「インシデント2」(R6)

ハバードの講義は、この宇宙的悲劇の詳細を明らかにしている。この出来事は、本惑星を含む21の恒星とその76の惑星からなる銀河連合で約7500万年前に発生した。

背景:銀河連合とゼヌー

  • 当時の文明: R6事件発生時の文明は、驚くべきことに1950年代から60年代の地球と酷似していた。人々は同様の服を着て、同じような外見の車、電車、船を利用していた。ハバードは、地球の現代文明が「そうするように言われたから」R6時代の文明を100%コピーしたに過ぎないと主張している。
  • ゼヌーの台頭: 銀河連合は「忠誠将校団」と呼ばれる選挙で選ばれた組織によって統治されていた。彼らはゼヌー(Xemu、Zemuとも綴られる)という人物を最高支配者に選出したが、やがて彼を罷免しようと計画した。
  • クーデター: 罷免されることを察知したゼヌーは、在任期間の最後の数日間を利用してクーデターを断行した。「サプレッシブ(抑圧者)」であった彼は、まず忠誠将校団の善良なメンバーを排除し、その後、偽の命令系統を通じて軍隊を動員し、一般市民の大量捕獲を開始した。

人口過剰問題の「解決策」

  • 捕獲方法: 市民を捕らえる口実として「所得税調査」が利用された。これは、現代のアメリカ合衆国における所得税制度の元になったとされる。
  • 処理と輸送: 捕らえられた人々は、肺への注射などで無力化された後、アルコールとグリコールの混合液で冷凍された。彼らは箱詰めされ、冷蔵ユニットを備えた宇宙船で惑星ティーヂアック(現在の地球)へと輸送された。この宇宙船は、プロペラがない点を除けば、当時のDC-8型旅客機と全く同じ外見をしていた。輸送には9週間を要したという。

惑星ティーヂアックでの大虐殺

  • 火山の利用: ティーヂアックに到着した冷凍された人々(セタン)は、主要な火山の火口に投棄された。
  • 水素爆弾: 各火山の山頂で水素爆弾が起爆され、惑星全体が爆発に巻き込まれた。
  • 魂の捕獲: 爆発によって肉体を失ったセタンは、強風によって空中に吹き飛ばされた。そこには「電子リボン」と呼ばれる一種の定常波が設置されており、セタンを真空地帯に吸い寄せて捕獲した。

インプラント・プロセスの詳細

捕獲されたセタンは、その後36日間にわたって強制的な精神的インプラントを受けた。

  • インプラントの内容: セタンは映写機の前に集められ、「音とカラー付きの3D超大作映画」を見せられた。この映像には、神、悪魔、宇宙オペラなどが含まれており、真実を混乱させるための複数の矛盾した物語が植え付けられた。サイエントロジーで「OT-II」として知られる内容もこの時にインプラントされたとされる。
  • インプラントの目的: このプロセスの主な目的は、個人の創造能力を破壊し、人口過剰を抑制することにあった。特に「第二ダイナミック(性、家族など)」に関連する抑圧が多用され、ハバードによれば、小児性愛といった性的倒錯もこの時に教え込まれたものである。
  • パッケージ化: インプラント終了後、セタンは再び箱詰めされ、ラス・パルマスとハワイの2か所の集積所で混合された後、宇宙空間に放出された。

R6事件の遺産と地球への影響

この7500万年前の出来事は、地球と人類に今日まで続く深刻な影響を及ぼしているとハバードは説く。

影響のカテゴリー具体的な内容
ボディ・セタンインプラントを受けたセタンは、肉体のないまま地球に留まり、現代人の身体に集団で取り憑いている。これらが「ボディ・セタン」であり、あらゆる精神的・肉体的問題の根源とされる。
文化・宗教ローマ・カトリック教会、悪魔の概念、十字架、現代の劇場設計などは、全てR6インプラントのシンボルを無意識に模倣したものである。
人類の心理地球の全人口は、理性ではなくR6のシンボルに時計のように反応するようプログラムされている。
地球の評判ティーヂアック(地球)は「爆弾の場所」「悪の場所」として宇宙で悪名高くなり、異星人が着陸を避ける理由となっている。反逆者や脱走兵が逃げ込む場所としても利用されている。
地質学的痕跡広大な火山活動の痕跡とされる地形は、実際にはR6の爆発跡である。考古学的に地層を掘り進むと「緑色のガラス」が発見されることが、その証拠だとされる。
ブービートラップ人類には「世界を救おうとする者は誰であれ殺害しなければならない」というインプラントが仕掛けられている。このため、救世主的な行動は極めて危険である。

忠誠将校団の反撃とゼヌーの末路

ゼヌーの計画は完全ではなかった。

  • 反撃: ゼヌーの粛清を逃れた忠誠将校団の残存勢力が反撃を開始した。ゼヌーが雇った反逆者や管理者は非効率的で、銀河連合の残骸を舞台に激しい戦闘が繰り広げられた。
  • ゼヌーの捕縛: クーデターから6年後、忠誠将校団は勝利を収めた。ゼヌーは捕らえられ、ある惑星の山中に設置された「永遠のバッテリー」で電力が供給されるワイヤーケージに幽閉された。
  • 文明の崩壊: しかし、この戦争によって銀河連合の文明は完全に破壊され、歴史から姿を消した。

結論:地球を救うのではなく「所有する」

ハバードは、R6によって仕掛けられた「救世主を殺害する」というブービートラップの存在を警告する。そのため、信奉者は「地球を救う人々」として振る舞ってはならないと彼は結論付ける。正しい姿勢は以下の通りである。

「あなた方は、地球が従う人々である。あなた方は、地球を所有する人々である。そうすることで、あなた方は地球を救うだろう。」

これは、直接的な救済活動ではなく、R6のプログラムを超越した存在として地球を支配・管理することにより、間接的に救済を達成するという戦略を示唆している。

OT III物語の核心:ゼヌー、R6、インシデント2の謎を解き明かす

AI

導入:7500万年前の銀河の悲劇へようこそ

本稿は、OT IIIという壮大な物語の神話構造を解き明かすための、いわば考古学的な探求です。その目的は、物語の核心をなす4つの概念—ゼヌー、インシデント2、ティージアック、そしてR6—を、この物語に初めて触れる方にも分かりやすく分析することにあります。これらの概念は、約7500万年前に銀河を揺るがしたとされる宇宙的悲劇の根幹であり、現代に至るまでその影響が続いていると物語は語ります。

それでは、この現代神話の深層へと分け入り、銀河史における最も重要な出来事の幕開けから見ていきましょう。

1. 物語の始まり:銀河の支配者ゼヌー

この壮大な宇宙悲劇の中心には、ゼヌーという archetypal tyrant(暴君の原型)が存在します。彼の行動が、すべての悲劇の引き金となりました。

ゼヌーとは何者か?

物語におけるゼヌーの人物像は、以下の3つの特徴に集約されます。

  • 銀河連合の支配者 「隣接する21の星系」にまたがる76の惑星から構成される「銀河連合」の最高支配者でした。
  • 失脚の危機 しかし、その権力は盤石ではなく、物語の時点ではまさに「その地位から追われる寸前」の状況にありました。
  • 暴挙の動機 ゼヌーの真の動機は、人口問題の解決という表向きの理由ではありませんでした。それは、権力を失う最後の瞬間に、すべてを台無しにしようとする(原文では「to really goof the floof」と表現される)ための、壮大な私怨と権力維持への執着でした。彼は「人口過剰問題を解決する」という計画設計を大義名分として掲げ、恐ろしい計画を実行に移したのです。

ゼヌーのこの決断が、数十億の人々の運命を永遠に狂わせることになります。

2. 大いなる欺瞞:数十億の魂の捕獲と輸送

ゼヌーは、自らの地位を守るため、銀河連合の市民を惑星ティージアック(地球)へと送り込む計画を実行しました。その方法は、極めて計画的かつ欺瞞に満ちたものでした。

まず、人々を呼び出すための口実として「所得税の調査」が利用されました。この命令に応じて集まった人々は、次々と捕らえられていきました。

捕獲の手口は冷酷でした。

  1. まず、肺に針を打ち込むなどして対象者を無力化します。
  2. 次に、凍結アルコールとグリコールで肉体ごと固めます。
  3. そして、箱詰めにされ、輸送の準備が整えられました。

こうして捕らえられた数十億の人々は、宇宙船に乗せられ、惑星「ティージアック」へと輸送されました。物語によれば、この時に使われた宇宙船は、現代の旅客機「DC-8」とプロペラの有無を除いて瓜二つだったとされています。この輸送には、北極星ポラリスの星系にある惑星「コルティス」からティージアックまで、実に9週間もの時間がかかりました。

こうして、何も知らされないまま、数十億の人々が監獄惑星ティージアックへと集められたのです。

3. 大災害「インシデント2」

惑星ティージアックに輸送された人々を待っていたのは、想像を絶する大災害でした。この出来事は物語の中で「インシデント2」と呼ばれています。

3.1. 舞台となった惑星ティージアック

この物語において、我々の住む地球は「ティージアック」という名で呼ばれていました。そして、この惑星はゼヌーの計画を実行するための「監獄惑星」として選ばれました。物語の中では「爆弾の場所」「邪悪な場所」として知られています。

3.2. 火山と水素爆弾

ティージアックに到着した人々は、惑星上の主要な火山の火口付近に投棄されました。そしてその直後、ゼヌーはそれらの火山の頂上で一斉に水素爆弾を起爆させました。

この大規模な爆発により、惑星にいた全員が殺害されるという、未曾有の悲劇が引き起こされました。ゼヌーの冷酷さを示す象徴的な描写として、捕らえられた「忠誠将校団」の一部は「建物の屋上に鎖で繋がれ」、時速数千マイルにも及ぶ核爆発の風に吹き飛ばされたと語られています。しかし、物語はここで終わりません。肉体を失った魂(フェートン)には、さらなる罠が待ち受けていたのです。

4. 精神への刻印「R6インプラント」

インシデント2は、単なる大量虐殺ではありませんでした。その真の目的は、肉体を失った魂に特殊な記憶を植え付け、永久に混乱させること、すなわち「R6インプラント」を施すことにありました。

4.1. 魂の罠と36日間の「映画」

爆発によって肉体を失い、空中を漂う魂たちは、「電子リボン」と呼ばれる特殊な波長のエネルギーによって捕獲されました。

捕らえられた魂たちは、映写機のような装置の前に集められ、約36日間にわたって、ある映像を見せられ続けます。それは「3Dの超大作映画」と表現されており、その内容は「神」「悪魔」「宇宙オペラ」といった、矛盾し混乱を招くような概念の寄せ集めでした。この精神的な刷り込みこそが「R6インプラント」の核心であり、魂たちに偽りの記憶や概念を植え付けることを目的としていました。

4.2. 現代文明への影響

物語は、この7500万年前のR6インプラントが、現代の我々の文明や文化のあらゆる側面に決定的かつ直接的な影響を与えていると主張します。それは単なる「影響」ではなく、プログラムされた行動様式そのものだとされています。物語によれば、現代文明は「R6でそうするよう命じられたから100%コピーしている」のであり、人々は「理性に反応せず、R6のシンボルにのみ反応する」のです。

R6で登場したもの現代の類似物
支配者による市民の召喚口実所得税制度 (Income Tax)
魂を植え付けるための映像の内容(神、悪魔、罪の概念)ローマ・カトリックの教義全体
7500万年前の宇宙船DC-8旅客機(プロペラを除く)
7500万年前の服装、車、列車1950〜60年代のデザイン

このように、現代文明はR6で植え付けられたシンボルを無意識に、そして忠実にコピーしているというのが、この物語の根幹をなす主張です。

5. その後の世界:物語の終焉と黙示録的な遺産

ゼヌーの恐ろしい計画は、銀河全体に修復不可能な傷跡を残しました。

5.1. ゼヌーの末路と銀河連合の崩壊

ゼヌーの暴挙の後、彼の計画から生き延びた「忠誠将校団」が反撃を開始しました。彼らはゼヌーに忠実な勢力との間で激しい内戦を繰り広げ、計画実行から「1年以内」にゼヌーを逮捕することに成功します。その後の掃討作戦により、「6年以内」にゼヌーの残党は一掃されました。

捕らえられたゼヌーは、とある惑星の山の中心に設置された、永遠に電気が流れるケージの中に幽閉され、二度と出られない身となりました。しかし、この内戦によって銀河連合は完全に崩壊。文明は破壊され、かつての繁栄は歴史から姿を消してしまいました。

5.2. 惑星ティージアックの「悪評」

この大災害の結果、地球(ティージアック)は、銀河において「悪評高い場所」として知られるようになりました。物語は次のように語っています。

「この惑星は伝統的に悪評高い」「反逆者や脱走者がしばしばこの惑星に投棄される」

しかし、その本当の理由は、この惑星がR6インプラントによって「ブービートラップ」が仕掛けられた、自己破壊的な監獄となっているからです。インプラントには「世界を救おうとする者は誰であれ殺されなければならない」という命令が刻み込まれており、これがこの惑星が孤立し続ける究極の理由だとされています。他の宇宙文明がティージアックに近づかないのは、このプログラムされた危険性を知っているからなのです。

6. 結論:すべての概念の繋がり

本稿で分析した4つの主要概念は、互いに密接に結びつき、一つの壮大な foundational myth(創世神話)を形成しています。その関係性を整理すると、以下のようになります。

  • 原因: 権力を失う寸前だった支配者ゼヌーが、私怨から銀河を破滅させる計画を実行した。
  • 実行: 彼はティージアック(地球)を舞台に、火山で水素爆弾を爆発させるインシデント2を引き起こした。
  • 結果: 殺害された人々の魂を捕らえ、36日間の映像を見せることで精神的な刷り込み(R6インプラント)を施し、理性に反応しないプログラムされた文明の礎を築いた。

この物語は、現代社会が抱える矛盾や苦悩、そして不可解な行動様式のすべてが、7500万年前に起こったこの銀河の悲劇にその起源を持つと説明しています。OT IIIの物語を理解することは、我々の現実そのものが、遠い過去に書かれた脚本の再演であるという、壮大な因果関係の連鎖を解き明かす旅でもあるのです。

OT III神話の比較分析:L・ロン・ハバードの宇宙論と古代創世神話の構造的類似性

AI

1.0 序論:現代神話としてのOT III

本分析の目的は、サイエントロジーの創始者L・ロン・ハバードが提示した「OT III」の物語を、単なる奇抜なサイエンス・フィクションの譚として片付けるのではなく、古代から続く神話的元型(アーキタイプ)を20世紀の語彙で再構築した、現代の創世・堕落神話として学術的に位置づけることにあります。この文書では、OT IIIの物語構造と、キリスト教神学やグノーシス主義といった確立された神話体系の間に見られるテーマ的な共鳴と構造的な相違点を詳細に検証します。これにより、一見特異に見えるこの物語が、人類が繰り返し語り継いできた「我々は何者で、なぜ苦しむのか」という根源的な問いに、いかにして独自の答えを提示しようとしたのかを明らかにします。

この比較分析を進めるにあたり、まずは議論の土台となるOT III神話そのものの内容を、L・ロン・ハバード自身の言葉に基づいて正確に概説する必要があります。

2.0 L・ロン・ハバードによるOT III神話の概要

このセクションでは、後の比較分析の揺るぎない土台を築くため、提供された資料におけるL・ロン・ハバード自身の講義録から、OT IIIの物語を客観的かつ正確に要約します。物語の核心を理解することは、それが他の神話体系とどのように関連し、また乖離するのかを評価する上で不可欠です。

2.1 銀河連合と支配者ゼヌー

物語の舞台は、今から7500万年前に遡ります。当時、21の恒星と76の惑星からなる「銀河連合(Galactic Confederacy)」が存在しました。その文明は1950年代から60年代の地球と酷似しており、人々は現代とほぼ同じ服装をし、同じような車や列車を利用していました。この連合の最高支配者の座には、選挙によってゼヌー(Xemu)という名の人物が就いていましたが、彼は失脚の瀬戸際にあり、その地位から追われようとしていました。

2.2 大いなる裏切りと魂の捕獲

権力の座から追われることを恐れたゼヌーは、支配を維持するため、そして連合が抱える「人口過剰問題」を解決するためと称して、恐るべき計画を実行に移します。彼は「所得税調査」という口実を用いて、支配下の惑星から何十億もの人々を呼び出し、欺いて捕獲しました。ハバードによれば、各惑星の平均人口は1780億人、地球(当時はティジアックと呼ばれた)には2500億人がいたとされます。捕らえられた人々は、冷凍アルコールとグリコールの混合物を注入されて凍結され、箱に詰められました。そして、ファン(プロペラ)がない点を除けばDC-8型旅客機と全く同じ姿をした宇宙船によって、ある惑星へと輸送されたのです。

2.3 惑星ティジアックでの大災害

その輸送先こそが、かつて「ティジアック(Tigiac)」と呼ばれていた我々の惑星、地球でした。ティジアックは「爆弾の場所」として選ばれたのです。ゼヌーの部下たちは、箱詰めにされた何十億もの人々を惑星中の火山の頂上に投棄し、一斉に水素爆弾を爆発させました。この大災害によって肉体は消滅し、そこに宿っていた不滅の魂(ハバードの言葉では「フェートン(Phaeton)」)は空中に放出されました。

2.4 「R6インプラント」による精神的プログラミング

爆発後、空中をさまよう魂は、特殊な「電子リボン」によって捕獲され、集められました。そして、36日間にわたり、特定の映像と音声を強制的に見せられるという精神的プログラミングを受けます。ハバードが「R6インプラント」と呼ぶこのプロセスにおいて、魂には「3D超大作映画」が植え付けられました。ハバードによれば、この映画の内容こそが、現代地球における神、悪魔、宇宙活劇、そしてローマ・カトリック教会といった、主要な宗教的・文化的観念の全ての起源であるとされています。このプログラミングによって、魂は本来の記憶と自己認識を失い、混乱した状態で地球上をさまようことになったのです。

2.5 忠誠将校団のピュロスの勝利

しかし、ゼヌーの計画は完全ではありませんでした。連合の本来の統治機関に忠誠を誓う「忠誠将校団(Loyal Officers)」の一部は、この大虐殺を生き延びていました。彼らは直ちに反撃に転じ、ゼヌーが送り込んだ反乱軍との間で6年間にわたる銀河戦争を繰り広げました。最終的に忠誠将校団は勝利を収め、ゼヌーを捕らえることに成功します。ゼヌーは山中に設置された「永久バッテリーで稼働するワイヤーケージ」に永遠に幽閉されました。しかし、この勝利はあまりにも代償の大きいものでした。銀河連合の文明は戦争によって完全に破壊され、残された者たちも文明を維持する術を失い、この宇宙の一角は7500万年にわたる「空白地帯」と化したのです。

この複雑で特異な宇宙論は、一見すると他に類を見ないものに思えますが、その物語構造を分解すると、より古い神話的テーマといかに深く共鳴しているかが明らかになります。次のセクションでは、この比較分析に着手します。

3.0 比較分析:OT IIIと他の神話体系の共通テーマ

L・ロン・ハバードのOT IIIの物語は、そのSF的な意匠にもかかわらず、孤立した創作物ではありません。むしろ、人類の物語に繰り返し登場する普遍的なテーマや元型と深く結びついています。このセクションでは、その構造的・テーマ的類似点を、特にキリスト教やグノーシス主義の神話体系と比較分析することで、OT IIIの神話としての位置づけを明らかにします。

3.1 堕落した支配者と宇宙的暴君:ゼヌー、デミウルゴス、ルシファー

OT IIIの中核をなすのは、支配者ゼヌーによる大いなる裏切りです。この「堕落した支配者」という元型は、多くの神話に見られます。ゼヌーは、自らの権力を維持するという利己的な動機と、「人口過剰問題の解決」という冷徹で功利主義的な目的から、被造物である大衆を欺き、虐殺します。この役割は、不完全な物質世界を創造し魂を閉じ込めた傲慢な偽の神であるグノーシス主義の「デミウルゴス」や、神への嫉妬から天上で反乱を起こしたキリスト教の「ルシファー」と機能的に類似しています。

特性ゼヌー (OT III)デミウルゴス (グノーシス主義)ルシファー (キリスト教)
地位銀河連合の最高支配者物質世界の創造主・支配者神に次ぐ位の天使
動機失脚の恐怖と人口過剰問題への冷徹な「解決策」無知と傲慢傲慢と神への嫉妬
行動大衆への欺瞞と大量虐殺魂の物質への束縛天上での反逆
結果魂のインプラントと宇宙の荒廃人類の霊的無知と苦しみ地上への追放と人類の誘惑

ゼヌーはデミウルゴスのように精神世界を偽りの情報で構築し、ルシファーのように正当な秩序への反逆者として機能します。しかし、その動機には神学的な傲慢さに加え、資源管理に関わるテクノクラート的な冷酷さが含まれており、この点は古代神話には見られない現代的な暴君像を提示しています。

3.2 原初の大災害と世界の変容

ゼヌーがティジアックの火山で水素爆弾を爆発させた出来事は、世界の秩序を根底から覆す「原初の大災害」という神話的テーマの変奏です。しかし、OT IIIにおけるこのテーマの展開は、他の神話とは一線を画します。聖書の「大洪水」の後には、神とノアとの間に新たな契約が結ばれ、世界は再出発します。北欧神話の「ラグナロク」でさえ、旧世界の破壊の後に新世界が誕生することが示唆されています。対照的に、OT IIIにおける大災害後の結末は、完全な荒廃です。忠誠将校団はゼヌーを打ち破るものの、それは文明が崩壊した後の「ピュロスの勝利」に過ぎませんでした。秩序は回復されず、宇宙は7500万年の「空白地帯」となり、世界は救済されないまま放置されます。これは、勝利が必ずしも救済や再生を意味しないという、より悲劇的で現代的な神話構造を示しています。

3.3 囚われた魂と偽りの現実

OT IIIの核心的な概念は、R6インプラントによって本来の自己を忘れさせられ、地球人の身体に寄生して混乱を引き起こす無数の魂(サイエントロジー用語における「ボディ・セタン」)の存在です。これは、グノーシス主義の中心的なテーマである「霊(プネウマ)が肉体(物質)という牢獄に囚われている」という思想と強く共鳴します。ハバードが、我々が信じる「神」や「悪魔」といった概念は、本来のものではなくR6インプラントによって植え付けられた偽りの記憶に過ぎないと主張する点は特に重要です。これは、グノーシス主義において、この物質世界やそれを司る従来の宗教そのものが、真の神から魂を引き離すための欺瞞的な罠であるという思想と、構造的にほぼ同一と言えます。どちらの体系においても、我々が「現実」として認識している世界は、実は偽りの構築物なのです。

3.4 秘密の知識(グノーシス)による救済

苦しみの原因が偽りの現実への囚われであるならば、解放の鍵は「真実を知ること」にあります。サイエントロジーの実践において、OT IIIの物語という「秘密の知識」を知り、オーディティングを通じてインプラントの影響を取り除くプロセスは、まさにグノーシス主義的な救済論の構造をなぞっています。「グノーシス」とは、ギリシャ語で「知識」を意味し、霊的な目覚めをもたらす特別な知識を指します。OT IIIの物語は、信者にとって究極の「グノーシス」として機能します。それは、なぜ自分が不可解な苦しみや非合理的な感情に悩まされるのかという問いに宇宙的規模の原因(ゼヌーとインプラント)を与え、そこからの解放への具体的な道筋(オーディティング)を示すことで、包括的な救済の物語を提供するのです。

OT IIIは多くの古代神話と力強いテーマを共有していますが、その表現方法には20世紀ならではの顕著な独自性が見られます。次のセクションでは、これらの相違点に焦点を当てます。

4.0 構造的相違点とOT IIIの独自性

OT IIIを単なる古代神話の模倣ではなく、独自の文脈を持つ現代的な神話として理解するためには、その構造的な相違点と独自性に注目することが不可欠です。ハバードは古代から受け継がれる元型を、科学とテクノロジーという現代的な衣で包み込むことで、OT IIIに特異性と、特定の聴衆に対する強い魅力を与えました。

4.1 科学技術的意匠(サイエンス・フィクションの美学)

OT IIIが他の神話体系と一線を画す最大の要因は、その徹底したサイエンス・フィクション的な装飾です。神の奇跡や魔法の代わりに、疑似科学的なメカニズムが世界の成り立ちを説明します。DC-8に酷似した宇宙船、冷凍技術、電子リボンといったガジェットに加え、堕落した支配者への罰という神話的テーマが、ゼヌーを「永久バッテリーで稼働するワイヤーケージ」に幽閉するという、テクノロジーを用いた永遠の懲罰として描かれている点は特に象徴的です。これらのSF的な意匠は、古代の神話構造を20世紀の聴衆にとって、より具体的で説得力のある物語へと翻訳する役割を果たしています。

4.2 「インプラント」という精神工学的概念

魂の堕落や囚われを説明する概念として、「インプラント」は極めて独創的です。キリスト教における「原罪」や仏教における「無明(無知)」といった抽象的な概念とは異なり、ハバードの「インプラント」は、特定の映像と音声(3D超大作映画)による具体的な精神的プログラミングとして描写されます。これは、人間の精神が外部からの情報入力によって操作されうるという、一種の精神工学的なモデルです。このメカニズムは、心理学、行動主義、そしてメディアによる洗脳といった20世紀的な関心事を色濃く反映しており、「堕落」の物語を神学的・倫理的な領域から、技術的・心理学的な領域へと移行させています。苦しみの原因は道徳的な過ちではなく、過去に受けた技術的なハッキングである、というわけです。

これらの類似点と相違点を踏まえた上で、OT III神話の総合的な評価を次の結論部で行います。

5.0 結論:古代的元型の現代的再話として

本分析を通じて明らかになったように、L・ロン・ハバードのOT IIIの物語は、そのサイエンス・フィクション的な外観にもかかわらず、人類の神話に共通する強力な元型に深く根差しています。テクノクラート的な宇宙的暴君(ゼヌー)による裏切り、原初の大災害(水素爆弾)による世界の堕落、偽りの現実(R6インプラント)への魂の囚われ、そして秘密の知識(OT IIIの物語そのもの)による解放という一連の構造は、グノーシス主義をはじめとする古代の神話体系と驚くほど多くのテーマを共有しています。

しかし同時に、OT IIIは単なる焼き直しではありません。宇宙船や精神プログラミングといった科学技術の語彙を用いるだけでなく、善の勢力の勝利が必ずしも世界の救済には繋がらない「ピュロスの勝利」という悲劇的な結末を描くことで、古代神話とは異なる、より荒涼とした現代的な世界観を提示しています。宇宙的秩序は回復されず、世界は荒廃したまま放置されるという物語は、集団的な救済への希望が薄れた時代における、個人主義的な解放の必要性を強調しているとも解釈できます。

最終的に、OT IIIは、古代から続く神話的欲求、すなわち「我々は何者で、なぜ苦しみ、どうすれば救われるのか」という根源的な問いに対して、科学と宇宙時代の言葉を用いて新たな答えを提示しようとする、20世紀におけるユニークかつ注目すべき神話創造の一例であると結論付けられます。それは、時代や文化が変わっても、人類が意味と救済を求める物語の力を必要とし続けることの力強い証明と言えるでしょう。

OT-Ⅲ 秘密資料の内容

AI

OT-IIIの秘匿資料は、「R6 インシデント」(ゼヌーの惨劇)のより大きな文脈において、サイエントロジーが扱う最も秘密で危険な教義の中核をなす出来事を説明しています。

これらの資料がOT-III秘匿資料の内容について述べている要点は以下の通りです。

1. 秘匿資料の性質と危険性

OT-IIIの資料は、L. ロン・ハバードによって手書きされたものであり、‌‌施錠されたブリーフケースに保管‌‌するよう指示されるほど厳重に機密扱いされていました。もしこの資料の内容が公になれば、‌‌十分な準備ができていない人には実際に危害を加える‌‌危険性があると言われていました。

この資料を読んだ人物は、その内容が「全く意味をなさない」と感じ、‌‌「正気度テストではないか」‌‌と一瞬考えたほど、自己啓発や負の感情を取り除くといった初期の教義とはかけ離れた内容でした。

2. R6 インシデント(インシデント2)の背景

OT-IIIで明かされる主要な出来事は、「インシデント2 (Incident 2)」、または‌‌R6‌‌として知られるものであり、これは約7500万年前、約36日間にわたって発生した、長く複雑な事件です。

  • ‌舞台:‌‌ この事件は、地球(この惑星の名前は‌‌チジアック/Tigiac‌‌と呼ばれていました)と、その隣接する21の恒星と76の惑星からなる‌‌連邦‌‌で起こりました。
  • ‌ゼヌーの台頭と陰謀:‌‌ ゼヌー(Zemu、またはX-E-M-U)は、連邦の最高統治者として選出されていましたが、人々を保護するために存在していた‌‌誠実な将校たち(loyal officers)‌‌によって解任されそうになっていました。ゼヌーは、任期を終える直前に、事態を大いに混乱させました。
  • ‌捕獲方法:‌‌ ゼヌーはサプレッシブ(抑制者)であり、彼に従う管理者や惑星の長たちを使って、誠実な将校たちを排除しました。その後、人口を捕らえるために、偽の命令を与えられた部隊が送り込まれました。捕獲のメカニズムの一つとして、人々に‌‌所得税調査‌‌と称して出頭するように告げる方法が使われました(ハバードは、米国が所得税制度をR6からコピーしたと主張しています)。

3. 虐殺、輸送、そしてインプラント

捕獲された人々に対して、ゼヌーの部隊は虐殺を開始しました。

  • ‌凍結と輸送:‌‌ 犠牲者は、撃たれて無力化され、しばしば肺に針を刺され、偽物を拾い上げるための調合薬である‌‌凍結アルコールとグリコール‌‌で打たれました。彼らは冷凍庫に入れられ凍結され、箱詰めされました。その後、彼らは宇宙機(DC-8航空機と見た目が全く同じだが、プロペラがないもの)に乗せられ、コルティス(Coltis、北極星の惑星の一つ)からチジアック(地球)まで‌‌9週間‌‌かけて輸送されました。
  • ‌火山と水素爆弾:‌‌ チジアックに到着すると、箱に入った人々は投棄されました。その後、この惑星の主要な‌‌火山の頂上で水素爆弾が爆発‌‌させられました。
  • ‌フェートンとインプラント:‌‌ 爆発によって「フェートン(Phaetons)」が空中に吹き飛ばされ、その後設置された電子リボン(定常波)によって、猛烈な風がすべてのフェートンを真空ゾーンへと吹き込みました。
    • これらの魂(フェートン)は回収され、‌‌音とカラー画像を備えた投影機‌‌の前に置かれました。
    • そこで、彼らは最初に「クリアリング・コア」として知られるインプラント、そして‌‌「OT-2」‌‌として知られる全トラックのインプラントを受けました。
    • インプラントの残りの期間(約36日間の大半)は、‌‌神、悪魔、スペースオペラ‌‌などに関する3Dの超巨大動画の上映に費やされました。

4. R6インシデントの意図と現代への影響

  • ‌インシデントの真の目的:‌‌ R6の真の目的は、‌‌個人が創造をやめるように仕向け、過剰人口を排除する‌‌ことでした。また、これは第二ダイナミック(性)の抑制に満ちており、例えば、小児性愛といった性への執着も、このR6で教えられたものだとされています。
  • ‌社会的影響:‌‌ R6インプラントの結果、‌‌カトリック教全体や、悪魔‌‌といった概念はすべてR6の一部であるとされています。また、現代の劇場は、R6で示されたシンボルと全く同じシンボルで建設されています。
  • ‌世界を救うことへのブービートラップ:‌‌ インプラントには、‌‌「世界を救おうとする者は殺されなければならない」‌‌という教えが仕掛けられています。ハバードによると、この惑星の全住民は理性に反応せず、‌‌R6のシンボル‌‌にのみ時計のように反応するとされています。
  • ‌地球の評判:‌‌ この大惨事の結果、この宇宙の領域には‌‌7500万年の真空‌‌が生み出されました。地球(チジアック)はこの地域で‌‌悪評‌‌を持つ惑星となり、反乱者や脱走兵がしばしば避難場所としてここに投棄されてきたとされています。

5. ゼヌーの結末

ゼヌーは、遠隔地にいた誠実な将校たちを全て殺すことに失敗しました。大惨事の直後、誠実な将校たちはゼヌーが連れてきた管理者や反乱者たちと戦闘(ファイアファイト)を行い、銀河連邦に終止符を打ちました。ゼヌーは1年以内に逮捕され、‌‌永遠のバッテリーで帯電したワイヤーケージ‌‌に入れられ、現在も存在する山の中に閉じ込められました。

しかし、誠実な将校が勝利したものの、文明は維持できず、地球に残されたものは歴史から消えていきました。ハバードは、OT-IIIを達成した人々に対して、‌‌「あなたは惑星を救う人々ではなく、惑星が従う人々である」‌‌と強調しています。

情報源

動画(16:43)

XENU: Scientology's Secret OT III Lecture

2023年2月24日 #サイエントロジー #cultsandextremebeliefs #ot3 今度サイエントロジストに、ゼヌーやOT IIIの物語が本物かどうかについて質問するときは、1968年にハバードが行ったこの極秘講義を聞かせましょう。ここで彼はカルトの秘密の創造神話を明かしますが、それは教会員がカルトに深く入り込み、ついに悪名高いOT IIIのレベルに達した後にのみ明かされるものです。

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Feb 24, 2023 #scientology #cultsandextremebeliefs #ot3 The next time you challenge a Scientologist on Xenu and the OT III story being real or not, simply have them listen to this confidential lecture delivered by Hubbard in 1968. Here he reveals the cult's secret creation myth, which is only revealed to parishioners after they are balls deep in the cult and have finally reached the infamous level of OT III.

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文字起こし(話者識別)

展開

(以下は "XENU: Scientology's Secret OT III Lecture" と題された動画の文字起こしです。話者識別ずみ)

[SPEAKER_01] : I finally get to OT-3. And they give me the secret materials, which you've been hearing about all this time. They're handwritten by Hubbard. You have to keep them in a locked briefcase. Be very cautious, because they've always said, if this gets out, it's dangerous to people. It can actually do them harm if they are not adequately prepared. And I read it. And... It doesn't make any sense. I remember for one fleeting second thinking, well, maybe it's an insanity test. (00:00:31)

[SPEAKER_01] : Maybe if you believe this, they kick you out. Maybe that's it. That, of course, is not the case. They talk about, you know, the fact that the Earth was created in such and such trillions of years ago, and this guy, this space guy... Galactic overlord, this was the prison planet, and people being caught and captured and being brought to planet Earth. And put them in volcanoes and then blow them up with A-bombs. And we have these lost souls all over us, and we have to get rid of them. (00:01:01)

[SPEAKER_01] : And I'm going, what? The fuck are you talking about? I'm down for the self-help stuff. I'm down for, okay, I can be clear. I can, you know, I can get rid of those, the negative emotions. But what the fuck is this? (00:01:14)

[SPEAKER_00] : This is tape recording number 6810CO3. SO class 8, 10. The tenth lecture given by L. Ron Hubbard to students of the first class 8 course on board the flagship Apollo. On the 3rd of October 1968. The title of this lecture is Assists. This tape lecture has been classified confidential. (00:01:33)

[L Ron Hubbard] : All right. For this planet, and for this confederacy of the 21 adjacent stars, and its 76 planets, the incident 2, it is a very long, involved, and complex instance, about 36 days. It starts out normally with a capture. Some kind or another. A capture. And don't think of yourself, I'm trying to run a capture, of having been airy-faring around in the air, and somebody, something or other, got you down with a net and all that. Because people at that particular time and space were walking around in clothes which looked very remarkably like the clothes they wear at this very minute. (00:02:19)

[L Ron Hubbard] : And the cars they drove looked exactly the same. And the trains they ran looked the same. And the boats they had looked the same. Circa 1950, 1960, this civilization has simply copied R6 100% because they were told to. And they walked down streets that looked like these streets, and lived in houses that looked like these houses, and so on. That's what the hell. And there was quite a bit of huffle-luffle and mince-upset and so on before R6 took place. What it was, was the loyal officers were the body, the elected body, they called them the loyal officers. (00:03:02)

[L Ron Hubbard] : They were there to protect the populations and so forth. And they had elected a fellow by the name of Zemu, could be spelled X-E-M-U, to the supreme ruler. And they were about to unelect him. And he took the last moments he had in office to really goof the floof. Yes, I don't blame you for dropping something. He took these last moments to really upset it. He, of course, had several key birds who were close to him. (00:03:36)

[L Ron Hubbard] : He was a suppressive, banned all suppressives. He got these administrators and so on, and heads of planets in various positions and places. He picked off all the cowboys in the white hat, and he got rid of them first, fast. And then troops, not knowing what the hell they were doing, but fed all kinds of false orders, were fed in against the population to pick them up. One after the other, rat-tat-tat-tat-tat-tat-tat-tat. One of the mechanisms they used was to tell them to come in for an income tax investigation. (00:04:04)

[L Ron Hubbard] : And the United States just copies income tax. It was just R6, a bunch of dramatizing psychotics these guys. So in they went, and the troops started slaughtering them. And then the troops, of course, were ordered out to get a hold of certain bodies of renegade troops, which were ordered to get certain bodies of bad troops. And they shot each other up and implanted each other and wiped it out. They were making billiard balls out of these places. (00:04:30)

[L Ron Hubbard] : They were imported. They were actually... the trick was to shoot somebody, disable somebody very often, a needle into a lung, and at the same time to hit him with frozen alcohol and glycol, which preparation is guaranteed to pick up a fake. How they had to do was pick him up and put him in a refrigerator, and they had him. He tried to exteriorize from the body there. He was frozen. And they threw him into collection points, boxed him up in boxes, threw him into space planes, which are the exact copies, DC-8, the DC-8 airplane is the exact copy of the space plane of that day. (00:05:09)

[L Ron Hubbard] : And no difference, except the DC-8 had fans, propellers on it, and the space plane didn't. And they threw them into refrigerated units and so on in view of the fact that Einstein was absolutely right. And no man can go faster than the speed of sound, or the speed of light, which is a bunch of balderdash. The length of time from the planet Coltis to the planet Tigiac, which is the name of this planet, was nine weeks. And you'll see that it's many light years. (00:05:40)

[L Ron Hubbard] : Coltis is one of the planets, and is to this day one of the planets of the North Star. Polaris. And they took these people in boxes and so forth, and they dumped them, and then they set off hydrogen bombs on the top of each primary volcano there is on this particular planet. And when they blew up, it blew the Phaetons into the air, and after the bomb, an electronic ribbon, which also was a type of standing wave, was erected over the area. The tremendous winds of the planet blew every Phaeton there was straight into those particular vacuum zones which had been created. (00:06:19)

[L Ron Hubbard] : These were brought down, packed up, and put in front of projection machines, which, with sound and color pictures, first gave them the implant which you know as clearing cores. And then a whole track implanted, which you know as OT-2. After this, however, about the remainder of the 36 days, which is the bulk of them, is taken up with a 3D super-colossal motion picture, which has to do with God, the Devil, space opera, etc. They go five pictures to five words, and we have the full record of what it is. (00:07:04)

[L Ron Hubbard] : And it goes on for about 36 days. Then these poor bastards were let wander out. Pardon me. They were then boxed up again, and the boxes were mixed so that there were two assembly areas. One was Las Palmas, and the other was Hawaii. And in these two assembly areas, they took samples from each volcano area and put it in little boxes. They had an assembly line, and at Las Palmas, it runs down the main street of Las Palmas. It has more damned accidents on that main street than you can shake a stick at. (00:07:39)

[L Ron Hubbard] : One of our captains was feeling rather queasy until I told her, well, the old assembly line of R6 is just 25 feet from you as you lie here on the slipway. That blew the charge. The entirety of Roman Catholicism, the devil, all of this sort of thing, that is all part of R6. Practically anything you think of, all modern theaters in actual fact are built with the exact symbols shown for them in R6. And in the thing, there are about four or five assignments of who did it. (00:08:18)

[L Ron Hubbard] : There are about four or five different things that might have done it. It's blamed on one of these things this time and another thing that time, and so on, so as to get people very confused as to what was the true cause of the entire thing. After they were packaged up, they were blown off into space and let them go to hell. These planets averaged 178 billion human beings per planet. 178 billion. (00:08:44)

[L Ron Hubbard] : There were 250 billion on this planet. The name of this planet was Tigiak, and this is known as the bomb place, and this is the evil place. This is the place where they all got smashed. You wonder today where you see large areas of where the alleged volcanic action has been. Those are R6 explosions, the remains of them. If you go down through many layers of civilizations, archaeologically, you come to green glass. Now, to get rid of the whole damn thing, it is only necessary to run Incident 1, really, in most cases, which runs out the whole track, because the fellow realizes he's mocking it up, and he knocks it off in that aspect. (00:09:25)

[L Ron Hubbard] : But Incident 2 has a volcanic explosion, which follows the actual explosion as its picture, and it's very tricked, very tricked up. And there are several explosions shown in sequence. So, actually, what happened was, is there's the real explosion, which is the guy's boxed up in a box, or he is walking around, or some of the loyal officers that were caught here and so on were chained on the top of buildings and so on. So when the bomb hit, why, they would be flicked off into the fantastic hundreds of mile an hour, thousands of mile an hour winds of a gross, complete atomic explosion all over the planet. (00:10:06)

[L Ron Hubbard] : And they were whirled in these terrific winds and so on. Everybody on the planet was killed. And about three days afterwards is actually when the implanters started operating. They had it all rigged to operate. And then, to make a long story short, you can easily get into one of the false explosions. There's the fairy queen, the fairy palace. So it's supposed to be a fairy palace, dive down to save somebody because there's been an explosion. So that's all phony. (00:10:45)

[L Ron Hubbard] : So there's false start after false start after false start for the incident. What it's really designed to do is to make the individual cease and desist from creation and to knock out overpopulation. This is one of the big ideas they have that if they just did all this, then they get rid of all overpopulation. The target of it is the second dynamic. So it is full of second dynamic suppressions. For instance, you find people who are totally obsessed with sex with children. (00:11:14)

[L Ron Hubbard] : Well, that is taught in our sex. They were nice guys. Anyway, make a long story short, there's even a motion picture studio in it. They even give the writers and so forth of the thing. They had several tricks that they used. They can make a full figure appear in the room, which looks totally solid and totally 3D to the person. They're just tricks, just nothing. We know so much more about the mind than the R6 or that there's no comparison. Now, the net result of all of this was to make a 75 million year vacuum, as far as this part of the universe is concerned. (00:11:58)

[L Ron Hubbard] : You wonder why, if there are saucers around, why don't they land on this planet? This planet traditionally, traditionally over the various zones and areas has an evil reputation. Mutineers and deserters and that sort of thing are often dumped on this planet. They often come here in refuge because they know nobody's going to come after them. This planet's the planet of the evil repute, and this sector of the universe has a very evil repute. Now, all the data which you have, that was 74 plus plus plus billion years ago, almost 75. And this catastrophe overcame this confederation, and it has made a very unsavory part of the universe, to say the least. (00:12:43)

[L Ron Hubbard] : About, well, relatively, almost modern times, 20 million years ago or something like that, somebody started up a body line on the planet. It's gradually worked through various areas of barbarism, and once more, R6 tailor-made it to be nothing but a caveman civilization. Sure, fixed up an area, they fixed up an implant that people are taught carefully that any man who tries to save the world must be killed. He must be mobbed and hanged. (00:13:14)

[L Ron Hubbard] : Any man who tries to save the world. So I, of course, shifted our valence over to a more optimum R6 valence. The whole population of the planet responds like a clock to R6 symbols. They respond to nothing else. They do not respond to reason, they only respond to R6 symbols. So you occupy the wrong symbol, and people begin to think of you as a person who is going to save the planet, then one and all are more or less under orders to slaughter you. Well, they booby-trapped it. (00:13:50)

[L Ron Hubbard] : They booby-trapped it very badly. The Roman Catholic Church, somewhere along the line, through watching the dramatizations of people, picked up some little fragments of R6. And they make it look like it's continued forward into present time. But the truth of the matter is that the loyal officers were not all killed. Xemu missed. And they were not all killed, not by a long way. Although the civilization was battered, it still had weapons, it still had transport, it still had some semblance of organization. And the loyal officers, who were at remote bases, who were airborne at the time, who somehow or another on other planets were not affected, suddenly turned around right after this great catastrophe. (00:14:36)

[L Ron Hubbard] : And the administrators and renegades, which Xemu had brought in, were not very effective. And a firefight ensued, which put the finishing touches on the Galactic Confederation. The towns that were left and so on were just battered into ruins, where you had the renegades that had been hired and so on, and the administrators that had been loyal to Xemu were still trying to hold out. Within a year, he was under arrest. And within six years, the lot had been wiped out. (00:15:16)

[L Ron Hubbard] : The loyal officer was triumphant, Xemu was put with several of his cohorts in the center of a mountain, which is still on one of these planets, and in a wire cage, which is charged with an eternal battery. He's not likely ever to get out. And the loyal officers looked around, and there wasn't anything left. And of course, nobody could manufacture this or that or the other thing, and what people there were left, they couldn't obtain any supplies, and they couldn't maintain the civilization. And what little was left that wasn't battered to pieces simply went by the boards and vanished from history. (00:15:55)

[L Ron Hubbard] : Wherever, then, anybody tries to do anything about this, he's apt to get a flashback. So you mustn't go around talking about being the people who are going to save the planet. You are the people the planet obeys. (00:16:13)

[SPEAKER_02] : You are the people who own the planet. You are not the people who are going to save the planet. And thereby, you will save it. (00:16:28)

(2025-10-25)