William Cooper の ET 虚構論(1999) : ET は来ていない。ET による abduction も cattle mutilation もない。

前置き

過去記事、

1999, William Cooper : ET は来ていない。ET による abduction も cattle mutilation もない。

を AI で整理した。 ET 「虚構論」というタイトルは（添付した文字起こしテキストから）AI が勝手につけたもので、私は示唆すらしていない。

コメント

この Blog における我々の主張を一行に要約すると以下になる。

• 虚構のみが人間を惹きつけ、夢中にさせる（⇒ 人間が夢中になって追い求めるものは、全て虚構だ）

これを UFO 現象に当てはめ、William Cooper の 「ET/UFO ‌‌虚構論‌‌ 」という部分だけに注目すれば、無数の UFO 研究者の中でただ一人、William Cooper だけが正鵠を射ていたと言える。

また、Norio Hayakawa が William Cooper のこの発言に注目し動画で取り上げたのも慧眼だった。

補足

上述の過去記事のコメントが今も通用する。

Bill Cooper がこの動画で語っている結論は

• ET は地球を訪れていない。
• ET による abduction はない。
• ET による cattle mutilation もない。

…というものだが、これは去年、私がようやく到達した結論を 23 年も先回りしている。abducton や cattle mutilation の発生機序に関する判断は大きく異なるが、それでも結論は同じ。

ref: http://news21c.blog.fc2.com/blog-entry-20055.html (2022-10-05)

目次

1. 前置き
2. コメント
   1. 補足
3. 要旨
4. ウィリアム・クーパーの宇宙人虚構論：1999年インタビューの要点
   1. 要旨
   2. 1. 核心的主張：宇宙人の完全否定
   3. 2. 「イルミナティ」による世界的欺瞞の構図
   4. 3. 各種現象の真相解明
   5. 4. 大衆心理と欺瞞の受容
5. 情報源
6. 文字起こし（話者識別）

要旨

AI

ウィリアム・クーパーの宇宙人虚構論

この音声記録の抜粋は、‌‌ウィリアム・クーパー‌‌が1999年に、‌‌地球外生命体の存在‌‌や‌‌誘拐‌‌、‌‌牛の死体切断‌‌といった現象に関する自らの信念を説明するものです。

彼は、かつて軍の情報機関に所属していた経験から宇宙人の存在を信じていましたが、その後の広範な調査によって、‌‌地球外生命体が存在するという証拠は皆無である‌‌と結論付けました。その代わり、彼はこれらの現象が、‌‌イルミナティ‌‌として知られる集団による‌‌世界統一政府を樹立するための策略‌‌であると主張しています。

クーパー氏によると、‌‌未確認飛行物体（UFO）‌‌は実在するものの、それは‌‌アメリカやソ連などが秘密裏に開発・運用している航空機‌‌であり、‌‌牛の切断‌‌は、‌‌原子力の低レベル放射線漏れを監視する極秘の検査プロジェクト‌‌の結果だとしています。

最後に彼は、‌‌宇宙人による誘拐の報告‌‌は、政府による‌‌高度なマインドコントロール作戦‌‌の成果であり、‌‌特許化された技術‌‌によって証明されていると述べています。

ウィリアム・クーパーの宇宙人虚構論：1999年インタビューの要点

AI

要旨

この文書は、作家ウィリアム・クーパー氏が1999年に行ったインタビューの要点をまとめたものである。クーパー氏は、エイリアン、エイリアン・アブダクション（宇宙人による誘拐）、キャトルミューティレーション（家畜の奇妙な切断死）といった現象は全て、現実には存在しない大規模な欺瞞であると断定している。同氏の主張によれば、この欺瞞の背後には「イルミナティ」として知られる世界的エリート集団が存在し、その最終目的は「地球外からの脅威」を捏造することで、全人類を一つの世界統一政府のもとに結束させることにある。

クーパー氏は、一般にUFOと呼ばれる飛行物体は実在するものの、それらは地球外生命体によるものではなく、米国や旧ソ連などの国家が極秘に開発・運用する人間製の先端技術であると指摘する。また、キャトルミューティレーションは政府による核施設からの低レベル放射能漏洩を監視するための秘密プロジェクトであり、エイリアン・アブダクションは、第二次世界大戦以前から開発され完成の域に達した、極めて高度なマインドコントロール技術の産物であると結論付けている。

詳細分析

1. 核心的主張：宇宙人の完全否定

ウィリアム・クーパー氏の議論の中心は、地球外生命体に関連するあらゆる現象の完全否定にある。

• 断定的な見解：クーパー氏はインタビュー冒頭で「エイリアンはいないし、エイリアン・アブダクションもない」と明確に述べている。同氏によれば、宇宙人が存在し地球を訪れたという証拠は「一片たりとも、どこにも存在しない」。
• 個人的見解の変化：かつて太平洋艦隊司令長官の諜報ブリーフィングチームに所属していた際、政府の文書に基づき宇宙人の実在を信じていた時期があった。しかし、長年の研究を経て、自らの政府への忠誠心と信頼が利用され、欺瞞に加担させられていたと結論付けた。

2. 「イルミナティ」による世界的欺瞞の構図

クーパー氏は、一連の現象が「イルミナティ」として知られる集団によって計画された、壮大な陰謀の一環であると主張する。

• 目的：世界統一政府の樹立：この集団の最終目標は、地球外からの脅威という共通の敵を捏造することによって、全人類を世界統一政府のもとに団結させ、国家間の戦争を永久に終わらせることである。
• 歴史的根拠とされる言説：
  • ジョン・デューイの発言（1917年）：クーパー氏は、カーネギー国際平和基金の資料で、1917年に日本の石井菊次郎子爵を招いた夕食会でのジョン・デューイのスピーチ記録を発見したと述べる。その中でデューイは「世界中の人々を一つの世界政府にまとめ、戦争を永久に終わらせる最善の方法は、我々が他の惑星の他の種族から攻撃されることだろう」と語ったという。
  • ロナルド・レーガン大統領の演説：レーガン政権時代、大統領は8回にわたり、デューイの発言とほぼ同じ趣旨のフレーズを演説に盛り込んだとクーパー氏は指摘している。

3. 各種現象の真相解明

クーパー氏は、超常現象とされる事象について、それぞれ具体的な「真相」を提示している。

UFOの正体：極秘の人間製技術

• 飛行物体の実在：空を飛ぶ謎の物体（UFO）は実在するが、それらは地球外のものではない。
• 所有・運用者：これらの機体は、米国、旧ソ連、そしておそらく英国やカナダといった国家によって所有・運用されている。
• 開発拠点に関する推測：最初の実用的な機体は、マンハッタン計画と同様の厳重な機密体制のもと、西カナダの荒野に建設された専用施設で製造された可能性が高いと推測している。この極秘技術が、「宇宙からの脅威」という概念を補強するために利用されている。

キャトルミューティレーション：政府の放射線監視プロジェクト

• 目的：核兵器組立工場や原子力発電所から漏洩する低レベル放射能を秘密裏に監視するためのプロジェクトである。
• 手法：放射性物質は牧草に降り注ぎ、それを食べた家畜の体内に蓄積される。政府はこれらの家畜から、放射性物質が集中しやすい特定の部位を採取して調査している。
• 採取部位と理由：

採取部位	理由
唇、舌、皮膚（6インチ四方）	消化器系を通過し、体内に蓄積する物質のサンプルとして。
直腸、結腸	同様に、消化器系での放射性物質の蓄積を調査するため。
雌牛の乳房	牛乳に含まれる低レベル放射線を検査し、子牛への影響を監視するため。

エイリアン・アブダクション：高度なマインドコントロール作戦

• 現象の本質：物理的な誘拐ではなく、非常に高度で巧妙なマインドコントロール作戦の成果である。
• 技術的背景：これらの技術は第二次世界大戦以前から研究が始まり、現在では完成されている。
• クーパー氏が挙げる証拠：
  • 特許技術の存在：脳波を読み取り、コンピュータで再結合して送り返すことで、実際には起きていない出来事を体験したかのように思い込ませる機械の特許が存在すると主張。特許庁が認可した以上、その技術は実在し機能すると述べている。
  • 政府による秘匿化：このような発明は、発見されると即座に政府に接収され、「国家安全保障」の名のもとに機密扱いとなり、一般には知られない。
  • 公式文書の存在：議会の諜報機関調査により、これらの計画の存在が明らかになっている。クーパー氏は具体例として「アーティチョーク作戦」「MKウルトラ計画」「MKナオミ計画」などを挙げ、公式文書によってその存在が証明可能だと述べている。

4. 大衆心理と欺瞞の受容

クーパー氏は、なぜこれほど多くの人々がこの欺瞞を受け入れているのかについて、心理的な側面から考察している。

• 信じたいという願望：人々がこれらの物語を信じるのは、「それが真実であってほしい」と願う心があるからだと分析している。
• 現象の犯罪性：もしアブダクションが真実なら、それは壁や屋根を通り抜けて人を誘拐し、本人の意思に反して手術や生殖器からのサンプル採取、思考の植え付けを行うという、紛れもない凶悪犯罪（誘拐、暴行、強姦）であると指摘。エイリアンが実行者だからといって、その犯罪性が許されるわけではないと強調する。
• 被害者意識への疑問：人々がなぜ自らが誘拐され、虐待されるという物語に満足感を見出すのか、その「病的な感覚」に理解しがたいものがあると述べている。この心理は、より深く考察されるべき問題だと示唆している。
• 最終的な結論：これらの現象とそれにまつわる物語は全て「くだらない戯言であり、嘘だ（It's all bullshit. It's a lie.）」と断じている。

情報源

動画(8:56)

"There are no aliens and no alien abductions", said William Cooper, author of BEHOLD A PALE HORSE

文字起こし（話者識別）

展開

（以下は

"There are no aliens and no alien abductions", said William Cooper, author of BEHOLD A PALE HORSE

と題された短い動画の文字起こしです。話者識別済み。）

[Norio Hayakawa] : There are no aliens, no alien abductions, and no alien cattle mutilations, said the late William Cooper in 1999, author of Behold a Pale Horse. Now let's listen to what he had to say in 1999. (00:00:21)

[SPEAKER_00] : What do you think about alien abductions?

[Willim Cooper] : I don't think there are any. At one time, I thought that there were, simply based upon documents that I'd seen while I was attached to the intelligence briefing team, the commander-in-chief of the Pacific Fleet. At that time, and even for many years afterwards, I did not believe that the government would use me in that way. I had devoted my whole life to government service. I had been in the Air Force, I was in the Navy, I was a river patrol boat captain in Vietnam, I had proved myself, I had combat ribbons with the V for the valor. (00:01:08)

[Willim Cooper] : There was no doubt of my loyalty to my country, and maybe that's why it was so easy to use me, because I wouldn't doubt that what I saw was real. But over the years, I've done a lot of research. What I've discovered is there's no proof existing anywhere that extraterrestrials are real, or that have ever visited this planet, or that they exist anywhere in the universe. There is not one shred of evidence anywhere. (00:01:36)

[Willim Cooper] : There is lots of evidence, tons of it in fact, that there are a group of people, collectively known as the Illuminati, who want us to believe in some extraterrestrial threat from space so that they can cause a world government, you know, bringing together all the people to resist that external threat. And the first time that I saw any reference to that, I was reading some papers from the Carnegie Endowment Fund, and there was a record of a speech, well it was a dinner for Viscount Ashii of the Japanese delegation, the Japanese imperial delegation, in 1917. And John Dewey was one of the speakers. (00:02:20)

[Willim Cooper] : And the first sentence out of his mouth, as I was reading this, almost fell out of my chair. Because this was in 1917. And he said, the best way to cause all people in the world to come together in one world government and end war forever would be if we were attacked by some other species from some other planet. And boy, that just clicked with me. And I knew that this is just another scam. This is the age of deception, there's no doubt about it. (00:02:50)

[Willim Cooper] : And then eight times during Reagan's administration, he inserted almost the exact same phrase into eight of his speeches. And it's a scam. That's what I can tell you. What they call UFOs, these crafts that fly around the sky, are real. But they're not piloted by some little green guy from some other planet. They're owned and operated by the United States of America for one, the Soviet Union for another, probably Great Britain, Canada. I think the first really operable ones were probably manufactured in Western Canada in the wilderness, in a place especially built to create those machines, like we created the Manhattan Project and the same kind of secrecy surrounded it. (00:03:43)

[Willim Cooper] : So the technology is real. It's been kept secret and it's been used to promote this concept that there's an alien threat to this Earth. The cow mutilations I've discovered in my research are nothing more than what's left after the does its secret tests on the low-level radiation leakage from its atomic weapons, assembly plants, and atomic power plants. It's a low-level radiation monitoring project. And if you look at what's missing in cattle, you'll see that it's just as clear as day. (00:04:17)

[Willim Cooper] : They take the lips, they take the tongue, they take a six-inch patch of skin, they pour out the the rectum, the colon area, where those kinds of things would collect it. They would pass through the digestive system. On female cows, they take the udder to check for low-level radiation in milk. This is being passed to the calves. And these are all grazing animals that graze on the grass where the radiation falls, when it falls from the air. And it's just an incredible deception. (00:04:56)

[Willim Cooper] : And I'm just amazed that people have fallen for it in the manner that they have, in the absence of any proof whatsoever. I mean, they cite hearsay as proof. Well, what about all of the alien abductions? They're not abductions. The results of a tremendously successful and very sophisticated mind-control operation, all of which has been in development... well, they started working on those kinds of things since before World War II. But they have perfected them. (00:05:29)

[Willim Cooper] : On my website, I have a patent of a machine that can read your brain waves, can recombine them in a computer and send them back to you and make you think things happened that never happened. I mean, you can't get a patent for something like that unless it really works. You have to prove it to the patent office. It works. The patent was issued. And this is just one of the things that snuck by them, that has... because when people invent things like this, they're sucked up by the government immediately. And then they're put behind the veil of national security and classified, and then nobody knows about them. (00:06:04)

[Willim Cooper] : But every once in a while, something sneaks by them. And when you do these searches in the patent office and trademark office and in the copyright office, you come up with some real gems once in a while. And that was one. Also, the congressional investigations into the intelligence community has revealed the existence of these programs. There's no secret about it. It's documented. Project Artichoke, Project MKUltra, MKNaomi. You know, I could go on and on all day long. (00:06:39)

[Willim Cooper] : And, you know, if you had the time in your movie, you could lay out all the documentation, which is official government documentation, and prove beyond any shadow of doubt that it's true. But that's what it is. It's not extraterrestrials coming down. The human body cannot pass through walls or roofs or through windows that are closed. You know, this is all the product of the imagination and people's willingness to believe something because they want it to be true. I don't know why they would want it to be true, you see, because if it were true, these are not friendly aliens. (00:07:22)

[Willim Cooper] : They're doing some terrible things to people. If I were to kidnap somebody, pass them up through the roof, take them somewhere, perform operations on them, and take samples of semen and ova from their reproductive organs, and plant thoughts in their mind, and all this kind of stuff, and then bring them back, guess where I'd be right now? In prison. That's kidnapping. It's criminal. It's a terrible thing. So there's a morbid sense about all this, too, is that people want to be hurt for some reason. (00:07:58)

[Willim Cooper] : I don't understand that. But that certainly is something that somebody needs to look at. Why do people feel that this needs to be real? What in them says, I want to be abducted, and abused, and kidnapped, and raped, and all this stuff against my will? Because they seem to take some kind of satisfaction that this is happening. And nobody's talking about the fact that this is a terrible thing to happen. If I were to do that to you, you wouldn't be too happy, would you? (00:08:32)

[Willim Cooper] : But somehow it's okay if an alien does it? I don't think so. It's all bullshit. It's a lie. So where do you feel the hope for America lies? (00:08:43)

[Norio Hayakawa] : Oh, this is where you could... This is Norio Haikawa in Albuquerque, New Mexico, USA. (00:08:54)

(2025-10-13)